今まで読んだことがない！ジャンプが誇る新感覚ダークファンタジー・約束のネバーランド

ジャンプ渾身のダークファンタジー！

2016年から週刊少年ジャンプで連載開始した「約束のネバーランド」は、今までジャンプになかった新感覚のダークファンタジーです。

孤児院を舞台にかわいらしい子供たちが幸せいっぱいに生活していくハートフルストリーのように思えますが、実際は大人ｖｓ子供のガチンコ心理バトルです。

ジャンプではめずらしい本格サスペンスとなっており、大きな特徴として挙げられるのが、物理的な戦いではなく心理戦を多く描いているということです。

かわいい絵だからと油断していて、本格的な謎や伏線、設定に驚いた人も多いのではないでしょうか。

約束のネバーランド、どんなストーリーなの？

孤児院・グレイス＝フィールドハウスが舞台となっており、38人の孤児と、ママと呼ばれる孤児院の管理者イザベラが暮らしています。

そこでの生活を満喫するエマ、ノーマン、レイの最年長3人は、歴代の孤児の中でも最上級の知能や身体能力を持っています。

そのため、イザベラや兄弟から一目置かれている存在です。


しかし、「ある事件」をきっかけに、平和な暮らしが偽りであると知ってしまった、エマとノーマン。

自身と家族を守るため、孤児院からの脱獄を計画します。

その準備や戦略、現在持っている情報をもとに行われる推理や、仲間を増やすための根回しは大人顔負けです。

謎解き、戦略、知略を張り巡らせ、育ての親である母・イザベラとの心理戦は、まるでチェスの試合のような頭脳ゲームを楽しめます。

ちりばめられた謎を見つけられるか！？

約束のネバーランド最大の魅力は、いたるところに隠された「謎」です。

何気なく読んでいたのに、実はすでに伏線が張られていたり、それが重大な事柄だったりします。

キャラクターの行動すべてに意味や理由があり、のちに重大なことであると気付くことも少なくありません。

いい意味で読者を裏切り、驚かせてくれるので多くのファンを魅了しています。

どんな謎が隠されているの？

この作品は、世界そのものが大きな謎で包まれているといえるでしょう。

例えば、孤児院のことや毎日行われている一斉テスト、そして首筋の認識番号…なんのためか、最初はわからないことばかりです。

しかし読み進めていくうちに、謎が解明し、脱獄を阻んでいた事柄への解決策が浮かびあがります。

しかし、ここで終わらないのが約束のネバーランドです。

畳み掛けるように次の謎や問題が浮上して、読者を退屈させません。

「ミステリー作品の謎を見つけるのが苦手」という方もご安心ください。

エマ達も同じようにわからないことばかりです。

脱獄のために必要な情報や孤児院の施設の謎を、登場人物たちと一緒に考えてみてくださいね。

目的を達成するために必要なことがわかる

実は作品を読みながら、論理的思考を鍛えることができます。

エマ達の目的は「孤児院からの脱獄」ですよね。

そのために必要な情報や道具をそろえ、問題点の改善に取り掛かります。

さらに問題の掘り下げもしているのだから、頭が下がりますね。

この行動はまさにロジカルシンキングそのものであるといえるでしょう。

社会人でも論理的に考え、説明することが苦手な人は少なくありません。

ジャンプが誇る頭脳派コミックを読んで、ロジカルシンキングを鍛えてみてはいかがでしょうか。

最後に

少年誌では異色ともいえる新感覚ダークファンタジー「約束のネバーランド」の魅力は、何度でも読みたくなる中毒性があることでしょう。

次から次へと出てくる謎を、独自に推理してみるものオススメです。