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『母との約束、250通の手紙』届き続ける手紙に隠された秘密とは? 想像もしないラストに涙する感動エンタテインメント

あの日、僕は誓った。母の途方もない夢を叶えると。ある約束のために。フランスの三島由紀夫とも評される実在した天才作家ロマン・ガリの驚きの人生を、シャルロット・ゲンズブール&ピエール・ニネという豪華共演で映画化! 第二次世界大戦下、強すぎるほどの絆で、互いの存在だけを頼りに生き抜いた親子の愛に心揺さぶられる感動作『母との約束、250通の手紙』は2020年1月31日公開!

目次

『母との約束、250通の手紙』2020年1月31日公開

ポスター (C)2017 - JERICO-PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION - NEXUS FACTORY - UMEDIA

セザール賞4部門ノミネート&動員100万人を超える大ヒットを記録。フランスの三島由紀夫とも評される伝説の文豪ロマン・ガリ

その波乱万丈で数奇な人生を描いた自伝『夜明けの約束』を、本作でセザール賞にノミネートされたシャルロット・ゲンズブールと、俊英ピエール・ニネという豪華共演で映画化。

破天荒ながらも強い愛情を息子に注ぐ母親と、母の途方もない夢を叶えようと邁進する息子。あなたがいたから、僕がいる。

激動の時代に翻弄されながらも、強すぎるほどの絆で、互いの存在だけを頼りに生き抜いた母と息子

想像もしないラストに涙する感動エンタテインメント、映画『母との約束、250通の手紙』は2020年1月31日公開!!

『母との約束、250通の手紙』の作品情報

ロゴ (C)2017 - JERICO-PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION - NEXUS FACTORY - UMEDIA

【作品タイトル】母との約束、250通の手紙 (英題:La promesse de l'aube)
【公開情報】2020年1月31日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
【公式サイト】https://250letters.jp/
【配給会社】松竹
【コピーライト】(C)2017 - JERICO-PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION - NEXUS FACTORY - UMEDIA

【キャスト】
ニーナ:シャルロット・ゲンズブール
ロマン:ピエール・ニネ
アレックス・グベルナーティス:ディディエ・ブルドン 
ザレンバ:ジャン=ピエール・ダルッサン 
レスリー・ブランチ:キャサリン・マコーマック 
キャプテン・ランガー:フィネガン・オールドフィールド
ロマン(8~10歳):パウエル・ビュシャルスキー
ロマン(14~16歳):ネモ・シフマン

【スタッフ】
監督:エリック・パルビエ 
脚本:エリック・パルビエ、マリー・エイナール 
原作:ロマン・ガリ『夜明けの約束』(共和国)
製作:エリック・ジュエルマン、フィリップ・ルスレ
共同プロデューサー:ロマン・ル・グラン、ヴィヴィアン・アスラニアン、
ジョナサン・ブルメンタール、シルヴァン・ゴールドバーグ、セルジュ・ドゥ・プーケ
撮影:グリン・スピーカート 
助監督:ブリウック・ヴァンデルスワルム
美術:ピエール・レンソン
録音:フランソワ・モレル、ケン・ヤスモト、マルク・ドワーヌ
衣装:カテリーン・ブシャール
編集:ジェニファー・オージェ

『母との約束、250通の手紙』のあらすじ

メイン (C)2017 - JERICO-PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION - NEXUS FACTORY - UMEDIA

その手紙は5年間、毎週届き続けた。戦地で戦っているときも、生死をさまようときも。その文面にどれほど勇気づけられただろう。どれほど生きる情熱をもらっただろう。しかし、その250通にも及ぶ手紙には思いもしない秘密が隠されていたのだった…。

1950年代半ば、作家にしてロサンゼルスのフランス総領事であるロマン・ガリは妻のレスリーとメキシコ旅行に来ていた。頭痛を訴えながらも、『夜明けの約束』と題した小説の執筆を止めようとしない夫に、妻が内容を尋ねる。すると、夫は「証しだ。母についての本だ」と返すのみだった。

記憶は作家の幼少期にさかのぼる。1924年、ヴィリニュス(ポーランド)。雪深い通りを学校帰りのロマンが歩いていると、雪煙の奥からひとりの女性が待ち構えたように現れた。ロマンの母ニーナ・カツェフである。

今日の学校の様子を振り返って、さえない顔をする息子を見るや、彼女はおなじみの言葉を繰り返す。「先生たちはわかっていない。お前は将来、自動車を手に入れる。フランスの大使になる」。

まるで呪文を唱えるような、でも、どこか確信を得ているかのようなその言葉。ニーナにとって、息子ロマンは人生のすべてだった。ロマンにとってもまた、母の存在はあまりに大きく、その夢を語る声も絶対であった。

暮らしは豊かではない。モスクワから流れてきたユダヤ系親子を街の人間はさげすみ、盗人扱いまでする。なんとか高級服飾店を興したニーナは、息子にヴァイオリンを習わせ、社交界に出るための教育まで施した。

将来の展望は明快。絵に興味を持っても、「画家はダメ。死後に名前を残しても意味がない」。けれど、文学への関心には「お前はトルストイになる。ヴィクトル・ユゴーになる」と、目を輝かせて後押しした。

1928年、破産したニーナとロマンはニース(フランス)へ転居する。母は高級ホテルの店舗経営に乗り出し、息子はお手伝いのマリエットとの初体験を母に邪魔されたりするものの、概して穏やかな日々を送っていく。

高校を卒業したロマンはパリの大学に進学。一層、作家活動を活発化させていく。早く名を上げなければと焦る背景には、ニーナの糖尿病罹患があった。グランゴワール紙に短篇「嵐」が掲載されたのは1934年のこと、フランス国籍を取得したのは翌1935年7月のことだった。

戦雲が濃くなった1938年3月、ニーナは一時帰省したロマンにヒトラー暗殺を進言する。一方、ロマンは同年11月4日、フランス空軍に入隊し、母を喜ばせた。しかし、1940年6月、フランスはドイツに屈服。同時期にニーナの入院も明らかになる。

病院へ訪ねてきたロマンにニーナはド・ゴール准将指揮下の「自由フランス軍」への合流を勧めるとともに、「小説を書き続けなさい」とも訴えた。合流が果たされた頃、病床の母から最初の手紙が届く。そこには「心を強く持ち、断固として戦い続けなさい」とあった。

ロンドンでは待機の日々が続き、不満を募らせたロマンはポーランド兵と決闘まがいの事件を引き起こし、逮捕される。刑務所の中でニーナの幻影が現れて、ロマンを叱咤した。「何ヶ月も1行も書いていないね。書かずに、どうやって偉大な作家になるの?」。

アフリカに赴任したロマンは、母の声に背を押されるように長編小説「白い嘘」の執筆を始める。蚊に悩まされて放り込まれた独房にも、母からの手紙は続々と届いた。「愛する息子よ、美しい物語を書きなさい」「私のことは心配いらない。勇敢な男でいなさい」。

1942年、リビアに転任し、腸チフスで入院すると、深夜、ロマンの目の前にニーナの姿が現れた。母はいつもどおり息子に発破をかける。「世界中で読まれるから、早く(『白い嘘』を)書き上げなさい」「病気が何?モーパッサンは梅毒でも書き続けた」「勝利するまで闘いなさい。死ぬのは許さない」「ニースに戻ったら、ふたりで海沿いの遊歩道を歩くんだから」。眠りにつく息子に、母は優しく額にキスをするのだった。

1943年8月、イギリスに戻ったロマンは、航空士として爆撃機に乗り込む。搭乗席にはいつも母の写真を置いていた。母からの手紙は続いている

「息子よ、何も心配せず、書き続けて。お前は必ず勝つ。そう育ててきたんだから」「お前の才能は世界に知られる」「お前を誇りに思います。フランス万歳」。過酷な出撃を繰り返しながらも、ロマンは母親の言葉に勇気をもらい、「白い嘘」を完成に着々と近づけていた

1944年のある日、記者団がロマンを取り囲んだ。書き終えた「白い嘘」のイギリスでの出版が決定したのだ。その旨を早速、ニーナに知らせるロマンだったが、届いた手紙には「お前は大人。もう私は必要ない」「早く結婚しなさい。お前には女性が必要」「私は元気だから大丈夫」などと型どおりの激励が書かれているだけ。本についての言及がない

1945年、戦場での活躍で解放十字勲章を受章したロマンは、再び母の奇妙な手紙を受け取る。「離れて何年も経つね。帰宅したとき、お前が私を許してくれますように。全てお前のため。ほかに方法がなかったの」。

再婚でもしたのかと故郷へ急いだロマンは、ホテルが既に閉鎖され、別人の手に渡っていることを目の当たりにして愕然とする。慌てて病院へ向かうと、主治医からさらに驚くべき事実を知るのだった

『母との約束、250通の手紙』のキャスト

母との約束、250通の手紙』に出演しているキャストを紹介します。

ピエール・ニネ(Pierre Niney)

1989年3月13日生まれ、フランス・パリ出身。11歳で初舞台を踏み、21歳の時にパリの国立劇団コメディ・フランセーズで史上最年少の準座員になる。

演劇でキャリアを積む一方で、07年に『Nos 18 ans』でスクリーンデビュー。初主演映画『女の子が好き』と『Comme des Freres』で、セザール賞の有望新人男優賞にノミネートされた。

イヴ・サンローラン財団公認の伝記映画『イヴ・サンローラン』では、生き写しのような容姿や佇まいで天才デザイナーを演じ、本国だけでなく日本でも注目を集める。

映画での活躍に加えコメディ・フランセーズの舞台でも主役を務めるほか、TVシリーズ『Casting(s)』では脚本・監督を担当するなど、若くして多才ぶりを発揮。

主な出演作に、フランソワ・オゾン監督『婚約者の友人』、フレンチ・サスペンス『パーフェクトマン完全犯罪』、海洋学者で映画監督のジャック=イブ・クストウの伝記映画『海へのオデッセイ ジャック・クルトー物語』などがある。

シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)

1971年7月21日、イングランド・ロンドン生まれ。フランスのシンガーソングライターであるセルジュ・ゲンズブールと、イギリスの女優であるジェーン・バーキンの娘として生まれる。

『残火』で映画デビュー。15歳のとき、クロード・ミレール監督作『なまいきシャルロット』でセザール賞の有望若手女優賞を受賞。フランソワ・トリュフォー脚本、ミレールが監督した『小さな泥棒』で世界的に活躍する女優となる。2009年、ラース・フォン・トリアー監督作『アンチクライスト』でカンヌ国際映画祭女優賞を獲得した。

その他、『ニンフォマニアック』、『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』、『嘘はフィクサーのはじまり』、マイケル・ファスベンダーの『スノーマン 雪闇の殺人鬼』、アルノー・デプレシャン監督作『イスマエルの亡霊たち』、『孤独なふりした世界で』など精力的に出演している。

俳優で監督であるイヴァン・アタルの監督のもと3つの映画を作り、彼との間には3人の子どもがいる。女優以外の活動として、5枚のヒット・アルバムを制作し、ルイ・ヴィトンに自らデザインを提供し、アンバサダーも務めている。

ディディエ・ブルドン(Didier BOURDON)

1959年1月23日生まれ、アルジェリア出身。コメディグループ、"レザンコニュ"の一員として人気を集める。

『おかしな三兄弟』では監督を務める。『ザ・マシーン 私のなかの殺人者』、『花咲ける騎士道』、『マダムと奇人と殺人と』、『プロヴァンスの贈りもの』、『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』などに出演。演劇界でも活躍している。

ジャン=ピエール・ダルッサン(Jean-Pierre DARROUSSIN)

1953年12月4日生まれ、フランス・パリ北西部クールブヴォア出身。コンセルヴァトワールで演技を学んだ後、舞台経験を経て映画界に。

『キリマンジャロの雪』などロベール・ゲディギャン監督作品に数多く出演するかたわら、1997年セザール賞最優秀助演男優賞に輝いた『家族の気分』、『ロング・エンゲージメント』などに出演。

フランス映画に欠かせない実力派俳優のひとりになった。代表作にアキ・カウリスマキの『ル・アーヴルの靴みがき』、『間奏曲はパリで』、『女の一生』などがある。

キャサリン・マコーマック(Catherine McCORMACK)

1972年1月1日生まれ。イギリス・サリー州エプソム出身。オックスフォード演技学校で学び、『ブレイブハート』でデビュー。

その他、『娼婦ベロニカ』、『テイラー・オブ・パナマ』、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』、『スパイ・ゲーム』、『サウンド・オブ・サンダー』、『28週後…』、『マジック・イン・ムーンライト』などに出演している。

映画以外にも『人形の家』や『ある貴婦人の肖像』といった舞台でも活躍している。

フィネガン・オールドフィールド(Finnegan OLDFIELD)

1991年1月10日、イングランド・イーストサセックス、ルイス出身。フランスとイギリス2つの国籍を持つ。いつも不機嫌そうな顔つきの青年の役を演じることがトレードマークになっている。

演技を始めたきっかけは、彼の持病でもあった注意欠陥過活動性障害(ADHD)の治療の一環として、母のすすめるところもありオーディションに参加しはじめたこと。

2008年『Les Hauts Murs』でデビューし、『シャトーブリアンからの手紙』、『女の一生』、『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』などに出演している、今最もフランスで注目されている若手俳優のひとり。

『母との約束、250通の手紙』のスタッフ

『母との約束、250通の手紙』のスタッフを紹介します。

監督・脚本:エリック・バルビエ(Eric BARBIER)

1960年6月29日生まれ、フランス・エクス=アン=プロヴァンス出身。短編を手掛けた後、フランス人坑夫とポーランド移民坑夫の対立を描いた『赤と黒の接吻』で長編デビュー。

その他にイヴァン・アタル主演のフレンチ・サスペンス『蛇男』、伝説のダイヤモンドをめぐる、美人オーナーと詐欺師の危険な恋の駆け引きを描いたクライム・アクション『ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠』などがある。

共同脚本:マリー・エイナール(Marie EYNARD)

ストーリーボード・アーティストとして数多くの作品を手掛ける。『ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠』に続き、エリック・バルビエ監督とタッグを組む。

製作:エリック・ジュエルマン(Eric JEHELMANN)

フランス国立映像音響芸術学院にて映画を学び、2008年に設立された映画制作会社ジェリコの社長を務める。『ブラッディ・マロリー』、『すべては彼女のために』、『エール!』などを手掛ける。

製作:フィリップ・ルスレ(Philippe ROUSSELET)

2008年、ファブリス・ジャンフェルミと共同でロサンゼルスを拠点にグローバル市場向けの英語の映画を製作するヴァンドーム・ピクチャーズを設立。同社が携わった主な作品に『ロード・オブ・ウォー』、『ミッション:8ミニッツ』、『幸せの教室』、『フレンチ・ラン』などがある。

2011年、パリを拠点にフランス市場向けの映画を製作するヴァンドーム・プロダクションを設立し、『屋根裏部屋のマリアたち』、『大統領の料理人』、『エール!』、『あしたは最高のはじまり』、『セブン・シスターズ』などを製作。

撮影:グリン・スピーカート(Glynn SPEECKAERT)

ベルギー生まれ。ベルギーのHRITS映画学校で学ぶ。兵役を経て、コマーシャル・フィルムの撮影を中心にしながらも短編映画の撮影監督として活動を始める。

2007年にコーエン・モルティエの『Ex Drummer』を経て、ラッセル・マルケイの『スコーピオン・キング2』の撮影を担当。

さらに、ダイアン・クルーガーとダニー・ブーン共演の『バツイチは恋のはじまり』、『不機嫌なママにメルシィ!』、『孤独な暗殺者 スナイパー』、『偉大なるマルグリッド』などの撮影も担当した。

編集:ジェニファー・オージェ(Jennifer AUGE)

『ニューヨーカーの青い鳥』、『アラン・ドロン 私刑警察』、『キャンディ・マウンテン』、『ラブetc.』、『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』、『フレンチなしあわせのみつけ方』、『エール!』などを手掛ける。

原作:ロマン・ガリ(Romain Gary)

出生名、ロマン・カツェフ。1914年、ロシア帝国領ヴィリア(現在のリトアニア共和国ヴィリニュス)にて生まれる。ユダヤ系ロシア移民で、ポーランドで幼少期を過ごし、35年にフランス国籍を取得。第2次世界大戦では空軍で対独戦に従事。

権威あるフランス文学最高峰ゴンクール賞を史上唯一2度受賞(2度目はペンネームのエミール・アジャール)。外交官、映画監督、そしてプライベートでは『勝手にしやがれ』の女優ジーン・セバーグの夫と複数の顔を持ち、最後は拳銃自殺を遂げたことでも知られる。

2019年にはフランスの重要な作家のみを扱う文藝シリーズ『プレイヤード叢書』にロマン・ガリが加わるなど、現在でも戦後フランス精神の支柱として、世代を超えた支持を集めている。

『夜明けの約束』はフランスとアメリカでベストセラーとなり、14か国語に訳された。アメリカではブロードウェイで戯曲版が上映され1970年にはジュールス・ダッシン監督により映画化されている。

主な作品に、『白い嘘』、『自由の大地』、『白い犬』、『これからの一生』、『ソロモン王の苦悩』がある。

自作の短編小説を原作にした映画『ペルーの鳥』では、妻ジーン・背バーグを主演に監督を務めた。邦訳には、『夜明けの約束』、『ペルーの鳥』のほか、自殺直前の最後の長篇『凧』などがある。

『母との約束、250通の手紙』の場面画像

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『母との約束、250通の手紙』の動画

映画『母との約束、250通の手紙』本予告

映画『母との約束、250通の手紙』特報

『母との約束、250通の手紙』監督・キャストのインタビュー

『母との約束、250通の手紙』監督・キャストのインタビューを紹介します。

エリック・バルビエ監督のインタビュー

---小説『夜明けの約束』を映画化するに至った経緯は?

『夜明けの約束』は、プロデューサーであるエリック・ジュエルマンが、以前から映画化したいと思っていた小説なんだ。素晴らしい小説で、この捉えどころのない人格に解明の光を照らしてくれる。

全体にわたって真実と偽り、そしていつの時も現実と想像が混ざり合うんだ。これは抜群の記憶で書かれた自伝で、記憶の再現なんだ。僕はこの作品にすぐさま興味を持ち、この小説を映画化するという仕事に身を投じたんだよ。

僕の目に映ったガリは、ロマン主義者であり、謎であり、多くの側面を持っている。様々な肩書の名前の背後に影を潜めていた。

『夜明けの約束』は、悪漢を題材とした小説で、ロマン・ガリが母親と過ごした20年間で、どのように大人になったかを描いている。彼と母親は、国々を移動しながら様々な困難に直面し、冒険や紆余曲折を経て進んでいく。

彼らは人生の中であらゆる機会を失ったり手に入れたりして、人々と再会し、幸運な出来事や災難に見舞われる。人が想像しうるありとあらゆる状況にあふれているんだ。

物語の前半は人の理解力をはるかに超えたもので、読者は目がくらむような場面を突きつけられる。僕は、小説のエッセンスを保ちながらも、脚本のボリュームを3分の2に圧縮したんだ。

そして、小説の中で起こったことを変えてよいものか、変えてはならないものか絶えず自問し続けた。小説の精神に絶対的に忠実でいたかったからだ。

ロマン・ガリは自身の道のりについて、小説全体にわたってコメントし、分析し、深く考えているから、劇中全体にわたってナレーションを用いようと僕は最初から決めていた。

彼が語るストーリーの全ては原作中のストーリーと一緒で、ナレーションで聞こえるフレーズは彼自身の言葉なんだ。『夜明けの約束』は、美しく巧みなストーリーで、作者が自分の人生の一部を語っているものであるということを、観客はすぐに理解する。

ガリはこの小説を主な3つの部分で構成した。東欧での子供時代、フランスでの青年時代、そして戦争が始まった成人期早期の3つの時代なんだけど、行ったり来たりして、違った時代に起こった様々な出来事を通してある特定のテーマ、思考、過去の回想を分析して展開させているんだよ。

その手法はとても美しくて、文学ではうまく機能するんだけど、それを簡単に映画に移行することはできないんだ。僕は出来事の断片を年代順(起こった順)に並べてから、ストーリーを引き締めて、映画的なアプローチを取り始めた。


---この主題をどのように練り上げたのですか?

『母との約束、250通の手紙』は、二人組が一つになる物語なんだ。僕は、この概念を心に描きながらこの作品を撮った。

原作の中で、ガリは人生で多くの脱線を体験するんだけど、僕は、この二人組の物語を中心に置きたかった。それが主題だからね。二人に友達はいないし、友達ができたとしてもすぐにいなくなる。

様々な人々が登場するけれど、ほとんど一貫してシルエットで、この二人組の周辺に存在する。「僕の母親の存在を可能にするためには、僕は彼女を著名人にしなければならない」というロマンの有名な言葉がある。

彼の小説全体が、彼のこの思いの上に立っていると僕は思うんだ。彼の執筆の目的なんだよ。だから僕は、彼のこの目的を映画の中心にしたかった。

この作品の主題は二重の約束だよ。ニーナは、何があっても息子を愛すると約束した。無条件で完全に彼を支えるとね。そしてそのお返しとして、ロマンは成功して有名になることを約束する。

この映画は、母親の夢を実現させるべく奮闘する息子の物語なんだ。しかし物語を動かすものは正義であり、復讐である。ガリは、母親が受けてきた不公正を目にし、母親のために復讐することを誓う。

それは子供の中によくある基本的な感情なんだ。信用が傷つけられたり、屈辱を受けたりと、親が苦しむのを見ると、子供の中にとてつもない怒りの感情や激しいエネルギーが生まれる。

「母さんのために復讐をしなければ。社会に対して復讐するんだ。母さんは彼らが思うよりもずっと強いが、誰も母さんのことを知らない。母さんが何者なのかを僕が彼らに知らしめるんだ」と思うんだよ。

それが、彼が小説 『夜明けの約束』 を書いた理由、つまり、世界における母親の場所を再確立するためだった。でも、彼が約束を守ったことを見る前に母親が死んでしまう。

結局、彼が20世紀フランスの著名な作家となり、領事にもなり、富を築き、数人の愛人、数人の妻など、母親が彼に望んだことすべてを手に入られるようになることを、母親は知ることがなかった。

彼女の考え出したこの人物を作り出すことに成功したということを知ることがなかったんだよ。


---この母親が、良い時にも悪い時にも途方もなく大きな愛を持っているのを観客は確かに目にします。息子から見たら、彼女は良い母親なのですか、それとも悪い母親なのですか?

ロマンは、子供時代も青年時代も、無限大の愛を体験するけど、屈辱や反論や危機も体験する。彼は母親のことを恥ずかしいと思うことがよくあったんだよ。

また彼女は、息子に対してとても凶暴でもあった。息子を許容するということが全くなかったんだ。母親が要求することに対しては、それを母親が望んでいるからという理由で、息子は従うほかなかった。

彼が進む道は一つしかなかったんだ。彼女が彼に約束した運命は素晴らしいものだけど、それは前もって決められたものだ。だから彼は自由ではないんだ。

でも同時に、この風変わりな母親は、少々注意散漫で、滑稽なところがある。母親が奇妙な行動をとって、奇怪ともいえるときでも、ロマンはなんとか母親に共感しなければと思う。

そして立派なのは、ロマンが決して母親の問いかけや提案を嘲笑わないこと。母親の要求を尊重するというのが、ニーナとその息子にとっては法であり規則なんだ。息子はこの道を進んでいく。だから、滑稽なシーンは、いつもこの中途半端ではない行動からくる。

息子は、母親に言われることを決して軽視せず、母親が言うことはなんでも、それなりの理由があるのだから、母親を擁護しないといけない。それが二人の間にある絆なんだよ。

これは、子供が大人になる物語だ。それは、家族の拘束から自由になることによってではなく、むしろその反対で、母親ニーナの思いに屈することによってなんだ。

「神々は僕のへその緒を切るのを忘れたようだ」とガリが言うようにね。でもだからこそこの物語が独創的で卓越したものになる。そして母親と息子の愛の物語っていうのは、国境や時間を超えるんだ!

シャルロット・ゲンズブールのインタビュー

---ニーナ役を演じないかとエリック・バルビエ監督から誘いが来た時点で、小説 「夜明けの約束」のことはご存知でしたか?

いいえ。ジーン・セバーグとの関係しか、ロマン・ガリについては知らなかったのよ。だから、この映画の脚本で初めて「夜明けの約束」を知ったの。物語の規模の大きさに心を動かされたわ。

エリック・バルビエの脚本に夢中になったの。後になって小説を読み終わってから脚色作品の量を考えてみて、初めてエリックがどれだけ原作に忠実に書いたかがわかったの。

最初はロマン・ガリのことをあまり知らなかったから、心配や緊張なしで、比較的軽い気持ちでこの作品に関わり始めた。参考文献を読んでもまだ圧倒されなかったのね。


---あなたが演じる役をどう理解しましたか?

エリックはあらゆる資料を見せてくれた。ニーナの写真すべてを見たし、彼女の軌跡を徹底的に調べたわ。彼女が子供時代を過ごした町についてとか、彼女の人生の他の時期についても。でもわかるものは少なかった。

実際には、自分の祖母を思い出すことで、ガリの母親のキャラクターを自分のものにしたの。私は、ニーナと、私が捉えたニーナの姿と、父方の祖母の姿を合わせたのよ。

例えば、私が想像したニーナのポーランド語訛りは、私がよく知っていたロシア語の訛りに似ていた。ニーナと私の祖母という二人の女性は、同じ世代の人間で、同じ世界出身、同じ文化を持っているの。

私の祖母は、ニーナほど面倒な人ではなかったけれど、それでもとても強い性格だった。祖母の私の父に対する関係とニーナと息子との関係は明らかにそっくりだったわ。

私は祖母の思い出を用いて、自分自身の物語を想像してみたの。もちろん違うところもたくさんあるけれど、基本的なところは共通点が多かったわ。

私の父はフランス生まれで、東欧に行ったことがないのに、自分のルーツに関してはノスタルジアを抱いていて、それが幼い私にもうつったの。特に、宗教的なことは考えないで、ユダヤ式伝統に根を下ろしている、なんていう事実もね。

私の父は1917年にロシアを後にした。父は、彼の親がロシアを去った時のことをとてもロマンチックに話すのよ。「革命から逃れてフランスに避難した」ってね。私は新聞で読んだ作り話を思い出すの。父と祖母が戦争の話をしていると、それは冒険物語みたいで、私は13歳ごろまでそんな話を聞いていたのよ。


---あなたはご自分のおばあさんのイメージをニーナの役に反映させたということですか?

だから、訛りは大事だったのよ。エリックに、ニーナに訛りをつけることを提案したんだけど、彼は大反対だった。でもニーナに訛りがないなんて考えられなかった。少なくとも、訛りの名残はあるはずだって思った。

一部の場面でこの女性がポーランド語を話しているのを見たら、彼女が別の場面でフランス語を話しているときに、パリ訛りで話すはずがないのよ。私はその考えを慎重にエリックに分かち合ったわ。

そうしたら彼は納得してくれたの。だから役作りは、ポーランド語とポーランド訛りのおかげで完成したのよ。結果は大成功。信憑性があるわずかな訛りというか、かすかな訛りが聞こえて、今となってはなくてはならないものなの。

前の仕事でポーランドで撮影しているときに、エリックが来て、最初の衣装を作ってくれた。ところが、鏡で自分の姿を見て、何かがおかしかったの。ニーナの姿ではなかったのよ。私の顔つきが全く合ってなかった。

ガリの母親が送ったような人生を生きている女性には見えなかった。もっと苦しみを背負っているように見えなければいけなかったし、体重も増やさなければいけなかった。

ダメージを受けた感じで、歳を感じさせることを恐れてはいけないと思ったの。私はありとあらゆるものの助けを借りたわ。衣装、メーク、ウィッグ、補綴などね。

また偽のお尻と胸を使ってみることにもした。人生で初めて仮面をかぶっているような気持ちがしたわ。完全に変身して、女優として演技をすることができた。

それによって自由を感じて、できる限り自分とは違う人物になることはとても楽しかった。


---ニーナというキャラクターについてはどう思いますか? ニーナと息子のやり取りを見ていると、彼女のような母親を持つことは呪いなのか、それとも祝福なのか、と思わずにはいられないのです。

その疑問は私も持ったわ。私はこの母親をとても愛しているんだけれど、同時に、呪いでもあると思う。彼女は彼の肩に重荷を背負わせるわけだから。いつもが試験なのよね。

でも、彼女は彼にすべてを与える。彼女のおかげで彼は強さや、生きることに対する欲求を身につける。でも私は彼女を批判しない。彼女は重荷であって、負担であるのは確かね。

でも私は最高級の愛を感じようと試みたの。彼女が息子に対して抱いていた情熱をね。頑固な彼女の滑稽な側面と同時に、彼女が持っていた、運命という強烈な概念をちゃんと表現するのはとても難しかった。

ニーナは滑稽であると同時に、哀れでもある…。この役を演じるのはとても楽しかった。滑稽な要素にはとても共感できたの。私の祖母もユーモアのセンスがあって、それはとても独特で、ニーナのユーモアとはそんなに違わなかった。

私は自分の歴史を取り入れた時が多かった。ガリのことではなく、私の父や、私の家族のことよ。そんな風に自分を巻き込まないといけなかったの。ニーナが何かを隠していると感じられる時がある。

彼女は結構分かりにくいキャラクターだから。彼女のことはあまりわからないの。息子に対する彼女の執念は彼女だけのものみたいなんだけど、それが彼女のキャラクターの本質的な部分を提供してくれる。

彼女のモンスター的な側面のこともエリックから聞いていたわ。生命力と節制のモンスターよ。

ピエール・ニネのインタビュー

---エリック・バルビエ監督の作品に関わる前に、小説 「夜明けの約束」のことはご存知でしたか?

僕は、『夜明けの約束』をはじめ、彼のその他の作品を読んだことがあったんだ。でも映画の準備として読み直した時、ロマン・ガリの作品で再発見があったんだ。

僕は、『白い犬』と『白い嘘』に特に共鳴した。両方とも自伝なんだけど、それぞれに独特の独創性があって、全く違う2つの感情を呼び起こすし、両作品とも、知性で読者を驚かせるんだ。

僕はガリのユーモアが大好きなんだよ。彼は、自暴自棄なものの言い方をすることは決してない。彼のそのユーモアが、彼の人生のドラマであり、同時に彼の作品の出どころでもあるんだ。

ガリにはいつの時にも笑いもドラマも絶望もふんだんにある。特に彼自身について書いているときはね。僕は、『夜明けの約束』を通して、自由と人権の国であるフランスに対してロマンと母親が抱いていた無条件で立派な愛を再発見したんだよ。

その意味で、この本は絶対的に現代にも当てはまる。ユダヤ系ポーランド人が迫害を受けて自国を後にし、フランス人になることを必死で目指す物語だからね。彼は文字通り戦ってこの夢を実現させ、20世紀で最も偉大なフランス人作家の一人になるんだ。


---ロマン・ガリの役を演じないかという誘いがエリック・バルビエ監督からあったとき、まずどんなことを思いましたか? ガリが小説の中で作り上げるこのキャラクターをどのように表現しましたか?

僕は『夜明けの約束』からの鮮明なイメージを覚えていた。最初に読んだのは僕が10代のときだったんだけど、その時点でこの作品は映画的だと思った。

でも僕にとって最も説得力があったのは、作品全体を通して伝わってきたエリック・バルビエ監督の情熱だった。彼はもう何年も前からこの映画を作りたいと思っていた。

この類い稀であり、国境を超える絆で結ばれたこの母子を描きたいと思ったらしい。僕には、役に関して先入観はなかった。でもロマン・ガリの人生について知るに従って、仕事と人生という彼の二重のアイデンティティーに惹かれたんだ。

『母との約束、250通の手紙』 は、紛れもなく自伝なんだけど、現実を大きくも小さくも変えて作り上げたという要素を含むんだ。だからそれは、脚色の過程と監督の目を経たガリの役を僕が作りあげるということを意味した。

だからロマン・ガリを演じるというよりも、エリック版の人物を発見することだったんだよ。エリックが、母と息子の絆の物語に焦点を当て直したのがすごくいいと思った。それが、作品の真髄なんだ。


---小説を読んでも映画を見ても、観客の頭から離れない問いが一つあるんです。それは、ロマン・ガリの母親のような親を持つことは祝福なのか、呪いなのか、ということです。あなたはどう思いますか?

難しい質問ですね。ここで答えられるほど簡単な質問ではないと思う。二人の絆はとても強力で、狂気じみていて、情熱的で、破壊的であると同時に建設的でもある。

その絆がガリの真髄なんだ。これがあるから『夜明けの約束』はきわめて重大で啓示的な本なんだよね。それは、ロマン・ガリのような作家の深いところにある欲望がどこから派生しているかを語っている。

彼の生命力もだ。確かなのは、彼を真の意味で比類ない人物にしたのは、彼の母親だということなんだ。普遍的な視点から見たら、僕らはみんな親から、特に母親から受け継ぐのだということをこの物語は伝えているんだと思う。それはいい面もあるが、辛い面もある。


---あなたが小説の前半に登場する文章を、映画の最後にもってきたらどうかと監督に提案したそうですが、あなたにとっては、文面、つまり原稿をもとに役作りをするのが大切なことなのですか?

もちろん。自分が作品の一端になるのが早ければ早いほど、僕はインスピレーションを受けるんだ。エリックの脚本は素晴らしいと思ったよ。彼が決断した展開やカットは、しっかりと考え抜いた結果だった。小説をスクリーンにもっていくには、カットしなければいけないのは当然だからね。

「母親の愛で、人生は、夜明けに守れない約束をする…」というこの引用の中に全物語が入っているんだ。僕は結構前に、映画の最後にナレーションを入れるかどうか尋ねた。僕はこういったことで、彼と意見を交換し合うのが好きだったんだ。

また、脚本というものは生きている自由なものであると捉え、創作を続けるのも好きなんだ。この哲学をもっていることはとても重要だと思う。特にこの映画のような作品にはね。作品を尊重しながらも、最終稿に潰されないことだ。

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