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2019/06/20
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『マクロス』や『アクエリオン』シリーズのアニメ制作会社サテライトに潜入してきた

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アニメ制作会社サテライトの最新作『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』が6月14日(金)に公開! タガタメの公開に先駆けて、サテライトのスタジオ潜入取材に行ってきました。この記事では『誰ガ為のアルケミスト』のCG制作、編集過程、作画工程など、普段見ることのできないアニメ制作の裏側をご紹介していきます。

目次

『マクロス』シリーズ『アクエリオン』シリーズの河森正治さんの40周年記念作品として、『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』が6月14日(金)より公開となります。

今作は、全世界で900万DLを突破した本格タクティクスRPG「誰ガ為のアルケミスト」が原作となっています。

(C)2019 FgG・gumi / Shoji Kawamori, Satelight

6月14日(金)の公開に先駆けて、アニメ制作会社サテライトのスタジオ潜入取材に行ってきました。

普段では見ることのできないアニメ制作の裏側に興奮、興奮、興奮…!

今回、CG制作、編集過程、作画工程の現場をじっくり見学させていただきました。

さっそく取材した時系列に沿って、スタジオの様子をご紹介していきますね!

エレベーターを降りると…ドーン! ソーラーアクエリオンがお出迎え

エレベーターに乗り込み、デジタル部のCG制作のフロアに到着。

エレベーターを降りて左手に…ドーン! と私の背丈よりも大きいソーラーアクエリオンがお出迎え。

取材前にも関わらず、私の興奮は最高潮に(笑)

スタジオの入り口には『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』と『重神機パンドーラ』のポスターが。

デジタル部のCG制作! 気になる制作現場に潜入してみた

スタジオ入り口の左に進むと、デジタル部のCG制作スタッフさんの作業場が広がっていました。

前方では、ちょうど河森総監督と高橋監督たちが『劇場版 誰が為のアルケミスト』のCGチェックをしており、取材陣の私たちもその様子を見学しました。

劇中ではほんの数秒のワンシーン。

何度も何度も繰り返し、CGの動きを確認していました。

デジタル部の“CG制作”と聞いて、華やかなイメージを持っていましたが、PCと向き合い細かい作業を繰り返す地道なお仕事でもあるのだと感じました。

妥協せず、シーン1コマ1コマへのこだわりはまさにプロフェッショナル。

あの壮大なアニメーションの数々がここから生まれているんだな…と感慨深い気持ちになりました。

ディレクター、モデラー、CGアニメーター、撮影、制作進行などのスタッフがこのワンフロアで作業しているとのこと。

CG制作スタジオ入り口のすぐ右手の作業部屋には…?

そして、私が気になったスタジオ入り口のすぐ右手の扉。

なんとこちらが、河森総監督の作業部屋でした!

デジタル部のスタッフと河森総監督の距離の近さを感じました。河森総監督の仕事の進め方や考え方を身近で吸収できる環境って素敵ですよね。

河森総監督と“ひとつのチーム”として一緒に作品を作り上げているからこそ、クオリティーの高い素晴らしい作品が生み出されているのだと感じました。

デジタル部のCG制作の取材を終え、次のフロアに移動しようとしていたとき。ふと、壁のホワイトボードに目を向けると、可愛らしいイラストが(笑)

遊び心溢れるデジタル部の制作現場に、ほっこりした気持ちになりました。

薄暗い部屋から響くキャラクターの声

デジタル部のCG制作のフロアから、編集のフロアへ移動します。

PC画面に映し出される映像が少し飛び出して見えるくらいの薄暗い部屋で、カットの編集作業がおこなわれていました。

実際は、河森総監督たちも編集作業に立ち会われるだそう。

「汝、その身に光を宿せし者よ、深淵の彼方より出で、我らを安寧へと導き給え」

薄暗い部屋から響くキャラクターの声…。

このシーンは劇中のどこで使用されるのでしょうか。

少し歩いて、もうひとつのサテライト制作スタジオへ

作画を行うサテライト制作スタジオは、本社から歩いて数分の場所にありました。

別館に入ってすぐ、私の目を釘付けにしたのは…こちら!

『FAIRY TAIL』のナツとAKB0048の智恵里の手作りステンドシールがっ…(笑)!!

こういう小さな気付きや発見も、ファンとしてはたまりません!

この後、キャラクターデザインと総作画監督を担当する嘉手苅睦さんと、同じく総作画監督とサブキャラクターデザインを務める戸谷賢都さんのデスクを特別に見学させていただきました。

まず最初に、嘉手苅さんのデスクへ。

美術大学出身の私は、嘉手苅さんのデスクを見て思いました。

「私も、この、同じ羽根ぼうき使ってた…!!(興奮)」

※羽根ぼうきというのは、消しカスを取り除く道具のことです。

キャラクターの背丈の図や絵コンテなども貼ってあり、ファンにとっては宝の山!

次に、戸谷さんのデスクへ。

美術大学出身の私は、戸谷さんのデスクを見て思いました。

「戸谷さんは鉛筆、uni(ユニ)派なんだ…!!(興奮)」

※鉛筆のメーカーによって若干色味や描き心地が変わるので、人によって好みがわかれます。

サテライトの作画スタジオの「匂い」は、なんだかとてもなつかしく、心地よかったです。

描画材の匂い…鉛筆、紙の匂いといったら皆さんにも伝わるでしょうか?

絵に“命”を吹き込む?! 色彩設定の現場も覗き見してきた

最後に、作画スタッフが描いた絵に“色”という“命”を吹き込んでいく、アニメーションの重要な工程も見学させていただきました。

ひとりのキャラクターの髪の色、目の色、服の色、小物の色などさまざまな色を細かく指定してあることがわかります。

「色彩ひとつでアニメの雰囲気ががらりと変わる。」

色彩は“命”ともいえる部分なのだそう。

制作者がどんな思いでこの色彩にしたのかを考えることで、今まで気付かなかった新しい発見があるかもしれませんね。

サテライト最新作『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』は2019年6月14日公開!

いかがでしたでしょうか。

この記事では、アニメ制作会社サテライトの潜入取材の様子をご紹介してきました。

2019年6月14日(金)に、今回取材させていただいたサテライトの最新作『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』が公開されます!

原作ゲームでお馴染みのザイン、セツナ、ウロボロスなどの人気キャラクターたちの姿も?!

ゲームの人気キャラクターたちがどのように登場するのか、ぜひ劇場でご注目!

また、河森監督と高橋監督の制作秘話満載のインタビュー記事もありますので、こちらも合わせてご覧下さい。

【制作秘話あり】誰ガ為のアルケミスト(タガタメ)公開記念! 河森&高橋両監督に密着インタビュー記事はこちら

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