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2020/11/18
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将棋って、こんなに面白い! 将棋がテーマの作品5選

聖の青春(映画・松山ケンイチ主演)が今すぐ観れる

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何かとニュースをにぎわせることも多い「将棋」。でも実はどんなルールなのか、どんな部分に魅力があるのかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか? 今回はそんな将棋がきっと好きになる、将棋をテーマにした作品を紹介していただきました!

目次
この記事のレコメンダー
中倉彰子 女流棋士
中倉彰子 女流棋士

6歳の頃に父に将棋を教わり始める。1991年1992年女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。 NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会、将棋イベントなどにも出演。 私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを7年間執筆。 2015年10月株式会社いつつを設立(https://www.i-tsu-tsu.co.jp)。将棋グッズの制作・子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で子育てに関する講演活動なども行う。2020年から将棋教室オンライン校設立(https://online.i-tsu-tsu.co.jp/) 著書 ・動画付きの将棋入門ドリル『はじめての将棋手引帖5巻シリーズ』 ・将棋界初の絵本『しょうぎのくにのだいぼうけん』(講談社) ・『しょうぎのくにであそぼう』(講談社) ・『脳がぐんぐん成長する将棋パズル』(総合法令出版) ・『はじめての将棋ナビ』(講談社)

『聖の青春』

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聖の青春』は、将棋界の頂点であるA級に所属しながら、わずか29歳という若さでこの世を去ったプロ棋士村山聖さんの生涯を描いた、いわば伝記のようなストーリーです。

この映画を見ると、いかに村山さんの将棋が「怪童」と呼ばれるにふさわしい強い棋士だったか、常に死と隣り合わせの病との闘いがどれほど壮絶だったか、ひしひしと伝わってきます。

村山先生を1度お見かけしたことがあります。将棋会館の「桂の間」という控室で、横になって休まれている後ろ姿でした。

その部屋に入ろうとした私は、休まれている先生の邪魔をしてはいけないと、すぐに立ち去りました。病気と戦い身体を休ませながら対局をされていたことがわかります。

将棋界には師弟制度があり、その在り方は様々なのですが、村山さんの師匠になる森信雄七段との関わりもこの映画では重要です。

村山さんの昇段パーティーなのに本人が遅刻しているのでその間の時間をスピーチでつないだり、酔って傍若無人になっているところを介抱したり、世話をしながらも温かく見守る師匠の姿師弟の強い絆が印象的です。

病気ではなかったら将棋に出会うことがなかった」。自分の人生が短いことを焦りながらも、将棋に出会えたことへ感謝し、ひたむきに将棋に取り組む姿が胸を打たれます。

『泣き虫しょったんの奇跡』

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将棋のプロ棋士になるには、「奨励会」というプロ棋士の養成機関に入会し、原則26歳までに「四段」にならないといけません。年に4人しかプロになることができない狭き門です。

瀬川晶司さんは、奨励会で三段まで上りつめながら年齢制限のためその時はプロ棋士にはなれませんでした。

大学を経てサラリーマンになり、アマチュア強豪として活躍。周りからの応援もあり、これまでの規定に存在しないプロ編入試験を実現し合格、晴れてプロになるという半生が描かれています

将棋界で、奨励会卒業以外のルートでプロ棋士になる、ということがまったく想像できない時代でした。

もちろん将棋が強かったこともありますが、奨励会を退会してからも将棋が好きな気持ちを持ち続けていたこと、また、周りから好かれる人柄だったことが、この「奇跡」を起こした要因ではなかったかと想像できます。

プロ編入試験は、当時ニュースでも取り上げられ話題になりました。

将棋の勝負の厳しさは描かれていますが、大好きなことにひたむきに取り組むことの素晴らしさを伝える内容で、ぜひ将棋教室の子どもたちにも見せたいなと思った作品です。

『3月のライオン』

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数ある将棋漫画の中でも、特に女性ファンの心を掴んだ1冊と言えるのではないでしょうか。

これまで、「将棋は男性が楽しむもの」というイメージが強かった中で、この作品をきっかけに将棋を始めた女性、将棋に興味を満ち始めた女性がいっぱいいることかと思います。

私も地元の府中で「レディース教室」も開いていますが、女性で将棋を趣味にされている方のきっかけで『3月のライオン』をあげる方は多いです。

15歳でプロ棋士になった主人公の桐山零が、様々な棋士や家族との出会いを通じて紡ぎ出される物語。将棋のプロ棋士という職業なので、将棋の面白さや奥深さ、勝負の厳しさや孤独さなども描かれています

我が家にもマンガの単行本がすべて並んでいます! その実写映画である本作品。とにかくキャストが豪華です。

神木隆之介さんに有村架純さん、佐々木蔵之介さん、加瀬亮さん、倉科カナさん、豊川悦司さん、染谷将太さんなどなど。大ヒット曲「パプリカ」で活躍の新津ちせさんのモモちゃん役も可愛いです。

そして、俳優の方々もさることながら、実はこの作品は将棋棋士や将棋関係もすごいメンバーです。

冒頭シーンから、立会人に久保利明九段が出演しているほか、「え。この先生も、この先生も!」と将棋ファンの方であれば楽しめること間違いなしです。

前半・後半の二部作の大作。特にラストシーンの対局場は、とても風情のある壮大なロケーションで、今でもそのシーンを思い出します。

『りゅうおうのおしごと!』

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「りゅうおう」というのは、将棋の駒の一つ「飛車」が変身すると「竜王」という駒になります(読み方は一般的にりゅう)。将棋の駒の中で「馬」と並ぶ最強の駒になります。

また将棋界には八つのタイトルがあるのですが、その一つに「竜王」があります。竜王戦は「将棋界最高の棋戦」として銘打たれ、賞金額が高いのが特色です。

そんな夢のタイトル「竜王」を、アニメでは登場人物の九頭竜八一が保持しています。

「りゅうおうのおしごと」は、とても可愛いくキュートな登場人物たち、可愛い声の声優さんたちで作られていて、将棋の持つ渋いイメージがきっと180度変わるのではないでしょうか。

最初に観た時は、本当に将棋の内容を扱っているのかな、と驚きました。16歳で「竜王」となった九頭竜八一に、小学生三年生の雛鶴あいが弟子入りするというびっくり仰天する想定でスタートします。

雛鶴あいが才能あふれる女の子で、研修会試験やライバルの登場など試練を乗り越えながら、棋力をあげていく様子は観ていて楽しいです。

アニメだからと言って、内容が将棋界とかけ離れているかというと、そこはプロ棋士の監修がついているので、対局シーンやタイトル戦、また「マイナビ女子オープン」といった実際に存在する大会進行などリアリティがあります。

また実際に使われている局面も、プロ棋士の野月浩貴八段が、そのシーンに合わせて作っているそうです。

あいの緻密で深い読みに八一が感心した場面では、平成26年に行われた第72期名人戦第1局森内俊之名人(当時)vs羽生善治三冠(当時)の一局から棋譜を使用されているとのこと。

まずは気軽にアニメで将棋や将棋界を知ってみたいな、という方におすすめです。

『とらばいゆ』

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最後は自分と縁がある作品を紹介。私には妹がいて、同じ将棋の女流棋士をしています(中倉宏美二段)。

この映画は、女流棋士姉妹が主役の映画です。後に映画『NANA』というヒット作品を生み出す大谷健太郎監督から当時お手紙をいただき取材を受けました。

私達姉妹の実話ということではありませんが、将棋界のことや将棋を覚えたきっかけ、姉妹で将棋をしてきたこと、女流棋士としての想いなど質問を受けて答えさせていただきました。

この作品ができた時は、とても気が強い女流棋士姉妹像になっていたので(例えば、対局の日、夫が夕食にお弁当を準備して待ってくれているのに、「負けると思っていたんでしょ」とお弁当をなげつけてしまうシーンなどがあります。実話ではありません。念の為)女流棋士は気が強い」と世間様に思われたら、他の女流棋士に悪いと本気で心配をしていました

後半は、B級リーグ戦の残留をかけて姉妹で対局をします。キラキラと輝くタイトル戦ではなく、残留争いのようなどちらかというと誰も注目をされないような一戦に、でも本人達は一生懸命戦っていて、家族や友達なども巻き込んでいく、というストーリーになっています。

瀬戸朝香さんと市川実日子さんが姉妹役で出演されています。お二人ともこの時期は、マイ駒を持ち、普段から練習されていたと伺いました。

将棋の駒を動かす手つきは、一朝一夕には身につかないものですが、実際に撮影のときも、違和感のない手つきや仕草で、「あー役者さんってすごいんだな」と改めて驚きました。

私も「記録係」として少し出演させていただきました。

まとめ

藤井聡太さんの活躍で将棋がニュースに取り上げられることが多くなりました。

将棋は難しい、というイメージを持たれてしまいますが、まずは映画やアニメで気軽に将棋の世界を知ってもらえると嬉しいです。そこで興味を持ってみたらぜひ挑戦してみてください。

実際に将棋を指してみると、また違った角度から映画やアニメが楽しめるかもしれません。私も日々子ども将棋教室や女性教室で教えています。自分なりにできる将棋普及を進めていきたいなと思っています。

今後も、最強将棋開発者と若手棋士との対局を描いた『AWAKE』(12/25 放映予定)があります。

将棋関連映画やアニメに多くの方が興味をもち、将棋を気軽に知ってもらうきっかけになったら嬉しいです。

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