2021年6月21日から放送された、フジテレビ系月9ドラマ『ナイト・ドクター』の見逃し配信情報、無料視聴できる動画サービス、あらすじなどをご紹介します。月9ドラマ初出演の波瑠が初主演を務め、田中圭、岸優太、北村匠海らも共演します! 夜間救急専門のナイト・ドクターを舞台に描かれる青春群像医療ドラマです。
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ドラマ『ナイト・ドクター』基本情報
【放送情報】
放送局:フジテレビ
初回放送日:2021年6月21日 月曜よる9時~
月9ドラマ『ナイト・ドクター』は、夜間救急専門の医師“ナイト・ドクター”たちの奮闘を描く、青春群像医療ドラマです。
慢性的な医師不足が叫ばれている中、とくに深刻な問題を抱えている夜間救急。患者たちの命を救うため、若き医師たちが集められます。
彼らが夜の病院を守るために、仲間とともに奮闘していく姿、ひとりの若者として悩み、成長していく姿などがリアルに描かれていきます。
主演は、月9ドラマ初出演にして初主演となる波瑠。彼女とともに奮闘するナイト・ドクターのメンバーとして、田中圭、岸優太(King & Prince)、北村匠海、岡崎紗絵らの人気俳優たちが結集しました!
脚本は、『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』や『グッド・ドクター』などの、医療ドラマを手がけてきた大北はるかによる、オリジナル脚本です。
いつでもどんな患者さんたちでも絶対に救うという強い信念を持つ医師、朝倉美月を演じる波瑠の演技に注目です!
『ナイト・ドクター』の公式サイト
『ナイト・ドクター』の公式Twitter
『ナイト・ドクター』の公式Instagram
『ナイト・ドクター』スタッフ
【脚本】
大北はるか『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』、『グッド・ドクター』
【プロデュース】
野田悠介『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』、『コード・ブルー特別編 -もう一つの戦場-』
【演出】
関野宗紀『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』、『ハラスメントゲーム』
澤田鎌作『監察医 朝顔』、『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』
【製作著作】
フジテレビ
『ナイト・ドクター』キャスト
夜の救急医療を守るナイト・ドクターのメンバーや、彼らを取り巻く、個性あふれるキャストたちをご紹介いたします。
朝倉美月(波瑠)
柏桜会あさひ海浜病院の夜間勤務専門の救急医、ナイト・ドクターとして働きはじめる。思い描いていた理想の救急医の姿とはほど遠い、過酷な現場に悩まされながらも、持ち前の負けず嫌いの性格と行動力で頑張り続ける。
成瀬暁人(田中圭)
柏桜会あさひ海浜病院のナイト・ドクター。美月とはかつて同じ職場で働いていたことがあり、久しぶりに再会した。クールでドライな性格であり、他人に対してだけでなく、自分にもとても厳しい。
深澤新(岸優太)
もともと、柏桜会あさひ海浜病院の内科医として働いており、ハードワークな救急医は敬遠していたが、院長からナイト・ドクターの話を持ちかけられ、悩んだ末に引き受ける。
高岡幸保(岡崎紗絵)
美月たちと同じナイト・ドクターのメンバーのひとり。とても頭の回転が速く、メンバーたちからも一目置かれている。仕事だけが生きがいになってしまわないよう、プライベートも充実させようと頑張っている。
桜庭瞬(北村匠海)
研修医からナイト・ドクターのメンバーとなる。初めての救急の現場で、わからないことだらけだが、持ち前の明るさで頑張っている。とても人懐っこく、ナイト・ドクターの中ではムードメーカー的な存在。
本郷亨(沢村一樹)
ナイト・ドクターのメンバーをとりまとめる指導医。ニューヨークから帰国してきた優秀な医師。
根岸進次郎(一ノ瀬颯)
柏桜会あさひ海浜病院に勤める医師。ちょっと嫌味な性格。
益田舞子(野呂佳代)
柏桜会あさひ海浜病院の看護師。
新村風太(櫻井海音)
柏桜会あさひ海浜病院の看護師。
深澤心美(原菜乃華)
深澤新の妹で、生まれつき体が弱く、救命救急に運ばれたこともある。
岡本勇馬(宮世琉弥)
深澤の妹・心美の彼氏。
桜庭麗子(真矢ミキ)
美月たちが働く柏桜会あさひ海浜病院の本院「柏桜会」の会長。新設したナイト・ドクターの動向をうかがっている。
八雲徳人(小野武彦)
柏桜会あさひ海浜病院の院長を務める。ナイト・ドクターの発起人。
嘉島征規(梶原善)
柏桜会あさひ海浜病院、救命救急センター長を務める。
佐野大輔(戸塚純貴)
朝倉美月の彼氏。美月がナイト・ドクターとして働き、生活にすれ違いが増えてしまうことをあまり良く思っていない。
青山北斗(竹財輝之助)
高岡幸保の彼氏。複数のレストランを経営するやり手の実業家。
『ナイト・ドクター』全話あらすじ【ネタバレあり】
ここからは、1話ごとにあらすじをご紹介していきます。
どうぞお楽しみに! ネタバレ注意です!
『ナイト・ドクター』1話あらすじ(6月21日放送)
柏桜会グループ「あさひ海浜病院」では、働き方改革を目指す院長の発案により、夜間勤務を専門とする救命医チーム「ナイト・ドクター」を新設することになりました。
使命感に燃える医師・朝倉美月はさっそく、新しい就職先にナイト・ドクターを選びます。
美月はナイト・ドクターとして採用されたことを恋人・佐野大輔に報告しますが、大輔は何だか不満そうです…。
そんな矢先、美月たちはホームレス男性が階段から転落した現場に偶然居合わせます。
そこには患者を目の前にして、慌てふためくひとりの内科医・深澤新がいました。美月は深澤を押しのけ、鮮やかな手つきで処置をおこなうと、深澤に厳しい言葉を言い放つのでした。
ナイト・ドクターの勤務初日。スタッフが集まるステーションには、成瀬暁人、桜庭瞬、高岡幸保、そして深澤新の4人のメンバーたちがいました。美月の姿を見た深澤は驚きますが、美月は深澤のことは眼中にない様子です…。
美月たち5人のメンバーの指導者は、ニューヨークからやってきた本郷亨。厳しい指導で知られる本郷は、さっそくメンバーたちに、ついて来られる者だけついて来い、と挨拶します。
そこに突然、工事現場の事故で3名の重症者が出た、とホットラインが入ります。本郷はさっそく全員の受け入れを許可し、ナイト・ドクターたちの初仕事が始まります。
運び込まれた重症患者たちを目の前に、救命救急の現場が初めての深澤、新人研修医の桜庭たちは、為す術も分からず戸惑うばかり…。
5人の中で唯一、救命救急の現場経験がある成瀬がリードし、美月と幸保が何とかそれについていこうと頑張ります。すると、さらに新たな重症者が発見されたという連絡が…!
使える人間が少ない、という成瀬の意見を無視し、本郷は新たな患者の搬送を受け入れてしまうのでした…。
『ナイト・ドクター』2話あらすじ(6月28日放送)
恋人・大輔の浮気現場に遭遇してしまった美月。勤務中も動揺を隠しきれない美月は、ナイト・ドクターのメンバーたちにも、浮気で悩んでいることがバレてしまいます。
「四六時中、患者のことばかり考えている人間に普通の恋愛なんてできるはずがない。恋愛をしたいならナイト・ドクターなんかやめるべきだ」と冷静に美月に忠告する成瀬。
そんな中、激しい腹痛を訴えているという6歳の男児が救急搬送されてきます。美月と成瀬が急いでかけつけると、救急車から腹痛が治まってしまった元気な男児と、面倒くさそうに付き添ってきた母親が降りてきました。
案の定、男児の体に異常は見つけられず、急に食べ過ぎて腹痛を起こしただけのようでした。
大した症状ではないが、車を持っていないし、救急車を呼べば無料で病院に運んでもらえるから…という母親の言葉に、美月はあ然としてしまいます。
一方、深澤と高岡は夜間外来の軽傷患者の診察をするように本郷から指示されます。待合室で待っている子どもの数の多さに思わず驚いてしまう深澤…。
共働きで診療時間内に子どもを病院に連れていけない家庭が増えているということ、落ち着いて様子を見れば、子どもの患者の多くは病院に来るほどの症状ではないという現状を、高岡は深澤に教えます。
美月や深澤が目の当たりにしたのは、夜間や休日時間帯に緊急性のない軽傷患者が受診にくる「コンビニ受診」の典型的なケースだったのです。
これでは本来治療を受けるべき患者が後回しにされてしまう…。苛立ちを隠せない美月に対し本郷は、どんな患者も受け入れるのがナイト・ドクターのモットーだと教え、美月にも夜間外来の診療を任せます。
コンビニ受診をする患者は、本当に「患者」と呼べるのか…。そんな疑問を持ちながら診察を始めた美月でしたが…。
『ナイト・ドクター』3話あらすじ(7月5日放送)
ICUで治療中だった舌を噛み切った男性患者が突然、美月に襲いかかってきました。スタッフが騒然とする中、美月の上に馬乗りになった患者に、真っ先に向かっていったのは、桜庭瞬でした。
成瀬や深澤も後に続き、何とか男性患者を取り押さえましたが、桜庭は患者が振り回した刃物で腕を傷つけられてしまいます。すると翌日、あさひ海浜病院の親グループ「柏桜会」の会長・桜庭麗子が救命救急センターを訪れます。
麗子が桜庭の母親だということを知り、驚くナイト・ドクターメンバー。麗子は皆の前で、桜庭に今すぐ救急医を辞め、グループを継ぐため経営学を学びにイギリスへ留学するようにいいます。
指導医の本郷も、救急医の基本となる医療技術もろくに持っていない桜庭には救急医は務まらず、辞めて母親のいうことに従った方がいい、と厳しく突き放します。
しかし、どうしても救急医として働きたい、という自分の夢をあきらめ切れない桜庭…。励ます美月と深澤の前で、成瀬は桜庭が飲んでいる薬について問いただします。
桜庭は仕方なく生まれつき心臓に疾患を持っていることを美月たちに話しました。桜庭が薬を一生飲み続けなければならない体であることを知り、美月たちは戸惑います。
桜庭は幼いころ、母の麗子が仕事で忙しいとき、母の同僚だった本郷が自分の面倒をみてくれたこと、そしてその本郷に憧れて救急医を目指したことを、ナイト・ドクターのメンバーたちに語りました。
そんな桜庭の姿を知り、美月たちは彼を応援することにします。しかしそんな矢先、出勤した桜庭は、次の週の勤務表に自分の名前が無いことに気づくのでした…。
『ナイト・ドクター』4話あらすじ(7月12日放送)
ナイト・ドクターたちのもとに、新たな急患が救急搬送されてきました。救急車を出迎えた高岡幸保は、患者に付き添ってきた男性の姿を見てぼう然としてしまいます。
付き添っていた男性はなんと、幸保と付き合っている青山北斗でした。北斗はバツが悪そうに、幸保に弁解をします。
急患の女性、花園詩織はネット上で有名なインフルエンサーでした。北斗は自分が経営しているレストランの宣伝のために詩織に近づいたところ、詩織が勝手に北斗と付き合っていると勘違いしたというのです。
さらに本郷から詩織の担当を任されてしまった幸保は心中穏やかではありません。幸保と北斗との関係に気づいた詩織は、わざと幸保の前で北斗に甘える仕草を見せつけます。
北斗が帰ったあと、集中治療室から詩織がいなくなってしまいました。まだ予断を許さない病状であるため、仕方なく病院中を探し回った幸保は、インスタグラム更新のために、隠れてメイクをしている詩織を発見し、あきれ果ててしまいます。
大部屋に移された詩織は、幸保の実家が美容整形外科であることをしつこく調べ上げ、ひどい言葉で幸保を挑発しました。カッとなった幸保は思わず詩織と激しいつかみ合いのケンカを始めてしまったのです。
同部屋の患者が慌ててナースコールをし、ナイト・ドクターのメンバーや看護師たちが駆けつける騒ぎとなってしまいました。怒りがおさまりきらず、仮病をつかって早退しようとする幸保を美月が引き止めます。
すると幸保はやり場のない怒りの矛先を美月に向け、「浮気されてヘラヘラしているあんたなんかとは違う」とひどい言葉を吐き捨ててしまうのでした…。
『ナイト・ドクター』5話あらすじ(7月19日放送)
成瀬のもとに東京地方裁判所からの書類が届きます。偶然それを見た美月は、成瀬に事情を聞き出そうとしますが、彼は話そうとしません。
成瀬はどこかイライラしている様子です。美月たちが少しでも急患への対応で手間取っていると、手助けするのではなく、次々に仕事を奪っていってしまいます。
技術のある者が処置した方が速いし、患者もそれを望んでいる…。成瀬の主張も理解できないわけではありませんが、これでは医療技術をスキルアップさせることができない…、と美月も不満を募らせます。
そんな中、自宅の浴室で溺れたという6歳の男の子・日向が救急搬送されてきました。処置に迷っている美月や幸保を押しのけて成瀬が手早く処置をほどこし、日向は一命をとりとめます。
しかし、日向の出血はなかなか止まりません。成瀬たちの努力もむなしく、出血の原因はなかなか見つからず、日向の母親は不安を成瀬にぶつけてきます。
成瀬はかつて、自分が担当した男児のことを思い出していました。自転車事故による頭部外傷で運ばれてきたその男児は、急性硬膜下血腫を起こしており、すでにオペが難しい状態でした。
あきらめきれない成瀬は、すぐにでもオペに踏み切るため、男児の母親にオペ同意書の署名をもらおうとします。しかし、オペによる後遺症のリスクについて大きな不安を感じた母親は、なかなかサインできません。
母親は成瀬にすがるように「本当に助かりますよね。」と強く念押ししました。男児を助けるため、一刻の時間も惜しい成瀬は「必ず助けます。」と答えてしまったのです。
成瀬のオペにより、その男児の命は奇跡的に助かりました。しかし、半身麻痺の後遺症が残ってしまった息子をみた母親は、「約束が違う」と成瀬を訴えたのです。
成瀬の処置にミスが無いことは、医療事故調査委員会でも証明されたものの、いまだ成瀬への告訴は取り下げられていません。100%完璧な医療なんてできない…。成瀬は力なくつぶやくのでした…。
『ナイト・ドクター』6話あらすじ(8月9日放送)
工場で大規模な事故が発生したという緊急出動要請を受け、成瀬、美月、深澤らはドクターカーで現場に向かいます。
その車中で、美月は一瞬目の前が真っ白になり、突き刺すような感覚を頭に感じますが、そのままやり過ごしてしまいます。
現場に到着した美月たちは、救出作業にあたっていたレスキュー隊員から、崩れた資材の下敷きになったり、足を重機に挟まれて動けない重傷の作業員がいると報告を受けます。
殺伐とした現場の状況におびえる深澤に喝を入れ、美月は重傷者の処置をしにいきます。点検中に誤作動を起こしてしまった重機に挟まれたままの副工場長・鎌田は、美月にある方向を指差し、そのまま意識を失ってしまいます。
深澤が鎌田の指差した方角の様子をうかがいに行くと、そこには鉄パイプが太ももに突き刺さり、多量に出血して動けなくなった作業員の姿がありました。怖気づいた深澤は急いで美月に助けを求めます。
美月は鎌田の応急処置を終え、深澤とともに救出に向かいますが、作業員が倒れている足場はとても不安定で危険な状態でした。しかし多量の出血を確認した美月は、危険をかえりみず高い足場を上っていきます。
作業員のもとまで上りきり、処置を始めようとしたその瞬間、美月はひどいめまいに襲われました。そして、とっさにつかんだ手すりが崩れるとともに、美月は下で見ていた深澤の目の前に墜落してしまったのです。
しばらく意識を失っていた美月でしたが、気力をふりしぼって再び足場を上り、作業員の応急処置を終えました。そして、すべての負傷者の処置を終えたそのとき、美月は再び気を失い、その場に倒れ込んでしまうのでした…。
『ナイト・ドクター』7話あらすじ(8月16日放送)
美月が倒れた一件で、自分の無力さに涙を流した深澤は、積極的に救急医療のノウハウを学ぶようになりました。成瀬に教えてもらいながら、これまで尻込みしていた気管挿管などの処置の練習も始めています。
仕事を終えた成瀬は偶然、同じ医大の後輩・里中に出会います。脳外科に所属している里中は、夜間勤務をしている成瀬に対し、かなり拍子抜けしたという反応を示し、成瀬は複雑な心境になります。
一方、高岡と看護師・舞子にしつこく合コンに誘われた美月は、興味すら示しません。しかし、元カレ・大輔のインスタグラムで、大輔が結婚し、子どもを授かったという報告を見てしまった美月は奮起します。
その日の昼、合コン相手とランチを楽しんでいた高岡と舞子のもとに突然、念入りにおしゃれをした美月が現れました。市役所職員だという相手の男性陣は、キレイな美月に興味を示し、職業を聞いてきます。
慌てる高岡を気にも留めず、美月は正直に、自分と高岡は夜間勤務のナイト・ドクターだと打ち明けます。すると、相手の男たちからはあからさまに引かれてしまい、美月はいたたまれない心境になるのでした。
結局、3人の男たちは看護師の舞子だけに連絡先を教え、夜間勤務の医師である美月と高岡には何の連絡もありませんでした。高岡は、美月が職業を正直に明かしたせいでモテなかった、と残念そうにため息をつきます。
そんな中、激しい腹痛をうったえている娘と付き添いの父親が救急車でやってきました。対応した高岡が診察したところ、すぐにでも手術が必要な状態だと判断し、父親に伝えます。
すると父親は、若い高岡に不信感をあらわにし、「夜間の先生ではなく、昼間にちゃんとした先生に診察してもらいたい。」とハッキリと告げるのでした…。
『ナイト・ドクター』8話あらすじ(8月23日放送)
成瀬の後輩・里中が、脳外科で医師を募集していることを成瀬に知らせます。一緒に仕事がしたいと里中が成瀬を誘っているところを、美月は偶然見てしまいました。
かつて成瀬と同じ病院で働いていたとき、成瀬が何も告げずに突然、他の病院の脳外科に移ってしまったことを思い出した美月は、成瀬の本当の気持ちをたずねます。
成瀬は脳外科の高梨部長に自分の論文を高く評価され、脳外科のスペシャリストへの道を勧められたことを、美月に正直に打ち明けます。
しかし同時に、落ち込んでいた自分を夜間救急へと引き入れてくれた本郷への恩返しの気持ちも忘れてはいません。
さらに、もし自分が抜けた場合、残されたメンバーたちだけでナイト・ドクターが務まるのか…という不安もあります。
成瀬の心はかなり揺れていました。美月たちは、優秀な成瀬がいなくなったら、ナイト・ドクターはたちまち人材不足に陥り、ナイト・ドクター制度すら無くなってしまうかもしれない、と危機感を募らせます。
そんな中、激しい頭痛を訴えている60歳の男性が救急に運ばれてきました。CT検査の結果、患者はクモ膜下出血を起こしており、すぐにでも手術が必要な状態です。
脳外科の分野はとても専門性が高く、ほとんどの夜間救急医は執刀しないのが普通です。しかし脳外科の知識と経験をもつ成瀬は、すぐに患者の脳手術を始めます。
さっそく成瀬が患者の頭を開頭し、脳内の出血部位を確認してみました。すると、CT画像だけではわからなかった、解離性脳動脈瘤が見つかってしまいます。
このまま無理に手術を行うとかえって危険だと判断した成瀬は、やむを得ず患者の頭をいったん閉じ、翌日改めて脳外科に任せるという判断を下しました。
成瀬から説明を受けた患者の妻は、結局何もできないまま、ひと晩を過ごすことに大きな落胆の表情を浮かべます。
成瀬は自分の無力さを感じ、いたたまれない気持ちになるのでした…。
『ナイト・ドクター』9話あらすじ(8月30日放送)
やっと外出許可がおり、美月や深澤たちと久しぶりにデイキャンプを楽しんだ深澤の妹・心美でしたが、その夜、容態が急変してしまい、ナイト・ドクターのメンバーたちが大至急、対応します。
本郷や成瀬の的確な判断により、心美は緊急手術を受け、容態は安定しました。しかし、心美の体調が心配でたまらない深澤は、ナイト・ドクターをしばらく休職し、心美の看病に専念することに決めます。
親を亡くし、心美の世話をすべてひとりで頑張っている深澤を励まそうと、美月をはじめ、ナイト・ドクターのメンバーたちは、心美の病室にお見舞いに行きます。
すると、病室では心美と深澤が激しい口論の真っ最中でした。原因は、心美が自分にもしものことが起きた場合に、臓器提供のドナー登録をするといい出したことでした。
深澤は、心美がドナー登録することに激しく反対していました。心美が自分の死後のことを考えているということが、悲しくてやりきれないようです。
さらに深澤は、大切な心美の体を臓器提供のために傷つけることも、絶対に許せないと断言してしまいます。すると、その言葉を聞いた美月、そして桜庭が複雑な表情を浮かべます。
桜庭は、自分が学生のころに心臓の移植手術を受けていたことを、メンバーたちには話していませんでした。そして美月も、自分の母親が亡くなったときに臓器提供をしたということを、誰にも打ち明けていませんでした。
美月は、自分の母親が急に亡くなってしまったときに初めて、母親が臓器提供カードを持っていたことを知らされ、とても困惑し複雑な心境だったことを思い出していました。
桜庭は、他人の死によって自分が生かされているという思いが断ち切れず、自分が本当に臓器提供を受けてよかったのだろうか、というモヤモヤとした複雑な心情を抱いていました。
事情を知らない深澤は翌日、なんとか心美のドナー登録をやめさせるよう説得してもらえないか、と美月に頼みます。しかし美月は…。
『ナイト・ドクター』10話あらすじ(9月6日放送)
美月がホットラインに出ると、救急隊員・星崎が悲痛な声で、患者の受け入れを懇願してきました。胸部大動脈解離を起こした疑いのある男性の受け入れ先が見つからないまま、2時間近くも経過しているとのことです。
美月が返事をしようとしたそのとき、本郷が珍しく、美月に受け入れ拒否の指示を出したのです。ナイト・ドクターのメンバーは驚き、思わず顔を見合わせます。
美月は仕方なく星崎からの依頼を断ります。星崎たちが立ち往生している場所から病院までは遠すぎるため、搬送中に患者の命はなくなってしまう、という本郷の判断に従うしかなかったのです。
落ち込む間もなく次のホットラインが鳴り、マンションから転落した意識不明の重体患者だと告げられます。本郷は15分以内に搬送できるならば、と強く念押しした上で今度は受け入れを許可しました。
しかし、救急車は予定より3分遅れて到着したのです。本郷はものすごい剣幕で救急隊員たちに怒鳴りつけ、急いで患者の治療に取りかかります。
メンバーが総力をあげて処置をしますが、その女性患者は亡くなってしまいました…。患者を救えなかった虚しさや悔しさがこみあげ、美月と幸保は涙を流します。
その朝、本郷は桜庭理事長に呼び出されます。ナイト・ドクターが赤字続きであることを問題視した理事長は、ナイト・ドクター制度を見直すといい出し…。
『ナイト・ドクター』最終話あらすじ(9月13日放送)
「あさひ海浜病院のナイト・ドクターチームは、今月を持って解散する」突然、本郷から告げられたメンバーたちはとても驚き、口々に本郷に解散の理由をたずねます。
ようやく救命医としてのノウハウを身につけはじめたところであり、まだまだこれからなのに…という気持ちが強いメンバーたちは納得できません。しかし意外なことに、本郷は解散を心から喜んでいるようです。
メンバーたちには本郷の真意がわかりませんでした。しかし、その夜は3件もの事故が同時に起こり、美月、深澤、高岡の3人は心の整理もできないまま、それぞれの現場に急行します。
美月が向かった先は、鉄道の車両センターでした。線路の点検中に車両トラブルが起き、電車と線路の狭いすき間に挟まってしまった患者は、意識もはっきりとしません。
電車と線路に胸を強く圧迫されている患者は、外に運び出すこともできず、電車の撤去にも時間がかかりそうです。線路わきの地面に腹ばいになり、美月は挟まれた患者の治療をその場で開始します。
深澤が向かったのは、ゴミ処理センターでした。患者はプレス機に強く足をはさまれて身動きできず、多量の出血で意識もうすれています。
患者のひどい状態を見て、深澤は一瞬ひるみました。しかし、薄れる意識の中で患者がいった「生きたい…」という言葉にはげまされ、深澤は勇気を出して治療にのぞみます。
高岡は、オフィスビルでエスカレーターの点検中に転落し、重傷を負った作業員の救出に向かいます。患者の状態を素早く診断し、いますぐにでも処置が必要だと判断した高岡は、その現場で簡単なオペを始めます。
3人が出動し、救急センターに残ったメンバーは成瀬と桜庭だけです。本郷はさらに、出動した3人へのフォローをはじめ、センター内のすべての指揮を成瀬に任せ、センターを離れてしまうのでした。
センターにも新たな患者が運ばれて来て、成瀬が対応します。そして桜庭は、院内のトイレで倒れている患者を発見し、すぐにでも治療を要する状態であると判断します。
メンバーそれぞれが、誰かの助けを借りることなく、自らの判断で救命処置をしなければならない事態になってしまいました。
果たしてメンバーたちは、それぞれの患者の命を救えるのでしょうか…。
『ナイト・ドクター』主題歌
『ナイト・ドクター』では、これまでの「ドラマの主題歌」という概念をとりはらい、ドラマの世界観とマッチした楽曲を、5組のアーティストがそれぞれ手がける「オリジナルナンバー」が採用されています。
オリジナルナンバーを手がけることになった5組のアーティストは、琴音、eill、yama、Tani Yuuki、三浦風雅で、各話、流れる楽曲が変わります。
いつ、どのアーティストの楽曲が流れるのかは放送回を見てのお楽しみ! というワクワクする企画です。
琴音「君は生きていますか」
琴音は、数々のオーディション番組やコンテストでグランプリを獲得し、2019年、現役高校生でメジャーデビューを果たしました。
合唱曲としてよく聴かれる「翼をください」をダイナミックにアレンジした楽曲では、センスにあふれた迫力ある歌声が聴けます。
eill「hikari」
メジャーデビュー曲「ここで息をして」が人気アニメのエンディング曲に起用され、話題となったeill。
NEWS、m-flo、テヨン(少女時代)などへの楽曲提供や客演もしており、着実に実績を積んできた注目のシンガーソングライターです。
yama「Sleepless Night」
yamaは、2020年4月に配信した楽曲「春を告げる」が、TikTok上で数々の動画に使用されて爆発的にヒットしました。
1年もたたないうちにストリーミング再生累計1億回を突破しています。
Tani Yuuki「Over The Time」
Tani Yuukiが2020年5月、TikTokに投稿した楽曲「Myra」は、若い世代から大きく支持され、累計1億ストリーミング再生を突破しました。
三浦風雅「Start」
三浦風雅は、高校卒業時にYouTubeに上げたカバー動画がネットで大きな話題を集め、音楽活動を始めました。
2019年に行ったライブツアーでは、3都市で1,000人以上を動員し、その高い歌唱力とルックスが人気を呼んでいます。
ドラマ『ナイト・ドクター』まとめ
『ナイト・ドクター』は2021年6月21日、月曜夜9時からスタートしたフジテレビの新月9ドラマです!
月9ドラマ初主演となる波瑠をはじめ、田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵らの若手人気俳優たちが、夜間救急を守る医師たちに扮します。
若き医師たちのひたむきな姿、そしてひとりの若者として悩み、成長していく姿に感動させられます。
『ナイト・ドクター』を見逃してしまったり、もう一度見たいという場合には、全話配信されているFODプレミアムがおすすめです。
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