「ママレード・ボーイ」と言えば1990年代、当時の小学生の女の子のバイブル的な漫画作品でした。現在も、ママレード・ボーイの続編が連載されているようです。なぜママレード・ボーイこんなにも長く愛されているのでしょうか?そこで今回、そんなママレード・ボーイの魅力を解明してみたいと思います。
マレード・ボーイとは?
1990年代の大ヒット漫画
1992年から1995年まで集英社のりぼんで連載されていた漫画です。
ストーリは、主人公の小石川光希(こいしがわみき)が笑顔で両親から離婚話を切り出されるところから始まります。
光希の両親は、ハワイ旅行で出会った松浦夫婦と意気投合し、それぞれ妻と夫を入れ替える形で再婚してしまいます。
両親の再婚相手である松浦夫婦には、松浦遊(まつうらゆう)という光希と同い年の高校生の一人息子がいました。
彼は、両親の離婚・再婚に反対しておらず、はじめは光希とはいがみ合ってばかりいました。
しかし、一緒に暮らしていくうち、次第に打ち解けていくのでした。
ママレード・ボーイの魅力
乙女心をくすぐる複雑な恋愛事情
ママレード・ボーイがどんなストーリーなのかは、お分かりいただけましたか?
初めてママレード・ボーイという作品を知ったという人にとっては、結構重苦しいストーリーに感じたのではないでしょうか?
正直この物語が、当時の学生になぜ受け入れられたのか分からないと思う人もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、ママレード・ボーイには読者の心を揺さぶるあるものが隠されていると言えます。
そのあるものとは、「親の離婚からスタートする三角関係以上の複雑に入り組んでいる恋愛事情」ではないでしょうか。
現実はありえないような恋愛事情。しかし、リアリティーがあるイラストと台詞がマッチングしていることで読者をひきつけているといえるでしょう。
この作品は少女漫画であり、女子学生の読者が特に多かったこともあり、リアリティーと理想の挟間を求める思春期の女子には好まれる漫画でした。
キーキャラクターの松浦遊
意地悪とやさしさのギャップに心打たれる
ママレード・ボーイの魅力を語る上で欠かせないのは、主人公たちと一緒に暮らすことになる少年、松浦遊。
彼は、光希と同じ高校に通うことになるのですが、容姿端麗・頭脳明晰・スポーツ万能という事で、一躍有名人になってしまいます。
しかし、家に帰ると少し意地悪だったり、冷たい態度をとってしまう面を持っているところがギャップになりました。
また、少女漫画ならではの読者をドキドキさせるシーンも多く、当時の女性読者にとって理想の男子だったのではないでしょうか?
アニメ化で一気にブーム到来
ママレード・ボーイは、1994年から翌年までアニメ放送も行われました。
声優は、光希役には國府田マリ子さん。遊役は、置鮎龍太郎さんが演じられました。
お二人とも今では人気声優ですね。
アニメーションの動きや声が入ったことで、ますますママレード・ボーイの人気に火をつけました。
また、アニメブームだけでなく主題歌の「笑顔に会いたい」は、多くの歌手や声優さんたちによってカバーされるほどの人気曲になりました。
もしかしたら現在、20~30代の方は今でも歌えるという人がいらっしゃるかもしれませんね。
ママレード・ボーイの続編!
これまでママレード・ボーイの魅力について語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
また、当時この作品がどれだけ人気があったのかについて、お分かりいただければ嬉しいです。
実は、ママレード・ボーイの人気が衰えていない理由は、これだけではありません。
なんと、2013年からママレード・ボーイの続編である「ママレード・ボーイ little」が同じ集英社のココハナという雑誌で連載されているからです。
この作品は、オリジナルのママレード・ボーイの冒頭でパートナーを入れ替えて再婚した両親の子供たちが主役のストーリーになっています。
オリジナルのママレード・ボーイを読んだことがある人にとっては、大人になった光希達に再会して懐かしむことができ、初めて読む人でも違和感なく読める作品になっていますので、これを機会に親子二代で楽しんでもらいたい作品です。
参考元
- ・参照リンク:ママレード・ボーイ - TOEI ANIMATION
- ・りぼん集英社
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