魔法冒険譚『マギ The kingdom of magic』のアニメ2期では、アラジンやアリババ、モルジアナがそれぞれ目指す道の修行へと旅立つ。舞台はマグノシュタットへ移り、そこでの闇の正体も明かされる。そして…。
アニメ2期では3人がそれぞれの道を目指す
2期でのアラジンは、この世界を終わらせないためにも魔法を学びたいとマグノシュタットへ、アリババは剣闘士になるためレームへ向かう。
また、モルジアナは、自分の故郷を見て気持ちの整理をつけたいと、暗黒大陸を目指すのである。
物語の舞台はマグノシュタットが基本となっているが、アラジンはマギだとバレたら魔法学校に入学ができない。
普通の魔法使いはルフを出すことができないので、ルフに愛されているアラジンにとって、そこが初めに訪れる難問なのである。
2期で重要な登場キャラクター
マグノシュタット学院長マタル・モガメット
マグノシュタット魔法学院の学院長で、ヤムライハの養父モガメット。
魔法使いであるがゆえに、悲しい過去を背負っている。
それ以来、魔法使いは上級、魔法を使えないものは下級とランク付けをしている。
ティトス・アレキウス
ティトスは、レーム帝国から留学してきた魔法学校の生徒。
アラジンを抑え、堂々主席を誇る天才魔導士である。
動物や子供を見て感動するなど、まるで外に出たこともないような、世間知らずの一面がある。
当初は、アラジンがマギだということも知らず見下していたが、互いの立場が同じだと知ってからは、距離が近くなった。
3人目のマギ:シェヘラザード
シェヘラザードは、200年以上もの間、レーム帝国を支え続けてきたマギである。
しかし実際は、自分の体の一部に魔法をかけて生き続けている分身の様なもので、一向に容姿が変わっていない。
本体は別のところにあり、その意思を繋ぎつづけているのである。
しかし稀に、本体と別の意思を持ってしまう分身もいるのだ。
ティトスも分身のひとりであったが、シェラザード本体とは別に、意思を持ってしまった。
それはシェラザードにとって予想外ではあったが、うすうす気づいていた。
ファナリス兵団
ファナリス兵団は、ムー兵団長率いる純粋な戦闘民族ファナリス6人で結成された、レーム帝国が誇る最強兵団である。
そのほとんどが奴隷として捕らえられていたが、ムー兵団長が世界中から探し出して救い、レーム帝国に迎えている。
当然レーム帝国に忠誠を誓っているが、なかには救ってくれたムー兵団長に忠誠を誓っている者もいる。
煌帝国の金属器使い
世界各国を侵略している煌帝国は、初めは小さな国だった。
しかし、アル・サーメンが介入するようになってから、強大な力を手に入れる。
煌帝国では6人の金属器使いがいて、堕転したマギ・ジュダルも神官として名を連ねている。
また、練白瑛と白龍の母玉艶は、アルマトランでソロモンの召使をしていた裏切りのマギ、アルバに体を乗っ取られている。
マグノシュタットでアラジンが気づいた異変
アラジンが街に異変を感じたのは、友人のティトスとスフィントスと外出したときのことである。
食べ物のすべてにまで魔法道具が使われている世界と、奴隷らしき人物がひとりもいないことである。
他の国では水を運ぶのも、作物を育てるのも、すべて奴隷の仕事である。
しかしマグノシュタットでは、その光景が見られないのだ。
確かにそれは一見いいことのように思える。
しかし、この国には国民等級という制度が存在しているのである。
生活区域は等級によって分類され、結婚や出産から居住区画のすべてが制限されているのだ。
簡単に分かりやすくいうならば、魔導士の血統があるか無いかのことである。
そして、マグノシュタットに隠された闇の部分としては、出入りを禁止されている第5等許可区というものがあるのだ。
闇から光へ、第5許可区の真実
第5許可区へは、「思想教育」という授業を受けてからでないと立ち入ることができない仕組みになっている。
「思想教育」ということ事態が怪しいものであるが、アラジンはその現状を目にすることとなる。
第5許可区に住んでいるのは、非魔導士で、なおかつ納税義務を果たせないもの達が集まっている。
その数は、マグノシュタット国民の3分の2を締めており、そこに住んでいるだけでマゴイ(力の源)を吸い取られる仕組みになっているのだ。
吸い取ったマゴイは、魔法道具を使うための動力源となっており、そのためだけに地下に住まわせられている。
小さい子供や年寄りは、体力もなくマゴイも少ないため、一番先に犠牲になってしまうのである。
それがマグノシュタットに隠されている、真実の闇の部分なのだ。
モガメット学園長は、自分の過去の想いからこんな制限をしたというが、それはほんの一部。
本当の闇の部分が、まさかアル・サーメンと関わってくとは思いもよらないことだったのである。
巨大な”闇”vs金属器使いの共闘が超ド迫力!
マグノシュタットに侵略しようとする煌帝国、シンドバッド率いる七海連合、魔導士たちやレーム帝国が一丸となって戦うシーンがある。
もはやクライマックスではあるが、その戦闘シーンが超ド迫力で、目がウルウルものなのである。
その場には、3人のマギと創生の魔法使いマギ、煌帝国6人の金属使い、ファナリス兵団、アリババやモルジアナ、シンドバッドなど豪華絢爛!
ここまで多くのキャラが一同に顔を揃え、アル・サーメンの謎の巨体と戦うのである。
しかも、金属器使い12人による極大魔法なんて、2度とみられないかもしれない。
まさしく、2期のラストにふさわしいシーンなのだ。
もちろん、煌帝国も七海連合も仲良しではない。
ただ、アル・サーメンという共通の敵を倒さなければ、この世界が終わってしまうのである。
それを避けるための共闘ではあるが、魔導士から非魔導士までのすべても、力を合わせる姿に感銘を受ける。
新たなマギの誕生!
アル・サーメンとの戦いで、マゴイを消費してしまった金属器使いたちは、倒しても蘇える敵に成すすべもなかった。
そんなとき、シェラザードが自分の持つすべてのマゴイを分け与え、命尽き果ててしまったのだ。
マギはこの世で3人いなくてはならないので、あらたなマギがまた誕生することになる。
シェヘラザードの分身ティトスもまた、この戦いによって命を落としている。
その後ふたりの魂は、ウーゴくんが番人を務める聖宮へと、向かうことになるのである。
ここで、この世に誕生する新たなマギが決められる。
シェラザードとティトス…。
ふたりのうちのひとりが、マギとして復活を遂げることになるのである。
アニメ3期はあるのか?
『マギ The kingdom of magic』の原作は、2017年1月現在、32巻まで刊行されている。
1期が12巻、2期が20巻までアニメ化されている。
双方の流を考えてみると、そろそろ3期があってもいい時期ではないだろうか。
もし続きがあれば、アルマトランで何が起こったのか、アル・サーメンはどうして生まれたのか、そのあたりの理由もあかされるはず。
ただ、原作も終盤に入ってきたことから、もしかしたら原作終了と同じ時期に、一気にアニメ化というのも考えられる。
2016年には、外伝『マギ シンドバッドの冒険』のアニメ1期も放送されたが、本編の3期前に外伝を放送したとも考えられる。
また、物語のクライマックスはド迫力の戦いが予想されるので、3期ではなく劇場版で公開ということもありえるのかもしれない。
待ち望む声も多いなか、いまだ制作発表の声も聞かれないが、あの壮大な世界観をもう一度、映像で観たい方が多いのではないだろうか。
参考元
- ・大高忍原作『マギ』単行本小学館
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