マーベル・スタジオが送り出す「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」を紹介します。この映画では可愛いと人気のベビー・グルートをはじめとする個性豊かなキャラクターが人気です。また、作品を彩る楽曲の数々も注目の的です。
黄金の姿を持つ傲慢な指導者アイーシャ!
“黄金の惑星”ソヴリンの指導者で全身が黄金色に輝く姿で登場するのがアイーシャです。
黄金の姿が象徴するように荘厳で美しい彼女ですが、全てのものを見下す傲慢な性格をしていて、あることがきっかけ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と対立します。
このキャラを演じるのはエリザベス・デビッキですが、人工物のように整った顔立ちと、190cmという長身がアイーシャにはまっています。
長身から相手を見下す傲慢なアイーシャを演じるエリザベス・デビッキは、映画の中で確かな印象を残しています。
小さくなっても大活躍のベビー・グルート!
本作の中で可愛いと人気を集めているのが、樹木型ヒューマノイドのベビー・グルートです。
ロケットの相棒である彼は本来の姿はたくましい姿で、戦闘力も高いのですが、わけあって小さなベビー・グルートとして本作には登場します。
そんなベビー・グルートは小さくなったために、持ち前の戦闘力を発揮できずに敵にバカにされたりもします。
しかし、小さくなったことによる短所もあれば、長所もあります。
小さな体を活かした一番大事なミッションを託されるなど、本作でベビー・グルートは大活躍を見せます。
ちなみに、ベビー・グルートの声を作品で担当するのはオリジナル版はヴィン・ディーゼルですが、日本語吹き替えは遠藤憲一が担当しています。
そんなベビー・グルートの決め台詞が「I’m Groot」ですが、この台詞の9か国語バージョンの映像が公開されていて、各国のベビー・グルートの声を楽しめます。
カラフルな目にも鮮やかな映像!
銀河が舞台の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」カラフルな色彩が特徴的な映像美を生み出しています。
映画の中で描かれる星々ですが、理想郷のように美しくて調和のとれたエゴの惑星や、荘厳な“黄金の惑星”ソヴリンはひたすら煌びやかで美しい映像によって描かれます。
しかし、一方でラヴェンジャーズのたまり場はゴツゴツした暗い色で描かれるなど、明るい色から暗い色まで多彩な色使いで銀河の世界を表現します。
映画の中では、目にも鮮やかで華麗なアクションが音楽と一体となって矢継ぎ早に繰り広げられます。
映画全編を通して、ワクワクさせるシーンは健在と言えるでしょう。
例えば、敵の宇宙艦隊が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を総攻撃する場面など、ピカピカした映像は「スペースインベーダー」を彷彿させるレトロ感覚を見る者に印象付けます。
特にカッコいいのが口笛に合わせて矢を自在に操作するよヨンドゥなのですが、「矢がこんな動きをするのか」という驚きがあり、それを錯覚させるトリッキーな映像が素晴らしいです。
このように映画全体にリアリズムというよりも、目で見て楽しい映像を追求していこうとする監督のこだわりを感じさせます。
映画を彩る音楽の世界①!
シリーズ1作目の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の中で、主人公のピーター・クイルが肌身離さずに大切に持っているのが、亡き母から贈れられたカセットテープです。
この「最強ミックステープVol.1」と名付けられたカセットテープはピーターの母が息子のために、選曲したロックの名曲たちがおさめられています。
こうしたピーターにとっては母との絆を象徴するカセットテープですが、シリーズ2作目となった本作では「最強ミックステープVol.2」が登場します。
この「最強ミックステープVol.2」におさめられた楽曲たちは映画の中でも印象的な使い方をされて作品を盛り上げます。
映画の冒頭の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と怪物との戦いの場面ではElectric Light Orchestra の「Mr. Blue Sky」が流れます。
このバンドらしいシンフォニックなメロディーは、銀河を舞台にした壮大な冒険が始まる高揚感を高めてくれます。
また、この曲に合わせたベビー・グルートのダンスもこの場面で楽しめます。
そして、ピーターの両親の恋模様が描かれるロマンチックな場面ではLooking Glass の「Brandy (You're a Fine Girl)」が使用されます。
映画全体にハイテンションなノリの良い音楽が流れるこのシリーズですが、この曲の甘いメロディがしっとりとした情感を与えてくれます。
映画を彩る音楽の世界②!
本作の主人公・ピーター・クイルの憧れの存在が、往年のテレビドラマ「ナイトライダー」です。
そして映画のエンディングでは、「ナイトライダー」で主演を務めたデビッド・ハッセルホフがボーカルとして参加した楽曲「Guardians Inferno」が流れます。
監督のジェームズ・ガンが「ナイトライダー」のファンだったことから、歌手としても活動するデビッド・ハッセルホフにオファーがいき、映画にボーカルとして参加することになりました。
このデビッド・ハッセルホフが参加したエンディングは楽曲としても楽しめるだけでなく、映画のキャラクターたちがダンスを踊りながら登場しするため、映像としても楽しいものになっています。
映画の中では、他にもCat Stevens の「Father and Son」などの曲が使用されるなど、洋楽ファンにとっても本作の楽曲の数々は素晴らしいものになっています。
これからの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
2018年に公開予定の「アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー」に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のキャラクターも参戦することが発表されています。
この映画では地球を舞台に活躍する「アベンジャーズ」と銀河を舞台に活躍する「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とがクロスオーバーすることになります。
実はこの両作品の中で起こった事件で黒幕として登場するのが、スーパーヴィランのサノスです。
このサノスとの戦いが「アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー」では描かれます。
合計67名のキャラクターが登場する「アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー」は、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の集大成の作品として期待を集めています。
参考元
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