いよいよ物語も終盤か!?という『七つの大罪』では、聖戦が起こった3000年前の出来事が明らかになりつつある。そしてついに十戒との決着に向かい、散り散りになっていた7人の大罪たちも集結する。一段とパワーアップしたメリオダスを筆頭に、新たな聖戦の幕開けとなる。
ついに大罪集結!『七つの大罪』
2012年から「週刊少年マガジン」で連載中の、鈴木央原作による漫画『七つの大罪』が、十戒との戦いにピリオドを打つため7人の大罪たちがいよいよ集結する。
メリオダスがエルタロッサに心臓を7つとも刺され、死亡したかと思われたが、呪いによって何度でも蘇ってくる。
更に強くなったメリオダスだが、死して煉獄に向かうたび、魔人王に少しずつ感情を喰われ、かつて非情だった頃のメリオダスに戻ってしまうという。
大切な存在を守るため、メリオダスはどこまで感情を保つことができるのか。
そして、バラバラになった7人の大罪たちが、世界を魔人族から守るために再び集結するのである。
まずは7人の大罪たちのこれまでの活躍を総まとめ
憤怒の罪:メリオダス
過去にダナフォール国を滅ぼし、リオネスの聖騎士となり、その後は大罪人として追われる身になったメリオダス。
闘級は6万以上、死ぬと煉獄で魔人王に少しずつ感情を奪われて、再びこの世に戻ってくる。
感情を奪われるたび十戒だった頃のように、冷徹になってしまうが、エリザベスを救うためには仕方がないという。
強欲の罪:バン
バンは、妖精たちが管理する命の水を飲んだことで、不死身となった人間。
そのとき出会った、妖精族のエレインがバンの大切な人となる。
未だに神器が見つかっていないのがバンだけで、バステ監獄で投獄された際、取られたのか詳細は不明である。
怠惰の罪:キング/ハーレクイン
キングは十戒との戦いで、大罪たちを除き一緒に戦った仲間たちを、ディアンヌと共に妖精の森に非難させた。
初代グロキシニアが十戒の仲間でいることに心を痛めたが、25巻ではなぜ彼が十戒にいるのか、過去を知ることになる。
妖精王なのに未だ羽が生えていないことを気にしているが、その理由は成長に関係しているという。
嫉妬の罪:ディアンヌ
ディアンヌはキングと一緒に、グロキシニアとドロール王に試練を与えられた。
3000年前、ドロール王の選択が正しかったのか否か、という選択を迫られる場面で意外な行動に出て彼らを驚かせる。
試練を達成すれば、ドロール王を超える力を得られるかもしれない。
色欲の罪:ゴウセル
ゴウセルの行動は突拍子なく、記憶を取り除いても心にある思い出はなくならないといったディアンヌの記憶を消した。
ゴウセルの闘級は3100、正体については元十戒ではないかといわれているが、それについても後々明らかにされる。
暴食の罪:マーリン
十戒のガランの戒禁によって石化してしまったが、戒禁に耐性があったことを思いだし、自らで解除した。
ベリアルインの娘で、本名は人間には発音できないという。十戒に言わせれば、「あの生き残り」だという。
ベリアルインが何なのか、魔力や素性は明かされたが再び謎に包まれる。
傲慢の罪:エスカノール
エスタロッサの戒禁にもかからず互角、いやそれ以上の魔力を有するエスカノール。
闘級15~測定不可能なほどの強い魔力を持つ。闘級6万のエスタロッサに膝をつかせ、「無慈悲な太陽」で遠くまで吹っ飛ばした。
そして未だ、エルカノールについて不明なことが多い。また、この男の本当の強さまでも分かっていない。
十戒の状態はどうなってる?
25巻までの十戒の状態で分かっているのは、ガランはエスカノール戦で自らの戒禁にかかり石化、エスタロッサとゼルドリスは彼方に消えていった。
しかし、ハウザーやギルサンダーらの戒禁が解除されていないことから、ふたりはまだ生きていると考えられる。
モンスピートとデリエリは、復活したメリオダスに全反撃(フルカウンター)を食らい、気配は消えたようだが生死は不明。
一方、フラウドリンはドレファスの体から引き出され、メリオダスの一撃に沈んだ。
メラスキュラはメリオダスの魂を喰おうとしたところ、バンによって首を折られている。
グレイロードは、マーリンの”終わりなき渦”によって実験台として捕獲された。
死亡が確認された十戒は、捕らえられたグレイロードを含めフラウドリンとガラン、メラスキュラの4体。
残り6体の十戒を倒すため、7人の大罪が顔を揃える。
エリザベスそっくり!3000年前の女神族エリザベスとメリオダスの関係は?
25巻では、3000年前の聖戦の様子が描かれている。
メリオダスは既に魔人族を裏切り、女神族を中心とした妖精族、巨人族の三種連合(スティグマ)の一員として、魔人族と戦っている。
そして女神族にはエリザベスそっくりの”女神族のエリザベス”という人物も登場している。
エリザベスと女神族のエリザベスでは、双方の目に同じ紋章があることから、女神族エリザベスが転生してエリザベスになったと考えられる。
エリザベスにはある呪いが掛けられているというが、いつ誰が呪いをかけたのかは不明。
しかし、メリオダスとエリザベスは3000年も前から、お互いを大切な人として、かけがえの無い人と考えていたようである。
ロウからバンへの生まれ変わり説ってどうなの?
3000年前の聖戦で、人間のなかにバンにそっくりなロウという人間が登場する。
性格や顔つきまでバンによく似ており、バンはロウの生まれ変わりではないかと思われた。
しかし、意外な事実が明かされ、これまであまり目立たなかったキャラがスポットを浴びることになる。
まさかのあのキャラ!?とは誰もが予想してなかったに違いない。作者に”してやられた感”満載である。
それでもグロキシニアの「律儀っすね」には、切ない気持ちになるのではないだろうか。
3000年前の聖戦で意外なキャラが魔人族に!?
25巻では、ほとんどが3000年前の聖戦について描かれている。
メリオダスはもちろんスティグマ側についているが、豚の帽子亭の土台となっているホークママが、実は魔人族ではないかという疑問が上がっている。
ホークママは、ホークとは比べ物にならないほど大きくて、実際は何者なのか全てが謎である。
何か強力な力が封印されているのか、一部の力を解放した後、モンスピートの獄炎鳥を受けてもダメージはほとんど残らなかったのだ。
そして『七つの大罪解体罪書』では、3000年前の聖戦でホークママが魔人族側にいる描写がある。
緑色の豚といえば、ホークママしか考えられない。温厚そうなホークママだが、本当は超強力な魔力を有する魔人族なのかもしれない。
参考元
- ・鈴木央『七つの大罪』コミック本1~25巻講談社
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