『ハンターハンター』ゾルディック家の情報を大公開！　暗殺者の親族や優秀な執事まで徹底解説！

『ハンターハンター』ゾルディック家とは？ 天才キルアを生んだ伝説の暗殺一家！

ゾルディック家とは、本作で登場する悪名高い暗殺一家のことです。潜伏は一切せず、パドキア共和国のデントラ地区に邸宅があり、地元ではバスガイドが案内するくらい有名な観光地となっています。

山への入り口までは観光バスが出ているものの、そこからは先は立入禁止。また、屋敷は厳重なセキュリティーが施されていて、ゾルディック家の専属の番犬、守衛、執事たちが侵入者を許しません。

さらに、屋敷正面の入り口には「試しの門」があり、その門を開くにはとてつもなく強大な力が必要になるため、簡単に侵入することができない仕組みになっています。

『ハンターハンター』謎が多いゾルディック家の家族構成や家庭内のルールについて解説！

ククルーマウンテンのふもとから高い塀で樹海と山とを取り囲み、その広大な土地全体をゾルディック家の敷地としています。ゾルディック家は曾祖父・祖父母・当主夫妻の下に5人兄弟の合わせて10人家族であり、家族構成は以下の通りです。

曾祖父：マハ
祖父：ゼノ
祖母：不明
当主・父/シルバ
母：キキョウ
長男：イルミ
次男：ミルキ
三男：キルア
第四子(性別不明)：アルカ
末っ子(性別不明)：カルト

地元では有名なゾルディック家ですが、その素顔を見た人はあまりいません。顔写真だけでも1億ジェニーの値がつくほどの実力を持ち、伝説の暗殺一家と称されました。

主にマフィアや幻影旅団から仕事を依頼されることが多く、ハンター協会活動の暗部を請け負うこともあります。

また、暗殺一家であるゾルディック家では通称「家族内指令(インナーミッション)」が存在し、家族の方針や考え方がちがった場合に発動されるシステムです。家族会議などで統合はせず、自分の考え方を通すための真剣勝負がはじまります。ただし「家族は殺さない」が前提条件です。

この「家族内指令(インナーミッション)」は、家族間にしてはやや独特のルールですが、全員が暗殺者であるゾルディック家ならではの最低限の決まりごとだといえます。

『ハンターハンター』ゾルディック家から受け継がれてきた秘伝の暗殺術を公開！

ゾルディック家では、暗殺者としての訓練で代々受け継がれてきた特別な技が存在します。キルアも幼いころから暗殺者としての英才教育を受けて育ったひとりなので、作中でもたびたび披露していましたね。

そこで、キルアがこれまで本作で披露してきたゾルディック家秘伝の暗殺術をご紹介します。

肉体操作

肉体を自在に変形させて暗殺する技術です。キルアはこの技を、ハンター試験で実践しています。爪を刃物のように鋭く変形させ、相手が気づくよりも早く心臓だけを抜き取って殺傷するというもの。

ゾルディック家ではこの暗殺術を「(心臓を)盗む」と表現しています。

関節外し

拘束されたときに、体の関節を瞬時に外して脱出する技術です。この技は念能力での拘束でも有効。実際にキルアも、幻影旅団のメンバーであるマチに「念糸」で捕まった際にこの技を駆使して脱出していました。

キルアは両腕の関節を外して拘束からすり抜けた後、一瞬ではめ直してパクノダに攻撃する余裕すら見せました。

蛇活(だかつ)

蛇活(だかつ)とは、関節外しを応用した高等テクニックのこと。蛇活の文字通り、関節を外した両腕を蛇のようにしならせ、相手に絡みついて四肢などを破壊する攻撃技です。

キルアの天才的な手さばきにより、オーラで補強された攻撃力と合わさってキメラアント相手でも簡単にダメージを与えられます。

暗歩(あんぽ)

暗殺者として大事な技となる暗歩(あんぽ)。「音を殺して歩く」無音歩行術のこと。キルアが暗殺者として生きることをやめた後も、この暗歩がクセになるほど定着した技です。

肢曲(しきょく)

肢曲(しきょく)とは、暗歩を応用した高等テクニックのこと。歩くスピードに緩急をつけ、まるで分身しているかのような残像を敵に見せることができます。直接相手を殺せるような派手なスキルではありませんが、相手を惑わし隙を生み出せる分にはかなり有効です。

暗歩で歩くことがクセになっているキルアにとって、肢曲はほぼ完璧なレベルで使いこなせています。キルアはハンター試験での移動中、ネテロとのボール遊びの際に披露していました。

『ハンターハンター』ゾルディック家にはモデルがいた!? アメリカで起こった連続殺人事件について考察

ここからは、ゾルディック家のモデルについて考察してきいます。ゾルディック家のモデルにした対象について、原作者・冨樫義博先生のコメントや明言はありませんが、あくまでひとつの仮説として楽しんでみてください。

『ハンターハンター』アメリカ・カリフォルニアで起こった「ゾディアック事件」とは？

ゾルディック家のモデルとして可能性がある対象は「ゾディアック事件」だと推察します。

「ゾディアック事件」とは、1960年代後半にアメリカのサンフランシスコで起こった連続殺人事件のこと。「私はゾディアックだ」と名乗る犯人から犯行声明文が送られ、2019年現在になっても未解決事件として迷宮入りしています。

英語で横道帯を意味する「ゾディアック」。犯人がマスコミや警察への挑発で何度も「ゾディアック」を多用したことから、世間でも広まるようになりました。このように、メディアで大きく発表できるよう犯人自身がプロデュースしている点から「劇場型犯罪」と位置づけられています。

その後この事件が話題を呼び、数々の出版社から小説家され、2007年には映画化もされました。この「ゾディアック」と「ゾルディック」をくらべてみると、かなり言葉のひびきが似ていますね。

「全米が震撼した猟奇殺人事件」と「世界最強の暗殺一家」のため、直接的な関連はないものの、潜伏せず殺人者として堂々と生きるスタンスは共通しています。

『ハンターハンター』ゾルディック次期当主は誰のものに!? 兄弟から後継者を考察

ゾルディック家にいる5人兄弟のなかから、シルバが次期当主に選ぶ人物はいったい誰なのかを予想してみます。こちらも考察としてまとめていくので、気になる人は参考にしてみてください。

『ハンターハンター』ゾルディック家の未来はキルアにかかっている！

当主である父・シルバと母・キキョウの間にいる5人兄弟のうち、アルカは暗殺者として育っていない(シルバに人間だと認識されていない)ため、実質後継者になる候補は4人です。

この4人の候補者のうち、自然と長男のイルミにスポットが当たりそうです。しかし、家族間のセリフや雰囲気を観察してみると、ミルキ以外の家族全員が三男のキルアを推薦していることが明らかになりました。

「ゾルディック家編」では、祖父のゼノと次男のミルキとの会話のなかでキルアが評価されています。「才能だけなら、長いゾルディック家の歴史のなかでもピカイチじゃない？　それはママも認めてるし、オレもそう思う」

ミルキの発言に対して、ゼノもこの評価を聞いて肯定しています。一方で、ゼノやシルバとともに暗殺業をまっとうし、5人兄弟のなかでもかなり貢献者であるイルミは、キルアに対して嫉妬の気持ちもなく、むしろ溺愛している状態です。

そのため自分ではなく、キルアをゾルディック家の後継者にするためなら手段を選びません。作中でも実際に、家出をしてハンター試験を受験するキルアの後を追って潜入し、連れ戻そうとしていました。

当主・シルバの決断は？ ゾルディック家の両親が出した答え

母のキキョウも、キルアに対してこのような発言をしていました。「キルが立派な後継者になれるかどうか今が一番大切な次期なのよ」

この発言は、当主であるシルバに向かってキキョウが切実に訴えています。とくにキキョウは、5人の子どもたちのなかでキルアを一番に愛しているのです。ゾルディック家の貴重な家族写真でも、キキョウがキルアだけを抱いて写っているためかなり溺愛している状態がうかがえます。

また、シルバはキルアのことを後継者として認めつつも、それ以上にひとりの息子として深く愛していたため「好きに生きろ」と自由を与えています。

しかし、キルアが家を出て行った後、シルバはキキョウに「いつか必ず戻ってくる。あいつはオレの子だからな」と確信めいた発言をしていました。つまり、シルバはキルアを後継者にすることをまだあきらめていません。

父親似はキルア？ キキョウ似の長男とシルバ似の三男の運命

家族や執事たちからも、後継者として期待が高まっているキルア。しかし、ゼノやシルバとともに家業をまっとうしている長男・イルミの活躍を見ると家を継ぐのはキルアじゃなくてもいい気がします。

それでは、どうして長男・イルミではなく、暗殺者として生きることを放棄したキルアがいいのでしょうか？　それは、キルアが当主・シルバの血を色濃く受け継いでいるからだと考えます。

キルアの高祖父にあたるマハの頭髪は確認できないものの、祖父であるゼノや、シルバ、キルアともに銀髪という共通点があります。それに対し、長男であるイルミをはじめ、ミルキ、アルカ、カルトはみんな黒髪です。

また、執事であるツボネのセリフから確認できたことがひとつあります。「どーも母親似のイルミ様とミルキ様は好きになれないよ」このセリフから、長男イルミやミルキはキキョウ似ということが判明しています。

そして、仕事の以外での無駄な暗殺は絶対にしないゼノやシルバに対し、イルミは目的のためなら無関係の人間を平気で殺してしまうという正反対のタイプも気になりますね。

この暗殺者としての方針のちがいも、後継者としての審査に影響を及ぼしている可能性があります。

さらに、末っ子カルトに関しては、たびたびキキョウとふたりで登場するなどツーショットが多いため親子仲は良好です。そして、カルト自身も母親同様キルアを熱狂的に愛している点では似ています。

第四子のアルカに関しては、シルバが自分の子どもとして認めていないことから除外対象です。

以上の点を踏まえ、5人兄弟のなかで最もゾルディック家の血を受け継いだのはキルアであり、長男・イルミとシルバの方針のちがいにより、あえてキルアを候補に選んでいる可能性があると推察します。

『ハンターハンター』ゾルディック家の家族構成を公開！ 暗殺者の両親や祖父たちの正体とは？

『ハンターハンター』を語るうえで外せないゾルディック10人家族のプロフィールをそれぞれご紹介します。本作の副主人公・キルアをとりまく祖父、両親、兄弟など、個性的なキャラクターばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

『ハンターハンター』謎が多いゾルディック家の長老・マハ＝ゾルディック

ネテロと並ぶくらいの高齢にもかかわらず、現役の暗殺者。念能力は強化系能力者。作中ではいまだ戦闘シーンはなく、具体的な能力は不明です。

誕生日：不明
年齢：98歳
身長：140㎝
体重：65㎏
出身地パドキア共和国
念能力：強化系

マハ本人の初登場はヨークシン編。幻影旅団の団長・クロロからの依頼によって、イルミ、カルトとともにマフィアのトップ集団「十老頭」を暗殺しました。

身長が140㎝とかなり小柄ですが、体重65㎏もあるのでかなり鍛えてそうですね。服装もブルゾンとゴンが履くような短パンでファンキーなファッションが印象的です。

『ハンターハンター』高い実力を持つ武闘家！ 祖父・ゼノ＝ゾルディック

シルバの父であり、キルアたち兄弟の祖父にあたる人物。「生涯現役」や「一日一殺」など、暗殺者としてのポリシーを提示した服を着用しています。67歳にしてゾルディック家の戦力となるベテラン暗殺者です。

年齢：67歳
身長：161㎝
体重：58㎏
血液型：A型
念能力：変化系

普段は穏和で、どこにでもいる普通のおじいちゃんというイメージですが、仕事(暗殺)になると一変します。現役旅団の団長・クロロとのバトルでも互角に戦えるほどの実力を保持していました。また、クロロの能力である「制約」を一瞬で見抜くなど、洞察力にも優れています。

物理的な攻撃ができるまでオーラを圧縮し、龍の形にして変形させる「龍頭戯画(ドラゴンヘッド)」「牙突(ドラゴンランス)」「龍星群(ドラゴンダイブ)」の技を持つ変化系能力者です。

『ハンターハンター』ゾルディック家の当主・シルバ＝ゾルディック

ゾルディック家の当主であり、キルアたち5人兄弟の父親です。あまり感情を表に出すことが少なく、寡黙なタイプ。ゾルディック家のために必要なことは発言し、当主として威厳のある存在感です。シルバ直属の執事はツボネとアマネ。

年齢：46歳
身長：198㎝
体重：110㎏
血液型：A型
念能力：変化系

かなり大柄で、ムキムキのがっちりとした体格と銀髪のロングウェーブが特徴的。ゾルディック家を背負う暗殺者なだけに、その戦闘力はかなり強いです。過去に、仕事の依頼で幻影旅団のメンバーをひとり暗殺した実績を持ちます。

長男イルミとともに、キルアを一人前の暗殺者にするため育てました。仲間に会いたいというキルアに対し、その意思を尊重して旅立つをことを許すなど理解のある態度を示しましたが、どこか底知れぬ闇を感じさせるキャラクターです。

『ハンターハンター』ゾルディック家の母・キキョウ＝ゾルディック

ゾルディック家・シルバのもとに嫁入りした夫人であり、キルアたち5人兄弟の母親です。キルアに顔をめった刺しにされたため、目にはゴーグルのようなスコープと包帯を巻いています。

年齢：42歳
身長：170㎝
体重：41㎏
血液型：A型
出身：流星街
念能力：操作系

初登場では中世ヨーロッパ風のドレスを着用していましたが、過去の回想シーンでは着物姿のときもあります。幻影旅団の古株メンバーと同じ故郷である「流星街」の出身ということ以外、その素性は謎に包まれています。

5人兄弟のなかでもキルアを一番に溺愛し、ゾルディック家の次期当主にふさわしいとかなり惚れ込んでいる様子。キルアに顔面を刺された際「暗殺者として立派に成長して嬉しい」と母親としての愛情を逸脱した感性があります。

『ハンターハンター』ゾルディック家の長男・イルミ＝ゾルディック

ゾルディック家の長男。祖父・ゼノと父・シルバとギブアンドテイクの関係を持つ暗殺者。仕事の都合により、プロハンターの資格が必要になったため、試験を受けてさらっと合格します。

年齢：24歳
身長：185㎝
体重：68㎏
血液型：A型
念能力：操作系
資格：プロハンター

ゾルディック家の第一子として家業をまっとうし、シルバとともに弟・キルアを暗殺者として育てました。一人称は基本的に「オレ」ですが、ときどき「ボク」を使うことも。

自分よりも暗殺者としての才能があるキルアに対し、母・キキョウと同じく後継者になることを切望し、手中に収めようと企んでいます。

ゾルディック5人兄弟のなかでもとくに冷酷な人格。他人を犠牲にしてでも目的を果たそうとします。暗黒大陸編ではヒソカの依頼で幻影旅団のメンバー(ナンバー11)に加入。同じく幻影旅団のメンバーであり、末っ子のカルトとチームを組んでいる状態です。

『ハンターハンター』ゾルディック家の次男・ミルキ＝ゾルディック

ゾルディック家の次男。ゲームやフィギュアのコレクターであり、10歳のころから家に出たことがない引きこもりです。唯一外出したきっかけは、幻のゲーム・グリードアイランド(G.I)入手のため。スナック菓子を好み、運動もしないため体はかなりのぽっちゃり体質です。

年齢：19歳
身長：182㎝
体重：141㎏
血液型：A型
念能力：操作系

キルアの兄にあたる存在ですが、影では「ブタくん」と呼ばれ、弟からは舐められています。また、キルアが家出をしたタイミングでわき腹を刺され負傷しました。そのため、ゾルディック家中で愛されるキルアに唯一悪態をついています。

しかし、兄弟仲は決して悪くありません。キルアが武器として使っている「ヨーヨー」はミルキが製作したものであり、自身の得意分野を活かした技術支援を行っています。

『ハンターハンター』ゾルディック家の三男・キルア＝ゾルディック

ゾルディック家の三男。生まれたときから父・シルバと兄・イルミから暗殺者になるための英才教育を受けて育ちました。その才能は、ゾルディック家のなかでも随一を誇ります。

誕生日：7月7日
年齢：12歳
身長：158㎝
体重：45㎏
血液型：A型
念能力：変化系
資格：プロハンター

次期当主としての資質があると家族から期待され、母・キキョウやイルミからは溺愛の状態であり、執事からも敬愛される存在です。

後継者としてのプレッシャーに嫌気がさして家出し、その後たまたま興味本位で受けたハンター試験で主人公・ゴン＝フリークスと出会い、人生観が一変します。

その後、ヨークシン編・グリードアイランド(G.I)編・キメラアント編など、多くの時間をゴンとともに過ごして成長しました。念能力は変化系であり、主にオーラを電気に変える能力を活かして攻撃します。

『ハンターハンター』ゾルディック家の四男(女)・アルカ(ナニカ)＝ゾルディック

ゾルディック家に生まれた第四子であり、異端児的存在。本作では未だに性別不明の謎の多いキャラクターです。

年齢：推定年齢11歳(キルアが12歳、カルトが10歳から予測)
性別：不明(一人称はあたし)
身長：不明
体重：不明
血液型：A型
念能力：不明

天真爛漫でとても純粋な性格の持ち主。暗殺一家に生まれたゾルディック家では歪んだ性格の子が多いですが、アルカは非常に珍しいタイプです。兄であるキルアが大好きで、お互いにとても仲がいい様子。

「おねだり」と「お願い」という幼少期から人知を超えた特殊な能力を持ちます。アルカの「おねだり」を4回連続で断ると、奇妙な形で死ぬという呪いのような力から幽閉されました。

その後、瀕死のゴンを助けるためにキルアがアルカを解放。「一生をかけて守る」ことをキルアに決意させた存在です。アルカにはもう一人の人格「ナニカ」が存在し、暗黒大陸に生息する欲望の共依存・ガス生命体「アイ」と同じように鳴きます。

『ハンターハンター』ゾルディック家の末っ子・カルト＝ゾルディック

ゾルディック家の第五子であり、五人兄弟の末っ子。アルカと同じく性別不明のキャラクターです。

年齢：10歳
性別：不明(一人称はボク)
身長：150㎝
体重：31㎏
血液型：A型
念能力：操作系

10歳にして幻影旅団のメンバー(ナンバー4)であり、操作系の念能力を使える暗殺者です。ヨークシン編では、マハと兄のイルミととみに「十老頭」を暗殺した実績があります。

幻影旅団のメンバーとなるきっかけは、兄を取り戻すため。イルミ・ミルキ・キルアの誰を指しているのかは不明ですが、新加入した兄・イルミと一緒に暗黒大陸編ではB・W1号船内で行動中です。

念能力では、主に紙を活かして攻撃する技を得意とします。無数にある紙吹雪を蛇のように連ねる「蛇咬(だこう)の舞」や、ターゲットを探索できる能力を披露しました。

『ハンターハンター』ゾルディック家の優秀すぎる執事と番犬をご紹介！

暗殺一家ゾルディック家に仕える優秀な執事たちと、一匹の番犬をご紹介します。パドキア共和国の名家として知られているゾルディック家は、執事たちもかなり優秀で戦闘力が高いです。

執事たちの仕事内容は、ゾルディック家本邸との連絡、侵入者や外的の排除、来客対応がメイン。あとは雇用主(当主夫妻)からの命令に従います。

ゾルディック家敷地内で執事としての教育を受けてから従事し、恋愛はイルミから禁止されたため、恋人は作りません。(恋愛がバレると死刑になるため)

執事長であるゴトーをはじめ、キルアが唯一苦手とするツボネなど、個性あふれるさまざまなキャラクターが続々と登場するので、最後までぜひご覧ください。

『ハンターハンター』キルアが信頼する執事・ゴトー

ゾルディック家に仕える執事たちのなかでもトップクラスの実力を誇るリーダー。ヤクザのような強面の外見ですが、礼儀正しく丁寧な言葉遣いが特徴です。

役職：執事長
出身：流星街
身長：182㎝
体重：61㎏
血液型：A型

常に死と隣り合わせで生きなければいけない危険な職務ですが、ゴトー自身は自分の仕事に誇りを持ち、ゾルディック家を守るためなら命がけで行動します。

キルアへの情愛がとても強いため、ゾルディック家から連れ出そうとやって来たゴンたちに激しい怒りをあらわにしました。ゾルディック家編ではゴンたちと命をかけた「コインゲーム」を行い、フェアプレーを大切にする良心からキルアを託します。

選挙編でキルアがアルカを連れ出したときは、ツボネたちとともに監視役として付き添います。その後ヒソカと交戦になり、首を切られて死亡しました。

その後、ゾルディック家の敷地内に埋葬され、墓前にはコーヒーとコインがお供えされています。

『ハンターハンター』コインゲームに協力・ヒシタ

ゾルディック家に仕える執事の一員であり、ゴトーが行っていた「コインゲーム」に協力したひとりです。命がけのゲームと題し、ゴンたちの背後で長い刃物を取り出して緊張感を与えていました。

選挙編ではキルアとアルカが乗船した飛行船の着陸場所まで迎え、ふたりを車に乗せたあとゴンのいる病院へ直行します。しかし、そのとき既にイルミから針による念能力で操作されていたため、キルアたちを罠にはめる駒として動いていました。

『ハンターハンター』キルアと同世代の執事見習い・カナリア

ゾルディック家の執事見習いとして登場し、キルアと歳が近い黒人系の少女です。

年齢：不明(キルアと歳が近いため10代前半)
身長：164㎝
体重：52㎏
血液型：AB型
念能力：不明

執事としての教育を受けた後、キルアの祖父にあたるゼノ直属の執事として働きます。ゾルディック家編では賞金首であるシークアントの部下100人を当時10歳の若さで撃退しました。念能力は不明ですが、戦闘力はプロハンター顔負けの強さです。

ゾルディック家の三男・キルアとの信頼関係も深く、彼に対しては友情に近い関係性を築いています。

『ハンターハンター』シルバ直属の執事・ツボネ

ゾルディック家の当主・シルバ直属の執事。大柄かつグラマラスなスタイルに、三つ編みツインテールが特徴の老婆です。同じくシルバ直属の執事として働くアマネの祖母でもあります。

執事長であるゴトーでさえ冷や汗をかくほどの偉大な存在であり、彼からは「ツボネ先生」と呼ばれるほど。職務に対して非常に忠実であることから、キルアに対しても恐れずルール厳守を説きます。

念能力は具現化系であり、選挙編では「大和撫子七変化(ライダーズハイ)」で自らの肉体をバイクのような形に変化させて活躍しました。また、バイクのような形状にとどまらず、乗り物に応じた武器も搭載できます。

『ハンターハンター』ツボネの孫娘・アマネ

ゾルディック家の当主・シルバ直属の執事であり、ツボネの孫娘。黒髪のストレートヘアと、凛とした表情が特徴のクールな女性です。

年齢や念能力などの具体的なプロフィールは謎ですが、シルバ直属の執事にふさわしい身体能力です。「大和撫子七変化(ライダーズハイ)」で乗り物に変身したツボネを乗りこなすだけの器量を持ちます。また、自らのオーラをガソリンに変えるなど、ツボネの燃料として変換させることも可能です。

普段はゾルディック家の執事として厳格な振る舞いを見せますが、カナリアから「素のアナタ、かわいいわね」といじられ、普段とはちがったギャップのある場面も確認できます。

『ハンターハンター』アルカの世話係・ミツバ

ゾルディック家に仕えていた女性執事。本作では回想シーンで登場します。当時、幼かったアルカの世話係を担当していました。雇用主であるキキョウから、アルカの「おねだり」を断るよう指示されます。

以後、アルカのおねだりを4回以上断った瞬間に身体をミンチ状にされ死亡。ミツバが死亡した同じタイミングで、最愛の人物・ハサムが同じ被害にあって死亡していたことが確認されています。

『ハンターハンター』アルカの世話係・カスガ

ゾルディック家に仕える女性執事。本作ではミツバと同様、回想シーンで登場し、アルカの世話係を任命されます。イルミに恋人を人質にとられ、アルカの特殊能力・おねだりの実験として使われ死亡しました。

見た目はアマネと少し似ていて、日本人のような顔立ちです。イルミからアルカの「おねだり」が出来たら人質を解放すると宣言されるも、不可能な「おねだり」を4回されたため犠牲になりました。

当時の被害者は多く、カスガの恋人をはじめ関係者60人以上が巻き添えをくらっています。

『ハンターハンター』ゾルディック家の清掃員・ゼブロ

ゾルディック家に仕える清掃員。「試しの門」の警備を担当し、ミケが襲った侵入者の後片付けも行います。普段は穏和な老紳士ですが、見た目に反する腕力が特徴。ゾルディック家の正門のうち、第1の門を開けられるほどの実力を持ちます。

門を開けられなければ解雇されるため、鍛錬を怠ることなく自らの肉体を常に鍛え上げています。

『ハンターハンター』ゾルディック家の番犬・ミケ

正門外から入る侵入者を、容赦なく噛み殺すゾルディック家の番犬。体長約377㎝、体重405㎏もある超大型犬です。基本的に侵入者を白骨化させるまで喰い殺しますが、試しの門を開けて入ってきた者には攻撃しません。

ボルゾイをモデルにしたようなビジュアルが特徴で、暗殺一家であるゾルディック邸にふさわしい獰猛(どうもう)な番犬です。

『ハンターハンター』ゾルディック家編がおもしろい！ 個性あふれるキャラが続々と登場

暗殺者としての才能持つ天才・キルアが生まれたゾルディック家。そんなゾルディック家の正体について、いろんな角度から解説してきましたが、まだまだ謎に包まれたままの情報が多いのも事実です。

『ハンターハンター』ゾルディック家編は、単行本5巻から楽しめるおすすめのストーリーとなっています。まだ読んでいない人や、もう一度おさらいしたい人も、今後のゾルディック家たちの活躍を期待しつつ『ハンターハンター』をとことん楽しみましょう！　

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