2071年の太陽系を舞台に賞金稼ぎスパイク、ジェット達の活躍を描くアニメ「カウボーイビバップ」を紹介します。アメリカで実写テレビシリーズ化されることも発表された「カウボーイビバップ」ですが、菅野よう子作曲の「 Tank!」などの音楽面でも高い評価を得ました。
OP曲「Tank! 」はじめ絶大な印象を残す菅野よう子作曲の音楽①
「カウボーイビバップ」で絶大な印象を残すのが劇中で使用される楽曲の数々です。
この作品の作曲を担当するのは東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも作曲をつとめる菅野よう子です。
作品の中でも特に鮮烈な印象を残すのは、オープニングテーマ曲にもなっている「Tank!」です。
爽快なサウンドが印象的なこの楽曲がOPで流れると、作品の世界に引き込まれます。
また、「Tank!」に合わせるOPのアニメーションも細かいカット割りの演出が冴え渡り、映像でリズムを刻んでいくような魅力を持たせ、音楽と映像のシンクロが素晴らしいです。
この「Tank!」は有名なところで言うと「ホンマでっか!?TV」など、様々な作品のBGMに使用されるなど、人気の曲となりました。
他にも作品の中では「RUSH」や「BAD DOG NO BISCUITS」など、作品の中で繰り広げられるアクションと相性の良い軽快なサウンドが魅力の楽曲となっています。
また、「Cat Blues」はコミカルのメロディの曲で作品のアクセントになっています。
Web: http://radiomanga.net http://ostanimemusic.blogspot.com Bad Dog No Biscuits Anime: Cowboy Bebop OST: Cowboy Bebop OST 1 (1998) [audio] Cowboy Bebop (カウボ...
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OP曲「Tank! 」はじめ絶大な印象を残す菅野よう子作曲の音楽②
「Tank!」などアップテンポな楽曲がある一方で、エンディングテーマ曲の「THE REAL FOLK BLUES」は物悲しさを感じさせる楽曲です。
「カウボーイビバップ」の各話は最初は痛快な活劇のような物語が展開するのに、最後まで見るとビターな味わいのドラマに終わることが多いです。
OP曲の「Tank!」とED曲の「THE REAL FOLK BLUES」という曲調の全く違う楽曲の使い分けはそうした意味で効果的です。
また、他の楽曲では「Waltz for Zizi」はギターの哀調を帯びたメロディが、「MEMORY」はオルゴールの悲しい音色が印象的な曲です。
そして、スパイクとビシャスとが死闘を繰り広げる場面で流れるのが「Rain」ですが、この曲はオルガンのメロディが劇的な効果を上げています。
オルガンが荘厳に響くこの楽曲は宗教音楽のような感覚を聴くものに印象付けて、スパイクとビシャスの戦いを格調の高いものへと演出する効果があります。
「カウボーイビバップ」での菅野よう子の楽曲の数々は作品の各場面のムードとシンクロして忘れ難い印象を残します。
Song: The Real Folk Blues Album: Cowboy Bebop: Vitaminless Artist: Seatbelts ft. Mai Yamane All Images and Music Publishing Rights: Bandai Entertainment & Vi...
Web: http://radiomanga.net http://ostanimemusic.blogspot.com Waltz for Zizi Anime: Cowboy Bebop OST: Cowboy Bebop OST 1 (1998) [audio] Cowboy Bebop (カウボーイビバッ...
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Web: http://radiomanga.net http://ostanimemusic.blogspot.com Memory Anime: Cowboy Bebop OST: Cowboy Bebop OST 1 (1998) [audio] Cowboy Bebop (カウボーイビバップ, Kaub...
フィルム・ノワールを彷彿させるスパイクとビシャスの死闘①!
「カウボーイビバップ」のテレビシリーズは全26話で構成されて、複数の脚本家が携わっていることもあり、シリアスな話もあれば、コメディ調な話もあります。
また、映像的にも高速戦闘機が宇宙空間を駆け回る「スター・ウォーズ」的なバトルもあれば、カンフー映画、西部劇など様々なエンタメの要素が複合されているのが特徴です。
その中でも、主人公スパイクとビシャスとの対決の場面は、フィルム・ノワールを彷彿させる演出が印象的です。
ジュリアを巡る因縁や、犯罪組織から抜け出したスパイクと、かつてコンビを組んだ相棒であるスパイクに執着するビシャスの暗い感情はフィルム・ノワール的なドラマです。
また、映像的にもモノトーンに近いような白と黒の明暗を強調した画面構成、モワッとした霧が画面を覆う場面もフィルム・ノワールを意識したものです。
フィルム・ノワールを彷彿させるスパイクとビシャスの死闘②!
出典:ただし、映画のフィルム・ノワールがドライなドラマ作りを徹底するのに対して、「カウボーイビバップ」の中のスパイクとジュリアの関係にはメロドラマ的な要素もあります。
ジュリアの服装も画面も全体的にモノトーンなのに、ジュリアとスパイクの絆を象徴する赤いバラが、色彩的なアクセントとして登場します。
こうしたバラの赤が象徴するスパイクとジュリアの関係は、殺伐とした場面の中でもロマンチックに描かれて、メロドラマのような余韻を見る者に残します。
このスパイク、ジュリア、ビシャスの三人の運命が決まるラストシーンは、ドラマ的にも映像的にも素晴らしいものになっています。
アメリカで実写化ドラマ化が決定した「カウボーイビバップ」!
1998年にテレビシリーズが初めて放送された「カウボーイビバップ」は、2001年には劇場版映画の「COWBOY BEBOP 天国の扉」が公開されました。
そんな「カウボーイビバップ」ですが、アメリカで実写TVシリーズ化の企画が進行中です。
この実写版「カウボーイビバップ」で脚本を担当するのは「マイティ・ソー」シリーズでも有名な、クリストファー・ヨストです。
アニメから実写ドラマ化へと「カウボーイビバップ」の世界は広がっていきます。
参考元
- ・参照リンク:カウボーイビバップ - Wikipedia
- ・参照リンク:カウボーイビバップ
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