『ジュラシック・パークⅢ』から14年ぶりに公開された『ジュラシック・ワールド』。そして、さらにその3年後の2018年には続編である『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開されました。これら『ジュラシック・ワールド』シリーズには、前3部作同様、迫力あるリアルな恐竜たちが数多く登場し、ストーリーを盛り上げています。本記事では、そんな恐竜たちの特徴をご紹介します!
1993年に第1作目が公開されるやいなや、日本でも一大恐竜ブームを巻き起こした『ジュラシック・パークシリーズ』。
現代に蘇った恐竜たちの姿をリアルに描き、その夢のような世界を舞台として、ところ狭しと暴れまわる恐竜たちを相手に何度も窮地に追い詰められる主人公たちを、ハラハラドキドキしながら見守った方も多いはず!
『ジュラシック・ワールド』は、実に14年の時を経て、前作同様、制作総指揮にスティーブン・スピルバーグを迎えて2015年に公開されました。
そして、『ジュラシック・ワールド』を皮切りに、2018年には『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が、2021年には『ジュラシック・ワールド』シリーズの3作目が公開される予定となっています。
前3部作で登場した恐竜に加えて、新たな恐竜も続々と登場している『ジュラシック・ワールド』シリーズ。
実在した恐竜はもちろん、なんと本シリーズには、遺伝子組み換えによって誕生した恐竜も登場するんです!
それでは、現在公開済みの『ジュラシック・ワールド』と『ジュラシック・ワールド/炎の王国』に登場する恐竜たちを一挙にご紹介していきます!
すでに映画を観たことがある方も、まだ観たことがない方も、お気に入りの恐竜を見つけてみてください!
『ジュラシック・ワールド』憧れの恐竜が目の前に!
ジュラシック・パークの夢が断たれてから22年の月日が流れました。
そして、ついに新たなテーマパークとして「ジュラシック・ワールド」が実現。
恐竜と会うことができる夢の観光施設として、その人気を博していました。
『ジュラシック・ワールド』では、新たな恐竜も続々登場します。
今作の目玉はなんといっても恐竜のハイブリット、「インドミナレックス」の存在です。
ついに、人間は凶悪なオリジナル恐竜をも作り出してしまいます。
それが原因で、今回もテーマパークは大混乱!
さて、ここから新たに登場した恐竜たちを紹介していきます。
『ジュラシック・ワールド』の恐竜①モササウルス
体長:16.7m
体重:28t
食性:肉食
『ジュラシック・ワールド』から登場する、海に生息する恐竜・モササウルス。
作中では、イルカショーならぬモササウルスの餌やりショーイベントが行われました。
その餌もホホジロザメ。まさかのジョーズがここで登場するという、粋な演出も見どころのひとつです。
飛んでいるプテラノドンを捕食するシーンもありますが、実際にモササウルス類の胃の化石から、プテラノドンの骨の化石も見つかっています。
ラストには、インドミナレックスを食べちゃう働きもします。
おいしいところをかっさらっていくタイプの恐竜です!
『ジュラシック・ワールド』の恐竜②アンキロサウルス
体長:1.7~10.6m
体重:6.5t
食性:草食
まるで戦車のように硬い装甲を身にまとった、防御力の高そうなアンキロサウルス。
今作ではその動きに注目してみてください。ひとことで言えば「リアル」。
インドミナスレックスとの戦闘シーンでは、棍棒のような尻尾を振り回すところなど、いきいきと描写されています。
あんなに物騒な尻尾で攻撃されたら、骨なんて粉々でしょうね。
『ジュラシック・ワールド』の恐竜③アパトサウルス
体長:22.8~27.4m
体重:20~36t
食性:草食
パークでのシンボル級の大きさを誇る、アパトサウルス。
このアパトサウルスも、いかに恐竜が大きかったかを体現するワクワクの存在です。
現代の陸上生物でこれほど巨大なものはいませんので、パークの目玉のひとつです。
しかし、そんなアパトサウルスもインドミナスレックスに狩られてしまいます。
傷ついたアパトサウルスを静かに看取るシーンを観ると、「インドミナスレックスを絶対に許さない!」といった心情になってしまうはず!?
『ジュラシック・ワールド』の恐竜④ディモルフォドン
体長:2.4m
体重:1.8kg
食性:肉食
翼を生やしたトカゲのような外見が印象的なディモルフォドン。
パーク内をプテラノドンと一緒に飛び回り、観光客に襲い掛かります。
ディモルフォドンが急に飛んできたら、悪魔が降りてきたのかと勘違いしてしまうほどの凶暴な姿をしていますね。
実際には、魚を主食にしていたようです。
『ジュラシック・ワールド』の恐竜⑤インドミナスレックス
体長:15m
体重:不明
食性:肉食
『ジュラシック・ワールド』の悪役としてパーク内を暴れまわるのが、インドミナスレックス。
目つきからして、いかにも悪そうな外見をしています。
ティラノサウルスのDNAをベースに、他の恐竜のDNAを組み合わせて誕生したハイブリット型です。
ここで組み込まれている、恐竜以外のDNAがこれまたやっかいです。
コウイカの遺伝子でカメレオンのごとく周りに溶け込み、アマガエルの遺伝子で体温を調整し、熱感知する赤外線センサーをかわすことができます。
性格は残忍で、凶暴な上に高い知性を兼ね備えています。
作中では、自分の体についていた発信機を、器用にその部分だけ削りとっていました。
今まで外界との接点が無く、初めての環境で自分のポジションを確認するため、手当たりしだい出会った恐竜を狩り続けます。
こんな怪物に挑むのが、前作の敵役であるティラノサウルスとラプトルです。
最終兵器的扱いを受けていたティラノサウルスも奮闘しますが、やはりハイブリット恐竜には苦戦を強いられてしまいます。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』2度目の恐竜絶滅の危機!
『ジュラシック・ワールド』の世界から3年後が舞台となった『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、物語が2つの展開に分かれています。
ひとつは、噴火活動が始まったイスラ・ヌブラル島を舞台に、ブルーを救うため、オーウェンとクリスたちが島に訪れるストーリー。
もうひとつは、ロックウッド邸でインドラプトルと激闘するというストーリです。
イスラ・ヌブラル島では、迫り来る自然の驚異と、行く手を阻む肉食恐竜からの逃走劇が堪能できます。
ところ変わって、室内のハラハラシーンも今作には盛り込まれています。
その目玉が、今回登場するハイブリット恐竜「インドラプトル」です。
そして、他にも新しい恐竜たちが登場します!
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜①カルノタウルス
体長:8m
体重:900kg~3.6t
食性:肉食
名前の意味は「肉食の牛」。確かに、牛のような角が印象的な恐竜です。
オーウェンたちを襲いますが、ティラノサウルスにあっさり倒されます。
ティラノサウルスとカルノタウルスが並ぶと、体格差が歴然としており、カルノタウルスがまるで子供のようです。
そんなカルノタウルスを踏みつけながら、雄叫びをあげるティラノサウルス。
まさに、ティラノサウルスの魅力を際立たせるための、噛ませ犬的ポジションなのが今作のカルノタウルスです。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜②バリオニクス
体長:7.6m
体重:2t
食性:肉食
ワニのような口が特徴的なバリオニクスは、主に魚を主食としていました。
クレアとフランクリンが島の地下研究室にて遭遇した恐竜になります。
遭遇したとき、溶岩も研究室に流れ込んでいたためダブルピンチな緊迫の場面。
喰われるか焼かれるかの、ハラハラドキドキ展開が味わえます。
普通のワニが襲ってきても怖いのに、そのワニに長い手足を生やして襲ってくるのですから、たまったものではありません。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜③シノケラトプス
体長:7m
体重:0.9~3.6t
食性:草食
トリケラトプスの仲間で、大きな頭の盾が特徴的なシノケラトプス。
シリーズの中で角竜は病気を患っていりして、どちらかというとあまり目立たない存在でした。
しかし、今回の角竜・シノケラトプスは一味違います。
オーウェンたちを助けるために、カルノタウルスに頭突きをお見舞いするのです。
その勇敢なぶつかり合いは、一見の価値あり!
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜④スティギモロク
体長:3m
体重:150kg
食性:草食
パキケファロサウルスに似た、石頭が特徴的なスティギモロク。
ロックウッド邸で囚われていました。
スティギロモクの檻の隣にオーウェンとクリスが囚われており、脱出するため手段として一役買いました。
パキケファロサウルスよりも小柄なのに、壁をぶち抜く頭突きの威力には、
度肝を抜かれます。
一説では、パキケファロサウルスの成長過程の姿が、スティギロモクではないかと考えられています。
かわいらしい印象を受けますが、名前の意味は「ステュグス川の悪魔」。ステュグス川とは、日本で言う三途の川のような存在であるとのこと。
外見に反する恐ろしい名前に驚きです。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜⑤エドモントサウルス
体長:11.8~13.1m
体重:4t
食性:草食
これといって特徴がないのが特徴のエドモントサウルス。頭の角が特徴的なパラサウロロフスの仲間にあたります。
鳥脚類は、だいたいエドモントサウルスのような外見が多く、パラサウロロフスが特殊なケースになります。
北アメリカに多く繁殖しており、温厚な恐竜であったため捕食の対象としては、格好のターゲットでした。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜⑥アロサウルス
体長:8.5m
体重:1.7t
食性:肉食
ティラノサウルスと並んで、人気のある肉食恐竜がアロサウルス。
作中での出番はそれほどありませんが、クリスの乗ったジャイロスフィアと並んで走っているシーンは迫力があります。
ティラノサウルスほどの噛む力や体格の大きさはありませんでしたが、ジュラ紀での食物連鎖の頂点に位置していました。
ステゴサウルスを襲っていた化石も見つかっています。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の恐竜⑦インドラプトル
体長:7.3m
体重:1t
食性:肉食
本作の目玉でもある悪役恐竜のインドラプトル。
前作の悪役であるインドミナスレックスのDNAを基に生み出された、ハイブリットです。
まだ教育が出来ておらず、生みの親であるウー博士も、その危険性を警告していました。
言う事を聞かない、殺戮生物兵器ほど恐ろしいものはありません。
ときおり見せる不敵な笑みはヒールそのものです。
また、人間を欺く演技をしたりするほどの高い知性があります。
おまけに鍵の掛かった窓を、爪で開けるといった器用さも発揮しています。
インドラプトルの見所シーンは、ベッドに隠れたロックウッドの孫娘メイジーを探して、静かに迫っていく場面です。
『ジュラシック』シリーズ特有の絶体絶命の緊迫感が凝縮されています。
『ジュラシック・ワールド』シリーズ恐竜まとめ
本作において、もっとも重要な役割を担っている恐竜たちについて紹介してきました。
意図しているかは別として、登場人物たちを助けたり、逆に追い詰めたりと、ストーリーがハラハラドキドキするように一役買ってくれています。
そして、本作では遺伝子組み換えによってオリジナルで作られた恐竜も登場しますが、その最強&最恐っぷりは必見!
また、実在していた恐竜も、『ジュラシック』シリーズならではの特徴などが加えられているので、そのあたりを見比べてみるのも、本作ならではの楽しみ方です。
ぜひ、登場する恐竜たちの特徴を踏まえてから、『ジュラシック』シリーズをご覧ください!
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