【見逃し】ドラマ『マイファミリー』TBS日曜劇場を無料視聴できる動画サービス・見逃し配信・あらすじ・キャスト

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ドラマ『マイファミリー』基本情報

【TBS】
初回放送日：2022年4月10日　日曜よる9時～

TBS日曜劇場『マイファミリー』は、数々の映画やドラマに出演し、2015年公開の映画『母と暮せば』では日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞した、二宮和也が主演です。

二宮が演じるのはゲーム会社社長・鳴沢温人であり、その妻・未知留を、2007年のドラマ『山田太郎ものがたり』以来15年ぶりに二宮と共演することになった多部未華子が演じます。

かわいいひとり娘とともに、裕福な生活を送っていたはずの鳴沢家にある日突然、愛娘が誘拐されるという悲劇が訪れます。順風満帆だった温人たちはこの悲劇をどう乗り越えていくのでしょうか。

誘拐事件を解決していく過程で浮き彫りにされる、思いもよらない家族の感情、人間関係なども繊細に描かれていきます。単なるサスペンスにはとどまらない、“ファミリーエンターテインメント”というべき作品に、ぜひ注目です！

『マイファミリー』の公式サイト
『マイファミリー』の公式Twitter

『マイファミリー』スタッフ

【脚本】
黒岩勉
『TOKYO MER～走る緊急救命室～』
『グランメゾン東京』
『危険なビーナス』

【プロデューサー】
飯田和孝
『ドラゴン桜(2021年)』
『義母と娘のブルース』
渡辺良介
『TOKYO MER～走る緊急救命室～』
『テセウスの船』

【スーパーバイジングプロデューサー】
那須田淳
『花束みたいな恋をした』

【協力プロデューサー】
大形美佑葵
『義母と娘のブルース』

【演出】
平野俊一
『日本沈没ー希望のひとー』

【製作著作】
TBS

ドラマ『マイファミリー』キャスト

こちらでは『マイファミリー』のキャストを紹介させていただきます！

鳴沢温人(二宮和也)

ゲーム界でその才能を発揮し、大成功をおさめている。ゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」CEO。妻と小学生の娘とともに鎌倉に住んでいる。

鳴沢未知留(多部未華子)

温人の妻。セレブな社長夫人としてSNSでも影響力をもっており、フォロワー数は1万人を超えている。

三輪碧(賀来賢人)

未知留の大学時代の友人であり、大手法律事務所に所属する弁護士。優秀で世渡りがうまく、いい加減なところもあるが、仕事ではしっかりとよい結果を出している。

東堂樹生(濱田岳)

刑事をやめて警備会社で働いている、未知留の大学時代の友人。真面目で堅実な性格であり、学生時代から自炊をしっかりしていたため、料理が得意。

葛城圭史(玉木宏)

神奈川県警捜査一課・特殊犯対策係に所属する刑事。あきらめることなく、とことん捜査を続ける強い信念を持っており、これまで多くの実績を挙げてきた。

阿久津晃(松本幸四郎)

日本を代表するネットサービス会社「NEXホールディングス」の最高執行責任者(COO)。

立脇香菜子(高橋メアリージュン)

温人とともに「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」を立ち上げ、成功に導いてきた同志。

吉乃栄太郎(富澤たけし)

神奈川県警捜査一課長。温厚な性格で、部下からの信頼も厚い刑事。

梅木司(那須雄登)

鳴沢家の誘拐事件を担当することになった、葛城と行動をともにする新人刑事。

牧村正文(大友康平)

未知留の父。娘の婿・温人の母・麻由美と仲が良い。

日下部七彦(迫田孝也)

神奈川県警捜査一課管理官。鳴沢家の誘拐事件の犯人を追う葛城の動向を、いつも気にしている。

鷲尾千草(山田キヌヲ)

捜査一課・巡査部長。葛城とともに誘拐犯逮捕のために尽力する。

備前雄介(渡辺邦斗)

「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」取締役を務める。

鈴間亜矢(藤間爽子)

「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」社員。プログラミング技術に長けている。

鳴沢麻由美(神野三鈴)

温人の母。未知留の父・正文と気が合う。

鳴沢友果(大島美優)

温人と未知留のひとり娘となる小学生。

三輪沙月(蓮佛美沙子)

三輪碧の元妻。碧と離婚後、優月をひとりで育てている。

東堂亜希(珠城りょう)

東堂樹生の妻。心春の誘拐事件以降、樹生に消息を告げずに家を出てしまう。

阿久津絵里(森脇英理子)

阿久津晃の妻。鳴沢家とは、家族ぐるみの付き合いをしている。

三輪優月(山崎莉里那)

三輪碧と元妻・沙月のひとり娘。離婚後は沙月と暮らしており、碧とはひと月に1回ほど会っている。

阿久津実咲(凛美)

阿久津晃と絵里のひとり娘。友果のことを妹のようにかわいがっている。

東堂心春(野澤しおり)

東堂樹生と亜希のひとり娘。5年前に誘拐されてから、消息がわからない。

ドラマ『マイファミリー』全話あらすじ【ネタバレあり】

各話、放送されましたらこちらにあらすじをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに！　ネタバレ注意です！

『マイファミリー』1話あらすじ(2022年4月10日放送)※初回は25分拡大

「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」を創設し、CEOを務める鳴沢温人は、ゲーム業界に新風を巻き起こした成功者として、各メディアでもてはやされる日々を送っていました。

妻と娘とともに温かな家庭を築き、誰もがうらやむような順風満帆な生活を送っているはずの温人でしたが、それは表の顔でした。実際は、妻と娘が待つ鎌倉の家には仕事を理由にほとんど帰らず、別居状態にあったのです。

仕事面でも、会社の主戦力となるゲームの評判が落ち続けており、会社の経営は危機を迎えていました。そんな温人のもとに妻・未知留から緊急の電話が入ります。

ひとり娘の友果と連絡がまったくとれない、という未知留の電話に、面倒くさそうに対応した温人でしたが、未知留のただならぬ様子に、仕方なく鎌倉の家へ帰ることにします。

温人が家に着くやいなや、未知留の携帯電話に非通知設定の相手から電話がかかってきました。自動音声のような無機質な声が流れ、いたずら電話だと思った温人はすぐさま電話を切ってしまいます。

しかしそのすぐ後、今度は温人の携帯電話が鳴りました。先ほどと同じ声の相手は淡々と「友果さんを誘拐しました」と告げたのです。

思わぬ言葉に青ざめる2人に対し、電話の相手は友果との交換条件を2つ提示してきます。1つ目は警察に知らせないこと、そして2つ目は5億円を用意することでした。

明日の13時までに5億円が用意できなければ、友果さんを殺します…。恐ろしい言葉を残し、電話は一方的に切れてしまいます。

警察に知らせたら友果が殺されると、取り乱す未知留を説得し、温人は110番通報をするのですが…。

『マイファミリー』2話あらすじ(2022年4月17日放送)※15分拡大

友果を誘拐した犯人から、警察を排除することができたら交渉を再開すると電話を切られてしまった温人は悩んだ末、阿久津の力を借りることにしました。阿久津の会社が配信しているライブニュース番組に未知留とともに出演し、会見を始めたのです。

私たちの娘は今誘拐されています…。衝撃的な言葉から始まった温人の会見は瞬く間に人々の目にとまり、温人は警察の力を借りずに、自分たちだけで犯人と交渉するという決意を表明しました。

阿久津からの報告で、温人のライブ会見後、世間の人々の温人たちに対する関心が一気に急上昇しており、そのほとんどが温人たちに好意的な反応であることがわかりました。

その反面、警察には抗議の電話が殺到していました。世論は温人と未知留の味方となり、少しでも対応を間違えれば、警察組織全体が大きなバッシングを受けかねない状態に陥ってしまったのです。

温人はまず、捜査のために鳴沢家に潜入していた葛城刑事たちに退去を要請しました。警察排除の姿勢をとり始めた温人に対し、葛城はあくまでも穏やかに接し続けます。

警察の介入なしに、営利誘拐が成立してしまえば、警察の存在意義を問われることになってしまう…。このことを恐れた警察の上層部たちは、何としても自分たちの手で犯人を逮捕しなければならないと躍起になっているのです。

そんな上層部の思惑を胸に、葛城は温人たちを監視し続けるための策を練り続けます。しかし、温人たちの配信の再生回数が急増する一方で、ネット上には警察が介入をやめないことへの批判の声があふれていました。

翌朝、温人と未知留は突然、家の周りに押しかけてきた大勢のマスコミや野次馬たちに驚かされます。さらにテレビでも、温人の自宅だけでなく、友果の顔写真までハッキリと映し出された映像が流れていたのです。

自宅などにマスコミが近づかないよう、会見でお願いしたはずなのに…。取り乱す未知留に対し葛城は、温人たちのライブ会見に出し抜かれ、怒った大手マスコミが報道協定を破棄してしまったことを告げるのでした。

『マイファミリー』3話あらすじ(2022年4月24日放送)

犯人からの“警察排除”の要求を守り抜くため、温人と未知留は警察に事件から完全に手を引いてもらうよう、依頼しました。しかし警察が簡単にあきらめないことを知った温人たちは、東堂と三輪にも協力してもらうことにします。

一方で、葛城は密かに温人の母・麻由美と未知留の父・正文を警察署に呼んでいました。葛城はふたりに盗聴器をそっと渡し、鳴沢家での温人たちの会話を警察に盗聴させてほしいと協力を依頼したのです。

麻由美と正文は戸惑いながらも盗聴器を身に着け、温人たちの待つ鳴沢家に戻っていきました。葛城の強引すぎるやり方に日下部は反発しますが、切羽詰まった状況の中、吉乃一課長は葛城の方法を黙認するしかありませんでした。

鳴沢家では元警察官である東堂のアドバイスのもと、温人たちが警察にバレないように犯人と交渉する方法を模索していました。温人が動けば、必ず警察に尾行されると予想した東堂は、警察の尾行をまく方法を考えます。

そこに麻由美と正文が合流し、ふたりは葛城の指示どおり、ごく自然にふるまいながら温人たちの計画を聞き出し始めました。温人はふたりに、明日さっそく犯人と身代金の受け渡しをおこなうことを打ち明けました。

位置情報などがわかってしまう携帯電話での通話を避け、犯人との交渉は、温人が開発したオンラインゲームの中でおこなうことも知らせます。ゲーム内のやりとりは、温人の会社の許可がないと閲覧できないからです。

そして温人は、犯人が指定する場所まで身代金を運ぶ役目を、麻由美と正文にやって欲しいと頼みます。温人たちは警察の尾行をまくため、おとりになるのです。

身代金の受け渡しを、まさか麻由美たちがおこなうとは警察も考えないだろうという意外な作戦に、麻由美たちはもちろん、盗聴していた葛城たちも驚かされました。

こうして温人たちの作戦をすべて盗聴し、把握することができた警察は、さっそく捜査員の配備に取りかかるのでした…。

『マイファミリー』4話あらすじ(2022年5月1日放送)

警察の監視の目をかいくぐり、温人と東堂は友果が監禁されている場所を突き止めました。ふたりが中に入ると、そこには目隠しをされた友果だけが横たわっており、犯人の姿はありませんでした。

友果をしっかりと抱きしめた温人は、すかさず犯人を追跡しようとする東堂を引き止め、犯人を追おうとはしませんでした。葛城はそんな温人の行動について、必ず後悔するときが来ると忠告します。

警察は入念な捜査をおこないますが、いっこうに犯人の手がかりはつかめません。葛城は、犯人と唯一接触した友果に犯人の特徴を聞こうとしますが、心に深い傷を負った友果からは、有力な情報を聞き出すことはできませんでした。

友果の心の傷を癒すとこを第一に考え、温人はこれまでの生活スタイルを変え、なるべく友果や未知留と過ごす時間を増やすようにしました。すると友果にも少しずつ笑顔が見られるようになり、鳴沢家は平穏な日常を取り戻し始めたのです。

月日は流れ、友果は学業にも励み、希望していた私立女子中学に合格することができました。しかし、依然として友果は暗闇を怖がり、ふとした瞬間に事件の恐怖を思い出して苦しむ様子も見られます。

温人はそんな友果のために、事件のことには極力触れないよう、細心の注意をはらっていました。犯人逮捕のために事件の捜査を続けている葛城との接触も避け続けています。

そんな矢先、友果の誘拐事件を取り上げた本が出版され、再び世間で事件のことが騒がれるようになってしまいます。温人はその本の内容が、自分たち夫婦と東堂、三輪の4人しか知らないことに言及していることに大きな驚きと怒りを感じるのでした…。

『マイファミリー』5話あらすじ(2022年5月8日放送)

友果を誘拐した犯人と同一人物と思われる犯人から、今度は三輪碧の娘・優月を誘拐したと電話がかかってきました。犯人は再び身代金5億円を要求し、さらに交渉人として温人を指名してきたのです。

ようやく日常を取り戻しつつある友果のことを考えると、温人は身近に起きてしまった誘拐事件のことを、友果に知られたくありませんでした。温人は家族や周囲に何も告げず、交渉役を引き受けます。

温人は碧や東堂と協力し、今回の優月の誘拐事件に関しても犯人の指示どおり、警察には一切連絡を取らず、自分たちだけで対応する決心をします。5億円は、温人が会社の金から極秘裏に用意しました。

碧と離婚した妻・沙月はひとりで働きながら優月を育てており、余裕のない生活を送っていました。優月が誘拐されても自宅で仕事を続ける沙月の姿に、温人たちは少し驚かされます。

そんな中、身代金の引き渡し場所を指定する犯人からの電話がかかってきます。温人と沙月、そして碧と東堂はそれぞれ2台の車に分かれ、犯人に指示された場所へ急行します。

指定場所に着くと、犯人は引き渡し場所を変えると連絡してきました。制限時間内に到着できなければ優月を殺すと脅され、温人たちは来た道を戻りながら、次の場所へと急ぎます。

次の場所でも再び同じように、犯人は新たな場所への変更を告げてきました。温人たちをさんざん振り回した挙句、犯人は身代金の引き渡し日を延期するといったのです。

自分たちをもてあそぶかのように操る犯人に対し、どうすることもできない碧は苛立っていました。さらに碧は、沙月が優月を心配する様子をあまり見せていないことに、かなり違和感を覚えていたのです。

ひょっとして沙月の狂言誘拐ではないのか？　碧の口から出た意外な言葉に温人は困惑します。一方、誘拐された友果と優月の接点を探っていた葛城は、彼女たちと同じ学校に娘を通わせている阿久津をマークし始めていました…。

『マイファミリー』6話あらすじ(2022年5月15日放送)

5億円の身代金と引き換えに、三輪碧の娘・優月を無事に取り戻した日から380日後、再び温人の電話に同じ犯人からのメッセージが届きました。なんと犯人は温人の自宅に1億円の入った段ボールを送り付けてきたのです。

犯人はさらに、阿久津晃の娘・実咲を誘拐したことを温人に告げ、警察に通報すれば実咲の命はないと脅します。そして温人のことを、「完全誘拐を実現するファミリー」だといったのです。

鳴沢家が阿久津家と交流を深めるようになったのは7年前でした。ボルダリング競技会でじん帯を負傷し、競技が続けられなくなって落ち込んでいた実咲に、友果が優しく声をかけたことが始まりです。

家族ぐるみの付き合いは続き、実咲と友果はもちろん、未知留も阿久津の妻・絵里と、お互いの悩みを打ち明ける仲になっていました。そんな親しい間柄の阿久津家に犯人が手を出してきたことに、温人は激しく動揺します。

温人のただならぬ様子と1億円を見てしまった未知留は心配でたまりません。犯人からお金をもらったことで、温人が共犯者にされるのではないかと考えた未知留は、警察に相談することを勧めます。

しかし温人は、実咲の命を守るためには、犯人の指示どおり、温人と阿久津夫妻のみで対応すべきだと考えました。さっそく温人は交渉人として、阿久津家に犯人からの要求を伝えに向かいます。

実咲が家に戻らないことを心配し、交番で警察官に相談していた絵里を、温人は急いで連れ戻しました。警察には通報せず、自分たちだけで犯人と交渉するという温人の考えに同意した晃は、さっそく身代金を工面し始めます。

しかし今回、犯人が要求してきた身代金はなんと10億円でした。あまりにも高い金額に驚き、嘆く晃に、犯人は毎日1億円ずつ、10日間かけて払うように指定してきたのです…。

『マイファミリー』7話あらすじ(2022年5月22日放送)

温人のことを共犯だと疑っていた阿久津の妻・絵里は、身代金の入ったスーツケースにGPSを忍ばせていました。絵里の誤解をとくことができた温人は、犯人と身代金を追跡し、コンテナにたどり着きます。

温人がそっとコンテナ内をのぞき、犯人の顔を見た瞬間、共犯者と思われる何者かによって、背後からスタンガンで襲われてしまいました。そのままトランクルーム内で倒れていた温人は数時間後、阿久津夫妻と未知留によって発見されたのです。

温人が見た犯人は、温人の会社で働くプログラマー・鈴間でした。温人はさっそく阿久津とともに、鈴間のエントリーシートに書かれた住所を訪ねます。

しかしそこにはまったく別の人物が住んでおり、鈴間の住所は偽物であったことが判明します。温人と阿久津は、鈴間に関する手がかりを得るため、会社に向かいました。

ふたりはまず、オフィスに盗聴器が仕込まれていることを突き止めました。次に鈴間の所持品などを調べるため、残業をしていた香菜子に、鈴間のロッカーのカギを開けてもらいます。

しかし鈴間のロッカーの中には、すでに何も残っていませんでした。監視カメラ映像を調べたふたりは、鈴間の私物をロッカーから持ち去った人物が香菜子であることを確認してしまったのです。

すぐにでも香菜子を問い詰めようと憤る阿久津を、温人は必死で抑えます。実咲の命を第一に考え、阿久津と温人はいったん、香菜子を密かに監視することにしました。

そのころ香菜子はある人物に「ノートパソコンは処分したから、会社にはこないで」というメッセージを送り、これまでのメッセージのやりとりをすべて消去するよう指示していました。その相手は、なんと鈴間だったのです…。

『マイファミリー』8話あらすじ(2022年5月29日放送)

誘拐犯に協力していたのは、温人の会社で働く鈴間亜矢でした。亜矢のことを調べた温人は、東堂の結婚式での写真に亜矢が写っていることを発見します。

さらに、鳴沢家に盗聴器を仕掛けていたのは東堂だったと確信した温人は、ついに東堂を問い詰めました。東堂は温人と未知留と三輪の前で、「俺が友果ちゃんと優月ちゃんを誘拐した」と白状したのです。

怒りのあまり、警察に突き出そうという三輪を抑え、温人は東堂に、誘拐をした理由をたずねました。すると東堂は、誘拐されたまま行方がわからない自分の娘・心春を探すためだったと話し始めたのです。

5年前に心春が誘拐されたとき、東堂が犯人の質問に答えられなかったことで、犯人からの連絡は途絶えてしまいました。その後何の進展もないまま、事件は迷宮入りしそうな状況になってしまったのです。

さらに些細な理由から、東堂の妻・亜希による狂言誘拐ではないかという疑いまで生じ、追い詰められた亜希が自ら姿を消してしまいます。東堂は警察を辞職し、独自に捜査する道を選びました。

しかし東堂の必死の捜査にもかかわらず、犯人の手がかりは何も見つかりません。心春の安否を心配するあまり、切羽詰まった東堂が思いついた方法は、模倣犯でした。

同一犯による誘拐事件が起きれば、警察がまた本格的に捜査に乗り出してくれるはずという希望を抱いた東堂は、心春の誘拐とそっくりな方法で誘拐事件を起こすことにしました。

自分がよく知っている未知留と温人なら、その行動をだいたい予測することができるという理由から、ターゲットは友果にしました。さらに温人の身辺を探るため、亜希の妹・亜矢に協力を求め、温人の会社に潜入してもらったのです。

東堂は亜矢とふたりで綿密に友果の誘拐計画を練り上げ、とうとう実行に移してしまいました。東堂は温人に協力するふりをしながら、その一方でずっと温人を脅迫し続けていたのです…。

『マイファミリー』9話あらすじ(2022年6月5日放送)

温人はついに実咲を見つけましたが、実咲は監禁されていた建物の外で血を流して倒れていました。現場に到着した葛城は、実咲を病院へ搬送し、温人たちを警察へ連れていきます。

物陰から一部始終を見ていた東堂は、真犯人を見つけるまでは捕まるわけにはいかない、と亜矢にいい残し、姿を消しました。亜矢は東堂を探す警察の目をそらすため、自ら姿を現し、葛城たちに逮捕されます。

温人はこれまでの一連の誘拐事件のすべてを包み隠さず葛城に話し、犯人から送られてきた1億円もそのまま提出しました。しかし温人は、犯人隠避、誘拐ほう助の罪で逮捕され、しばらく警察に拘留されることになってしまいます。

一方、搬送された実咲はとても危険な状態にあり、阿久津夫妻は医師から、このまま意識が戻らない可能性もあることを告げられてしまいます。阿久津は東堂と温人に対し、必ず罰を受けてもらう、と激しい怒りをあらわにしました。

警察では、逮捕した亜矢や温人からの証言をもとに、5年前の心春の誘拐事件から始まる連続誘拐事件について整理しました。そして日下部は再び、心春誘拐事件の真犯人は東堂の妻・亜希であると主張します。

心春誘拐事件の際、部下であった東堂を守るため、葛城と捜査一課長・吉乃は亜希の真犯人説をもみ消してしまいました。そのせいで事件が迷宮入りしてしまったことを、日下部は悔やんでいたのです。

さらに日下部は、実咲の誘拐事件は東堂と温人が真犯人だと主張しました。東堂の事情を知った温人が東堂と組み、阿久津から10億円を奪うために実咲を誘拐したと推理し、東堂の指名手配と公開捜査を要求したのです。

留置所に入れられた温人は、真犯人が実咲の監禁場所に東堂を呼び寄せたのは、すべての罪を東堂と自分になすりつけるためだったと悟ります。真犯人をこのまま逃げ切らせるわけにはいかない、と温人は考えるのですが…。

『マイファミリー』10話(最終話)あらすじ(2022年6月12日放送)※15分拡大

温人が自宅に戻るとすぐに犯人から電話がかかってきました。犯人は、未知留を誘拐したこと、東堂を差し出すことが未知留との交換条件であることを伝え、明朝10時までに東堂を連れて来なければ未知留を殺すと脅してきました。

さらに鳴沢家の勝手口には、梅木刑事が気絶して倒れており、犯人は温人にその罪も着せるつもりです。温人は仕方なく、すぐに自宅から離れ、東堂を探しにいくべきだという犯人の指示どおりに動くことにしました。

温人はひそかに葛城に連絡をとり、葛城だけにはすべてを話し、東堂を探すために自宅を後にしました。温人は警察の目をかいくぐりながら東堂と会うために、三輪に協力を求めます。

三輪は温人に車を貸し、犯人の正体を暴くまで温人と行動をともにすることにしました。温人は自分が開発したゲームアプリを使って、東堂にだけ通じるメッセージを送ります。

ネットでは一連の誘拐事件に関して、東堂と温人の共犯説を伝える記事が出回っています。犯人との連絡以外に携帯電話を使えない温人は、東堂がメッセージを読み、温人の意図を理解したうえで、姿を現してくれると信じていました。

温人と三輪は、学生時代に仲間うちで集まっていた場所で、東堂を待ちます。翌朝、ふたりの前に東堂が姿を現しました。犯人のねらいは、自分を殺し、すべての罪を自分になすりつけることだと悟った東堂は、温人と三輪に、自分を犯人に引き渡すよう、伝えるのでした…。

ドラマ『マイファミリー』の主題歌はUruの「それを愛と呼ぶなら」

日曜劇場『マイファミリー』の主題歌は、Uruの「それを愛と呼ぶなら」です。Uru自ら作詞・作曲を手がけ、編曲は小林武史が担当しています。

このドラマのために書き下ろされた「それを愛と呼ぶなら」は、大切な人への想いをこめた、力強さを感じさせるラブソングです。ドラマの世界観にひたりながら、じっくり聴きたい楽曲です。

ドラマ『マイファミリー』の原作は？

日曜劇場『マイファミリー』は、脚本家・黒岩勉が手がける完全オリジナルストーリーとなっています。

『TOKYO MER～走る緊急救命室～』や『グランメゾン東京』など、ヒット作を生み出してきた黒岩勉の脚本ということで、楽しみも倍増です！

ドラマ『マイファミリー』まとめ

『マイファミリー』は2022年4月から、日曜劇場として放送されました！

主演・二宮和也、ヒロイン・多部未華子、2007年のドラマ『山田太郎ものがたり』以来15年ぶりの共演となったふたりがどんな夫婦、そして家族をつくりあげていくのか、期待がふくらみます。