新章、ついに始動。『スターウォーズ/フォースの覚醒』徹底解析！

スターウォーズ・エピソード７【最新３部作・第１章】

本シリーズがついに始動

映画史における伝説的なシリーズ『スターウォーズ』。

１９７０年代から公開が始まった旧３部作(エピソード４～６)は１９８３年に一度終わりを迎えます。
そして１９９９年に再び新３部作(エピソード１～３)が公開。こちらはプリクエル・トリロジー（前日譚３部作）となっています。この３部作は２００５年に完結。

そして続３部作(エピソード７～９)の第１章が２０１５年についに公開！

タイトルは『スターウォーズ/フォースの覚醒』。

本シリーズの待望の続編が３０年ぶりに世界に発信されたのです！

『スターウォーズ/フォースの覚醒』Story

反乱軍が帝国軍に壊滅的なダメージを与えた「エンドアの戦い」から約３０年の時が経ちました。

帝国軍の残党がふたたび勢力を盛り返し「ファースト・オーダー」として銀河の脅威となりつつあります。
彼らの探している最後のジェダイは行方がわかりません。

――ルーク・スカイウォーカー。

帝国軍を亡ぼした張本人、伝説の騎士です。
彼を探しているのはファースト・オーダーだけではありません。ルークの妹レイアはファースト・オーダーに対抗する軍事組織・レジスタンスの将軍としてルークの行方を追っています。

一方、惑星ジャクーで孤独な生活を送るレイは、業者に回収されそうになるドロイド・BB-8を助けます。
さらにストームトルーパーとしての任務に疑問を感じ脱走したフィンと出会い、レイの運命は大きく変わっていくことになるのです…！

新たな伝説、新たな物語

〈新ヒロイン〉の登場！

シリーズ新章での主役はレイです。
つまり女性です。

新シリーズの鮮度の高さは、まだ世界的に無名であったイギリスの新人女優デイジー・リドリーをメインヒロインに抜擢したことで、より活性化されたと言えるでしょう。

物語のなかでレイは家族を待つ孤独な女性として描かれます。惑星ジャクーに取り残された彼女は廃品を売りながら生活をしています。

まだ本作ではレイの正体ははっきりと明かされていませんが、フォースを操る彼女はジェダイと密接な関係がありそうです。

ルークの娘であるとか、ハン・ソロとレイアの娘であるとか、ジェダイの直系になぞらえた様々な憶測が飛びかっています…。

〈ダークサイド〉の使者カイロ・レン

エピソード３～６まで絶対的な敵役として登場したダースベイダー(アナキン・スカイウォーカー)。
１～３では彼の生い立ちを中心に物語は進展します。
シリーズのアイコンといえる存在でキャラクターのテーマソングとともにスターウォーズの影の主役といっても差し支えない人気を誇っています。

新シリーズ第一章の本作ではダースベイダーを引き継ぐ新たな敵キャラクターが登場します。

十字型のライトセーバーを操るカイロ・レンです。

仮面を被った邪悪な指揮官としてファースト・オーダーを統率しますが、フォースの光の側面の誘惑を感じ苦悩します。つまりまだ心に善意が残っているのです。

〈新キャラクター〉続々登場

新ヒロイン・レイ、敵役カイロ・レンに留まらず本作では新しいキャラクターが多数登場します。

R2-D2を彷彿とさせる愛嬌のあるルックスのドロイド・BB-8は新章のマスコットとして、また物語のキーキャラクターとして活躍します！

それに元ストームトルーパーである脱走兵フィンも、主要キャラクターとしてストーリーをけん引します。
正義と悪に葛藤し、フォースの導く物語に飲み込まれてゆく重要な役割を担っています！

更にレジスタンスきってのパイロットであるポー・ダメロン。
彼は本来チョイ役であったところを、演じる俳優オスカー・アイザックの熱演により監督のＪＪエイブラムスが感服、以後の出演を決定したという逸話があります。

ハン・ソロもレイアもルークも！シリーズ復帰の旧キャラクター

本作ではオリジナルシリーズに登場していた旧キャラクターたちも数十年ぶりに再登場します！
ファンにはたまらない！

ハリソン・フォード演じるパイロットのハン・ソロ、相棒のチューバッカ、レジスタンスを率いるレイア姫、もちろんC-3PO、R2-D2、それにルーク・スカイウォーカーも！！

更に声の出演ではオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネスとユアン・マクレガー！)とヨーダも出演しています！
まさにファン垂涎、長期シリーズのすごみがありますね。

張りめぐらされた【伏線】考察

レイはいったい誰なのか？

レイがルークのライト・セーバーに触れると様々に浮かんでくるイメージ…。
オビ=ワンとヨーダの声が聴こえ、ライト・セーバーの正当な継承者がレイその人だと明かされます。

そして家族と引き離される回想シーンでは家族の顔は明かされずに謎のままです。

さらにR2-D2。誰が話しかけても起動しなかったR2-D2はレイによって再起動します。R2-D2の主人はルークです。これもルークの仕組んだプログラムでしょうか？

決定的なのが物語の終盤、レイは自分のなかに潜むフォースの力が徐々に目覚めていきます。しかもただならぬ力です。

これは完全にジェダイの末裔ということでは…！？

ファンのあいだでは様々な憶測が出ています。
先にもふれましたが、ルークの娘説。はたまたハン・ソロとレイアの娘説。オビ=ワンの娘では？なんてことを言うファンも多いです。
いずれにせよレイがジェダイであることに間違いはないはず。

では母親は…？

ハン・ソロとレイアはどうなるのか？

密輸パイロットのハン・ソロと連合国軍のレイア姫。

エピソード６においてハッピーエンド(一時的な)を享受するかのように抱き合った彼ら。
やはり続編においても愛を育み、息子を設けています。
彼の名はベン・ソロ。偉大なフォースの力を持ちながら、ダークサイドの誘惑にあい、父母とは袂を分かちます。

家族の物語といえるスターウォーズ・シリーズのなかで重要なモチーフとなる父子関係。
ルークの父親がダースベイダーであったと明かされた時の衝撃はいまでも物語に残響し、本作でも父子関係の愛と裏切りがストーリーを一変させます。

さあ、本作のクライマックスで決定的な事件に遭遇するハン・ソロ。
次回作はいかに！？
一応今冬に公開予定の次回作『スターウォーズ/最後のジェダイ』ではキャストに名を連ねています。出演は間違いありません。

さらにレイア。
演じるキャリー・フィッシャーは昨年末に惜しまれつつも亡くなっています。ファンには大変哀しいことですが、次回作『最後のジェダイ』が遺作になっています。

この２人が物語のなかでどのような役割を演じるのか、いまから楽しみです！

なぜルーク・スカイウォーカーは消えたのか？

本作はルーク・スカイウォーカーを探す物語です。

しかし、そもそもなぜルークは姿を消したのでしょうか？

帝国軍を破った「エンドアの戦い」の英雄であり、希少なジェダイの騎士であるルーク・スカイウォーカー。
３０年経ってもその影響力は衰えず、ファースト・オーダーは彼を恐れ、抹殺しようと行方を追います。
また、レジスタンス側も彼の協力を必要とし、彼を探しています。

彼が姿を消した原因は、ジェダイの後代を育てようとするも、失敗し、責任を感じ隠棲するといったもの。
才能あるジェダイがダークサイドに堕ちたのがショックだったようです。
おそらくそのジェダイが本作の敵役カイロ・レン。

そしてレイもそのジェダイの教育の場にいた？という伏線が張られています。
ルークはR2-D2に隠棲先の地図？を託し姿を消しました。

だいたいこのような理由でルークは行方不明ですが、帝国軍が復活しつつあるという緊急事態になぜ姿を現わそうとしないのか、謎は深まるばかりです…。

最新作『スターウォーズ/最後のジェダイ』予告編公開

今冬公開の次回作『最後のジェダイ』の予告編が解禁されています。
レイがルークのもとで訓練されている様子、そしてルークがジェダイが滅びることを予言する様子が映し出されています。

一体、レイは、ルークは、ハン・ソロはどうなってしまのでしょうか。
そして張り巡らされた伏線の謎は明かされるのでしょうか？
サブタイトルの”最後のジェダイ”とは誰のことなのでしょうか？

世界最大の映画シリーズも間もなく佳境です！！