2019年4月からアニメ2期が放送されたことでも話題の『ワンパンマン』ですが、原作は現在もWEB上で公開されている漫画だとご存じでしょうか?この記事では、原作者ONE版と村田雄介によるリメイク版の『ワンパンマン』、それぞれの違いについて解説していきます。長らく更新を休止していたONEによる原作が2019年6月更新されたこともあり、ますます盛り上がっていくであろう『ワンパンマン』から目が離せません。
- aukana編集部
ワンパンマンにリメイク版があるなんて知らなかった。。。
この記事を読めば原作.リメイク版の登場キャラクターやストーリーの違いが丸分かり! これを機に原作とリメイク版を読み比べてみよう!
『ワンパンマン』は、趣味でヒーローをやっている主人公・サイタマがどんな敵も一撃(ワンパン)で倒してしまうという爽快なストーリーを描いたWEB漫画です。
原作は現在でもWEB上で連載中であるほか、「となりのヤングジャンプ」でリメイク版が連載されています。
リメイク版の作者は『アイシールド21』などの作品でも有名な漫画家、村田雄介です。
原作もリメイク版も同じ漫画作品ですが、その2つでは何が違うのか、徹底解説します。
『ワンパンマン』原作とリメイク版の作者は?
『ワンパンマン』原作者は漫画家「ONE」、リメイク版作者は漫画家「村田雄介」です。
それぞれの作者について解説していきます。
原作者のONEとは
原作者ONEは、2009年からワンパンマンを自身のホームページで連載している漫画家です。
また2012年からは小学館の「裏サンデー」において『モブサイコ100』の連載を開始しました。
この『モブサイコ100』が商業誌での初めての連載となります。
リメイク版の村田雄介とは
村田雄介は、『アイシールド21』の作画担当であることでも知られる漫画家です。
その画力は有名で、日本の中でもトップクラスの天才漫画家です。
『ワンパンマン』リメイク版は、村田先生からONE先生へ、Twitterでコンタクトを取ったことから制作が始まりました。
当時ホームページ上で公開されていたWEB漫画『ワンパンマン』の読者だった村田先生が、1話を描いて見せたことがきっかけとなり、となりのヤングジャンプへの掲載も決まったようです。
二人の仲は?
Twitter上でも体調を気遣うメッセージを送り合うなど、原作とリメイク版、二人の作者の中は良好な雰囲気です。
ネーム原案と作画という関係性だけあって、連絡は密にとっているのかもしれません。
『ワンパンマン』ONE原作と村田リメイク版を比較!その違いは?
ONE版と村田リメイク版は、キングの正体発覚まではほぼ同じ内容ですが、その後はストーリーや登場キャラクターに違いが出てきます。
画力、ストーリー、登場キャラクターの3つの違いを徹底比較します。
画力の違い
まず見てわかる一番大きな違いは画力ではないでしょうか。
ONE先生の絵は漫画家としてはすごく上手というわけではありません。
しかし単純な絵柄だけではない、キャラクターのデザインや漫画上の演出などは引き込まれるものが多く、そこがこれだけの人気を集めた理由でもありそうです。
対して村田先生は言わずと知れた圧倒的な画力です。
イケメンやかわいい女子のキャラクターはリメイク版でよりかっこよくかわいく描かれています。
怪人との戦闘も迫力満点で、より読みやすくなっています。
単行本の表紙がかっこいい!
現在発売されている『ワンパンマン』の単行本はリメイク版のものです。
その表紙も、新巻が発売されるたびかっこいいと話題になっています。
ストーリーの違い
ストーリーはキングの正体発覚まではほぼ同じです。
その後ストーリーに細かな変更点は多いですが、大まかに「怪人協会襲撃編」「スーパーファイト編」「ガロウと子供の出会い」の3つが大きく原作とリメイク版で違う点です。
またリメイク版ではフブキやジェノス、金属バット、ほかのヒーローたちの見せ場も増えています。
怪人協会襲撃編
原作ではキングの正体発覚の後すぐに怪人協会のアジトへ突入するため、怪人協会が人間たちを襲い出す怪人協会襲撃編はリメイク版のみになります。
この怪人たちによる人間の襲撃はスーパーファイト編とも同時並行で進んでいきます。
サイタマによる撃砕のシーンが8ページにわたって描かれた巨大な怪人・ムカデ長老との戦闘もリメイク版のみとなります。
ただしこの怪人襲撃編やスーパーファイト編などの原作と違うストーリーもネームはONE先生が制作しているため、村田先生のオリジナルの改変というわけではありません。
スーパーファイト編
スイリューやゴウケツなど原作にはないキャラクターが多く登場するスーパーファイト編もリメイク版のみのストーリーです。
スーパーファイトとは、格闘家たちがトーナメント形式で闘いナンバーワンを決める大会で、サイタマは「ヒーロー狩り」が格闘家であることから、格闘家と闘うためこの大会に参加することを決めました。
そしてサイタマは正体をシルバーファングの弟子・チャランコと偽りこのスーパーファイトに参加します。
このスーパーファイト編はサイタマの最強っぷりが余すことなく描かれる、非常にスカッとするストーリーになっています。
ガロウと子供の出会い
ガロウと不細工な子供(リメイク版ではタレオ)の出会いのシーンも原作とリメイク版では異なっています。
原作では子供がいじめられているところを助けに入るシーンが出会いとなっていますが、リメイク版では公園でヒーロー図鑑を眺める子供にガロウが声をかけるのが出会いのシーンです。
ただ原作のシーンがリメイク版ではカットされているというわけではなく、のちにリメイク版でも子供がいじめられているところをガロウが助けるシーンは描かれます。
しかしこの子供はガロウ編で重要な役割を担うキャラクターとなるため、出会いのシーンの変更は大きな改変であると言えます。
このネームを描いているのはONE先生であるため、原作ではあまり描かれないガロウと子供のあいだの友情や親愛をリメイク版で補強する意図があったのではないでしょうか。
登場キャラクターの違い
リメイク版のみに登場するキャラクターが多いため、そこも大きな違いとなっています。
スイリュー
スイリューはスーパーファイト編に登場する格闘家のキャラクターです。
数々の大会で優勝した実績を持ちながら練習はあまりせず、楽に生きたいという考えを持っており、このスーパーファイトでも圧倒的な強さを見せつけます。
ワガンマ
ワガンマはヒーロー協会最高顧問のナリンキの息子です。
リメイク版では不細工な子供(タレオ)とともに怪人協会に誘拐されることになります。
息子が誘拐され動転したナリンキの起こした行動でヒーロー協会は窮地に陥ります。
怪人王オロチ
怪人王オロチはリメイク版のみに登場する怪人協会の最強のボスです。
その実態はギョロギョロによって作り出された怪人です。
リメイク版において怪人王オロチがヒーロー陣営と闘うシーンはまだ描写されていませんが、今後描かれるものと思われます。
ギョロギョロ
ギョロギョロは怪人協会のブレーン的な位置づけのキャラクターです。
タツマキとの戦闘シーンがほぼ同じ展開であることから原作のサイコスなのでは?と言われています。
『ワンパンマン』ONE原作と村田リメイク版それぞれの更新頻度は?
『ワンパンマン』原作は今年に入るまで2年間更新が止まっていましたが、その後は月数本ペースで更新されています。
リメイク版はだいたい1~2週間に1話のペースで現在も更新されています。
原作休止の訳は?
原作は2017年から2019年4月まで2年間更新が停止していました。
しかしその間もONE先生は『モブサイコ100』『ワンパンマン』のアニメやリメイク版『ワンパンマン』のネームの仕事はされていたものと思われるため、多忙により更新できなかったということが考えられそうです。
打ち切りの噂も
原作の休止期間が2年間と長期にわたったため、このまま更新されなくなるのでは?という噂もあったようです。
原作のストックがなくなればリメイク版も制作できなくなるため、ファンも不安があったものと思われます。
2019年4月原作連載再開!2年ぶり
2019年4月、2年ぶりに110話が更新されました。
その後もコンスタントに更新されているため、今後の展開にも期待が持てます。
現在はヒーロー協会に対抗する「ネオヒーローズ」というヒーロー団体の存在が浮上し、新編が始まる気配があります。
原作最新話116話 ネタバレ感想
原作最新話116話は6月14日に更新されました。
S級ヒーロー閃光のフラッシュと音速のソニックの戦闘シーンから始まります。
前話でフラッシュとソニックは同じ忍者の里の出身で、フラッシュは里の人間全員を殺し里から脱出しましたが、ソニックを殺しそびれていたことが明かされています。
戦闘の中、フラッシュが必殺技「閃光脚」を放った瞬間、突然忍者の里の生き残りの忍者たちが現れます。
ソニックが裏切り者であるフラッシュをおびき出す手はずになっていたのですが、ソニックはこれはフラッシュとの間の因縁であるとして里の忍者たちを退けようとします。
フラッシュもそれに加担し、フラッシュ&ソニック対里の忍者たちの戦闘が始まろうとします。
次の更新はいつ?
2019年8月現在、前回の更新からすでに2月ほどが経過しているため、そろそろ次の更新があってもおかしくありません。
『モブサイコ100』『ワンパンマン』2期のアニメも終了したので、また原作の更新を期待したいですね。
『ワンパンマン』ONE原作とリメイク版それぞれの評価は?
『ワンパンマン』はあの村田雄介が作画をしているということで有名になったという側面もありますが、リメイク以前の原作もすでにかなりの反響を得ていました。
現在では『ワンパンマン』が掲載されているONE先生の個人ホームページは10万回を超えるアクセス数を得ています。
また村田先生が原作を面白いと思い自らリメイクを申し出たことからも、作品の魅力がわかります。
リメイク版は村田先生の圧倒的な画力もあり、アニメも2期まで制作されるなど多くの人から評価を得ています。
なお『U-NEXT』ではワンパンマンのアニメを1期2期ともに見放題作として配信しています。
U-NEXTは31日間の無料トライアル期間を設けているので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。
「なろう小説」っぽい?
「なろう小説」とは「小説家になろう」という小説投稿サイトに投稿される作品のことを指します。
その作風はいわゆる主人公(作者)が最強の能力で無双するといったものが多く、ネット上では「なろう小説っぽい」という意見が批判としてコメントされることもあります。
『ワンパンマン』も最強の主人公サイタマの無双ストーリーであるため、なろう小説っぽいという批判が一部からあったようです。
とはいえサイタマの最強っぷりだけではなく、人間味のあるキャラクターたちが繰り広げるストーリーやコメディ的な面白さも『ワンパンマン』の魅力なので、批判はあくまで一部のことのようです。
『ワンパンマン』原作とリメイク版の違いまとめ
『ワンパンマン』原作とリメイク版は、画力・ストーリー・登場キャラクターなどの面で違いがあることを解説してきました。
現在原作とリメイク版ではかなり内容の異なるストーリーが進められています。
しかしリメイク版も原案は原作者のONE先生なので、ネームと作画の力を合わせて作品を制作しているという面もあります。
原作も新編に突入していくため、ますます今後の展開に期待が持てそうですね。
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