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アニメの「覇権」を争うふたりの監督を描きつつ、アニメ業界の裏側に迫っていくドラマ映画。辻村深月の同名小説が原作で、リアルタイムでアニメを追っている人が楽しめるよう、細かいアニメネタが点在している。
天才監督・王子千晴(中村倫也)に憧れる斎藤瞳(吉岡里帆)は、国立大学出身にも関わらず、アニメ業界に飛びこんでいく。それから7年後。ようやく監督に抜擢された瞳だったが、その裏では王子の監督作品が進行していた。同じ時間帯での放送となった両者のアニメは、「覇権」を争うことになる。
しかし、プレッシャーに耐え切れなくなった王子が逃走。プロデューサーの有科(尾野真千子)は、上司に頭を下げ、王子の帰りを待ち続ける。
一方、瞳はやり手プロデューサーの行城(柄本佑)にこき使われていた。無名監督だから仕方がないと自分を納得させる瞳は、王子の作品にも負けないアニメを作り出していく。そんなとき、ようやく王子が姿をあらわし、瞳と公衆の面前で対談することになるのだった。
■出演:吉岡里帆 中村倫也 工藤阿須加 小野花梨 高野麻里佳 六角精児 柄本 佑 尾野真千子
■原作:辻村深月「ハケンアニメ!」(マガジンハウス刊)
■監督:吉野耕平
■脚本:政池洋佑
■音楽:池頼広
■主題歌:ジェニーハイ 「エクレール」(unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN)
■制作プロダクション:東映東京撮影所
■配給:東映
新人のアニメ監督。『サウンドバック 奏の石』を生み出す。女性であるがゆえ、周囲から軽く見られてしまう。出演声優ともうまくいかず、過剰な演技指導で泣かせてしまうこともあった。子ども時代はアニメを観てこなかったが、王子のアニメに心を動かされ、アニメ業界に入った。
天才アニメ監督。過去に手掛けたアニメが大ヒットし、伝説的な存在になった。しかし、その後はヒット作を作っておらず、『運命戦線リデルライト』が復帰作となる。アニメに対しての熱意は本物で、全力で作品と向きあっていく。
『運命戦線リデルライト』のプロデューサー。失踪した王子を探しており、上司や仕事仲間に頭を下げ続けていた。普段から王子に振り回されている。王子が戻ってきたときには、彼の顔を全力で殴った。行城とも面識があるが、苦手意識を抱いている。
『サウンドバック 奏の石』のプロデューサー。売り上げを気にしており、瞳のアニメを多くの人の目に触れさせようとする。人の名前を覚えない癖があり、仕事仲間の名前すらわからなくなる。周囲からは距離を置かれているが、実力は本物。
アニメーター。両監督の作品に関わっている。デート中に行城から呼び出され、仕事を押し付けられた。
秩父の観光課で働く男。聖地として秩父を盛り上げるため、並澤の力を借りる。
『サウンドバック 奏の石』に出演する売れっ子声優。思いどおりに演技ができず、泣いてしまう。
『サウンドバック 奏の石』の宣伝プロデューサー。行城と衝突することが多い。
近年では、アニメ業界の過酷な労働環境が話題になることもあります。今作でもアニメを作ること、監督になることのプレッシャーが描かれ、過酷な現場の雰囲気も再現されました。
しかし、アニメ業界も暗い面ばかりではありません。自分の中にある物語を表現する喜び、チームが一丸となってアニメ制作に熱中する姿など、現場ならではの熱い戦いも描かれます。
アニメが好きな人はもちろんのこと、アニメに触れてこなかった人でも楽しめる、お仕事映画です。
今作は『運命戦線リデルライト』と『サウンドバック 奏の石』の、ふたつのアニメが制作される過程が描かれます。どちらもゴールデンタイムに放送され、「期待されているアニメ」という設定です。
劇中劇ではありますが、このふたつのアニメはProduction I.Gによって、実際に制作されました。クオリティもテレビアニメ以上で、人気声優によるアフレコもおこなわれています。
実写のシーンがほとんどの作品ですが、アニメ好きの観客をも驚かせるアニメーションが盛りだくさんです。
今作には、実際にアニメ業界で活躍する声優たちがカメオ出演しています。梶裕貴や高橋李依などが、劇中劇に出演しており、実写のアフレコシーンにも登場しました。
また、『うまよん』などに出演した高野麻里佳が、『運命戦線リデルライト』で主演を務める声優・群野役に抜擢されています。劇中では本業声優だからこそ表現できる、葛藤や悔しさをにじませた演技を披露しました。
このように、今作はアニメ好きならピンとくるカメオ出演や、小ネタが多く使われている作品です。
見えているものが真実とは限らない。20億円と愛と誇りをかけて、ザ・ラストコンゲームグランドフィナーレバトルロワイヤル、開幕!テレビドラマや2本の映画シリーズなど、連続してヒットを生んできた『コンフィデンスマン』シリーズ。映画3本目となる今作も、キャスト・スタッフともに豪華メンバーが続投。脚本は『リーガル・ハイ』などで知られる古沢良太が務める。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、3人組のコンフィデンスマン=信用詐欺師。しかし、この2年間は詐欺行為に手を染めていなかった。その理由は、3人の恩師である「三代目ツチノコ」(角野卓造)が亡くなったことだった。昭和初期より強きをくじき、弱きを助けてきた義賊「ツチノコ」。3人は彼のもとで詐欺の手腕を磨き、ともに行動するようになったのだ。警察の包囲網も迫っている。三代目ツチノコのもとで学んでいた時間を思い出し、3人はマルタでの腕比べに挑む。ダー子は、20億円の彫像のために。ボクちゃんは、ダー子に詐欺師を引退させるために。リチャードは、詐欺師の誇りと引退をかけて。最後に笑うのは誰か? 天才詐欺師たちによる、どんでん返しの騙しあいバトルが始まる!
『孤独のグルメ』や『サ道』などのヒット作で知られる、テレビ東京系の深夜ドラマ枠。『きのう何食べた?』もそんな作品のひとつである。2019年4月期に放送され、Twitterの世界トレンド1位になるなど話題になった。今回、満を持して『劇場版「きのう何食べた?」』が制作され、監督・中江和仁、脚本・安達奈緒子、主演・西島秀俊と内野聖陽、とテレビドラマのスタッフとキャストが再集結した。ゲイのカップル・筧史朗(西島秀俊)と矢吹賢二(内野聖陽)は、2LDKのマンションでふたり暮らし。史朗は誕生日のプレゼントとして、賢二を京都旅行に誘う。史朗の完璧なエスコートに幸せを感じていたが、この旅行を境にふたりの間にズレが生まれていく…。そんななか、史朗は節約仲間の近所の主婦・富永佳代子(田中美佐子)から、孫ができるという話を聞く。うれしそうに話す佳代子に対し、居合わせたゲイの井上航(磯村勇斗)は反発するが、航は恋人の小日向大策(山本耕史)にいさめられる…。
空前絶後の大ヒットを記録した『君の名は。』から3年。世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠の最新作がいよいよ公開!東京にやってきた家出少年と不思議な能力を持つ少女。ふたりが運命に左右されながらも自らの生き方を“選択”していく、美しくも儚いラブストーリーに全世界が圧倒される! 離島に住む男子高校生・帆高は、ある思いを抱いて家出同然で上京してきた。しかし、すぐに生活は苦しくなり…孤独の果てに見つけたのは、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。なかなか思うようにいかない…帆高の心を表すかのように降り注ぐ雨。そんな憂鬱な日々が続くある日、帆高はひとりの少女と出会う。とても明るい性格で、弟と暮らしているという陽菜。彼女には、ある特殊な能力が備わっていたのだった…! 帆高と陽菜、ふたりだけが知る、“世界の秘密”についての物語がいま、幕を開ける。
『ヤクザと家族 The Family』は、2021年1月29日に公開された日本の映画作品。第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『新聞記者』で知られる、藤井道人が監督を務める。主演は、人気も実力も兼ね備えた俳優・綾野剛。ほかにも舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、寺島しのぶといった豪華な俳優陣が出演する。1999年――。19歳の山本賢治(綾野剛)は真っ白な上下の服に派手な金髪で、チンピラとして地元で暴れまわっていた。バブル崩壊後、証券マンだった父親を覚せい剤によって亡くした山本。自暴自棄になっていた彼が出会ったのは、暴力団「柴咲組」の組長・柴咲博(舘ひろし)だった。柴咲の人間性に魅了され、柴咲と父子の盃を交わした山本。2005年となり、山本は黒髪にスーツ姿で身を固め、昔からの悪友・細野(市原隼人)と大原(二ノ宮隆太郎)とともにヤクザの世界で名を上げていく。敵対する「侠葉会」との抗争が激化していくなか、山本は「侠葉会」の幹部を殺害した罪を自ら被り、服役することとなる。そこから14年後――。2019年となり刑期を終え出所した山本は、世間の変わりように衝撃を受けていた。この激変した世界で、山本は自分の人生にケジメをつける。
数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉(まつり)。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人(かずと)と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく……。
お前ら全員ぶっ殺(さら)う!実際の事件をベースにしたバイオレンスムービー 映画初主演の間宮祥太朗が、金髪オールバックにタトゥー姿でやくざを演じ、新境地を開拓。新鋭・小林勇貴監督と、『冷たい熱帯魚』の製作陣が、物語を衝撃的に描き出す。 家族想いのタカノリは、情緒不安定な組長の父・テツジとヒステリックな母・ナオミを借金苦から救うため、兄・サトシとともに近所の資産家一家の現金強奪を実行する。しかし、彼はお粗末な強盗の末に資産家の息子を殺害し、事態はエスカレートしていく。
不思議な雰囲気漂う京都を舞台に、先輩と黒髪の乙女の長い一夜を描く、長編アニメ。原作小説では1年のストーリーだったが、今作ではたった一夜に、すべてのストーリーがまとめられた。主人公の先輩役を演じたのは、歌手としても活躍する星野源。ヒロインには、人気声優の花澤香菜が起用されている。大学生の先輩(星野源)は、後輩の黒髪の乙女(花澤香菜)に恋をしていた。しかし、奥手な先輩に告白なんてできるわけもなく、1年が過ぎていく。先輩は「なるべく彼女の目にとまる作戦」、通称「ナカメ作戦」を実行していたが、特に効果は得られなかった。ある日、ふたりはOBの結婚式に参加する。もちろん先輩は、どうにか黒髪の乙女とお近づきになろうとするが、彼女はひとり京都の町へと消えていった。町を歩いていた黒髪の乙女は、立ち寄ったバーで「偽電気ブラン」と呼ばれる酒のことを聞く。どうしても飲んでみたくなり、「偽電気ブラン」を持っている李白(麦人)に会うため、ふたたび京都の町へと繰り出すのだった。
「君に生きるのを手伝って欲しい」。 心に傷を負った少年がひとりの少女を通して自分の過去を乗り越え、人との絆を結んでいく物語。 日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞や日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞を受賞した話題作。 ガキ大将で粗暴な性格の小学生・石田将也は、先天性聴覚障害を持つ同じクラスの転校生・石宮硝子を耳が聞こえないことを理由にいじめていた。 やがて硝子はいじめが原因で転校してしまう。そして将也は、硝子をいじめたことが原因でクラスから孤立してしまい、更にはいじめのターゲットになってしまう。 時は経ち高校性になった石田は、小学校の時にいじめられていたことがトラウマで人間不信になり、孤立した高校生活を送っていた。 硝子への罪の意識が消えることのない石田は、とある手話サークルで硝子と再会。硝子に謝罪をするつもりが、「友達になってください」と伝えてしまう。 小学校の頃にわだかまりを残したふたりだったが高校生になり、当時の友達や現在の友達、家族を巻き込んで、再び接近するが…。
ビートたけしの半生を綴った自伝小説『浅草キッド』の映画化作品。お笑い芸人でもある劇団ひとりが監督を務め、『HOKUSAI』に出演した柳楽優弥がビートたけしを演じた。ビートたけし本人のくせや話し方を完全に自分のものにした、柳楽優弥の演技に注目したい。大学を中退し、今までの人生を切ったタケシ(柳楽優弥)は、芸人を目指して浅草で働きはじめる。なんの芸も持たないタケシだったが、エレベーターボーイとして働いていた浅草フランス座で、深見千三郎(大泉洋)と出会う。深見は浅草の人々から「師匠」と呼ばれ、弟子たちにも愛されている芸人だった。そんな深見の人柄に惹かれたタケシは、すぐに弟子入りを志願し、エレベーターの中でタップダンスを教えてもらう。仕事の合間にタップを練習していたタケシは、ついに深見にも認められ、コメディアンとして舞台に立つ。しかし、テレビ番組の台頭により、フランス座の客はどんどん少なくなっていった。タケシも漫才師としてテレビに出ようと考えるが、師匠の深見は大のテレビ嫌いで、タケシは破門されてしまう。