メジャーリーグに挑戦した日本人を紹介します。今回は、2009年から2016年にメジャー移籍をした選手を紹介します。日本が誇るエース投手が多く海を渡りました。
日本人メジャーリーガー(2009年)
上原浩治
ボルチモア・オリオールズ(2009年~11年)-テキサス・レンジャーズ(2011年~12年)-ボストン・レッドソックス(2013年~16年)-シカゴ・カブス(2017年~)
メジャー移籍当初は先発として起用されていましたが、レッドソックス移籍後抑えを任され大ブレーク。
日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手となりました。
メジャー通算成績(2016年まで):387試合19勝22敗93セーブ67ホールド
高橋建
ニューヨーク・メッツ(2009年)
マイナー契約からのスタートでしたが、4月下旬にメジャー昇格し、40歳でメジャーデビューを果たしました。
40歳でのメジャーデビューは史上3位の高齢記録となりました。
メジャー通算成績:28試合0勝1敗0セーブ0ホールド
田沢純一
ボストン・レッドソックス(2009年~16年)-マイアミ・マーリンズ(2017年~)
社会人No1右腕として都市対抗野球を制した後、プロ野球を経ずにメジャー移籍しました。
レッドソックスでは勝利の方程式の一角を担いました。
2017年からは、マーリンズへ移籍し、イチローと同僚になりました。
メジャー通算成績(2016年まで):302試合17勝20敗4セーブ79ホールド
2010年
五十嵐亮太
ニューヨーク・メッツ(2010年~11年)-トロント・ブルージェイズ(2012年)-ニューヨーク・ヤンキース(2012年)
日本では速球投手として活躍しましたが、メジャーでは打ち込まれることが多く、大半をマイナーで過ごしました。
メジャー通算成績:83試合5勝2敗0セーブ4ホールド
高橋尚成
ニューヨーク・メッツ(2010年)-ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(2011年~2012年)-ピッツバーグ・パイレーツ(2012年)-シカゴ・カブス(2013年)
メジャー初年度は先発としても起用され、2桁勝利をマーク。
その後は主に中継ぎとして起用され、ロングリリーフやワンポイントなど様々な場面で登板しました。
メジャー通算成績:168試合14勝12敗10セーブ13ホールド
2011年
建山義紀
テキサス・レンジャーズ(2011年~2012年)
勝ちパターンでの起用が多かったですが、好不調が激しくメジャー史上2人目の2試合連続で満塁弾を被弾した投手となりました。
メジャー通算成績:53試合3勝0敗1セーブ4ホールド
西岡剛
ミネソタ・ツインズ(2011年~12年)
球団初の日本人野手で、前年にシーズン200本安打をマークしたことから大きな期待が寄せられました。
しかし、メジャーデビュー直後に、交錯プレーで足を骨折する大けがを負います。
復帰後は目立った成績を残せず、また度重なる怪我にも悩まされ、2年で日本球界へ復帰しました。
メジャー通算成績:71試合50安打0本塁打20打点・打率.215
2012年
青木宣親
ミルウォーキー・ブルワーズ(2012年~13年)-カンザスシティ・ロイヤルズ(2014年)-サンフランシスコ・ジャイアンツ(2015年)-シアトル・マリナーズ(2016年)-ヒューストン・アストロズ(2017年~)
日本の東京ヤクルト時代に2度のシーズン200安打を記録した安打製造機。
最近は1年ごとにチームを転々としています。
日米通算2000本安打を達成しました。
メジャー通算成績(2016年まで):649試合681安打28本塁打184打点・打率.286
岩隈久志
シアトル・マリナーズ(2012年~)
2016年に野茂英雄以来のノーヒットノーランを達成。
豊富な変化球と正確なコントロールで、打たせて取る安定感抜群の投球が持ち味です。
メジャー通算成績(2016年まで):63勝37敗2セーブ
川崎宗則
シアトル・マリナーズ(2012年)-トロント・ブルージェイズ(2013年~15年)-シカゴ・カブス(2016年)
イチローに憧れ、マイナー契約ながらマリナーズに入団。
明るい性格を生かし、所属するチームではムードメーカーを務め、ファンからも絶大な人気を誇りました。
2017年に古巣であるソフトバンクに電撃復帰しました。
メジャー通算成績:276試合150安打1本塁打51打点・打率.237
ダルビッシュ有
テキサス・レンジャーズ(2012年~2014年.2016年~)
2013年と2014年に9回2死まで無安打無得点も、あと1人で安打を許し大記録達成とはなりませんでした。
2015年に肘の怪我で一度チームを離れますが2016年に復帰。
メジャー通算成績(2016年まで):100試合46勝30敗0セーブ0ホールド
2013年
田中賢介
サンフランシスコ・ジャイアンツ(2013年)
日本ハム時代は主に内野手としてプレーしていましたが、メジャーでは内外野どちらもこなしました。
2014年にレンジャースと契約しますが、メジャー昇格はなりませんでした。
メジャー通算成績:15試合8安打0本塁打0打点・打率.267
藤川球児
シカゴ・カブス(2013年~14年)-テキサス・レンジャーズ(2015年)
「火の玉ストレート」と呼ばれる150キロを超すストレートが武器でしたが、腕の故障で手術を受けるなどメジャーではあまり活躍できませんでした。
メジャー通算成績:29試合1勝1敗2セーブ1ホールド
2014年
田中将大
ニューヨーク・ヤンキース(2014年~)
日本の東北楽天時代に24勝0敗1セーブという驚異的な成績を収め、リーグ優勝・日本一に貢献。
ヤンキースでもエースとしてチームを引っ張り、松井秀喜氏がMVPを獲得した2009年以来遠ざかっている世界一を目指しています。
メジャー通算成績(2016年まで):75試合39勝16敗0セーブ0ホールド
和田毅
シカゴ・カブス(2014年~15年)
2011年にオリオールズと契約しますが、怪我の影響でメジャー昇格できずに戦力外になります。
その後カブスと契約して、念願のメジャーデビューを果たしました。
しかし、カブスでも大半をマイナーで過ごし、2015年オフに戦力外になりました。
2016年に古巣ソフトバンクに復帰しました。
2015年
村田透
クリーブランド・インディアンス(2015年)
元・読売ジャイアンツの2007年ドラフト1位右腕。
わずか3年で戦力外となりアメリカへ。
2010年12月にトライアウトで活躍し、インディアンスとマイナー契約を結びます。
マイナー生活が続きましたが、2015年に念願のメジャー昇格を果たします。
2017年に日本ハムと契約し日本球界に復帰しました。
メジャー通算成績:1試合0勝1敗
2016年
前田健太
ロサンゼルス・ドジャース(2016年~)
広島東洋カープ時代の先輩である黒田博樹氏と同じチームに入団。
2016年に16勝を挙げ、日本人のメジャー初年度での最多勝利となりました。
メジャー通算成績(2016年まで):32試合16勝11敗0セーブ0ホールド
参考元
- ・参照リンク:The Official Site of Major League Baseball | MLB.com
- ・メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017単行本
- ・メジャーリーグ人名事典単行本
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