1990年代中頃のスーパー戦隊シリーズからは、5人のヒーローの他に途中から加入する「6人目の戦士」という存在がストーリーのなかで大きな役割を担っています。 今回は、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」から「忍風戦隊ハリケンジャー」までの「6人目の戦士」をご紹介します。
「6人目の戦士」とは?
物語途中から加入します
物語の最初から登場する5人(作品によっては3人)のメンバーとは別に、物語の途中から加入する戦士です。
この「6人目の戦士」が初登場したのが、1992年~93年にかけて放送された「恐竜戦隊ジュウレンジャー」です。
以降、一部作品を除きスーパー戦隊シリーズの恒例となりました。
3人戦隊の場合は「6人目の戦士」ではなく「追加戦士」と呼ばれています。
特徴
基本的に正規メンバーよりも戦闘能力は高いです。
また、変身スーツは正規メンバーと違うデザインです。
所有している武器も正規メンバーとは違います。
作品によっては、最初は対立し、次第に協力して戦うという展開になります。
5人の合体ロボットとは別に専用のロボットやメカを所有しています。
歴代の「6人目の戦士」紹介!
恐竜戦隊ジュウレンジャー
1992年~93年にかけて放送されたシリーズ第16作目。
6人目の戦士が初めて登場した作品となりました。
記念すべき最初の「6人目の戦士」はドラゴンレンジャー/ブライです。
ティラノレンジャー(レッド)/ゲキの実兄で、最初は悪の組織「バンドーラ一味」と結託してジュウレンジャーの敵として登場します。
その後、ティラノレンジャーとの一騎打ちに敗れ和解してジュウレンジャーの一員となりました。
しかし、ブライには限られた時間しか残されておらず、バンドーラ一味を倒すという道半ばで寿命を迎え消滅していきました。
五星戦隊ダイレンジャー
1993年~94年にかけて放送されたシリーズ第17作目。
ここで登場した6人目の戦士は、キバレンジャー/吼新星コウです。
9歳の子供で、物語の途中で10歳になります。
わんぱくな性格で女性の胸を触ったりスカートをめくるなどといった行為を繰り返しメンバーを悩ませていました。
変身する際に白虎真剣の力を使い大人の体格になります。
コウは、自分がキバレンジャーであることを最初は隠していました。
声でばれないように白虎真剣が代わりに喋っていました。
そのため、名乗りの際も「吼新星、キバレンジャー」とだけ言い、名前は名乗りませんでした。
忍者戦隊カクレンジャー
1994年~95年にかけて放送されたシリーズ第18作目。
登場した6人目の戦士は、ニンジャマンです。
変身者がおらず、人間体を持ちません。
専用ロボットを持たず、ニンジャマン自ら巨大化し妖怪と戦ったりします。
1000年前、敵に騙されて多くの民衆を傷つけてしまい、罰として宇宙へ追放されたことがあります。
妖怪にもよく騙されるため、かなりおっちょこちょいな性格です。
超力戦隊オーレンジャー
1995年~96年にかけて放送されたシリーズ第19作品。
登場するのはキングレンジャー/リキです。
6億年前の戦士で、伝説の英雄と崇められています。
見た目は子供ですが年齢は6億歳です。
オーレンジャーの仲間ですが、オーレンジャーは軍人でキングレンジャーは騎士であるためのオーレンジャーの一員ではありません。
そのため、変身も6人同時にしたことがりません。
激走戦隊カーレンジャー
1996年~97年にかけて放送されたシリーズ第20作目。
登場するのは人間体を持たない戦士、シグナルマンです。
ポリス星から地球に単身赴任した宇宙警察官です。
頑固者で正義感が異常に強く、交通ルールにはとても厳しいです。
そのため、たとえカーレンジャーが敵を追跡していようが、交通ルールを違反した場合は容赦なく止めてしまいます。
そのことで追跡が遅くなってしまったり敵を見失うことがよくあり、カーレンジャーを悩ませていました。
電磁戦隊メガレンジャー
1997年~98年にかけて放送されたシリーズ第21作品目。
放送期間中に放送時間が現在の日曜朝7:30分に移行しました。
登場したのはメガシルバー/早川裕作です。
シリーズ初のシルバーの戦士です。
高校生であるメガレンジャーの兄貴分的な存在です。
メガレンジャーの5人を手助けしたいという思いから、変身スーツを改造し自分のマシンまでもを開発し、戦いました。
メガレンジャーとは違い、変身できる時間に限りがあります。
高校生であるため正体を隠していた5人とは違い、敵の前で変身するなどしていたため、正体はバレバレだったようです。
星獣戦隊ギンガマン
1998年~99年にかけて放送されたシリーズ第22作品目。
登場するのは黒騎士/ヒュウガです。
黒騎士は元々「ブルブラック」という戦士で3000年もの間、地の底で生き延びていました。
その後、悪の組織「バルバン」との最初の戦いで地の底に落とされたヒュウガを取り込み復活し、ギンガマンと共に戦います。
しかし、爆発寸前の地球を自らの命と引き換えに救い、その際にヒュウガを体内から解放します。
そして、ヒュウガは黒騎士の変身者としてブルブラックの遺志を受け継ぎました。
未来戦隊タイムレンジャー
2000年~01年にかけて放送されたシリーズ第24作品目。
登場したのはタイムファイヤー/滝沢直人。
タイムレッド/浅見竜也の高校・大学時代の空手のライバルで、タイムファイヤーになるまで一般人でした。
悪の組織「ロンダートファミリー」を倒すために結成された組織「CGC」のメンバーでもあります。
基本的にタイムレンジャーとは行動を共にせず、特に竜也とはライバルだったこともあり衝突することもしばしばありました。
しかし、負傷した際に運ばれた診療所で出会った少女が逃がした小鳥を追いかける途中に、敵の襲撃に遭い死亡しました。
死亡する寸前に、竜也にタイムファイヤーの変身ブレスを託しました。
直人の遺志を継ぎ、竜也はタイムレッド、タイムファイヤー両方に変身しました。
百獣戦隊ガオレンジャー
2001年~02年に放送されていたシリーズ第25作品目。
登場したのは、ガオシルバー/大神月麿です。
キャッチフレーズは「閃烈の銀狼」。
この頃から、ヒーロー1人1人にキャッチフレーズがつけられるようになりました。
大神は、元々は「シロガネ」と呼ばれ、1000年前の戦いで「ロウキ」という狼として戦い、後に自らの意思で仲間に封印されました。
1000年の時を経て復活しましたロウキは、はじめガオレンジャーの敵でした。
しかし、ガオレンジャーの協力によってロウキから解放され「大神月麿」という名を貰いガオシルバーになりました。
忍風戦隊ハリケンジャー(1)
2003年~04年にかけて放送されたシリーズ第26作品目。
正規メンバーが3人だったため、「追加戦士」となります。
追加戦士は3人います。
カブトライジャー/霞一甲
クワガライジャ―/霞一鍬
シュリケンジャー、の3人です。
カブトライジャーとクワガライジャーは「電光石火ゴウライジャー」というヒーローです。
ハリケンジャ―とは違う流派であるため、戦い方も異なります。
はじめはハリケンジャーと敵対していましたが、悪の組織「ジャカンジャ」に利用されていたことに気付き、ハリケンジャーと協力するようになります。
戦闘能力はハリケンジャーよりも圧倒的に高く、敵対していた頃は圧勝していました。
忍風戦隊ハリケンジャー(2)
一方のシュリケンジャーは、正式な変身者がいません。
通称「千の顔を持つ男」です。
変装を得意としているため、近くにいた人間に早変わりしたり、ハリケンジャーやゴウライジャーに早変わりしたこともあります。
ハリケンジャーも流派とゴウライジャーの流派の両方を極めています。
そのため、戦闘能力は他を圧倒していて、ゴウライジャーよりも高いです。
参考元
- ・参照リンク:スーパー戦隊百科 TOP
- ・決定版 全スーパー戦隊 パーフェクト超百科テレビマガジンデラックス
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