2010年にアメリカで放送され、日本のみならず世界各国で人気を誇るゾンビパニックドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズ第4弾。文明崩壊したアメリカが舞台となり、生き残った人々のサバイバルを描いている。シリーズ4作目はさらに激化していく。生き残るのは誰か!
刑務所を恐怖に陥れた見えない敵
前作シーズン3では、ウッドベリーの総督フィリップとの戦いで勝利したリックたちが、残された住民たちを引き取り新たな時代へと突入する。
リックは、これまでの少人数だった仲間たちに加え、ウッドベリーで取り残されていた老人や子供たちまで刑務所に迎えたのである。
刑務所では、作物が育てられたんぱく源として豚も育てられている。
一見平和そうだが、思いがけない敵と対峙することになるのである。
目に見えない敵…
それはインフルエンザである。
また感染経路も不明で、感染者は隔離して豚も処分した。
それでも被害は広がる一方で、ついにグレンまでも感染してしまったのである。
重要メンバーのキャロルが離脱!?
キャロルは、ここまで一緒に戦ってきた仲間を一番大事に思っていた。
しかし、その思いからきた行動が行き過ぎたとして、仲間の元を離れることになる。
刑務所内で蔓延したインフルエンザは、いつ誰がかかってもおかしくない状態であった。
キャロルは広がるのを防ぐため、感染者の2人を殺害して死体を焼いた。
結局、2人を処分しただけでは感染を食い止めることはできなかったが、この行動がメンバー離脱の原因となった。
リックの苦渋の決断だったが、仲間内で争い事がおきないようにするためには、その方法しかなかったのである。
メンバーの母親的存在のキャロスがメンバーから抜けるのは、この先々で痛い結果となってしまう。
シーズン4で新たに加わったキャスト
ボブ・ストッキー
フィリップの1度目の刑務所襲撃のとき、ひとりで彷徨っているところをダリルに拾われ、メンバーとなっている。
これまでに他のキャンプと合流したが、ウォーカーに襲われ、自分だけが何度も生き残っていることを苦悩していた。
酒に逃げるクセがあり、物資調達の際、自分のミスから仲間が噛まれてしまった。
エイブラハム・フォード
元陸軍軍曹で、ユージーンとロジータと行動を共にしていたが、刑務所襲撃で逃げ延びたグレンとタラと出会って仲間になっている。
ユージーンをワシントンDCまで連れて行くことを任務としていたが、人員と車両を確保するため”終着駅”に来たが捕まってしまう。
その際リックたちとも出会い、仲間として同行するようになった、強くたくましい人物である。
ユージン・ポーター
自称科学者といっているが、本物の科学者ではない。
戦うことが苦手で、ただ逃げるだけで生き延びていたとき、エイブラハムと出会った。
自分をワシントンDCまで連れて行けば、この世界を終わらせられるとエイブラハムに任務を与えるが、実際はひとりで生きていくことができなかったからである。
当初はウォーカーから逃げるだけであったが、経験とともに次第に強くなっていく。
ロジータ・エスピノサ
軍人のようなスタイルをしているロジータは、エイブラハムとは深い関係にある。
エイブラハムはどうだかわからないが、ロジータは本気でエイブラハムを好いていた。
戦いかたも怯むことなく安定しているので、この先のシーズンでも大いなる活躍が期待できる。
タラ・チャンブラー
タラは元警察学校生だったが、卒業目前にこの世界になってしまった。
家族共々フィリップと出会い、彼の言葉を信じて姉や姪と一緒に同行することにした。
刑務所襲撃の際、だまされたと気がつき、ひとりで途方にくれているときグレンに助けられている。
フィリップが目論む新たなる野望
刑務所襲撃後、正気を失い放浪していたフィリップは、タラとその姉や姪と知り合い、ブライアンと名乗る。
彼女たちの信頼を得て4人で行動を共にするわけだが、その後、仲間を率いてキャンプを作った元部下マルティネスと出会うのだ。
キャンプにはそれなりの人数がいて、フィリップはこのキャンプを利用して、リックへの報復を企むようになったのである。
それにはまず、マルティネスが邪魔な存在である。
まるで廃人状態だったフィリップの本性が、ここからむき出しになるのだ。
刑務所襲撃で敗者となったフィリップだが、リックはどうしても許せない存在だったようだ。
何がそこまでフィリップの怒りを掻き立てるのか。
フィリップは、マルティネスをウォーカーのいる穴に落として殺害。
ボスを失ったキャンプの人々は、フィリップに従うようになるのである。
そしてついに、最終決戦への火蓋を切るのである。
武器を掲げたフィリップたちは、刑務所を襲撃。
平和な日々が続いたことで、リックたちは刑務所内では武器は所持していない。
突然の襲撃は、全くの想定外の出来事だったのである。
仲間がバラバラに!? 刑務所からの脱出
フィリップの襲撃に加え、ウォーカーの大群も押し寄せたことで、刑務所はパニック状態となってしまった。
取るものも取らずに逃げ、みんなバラバラになってしまったのである。
リックはカールとミショーン、ダリルはベス、サシャはマギとボビーと。
そして、グレンは刑務所で倒れていたが、幸いなことにウォーカーの手の届かない高台にいて命は無事だった。
仲間が多いと守るものも多くなる。
これまで少ない人数で行動していたが、リックの心配通り大人数ではムリがあったのかもしれない。
また様々な場面で、一番冷静な判断をしていたキャロルの存在がなかったことも、大きな痛手となったはずである。
仲間が散り散りになり、みんな生き残っていたとはいえ、問題はかなり深刻だったのである。
新たな出会いで仲間を得る
バラバラになったものの、新たな出会いもある。
グレンとタラが出会ったのは、DCに向かう途中のエイブラハムたち。
彼らも任務を果たすために人員が欲しかったこともあり、行動を共にするようになった。
後に、彼らは大きな役割を果たしてくれる。
タラはもともとフィリップ側にいたが、自分が騙されたていたと知り、刑務所にひとりでいたところをグレンが説得して助けた。
ボビーはダリルのおかげで仲間に入ることができたが、サシャとは互いに思いを寄せるようになる。
この4人はこの先、リックたちの正式な仲間として受け入れられ、重要な役割を担っていくのは間違いない。
ここでも描かれた親子の絆、しかし…
このシーズンでは、リックとカールの親子の距離感が現れてくる。
リックは現実から目を背けるように、イヤホンをつけてウォーカーの声を音楽で消し去ってしまう。
カールはそれが気に入らないようである。
リックは拳銃を持たず、カールの拳銃も取り上げてしまっている。
武器をもつのは、物資調達に出るものと、監視塔から監視するもの。
どんな緊急事態が起きても、リックは対処することができない。
リックは普通の生活を望んでしまったのである。
フィリップという強敵がいなくなったことで、気が抜けてしまったこともあるだろう。
しかし、ほかにどんな敵が現れるのかもわからない。
カールにリーダーの座を降りろとまでいわれてしまうが、ローリを失くしたことも大きな引き金となっていたのだ。
刑務所襲撃の後は、リックはカールやミショーンと逃げられたものの、赤ん坊のジュディスのことは諦めてしまっていた。
これまで父親の背中を見てきたカールからしたら、このリックの姿は何とも情けなく移っているのだろう。
カールは、リックにもっと強くいて欲しかったのである。
”聖域”の終着駅を目指して
バラバラになった仲間たちが目指したのは、所々に看板が立てられていた”終着駅”であった。
ここに行けばみんなと会える気がする、そう感じたのだ。
安全な場所で食べ物もある、すべての生存者を受け入れる”終着駅”を目指す。
本当にこの世界に安全な場所などあるのだろうか。
しかし、彼らの足はその聖域へと向かっていたのである。
小さな希望の光が見えた…
しかし”終着駅”では、これまでにない衝撃の事実が待ち受けていたのだ。
これがこの世界の本当の姿なのか…。
参考元
- ・参照リンク:ウォーキング・デッド 全シーズンまとめ|FOXネットワークス
- ・参照リンク:人気映画・ドラマ・アニメが見放題
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