アメリカで大ヒットを飛ばしたダークファンタジードラマ『GRIMM』。いろいろな用語が登場するので、初めて観る方には何のことかわからないことも多いだろう。『GRIMM』を観る前に、または観た後にも理解できるよう登場用語をマスターしてみよう。
『GRIMM/グリム』について
全米で人気を隠している人気ドラマ『GRIMM』。グリム童話をモチーフとした異例のダークファンタジーで、日本でも話題になった。
普通の人間には見えないヴェッセンという化け物が、一般の人間と同じ姿となってこの世界で普通に生活している。
ヴェッセンのなかには穏やかなものもいるが、なかには凶悪事件を起こすものがいるのだ。
人間とは見分けのつかないヴェッセンを見極めることができるのは、グリム一族の者だけである。
主人公のニック・ブルクハルトは、ポーランド警察殺人課の刑事であり、グリム一族の末裔でヴェッセンが最も恐れている天敵なのである。
『GRIMM』をより楽しく観る秘訣は、作中に出てくる用語を理解することにあるだろう。
ここでは、物語のなかでよく出てくる用語について紹介していく。
童話をモチーフにして大ヒットした海外ドラマ『GRIMM/グリム』は、「グリム童話」は実話だったという設定で制作された刑事ドラマである。グリム一族の末裔である主人公が、これまで不可解だった事件にはヴェッセンが絡んでいたと知る。相棒のグリフィン刑事と仲間のヴェッセンと共に、普通には解明できない事件に挑む。
『GRIMM/グリム』をより楽しく観るための用語解説
グリム/GRIMM
グリム(GRIMM)とは紀元前よりもはるか昔から存在する、ヴェッセンを見分けることができる一族のことである。
自分がグリムかどうか初めからわかるわけではなく、ある日突然”化け物”が見えることで気づいてしまうことが多い。
ニックは業務中にその現象に襲われた。最初に見たのはヴェッセンの中で、最も醜いとされているヘクセンビーストだった。
ヴェッセンに対して圧倒的な強さを誇るグリム。普通の人間にはわからないが、ヴェッセンからは目を見ただけでグリムだと分かる。
ヴェッセン
普段の姿は人間と全く変わりなく、仕事もするなど人間社会に溶け込んでいる。
しかし、その本性は化け物で種族も様々。恐怖や怒りといった強い感情の動きによって化け物の姿となる。
急にヴォーガした場合は人間にも見えてしまうことがある。
死に際はヴェッセンでも、死亡後の死体は人間の姿になってしまうため、ヴェッセンなのか人間なのかグリムでも見分けることはできない。
ヴォーガ
ヴェッセンが本性を表すことをヴォーガと呼ぶ。自分の意思でヴォーガすることもできるが、普段は人間の姿となって隠している。
興奮すると意志とは関係なく変化してしまうこともある。
また、人の目に見えないようにヴォーガすることもできる。ただ、どんな方法でヴォーガしても、グリムを騙すことはできない。
王家
王家とはヴェッセンの王のことで、ヨーロッパに城を構えており、家系を絶やさぬよう繋ぎ続けている。
ニックの上司レナード警部補も王家の血を引く者だが、王家の者とヘクセンビーストの間に生まれた”恥ずべき者”とされている。
レナードとアダリンドの間に生まれた娘を奪い取ろうとしており、それを避けるために手助けをしたニックの母親が王家の者に殺された。
七つの鍵
出典:七つの鍵は、グリムとヴェッセンに纏わる秘密を握る重要な鍵のことで、12世紀に七騎士といわれたグリムの祖先がコンスタンティノープルを襲撃。
その際、彼らは手に入れた宝物を7箇所に隠し、それぞれがひとつずつ鍵を持つことにした。
七つ揃えると隠し場所の地図が現れる仕組みになっているが、王家の人間はそれを狙っている。
トレーラー
出典:ニックの叔母マリーが乗ってきたトレーラーで、なかには歴代のグリムの功績や武器、ヴェッセンとの戦い方が書かれた書物など、資料が詰め込まれている。
初めて見たヴェッセンの退治方法を調べたり、道具や薬などを用いる場合、ここを訪れる。
ヴェッセンに見つかると危険なため、ニックは森を買い取りトレーラーを隠していた。
仲間と集まるときにもトレーラーを使用することが多いが、ヴェッセンとなったジュリエットに火を放たれ、多くの資料が焼かれてしまった。
残った資料や薬品、武器などはロザリーの店の地下に保管し、見つからないように細心の注意を払っている。
ウムキッペン
ヴェッセンが無理に何度もヴォーガし過ぎると、本性が現れたままになってしまう現象をウムキッペンという。
この状態は非常に危険で、時限爆弾を抱えているようなものである。
自分自身をコントロールができなくなり、症状が進むと凶暴性を発し誰かれ構わず襲い掛かる病気である。
ケアザイタ・ゲントレーガー
ケアザイタ・ゲントレーガーとは、人間とヴェッセンの間に生まれた子をいう。
生まれた子の血はヴェッセンよりとなり、少なからずヴェッセンの能力を授かっている。
なかにはヴェッセンと知って結婚する人間もいるが、そのほとんどは穏やかなヴェッセンであることが多い。
ケアザイタ
ケアザイタとは、ヴェッセンが人間を指すときに使う言葉である。
人間が彼らをヴェッセンと呼ぶように、ヴェッセンは人間をケアザイタと呼んでいる。
フェラート
フェラートとは、王家がその身を守るためにヴェッセンで結成させた組織のことである。
王家の者が直接動かなくとも、フェラートを使って始末させたり調査させたりしている。
あくまでも自分たちの身を守るためだが、レナード警部とアダリンドの子を見つけ出したり、ニックの母親を殺したのも彼らである。
簡単に言ってしまえば王家の犬。なかにはレナード警部のスパイとして活動している者もいたが、見つかって処分されたこともある。
主に登場するヴェッセンの種族
ブルットバッド
ブルットバッドの種族はオオカミで、人をも食らう肉食種である。
ニックの友人モンローは食事療法でベジタリアンとなったが、以前は人を襲っていたこともある。
モデルとなっているのはオオカミ男で、グリム童話「赤ずきんちゃん」に登場している。
一人称はブルットバッドで、複数形ではブルットバーデンと呼ばれ、動作はすばやく知性のある種族である。
フクスバウ
フクスバウの種族は狐だが、フクスバウは嘘つきだとヴェッセンからは蔑まれることが多い。
商人向きのヴェッセンだがずる賢いところもある。商売第一という考えがあり、取引の相手が悪人だろうが何だろうが、商売を第一の考えにしている。
しかし身内や友人には非常に忠実で、ヴェッセンがらみの事件にも率先して協力している。
ヴェッセンの中では非力だが、フクスバウと握手したら指の数を数えろとも言われることも。
ヘクセンビースト
ヴェッセンのなかでも一番醜いと言われているヘクセンビースト。
種族は魔女で、基本的に薬品を調合して魔術をかけている。
ヴォーガすると基本的には銀髪となり、歯もガタガタになる。
忠誠心は高く、アダリンドは弁護士、レナードは警察といったお堅い仕事に就くことが多いようだ。
アダリンドの策略で、グリムの力を奪われたニックを元に戻すためジュリエットが協力したが、その副作用で人間だったジュリエットがヘクセンビーストとなった。
ザウバービースト
女性はヘクセンビーストと呼ばれるが、男性の場合はザウバービーストと呼ばれる。
見た目はゾンビにように醜く、ザウバービーストは野獣の魔法使いという意味がある。
ヘクセンビーストもザウバービーストも能力は同じで、テレキネシスを使って物を動かして攻撃したりもできる。
レナード警部の母親はヘクセンビーストで、父親は王家のハーフなので、警部自身もハーフのザウバービーストということになる。
ハーフなので正式に王家の人間とは認められていないが、警部に協力するフェラートもいる。
アイスビーバー
アイスビーバーの種族は見た目同様ビーバーで、定期的に集まって会合を開くなど結束力も強い。
気が弱い者が多く、驚くとすぐにヴォーガしてしまう。また、ビーバーということで水に関わる仕事をしている者も多い。
ニックの仲間にもアイスビーバーがいるが、早口でお喋り、ひとりでしゃべってひとりでツッコんでいる。
童話をモチーフにして大ヒットした海外ドラマ『GRIMM/グリム』は、「グリム童話」は実話だったという設定で制作された刑事ドラマである。グリム一族の末裔である主人公が、これまで不可解だった事件にはヴェッセンが絡んでいたと知る。相棒のグリフィン刑事と仲間のヴェッセンと共に、普通には解明できない事件に挑む。
参考元
- ・参照リンク:グリムを 検索 | テレビ見放題 | Hulu
- ・参照リンク:海外ドラマ「GRIMM/グリム」
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