【ハンターハンター】カイトの実力は!? 衝撃の死、そして転生も解説！

【ハンターハンター】カイトはロン毛にハンチングの謎多き男！

名前　：　カイト

年齢　：　不明

身長　：　不明

念能力　：　具現化系【気狂いピエロ（クレイジースロット）】

師匠　：　ジン＝フリークス

見た目　：腰までかかる程のロン毛に、タートルネックのセーターを着て、ハンチング帽を深くかぶっています。

性格　：　どんな任務に対しても冷静沈着に任務を遂行します。しかし、くじら島に立ち寄った際、キツネグマの縄張りに迂闊に入った幼少期のゴンを救出しました。その後、ゴンを容赦なく拳で殴りつける人間らしい厳しさもあります。

【ハンターハンター】カイトの念能力、実力とは？

作中でのカイトの戦闘シーンはあまり多くはありません。カイトの戦闘能力や彼の念能力の本当の実力はまだまだ計り知れない部分があります。

しかし、カイトは念能力者の中でもかなりの実力者だと言えることは間違いないでしょう。

カイトはNGLに潜入しキメラアントの調査・討伐をするため、女王の巣へゴンとキルアと同行しました。道中、彼らはキメラアントの師団長達から襲撃を受け、ゴンとキルアが師団長と奮闘していました。カイトが自身の念能力で大鎌を具現化した時、まだ技を繰り出していないカイトの大鎌を見て、ゴンとキルアはカイトの圧倒的な強さを悟るシーンが見受けられました。

カイト本人は自身の念能力に対して「全くもってうっとうしい」と戦闘上の使いにくさを吐露していました。しかし、運の要素やその制約を持ってしても、持ち前の戦闘能力でウィークポイントすらカバーしているのではないでしょうか。

現にキメラアントの師団長との戦闘時、クレイジースロットによって出現した2番の大鎌に対し「外れだ」とぼやいており、その後繰り出した【死神の円舞曲（サイレントワルツ）】により師団長数十名は瞬殺されています。

【ハンターハンター】カイトの驚異の念能力【気狂いピエロ（クレイジースロット）】とは？

【気狂いピエロ（クレイジースロット）】とは、発動と同時にピエロが現れ、口の中にあるルーレットによって出る１から9の数字よって決められます。使用上の制約として、以下の二つがあります。

・ルーレットによってランダムに武器が選ばれる。
・一度出た武器はちゃんと使うまで消すことができない。

現時点で登場している武器は以下の3パターンです。
・2　大鎌
・3　ロッド
・4　銃

念により武器を具現化するだけでも相当の修行を要しますが、作中に登場する具現化系の能力者は少なくありません。クラピカの【束縛する中指の鎖（チェーンジェイル）】やG・I編に登場したゲンスルーの【一握りの火薬（リトルフラワー）】など、使う上での制約はありながらも、念能力者の中でもかなりの実力者が具現化系の能力を駆使しています。

しかし、カイトの念能力も同様に使用上の制約はありながら、他の具現化系の能力者との相違点として、使える武器の数が9パターンと非常に多いです。作中に繰り出された上記3パターンの武器以外の６パターンの武器が非常に気になるところであり、カイトの実力そのものも未知数と断定せざるを得ません。

【ハンターハンター】カイトの軌跡を紹介

カイトは作中、大きな役割を担うキャラクターでありながら、非常に謎の多いキャラクターでもあります。そんなカイトの軌跡を紹介させていただきます。

カイトの出身地は不明で、子供時代は廃棄物処理の候補地に挙げられるほど、非常に劣悪な環境で過ごしていました。スラム街でいつ野垂れ死ぬかもしれない、そんな環境から彼を救ったのはゴンの父、ジン＝フリークスでした。

そんなカイトの境遇とよく似たキャラクターとして、G・I編に登場し、ゴンやキルアをゲームの中で苦しめたレイザーがいます。彼も死刑囚として全うな人生を送っていなかった過去を、ジンによって救われ、人生が変わり、その後出会ったゴンに多くの影響を与えていた人物になります。

ジンは、カイトを立派な念能力者として育て上げ、最終試験の課題として自分自身をこの世界から探し出すことを言い渡します。その中で、ジンの生まれ故郷に何かヒントがあるのではないかと思い立ったカイトは、くじら島に赴き、そこでゴンに出会います。ゴンがハンターを本気で志したのは、何を隠そうこのカイトとの出会いがキッカケとなっています。

その後ゴンがハンター試験を経て、G・I編の最後の方、カキン国で再会するまでカイトは登場していません。その間の具体的な描写はありませんでしたが、カイトはジンの最終課題（ジンを探し当てること）をクリアし、立派なハンターとしての任務を全うしていました。

それからキメラアント編に突入します。ゴンとキルアと共にNGLに潜入し、キメラアントの調査・討伐を遂行するため、道中キメラアントの師団長達数十人と戦い勝利しました。しかし、王の巣を目前に王直属護衛軍の一人ネフェルピトーの襲撃に遭い、ゴンとキルアを逃し、カイトは奮戦するも首を斬られ殺されてしまいました。

しかし後に判明した衝撃の事実があります。カイトの魂は、メルエムを出産したキメラアント女王の胎内に残された小さな赤ん坊に転生していたのです。会長選挙の際、ジンはゴンに転生したカイトについてこう語っていました。
「ゼッテーしんでたまるか！って本気で思わねーと出ねー番号がある！アイツが生きてんなら多分そういう事だ」

赤毛の女の子に転生したカイトの魂について、今後も期待したいと思います。

【ハンターハンター】愛の一撃！！幼きゴンとの出会い

第1話にて、キツネグマに襲われたゴンを助け、後に殴り飛ばすカイトの厳しくも親心溢れるシーンに、ゴンは未だ会ったことのない父親の影を感じていたのではないでしょうか。

「いいハンターってやつは、動物に好かれちまうんだ」

カイトがキツネグマの子供を処分しようとした時、ゴンはそのキツネグマを抱きしめ、引っ掻かれ血だらけになりながらも、身をもってかばいました。子供ながらに動物に対する愛情を感じ、その姿にカイトはジンの面影を感じていました。

【ハンターハンター】キメラアント編　残されたカイトの生首！？ピトーとの対決

王直属護衛軍ネフェルピトーの圧倒的な力の差を目の当たりにして、カイトは首を切断され惨殺されています。ハンター協会会長ネテロも、初めてピトーの姿を遠目から観察し「あいつわしより強くねー？」とつぶやいています。

ネテロの出した並外れたオーラを目の当たりにしたキメラアント師団長コルトでさえ「王に触れることさえできないだろう。その前に殺される、王直属護衛軍の誰かにな」と吐露しました。この時点でネテロは修行前の事なので、事実か否かは判断できません。しかし、ピトーの強さはハンター最強の実力を持つネテロに届きうるものだったと言えます。

そのピトーがカイトとの対戦を楽しかったと言っており、生首を抱えているその姿は、カイトによって傷つけられ、少し血を流しています。

ここから推測するに、カイトもまたハンターの中でもかなりの実力者だったことがわかります。並のハンターなら、ピトーに触れる事もできずに惨殺されているでしょう。

【ハンターハンター】再会！「あたちの名前はカイト！」なんと転生後の姿は赤毛の女の子！？

ネフェルピトーに殺されたカイトも、ただ犬死にしているだけではありませんでした。カイトの魂は、メルエムを出産したキメラアント女王の胎内に残された生命に宿りました。

カイトに念を教えたジンがこう語っています。
クレイジースロットにはもう一つ隠された能力があり、「ゼッテー死んでたまるか」と思うと発動するようです。赤毛の女の子に転生したカイトは、念能力が現時点で使えるかどうかはわかりません。

【ハンターハンター】クールだが熱い漢！カイトの残した名言まとめ

ここでは謎多き男、カイトの人物像がわかるようなセリフをまとめてみます。ゴンにとって本当に大切な存在であったカイトですが、その本質を少しだけ理解することができるかもしれません。

「いいハンターってのは、動物に好かれちまうんだ。」

幼かったゴンと出会い、良いハンターになる資質を感じたカイト。父と子、ゴンの動物を愛する姿に、父であるジンの姿を投影させていたのでしょうか。

「殺る時は、できるだけ素早く、静かにな。」

師団長との戦いの中、任務を確実に遂行するカイトらしい名言。

「ジャマだからな。」

同行しているゴンとキルアに言い放った名言。この言葉によって火がついた二人は、ラモットとの戦いの中でハンターとして成長した姿を見せる事ができた。

「大丈夫か？こんな修羅場がずっと続くんだ。敵のことを考え出したら精神的に乗り切れんぞ。」

この先殺し合いは免れない、勝っても負けても地獄が待ち受けている戦いに対し、ハンターとしての覚悟をゴンとキルアに言い放った名言。

「全くもってうっとうしい。」

自身の念能力【気狂いピエロ（クレイジースロット）】に対していった名言。ユニークな能力なだけに、使いにくさにポロっと愚痴をこぼしてしまう、少しカイトらしくない一言です。

【ハンターハンター】カイトのまとめ

念能力や言葉など、カイトの様々な側面を紹介させていただきました。

第1話から登場し、カイトとの出会いや死は主人公であるゴンに多大な影響を与えました。カイトの存在なしにこのハンターハンターという漫画は語る事はできないでしょう。

ハンターとして、人間として魅力的なキャラクターであり、赤毛の女の子に転生したカイトが、これからどんな形で再登場するか非常に楽しみです。