ポケモン映画通算20作目となる劇場版『ポケットモンスター キミにきめた!』。サトシとピカチュウの出会いを改めて描く本作は、初代ポケモンアニメのいい部分と新ストーリーとを組みあわせた、大変にクオリティの高い作品に仕上がっています。 歴代ファンを喜ばせる演出がふんだんに盛り込まれ、これまで劇場版で一度も登場しなかったホウオウが登場するなど、見所箇所が満載です。物語を掘り下げていくことで、『キミにきめ
- ポケモン映画『キミにきめた!』あらすじを解説!
- ポケモン映画『キミにきめた!』サトシとピカチュウとの旅立ち!
- ポケモン映画『キミにきめた!』サトシとピカチュウが心を通わせる
- ポケモン映画『キミにきめた!』伝説のポケモン、エンテイ
- ポケモン映画『キミにきめた!』ポケモンバトルとハプニング
- ポケモン映画『キミにきめた!』伝説のポケモン、ホウオウの伝説
- ポケモン映画『キミにきめた!』サトシとピカチュウが虹色の羽に導かれる
- ポケモン映画『キミにきめた!』悪しき心に踏み入れるサトシ
- ポケモン映画『キミにきめた!』ポケモンのいない世界
- ポケモン映画『キミにきめた!』影より導くもの、マーシャドー登場
- ポケモン映画『キミにきめた!』払われた闇と、現れるホウオウ
- ポケモン映画『キミにきめた!』彼ら、サトシは、それぞれの道へ
- ポケモン映画『キミにきめた!』重要な役割を担う2つの主題歌
- ポケモン映画『キミにきめた!』演じるゲスト声優陣にも注目!
- ポケモン映画『キミにきめた!』まとめ
世界中から深く愛されている『ポケットモンスター』シリーズ。
その劇場版第20作目の映画作品である『キミにきめた!』は、原点に立ち返ってサトシとピカチュウの出会いを描きつつも、そこからまったく別の過程をたどった新しい物語が展開されていきます。
「リメイクではなくリファイン(精製)」と監督が述べたように、初代ポケモンアニメでお馴染みのキャラクターであるタケシやカスミは登場せず、代わりにマコトやソウジといった新しいキャラクターたちが登場することで、物語をさらに盛り上げ、新たな魅力を持つ作品へと本作を昇華させています。
興行収入35億円超えの大ヒットを記録したことからも、そのクオリティの高さは間違いないものがあります。
その人気の秘密を解明するべく、『キミにきめた!』の物語を、ネタバレ込みで徹底解説していきます!
ポケモン映画『キミにきめた!』あらすじを解説!
物語はカントー地方の片隅にある町、マサラタウンから始まります。
町の子供たちは、10歳になるとポケモントレーナーの資格を得て、故郷から旅立ちます。
マサラタウンには、ポケモン研究の世界的権威と言われるオーキド博士が研究所を構えており、新米トレーナーたちは、博士からパートナーとなるポケモンを譲り受けて、トレーナーとしての第一歩を踏み出すのです。
マサラタウンに住まうポケモンマスターを目指す少年・サトシも、パートナーとともに旅立つ日を、今か今かと心待ちにしていました。
ところが、パートナーと初めて顔を合わせる日に、サトシはまさかの大寝坊。
慌てて研究所へ向かったものの、初心者向けのポケモンであるヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネの3匹は、同じ日に旅立つ子供たちによって既に連れて行かれたあとでした。
意気消沈するサトシの前に、小柄ですばしっこい、可愛らしいポケモンが姿を現します。
それが、後にサトシの唯一無二の相棒となるポケモン、ピカチュウとの出会いでした。
ポケモン映画『キミにきめた!』サトシとピカチュウとの旅立ち!
早速、ピカチュウとコミュニケーションを取ろうとするサトシですが、当のピカチュウはサトシにまったく心を開いてはくれませんでした。
ならばとモンスターボールに戻そうとしても、ボールを弾いたりと手荒い抵抗が返って来るばかり。
サトシは仕方なく、歩み寄りの姿勢を見せないピカチュウを無理矢理引き摺るようにして、マサラタウンを旅立ちます。
ある程度町から離れた場所で足を止め、ピカチュウとの会話を試みるサトシですが、やはりピカチュウはまともに相手にしてくれません。
困り切ったそのとき、サトシは草むらに野生の鳥ポケモン、ポッポの姿を発見します。
ポッポを捕獲しようと考えたサトシは、ピカチュウに協力を要請しますが、肝心のパートナーは相変わらずつれない態度。
ムキになったサトシは、ひとりでもポッポを捕まえようと、足元の石を力一杯投げつけます。
思いっ切り投げた石は、あと一歩の所でポッポの体をすり抜け、たまたま近くにいたオニスズメの頭に命中してしまったから大変!
サトシとピカチュウはオニスズメの大群にしつこく追い回されてしまいます。
敵の数に対応し切れず、一方的に攻撃を受け続け、たちまち傷だらけになってしまうピカチュウ。
ボロボロになって倒れ伏したピカチュウを助けようと、サトシは群がるオニスズメを掻きわけ、抱え込むようにしてピカチュウを庇います。
傷ついた小さな体を抱きしめ、オニスズメの群れから逃れようと、懸命に地を駆けるサトシ。
川に飛び込むことで一時は逃げ切れたかと思いきや、執念深いオニスズメは水辺に上がったサトシたちをなおも追跡してきます。
ポケモン映画『キミにきめた!』サトシとピカチュウが心を通わせる
ついにオニスズメたちに追い詰められたサトシは、モンスターボールに入るようにピカチュウを説得します。
「そうすれば、お前は助かるかもしれない」。そう告げるサトシの声には、どこか懇願するような響きがありました。
ピカチュウがモンスターボールに入るまでの時間を稼ぐべく、身ひとつでオニスズメの前に立ちはだかるサトシ。
そんなサトシの姿を、ピカチュウはじっと見つめていました。
そして、オニスズメがサトシに襲いかかろうとしたその瞬間、ピカチュウが力を振り絞ってサトシの前に飛び出し、オニスズメの群れを呑み込むほどの凄まじい電撃を放ったのです。
その威力は、あれほど執念深かったオニスズメたちが、散り散りに逃げ出してしまうほどのものでした。
いつの間にか気を失っていたサトシが目を覚ますと、すぐ目の前にピカチュウの姿を見つけます。
そっと抱き寄せても嫌がることなく、大人しくサトシに寄り添うピカチュウ。
心を通い合わせた彼らをまるで祝福するかのように、虹色の光を纏った美しい鳥ポケモンが、彼らの頭上を横切ってどこかへと消えていきます。
それを目撃したサトシとピカチュウは、空から舞い降りてきた鳥ポケモンの羽を手に、「いつかあいつに会いに行こう」と、初めての約束を交わすのでした。
ポケモン映画『キミにきめた!』伝説のポケモン、エンテイ
出典:amazon様々な場所をわたり歩き、色々な場所でポケモンバトルを繰り広げ、時に仲間を増やしながら、サトシたちは旅を続けます。
その途中、とあるポケモンセンターに立ち寄ったサトシは、ひとりのトレーナーが傷ついたポケモンのシャワーズを慌てて運び込む場面に居合わせます。
何があったのか問われたトレーナーは、伝説のポケモンであるエンテイと遭遇し、バトルを挑んだことを話すと、ポケモンセンターにいたトレーナーたちは、それを聞いてたちまち目の色を変えます。
エンテイを探して、我先にと飛び出していくトレーナーたち。当然ながら、その中にはサトシとピカチュウの姿もありました。
エンテイを探し出すべく、森の中へと踏み入るサトシたち。幸いにも、エンテイの姿はまだその場所にありました。
サトシがエンテイを発見するのとときを同じくして、エンテイを発見したらしいポケモントレーナーの少女マコトが、先を越すようにエンテイに向かって走り出します。負けじと後を追うサトシ。
二人は競い合うようにエンテイに挑みかかりますが、さすがに伝説と呼ばれるだけのことはあり、どちらも簡単にエンテイにあしらわれてしまいます。
そこへやって来たトレーナーのソウジも、ルカリオとともに参戦しますが、やはり太刀打ちできませんでした。
攻撃を凌いだエンテイは、やがて森の奥へと姿を消し、その場にはサトシたちだけが残されました。
半ばいがみ合いつつも、ポケモンバトルをすることで合意したサトシとマコトは、その勢いのままソウジにもバトルを持ちかけますが、ソウジは辞退して二人の前から去っていきます。
ポケモン映画『キミにきめた!』ポケモンバトルとハプニング
その後、バトルを始めたサトシとマコトですが、戦いの最中に予想外のハプニングが発生します。
マコトのポッチャマの放った攻撃が、近くにいたイワークに誤って当たってしまい、激昂したイワークに追われることになってしまったのです。
イワークを落ち着かせようとするサトシですが、興奮したイワークは聞く耳を持ってくれません。
身体を張ってイワークを止めようとするサトシを援護すべく、マコトはポッチャマに「うずしお」の技を指示します。
行手をさえぎる水の壁にイワークが怯んだ隙をついて説得をすることで、サトシたちはなんとかイワークを落ち着かせることに成功するのでした。
ポケモン映画『キミにきめた!』伝説のポケモン、ホウオウの伝説
問題を解決した一行は、降り出した雨から逃れるべく、雨宿りが出来る場所を探して森を駆けます。
その途中で、雨の中に座り込んでいるヒトカゲの姿をサトシたちは見つけます。
ヒトカゲは自らのトレーナーを待ち続けていたようで、姿を現したトレーナーの少年クロスに嬉しそうに駆け寄りますが、クロスは冷たい表情でヒトカゲを乱暴に蹴り上げます。
そのおこないを非難して食って掛かるサトシやマコトを相手にせず、クロスはヒトカゲが「弱いから捨てたのだ」と言い捨てて、その場を去ってしまいます。
雨にさらされ続けたことで弱っていたヒトカゲは、精神的なショックも合わさって、そのまま倒れ込んでしまいます。
ヒトカゲを抱えたサトシたちは、雨を凌ごうと洞窟の中に避難します。
偶然にも、そこには顔見知りのポケモントレーナー、ソウジの姿がありました。
ヒトカゲを休ませながら、全員で火を囲むサトシたちのもとに、他のポケモンたちを引き連れたエンテイが姿を現します。
洞窟の中に踏み入って来た彼らは、少し離れた位置で身を寄せ合い、雨宿りをしているようでした。
その様子を見て、ソウジはエンテイの伝説をサトシたちに話して聞かせます。
その伝説に登場したホウオウというポケモンを、サトシとピカチュウはかつて実際に目にしたことがありました。
旅立ちの日に見た虹色の鳥ポケモン。そのポケモンこそが、伝説のポケモンであるホウオウだったのです。
ポケモン映画『キミにきめた!』サトシとピカチュウが虹色の羽に導かれる
ときは過ぎて翌朝。
サトシたちが目覚めたときには、エンテイたちの姿は洞窟にはありませんでした。
その頃にはヒトカゲの体調もすっかり良くなっており、消えそうだった尻尾の炎も元気を取り戻して力強く燃えていました。
元気になったヒトカゲを新しく仲間に加えたサトシは、虹色の羽の導きに従い、ホウオウに会いに行くことを決意します。
ホウオウに会うため、サトシの旅に同行することを宣言したマコトとソウジを仲間に加えて、彼らの旅は続きます。
羽の光が指し示すライゼン山脈。そこでホウオウに会うことが、三人の旅の新たな目標となったのです。
ポケモン映画『キミにきめた!』悪しき心に踏み入れるサトシ
目的地へと少しずつ近付いていくサトシたち。ポケモンバトルの経験を積んだヒトカゲも、その道程の途中でリザードへと進化していました。
順調に旅を続けていた一行でしたが、あるとき、ヒトカゲを捨てたトレーナーのクロスに、サトシは勝負を持ち掛けられます。
リザードに進化したヒトカゲの力を見せつけようと受けて立ったサトシですが、クロスのガオガエンに力及ばず、敗北してしまいます。
ポケモンを大切にしないクロスのおこないが許せず、そんな相手に敗北したことを認められないサトシは、次第に頑なになっていきます。
自暴自棄となったサトシは、心無い言葉を口にして森へ踏み入り、やがてはピカチュウからも離れて、ひとりきりになってしまいます。
虹色の羽、悪しき心に触れたとき、色を失う。その言い伝え通りに、美しかった虹色の羽は、次第に色を失っていきます。
そんなサトシの影の中には、謎のポケモン、マーシャドーが密かに身を潜めていました。
ポケモン映画『キミにきめた!』ポケモンのいない世界
マーシャドーの力で、サトシは不思議な夢の世界を体験します。その世界にはポケモンは存在せず、サトシは学校に通って勉強をする学生になっていました。
過ぎてゆくときの中で、サトシは名前を思い出せない黄色い影を見つけます。大切な存在であったはずのその影を追いかけて、追いかけて。
なんとか腕の中に捕まえたときに、サトシはすべてを思い出し、現実の世界で目覚めていました。
悲しい顔でサトシを見つめていたピカチュウを抱きしめ、再び心を通わせるサトシ。傍らの虹色の羽は、いつの間にかもとの色を取り戻していました。
ポケモン映画『キミにきめた!』影より導くもの、マーシャドー登場
あらためてライゼン山脈を目指すことになったサトシたちは、道中で様々なことを経験しながらも、目的地だった山脈へとたどり着きます。
そこでボンジイと名乗る老人と出会ったサトシは、己の影に潜んでいたポケモン、マーシャドーについての言い伝えを聞かされます。
新たにボンジイを仲間に加えて、引き続き歩みを進めるサトシたち。
やがてたどり着いた山頂付近には、宝石と見紛うような美しい岩がそびえていました。その岩に虹色の羽を置いたとき、ホウオウは姿を現すとの言い伝えがあるのです。
岩の方へ向かおうとしたそのとき、サトシたち一行を追って来たらしいクロスが行く手を阻むように立ち塞がり、サトシに勝負を挑みます。
以前敗北を喫したガオガエンとの戦いに、サトシは再びリザードとともに挑みます。
苦戦を強いられるリザードでしたが、戦いの最中にリザードンへと進化することで、ガオガエンから見事に白星を勝ち取ります。
前回の借りを返したサトシでしたが、クロスは往生際の悪いことに、力づくでサトシから虹色の羽を奪い取り、自分がホウオウを呼び出そうとします。
しかし、クロスの手に握られた虹色の羽は、みるみるうちに色を失い、闇を呼び起こしてしました。
やがてその場に姿を現したのは、ホウオウではなく「虹の色が失われしとき、すべてを閉ざし、すべてを正す」と言い伝えられている幻のポケモン、マーシャドーでした。
闇を纏った羽を手にしたマーシャドーは、言い伝えの通りに直ちに行動を開始します。
次々と周囲の野生ポケモンを操り、人間とポケモンを引き離そうとするマーシャドー。
襲いかかって来るポケモンたちに、サトシたちは苦戦を強いられます。皆の助けを得て、力の源となっている羽を取り戻すべく、マーシャドーのもとへと向かうサトシとピカチュウ。
攻撃を仕掛けて来るマーシャドーに応戦して戦いを繰り広げるものの、羽から力を引き出すマーシャドーに対応し切れず、サトシたちはやがて窮地に陥ってしまいます。
崖に追い詰められたサトシは絶体絶命のピンチの中、何よりも優先してピカチュウを守ろうとします。
「モンスターボールに入れば、お前は助かるかもしれない」。そう告げて、迫り来るポケモンたちに立ち向かおうとします。
しかしピカチュウはボールには入らず、いつかのようにサトシの前へと飛び出します。
ポケモンたちの攻撃で吹き飛ばされ、ともに倒れ伏したピカチュウに、サトシはどうしてボールに入ってくれないのかと問いかけます。
意識がもうろうとするような極限状態の中、サトシは問いかけに答えるピカチュウの声を聞いたような気がしました。
驚きのあまり目を見開いたサトシに、操られたポケモンたちの攻撃が再び襲い掛かります。
その瞬間、サトシは問答無用でピカチュウをボールに戻して、ひとり攻撃を受け止めます。
攻撃を逃れたピカチュウは、すぐさまボールから飛び出しますが、そのときには既にサトシの身体は消えかかっていました。
少しずつ光の粒子となり、消えていくサトシ。残されたピカチュウは、慟哭のあまり、周囲を覆い尽くすほどの凄まじい電撃を放ちます。
その頃、サトシは夢の世界で目を覚ましていました。最初は色のない世界のように思えたその場所は、ピカチュウとともに駆け抜けた、鮮やかな景色へと少しずつ変化していきます。
夢の世界と呼応するかのように、立ち尽くしていたピカチュウの目の前に次々と光が集まり出します。
そしてピカチュウは、躊躇することなく、サトシを探すために光の中へ飛び込んで行くのでした。
ポケモン映画『キミにきめた!』払われた闇と、現れるホウオウ
光の中に広がる美しい草原と青空に抱かれて、サトシとピカチュウは無事に再会を果たします。
ピカチュウとともに現実の世界へと帰還したサトシの手には、色を取り戻した虹色の羽が握られていました。
それを見て、役目を終えたことを悟ったマーシャドーはどこかへと消えていきます。
あらためて虹色の羽を置き、ホウオウを呼び出したサトシは、ホウオウの力で傷を癒された万全の状態で、ホウオウへとバトルを挑みます。
応じるホウオウも確かな戦意を見せ、彼らの戦いが始まります。
そして決着の後、ボロボロになったサトシとピカチュウはポケモンセンターに姿を現し、ジョーイさんに治療を頼みます。
バトルの相手を訊ねられたサトシは、とても晴れやかな様子で、ホウオウの名を答えるのでした。
ポケモン映画『キミにきめた!』彼ら、サトシは、それぞれの道へ
ホウオウに会うという共通の目的を達成したことで、これまで旅をともにした仲間たちとの別れのときがやって来ました。
サトシは世界一のポケモンマスターを目指して次の町へ。
ソウジはファイヤー、サンダー、フリーザーの伝説を探しに。
マコトは母親に会うため、故郷のフタバタウンへと。
新しい目的のもと、一行はそれぞれの道を歩み出します。
「次に会ったときは、バトルをしよう」。そう言って、笑顔で別れの挨拶を交わしながら…。
ポケモン映画『キミにきめた!』重要な役割を担う2つの主題歌
出典:amazon“すべてのポケモンファンへ”
そのキャッチコピーが示す通りに、歴代ファンを喜ばせる演出がふんだんに盛り込まれている本作ですが、劇中で流れる歌や音楽も、演出における重要な役割を果たしています。
懐かしいBGMでファンを楽しませてくれたり、主題歌にも嬉しい演出が施されています。
劇中で流れるオープニング主題歌は、主人公であるサトシを演じる松本梨香さんが歌う、「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」。
初代テレビアニメのオープニング曲をアレンジし、原曲の良さをきちんと残しつつも勢いを増した楽曲は、歴代ポケモンファンたちの心を鷲掴みにして放しません!
また、エンディング主題歌の「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」は、2007年に公開されたポケットモンスターシリーズ第10作目の劇場版『ディアルガ VS パルキア VS ダークライ』で劇中を盛り上げた「オラシオンのテーマ」に新しく歌詞を付けたものです。
歌を担当するのは、『七夜の願い星 ジラーチ』の主題歌「小さきもの」を歌い上げたシンガーの林明日香さんです。
林さんの伸びやかな表現力で歌い上げられたエンディング主題歌は、何度でも聴きたくなるような心に染みわたる楽曲へと仕上がっています。
ポケモン映画『キミにきめた!』演じるゲスト声優陣にも注目!
本作では、お馴染みのキャラクターであるサトシやピカチュウの他に、マコトやソウジ、ボンジイやクロスといったオリジナルキャラクターたちが描かれており、物語をより鮮やかに彩っています。
彼らを演じるシリーズお馴染みのゲスト声優陣にも注目!
サトシと行動をともにする男勝りな少女、マコトを佐藤栞里さんが担当。ポケモン研究者を目指す少年、ソウジを本郷奏多さんが担当しています。
さらに、終盤で同行者となる研究者ボンジイを古田新太さんが、それぞれの個性を活かして見事に演じきっています。
また、七色の声を持つと言われる山寺宏一さんはマーシャドー役、本職顔負けの実力派である中川翔子さんはジョーイ役として、これまでの劇場版に引き続き、本作でも出演しました。
臨場感に満ちた彼らの演技を、ぜひともご堪能ください!
ポケモン映画『キミにきめた!』まとめ
ネタバレも含めて、『ポケットモンスター キミにきめた!』のあらすじや特徴などについて、ここまで解説してきました。
初代アニメのいい箇所を再現しつつも、ホウオウに会いにいくという約束を果たす映画ならではのストーリーは勿論、新キャラクターたちや豪華声優陣、主題歌を含めたファンが楽しめる演出の数々。
『ポケットモンスター キミにきめた!』の物語は、多くの魅力的な要素であふれています。
また、2018年の夏には、本作の続編ともいえる映画『ポケットモンスター みんなの物語』が公開され、現在も高い人気を博しています。
本作と併せて視聴することで、作品の共通点やサトシの成長をより深く楽しむことができるのではないでしょうか。
ポケモンワールドの原点を思い返しつつも、これからへの期待を膨らませてくれる物語であるが故に、本作は多くのファンたちの支持を得ているのです。
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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