予測不可能な海中バトルアクション『アクアマン』。陸と海の両方で大暴れするアクマンのキャラクターやその能力、神話をモチーフにした映画の世界観をあらすじとネタバレを交えて徹底解説します。
- アクアマンのあらすじ【ネタバレ無し】
- アクアマンの関連作品は見ていなくても問題なし【ネタバレ無し】
- アクアマンのストーリー展開を解説【ネタバレあり】
- アクアマン誕生! 父は灯台守、母は海底の女王【ネタバレあり】
- アクアマンの秘められた超人的なパワーとは?【ネタバレあり】
- アクアマンで描かれる神秘的な海底の世界【ネタバレあり】
- アクアマン王への道 三叉槍<トライデント>【ネタバレあり】
- アクアマンVSオーム王 予測不能の一騎打ち【ネタバレあり】
- アクアマンを狙う敵ブラック・マンタ登場【ネタバレあり】
- アクアマンと母親アトランナの再会、王の試練へ【ネタバレあり】
- 神話の力を手に入れたアクアマンの最後の戦い【ネタバレあり】
- 映画『アクアマン』は爽快感を与えてくれるパワフルな作品
半分は人間、半分は海底人の豪快すぎるヒーロ-誕生。
関連作品「ジャスティス・リーグ」に参戦したアクアマン。そこでは語られなかった秘密が今作でついに描かれます。
アクアマンを演じるのは大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演していたジェイソン・モモア。
監督は「ワイルド・スピード SKY MISSION」で車が空を飛ぶ!常識破りの映像表現で話題になったジェームズ・ワン監督が努めています。
・ほかの関連作品を見ていなくても大丈夫?
・アクアマンとは?
・アクアマンの能力って?
そんな疑問をストーリ-のあらすじを踏まえて詳しくネタバレ解説します。
※ネタバレを見たくないかたは【ネタバレ無し】の記事だけチェックしてください!
アクアマンのあらすじ【ネタバレ無し】
灯台守として働く人間の父親と海底帝国アトランティスの女王である母親の子どもであるアーサー。
彼はその体に秘めたアトランティスの超人的な力で人々を助け、アクアマンと呼ばれています。
ある日、アトランティス王であり、アクアマンの異父弟のオームは人類が行ったたび重なる海へ汚染に耐えかね人類への総攻撃を画策。
一方でアトランティスの同盟国ゼベルの姫メラは海底帝国の総攻撃を良くは思っておらず、アクアマンに助けを求めます。
女王の子どもであり、王家の血筋を引くアクアマンがアトランティスの新たな王になれば地上と海底の全面戦争を止めることができる。
そう考えるメラはアクアマンを説得するが「王の器ではない」と断られてしまいます。
しかし、直後にオーム王が行った最初の攻撃に父親と一緒に巻き込まれてしまい、荒廃した街を見たアクアマンはその考えを改めます。
メラと海底へ戻ったアクアマンはかつての師であるバルコと再会、助言をもらいます。
アトランティスの王になるためには、アトランティスの初代王アトランが使用した伝説の三叉槍<トライデント>を見つけて王位を示す必要がある。
戦争を止めるため一緒に三叉槍<トライデント>を探す旅に出たアクアマンとメラ。
地上への進行を邪魔されまいとするオーム王。かつてアクアマンによって父親を殺されたと逆恨みをし、執拗にアクアマンをつけ狙う海賊ブラック・マンタ。
アクアマンたちの前には次々と新たな敵が現れ、三叉槍<トライデント>探しの旅は難航します。
伝説の三叉槍<トライデント>を見つけ出し、アクアマンはオーム王を野望を阻止して新たなアトランティスの王となれるのか。
アクアマンの関連作品は見ていなくても問題なし【ネタバレ無し】
映画『アクアマン』はDCコミックスが発売しているアメリカン・コミックス(通称アメコミ)に登場するキャラクター、アクアマンを原作としている映画です。
原作コミックスのアクアマンは1941年に発売された雑誌「モアファン・コミックス」に初登場しました。
それからアクアマンは海のヒーローとして、いくつもの作品に登場。
今年で誕生から78周年を迎えるDCコミックスのなかでも歴史のあるキャラクター。
DCコミックスが原作となる映画は過去いくつも映画化されています。
映画『アクアマン』はDCコミックスのヒーローたちが作品の枠を超え、同一の世界観で物語が進行する「DCエクステンデッド・ユニバース」の1作品でもあります。
ほかの作品としては
・スーパーパワーを持つ異星人スーパーマンの活躍を描いた「マン・オブ・スティール」
・犯罪者を狙うダークヒーローバットマンとスーパーマンが衝突する「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」
・アマゾン族の女王ダイアナが1人の戦士になるまでを描いた「ワンダーウーマン」
・世界の破滅を目論む魔人ステッペンウルフとスーパーヒーローたちの戦いを描いた「ジャスティス・リーグ」
実はアクアマンは「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でその存在が示唆され、「ジャスティス・リーグ」で本格的に登場しています。
そのため事前にこの2作品を見ているとアクアマンの人物像や彼が活躍する世界のことをより深く知ることができます。
もちろん映画『アクアマン』から見ても十分楽しめる作りになっていますで、ほかの作品を見ていないかたでも安心です。
アクアマンのストーリー展開を解説【ネタバレあり】
映画『アクアマン』では陸と海を舞台にアクアマンの生い立ちから、アトランティスの王になるまでが描かれます。
ストーリーは、大きく分けて8つの場面で構成。
・アクアマンの誕生
・アクアマンと海賊たちとの戦い
・アクアマン海底の世界へ
・アクアマンの世界観と目的について
・アクアマンとオーム王の戦い
・三叉槍<トライデント>を探す旅へ
・母親との再会、王への試練
・オーム王との最終決戦
それぞれのストーリーパートで難しい設定や伏線などは無く、話が展開していきますので迫力ある戦いやアクションを中心に楽しむことができます。
アクアマン誕生! 父は灯台守、母は海底の女王【ネタバレあり】
ある日灯台守として働いるトムは傷つき、海辺で倒れていた女性アトランナを助けます。
最初はトムを警戒していたアトランナでしたが、トムのやさしさにアトランナは心を開き、自身のことを話しはじめます。
アトランナは伝説の海底王国アトランティスの王女で政略結婚から逃げてきたのでした。
トムはアトランナの話を聞き入れ、2人は灯台で暮らしはじめます。やがて2人は互いに惹かれ合う関係となり、子どもが生まれる。
トムは中世の英雄アーサー王にちなんで、子どもの名前を「アーサー・カリー」と名づけました。
幸せに暮らしていた3人でしたが、ある日アトランティスの兵士たちが女王であるアトランナを連れ戻すために灯台へとやってきます。
アトランナはなんとか兵士を倒すことに成功。
しかし、次は軍隊が襲いに来ると感じ、まだ幼い子どもであったアーサーを守るために1人灯台を離れアトランティスへ戻る決心をします。
「平和が訪れたら戻る。日の出のころに」そう言い残してアトランナは2人の元を去っていくのでした。
その後、人間の世界で普通の子どもとして生活していたアーサー。彼には海の生物たちの声が聞こえるという不思議な力が宿っていました。
アクアマンの秘められた超人的なパワーとは?【ネタバレあり】
ときは流れ、海のヒーローとして自由気ままに人助けをしているアクアマンは潜水艦を襲う海賊を撃退します。
海底帝国アトランティスの血を引く彼の肉体には
・潜水艦を持ち上げる怪力
・銃弾やナイフを通さない強靭な肉体
・水中を高速で泳ぐ
・海の生物を操る
といった超人的なパワーが宿っており、海賊たちは次々とアクアマンに倒されていきます。
最後に海賊たちの首領ジェシーとその息子デイビットだけが残り、降伏をすすめるアクアマン。
しかし、ジェシーはその申し出を断ります。
攻撃を再開するジェシーでしたが、アクアマンへの攻撃は逸れて潜水艦が爆発。
爆発の衝撃でジェシーの足には魚雷が落ちて身動きがとれなくなります。
息子のデイビットは父親ジェシーを助けようとしますが、魚雷を持ち上げることができません。
ジェシーはアクアマンに対して助けを求めますが、アクアマンはそれを断りその場を去ります。
浸水する潜水艦でジェシーはアクアマンへの復讐をデイビットに託し、デイビットを逃がすのでした。
父親を失ったデイビットは彼の祖父が使用していたナイフを持ち、海賊としての名前「ブラック・マンタ」を名乗りアクアマンへの復讐を誓います。
アクアマンで描かれる神秘的な海底の世界【ネタバレあり】
いっぽう、海底ではアトランティスの王であり、アクアマンの異父弟でもあるオーム王が、人類の度重なる海への汚染に耐えかねて地上への攻撃を画策していました。
地上に戻り、バーで父親と酒を飲んでいたアクアマン。
そこへアトランティスの同盟国であるゼベルの姫メラが現れてオーム王の攻撃を止めるため協力を求められます。
はじめはその協力を断るアクアマンでしたが、オーム王が手はじめに人類への警告として起こした津波に父親と一緒に巻き込まれてしまいます。
激しい津波のなかで父親とはぐれてしまうアクアマンでしたが、メラの助けもあり無事に津波を乗りきります。
津波が去った後、破壊されてしまった町を見たアクアマンはメラに協力することを決め、一緒に海底へと向かうのでした。
今回映画のなかで舞台となる海。
通常は光の届かない暗闇に包まれた深海の世界ですが、映画『アクアマン』では海藻や海の生物たちが生み出すさまざまな色と光によって神秘的に表現しています。
そして、アクアマンの故郷であるアトランティスの世界観も映画の重要なポイントの1つです。
かつて地上に存在し、科学技術の暴走から海底に沈んだ伝説の都市アトランティス。
水没後、7つの国に分断されてそれぞれの国を王たちが収めています。
物語のなかでは文化や容姿など国ごとに独自の特色を持つ種族が登場。
かつてないほどの世界を表現しています。
アクアマン王への道 三叉槍<トライデント>【ネタバレあり】
メラと一緒に再び海底へと戻ったアクアマン。
そこで彼に幼少のころから戦いかたや海底人としての能力の使いかたを教えた師であるバルコと再会します。
バルコは代々アトランティスの王に使える家臣ですが、現在の王であるオームよりアクアマンのほうが王に相応しいと 考え、アクアマンたちに協力します。
女王の子どもであるアクアマンですが、半分は人間であるため普通の手段では王として民に認められません。
そこでバルコはアトランティスの初代王アトランが使用した伝説の三叉槍<トライデント>を見つけて王位を示す方法を教えます。
「三叉槍<トライデント>は神話で現実ではない」と冗談交じりに話を返すアクアマン。
ところが、三叉槍<トライデント>のありかを示した地図をバルコから渡され、まずは王となるため三叉槍<トライデント>を探すことになります。
地図を渡そうとしたそのとき、オーム王の手下がアクアマンを襲い、不意をつかれたアクアマンは捕まってしまいます。
アクアマンVSオーム王 予測不能の一騎打ち【ネタバレあり】
アトランティスへと連行されたアクアマンはそこでオーム王と会います。
アクアマンの母親アトランナはアクアマンが生まれた後、アトランティスへと戻り政略結婚に応じてオーム王を生んでいたのでした。
しかし、アトランナはオーム王を生んだ後に人間の男との間に子どもをもうけたことを理由に海の怪物トレンチの餌として処刑されてしました。
母親のことを思い、感情がぶつかる2人。
2人の勝負の行方はアトランティスのコロシアムで対決をして決めることになります。
アトランティスの甲冑に見を包み、母親から受け継いだ三叉槍を構えるアクアマンと父親から受けついだ三叉槍を構えるオーム王。
戦いがはじまり、一進一退の攻防が繰り広げられますが、アトランティスの王として英才教育を受けてきたオーム王の攻撃にアクアマンは徐々に押されていきます。
そしてオーム王の渾身の一撃が続き、ついにはアクアマンが持つ三叉槍が折られてしまいます。
母親の形見であった三叉槍が折られ、呆然とするアクアマン。しかし危機を救ったのはメラでした。
メラは自身の能力である水を操る力を使って、オーム王を遠ざけてアクアマンと一緒に逃げます。
追手の激しい攻撃が続きますが、2人はなんとか逃げ切りアトラン王の三叉槍<トライデント>を探す旅に出発するのでした。
アクアマンを狙う敵ブラック・マンタ登場【ネタバレあり】
アトラン王の三叉槍<トライデント>のありかを探す2人はイタリア・シチリア島に手がかりがあることを突き止めます。
シチリア島へと上陸した2人は手がかりを探しながら、地上の世界を満喫します。
海の世界で育ってきたメラは地上でのさまざまな体験に驚きを隠せません。
探索を続けてようやく三叉槍<トライデント>のある場所の手がかりを見つけた2人。
そのとき突然何者かに攻撃されます。
攻撃をしてきたのはアクアマンが以前潜水艦で出会った海賊のデイビット/ブラック・マンタでした。
デイビットはアクアマンを倒すため同じ敵であるオーム王から海底の最新技術で作られた戦闘スーツを譲り受け、アクアマンにふたたび戦いを挑みます。
さらにオーム王の精鋭部隊も現れ、2人は激しい戦いに巻き込まれます。
ブラック・マンタの強力な攻撃にアクアマンもダメージを負いますが、2人はなんとか倒すことに成功します。
アクアマンと母親アトランナの再会、王の試練へ【ネタバレあり】
イタリア・シチリア島で三叉槍<トライデント>のある場所を突き止めた2人は目的地である海底の奥深くを目指す。
しかし、そこは獰猛な半魚人トレンチが縄張りとしている場所、でアクアマンは激しい攻撃に晒されます。
圧倒的な数に徐々に追い詰められていくアクアマンたち。
なんとか深海でに潜むトレンチが光に弱いという弱点を見抜き、発煙筒の光で切り抜けます。
しかし、逃げる途中でアクアマンはメラとはぐれてしまいます。
なんとか三叉槍<トライデント>のある場所へたどり着いたアクアマン。
途中ではぐれたメラを探しますが、メラはアクアマンの母親アトランナによって助けられていました。
トレンチによって処刑されたと思われていたアトランナですが、なんとか逃げ延びて生きていたのです。
アクアマンは母親との再会を喜びますが、この場所から出るには三叉槍<トライデント>が必要だと聞かされます。三叉槍<トライデント>は怪物が守っており、アトランティスの王に相応しい者でなければ持ち帰ることができません。
巨大な怪物と対峙するアクアマン。圧倒的な巨体から繰り出される攻撃に苦戦します。攻撃を受けるなか、アクアマンは怪物との対話を試みます。
今まで誰も聞けなかった怪物の声を聞くことができ、ついに三叉槍<トライデント>を手に入れることに成功します。
神話の力を手に入れたアクアマンの最後の戦い【ネタバレあり】
海底ではオーム王が地上への攻撃準備として、ほかの海底帝国への攻撃を行っていました。
両軍が互いに激しい攻撃を続ける中、三叉槍<トライデント>を手にしたアクアマンが現れます。
アトラン王の三叉槍<トライデント>には海を統べる力が宿り、海の生物すべてを操ることができます。
その力を使い、かつて襲われた半魚人トレンチの大群を率いてこの戦いを止めるためオーム王に再び挑みます。
三叉槍<トライデント>を手にしたアクマンの力により、オーム王の軍隊は壊滅。
2人は最後の勝負を行います。
三叉槍<トライデント>を手に入れる旅を通して成長したアクアマン。
以前戦ったときとは比べものにならない力でオーム王を圧倒し、オーム王の持つ三叉槍を砕きます。
オーム王はアクアマンにとどめを刺すよう言いますが、アクアマンは矛を収めます。
その戦いを見ていたアトランティスの民たちはアクアマンを新しい王として認めるのでした。
映画『アクアマン』は爽快感を与えてくれるパワフルな作品
映画『アクアマン』は、はみ出し者の主人公アーサーがアトランティスの王になるまでを描いた作品です。
ヒーローが1人前になるまでを描いた作品はほかにいくつも存在しますが、その多くは悩みや葛藤を乗り超えて成長します。
アクアマンの魅力はそのような悩みや葛藤を表には出さず、その”豪快な見た目”のまま突き進んで行く力です。
画面上で自由に暴れまわるアクアマンは観ている私たちに「悩みや問題なんてぶっ飛ばせ」という気持ちと爽快感を与えてくれること間違いなしです。
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