連載やアニメの放映が終わってもなお根強い人気を誇る『黒子のバスケ』。高校バスケを舞台に影の薄い主人公黒子とその相棒の火神がキセキの世代と呼ばれる天才に立ち向かう熱い青春ストーリーの魅力を、あらすじとともに徹底的に解説いたします!
累計発行部数3000万部を誇る大人気高校バスケ漫画『黒子のバスケ』。
若い世代を中心に今なお根強い人気を持つこの作品ですが、そういえばまだ見たことがないんだよな…という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に観る前にどんなストーリーなのか予習したい。
途中までしか観ていないから、どんな結末だったのか知りたい。
そんな方のために、1期から3期までの本編、そして続編ともいえる劇場版「LAST GAME」のあらすじをまとめて解説いたします。
『黒子のバスケ』の魅力とは?
出典:amazon『黒子のバスケ』は2009年から2014年まで週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されていた高校バスケを舞台とした熱い青春漫画です。
テレビアニメは第1期から第3期まで、全75話にわたって放送されました。
かつて名門帝光中学校バスケ部には、“キセキの世代”と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在しました。しかしキセキの世代には奇妙な噂があり、その天才が一目置いた6人目、幻のシックスマンが存在していたというのです。
幻のシックスマンこと存在感の薄い主人公・黒子テツヤは誠凛高校バスケ部に入部し、アメリカ帰りの帰国子女・火神大我と出会います。
圧倒的な実力を持つ火神の”光”に対し、黒子は”影”としてそのプレイを支えることを宣言。この誠凛バスケ部でかつてのチームメイトであるキセキの世代を倒し、日本一になることを誓います。
この作品の魅力は何といっても個性的なキャラクターと目が離せなくなるような熱い試合展開。
黒子が得意とするイレギュラーなパス回しや、ゴールまで勢いよく攻め上がる火神をはじめとした試合シーンには思わず手に汗握るほど。
また、主人公でありながらたびたび他のメンバーが見失うほど存在感が薄い黒子に、強すぎるほどの個性を持ったキセキの世代たち。
誠凛の他のメンバーもみな、それぞれが魅力あふれる個性を持っています。
アニメでは豪華な声優陣も魅力のひとつ。
主人公・黒子テツヤ役の小野賢章さんの他、青峰大輝役の諏訪部順一さんや黄瀬涼太役の木村良平さんなど人気の声優陣が集結。
キャラクターの個性を引き出す確かな演技力に注目です!
黒子のバスケ第1期のあらすじ
火神と黒子の出会い
出典:amazon第1期となる1話から25話では、黒子のバスケ部への入部から夏のインターハイ準々決勝、海常VS桐皇までが放送されました。
4月、誠凛高校に入学した黒子はバスケ部に入部し、のちに誠凛のエースとなる火神に出会います。
昨年新設されたばかりのバスケ部で二人は全国制覇を宣言。ここから誠凛高校バスケ部の全国への道がはじまります。
練習試合では黒子のかつてのチームメイトでありキセキの世代でもある黄瀬涼太擁する海常高校と戦うことに。黒子と火神が初めて実戦の中でその実力を発揮。見事に勝利をおさめ、着実にチームとしての成長を遂げていきます。
インターハイ予選では強豪・正邦を下し、さらにキセキの世代ナンバーワンシューターの緑間真太郎を獲得した秀徳高校にも勝利。
ところが、勢いに乗る誠凛高校の前に次に立ちはだかったのは、キセキの世代のエース青峰大輝がいる桐皇学園。予測不可能なプレイで相手を翻弄する青峰の圧倒的な実力の前では、火神さえも力が及ばず誠凛は敗退。
全国大会出場への道を閉ざされます。
次なる全国大会、冬のウィンターカップ出場を目指し誠凛はさらなるスキルアップのための合宿をすることに。そんなとき、けがによる長い入院から復帰したのがこの誠凛高校バスケ部の創始者でもある2年の木吉でした。
一方、夏のインターハイへの出場を決めた桐皇学園と海常学園は準々決勝で激突。キセキの世代同士によるハイレベルな戦いが繰り広げられていました。
黒子のバスケ衝撃の第2期のあらすじ
火神のアメリカ時代が明かされる
出典:amazon第2期は26話から50話まで、火神のアメリカ時代の兄貴分である氷室との再会から、ウィンターカップでの陽泉高校との試合までを放送。
ストリートバスケの大会でアメリカ時代に因縁のある相手・氷室と再会した火神。
この再会をきっかけに火神はこの第2期の中でかつての師・アレックスの指導を受けるためにひとり渡米します。
そしてこの第2期にはもう一つの深い因縁が。
試合中のラフプレーによって木吉にけがを負わせた霧崎第一高校との再戦です。
霧崎を率いるのは木吉と同じ”無冠の五将”の一人である花宮真。
無冠の五将とは、キセキの世代の一つ上の世代に存在した5人の天才のことを指す名称です。
それぞれの因縁を抱え迎えたウィンターカップの予選。誠凛はまたも秀徳と激突し、お互いに一歩も譲らぬ攻防の末に引き分けのまま試合が終了。
ウィンターカップ本戦での決着を誓います。
そしていよいよ迎えたウィンターカップ予選リーグ決勝では、因縁の相手・霧崎第一高校との対戦に。
昨年同様卑劣なラフプレーに翻弄される中、チームメイトを守るために木吉が奮闘。木吉がベンチに下がってからは主将の日向が次々と得点を重ね、ついに誠凛は霧崎第一に勝利。見事ウィンターカップ出場の切符をつかみました。
ようやくたどり着いた全国大会。初戦の相手はインターハイ予選で敗北したあの桐皇学園です。
青峰と火神、両チームのエースによる激しい点の奪い合い。勝負はやがて極限の領域“ゾーン”に達した二人による、さらにハイレベルなものに。ぎりぎりの攻防を続けたこの試合は、最後のフリースローのリバウンドを火神が制したことで誠凛が勝利をおさめます。
黒子、火神を除いたメンバーで挑み、苦戦しながらも2回戦を突破した誠凛は準々決勝にコマを進めます。
準々決勝の相手は秋田県代表の陽泉高校。火神と因縁を持つ氷室、そしてキセキの世代の一人である紫原敦が所属するチームです。
氷室への複雑な思いから、その実力を存分に発揮することができずにいる火神。圧倒的なパワーで誠凛を精神的にも追い詰めていく紫原に、木吉さえもが倒れ伏してしまいます。
焦りの中でもがく火神ですが、黄瀬のある言葉をきっかけに迷いや焦りを断ち切り、コートへと戻っていきます。
火神の奮闘により陽泉を追い詰めた誠凛に、木吉が復帰。度重なる跳躍によって自滅した紫原を制し、誠凛は見事勝利しました。
黒子のバスケついに完結! 第3期のあらすじ
黒子が帝光時代との決着をつける
出典:amazon完結編となる第3期は51話から75話までを放送。
この第3期では帝光中学校の元バスケ部レギュラー灰崎と黄瀬の因縁の対決から、ウィンターカップ決勝の誠凛高校と洛山高校の決着までが放送されました。
桐皇学園、陽泉高校といった因縁ある強敵を下し、着実に決勝への歩みを進める誠凛高校。一方で他のキセキの世代が所属する秀徳や海常もまた、順調にトーナメントを勝ち上がっていました。
そんな中、海常高校の次なる相手はかつて帝光中学校のバスケ部でレギュラーだった灰崎が所属する福田総合学園。
当時の黄瀬との間に少なからぬ因縁を抱える灰崎の実力に、翻弄される海常高校。しかし黒子の激励をきっかけに覚醒した黄瀬により、灰崎をおさえ見事に試合を制します。
そしてウィンターカップのベスト4が出揃った。誠凛高校、海常高校、秀徳高校、そして洛山高校。キセキの世代を擁する強豪たちが最後の戦いに向かい、衝突します。
準決勝第1試合は秀徳VS洛山。
キセキの世代ナンバーワンシューターの緑間とキセキの世代の主将・赤司の直接対決。
過去最強とうたわれる洛山高校のメンバーを相手に、必死に食い下がる秀徳。緑間をはじめとするメンバーの不屈の精神で一時的にその差を縮め追いすがるも、赤司率いる洛山の実力の前に敗北してしまいます。
迎えた準決勝第2試合は海常VS誠凛。
灰崎との対決でさらなる必殺技を習得した黄瀬に、誠凛は出鼻をくじかれます。しかし、真の才能を開花させつつあった火神はこの試合の中でさらなる成長を遂げていくことに。
黄瀬と火神、両校のエース同士がその才能を全力でぶつけ合い、ひとときも目を離すことのできない勝負が展開されます。
ラストは火神のパスを受けた黒子がブザーと同時に得点し、誠凛が勝利。互いの健闘をたたえ合い、誠凛はいよいよ決勝戦となる洛山との対戦へ。
洛山高校との試合を前にした夜、黒子は自分自身の決意のためにチームメイトに打ち明けたのはキセキの世代とともにあった帝光時代のこと。それぞれがその才能を開花させていったキセキの世代。そしてシックスマンとして彼らのそばにいた黒子が見たあの頃の真実とは…。
そして翌日、誠凛高校バスケ部はいよいよウィンターカップ決勝の舞台に立ちます。
相手はインターハイの覇者・洛山高校。キセキの世代の元主将・赤司が率いるのは無冠の五将が3人も所属する最強のメンバー。そして、黒子と同じミスディレクションを利用したプレイスタイルを持つ黛の存在。
個々の能力がずば抜けた洛山の選手を相手に誠凛は苦戦しますが、試合の中で徐々に洛山を追い詰めていきます。
そして先を見通す赤司の能力である”天帝の眼(エンペラー・アイ)”を黒子と火神が疑似的に再現。二人の連携により、誠凛はさらに追い上げていきます。
ところが追い詰められたことにより、赤司が覚醒。チームメイトの能力を最大限に引き出し、誠凛の追い上げに対抗。
一瞬たりとも気を抜くことができない緊張感の中、互いに極限の状態で最後の瞬間まで勝負をかける誠凛とそれを阻む洛山。
ついに迎える試合終了の瞬間。ウィンターカップの頂点、日本一が決定します!
最終回のみどころを解説! 熱い戦いの決着
出典:amazon帝光中学校時代の決着をつけるため、当時のチームメイトだった赤司率いる洛山高校との決勝戦に挑む黒子と誠凛高校。
試合は終盤、第4Qに入り残り時間もごくわずか。手が届きそうで届かない点差の中でそれでも誠凛は誰一人諦めることなくプレイを続けます。
ラスト40秒の時点で得点は105対98。1分を切ったこの時点での7点差は絶望的ともいえる数字です。
3Pシュートが決まり、点差が4点まで縮まったとはいえ逆転まではまだ足りない。焦りがじわじわと冷静さを奪う中、伊月は周囲に目を配り状況を的確に判断することでパスカットに成功します。
伊月からのパスを受けた日向はシュートファウルをもらいながらも確実に得点し、いよいよその点差は1点に。
ラストは日向のフリースロー。逆転勝利のためにはわざとフリースローを外し、リバウンドからのシュートを決めるしかありません。
一瞬の判断ミスが敗北に直結する重大なプレッシャーの中、誠凛は最後の連携を見せます。
最後まで影としてエースの火神を支え続けた黒子のアシストにより、火神のアリウープが決まり試合は終了。わずか1点差で誠凛が洛山を下し、夢の全国制覇を達成します。
個々の力に頼るのではなく、最後の最後までチームの連携によってつかんだ勝利は誠凛というこのチームだからこそ得られた結果と言えるでしょう。
黒子のバスケ続編となる物語が劇場版に!?
誠凛高校の全国制覇によって幕を閉じた『黒子のバスケ』。しかし彼らの物語にはまだ続きがあったことをご存知ですか?
実は後日談である番外編エピソード『黒子のバスケ EXTRA GAME』が、『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』として上映されているのです。
誠凛高校が全国制覇を達成したその翌年、アメリカからストリートバスケのチーム”Jabberwock(ジャバウォック)”が日本へ招待されます。
日本のチームと親善試合をすることになった彼らは圧倒的な実力で相手をねじ伏せ、そのレベルの低さを嘲笑う非道な態度を見せます。
Jabberwockへのリベンジを果たすために、キセキの世代と中心としてかつては敵同士だった選手たちが集結。
このとき限りのドリームチーム”VORPAL SWORDS(ヴォーパル ソーズ)”を結成し、日本のバスケのプライドをかけて戦います。
Jabberwockを率いるのは”魔術師(マジシャン)”と呼ばれるほど巧みな技術を持つナッシュ・ゴールド・Jr.。すべてのプレイが超一流で、あの赤司の”天帝の眼(エンペラー・アイ)”をもしのぐ”魔王の眼(ベリアル・アイ)”を持つ強敵です。
赤司がキャプテンとして率いるVORPAL SWORDS。これまでの戦いによってさらに成長を遂げた天才たちの夢の共闘に注目です!
黒子のバスケまとめ
『黒子のバスケ』のあらすじを1期から3期までの本編、そして続編に分けてご紹介いたしました。
物語の中ではたった1年にも満たない期間でありながら、熱い青春が詰まった黒子たちの日々はいかがでしたか?
黒子と火神をはじめとした誠凛のメンバー、そしてキセキの世代と彼らが所属するそれぞれの学校の選手たち。
全員にそれぞれ譲れない思いがあり、全身全霊でそれをぶつけあう中で見せる葛藤や成長こそが、今も多くの人を惹きつける最大の魅力なのかもしれません。
もし、まだ『黒子のバスケ』をご覧になったことがないという方はぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
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