世界最高峰の野球リーグ、アメリカメジャーリーグでプレーした日本人選手はこれまで何人いるかご存知ですか? 日本人初のメジャーリーガー誕生から50年以上、これまで数多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦してきました。 今回は、1964年~2002年にかけてメジャーリーグに移籍した日本人選手をご紹介していきます。
日本人メジャーリーガー(1990年代以前)
歴代日本人メジャーリーガーをデビュー順にご紹介します。
()内はメジャーデビューした年です。
村上雅則(1964年メジャーデビュー)
サンフランシスコ・ジャイアンツ(1964年~65年)
日本人初のメジャーリーガー。
南海ホークス在籍中の1964年にサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下の1Aへ派遣されます。
同年8月31日にメジャー昇格、9月1日にメジャーデビューを果たしました。
9月29日には日本人初の勝利投手になりました。
メジャー通算成績:54試合5勝1敗9セーブ
日本人メジャーリーガー(1990年代)
マック鈴木(1994年)
シアトル・マリナーズ(1994年~99年)-ニューヨーク・メッツ(1999年)-カンザスシティ・ロイヤルズ(1999年~2001年)-ミルウォーキー・ブルワーズ(2001年)-コロラド・ロッキーズ(2001年)-カンザスシティ・ロイヤルズ(2002年)
村上雅則以来30年ぶりの日本人メジャーリーガー。
日本のプロ野球を経ずにメジャー挑戦した初の日本人。
メジャー通算成績:117試合16勝31敗
野茂英雄(1995年)
ロサンゼルス・ドジャーズ(1995年~98年)-ニューヨーク・メッツ(1998年)-ミルウォーキー・ブルワーズ(1999年)-デトロイト・タイガーズ(2000年)-ボストン・レッドソックス(2001年)-ロサンゼルス・ドジャース(2002年~04年)-タンパベイ・デビルレイズ(2005年)-カンザスシティ・ロイヤルズ(2008年)
野茂のメジャー移籍を皮切りに、多くの日本人がメジャー挑戦をするようになったことから
「日本人メジャーリーガーのパイオニア」
と呼ばれています。
日本人初のメジャーでノーヒットノーランを達成(2回)。
メジャー通算成績:323試合123勝109敗
柏田貴史(1997年)
ニューヨーク・メッツ(1997年)
セリーグ出身選手では初のメジャーリーガー。
読売ジャイアンツ在籍中の1997年2月にニューヨーク・メッツに野球留学。
同年5月1日にメジャーデビューを果たします。
主に中継ぎとしてメジャー1年間で3勝をマークしました。
メジャー通算成績:35試合3勝1敗
長谷川滋利(1997年)
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(1997年~2001年)-シアトル・マリナーズ(2002年~05年)。
1991年にオリックスで新人王に輝いた経歴を持つ右腕。
日本人で初めて金銭トレードでメジャー移籍をしました。
エンゼルスでは主に先発を、マリナーズでは中継ぎとして活躍しました。
メジャー通算成績:517試合45勝43敗33セーブ61ホールド
伊良部秀輝(1997年)
ニューヨーク・ヤンキース(1997年~1999年)-モントリオール・エクスポズ(2000年~01年)-テキサス・レンジャーズ(2002年)
日本のロッテ時代に当時日本人最速158キロを記録した剛腕投手。
名門ヤンキースでプレーした初めての日本人。
メジャー通算成績:126試合34勝35敗16セーブ2ホールド
木田優夫(1998年)
デトロイト・タイガーズ(1998年~2000年)-ロサンゼルス・ドジャース(2003年~04年)-シアトル・マリナーズ(2004年~05年)
日本時代には主に先発でしたが、メジャーでは中継ぎとして起用されました。
タイガース退団後一度日本球界に復帰しますが再びメジャー移籍をしました。
メジャー通算成績:65試合1勝1敗1セーブ4ホールド
大家友和(1999年)
ボストン・レッドソックス(1999年~2001年)-ワシントン・ナショナルズ(2001年~05年)-ミルウォーキー・ブルワーズ(2005年~06年)-トロント・ブルージェイズ(2007年)-クリーブランド・インディアンズ(2009年)
日本の横浜ベイスターズ時代には1勝しか挙げられませんでした。
しかしメジャー移籍後に才能が開花し通算51勝をマーク。
メジャー通算成績:202試合51勝68敗1ホールド
吉井理人(1998年)
ニューヨーク・メッツ(1998年~99年)-コロラド・ロッキーズ(2000年)-モントリオール・エクスポズ(2001年~2002年)
日本人初のFA権行使によってメジャー移籍を果たした選手。
国内球団からのオファーを断ってのメジャー移籍となりました。
メジャー通算成績:162試合32勝47敗1ホールド
日本人メジャーリーガー(2000年~2008年)
佐々木主浩(2000年)
シアトル・マリナーズ(2000年~2003年)
日本の横浜ベイスターズ時代に「ハマの大魔神」と呼ばれた抑え投手。
メジャーでも抑えとして活躍して日本人初の胴上げ投手となりました。
メジャー通算成績:228試合7勝16敗129セーブ
新庄剛志(2001年)
ニューヨーク・メッツ(2001年)-サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002年)-ニューヨーク・メッツ(2003年)
日本人野手として初のメジャーリーガーで、メジャー公式戦で4番を務めた初めての日本人。
また、日本人として初めてワールドシリーズに出場しました。
メジャー通算成績:303試合215安打20本塁打・打率.245
鈴木一朗(登録名「イチロー」・2001年)
シアトル・マリナーズ(2001年~2012年)-ニューヨーク・ヤンキース(2012年~14年)-マイアミ・マーリンズ(2015年~)
メジャー歴代シーズン最多安打記録を持ち、メジャー通算3000本安打を達成した安打製造機。
2017年現在、メジャー最年長野手。
メジャー通算成績(2001年~2016年):2500試合3030安打114本塁打・打率.313
石井一久(2002年)
ロサンゼルス・ドジャース(2002年~05年)-ニューヨーク・メッツ(2005年)
入札制度によってメジャー移籍を果たしました。
初年度は、オープン戦は絶不調ながらシーズンが始まると先発の軸として活躍。
その後も安定した活躍を見せるも、膝の怪我でマイナー降格するなど苦しいシーズンを送りました。
メジャー通算成績:105試合39勝34敗
小宮山悟(2002年)
ニューヨーク・メッツ(2002年)
魔球「シェイク」を武器に活躍した右腕。
メッツ時代、日本のロッテ時代共にボビー・バレンタイン監督の下でプレーしました。
メジャー通算成績:25試合0勝3敗
田口壮(2002年)
セントルイス・カーディナルス(2002年~07年)-フィラデルフィア・フィリーズ(2008年)-シカゴ・カブス(2009年)
代走や守備固めなどスーパーサブとして活躍し、打撃でも勝負強さを発揮した選手。
ワールドシリーズ制覇の瞬間をグラウンド上で迎えた初めての日本人。
メジャー通算成績:672試合382安打19本塁打・打率.279
野村貴仁(2002年)
ミルウォーキー・ブルワーズ(2002年)
昨年起きた清原和博氏に関する事件で一躍時の人となりました。
実は1年だけですがメジャーでプレーしています。
主に中継ぎでの起用でしたが、思うような成績を残せませんでした。
メジャー通算成績:21試合0勝0敗2ホールド
参考元
- ・参照リンク:The Official Site of Major League Baseball | MLB.com
- ・メジャーリーグ人名事典出野哲也
- ・メジャーリーグ・スーパースター名鑑藤沢文洋
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
合わせて読みたい