【2019年5月更新】2016年にノイタミナ枠で放送され、海外からも絶賛された『甲鉄城のカバネリ』2期の制作が決定!そして2019年には、1期の続編である劇場版『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が公開されました! この記事では『甲鉄城のカバネリ』観たことがない人や、物語を忘れてしまった人のために、カバネからカバネリまで、独特な世界観やキャラクター・謎の考察をまとめてご紹介していきます。
『甲鉄城のカバネリ』とは?
2016年4月にノイタミナ枠で放送された『甲鉄城のカバネリ』。2016年末~2017年に渡り、前編後編の2部作で総集編も公開されました。
そして、カバネリファン待望の続編!
劇場版『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が、2019年5月10日(金)より2週間限定劇場上映が開始されています!
2週間限定上映ということですが、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスでも独占配信しているようなので、ぜひチェックしてみてください。
2016年6月から吉田史朗によりコミカライズされ「月刊マックガーデン」にて連載されている今作。
カバネと呼ばれるゾンビに似た怪物と、人間との果てしない戦いが中心となった物語で、その独特な世界観や用語も注目!
『甲鉄城のカバネリ』のあらすじを“カバネリ用語”を解説しつつ徹底解剖!
舞台は極東の島国・日ノ本。
日ノ本を治めているのは金剛郭にいる将軍で、鉄道網となっている駅(砦)にはそれぞれ統治者がいます。
強固な壁に囲まれた駅には、それぞれ住民が集落を作って生活しています。
駿城(はやじろ)という、幕府所有の装甲機関車である甲鉄城を使って生産物などを流通させており、それ無くしては生活が成り立ちません。
『甲鉄城のカバネリ』の甲鉄城とは?
甲鉄城とは物語のメイン舞台。主人公の生駒たちが乗る駿城のことです。
元々は物資運搬に使用されていましたが、今はカバネに襲われた顕金駅で生き残った住民らの生活拠点となっています。
マスターキーは、顕金駅を統治している四方川菖蒲(よもがわ あやめ)が所有しています。
突然この世に現れた怪物「カバネ」。
カバネに噛まれた人間はウイルスに感染してしまい、死んだ後にカバネとして蘇り、壁の外で増殖を続けているのでした。
『甲鉄城のカバネリ』のカバネの生態は何?
カバネは身体能力に優れた、人間の血を吸う怪物です。
体や頭部を攻撃してもダメージを与えることはできませんが、唯一、心臓皮膜を破壊すれば倒すことができます。
しかし、ただ刀や銃で攻撃しても心臓皮膜を貫通することはできません。
生駒が開発したツラヌキ筒で心臓皮膜を破壊することで、カバネを倒すことが可能です。
カバネについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
【2019年5月更新】カバネとは『甲鉄城のカバネリ』に登場する身体能力に優れた、人間の血を吸う不死の怪物です。この記事では、「カバネはどこから現れたのか?」「なぜカバネウイルスは拡散したのか?」などカバネの正体や目的・カバネの種類についてを徹底解説していきます。 ファン待望の『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が2019年5月に公開されたので、ますます目が離せませんね!
カバネへの対抗策であるツラヌキ筒とは?
カバネを倒すには、刀も銃もまったく役に立ちません。
これまでで効果を発したのは、生駒が開発したツラヌキ筒だけなのです。
貫通力の高いツラヌキ筒は、通常の蒸気筒では倒せないカバネを一撃で倒すことができる生駒独自の武器。
また、妹をカバネに殺された過去を持つ生駒は、ツラヌキ筒だけではなく、カバネウイルスが全身に広がらないようにする器具も開発しました。
カバネに感染したらどうなる?
カバネに噛まれたり、傷つけられた人間のほとんどは大量出血で死に至ります。ある一定時間が経過すると止まった心臓が光り出し、心臓皮膜で覆われ、カバネとなって復活します。
噛まれてすぐに死に至らなかった場合でも、潜伏期間を経て死亡し、カバネとなって蘇るのです。
カバネに噛まれたら最後、人として生きるのは不可能とされているが中には例外もあります。
それが生駒と無名のような“カバネリ”と呼ばれる者たちなのです。
カバネでも人間でもない“カバネリ”とは?
カバネでも人間でもない存在、それが“カバネリ”と呼ばれている者です。
先ほどご紹介した通り、カバネに噛まれたものは死に至りカバネになります。しかし、生駒の開発したウイルスの侵食を防ぐ器具で、食い止めることができるのです。
人と同じように話すことができ、思考回路も正常ですが、心臓は止まり発光し主食も血液となります。
人が空腹になるのと同じように、定期的に血を採らないと危険なので、“お弁当”といって竹筒に血液を入れて持ち歩いています。
人の気持ちを保ってはいますが、いずれはカバネになってしまう…といわれています。
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『甲鉄城のカバネリ』のキャラクター・登場人物をご紹介!
では、ここからは『甲鉄城のカバネリ』のキャラクター・登場人物についてご紹介していきます。
生駒(いこま)/畠中祐
『甲鉄城のカバネリ』の主人公の17歳の少年。顕金駅に住んでいた蒸気鍛治師。
以前住んでいた駅がカバネに襲われ、妹を盾にして自分だけが助かったことがトラウマとなっています。襲撃で両親と妹を亡くしています。
その後「打倒カバネ」を決意し、カバネに対抗するため、カバネウイルスの侵食を抑える器具や、カバネを攻撃するツラヌキ筒を独自に研究・開発しています。
ある日、カバネが顕金駅を襲撃し、カバネに噛まれてしまいます。
生駒は自ら開発した器具を使い、ウイルスの侵食を防ぐことに成功しました。しかしこの結果、心は人間で身体能力はカバネという“カバネリ”になってしまいました。
生駒というキャラクター名の由来
『甲鉄城のカバネリ』の荒木哲郎監督が、生駒というキャラクター名は「将棋で駒が成る前」、つまり「これからの人」というの意味が込められていると話していました。
妹を助けられなかった自分の弱さに勝ち、カバネを倒すことを決意した生駒にぴったりのキャラクター名ですよね。
無名(むめい)/千本木彩花
『甲鉄城のカバネリ』のヒロインで12歳。
顕金駅をカバネが襲撃しているときに現れた謎の少女。別の駿城に乗り、顕金駅に立ち寄ったのでした。
無名は、カバネに対抗できる高い戦闘力で顕金駅住民の脱出を助けます。
たくさんの戦闘を経験してきたので、厳しい発言が目立ちますが、12歳らしいあどけない表情を見せるシーンも。
嗅覚も発達しているようで、周りは気付きませんでしたが、無名は生駒がカバネリだとすぐに気付きます。
カバネ並みの戦闘能力があり、戦闘態勢に入ると首に巻いているリボンをほどくのが特徴。ただ、一定時間戦うと、睡魔が襲い強制的に眠りについてしまうのでした。
無名の本名は穂積(ほづみ)といい、カバネを退治する部隊「狩方衆」の一員だったのです。
狩方衆が開発した薬剤で人工的にカバネリ化し、圧倒的な戦闘力を手にしていました。
無名というキャラクター名の由来
『甲鉄城のカバネリ』の荒木哲郎監督が、無名というキャラクター名も「これからの人」の意味を込めて名付けたといいます。
「将棋で駒が成る前=これからの人」というの意味が込められている生駒と、無名のふたりの今後の関係が気になりますね。
天鳥美馬(あまとり びば)
カバネを退治する精鋭部隊・狩方衆を束ねる総長。
自分を陥れた父・将軍に復讐するため金剛郭を目指します。無名からは兄様と呼ばれているが兄妹ではなく、無名の命の恩人。
精鋭部隊・狩方衆の総長である美馬は、計画していた倒幕を決行。甲鉄城の人々は囚われます。
無名は美馬に利用され、美馬側と生駒側の壮絶な戦いが始まります。そして、生駒と対峙したとき、美馬もカバネリであることが判明するのでした。
四方川菖蒲(よもがわ あやめ)/内田真礼
顕金駅を統治していた四方川堅将の17歳の一人娘。
顕金駅がカバネに襲われた際に、亡くなった父の後を継いで住民たちと共に甲鉄城に乗り込みました。身分は関係なく、柔らかな態度で対応するため、住民たちからも慕われています。
ただ、典型的なお嬢様で指導力や統率力に欠けるところがあり、指導権を奪われてしまったことも。
自分の意見をはっきりと言えず、流されてしまう部分がありましたが、次第に勇敢な女性へと成長し、再び住民たちを率いる統治者となりました。
住民たちの安全を一番に考えている強く優しい心の女性です。
来栖(くるす)/増田俊樹
顕金駅を統治していた四方川家に仕えている武士の17歳の青年。
主君の一人娘である四方川菖蒲の警護をしています。
剣や馬術の腕前は一流。忠義に厚く謹厳実直な性格なので他の武士たちにとってリーダー的な存在です。
良くも悪くも裏表がなく、カバネリである生駒たちの存在を危惧しています。
逞生(たくみ)/梶裕貴
顕金駅に暮らしていた蒸気鍛冶の17歳の少年で、生駒の親友。
カバネを研究・武器開発する生駒を徹底的にサポート。生駒と一緒にカバネを倒すための「ツラヌキ筒」を開発しています。
突拍子もない行動をする生駒に呆れている部分もあるが、生駒のことを受け入れてくれる理解者のひとり。生駒がカバネリになった後も、親友として以前と変わらず良い関係を続けました。
どんなことに対しても恐れず、立ち向かっていく生駒に憧れも抱いています。
鰍(かじか)/沖佳苗
蒸気鍛冶の15歳の少女で、生駒や逞生の同僚です。
家庭的で面倒見がよく、家事や孤児たちの世話をしています。身寄りのない子どもたちから「お姉ちゃん」として慕われています。
巣刈(すかり)/逢坂良太
蒸気鍛冶の15歳の少年。
皮肉屋な面がやや目立ちますが、冷静沈着で判断力は抜群。物覚えも良く、仕事に関しても手際よくこなす優等生タイプ。
乗務員の侑那へ恋心を抱いており、ふたりの関係にも注目!
侑那(ゆきな)/伊瀬茉莉也
日ノ本各地に物資を運んで回る駿城、甲鉄城の乗務員で16歳の少女。
元々乗務員の見習いでしたが、顕金駅の襲撃から運転を担当することになります。寡黙ですが働き者で、仕事熱心な姉御肌タイプ。
男性に劣らない見事な筋肉質の身体の持ち主で、性格も勝ち気で男勝りな一面も。
吉備土(きびと)/佐藤健輔
来栖の親友。四方川家に仕えている武士で19歳の青年。
来栖とともに四方川菖蒲を守っています。穏やかな性格で争いは好みませんが、カバネとの戦いとなれば前線で戦う強さを持っています。
身分違いの人間にも分け隔てなく接し、カバネリの存在も受け入れています。
『甲鉄城のカバネリ』の3つの謎について考察してみた!
最後に、『甲鉄城のカバネリ』の3つの謎について考察してみました。
『甲鉄城のカバネリ』考察① 無名が“緑色の石”を持っていた理由とは?
生駒が持っていたはずの緑の石。これは亡き妹と生駒を繋げる唯一のものです。
失くさないよう、縄で手に固定されていますが、その後は無名が持っていました。このことから一時は、無名が生駒の亡くなった妹ではないかという見方もあったのです。
しかし、生駒の右手が吹き飛ばされたシーンで、石は倒れている逞生のそばに落ちていました。逞生が拾ったのではないでしょうか。
その後、逞生が亡くなったときには石は持っていませんでした。そして、無名の後姿が映っていたので、逞生が無名に渡したか、無名が拾ったと考えられます。
『甲鉄城のカバネリ』考察② 美馬が生駒を助けたのはなぜか?
美馬と生駒の決戦。
生駒が開発したツラヌキ筒と、薬剤でカバネの戦闘力を上げて臨んだ戦いの結末は、無名が美馬の心臓被膜を貫いたことで生駒が勝利しました。
薬剤を投与し、危険な状態だった生駒が助かったのはなぜでしょうか。
この戦いで、実は美馬もカバネリであったことが判明しています。そして美馬は密かに、別の薬剤を生駒に打っていたようなのです。
美馬は自分を陥れた父に復讐することだけを目標としていたはず。
復讐を果たした後、自分が何に向かっていけばいいのか分からなくなってしまったのでしょうか。
無名にも、「弱いものは死ね」とずっと教え込んでいましたが、自分が一番弱い者になってしまったのかもしれませんね。
生駒の真の強さを見て、その後を託せると感じたのではないでしょうか。
弱い自分を認めながら、必死に弱い自分に勝とうとする生駒。弱い自分を認めず、強い自分を装っていた美馬。
美馬は生駒に対して、憧れがあったのかもしれませんね。
『甲鉄城のカバネリ』考察③ 無名は人間に戻ることができるのか?
生駒は必ず無名を人間に戻して見せると約束しました。
無名は人間に戻ることなんて無理だと分かっていても、生駒の優しさが嬉しいはず。
しかし、前日譚が書かれている小説「暁」では、カバネウイルスを発見した人物が、金剛郭で研究を進めていると記述されています。
アニメでこの人物は登場しませんでしたが、研究が進んでいけばカバネウイルスを撃退して、人間に戻れる可能性もありますよね。
カバネリはいずれカバネになってしまうともいわれていますが、はっきりしたことは不明。
もしワクチンが開発されれば、無名も生駒も人としての人生を歩むことができるでしょう。
しかし、金剛郭は1期の最終話であっけなく崩壊してしまいます。
研究室は無事だったとしても、崩壊した金剛郭を元に戻すのは至難の業。まだしばらくカバネ研究は進みそうにありませんね。
無名や生駒には、タイムリミットが近づいているかもしれないのに…。
2018年公開予定とされていた『甲鉄城のカバネリ』2期の最新情報とは?
当時、『甲鉄城のカバネリ』のアニメ2期が、2018年の完成を目指して制作されているという情報がありました。
1期では美馬が亡くなり、新たな場所を目指して出発した甲鉄城。失くした仲間もいるが、新たな仲間も増えていました。
彼らは最終的にどこを目指しているのでしょうか。カバネに侵食されつつあるこの世界で、生き残るのは人間とカバネのどちらなのでしょうか。
1期の続編『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』がついに2019年5月公開!
アニメの2期…の前に、1期の続編にあたる劇場版『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が公開されました!
『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』とは、『甲鉄城のカバネリ』1期の最終話から2期の間の物語で、TVアニメシリーズの中編と称されています。
日本海に面している駅・海門で、カバネとの戦いを続けていた生駒や無名は、人とカバネの中間の存在である“カバネリ”であることを理由に、ひどい扱いを受け続けていました。その仕打ちに、生駒は怒りで冷静さを失い、たったひとりでカバネの巣窟に乗り込んでしまうのでした。
無名は、生駒がカバネの巣窟にひとり乗り込んだことを知り、どういう行動にでるのでしょうか。生駒と無名のこれからの関係に注目。
『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』は一部の動画配信サービスでも独占公開されているようなので、映画館に行く時間がない人は動画配信サービスをチェックしてみて下さい。
より一層、TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』2期の放送が待ち遠しいですね!
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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