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目次
朝鮮王朝第9代王・成宗の母として権勢を振るった猛女インス大妃の波乱に満ちた一代記
権力への欲望を抱く宮廷の女たちにより繰り広げられる飽くなき闘いがすさまじい。98年の「王と妃」に続き、再びインス大妃に扮したチェ・シラの迫力満点の演技が見もの。
裕福な家の末娘ジョンは王妃になる夢を抱いて、王族スヤン大君の長男の妻となる。間もなくスヤン大君は甥である幼い王・端宗を退位させて自ら王位に就くが、病弱な夫は他界し彼女の夢はついえる。やがて、ジョンは息子を王にするという野望を抱き始める。
ハン家の末娘
時は朝鮮王朝初期。長子相続の原則に則り世宗の長男が即位するが、第5代王文宗は病弱なうえに跡継ぎの世子はまだ幼く、文宗の弟スヤン大君は玉座への野望を燃やし続けていた。世宗の意思を継ぐ右議政キム・ジョンソは王と世子を守ろうと、スヤンに警戒の目を光らせる。一方、明とのつながりを武器に勢力を増すハン・ファクは、末娘のジョンを明の後宮に入れようとするが、ジョンは頑としてこれを拒否。あろうことかスヤン大君の家に嫁ぐと言い出し…。
私を王妃にして
日に日に病状が悪化し、自分亡き後を憂う文宗は、幼い世子を守るようキム・ジョンソに頼み、かつてキムの兵に命をおびやかされたことのあるスヤン大君は危機感を募らせる。そんな中、ジョンとトウォン君の縁談は2人が馬に相乗りしたことで急展開。トウォン君との結婚を避けられなくなったジョンは無理を言ってスヤン大君と会い、「私を王妃にしてほしい」とスヤン大君に迫る。時を同じくしてユン・ギギョンの娘ソンイも野望を抱いて王宮に足を踏み入れ…。
嫁と姑
無事婚礼を終え、スヤン大君の家で暮らし始めたジョン。しかし、義母のユン氏はなぜかジョンに厳しく、トウォン君からも遠ざけられる。ジョンはユン氏の目を盗んで夫に会おうとするが、結局バレて、門に鍵をかけられてしまう。その頃、王宮では文宗の病状が日に日に悪化。世子への平和的な王位継承を切に願う文宗はスヤン大君への不信感を押し殺して和解を図り、世子を託そうとするが、恵嬪からスヤンは敵だと聞かされている世子はスヤンを避けてしまい…。
ジョンの家出
朝廷の対立をよそに情を交わす世子とトウォン君。世子はトウォン君を兄のように慕い、トウォン君も万一の時は世子を守ると約束。そんな2人に恵嬪と大殿のオム内官が目を光らせる。嫁と姑の戦いが続くスヤン大君の家ではようやくジョンが軟禁状態から解放。しかし、ユン氏のやり方を批判して大声で叱られたことからジョンの不満が爆発。荷物をまとめて実家に帰ってしまう。周囲の人間が気を揉む中、世子がスヤン大君の家で療養するとの知らせが届き…。
兄弟の約束
スヤン大君の家を訪れた世子は、ジョンの機転でのんびりした時間を過ごし、おかげでスヤン大君は世子の信頼を得る。文宗もスヤン大君への疑念を解いて世子の後ろ盾となるよう要請し、これを知った恵嬪やキム・ジョンソはスヤン大君への警戒をいっそう強化。その矢先、文宗が血を吐いて倒れてしまう。オム内官はすぐさま世子を東宮に監禁し、スヤンらが入ってこられないよう門を固く閉ざす。文宗の危篤を伝え聞いたスヤン大君は王宮へたった1人で乗り込むが…。
文宗の死
スヤン大君の身を案じるジョンは王族の長老であるヤンニョン大君の力を借りることに。ヤンニョン大君は王族を引き連れて王への面会を求めるが、側近に邪魔されてスヤン大君は文宗に会えず、やがて文宗はこの世を去る。恵嬪は遺言をねつ造し、キム・ジョンソとファンボ・インが幼い世子を補佐して国政を牛耳ることに。トウォン君は父親の助命を世子に訴え、世子はこれを快諾するが、身の危険を感じたスヤン大君はハン・ファクの勧めで明国へと向かうことに。
逃避行
スヤン大君不在の朝鮮では世子が即位し第6代王端宗となるが、王権はないがしろにされ、キム・ジョンソによる専横が続く。アンピョン大君がキム・ジョンソと手を結んで勢力の拡大に努める一方、収入の道を絶たれたスヤン大君の家は困窮を極める。見かねたジョンは亡き母の宝飾品を金に換えて生活を支えるとともに、クォン・ラムを通じてスヤン大君を支える智謀の士を探す。そして5か月後、帰国したスヤン大君はキム・ジョンソに牛耳られる朝鮮の現状を聞いて…。
水面下の戦い
明国から無事に帰国したスヤン大君は家族を従えて王宮に上る。端宗の寂しい胸中を知ったトウォン君は端宗を守ろうと改めて誓うが、スヤン大君の決起を望むジョンは端宗と親しくしないようトウォン君に釘を刺す。一方、門番の職を追われ都に出てきたハン・ミョンフェはクォン・ラムの勧めでスヤン大君に会うことに。だが「夢がかなうか」と聞かれたハン・ミョンフェは、スヤン大君はいずれ殺される運命であり、夢はかなわないと断言するのだった。
謀臣ハン・ミョンフェ
キム・ジョンソの専横を見守るしかない端宗がトゥォン君に不安を打ち明ける一方で、幼い王を守ろうとする内官オム・ジャチと恵嬪はスヤン大君がキム・ジョンソを討つよう策略を巡らせる。スヤン大君の説得を受け入れ腹心となったハン・ミョンフェは、ジョンからの資金援助を受けて人材を集め始める。だがハン・ミョンフェは、スヤン大君が反乱を起こすとちまたの噂になるよう妓生料亭で派手な遊興を繰り広げるなど、不可解な行動に終始するのだった。
にらみ合い
幼い端宗に恋をしたソンイは、ホン尚宮に取り入って大殿付きのセンガクシとなる。ハン・ミョンフェはスヤン大君の元を訪れ、反乱の準備が整ったことを告げる。スヤン大君はジョンの勧めで娘の縁談を整えるなどカムフラージュを図るが、その一方でキム・ジョンソは重臣の座から退く前にスヤン大君を殺すことを決意する。お互いの出方を伺って双方のにらみ合いが続く中、誰を頼るべきか迷った端宗は深夜にスヤン大君の家を訪れ、自らへの忠誠心を問うが…。
殺生簿
トウォン君の忠誠心を確認した端宗は満足して王宮へ戻り、キム・ジョンソへの対立姿勢を明らかにする。だが息子の気持ちを知ったスヤン大君は端宗への忠誠と自らの野望の間で葛藤し、苦悩の日々を送る。ジョンは親子の対立に心を痛めながらも、事あるときは夫に従おうと決心を固める。決起の機運が高まる中、ハン・ミョンフェは粛清対象者の名簿である殺生簿を書き上げるが、そこにはハン・ミョンフェの親友であるイ・ヒョルロの名も挙げられていた。
決戦前夜
待ちに待ったジョンの妊娠に喜びを隠せないトウォン君。だが娘を政略結婚させて学者を味方につけたスヤン大君は近いうちに決起することをクォン・ラムに伝え、それを立ち聞きしたトウォン君は王への忠誠と肉親への情の間で苦悩する。そして数日後、ついにスヤン大君は100名足らずの手勢で無謀な戦いに挑むことを決心する。側近たちの動きがあわただしくなる中、スヤン大君はトウォン君に対し、義父ハン・ファクの家に身を寄せるよう命じるが…
孤独な奇襲作戦
家族と別れの杯を交わしたスヤン大君は従僕だけを従えてキム・ジョンソの家を訪れ、隙を突いてキム・ジョンソと長男のスンギュを討ち取る。そして100名足らずの兵を率いて宮殿に乗り込むが大殿の門は開かず、スヤン大君は自分が端宗にだまされていたことを悟る。一方、トウォン君は家族の制止を振り切って王を守るため大殿へと向かう。そんな中、討ち取ったはずのキム・ジョンソが生きていたとの情報が届き、決起の前途に暗雲が立ちこめる。
王を守る者
重傷を負ったまま姿を消したキム・ジョンソの行方は依然として分からず、スヤン大君の陣営には敵の大軍勢が宮殿に押し寄せるのではという不安が広がり、ハン・ミョンフェは大殿に押し入ってキム討伐の王命を力づくでもらうよう迫る。その頃、キム・ジョンソは満身創痍の体で宮殿へと向かっていた。端宗の真意を知ったスヤン大君は己の負けを悟り、自決を決意するが…。
始まりの朝
幼い端宗に無言の圧力をかけて領議政の座につき、国政の実権を握ったスヤン大君。だがアンピョン大君を討てというハン・ミョンフェの進言を聞かず、側近たちの不満が高まる。決起の成功でスヤン大君の家には祝賀の客が押し寄せ、ジョンは接客に追われる。夢へと一歩近づいたジョンだが、一方で父親の強引なやり方に異を唱えるトウォン君との溝はしだいに深まっていく。そんな中、ハン・ファクがヤンニョン大君に頬を打たれるところをジョンが目撃してしまい…。
高まる不満
政権を握ったスヤン大君はアンピョン大君の処遇を流刑にとどめただけでなく、決起に参加した功臣に高官の地位を与えず、部下の間では不満が高まっていく。一方、スヤン大君の追い落としをたくらむ恵嬪とオム内官は、ユン氏と親しいチェ尚宮にスヤン大君の家を訪れて動向を探るよう命じる。オム内官の許可を得てソンイを手元に呼び戻したチェ尚宮だが、ホン尚宮の怒りを買って2人の対立は決定的に。そんな中、スヤン大君は端宗の結婚を急ぐよう指示を出し…。
端宗の婚姻
端宗の結婚が決まり、王室はしばし晴れやかな空気に包まれる。これに不満を爆発させスヤン大君の部下たちはスヤン大君に譲位を迫るよう詰め寄り、密かにハン・ミョンフェを訪ねたスヤン大君は「私を王にしてくれ」と告げる。そんな中、ジョンが長男を出産し、宮殿から恵嬪の贈り物が届く。勢いを盛り返した恵嬪は2人の息子まで乗り出し、クムソン大君と組んでスヤン大君を討ち取る算段を進め、これを知ったチェ尚宮はソンイをスヤン大君の家に走らせる。
恵嬪の悲劇
無事出産を終えたジョンがスヤン大君の家に戻ってきた。孫のウォルサン大君を胸に抱き満足げなスヤン大君だったが、そこへ宮殿から恵嬪たちの謀反の知らせが届く。危機感を募らせるスヤン大君にジョンが妙案を出し、そんなジョンをトウォン君は強く非難する。ある日、ホン・ダルソンが内官の取り締まりと称して大殿へ押し入り、これに抵抗したオム内官を打ち据える。これを機にオム内官は罷免へと追いやられ、さらに恵嬪の2人の息子まで捕らえられて…。
譲位の日
大殿内官オム・ジャチと恵嬪ヤン氏を追放したスヤン大君は弟のクムソン大君をはじめ敵対勢力を一掃し、夜遅く宮殿に乗り込む。孤立無援となった端宗は他に誰も殺さないことを条件に譲位を決意し、スヤン大君はついに望み続けた王位を手に入れる。急な即位で王服が整わない中、この日のために自ら仕立てた王服を届けるジョン。ところが、妻がいるトウォン君は宮殿で暮らせず次男のヘヤン君だけ連れていくとユン氏から告げられ、大きなショックを受ける…。
宮殿入り
世祖が即位し、上王となった端宗は宮殿を追われて昌徳宮へ移る。世祖は家族を連れて宮殿入りしようとするが、チョンヒ王妃となったユン氏はジョンとトウォン大君に居残りを命じたばかりか、トウォン大君の世子冊立も急ぐべきではないと世祖に釘を刺す。トウォン大君はジョンのために王位を継ぐ決心を固めるが、突然息苦しさを訴えて倒れ、ジョンは不安にかられる。その頃、朝廷ではハン・ファクら側近が災いの種を絶つため端宗を討つよう世祖に進言するが…。
世子冊立
即位後、毎日のように昌徳宮の端宗を訪ねる世祖に対し、チョンヒ王妃は端宗の廃位を臣下たちに指示。ハン・ミョンフェは血ではなく徳で国を率いるべきだと世祖に進言するが、世祖は断腸の思いでこれを退ける。殺伐とした空気が宮殿を覆う中、ついにトウォン大君が世子に冊立されジョンと共に宮殿入りする。娘も授かり、安定した日々を過ごす2人。ところが、端宗復位の動きに怒った世祖が関係者の一掃を宣言。凄惨な日々にトウォン大君は再び倒れてしまい…。
不治の病
トウォン君と上王とのつながりを警戒するチョンヒ王妃により実家に戻されたトウォン君一家。宮殿を離れて心の平穏を取り戻すトウォン君に対し、ジョンは失望を隠せない。一方、朝廷では反対派の一掃を図る世祖が、上王の義父が謀反を企てたとの噂を理由に上王をノサン君に降格して辺境に追放。その後、ジョンの懐妊を機に一家は宮殿に呼び戻され、上王の追放を知ったトウォン君は大きな衝撃を受ける。ジョンは父の死を乗り越え、無事息子を出産するが…。
世子の死
周囲の祈りもむなしくウォン君は息を引き取り、ジョンは王妃になる夢を断たれる。さらに世子の座には息子のウォルサン君でなく世祖の次男ヘヤン大君が就くことになり、ジョンは子供たちを連れて宮殿を離れることに。チェ尚宮とソンイは侍女としてジョンに付き従い、ソンイは生まれたばかりのチャサン君の子守役を務める。そして10年の月日が流れ、太平の世を築き上げた世祖が譲位をほのめかす中、ジョンは子供たちを連れて再び宮殿を訪れる。
動き始めた粋嬪(スピン)
10年ぶりに宮殿を訪れた粋嬪(ジョン)を巡り、宮殿はにわかに緊張が高まる。粋嬪は世子となったヘヤン大君への敵意を心に秘めつつ世祖に接近し、長男のウォルサン君を次の世子にするため、言葉巧みに世祖の心を操って宮殿内に自らの勢力を築こうとする。ハン・ミョンフェはその手腕に舌を巻きつつも野望を捨てるよう粋嬪を説得するが、そんなハンに対し粋嬪はウォルサン君を次の世子に推すよう頼み、代わりにハンの娘をチャサン君の嫁に迎えると言い出す。
深夜の譲位騒動
チャサン君とハン・ミョンフェの娘を結婚させ、息のかかった者を官職に就けるなど、朝廷内での立場を次第に強めていく粋嬪。世祖の弱みを利用しながら心をつかみ、それとなくウゥルサン君を世継ぎにするよう迫る。そんな粋嬪の動きにチョンヒ王妃は警戒心を強める。そんな中、世祖の人事に不満を持つヤン・ジョンが宴の席で世祖に譲位を要求する事件が起きる。重臣たちの反対にもかかわらず、世祖はヤン・ジョンの進言を受け入れてその場で譲位を宣言するが…。
世祖の孤独
突然譲位を宣言して重臣の出方をうかがった世祖。信頼するに足る臣下がいないとして譲位を撤回し、譲位騒動の黒幕と疑うハン・ミョンフェを処断しようとするが、粋嬪がハンの助命を願い出て、結局、ハンは領議政を辞職するに留まり、ヤン・ジョンだけが処刑される。一方、チョンヒ王妃と粋嬪の対立が激しくなる中、嬪宮が待望の王子を出産する。王室は喜びに沸くが、生まれた王子は泣き声を上げることがなく、粋嬪を応援するソンイは王子の死を祈る。
ハン・ミョンフェの連行
世祖の譲位を巡ってそれぞれの思惑が交錯する中、国政に不満を持つ土豪が北部地方で反乱ののろしを上げる。世子を守る人材を育てたい世祖は、甥のクィソン君を送って乱の鎮圧を図るが、そこへハン・ミョンフェとシン・スクチュが謀反を企てているとの密告があり、世祖は2人を連行。2人の処遇を巡って世祖と王妃が口論になり、あくまで粋嬪をかばおうとする世祖の態度に業を煮やした王妃は、長年の対立に決着をつけようとたった1人で粋嬪の元を訪れる…。
破格の人事
王妃の説得にもかかわらず粋嬪は息子を世子にする夢を捨てないと宣言し、2人の対立は決定的に。クィソン君らを重用し、功臣たちを退けようとする世祖を見て、もはや世祖は自分との約束を守る気がないことを悟った粋嬪は最後の直談判をしに宮殿に向かう。そんな中、宮殿にイ・シエの乱鎮圧の報が届く。世祖は乱鎮圧の手柄を立てた28歳のクィソン君を領議政、ナム・イを兵判に任命する破格の人事を断行し、功臣たちを権力の中枢から排除していく。
忠誠の誓い
朝廷から功臣たちを追い出した世祖は、譲位を前提に世子に政務を任せると宣言し、すべての臣下たちを集めて世子に忠誠を誓わせる。これで世子への王位継承は安泰だと胸をなでおろすチョンヒ王妃。その頃、息子たちに子ができないのを心配した粋嬪はチャサン君の妻を実家に帰し、その一方でチャサン君と仲のいい女官のソンイを宮殿から引き抜いてくる。激怒したチェ尚宮はチョンヒ王妃の手先となり粋嬪を没落させようと決意。そこへ世祖危篤の報が届き…。
世祖崩御
絶体絶命に陥った粋嬪はチョ執事をイミョン大君の屋敷に送る。粋嬪の意を感じ取ったイミョン大君は世祖に談判、粋嬪一家とハン・ミョンフェは危うく死を免れる。宮殿に上がって世祖に譲位を決意させた粋嬪は、世祖からもらった白紙にチャサン君の名を書くことに決めるが、その矢先に世祖は煩悩と苦痛の中で悶死する。世祖亡きあと、新進勢力と功臣の衝突が予想される中、国葬都監(王の葬儀の責任者)の座を巡って宮殿には新たな暗雲が立ち込める。
復権
粋嬪は国葬都監の人選に悩むチョンヒ大妃を言葉巧みに説得し、ハン・ミョンフェを国葬都監の座に就ける。朝廷に返り咲いたハンに対し敵対勢力であるクィソン君とナム・イの追い落としを命じた粋嬪はさらに、睿宗の傷ついた足を洗うという臣従的な態度をとることで睿宗の心を手中に絡み取っていく。一方、ソンイは病弱な夫人に代わってチャサン君の世話をすることになるが、ケヤン君夫人は2人に寝床を共にさせ、ソンイが後継ぎを産むよう仕向ける。
嵐の前
世祖亡き後、功臣勢力と新進勢力が激しい主導権争いを繰り広げる中、ユ・ジャグァンの仕掛けた陰謀によりクィソン君が失脚、ナム・イが拷問の末に処刑される。これにより朝廷ではハン・ミョンフェが領議政に返り咲き、大妃は再び粋嬪への警戒を強める。自らの健康を案じる睿宗はウォルサン君とチャサン君を大君に冊立し、万一の場合はウォルサン君が王位を継ぐよう計らう。これを聞いた大妃はハンを追い落とし、粋嬪の勢いを削ぐための策を巡らせる…。
波乱
陳情禁止の内旨により大勢の功臣が摘発され、身の危険を感じたハン・ミョンフェは早々に領議政と国葬都監の職を辞して大妃の攻撃をかわし、これにより粋嬪の勢力も一瞬にして衰える。そんな中、ウォルサン大君とチャサン大君が大君冊立の挨拶に宮殿へ向かう。チャサン大君は悲しみに暮れる睿宗と夕食を共にして帰宅し、素直で人情深いチャサン大君に大妃はいとおしさを感じる。ところがその晩、睿宗が急死。新王冊立を迫られた大妃は粋嬪を呼べと命じ…。
大妃の策略
チェアン大君が幼いことから大妃はウォルサン大君を王の養子にして王位に就けようとするが、粋嬪がこれを拒否。譲歩案を蹴られた大妃は激怒するが、重臣たちに新王冊立について諮った大妃は、あろうことかチャサン大君を王にすると発表。ハン・ミョンフェは大妃の真意が読めず不安にかられ、粋嬪は夢がかなったと喜びの涙を流す。こうして第9第成宗が誕生。大妃は大王大妃となり垂簾聴政を粋嬪に任せると告げるが、これに対しイミョン大君が異議を唱え…。
引き裂かれた母子
息子を睿宗の養子にとられたうえ、大妃の資格がないとして宮殿を追われた粋嬪。母親と引き裂かれた成宗は4日も食を絶ち、ハン・ミョンフェは母子の情を断ち切る非情さを訴えるが、大王大妃は頑として聞き入れない。代わりに成宗の慰めとなる女性をあてがおうとしたところ、私家にいた時、側室のような女性がいたと聞かされ、早速宮殿に呼び寄せる。こうして再び成宗に仕えるようになったソンイは、粋嬪の冷酷さを涙ながらに訴えて大王大妃の心をつかみ…。
粋嬪の宮殿入り
粋嬪の入宮問題を解決すべく大王大妃に直談判に行ったハン・ミョンフェ。これに対し大王大妃は、粋嬪の入宮を認める代わりに1つの条件を出し、それを聞いた粋嬪は激怒する。2人の不仲に朝廷が振り回される中、シン・スクチュが粋嬪を“王妃”にする折衷案を提案。さらに謀反事件が持ち上がり、不安になった大王大妃はついに粋嬪と成宗の正室を宮殿に呼び寄せる。その頃、成宗の寵愛を受けるソンイは早くも内官たちを威圧。ところが、正室の入宮を聞き…。
昌徳宮の粋嬪
念願かなって入宮した粋嬪だが、住まいは宮殿ではなく昌徳宮。成宗の挨拶を受けることも禁じられた。一方、晴れて大殿の近くに住まいを与えられたソンイは、粋嬪と大王大妃が和解する前に側室になろうと資金集めと味方集めに奔走。さらに両班の娘になりすますため本家の家系図を手に入れるよう兄に命じる。ハン・ミョンフェは粋嬪を大妃にしようと時機をうかがうが、大王大妃のけん制でかなわない。それどころか朝廷から功臣たちが追い出されてしまい…。
側室選び
功臣が去り、朝廷は大王大妃派の重臣たちで占められた。側室を狙うソンイはユン・サブンを買収する一方、仮病を使って成宗を自分の部屋に足止めし、昌徳宮で成宗の訪問を待つ粋嬪は、成宗に会えない寂しさに耐えきれずついに大王大妃にひざまずく。こうして宮殿暮らしを許された粋嬪は、成宗とのわだかまりを解いて再び聖君となることを誓うが、成宗の足がすっかり遠のいたソンイは半狂乱に。そんな中、側室選びを進める大王大妃はソンイを推薦するが…。
亀裂
粋嬪と成宗を引き離したい大王大妃は、成宗の寵愛を受けるソンイを側室に推すが、粋嬪は家柄が悪いと反対し、代わりにユン・ホの娘を勧める。これに対し大王大妃は側室を複数選ぶと宣言し、ソンイがシン・スクチュの遠縁であることを持ち出して粋嬪の反対を封じ込め、ついに2人の淑儀が誕生する。晴れて側室となり、言葉巧みに成宗の信頼を手に入れていくソンイ。ある日、ソンイのことで粋嬪に叱られた成宗は、ソンイが正しいと言って粋嬪に口答えする…。
功臣引退
成宗を巡る粋嬪とソンイの争いが激しさを増す中、次なるターゲットを王妃に定め呪いの儀式を繰り広げるソンイに対し、粋嬪はウィギョン世子の遺志を継いで息子が理想の国を築く日を夢見て静かに堪え忍ぶ。ところが、呪いの効果も空しく王妃が宮殿に復帰。焦ったソンイは成宗に粋嬪を大妃に冊立させ、粋嬪と大王大妃の対立を激化させようとたくらむ。こうして粋嬪は念願のインス大妃となり、大王大妃に次ぐ宮殿の実力者となるが、その矢先、王妃が倒れ…。
垂簾聴政の終わり
コンヘ王妃の死去から6年がたち成宗は立派に成長した。朝廷の実権は相変わらず大王大妃が握り、厳格なインス大妃は健在だったが、いつか親政を行うその日に向け成宗は水面下で準備を進めていた。成宗の寵愛を受けるソンイは王の子を懐妊したいと願うが、王室では新たな王妃選びが取りざたされ、焦りを募らせる。そんな中、大王大妃の聴政を非難する匿名書が貼り出され、大王大妃は聴政をやめインス大妃に任せると宣言。朝廷が動揺する中、ソンイがついに懐妊を…。
王妃誕生
ソンイが成宗の第一子を解任し、宮殿は喜びに包まれる。大王大妃は早速、産室庁の設置を命じ、王妃の座まで約束する。成宗の親政をそばで支えるつもりのインス大妃は、垂簾聴政をやめると宣言したのに政事の実権がいまだ大王大妃の手中にあることに業を煮やし、ハン・ミョンフェに直談判を。しかし、ハンの言葉に己の過ちを悟り、ソンイを受け入れることに。こうしてソンイは晴れて王妃となり、成宗も大王大妃から政事の実権を譲り受け、いよいよ親政を始める。
嫉妬
親政を始めた成宗は、新たな人材を登用し朝廷の刷新を図ろうとするが、インス大妃は功臣を退ければ王位が危うくなると猛反対。自らの思い描く政事と母に対する孝行の狭間で苦しむ成宗。一方、王の寵愛だけを武器に女官から側室、そして王妃にのし上がったソンイは、大王大妃の後ろ盾をいいことに好き勝手に振る舞う。しかし、成宗を他の女に奪われるという不安は日に日に増すばかり。ある夜、成宗が幼なじみの女官カンナンと寝室を共にしたことを知り…。
成宗の挑戦
王妃となり成宗の子を宿してもなお独占欲が収まらぬソンイは、内官に命じて中宮殿を放火させ、自分の命が狙われていると訴えて周囲の同情を買う一方、成宗の承恩を受けたカンナンを陥れて自殺に追い込む。その後、ソンイは晴れて王子を出産。これを機に宮殿の3人の大妃は昌徳宮に退き、ソンイは内命婦を掌握する。その頃、本格的な親政に乗り出した成宗は大胆な人事案を発表。功臣たちを退けて新進の人士を大挙登用し、新しい政事を果敢に推し進める――。
母子の和解
長男を産んで揺るぎない地位を得たはずのソンイだが、新しい側室の登場やチョン貴人の懐妊に不安を募らせ、インス大妃が自分の挨拶を受けないと成宗にうそをつき、2人の仲を引き裂こうとする。一方、新しい国づくりに邁進する成宗は、新人勢力の活用と功臣勢力との葛藤が悩みの種。ユ・ジャギョンはハン・ミョンフェの不正を告発して大恥をかかせ、成宗は領議政を酒席で迎えるという無礼な態度を取る。それを聞いたインス大妃は激怒して大殿に向かうが…。
インス大妃の還宮
インス大妃と成宗の和解を聞いたソンイは激怒し、引き留めるチェ尚宮に厳罰を下して昌徳宮へ向かう。インス大妃と成宗は久しぶりに枕を並べて一夜を過ごし、わだかまりを解いた成宗はインス大妃を宮殿に呼び戻す。こうして宮殿に返り咲いたインス大妃は、王子をソンイから奪って私家に静養に出し、嫉妬深いソンイの行いを改めさせようとするが、ソンイは反省どころか食を絶って抵抗。そこへソンイに罰せられたチェ尚宮が死亡し、怒ったインス大妃は…。
飛び散る火花
徳の足りない王妃を廃位すべきだと迫るインス大妃に対し、王子をソンイから奪ったうえ廃位まで言い出すのはインス大妃の横暴だと怒る大王大妃。2人の板挟みとなった成宗は頭を悩ませるばかり。一方、成宗の子を宿したチョン貴人が許せないソンイは、呪いの人形や毒薬でチョン貴人を陥れようと母親と2人で策を練るが、そこへ成宗がやってきて毒薬を見られてしまう。話を聞いたインス大妃は調査に乗り出すが、大王大妃はこれに真っ向から対抗し…。
窮地を救う妙案
ソンイの味方をして自分の邪魔をする大王大妃に怒ったインス大妃は、大王大妃殿に乗り込んで引退を迫る。爆発した2人の女の戦いに、成宗はもちろん朝廷の重臣たちも様子をうかがうばかり。ソンイは王子を奪われた悲しみのあまり、正気を失ったふりをして周囲の同情を買い、大妃殿の前で土下座をして許しを請うソンイを見た成宗は、哀れで胸が締め付けられる。大妃の怒りを解き、王妃をも救う方法を考えあぐねる成宗。そこへイム・サホンが妙案を思いつき…。
茶の秘密
成宗の恩情で窮地を脱したソンイは、反省するどころか、今度はチョン貴人を流産させようと企む。一方、インス大妃は苦々しく思いながらも、これで懲りただろうと気を緩める。そして、王の治世を手助けするためハン・ミョンフェに科田の返納を提案する。これにより大王大妃の一族も返納せざるをえなくなり、経済基盤を失う大打撃を受ける。大王大妃は衝撃で寝たきりとなり、インス大妃は大王大妃と共に離宮に退く。そんな中、チョン貴人が突然流産し…。
恋慕の果て
チョン貴人の流産に怒り、医官の尋問を命じる成宗。その一方で内密にソンイの周辺を探らせ、ソンイが益母草の茶をチョン貴人に飲ませていた事実をつかむ。流産の真犯人がソンイである可能性を感じつつ、王子の母という理由で疑念を心にしまいこむ成宗。しかし、インス大妃を侮辱するソンイについに怒りが爆発。絶縁を宣言し、大殿への出入りも禁じる。唯一の拠り所である成宗に拒絶されたソンイは正気を失い、成宗がいるユン淑儀の部屋に押しかけて…。
王妃の末路
ソンイに顔をひっかかれた成宗は王子を思って何とか穏便に済まそうとし、慌てたソンイは一足先にインス大妃を訪ね、もみ合った拍子に扉にぶつけたと嘘をつく。しかし、成宗の傷を見たインス大妃はひと目でソンイの仕業だと見抜き、成宗に王妃の廃位を迫る。朝廷はインス大妃派と王妃・王子派に分かれ賛否両論を繰り広げるが、結局、成宗はインス大妃に逆らうことができず廃位を受諾。インス大妃はソンイにその夜のうちに宮殿から出ていくよう命じる…。
廃妃を巡る対立
王妃を廃され宮殿を追い出されたソンイは、兄弟と会うことも許されず、母親と2人寂しく暮らしはじめる。朝廷では廃妃の復位を求める臣下たちが連日宮殿の前で嘆願を繰り返し、民は廃妃を哀れみ同情の涙を流した。しかし、インス大妃は動揺するどころか新たな王妃選びを急ぎ、災いの元を断つため廃妃を自決させるとまで言い出す。王妃を廃するなら王子も廃し、そうでなければ復位させるべきだと考えるハン・ミョンフェは新王妃選びを止めようとするが…。
苦悩と決断
廃妃は反省もせず贅沢に暮らしていると偽りの報告を受けたインス大妃は、廃妃への同情を振り捨ててユン淑儀を新たな王妃に選ぶ。復位の望みを絶たれた廃妃は絶望にうちひしがれ、ユン淑儀の親戚たちは早くも廃妃を始末し王子から世継ぎの資格を奪う算段を始める。廃妃を生かすべきか、命を奪うべきか。答えのない問いに苦しむインス大妃。そんな姿を見かねたハン・ミョンフェは、もう一度廃妃の家に人を送って様子を調べてから決断を下すよう助言するが…。
涙の王命
インス大妃が廃妃に与えた最後の機会。贈られた礼服に身を包んで使者を迎えた廃妃は、その瞬間、自分が陰謀にはまったことに気づく。使者の報告を聞いたインス大妃は即座に廃妃の処刑を決め、決断を下せずに迷っている成宗に処刑できないなら王子を世継ぎから外すと迫る。ついに成宗は廃妃に自決を命じる王命を下し、王名を奉じた使者が再び廃妃の実家へと向かった。すでに覚悟ができている廃妃は凛とした態度で王命を受け、王子への遺言を母に託すが…。
ヨンサン君の孤独
廃妃の死から13年後。成宗がこの世を去り、廃妃の息子ヨンサン君が後を継いで1年がたった。王は連日のように宴を開いて芸人と遊びに興じ、周囲はそんな王の奇行に眉をひそめたが、王は母のチャスン大妃や祖母のインス大王大妃が自分に冷たく、弟のチンソン大君をかわいがることに孤独を募らせていたのだ。成宗の3人の正室のうち、2番目の廃妃はなぜ廃位され、どうなったのか。疑問を持ったヨンサン君は、廃妃に仕えていた内官を探し出して問い詰め…。
罪人の子
生母の秘密をすべて知り、罪人の息子という事実に苦しみもだえるヨンサン君。廃妃の罪を洗い流すか、インス大王大妃と正面から戦うか、ヨンサン君は自らの地位を安泰にするにはそのどちらかしかないと考えるが、大王大妃に対抗するにはまだ力不足だった。そんな時、ある者が廃妃の罪を許すよう訴える上奏を提出する。これを知ったヨンサン君は直ちにこれを朝廷に諮り、インス大王大妃が廃妃の罪を許してくれるのではないかと期待して反応を待つが…。
草稿が呼んだ災い
インス大王大妃に罪人の子と呼ばれ、ますます王座に不安を募らせるヨンサン大君は、廃妃の味方だったイム・サホンやユ・ジャグァンらと図り、世祖を批判する「成宗実録」の草稿を口実に多くの学者たちを粛清する。しかし、彼らの真の標的は廃妃を見殺しにした人々、つまり大王大妃とその手足である重臣たちだった。吹き荒れる粛清の嵐に宮殿は恐怖に陥り、大王大妃は廃妃を忘れるようヨンサン君を諭すが、ヨンサン君の復讐の炎はさらに激しく燃え上がり…。
死の真相
“罪人の子”という足かせに抵抗するように女遊びに夢中になるヨンサン君。そんなヨンサン君を廃妃の復讐へと駆り立て、政権を奪取しようと考えるイム・サホンらは、チェアン大君と組んでヨンサン君を廃妃の墓前に連れだし、廃妃の母親と鉢合わせさせる。生母の墓のあまりのみすぼらしさに胸を痛め、さらに廃妃の母親から聞かされた死の真相に大きな衝撃を受けたヨンサン君は、怒りに震えながらインス大王大妃の元へ向かい、大王大妃との戦いを宣言する。
解けない足かせ
母を陥れたチョン貴人とオム昭容を大王大妃殿から引きずり出したヨンサン君は、2人を拷問にかけたうえ、チョン貴人の息子たちを呼んで2人をたたけと命じる。常軌を逸したヨンサン君の行動に震え上がった重臣たちは、廃妃を復位させることで怒りを鎮めようとするが、ヨンサン君の目的はインス大王大妃に廃妃の処刑は過ちだったと認めさせ、自らの足かせを解くことだった。しかし、頑として認めない大王大妃に怒ったヨンサン君は、大王大妃に乱暴を働き…。
大王大妃の執念
罪人の子という足かせを解くため、粛清の嵐を吹かせて廃妃の追尊を実現したヨンサン君。廃妃の処刑に関わった者は残らず処断し、ハン・ミョンフェら死者までも墓を暴いて死体を掘り起こし、首をさらした。廃妃追尊の儀式を翌日に控え、ヨンサン君は再びインス大王大妃を訪ね、廃妃の墓前にひざまずいて酒を供えろと迫る。少しも動じることなく言い返してヨンサン君を追い返した大王大妃は、その夜、チンソン大君を王位に就けるよう遺言して息を引き取り…。
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韓国の大手放送局MBCの開局46周年を記念して、2007年から2008年にかけて放送された長編歴史ドラマ。韓国では名君と名高い朝鮮王朝第22代王・正祖の生涯を、フィクションを織りまぜながら描いている。監督を務めたのは『宮廷女官チャングムの誓い』など、名だたる大ヒット韓国歴史ドラマを作り続けてきた巨匠・イ・ビョンフン。視聴者の高い関心と声援に応え、予定より話数を増やして放送された、全77話にわたる壮大なストーリーである。朝鮮王朝第21代王・英祖(イ・スンジェ)の時代。強い力で太平の世を築いてきた英祖だったが、朝廷では依然として臣下たちによる激しい派閥争いが繰り広げられていた。その争いに巻き込まれてしまったのは、英祖の息子であり、王位継承者だった思悼世子(イ・チャンフン)だった。すっかり心を乱され、乱行を重ねるようになってしまった思悼世子は、とうとう英祖から廃位を命じられ、宮中にある米びつの中に閉じ込められてしまう。狭い米びつの中で食べ物はおろか、水も与えられず、徐々に衰弱していく思悼世子。そんな思悼世子のことを誰よりも心配していたのは息子であり、英祖の孫でもあるサン(パク・チビン)だった。6日以上何も口にしていない父に食べ物を差し入れたいサンは、厳重に警備が敷かれている米びつに何とか近づこうとするが…。
悪鬼たちと戦う夜警隊の活躍を、アクションとロマンス満載で描くファンタジー時代劇 「太陽を抱く月」のチョン・イルと「野王」のユンホ(東方神起)が豪華競演を果たし、話題をさらった注目作。ふたりによる恋の対決や迫力のアクションシーンに注目だ! 舞台は架空の朝鮮時代。鬼神(幽霊)が見える能力を持つ王子のリンは、その力を隠して気ままに暮らしていた。だが、朝鮮王朝の転覆を企む龍神族のサダムが都に潜入し、王位を継いだキサン君を操り始める。リンは夜警隊の仲間を集め、サダムに戦いを挑む。
正祖(イ・サン)の右腕として活躍した実在の人物をモデルに描く、ミステリー時代劇 歴史上の人物を朝鮮時代の名探偵に見立てた、新感覚の時代劇。まるでシャーロック・ホームズのように名推理で難事件を解決していくヤギョンの活躍を楽しもう! 朝鮮時代、王・正祖から厚い信頼を得ていたチョン・ヤギョンは、彼を妬む者たちから弾圧され、左遷されてしまう。「民の苦しみを取り除きたい」という王の思いを知ったヤギョンは護衛武士ムヨルと共に地方を巡り、卓抜した頭脳でさまざまな事件に挑んでいく。
大院君の妻である府大夫人は、王妃として閔到禄の娘“閔ジャヨン”を薦めるが、父親のいない閔ジャヨンは相応しくないと大院君は反対する。しかし大王大妃が立てた趙冕鎬の娘も父親がいないことを知る。それを知った大院君は、父親のいない者も候補にしようと大王大妃に持ちかける。王室の礼儀を学び始めた閔ジャヨンだが、選定の当日、初めから失敗をしてしまう。一方、大院君は、大王大妃の垂簾聴政をやめさせることや、王妃の座を握ることで頭が一杯で…。(C)SAMHWA NETWORKS CO., Ltd All rights reserved.
朝鮮建国の立役者チョン・ドジョンの激烈な生涯を、緻密な時代考証によって描き出す 高麗末期、末端役人だったチョン・ドジョンが新たな国家建設のため奮闘する様子がドキュメンタリーのようにつぶさに描かれる。ベテラン俳優たちの円熟の演技が見もの。 14世紀後半の高麗では社会が荒廃し、民は困窮していた。儒学者のチョン・ドジョンは、腐敗した宮廷を正そうとするが、宰相のイ・イニムの不興を買って流罪に処されてしまう。やがて、ドジョンは高麗王朝を倒して、新たな国を造ろうと決心する。
朝鮮半島で初めて国を治めた女性・善徳女王の生涯を、フィクションを交えつつ描いた作品である。総制作費は250億ウォンともいわれ、韓国での最高視聴率は50%に迫る数値を記録した。2009年にMBCで放送。脚本を手がけたのは、日本でも大人気となった『宮廷女官チャングムの誓い』や『薯童謠(ソドンヨ)』など、骨太でありながら緻密なストーリー展開が魅力的な時代劇の脚本を担当してきたキム・ヨンヒョン。2009年のMBC演技大賞では、ヒロインの宿敵・ミシルを演じたコ・ヒョンジョンが大賞を、ヒロイン・善徳女王を演じたイ・ヨウォンが最優秀賞を受賞するなど、今作のキャストたちが多くの部門で受賞する快挙を成し遂げている。新羅の国王・チヌン(イ・スンジェ)は、寵愛するミシル(コ・ヒョンジョン)をそばに呼び、自分の亡きあとの国政に関する遺言を書き取らせる。ミシルが王座を脅かす存在であることを悟ったチヌンは、ミシルに仏門に入ることを勧めた。ミシルは自分に惚れ込んでいる情夫・ソルォン(チョン・ノミン)に反乱を起こさせ、その一方でチヌンを毒殺しようと企てる。しかしミシルが毒薬を持って王のもとへ向かうと、そこにはすでに息絶えたチヌンの姿があった…。
後継者争いや陰謀を乗り越えて王座へ!朝鮮王朝第15代王・光海君の若き日を描く 歌手・俳優として活躍中の若手スター、ソ・イングクが時代劇に初主演。王の顔=王としての資質を持つ王子をみずみずしく演じ絶賛された。華麗なアクションにも注目! 16世紀末。かつて観相師から「王になってはならない顔」と言われた過去を持つ王・宣祖は、王の顔を持つ息子の光海君に嫉妬を覚えていた。そんな中、王家に伝わる観相書が狙われる。光海君は事件の真相を追うが、初恋の女性カヒの家が事件に巻き込まれ…。
帝王の娘・スベクヒャンの座をめぐる異父姉妹の運命を描くロマンス時代劇 三国時代を舞台に、4人の男女が繰り広げる切ない愛の物語がドラマチックに展開。6世紀の百済で、第25代武寧王の娘として実在した人物をモチーフに描く愛憎劇。 第25代東城王の時代。加林城城主、ペク・カの娘・チェファは、王の従兄・ユンの子を身ごもる。そんななか、東城王を暗殺したペク・カはユンによって自害に追い込まれる。チェファも死んだと思い込んだユンは即位するが、生きていた彼女はソルランを出産する。
激しい権力闘争が起こった高麗中期の約50年間を、5人の主人公で描く正統派時代劇 文臣から政権を奪った武臣たちの闘争の歴史を「夜警日誌」の脚本家ユ・ドンユンが描いた大作。頂点に上り詰めた乱世の英雄が次々に没落していく様は栄枯盛衰の趣あり。 12世紀後半の高麗。18代王の毅宗(ウィジョン)は文臣たちと饗宴にふける日々を送っていた。虐げられていた武臣の上将軍のチョン・ジュンブと牽龍行首のイ・ウィバンらは挙兵し、文臣たちを殺害。毅宗を廃位し、19代王明宗を擁立し政権の運営を行っていく。
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