イナズマイレブン【吹雪】士郎とアツヤとは?ーシリーズごとに完全解説!!

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ゲーム原作のアニメシリーズ『イナズマイレブン』に登場する吹雪士郎と吹雪アツヤについて解説しています。初登場『脅威の侵略者編』『世界への挑戦編』から『イナズマイレブンGO』、新シリーズ『アレスの天秤』『オリオンの刻印』までを網羅しています。

「イナズマイレブン」吹雪士郎とは
吹雪の二つの人格『士郎とアツヤ』
エイリア学園との過酷な戦い、吹雪の人格統合『脅威の侵略者編』
吹雪士郎、過去を乗り越えて世界へ『世界への挑戦編』
イナズマイレブンならでは！吹雪士郎のかっこいい超次元必殺技
『イナズマイレブンGO』大人になった吹雪
イナズマイレブン『アレスの天秤』吹雪アツヤの生きている世界
イナズマイレブン『オリオンの刻印』吹雪兄弟の世界戦
まとめ「イナズマイレブン」吹雪の魅力が描かれるふたつの世界線
吹雪士郎、アツヤを演じる声優：宮野真守
イナズマイレブン吹雪を見るには

イナズマイレブンの人気キャラクターである吹雪士郎について、初登場の『脅威の侵略者編』から、パラレルワールドである新シリーズ『アレスの天秤』『オリオンの刻印』までを通して解説しています。

前半では、二重人格であった吹雪士郎と副人格のアツヤ、その統合までの道のり。世界大会での吹雪士郎の活躍。大人になった吹雪のサッカーへの関わりなど、「イナズマイレブン」「イナズマイレブンGO」シリーズの吹雪士郎を紹介しています。

後半では、「イナズマイレブン」のパラレルワールドになる『アレスの天秤』『オリオンの刻印』の〈アツヤの生きている世界〉での吹雪士郎と吹雪アツヤについて紹介しています。

「イナズマイレブン」吹雪士郎とは

出典：amazon

ゲーム原作のアニメシリーズである『イナズマイレブン』2作目の『脅威の侵略者編』から登場する吹雪士郎を紹介します。

『脅威の侵略者編』は星の使徒エイリア学園と名乗る宇宙人の地球侵略から地球を守るために立ち上がった雷門中、イナズマキャラバンの戦いの物語です。

エースストライカーである豪炎寺修也がチームを離脱し、大幅に戦力ダウンしてしまった雷門中サッカー部を主軸とするイナズマキャラバンは、バックアップを務める響木からの『北海道にいる伝説のストライカーをスカウトし、戦力アップを図れ』という指示により北海道を目指すことになりました。

《伝説のストライカー》吹雪士郎は、北海道にある白恋中学校の2年生。

吹雪士郎サッカー部のキャプテンで、背番号は9番です。本来のポジションはディフェンダーですが、フォワードも兼任しています。

やや小柄な体型に、外ハネの銀髪、頂点の双葉のような髪がチャームポイント。太い眉が愛らしく、ブルーグレーの瞳。タレ目気味の優しげな顔をしており、守ってあげたいと思わせるかわいい風貌からか女子にモテており、どこに行っても女子に囲まれています。どんな暑い場所でも外すことのない白いマフラーが特徴です。

そんなかわいらしい外見とはうらはらに「ブリザードの吹雪」「熊殺しの吹雪」といった異名があります。

「熊殺しの吹雪」という恐ろしげな異名から怪力の大男をイメージされたりもして、そのギャップに驚かれていたり。白恋中のサッカー部は、男女混合チームのため公式大会のフットボールフロンティアには出場していないので、雷門イレブンは存在を知らなかったということです。

吹雪士郎の初登場シーンは雪の降る北海道の雪原、北ヶ峰の近くで雪をかぶり寒さに震えている吹雪をイナズマキャラバンが拾うところです。雪溜まりにハマったイナズマキャラバンを襲う熊を倒したり、厚く積もった雪をシュートでかきわけ道をつくったりと、その実力描写に吹雪への興味が高まります。

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吹雪士郎の名言「風になろうよ」

元陸上部でありスピード自慢でもある風丸を上回るスピードでボールを奪い、この一言。

小さいころからウィンタースポーツ全般で遊んでいた吹雪士郎が、雷門イレブンへスピード特訓として勧めたスノーボード特訓中やジェミニストームとの試合開始時などにも口にする決め台詞でもあります。

このほかにも吹雪士郎のセリフは名言とも迷言ともいえるものがあり、ふだんは穏やかな話しぶりですが無自覚に毒舌なところもあり、染岡の反発を煽りました。

吹雪の二つの人格『士郎とアツヤ』

ストライカーを求めてやったきたイナズマキャラバンの前に現れた白恋中の吹雪士郎は、試合ではディフェンダーのポジションに。ストライカーのはずなのに、と疑問に思う雷門イレブンの前で、吹雪がマフラーに触ると大人しい性格の吹雪が荒々しい性格のストライカーに変貌します。

ディフェンダーの士郎は主人格であり、マフラーに触れるという契機によって、副人格のフォワードのアツヤにスイッチします。

『ひとりで10得点叩き出した』『熊殺し』などの噂は、この副人格のアツヤの活躍によるもの。

アツヤになった吹雪士郎は、外ハネの銀髪はさらに逆立つようにハネ上がり、チャームポイントの双葉も尖るように立ち上がります。瞳の色はアツヤ本来の髪色を反映したようなオレンジ色になり、ツリ目気味になっています。

プレースタイルも熱く荒々しくなり、個人技を駆使したスタンドプレーが目立ちます。

吹雪士郎はふたつの人格をもつ二重人格者ですが、そのきっかけは数年前の悲しい事故にありました。

二重人格のきっかけ―悲劇に見舞われた吹雪士郎の重い過去とは

吹雪士郎が二重人格となるきっかけとなった悲しい事故が起こったのは、数年前、ジュニアチームに所属していたころ。

父親から「ふたりそろえば完璧」といわれたのを受け「アツヤが点を取り、士郎が守り、ふたりで完璧になる」と誓いあった直後、一家全員の乗る車が雪崩に巻き込まれ、両親と弟のアツヤが亡くなりました。

天涯孤独になってしまった吹雪士郎は、その辛さに耐えきれず、弟アツヤの人格をその身に宿すことになったのです。

どんな暑いところでも外すことのない白いマフラーは、弟アツヤの形見でした。

また、雪崩に巻き込まれた過去がトラウマとなり、雪の落ちる大きな音や雷の音などに非常に怯えるようになりました。

父の「ふたりそろえば完璧」という言葉をその身ひとつで体現するために、主人格の士郎が守り、副人格のアツヤが点を取るというスタイルで安定していましたが、エイリア学園との過酷な戦いは、父の遺した「ふたりそろえば完璧」という言葉すら呪縛に変えていくことになります。

エイリア学園との過酷な戦い、吹雪の人格統合『脅威の侵略者編』

吹雪士郎はイナズマキャラバンに参加し、雷門イレブンとともに特訓し、白恋中でのジェミニストームとの戦いに勝利します。

染岡は「豪炎寺のかわりはいない！」と吹雪に反発しているものの吹雪の実力は認めており、ジェミニストームとの試合では互いに協力し、だんだんと友情を育んでいきます。

吹雪の心を蝕むイプシロンとの戦い、染岡竜吾の離脱

ジェミニストームよりも強力なイプシロンとの戦いの際に、吹雪の放つ〈エターナルブリザード〉はゴールを奪うことができませんでした。漫遊寺中でのイプシロンとの戦いはイプシロンの試合放棄によってゲーム終了。決着つかずとなります。

次いで、影山の率いる真・帝国学園との試合では、吹雪と染岡の連携必殺技〈ワイバーンブリザード〉が誕生します。超強力なシュートを得て、ストライカーのコンビとして「オレたちは完璧」と互いのコンビネーションを称え合った直後、試合での負傷がもとで染岡が離脱してしまいます。

父から「ふたり揃えば完璧」といわれた直後に亡くした弟、「オレたちは完璧」といった直後に染岡の離脱というできごとが、吹雪の心を蝕み、不安定にしていきます。

崩壊していく吹雪、イプシロンとの再戦、ジェネシスとの戦い

これまでマフラーを触ることで自覚的に人格をスイッチしていた吹雪ですが、マフラーを触ることなくアツヤの人格が出てくるようになり、制御不能になっていきます。

大阪でのイプシロンとの再戦では暴走状態のアツヤが自身の存在意義をかけて〈エターナルブリザード〉でデザームの〈ワームホール〉を破り得点したものの、追加点を狙うシュートは〈ドリルスマッシャー〉に阻まれ、同点で試合終了。さらに吹雪のなかの士郎とアツヤを追い詰めていくことになりました。

福岡でのジェネシスとの戦いで吹雪の心は壊れていき「ひとりで完璧にならなければ」と追い詰められていった結果、副人格のアツヤが主人格の士郎を封じてしまいます。

沖縄でのイプシロン・改との戦いで、アツヤはことごとくシュートを止められ、デザームから「必要ない」と切り捨てられます。『ストライカーを求めているイナズマキャラバンにディフェンダーの士郎は必要ない。ストライカーとして得点のできないアツヤは必要ない』そんな思いで心を引き裂かれた吹雪はサッカーができなくなってしまいました。

吹雪を見守る仲間、仲間を見守る吹雪

サッカーのできなくなった吹雪を、イナズマキャラバンの仲間は「吹雪だから」と受け入れ続けます。吹雪が染岡に心を開いていったのも、染岡が「豪炎寺のかわりじゃない、吹雪は吹雪だ」と吹雪自身を受け入れていたことからでしょう。

仲間は吹雪を見守り、吹雪はベンチからエイリア学園と戦う仲間たちを見守ります。

「強くなって完璧になりたかった、だけどアツヤも完璧じゃなかった」入院している染岡に病院の屋上で吐露した吹雪の心情。染岡からの言葉に吹雪は微笑みで返します。アフロディや豪炎寺との関わり、繊細な心の動きが丁寧に描かれており、吹雪自身の心境の変化と統合への道が示されていきます。

吹雪士郎の覚醒、人格統合

そして迎えたエイリア学園との最終戦。ザ・ジェネシスとの戦い。

戦いに負傷していく仲間たちの姿に、吹雪は過去の事故にも思いを馳せ『自身が完璧でないからみんなを助けられない』という思いを強くしつつも、みんなを助けるために、と立ち上がります。『完璧にならなきゃいけないのに』と必死にプレーするものの、吹雪のシュートもディフェンスも通用せず、立ちすくんでしまいます。

豪炎寺の叱責を受け、仲間の声を聞き、暗闇のなかの吹雪は光のなかの仲間のもとへ一歩踏み出します。「完璧になることはボク自身がアツヤになることじゃない」そう気づいた吹雪は、マフラーを投げ飛ばし、二つの人格がひとつになり、新たな吹雪士郎として人格統合、覚醒することになります。

「これが完璧になることの答えだ！」と叫び〈ウルフレジェンド〉を放つ吹雪は『完璧になる』という呪縛からは解かれていないものの、仲間との絆によって一段と成長し、強くなりました。

吹雪と豪炎寺との連携技〈クロスファイア〉で勝利に導く同点ゴールを果たし、全員のサッカーへの想いのこもったボールを円堂、豪炎寺、吹雪によって放たれた〈ジ・アース〉によって、逆転。ザ・ジェネシスに、エイリア学園に勝利したのです。

吹雪士郎、過去を乗り越えて世界へ『世界への挑戦編』

エイリア学園の襲撃事件が終息してからしばらく後、世界大会であるフットボールフロンティアインターナショナルの代表選考に吹雪士郎が呼ばれます。

『脅威の侵略者編』で長い時間をかけて描かれてきた分、副人格のアツヤとの人格統合を果たして安定した吹雪士郎の出番やセリフは少なめになりますが、サッカー選手としての吹雪士郎の輝きが失われることはありません。

日本代表イナズマジャパンに選ばれた吹雪士郎は新技〈スノーエンジェル〉や土方雷電との連携必殺技〈サンダービースト〉などで攻守にわたり活躍します。アジア予選決勝の韓国戦では、吹雪を脅威とみなした韓国の必殺タクティクスによって行動を阻まれ、味方である綱海との接触により負傷。その怪我がもとでチーム離脱となってしまいます。

吹雪は治療とリハビリに励み、ライオコット島での世界大会本戦、アルゼンチンとの試合時に負傷した栗松と交代する形で、本戦に復帰を果たします。

復帰した吹雪は大きくレベルアップし、風丸一郎太との連携技〈ザ・ハリケーン〉、基山ヒロトとの連携技〈ザ・バース〉などの必殺技で得点にからみ、イナズマジャパンの優勝に向けて大いに貢献します。

円堂守の祖父である円堂大介の『最後のノート』に書かれた言葉『心のその七　ユルスツヨサ』を心に刻み、基山ヒロト、鬼道有人とともに編み出した連携必殺技〈ビッグバン〉は決勝戦を勝利へ導く同点ゴールを決めました。

未来から来た吹雪『劇場版・最強軍団オーガ襲来』

「イナズマイレブン」の未来から、フットボールフロンティアでの雷門中の優勝のできごとをなくそうとオーガ学園が干渉して生まれたパラレルワールド。

正しい現在に戻そうと、円堂カノンが奮闘し、フットボールフロンティアよりも少し先の未来から強力な助っ人を連れてきます。

その助っ人メンバーのひとりが吹雪士郎。エイリア学園との戦いを経て、人格統合も果たしている吹雪士郎の登場シーンでは、「風になろうよ」の決め台詞とともにヒーローの変身さながらにマフラーを投げ飛ばします。

染岡からユニフォームを受け取った吹雪士郎の放つ〈ウルフレジェンド〉を豪炎寺が〈マキシマムファイア〉でシュートチェイン。吹雪と染岡、吹雪と豪炎寺の少し先での未来の関係に思いを馳せると感慨深いシーンです。

イナズマイレブンならでは！吹雪士郎のかっこいい超次元必殺技

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イナズマイレブンの見どころといえば、当然、超次元サッカーの必殺技の数々です。ここでは『脅威の侵略者編』で吹雪士郎の放つ必殺技を紹介します。

ディフェンダーである吹雪士郎の〈アイスグランド〉は、フィールドと相手選手を凍らせ、まるでフィギュアスケートのように華麗にボールを奪います。

吹雪(アツヤ)のシュート技〈エターナルブリザード〉は、自身を中心にブリザードを巻き起こし、氷をまとったボールを強烈に蹴り出してゴールを鋭く狙います。

染岡の〈ワイバーンクラッシュ〉と吹雪の〈エターナルブリザード〉との連携技〈ワイバーンブリザード〉。

かつて士郎とアツヤの協力技として編み出され、統合後の吹雪の放った〈ウルフレジェンド〉。豪炎寺との連携技〈クロスファイア〉。

そして『世界への挑戦編』でも、新しい必殺技、連携技がいくつも登場します。連携技を放つコンビ、トリオの関係性などもイナズマイレブンの見どころです。

『イナズマイレブンGO』大人になった吹雪

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イナズマイレブンの『世界への挑戦編』フットボールフロンティアインターナショナルでのイナズマジャパンの優勝から10年後。「イナズマイレブンGO」では、サッカーの人気が爆発的に上昇し、人々の価値をサッカーの強さで決めるようなサッカー至上主義の世界になっていました。

フィフスセクターはサッカー至上主義の世界で、少年サッカー法第５条を掲げてサッカーの勝敗指示を出し、大会の試合結果をすべてのチームに平等に勝ちが分配されるように操作していました。

「自由なサッカーを取り戻す」という目的で起こった革命の物語が『イナズマイレブンGO』です。

そんな世界で、吹雪士郎はプロサッカー選手でしたがフィフスセクターの考えに反発し、少年サッカーを守るために立ち上がります。

大人になった吹雪は、外ハネの銀髪は左右非対称になり、表情もりりしく、大人の風格を漂わせており、成長を感じさせます。

母校である白恋中にコーチとして赴き、弟のアツヤに似ている雪村豹牙を指導していました。しかし、フィフスセクターによってコーチの座も追われ、雪村からは裏切り者と恨まれてしまうことになってしまいました。

革命の中心である雷門中に赴き、円堂を誘い、レジスタンスとして活動を続けます。その活動は劇場版で描かれています。

『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆グリフォン』

白恋中から追われた吹雪はレジスタンスとして活動を続け、そのなかでフィフスセクターの特訓施設「ゴッドエデン」を見つけます。

「ゴッドエデン」ではフィフスセクターのシードとなるべく少年たちが過酷な特訓を受けており、その調査のために吹雪士郎は円堂、不動、風丸、壁山らと潜入していました。

フィフスセクターの策略により天馬たち雷門中サッカー部がゴッドエデンに連れてこられたのを救出し、それぞれ特訓するなか、吹雪は剣城京介、錦龍馬、影山輝の3人にサンドボードの特訓を施します。雪国である北海道でのスノーボード特訓を彷彿とさせます。

ゴッドエデンにいるシードたちとの試合の際、教官である牙山たちが選手交代して試合に出場するという暴挙に対抗し、吹雪たちも試合に出場します。〈ゴッドエデンの奇跡〉で中学生時代の姿に戻るという摩訶不思議な現象がありつつ、吹雪の放つ〈エターナルブリザード〉を鬼道たちがシュートチェインして囚われていたマネージャーを救い出したり、同じ〈風〉の属性を持つ天馬にアドバイスしたりと心憎い演出、見どころは多数です。

『劇場版イナズマイレブンGO VS ダンボール戦記Ｗ』

レジェンドジャパンとして招集された元イナズマジャパンのメンバーと、新生イナズマジャパンとのエキシビションマッチがホーリーロードスタジアムで行われることに。レジェンドジャパンの吹雪士郎と新生イナズマジャパンに所属する教え子である雪村豹牙との師弟対決が期待されるものの、試合途中で乱入してきたサン、アスタたちの攻撃により試合は中止になってしまいます。

サンたちの攻撃に対抗するため、レジェンドジャパンは必殺技を放っていきますが、吹雪士郎は染岡、吉良(基山)ヒロトとともに〈ラストデスゾーン〉を放ちます。

イナズマイレブン『アレスの天秤』吹雪アツヤの生きている世界

「イナズマイレブン」の世界では亡くなっていた吹雪士郎の弟のアツヤ。パラレルワールドである『アレスの天秤』からの世界では、生存しています。

弟が生きている世界のためか、吹雪士郎自身の性格も『脅威の侵略者編』での二重人格時とは異なり、人格統合後の吹雪士郎に似た自信にあふれた性格になっており、また、『アレスの天秤』でキャラクターの頭身がぐっと伸びたことから《『フットボールフロンティア編』から1年後の世界》の成長を感じさせます。

『アレスの天秤』でのフットボールフロンティアは女子選手の参加も認められており、男女混合チームである白恋中は全国大会に進出しました。

吹雪士郎はキャプテンで背番号9番。二つ名は『雪原のプリンス』。ポジションはフォワードになっています。

吹雪アツヤはフォワードで背番号10番。二つ名は『熊殺しのアツヤ』。性格は『脅威の侵略者編』の人格アツヤと似ていますが、若干ずる賢く、戦略的に相手選手を煽るようなことも。兄の士郎はそんなアツヤも許容しており、ある種、弟を溺愛しているといえるかもしれません。

『脅威の侵略者編』でトレードマークだったマフラーは、弟のアツヤが身につけており、逆立つようなオレンジの髪にツリ目がちのアツヤ、外ハネの銀髪にタレ目がちの士郎のふたりがユニフォームを身につけてフィールドに並び立つ姿は、イナズマイレブンシリーズを通して観てきた方にとっては非常に感慨深いものでしょう。

アツヤは〈熊殺し・縛〉〈熊殺し・斬〉の必殺技で攻守に渡って活躍し、兄士郎と弟アツヤの連携必殺技〈ホワイトダブルインパクト〉も放ちます。また、士郎とアツヤ、新メンバーである白兎屋なえとのオーバーライド〈トリプルブリザード〉も強烈なシュート技です。

『アレスの天秤』の世界では、雷門中のメンバーが強化委員として各地の学校に派遣されており、北海道白恋中には染岡竜吾が派遣されています。『脅威の侵略者編』とは異なる、染岡竜吾と吹雪兄弟の関わりも見どころです。

アレスの天秤でなら祝える！士郎とアツヤの誕生日

『アレスの天秤』では、各選手に〈イレブンライセンス〉というライセンスカードが発行され、所属、名前、二つ名とともに、誕生日が記されています。

これまでの「イナズマイレブン」シリーズでは設定されていなかった誕生日が判明し、喜ぶファンも多く、実際に発売されている商品の〈イレブンライセンス〉はゲーム(イナズマイレブンACなど)とも連動するアイテムとなっています。

・吹雪士郎(中学3年生)の誕生日は　【12月22日】
・吹雪アツヤ(中学2年生)の誕生日は　【2月22日】

「イナズマイレブン」の時点では、士郎とアツヤは2歳差と設定されていたものの、パラレルワールドである『アレスの天秤』では1歳差に設定が変更されました。初期設定では双子ということになっていたり、スタッフのなかでも年齢設定があやふやだったようで、ニコニコ生放送などで放送された「イナズマウォーカー」のなかで日野社長が「双子だったけれど、上下関係を作りたいから1歳差にしました」といった内容の説明をしていました。

イナズマイレブン『オリオンの刻印』吹雪兄弟の世界戦

『アレスの天秤』で描かれたフットボールフロンティアから1ヶ月後、フットボールフロンティアインターナショナル世界大会のための代表選抜が行われ、日本代表のイナズマジャパンのメンバーに選ばれたのは吹雪士郎でした。

士郎はアツヤの想いも背負って、ディフェンダーとして〈アイスグランド〉を披露し、アジア予選を戦い抜きます。ですが、隠していた負傷により世界大会に進出するものの、「あと1試合」という宣告を受けてしまいます。

士郎にとって最後の試合では、追加補充メンバーとして世界大会本戦から合流した吹雪アツヤとともに、禁断の技〈氷結のグングニル〉を放ちスペインから1点を奪い、士郎はベンチに下がることになりました。

吹雪士郎が裏切り者!?

チーム離脱によりスタジアムから立ち去ろうとする士郎の前に立ちふさがるアツヤ。アツヤの口から衝撃的な言葉が発されます。

「兄貴だったんだよな、裏切り者は」

オリオンの使徒であった一星が改心しチームの一員となり、裏切り者がいなくなったと思った矢先、さらに裏切り者がいると疑心暗鬼に陥っていたイナズマジャパン。このアツヤの言葉や士郎の真意はなんなのか、これから先の『オリオンの刻印』の展開から目が離せません！

まとめ「イナズマイレブン」吹雪の魅力が描かれるふたつの世界線

「イナズマイレブン」『脅威の侵略者編』では重い過去を背負い、二重人格から人格統合を果たして大きく成長した吹雪士郎。『世界への挑戦編』ではアジア予選決勝での負傷からチーム離脱、治療とリハビリに励み復帰した世界大会本戦。大きくレベルアップし多くの連携技で得点にからみ勝利に貢献する姿。大人になってもサッカーに関わり続け、子どもたちに道を示す姿。

「イナズマイレブン」のパラレルワールドである『アレスの天秤』では、弟のアツヤとのコンビネーションや、チームの司令塔、キャプテンとして白恋中を率いる吹雪士郎の姿。『オリオンの刻印』ではイナズマジャパンのメンバーとして活躍しつつも裏切り者の疑惑が。

ふたつの世界線で描かれる吹雪の姿は、かなり異なりますが、それぞれに『吹雪士郎』『吹雪アツヤ』の魅力が描かれています。

吹雪士郎、アツヤを演じる声優：宮野真守

吹雪士郎とアツヤを演じている声優は宮野真守さんです。声優として俳優として歌手として多才な活動をされる宮野真守さんは1983年6月8日生まれで埼玉県出身。

甘く優しげな士郎の声と、熱く荒々しいアツヤの声が同じ人の声である、なんてにわかには信じられないほどにキャラクターの個性を表現されている演じ分けが見事です。『脅威の侵略者編』福岡から沖縄にかけての『士郎のふりをするアツヤの声』も聞きどころのひとつです。

イナズマイレブン吹雪を見るには

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イナズマイレブンを定額見放題で配信している動画配信サービスは以下のものがあります。

dTV：「イナズマイレブン」シリーズ『フットボールフロンティア編』、新シリーズ『アレスの天秤』『オリオンの刻印』が配信されています。

dアニメストア：「イナズマイレブン」シリーズ『フットボールフロンティア編』『脅威の侵略者編』『世界への挑戦編』と、新シリーズ『アレスの天秤』『オリオンの刻印』。そして劇場版イナズマイレブン3作品がラインナップされています。

U-NEXT：「イナズマイレブン」シリーズ。「イナズマイレブンGO」シリーズ。新シリーズ『アレスの天秤』『オリオンの刻印』が配信されています。

吹雪士郎が登場するのは「イナズマイレブン」シリーズの『脅威の侵略者編』『世界への挑戦編』、「イナズマイレブンGO」シリーズの『ホーリーロード編』。イナズマイレブン劇場版3作品。そしてイナズマイレブン新シリーズ『アレスの天秤』『オリオンの刻印』となっています。

イナズマイレブン脅威の侵略者編

提供元：U-NEXT