海外ドラマ『ウォーキング・デッド』は、終末を迎えた世界での生き残りをかけたサバイバルドラマです。日本でも、放送当初から話題になり、多くのファンを獲得している。ここでは究極の人間ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン2の見どころを紹介します。
『ウォーキング・デッド シーズン2』の見どころ
『ウォーキング・デッド』といえば、いつどこで誰が死ぬのか、または誰が加わるのかというのが見どころのひとつである。
やはり戦闘能力が高いほど、生き残る確立もあがるというもの。
しかし、たとえひとりになっても、この世界で生き抜くという覚悟があるかないかで変わってくる。
また、仲間同士のいさかいがあったり、恨まれたりした場合、単に自分を守るために誰かを犠牲にするというのは、この世界では当たり前に見る光景だ。
始まったばかりの新しい世界で、少しずつ仲間としての絆が深まっていく。
それが『ウォーキング・デッド』の一番の魅力ではないだろうか。
しかし、ただ守ることが義務だと深く考え過ぎて、自分が潰されてしまう場合がある。
この先々のリックがいい例である。
彼は、リーダーという立場上、仲間を守る義務がある。
もともと保安官だっただけに、責任感も強い。
だが、仲間を守るためには、まず最初に自分をリーダーとして信頼してもらわなければならない。
ただ、これは人数が多くなるほど、困難な作業でもある。
リックがリーダーシップを発揮しても、不満は少なからず発生する。
それをどう解決していくのか、それも『ウォーキング・デッド』の面白さでもあるのだ。
究極の人間ドラマにハマる!
ゾンビ映画というと、かなり昔からあるジャンルだが、本作は究極の人間ドラマがメインテーマとなっている。
ゾンビ映画は苦手、という方もいるだろうが、この作品においてゾンビはあくまでもサブテーマである。
生き残った人間同士が戦い、喰うか喰われるかのパニック映画なのだ。
みんなで協力すれば世界を取り戻せるかもしれない、なんてそんな甘っちょろい考えは、この世界には存在しない。
仲間以外みんな敵になってしまうのである。
しかも、敵と戦うということはどちらかの死を意味する。
そうなると生存者がどんどん減ってしまい、元の世界に戻る希望も薄くなる。
自分たちが生きるために、誰かのものを奪う。
奪われたら、また奪い返す、というイタチゴッコのような展開だが、それがクセになってしまうのだ。
また、シーズンを追うごとに、敵の規模が拡大していく。
それを少ない人数でどう勝ち残っていくのか、はたして勝ったあとに何が残るのか。
そんな究極の人間ドラマが『ウォーキング・デッド』にハマる理由のひとつではないだろうか。
新たに加わったメンバー
ハーシェル・グリーン
ハーシェル・グリーンは獣医であり農場の経営者である。
のちに、リックの良き理解者となる。
保守的であり、当初はよそ者を敷地内に受け入れることは拒んでいた。
また、崩壊した世界を受け入れられない節もあり、ウォーカーは病気だから治療すれば治ると信じている。
マギー・グリーン
マギー・グリーンは、ハーシェルの長女で、正義感も意志が強いが、気も強い。
何事もハッキリさせないと気がすまない性格。
父親と妹を大切にし、面倒もよくみている。
長女らしいといえばそうだが、精神的な弱さを見せないようにする努力も健気である。
ベス・グリーン
ベス・グリーンは、この世界になってから精神的ダメージが大きく、生きる気力を失っている。
母が犠牲になったことも理由だが、何より現実から目を逸らしていることが大きい。
自殺未遂を起こしたが、結果生きることを選ぶ。
ミショーン
ミショーンの登場場面は強烈である。
彼女は深くフードを被り、両手とアゴを切り落としたウォーカーを2体、鎖につないで引き連れていたところ、仲間とはぐれてしまったアンドレアと出会った。
その後、二人で様々な困難を乗り越えながら生きてきたが、あるグループと出会ったのをきっかけに、リックたちと知り合う。
連れているウォーカーは、もともとは誰だったのか明かされていない。
仲間を探してたどり着いた先には
CDCからフォートベニング基地に向かう途中、ウォーカーの大群に襲われ、キャロルの娘ソフィアが行方不明になってしまうのだ。
また、森に探しに入ったカールも、間違えて撃たれてしまったりと、シーズン2は冒頭から、子供たちが犠牲になってしまうのだ。
リックがカールを抱えて向かった先は、広い敷地の農場。
ハーシェルの治療によってカールは無事一命を取りとめた。
カールが回復するまで、仲間は敷地内でキャンプを張っていたのだが、そこでリックたちはあることに気がついたのである。
ここにはウォーカーがいない…。
いくら街から離れていたとしても、1体も見ないのはかなり不自然である。
外では養鶏もしているので音がしないわけがない。
それもそのはず、そこには恐ろしい現実が待っていたのだ。
意外な展開を見せる愛憎劇も!
リックが死んだと思い込んで、ローリとシェーンは深い関係になった。
当然ながら、リックが戻ったあとは、ローリはシェーンと手を切った。
しかし、そう簡単に治まらなかったのはシェーンのほうである。
親友のリックを裏切ってまでも、ローリを自分のものにしたいと考えるようになってしまったのだ。
リックもそれを薄々感じていただろう。
しかし、ローリの妊娠を機に、3人の関係が複雑にねじれていくのである。
ローリのお腹の子は一体誰の子なのか。
ローリ本人はリックの子だといい、それにリックも同意するが、シェーンは自分の子だという。
次第にローリとリックを見るシェーンの目に、狂気が満ち溢れていく。
シーズン2は、ウォーカーの恐怖に加え、重体のカール、行方不明のソフィア、そしてローリ、リック、シェーンの愛憎劇が詰まっている。
さらに、農場が安全だと知った以上、なんとしてもここに留まりたいと思うのは本能である。
彼らは、ここでの暮らしを選択出来るのだろうか。
シーズン2ではキャラが急成長!
このシーズンでは、リック側とハーシェル側にそれぞれ死者が出ている。
また、リックが初めて生ける者に手をかけているのである。
このとき、リックのなかにある何かが壊れてしまったのだろう。
世界が変わると、人も変わってしまうということを、目の当たりにする。
カールを手術するのに必要な薬品を、シェーンとオーティスで探しに向かう。
しかし、そこでもある展開が待ち受けている。
また、このシーズンをきっかけに、急成長した人物も多い。
たとえ強くなったとしても、彼らが最後まで生き残れるとは限らないが。
新たな局面を迎える
何とか農場に留まろうと、リックはハーシェルを説得する。
だがなかなかハーシェルはうんとは言わない。
それもそのはず、ここでは「あること」を行っていた。
それは、ウォーカーは病人だという、ハーシェルの考え方が原因であった。
その後、農場にウォーカーがいない理由も明らかになる。
やっと見つけた安全な場所だったが、農場に危機が迫るまで、そう長い時間は掛からなかった。
リックたちの行く先々で、何かしらのトラブルが発生する。
まるで、彼らが引き寄せているかのようにも感じてしまうだろう。
また、1期では山のなかでのキャンプ、CDC、そして牧場と、次第に規模も大きくなっていく。
次なる舞台は、さらに大きな舞台が用意されているのだろう。
そこでもまた、トラブルを引き起こすのだろうか。
彼らに平穏が訪れるのは、まだまだ先のことのようだ。
参考元
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