1997年に公開され全世界で大ヒットし、翌年のアカデミー賞において11部門でオスカー像を獲得した名作『タイタニック』。 時が流れても多くのファンに愛される作品とともに、語られるのは豪華キャストと世界的に愛され続ける主題歌「My Heart Will Go On」。 その名曲を情熱的に歌い上げた生まれながらの歌姫セリーヌ・ディオンについて解説します。
映画『タイタニック』は1912年に実際に起こったタイタニック号沈没事故を元に世界中を旅する青年と上流階級育ちの娘との間で起こった悲運な恋模様を描いた作品。
主演を務めたふたりは公開当時は22、3歳の将来を嘱望された俳優。ひとりはすでに多くの作品に出演し、その名は知られていましたが、今作をきっかけに世界中で「レオマニア」という熱狂的なファンが生まれ、俳優としての確固たる人気や地位を確立しました。
もうひとりは、今作出演まで地道に実力をつけていた英国生まれの女優で、今作を機にキャリアを築き、アカデミー賞ノミネートの常連となりました。
ふたりの他にも存在感を示した実力派の名優がいます。
また、映画『タイタニック』を語る上で、忘れてはいけないのが主題歌「My Heart Will Go On」です。今なお、世界的に愛され続ける名曲ですが、それを情熱的に歌い上げるのが生まれながらの歌姫です。彼女も俳優陣
同様に『タイタニック』を語る上では絶対に外せない存在です。
映画『タイタニック』の世界観を彩る豪華キャストと主題歌、そして歌姫に
ついて解説します!
映画『タイタニック』の世界観を彩る豪華キャスト!!
【架空の人物であるジャックとローズを見事に演じきったふたり】
主演を務めたレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。
まさに、ハマり役でしたね!
当初、制作会社側はジャック役にマシュー・マコノヒーの名前を挙げていたそうですが、キャメロン監督はレオをイチオシ!
若い頃の美しいレオ様は、天真爛漫で勇敢なジャック役にぴったりで、世界中の女性を虜にしました。今となってはレオ以外が演じるジャックなんて考えられないですよね。キャメロン監督ってば、さすがにお目が高い!
一方で、ジャック役よりも先に決まっていたのがローズ役。ケイトはいきなりキャメロン監督本人から電話があったらしく、ロサンゼルスに呼ばれたそうです。
そして、カメラテストは2度受けたものの、オーディションは一切なかったようで、ケイト本人も自分が選ばれた理由がわからなかったのだとか。
噂では、ケイトはローズ役をゲットするために電話で猛アピールをし、キャメロン監督にバラを贈って「私があなたのローズよ」とメモを添えたという話がありますが、ケイト本人はきっぱりと否定。
いろいろと噂がありますが、ケイトが演じるローズは本当に美しくて力強く、女性でもうっとりしてしまいます!『タイタニック』が大ヒットしたのは、レオとケイトのふたりのキャスティングがあったからこそかもしれません。
【キャシー・ベイツ】
不沈のモリー・ブラウンという実在の女性を演じたのが、キャシー・ベイツ。一等客としてタイタニック号に乗り、陰で成金と言われていた彼女。映画では、ルースと同じ救命ボートに乗っており、救出に行こうと主張するも、乗組員は耳を貸さず。
しかし、実際はモリーのいたボートは救出に向かったのだとか。映画『ミザリー』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したキャシー・ベイツの演技もとても素晴らしく、勇敢な女性モリー役にぴったりでした。
【ヨアン・グリフィズ】
救出に向かったボートの五等航海士、ハロルド・ゴッドフリー・ロウなる実在の男性を演じたヨアン・グリフィズ。映画の最後で見せる彼の活躍が、記憶に残っている人も多いのでは?
映画『ファンタスティック・フォー』で主演を務めたヨアン。『タイタニック』での出番は少なかったですが、人々を救出した英雄のひとりであるロウを好きなファンもいるはず!
映画『タイタニック』の主題歌「My Heart Will Go On」は永遠の名曲
『タイタニック』のエンディングに流れてくるセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」はあまりにも有名ですよね! 圧倒的な歌唱力で歌い上げる本作は、いつ聴いても心に響いてきます。
美しく切ないメロディを聴くと『タイタニック』の数々の名シーンが頭をよぎり、それこそ、船首で手を広げる有名なシーンを真似た方もきっと多いのではないでしょうか。
アメリカではビルボードチャート初登場で2週連続1位に君臨し、世界中で大ヒットを記録! ヨーロッパやアジアでも驚異的な枚数を売り上げ、全世界でのアルバム総売り上げ枚数はなんと2億枚を超えるのだとか!
以降、セリーヌ・ディオンはグラミー賞5回、アカデミー賞も2回受賞し、世界的なアーティストとして不動の地位を獲得しました。
映画のなかではエンディングでしか流れませんが、歌が入っていないインストバージョンは「Rose」という曲名で、ローズのテーマ曲として使われていました。
そんな世界中の人々に愛され続けている「My Heart Will Go On」ですが、セリーヌ・ディオンいわく、当初は歌いたくなかったそうです。
もともと彼女が歌う予定ではなかったらしく、マネージャーに勧められて歌うことになったのだとか。しかし、今ではきっかけをくれた夫に感謝しているそうです。
この歌には様々な和訳・意訳が存在しますが、「私の心は進み続ける」=「気持ちはずっと好きなまま」といった意味で、まさにローズとジャックのための歌だといえます。
タイタニック=「My Heart Will Go On」という方程式が成り立っていると言えるでしょう。
映画『タイタニック』の世界観をカタチにする豪華キャスト&主題歌、名曲を熱唱する歌姫のまとめ
『タイタニック』の世界観を見事に引き出した豪華キャスト、そして世界中で愛される主題歌の魅力や、その名曲を歌うまでの歌姫の裏話などにも触れつつ、解説をしていきました。いかがでしたでしょうか?
映画『タイタニック』は観るたびに、違う視点から楽しむことができる作品です。一度も観たことがない方は勿論、一度、あるいは複数回ご覧になられた方もぜひ、もう一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。いつ観てもいろあせない感動、主人公たちに感情移入してしまう切なさや悲しみ…そして、今ある幸せなども考えてしまうかもしれませんね。
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