2017年7月から放映が予定されているTVアニメ『活撃 刀剣乱舞』。今までベールに包まれていた審神者の登場や、アニメ作画に関しても異例の試みとなる本作についてのご紹介をします。
『活撃 刀剣乱舞』
2017年7月放映(予定)
2016年3月に『刀剣乱舞』は別々の制作会社によるWアニメ化が発表されました。
最初の一つ『刀剣乱舞 花丸』は2016年10月より1クール放映され、その後2018年1月よりTVアニメ第2期が決定しています。
そして当初『刀剣乱舞(仮)』のタイトルとメインビジュアルの三日月のみが発表された本作でしたが、昨年末に新ビジュアルや映像と共に『活撃 刀剣乱舞』の正式名称が発表されました。
放映は2017年7月から。放送局はTOKYO MX、BS11、MBS、群馬テレビ、栃木テレビなど。
またライブビューや後述するGWに催された徳島のイベント「マチ★アソビ」では、『活劇』に関する様々な情報がもたらされました。
女性を中心に絶大な人気を得たソーシャルゲーム「刀剣乱舞」。こちらでは「刀剣乱舞」の基礎知識と共に、2016年10月から放映されたTVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」と、2017年7月から放映予定の「活撃 刀剣乱舞」のご紹介をさせて頂きます。
スタッフはTVアニメ「Fateシリーズ」製作陣
『活劇』のアニメ製作は『Fate』や『テイルズ』シリーズを担当したufotable(ユーフォーテーブル)で、前述したように『花丸』とは別のアニメ製作会社(動画工房)です。
監督は同様に『Fate』や『テイルズ』シリーズの作画監督などを手掛けた白井俊行さん。
音楽は『魔法使いの夜』など多くのゲーム曲を生み出した深澤秀行さんらが担当します。
本作の主題歌は鶴丸国永の声を担当する斉藤壮馬さんが、そしてエンディングを『Fate』や『魔法少女マドカ☆マギカ』などのKalafina(カラフィナ)がそれぞれ決まっています。
ところで本作を製作するアニメ会社、そして音楽やエンディングのKalafina、さらに『刀剣乱舞』そのものの原作を担ったNitroplus(ニトロプラス)など。
実はこれらはほぼ、TVアニメ『Fate/zero』や『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のメンバーでもあったのです。
さらに監督の白井さんもアニメ『Fate』シリーズには係わっているので、結果として『活撃』はそのシナリオや世界感とともに、『刀剣乱舞』や『Fate』両ファンから注視されることとなりました。
剣戟とキャラごとに担当アニメーター
この『活撃』には特別な役目を担ったアニメーターが多く存在します。
例えば刀剣の付喪神である彼ら“刀剣男士”は、自身の本体である刀剣や槍を用いて戦うため、彼らのアクションには「剣戟アニメーター」と呼ばれる作画陣が存在します。
それを担うのが『空の境界』などの監督を務めた小船井充(おぶない みつる)さん、副監督だった木村豪さん、『トリコ』などの作画を手掛けた國(国)弘昌之さんです。
また剣術指導に双月会会長である渡邉鋼玉さん、時代考証にNHK大河ドラマ『新撰組!』『竜馬伝』に参加された山村竜也さんらを迎えています。
また通常のアニメにおけるキャラクターデザイン(※原案除く)は1人ないし、多くても絵柄が違うパートに対して2人程度ですが、今回は以下の“8人”の若手女性アニメーターが“6振+審神者とこんのすけ”それぞれを担当します。
・和泉守兼定<白峰さん>…内村瞳子さん
・陸奥守吉行<煮たかさん>…都築萌さん
・堀川国広<白峰さん>…石塚みゆきさん
・薬研藤四郎<石商さん>…新里りおさん
・蜻蛉切<源覚さん>…塩島由佳さん
・鶴丸国永<Izumiさん>…山崎ミキさん
・審神者(さにわ)…鬼澤佳代さん
・こんのすけ…瀬来由加子さん
※<>は原案。
ところで、ここまでのご説明で疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、最初のキービジュアルとなっていた“三日月宗近”に関しては、いまだ公式からの言及はなされていません。
ゲームと共に『刀剣乱舞』のともいえるキャラクターですので、これからの公式アナウンスに期待したいと思います。
声優は「花丸」から変更なし!
原作となったゲームや『花丸』同様に、『活撃』でも登場する6振の「刀剣男子」の声優は同じキャストであることが発表されています。
さらにゲーム中では台詞はおろかビジュアルさえ登場しないでいた「審神者」が、本作では新キャラクターとして登場し、声優の声を借りて“喋る”ことになりました。
※『花丸』でも謎の存在なままで終えています。
また作品のマスコット的存在であり、「ゆるきゃらグランプリ」にて企業部門2位と大健闘を果たした“こんのすけ”の声優も発表されます。
審神者を演じるのは、『テニスの王子様』で主役の越前リョーマなど、多くの少年キャラを演じた皆川純子さん。
こんのすけは『KING OF PRISM by PrettyRhythm』こと『キンプリ』にて西園寺レオを演じた永塚拓馬さんらがそれぞれ担当します。
“活劇”ではなく“活撃”
物語のあらすじ
去年放映された『花丸』は「とある本丸」を舞台に刀剣男士らの日常を描いた物語でしたが、今回の『活撃』では史実を元に「本格剣戟アクション」となるようです。
物語の舞台は文久三年(1863年)の幕末。
倒幕派と佐幕派が日本を分断したその戦いこそが、「刀の時代」が終わりを告げた分岐点でもありました。
刀剣の付喪神である「刀剣男士」として顕現した和泉守兼定と堀川国広は、かつて“同じ「主」”の元で戦っていた2振です。
彼らは同じ4振の刀剣男子らと力を合わせ、動乱の時代、歴史が正しく導かれるよう「時間遡行軍」との戦いに身を投じるのでした。
7月よりコミカライズもスタート!
現在webコミック「ジャンプ+」では、2016年12月より『刀剣乱舞 花丸』のコミカライズが連載されています。
実はこちら第1話は月刊雑誌「ジャンプSQ.」に掲載されていたのです。
その「ジャンプSQ.」に今度は『活撃』のコミカライズが連載されることになりました。
ところが作画を担当される「津田穂波さん」のプロフィールなどが一切不明であるため、告知された直後のツイッターなどでは多くのファンが検索し話題となります。
本作の掲載は7月4日発売の「ジャンプSQ.」8月号からです。
『ド級編隊エグゼロス』『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』『ふたりぼっち戦争』『活撃 刀剣乱舞』『有害指定同級生』『選択のトキ』
「マチ★アソビ」vol.18
阿波踊りに縁ある刀剣・蜂須賀虎徹
毎年徳島で行われる「マチ★アソビ」。
総合プロデューサーはアニメ製作会社「ufotable」の近藤光さんが担当し、『Fate』など毎年なにかしらのアニメがモチーフとなりますが、今年は『活撃』が選ばれました。
また徳島と言えば「阿波踊り」ですが、一説に、徳島藩の蜂須賀家政が天正14年(1586年)に徳島城落成の際に城下の人々へと無礼講を赦したのが始まりだとされています。
その繋がりから、今年の阿波踊りのコラボポスターには蜂須賀家に縁深い「蜂須賀虎徹」と、彼の兄弟刀である虎徹、そして『活撃』に登場する6振が選ばれました。
眉山ロープウェイ
「マチ★アソビ」期間中は様々な場所でコラボがなされていますが、今回も眉山ロープウェイではアニメキャラとのコラボがなされました。
『活撃』のメインキャラとなる和泉守兼定(木村良平さん)が「上り」のアナウンス、陸奥守吉行(濱健人さん)が「下り」のアナウンスを担当。
それぞれが眉山の説明や観光案内と共に名物紹介がなされます。
和泉守役の木村さんと陸奥守役の濱さんが5月6日に徳島駅の“一日駅長”へと就任しました。
さらに駅構内が『活撃』にジャックされたことで、女性ファンが大挙押しかけ大変な賑わいとなります。
そしてここで飾られたポスターにより、いままで謎に包まれた「審守者」のビジュアルが公開されました。
5月1日の都内劇場や5月6日のufotable CINEMAでは、第1話の先行上映とともにスタッフやキャストによるトークイベントも開催。
さらに7月の放送前ですが、7月26日に発売予定のDVD1巻が5月2日より予約が開始されるなど、この夏は『活撃』から目が離せません。
参考元
- ・参照リンク:刀剣乱舞 - Wikipedia
- ・参照リンク:アニメ『活撃 刀剣乱舞』公式サイト -アニメーション制作 ufotable-
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