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キュートなへんてこ女子小学生が、さまざまなトラブルを巻き起こす!?
『サイボーグ009』や『仮面ライダー』で知られる石ノ森章太郎が原作を務める、漫画『さるとびエッちゃん』のテレビアニメ化作品。
人間離れした特技を持つ不思議な女の子・エッちゃんが、周囲の人たちを巻き込み、ハプニングを引き起こしていく! 原作は、「週刊マーガレット」(集英社)にて連載された。テレビアニメ放送は1971年10月から1972年3月。
大都会の片隅にある三つ葉小学校。自動車が頻繁に行き交うなか、朝の通学路には元気な小学生たちがあふれていた。仲良し女子グループのリーダー的存在であるミコ(千々松幸子)も、そのひとり。友達と楽しい雑談をしながら、学校へと向かうのだった。
ところが、その日はいつもと少し違っていた。なんとガキ大将の同級生・大山タケシ(田中亮一)とその子分たちが、ミコたちを通せんぼする嫌がらせをしてきたのだ。
その状況を見かねた床屋の息子・天下大平(野島昭生)が、悪ガキたちに立ち向かうものの、タケシが手なずけた猛犬に震え上がってしまう。そんなとき、ミコたちの前にひとりの女の子が現れた。彼女の名は、猿飛エツ子(野村道子)。
「エッちゃん」という愛称を持つ彼女は、なんと猛犬と会話して説得し、逆にその猛犬をタケシにけしかけるのだった。こうしてエッちゃんをめぐるドタバタな学校生活が始まることになる。
不思議な特技を持つ小柄な女の子。三つ葉小学校に転校してくる。動物と会話をしたり、何もないところから物を出したり、電線の上を歩いたりするなど、人間離れしたことをやってのける。田舎から出てきたため、言葉が少し訛っている。ぱっちりした大きな目と、ピンクのカチューシャが特徴的。口ぐせは「エヘッ」。
三つ葉小学校に通う女子小学生。転校してきたエッちゃんと同じクラスになる。美少女で自己主張がはっきりしているため、女子グループのなかではリーダー的存在である。エッちゃんともすぐに仲良しになる。頭につけた大きな薄紫色のリボンがトレードマーク。
関西弁をしゃべる茶色の犬。エッちゃんの親友。人間のように二足歩行で歩き回ることもできる。思考や行動はおっさんそのものである。エッちゃんを追って、田舎からはるばるやってきた。ピンク色のスカーフが特徴的。
ミコの同級生で、床屋のドラ息子。仲間たちと群れることのない一匹狼で、「正義の味方」を自称している。同級生に意地悪をする大山タケシたちにも、敢然と立ち向かう。その一方、女子から「かっこいい」といわれると、すぐに調子に乗る一面がある。ヤマアラシのようなヘアースタイルをしている。
太平の弟。頭に赤いリボンをつけた、小柄な男の子。長髪を見るとカットしたくなる性分で、いつもバリカンを持ち歩いている。ときには相手が気づかないうちに、後ろからこっそり近づいて、バリカンを使って無断で髪を刈っていることがある。
ミコの同級生で、悪ガキたちを束ねるガキ大将。大柄な体格で、野球帽をかぶっている。近所の悪ガキたちとつるんで、登校中に気の弱い同級生たちの前で通せんぼするなど、いつもしょうもない意地悪をしている。エッちゃんが転校してきてから、返り討ちに遭うようになった。
エッちゃんのクラスの担任を務める、若い女性教師。クラスの生徒たちからよく慕われている。
今作の主人公であるエッちゃんは、クリッとした目の小柄でキュートな女の子です。見た目はごく普通の女子小学生であるものの、いろいろと人間離れした特技をもっています。
たとえば動物と会話することができたり、巨体の悪ガキたちを軽々と投げ飛ばすほどの怪力を発揮したり、屋根や電線の上をトコトコ歩いたりします。
何もないところから物を出したり、まるで瞬間移動するかのように素早く動くこともできます。そんなエッちゃんは、第1話から悪ガキ相手に愉快痛快な大活躍を見せます。次にどんな活躍を見せてくれるのか、目が離せません。
今作には、主人公のエッちゃん以外にも、ぶっ飛んだ設定のキャラクターが多数登場します。その1匹が、関西弁をしゃべる犬のブクです。ブクはエッちゃんの親友で、都会の小学校に転校したエッちゃんを追って、はるばる田舎からやってきます。
犬なのに二足歩行で歩き回り、ヒッチハイクで都会を目指します。人間並みの知能を持つ天才犬なのですが、思考や行動はおっさんそのものです。
トラブルに巻き込まれている様子を見ると、なぜだか哀愁を感じてしまいます。初めはボロボロになりながら都会にやってくる場面しかありませんが、第2話以降で本格的にストーリーにかかわってきます。
今作のオープニングを飾るのが、「エッちゃん」です。ゆったりしたメロディーに、優しい歌詞を載せているのが特徴的な楽曲です。今では、昭和らしさ全開のなつかしい曲だと感じる人が多いかもしれません。
そんな曲を歌っているのは、増山江威子です。『ルパン三世』の峰不二子役や『キューティーハニー』の初代ハニー役で知られるベテラン声優です。そのことを知った上で聞き直すと、また違った印象を受けます。
音楽に合わせて流れるムービーでは、キュートなエッちゃんがちょこまかと動き回る様子が描かれています。ところどころで「ピョコ」や「ピヨーン」などの効果音を入れている演出も、コミカルで印象的です。
「ザ・コクピット」は、1973年から「週刊少年サンデー」(小学館刊)誌上でスタートし、断続的に連載されたもので、当初は“戦場まんがシリーズ”として親しまれていた。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などの壮大なSF作品群と並ぶ、松本零士の代表作として高い評価を受けており、彼のライフワークの一つと言える。全62話に及ぶ原作から厳選された3つのエピソードを、アニメ界の鬼才たちの手によりそれぞれOVA化した本作品は、戦争がまだ機械に頼りきっていなかった時代のまだ温もりを持った機械と、不器用なまでに純に生きようとした人間たちとの共存を描きつつ、戦争というものの悲劇性を浮き彫りにした傑作である。(c)1993 松本零士・TTNS
ダイヤモンド、アメシスト、モルガナイト…。遠い未来、わずかに残った陸地に、生きる人の形をした28体の宝石たちの物語。仲間のためにこの世の秘密を解き明かし、救い出そうとする主人公・フォスフォフィライトの成長を描いた美しきテレビアニメ。講談社「月刊アフタヌーン」で連載中の、市川春子による漫画のアニメ化。日の光をエネルギーにして活動する宝石たちは、学校という建物で金剛先生(中田譲治)を中心に生活していた。それぞれ特性や性格に応じた役割を担っているが、最も重要なのは“月人”の襲撃に備えること。月人は晴れた昼、空からやってきて宝石たちをさらっていく。宝石たちは死ぬことはないが、さらわれたら二度と会えなくなってしまうため、チームを組んで戦うのだ。戦いで体が割れたり砕けたりしても、欠片を集めれば修復して元通りになるが、失った部分が多いとその分記憶もなくしてしまう。フォス(黒沢ともよ)は体がもろく、役割を与えられなかったが、生まれて初めて金剛先生から仕事を与えられる。その仕事とは…。
松本零士による「戦場まんがシリーズ」と呼ばれる短編コミック群の中から、『成層圏気流』『音速雷撃隊』『鉄の竜騎兵』の3作品をアニメ化。ドイツ軍、日本軍、米軍など多角的な視点から、戦争に翻弄される人間の姿や運命の無常感を描く。1944年8月。エアハルト・フォン・ラインダース大尉(堀内賢雄)はドイツ空軍の優秀な戦闘機パイロットだった。夜間の哨戒飛行中に敵機に襲撃されるも自機を捨ててパラシュートで脱出し、「戦わずに逃げた卑怯者」という汚名を着せられる。戦闘機の特性を生かせていない作戦だったとぼやくラインダースに、上官(有本欽隆)は“ある積荷”の乗った航空機をロケット実験場まで護送するという任務を与える。積荷とともに機に乗るのは恩師・バフスタイン教授(福田信昭)と、その娘で助手、しかもラインダースの昔の恋人だったメルヘンナー(篠原恵美)。ラインダースはメルヘンナーに、積荷の正体が核弾頭であることを知らされる。メルヘンナーもバフスタイン教授も、核弾頭がロケット実験場まで到達しないことを願っているのだという。核弾頭の開発に協力することは、人道に反する悪魔的行為だと考えるラインダース。一方で護送は任務である。二律背反の状況のなか、ラインダースの乗る戦闘機は、メルヘンナーと核弾頭を乗せた航空機とともに、空へと飛び立つのだった。
前代未聞のフィギュアスケートグランプリシリーズが今、幕を開ける…本作『ユーリ!!! on ICE』は、『モテキ』の久保ミツロウと、『ミチコとハッチン』の山本沙代がタッグを組んで原案を練った。脚本を久保が、監督を山本が務めたフィギュアスケートを題材にしたテレビアニメ。2016年10月にテレビ朝日系列で全12話が放送。初の本格フィギュアスケートアニメということで、アニメファンだけでなく、現役フィギュアスケート選手たちの間でも注目。ロシアのエフゲニア・メドベージェワなどは、アニメファンで有名だが、本作も熱心に応援していた。また、本田武史や織田信成、ステファン・ランビエールなど現役を退いた名スケーターが作中に本人役として登場し、大会の解説やレポーターを務めていることにも注目。実力はあるがメンタルの弱さから大会で勝ち進めない勝生勇利。自分の身の振り方を考えるため、拠点にしていた米デトロイトから故郷の九州・長谷津町へ戻る。そこで元リンクメイト・西郡優子の前で、「リビング・レジェンド(生きる伝説)」と称されるロシアのフィギュアスケーター、ヴィクトルが演じるプログラムを滑ると、優子の娘たちがそれを動画撮影し、無断でSNSにアップする。その動画を見たヴィクトルが勇利の滑りに刺激され「勇利のコーチになる」と宣言。勇利はヴィクトルとともにグランプリファイナルでの優勝を目指すようになる。
『おかしなガムボール』は、アメリカのアニメ専門チャンネルであるカートゥーン ネットワークオリジナルの、コメディアニメシリーズ。ガムボールとダーウィン兄弟のコミカルな日常を描いたアニメで、シュールなギャグを交えた不思議な世界観が特徴。また実写や3DCG、クレイアニメーションなどのさまざまな技法を組み合わせたキャラクターや背景もユニークだ。アヌシー国際アニメーション映画祭・テレビシリーズ部門最優秀賞などを受賞している。吹き替え声優は、ガムボール役を『NARUTO -ナルト-』の主人公・ナルトの声優を務める竹内順子、ダーウィン役を『クレヨンしんちゃん』の、2代目野原しんのすけ役を務める小林由美子が担当している。ガムボール(竹内順子)とダーウィン(小林由美子)は休日に2人で遊んでいるが、だいたいの遊びをやり尽くしてしまったためどこか物足りない。そのため、親友となる新たな友達を学校で探そうとするがなかなか見つからなかった。そんななかトバイアス(後藤ヒロキ)に声をかけられ、友達となる。ただ友達になる代わりにお金を要求してくる点は気になったが、これで楽しい日々が続くはずだった。しかしトバイアスは、ダーウィンと仲良くしてばかり。ガムボールはそれが面白くなかったのだった…。
旧校舎にすみつく妖怪たちを退治せよ!民俗学者・文筆家である常光徹の小説『学校の怪談』をもとにした、テレビアニメ作品。母を亡くした小学生の姉弟が、転校先の学校の旧校舎でさまざまな妖怪と遭遇し、知恵を絞って退治していく。アニメーション制作は、スタジオぴえろ。大好きな母を病気で亡くした小学生の姉弟、宮ノ下さつき(川上とも子)と敬一郎(間宮くるみ)は、父とともに祖母の旧宅に引っ越してきた。転校先となるのは、かつて父と母のふたりが通っていた天の川小学校。とはいってもさつきたちが通うのは、父や母が通った旧校舎ではなく、その隣に建つ新校舎である。転入初日の朝、登校しようとしていたさつきと敬一郎は、飼い猫のカーヤを追って、立ち入り禁止の旧校舎に足を踏み入れてしまう。そこで出会った同級生の青山ハジメ(本田貴子)と柿ノ木レオ(津村まこと)、そして上級生の恋ヶ窪桃子(佐久間紅美)とともに、カーヤを探すことになる。ところが、その旧校舎には、歩く二宮金次郎像、人面犬、トイレの花子さん、首なしライダーをはじめ、得体の知れない妖怪たちがうごめいていた。そうこうするうちに、さつきたちは天邪鬼に見つかり、追いかけられることになる。窮地に陥ったさつきたちだったが、偶然飛び込んだ校長室で1冊の日記を見つけるのだった。それは、さつきの母が小学生のころに記した「オバケ日記」であった。
『1日外出録ハンチョウ』は、『賭博破戒録カイジ』に登場するキャラクター・大槻を、主人公にしたスピンオフアニメである。原作は同名漫画であり、原作・原案を萩原天晴、漫画を上原求と新井和也、そして福本伸行も制作に加わっている。『中間管理録トネガワ』の14話に今作が差し込まれ、以降も不定期放送された。架空の会社である帝愛の地下強制労働施設から、お金を支払うことで1日だけ解放された大槻班長の、地上での悠々自適な生活が描かれている。カイジシリーズ本編のシリアスな雰囲気とは違い、パロディ満載の内容となっている。あるとき、大槻(チョー)は帝愛の地下強制労働施設の1日外出券を購入した。大槻は地下でのギャンブルを利用して大儲けしており、高額な1日外出にも慣れた人物だった。そのため24時間しかない自由な時間も焦らず過ごす大槻。服の毛玉を数時間かけて取ったりしており、無駄に見える時間を過ごしていた。見張りの黒服も、その異常な行動に驚いている。そして次の日、大槻はスーツを購入したのち、大衆蕎麦屋に入る。その行動にさらに見張りの黒服は驚いた。蕎麦屋で昼間からビールを飲む大槻。なんと大槻は急いで食事をとるサラリーマンの姿を肴にして、ビールを飲んでいた。そうして大槻は満足して地下強制労働施設に帰っていったのだった。こうして1日しかない外出を、奇想天外な方法で楽しむ大槻の話が始まる。
半額シールが貼られた瞬間、狼たちの戦いが開始される…!『ベン・トー』は、2011年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ。原作はアサウラのライトノベルであり、スーパーダッシュ文庫から書籍刊行されている。とあるスーパーマーケットで閉店間際に起こるバトルを描いた青春学園コメディである。アニメ版の制作は後に『ジョジョの奇妙な冒険』『はたらく細胞』などを手掛けるdavid productionで、監督は板垣伸。オープニングテーマは、声優で歌手の愛美が務めている。貧乏学生・佐藤洋(下野紘)は、ある夜、とあるスーパーマーケットのなかで血まみれになって倒れていた。一体何が起こったのか? よくわからないまま翌日登校した洋は、道すがら白粉花(悠木碧)という同級生に昨夜のことをいろいろと聞かれる。そして学校で、おぼろげに見た記憶のある槍水仙(伊瀬茉莉也)という上級生のゴミ捨てを手伝うと、「スーパーマーケットには二度と近寄るな」と警告される。疑問が膨らむばかりの洋だったが、夜になると弁当を買うため再びスーパーマーケットへ足を運んだ。そして、店長が残った数個の弁当に半額シールを貼った瞬間、恐るべき光景がそこに広がった…!