昨今の子供アニメは攻撃的な物、スラングな物が多く、なかなかこれ!というアニメに出会えないように思います。そんな中、「おさるのジョージ」というアニメはご存知でしょうか?アフリカからNYに連れてこられた子猿が巻き起こす様々な騒動のお話で、安心して子供に見せられるアニメなんです。
子供と共感しながら楽しむアニメ
「おさるのジョージ」ってどんなアニメ?
主人公は子ザル。名前は「ジョージ」。「黄色い帽子のおじさん」とニューヨークのマンションに住んでいます。
このジョージ、何にでも興味津々。ついつい人の真似をして色々とやってみたくなっちゃうんです。
そんな子ザルのバラエティに富んだエピソードですが、原作はハンス・アウグスト・レイとマーガレット・レイ夫妻による絵本のシリーズ「ひとまねこざる」です。
これらは1940年頃に出された絵本なのですが、ハンスの死後、ヴァイパー・インタラクティヴによって1988年より製作されるようになりました。
そしてタイトルも「おさるのジョージ」と紹介されるようになりました。
英語版ではいずれも「Curious George」です。
子供の冒険心をくすぐるストーリー
日本語吹き替え版では、岩崎良美さんの語りとともに、奇想天外な騒動が繰り広げられます。
ジョージの好奇心から繰り広げられる様々な出来事は、彼の周りの人々や友人たちと織り成す展開と相まって、一話毎に解決されていきます。
私達からすれば当たり前の事だったり、ほんの些細な事でも、ジョージには「何?」「何?」と大きな疑問。解明しなくては、突き止めなくては、どうにも気になるのです。
そう、ジョージは子供と同じ。人の子供は「怒られるからやらない」事でも、子ザルのジョージは純粋に気持ちのまま行動に移してしまいます。
現実では出来ない、子供達の好奇心をジョージが代表して満たしてくれているのです。
子供が色々な事に興味を持つきっかけになる
物語の考え方も発想もバラエティに富んでいます。
トピックが友情、感情を題材にした物に限らず、科学、物理、数学的な疑問だったりもします。
日常の、自分達の周りにもある、普通の事だったりもします。
この物語はアメリカで作られた作品です。
ですから日本で作られたアニメとは表現や登場する人物もちょっと違う感じがします。
しかし、日本人にも親しみのある動物が主人公で、アニメーションも可愛くコミカルなので、自然に受け入れることができ、まるで友達を見ているかのような感覚になります。
時々、ジョージのやり過ぎに目を覆ったり、悲鳴を上げたくなる時もあります。
でもそれ以上に、子供がこのアニメを観ることで、ジョージの様に挑戦したくなったり、目をキラキラさせて冒険したくなるのです。
目覚まし番組になる朝放送
このアニメはゲームやクイズがあるなどして、娯楽の多い現代の子供にも考慮されて製作されています。
また、子供に悪影響を与えるような登場人物や言葉遣いがまったくないので、安心して見せることができます。
日本ではNHK Eテレで2007年8月と12月、そして翌年の1月に放送されました。レギュラー放送となったのは2008年の4月からです。
シーズン1~9にお話のエピソードが分けられ、1シーズンに6~30のエピソードが納められています。
2016年には申年だったということで、大晦日にも一年の別れを告げつつ放送されたようです。
私達大人も子供の頃の心に戻り、冒険を楽しんでみてはどうでしょうか?
子供と一緒に観れば、たくさんの冒険話が尽きなさそうです。
NHK Eテレにて 毎週土曜 朝8時35分~8時58分 放送中です。
参考元
- ・参照リンク:ひとまねこざる - Wikipedia
- ・参照リンク:海外アニメ「おさるのジョージ Curious George」
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
合わせて読みたい
このニュースに関連する作品と動画配信サービス
動画が配信されているサービス一覧