『ワンパンマン』登場のもう1人の主人公サイボーグ・ジェノス。今回の記事ではそんなジェノスに関する基本的な情報の他、関わりの深い人物、作中の印象的な台詞についてご紹介します。最後にはONE版を踏まえた展開予想もありますので、ぜひご覧になってください!
『ワンパンマン』ジェノスの基本的な設定に関して解説! 年齢やアニメ版の担当声優なども
『ワンパンマン』に登場するサイボーグ・ジェノスはサイタマと並んでもう1人の主人公と言っても過言ではなく、サイタマが全ての敵をワンパンで屠る圧倒的な実力を持つために、ジェノスは強敵と戦うたびに強くなる成長型のポジションを与えられています。
この項目ではそんなジェノスの基本的な情報についてご説明していきますので、すでに『ワンパンマン』を視聴済みであるという方も、おさらいとして楽しんでみてください。
ジェノスの声優は石川界人氏! クールでかっこいいジェノスの魅力が倍増
アニメ『ワンパンマン』でジェノスの声を担当するのは声優の石川界人さんです。
アニメファンの方的には『ハイキュー!!』の影山飛雄や『僕のヒーローアカデミア』の飯田天哉などでお馴染みなのではないでしょうか。
石川氏の演じるジェノスは、クールな声質の芯に篭った熱い感情の発露が見所とも言え、とくにその演技はジェノスがピンチに陥った時に光ります(7話の隕石が迫った時や、2期最終話のムカデ長老との決戦時など)。
そんな戦闘中の迫力ある声色は必聴もので、「マシンガンブロー」や「ジェットドライブアロー」などの必殺技を放つシーンは、単行本派の方にもぜひ一度みていただきたいです!
ジェノスの家族は過去に死亡済み。復讐のため彼はサイボーグとなり強化を繰り返す
そんなジェノスの家族構成ですが、本人がサイタマに語った所によると本編から4年前の時点で暴走サイボーグなる存在に故郷もろとも滅ぼされており、その時に自身も重傷を負ったものの、たまたま通り掛かったクセーノ博士にサイボーグに改造してもらい、以来復讐のため各地を転戦していたそうです。
しかしながら暴走サイボーグに関する手がかりは未だ掴めておらず、本編中でも登場していません。
ちなみに、4年前の時点で15歳と言っていたので、ジェノスの本編での年齢は18~20歳の間ということになります。
そんな彼は村田版2巻などでサイタマとともにヒーロー名簿に登録したため、それまでの資金源は全く謎に包まれているのですが、サイタマの部屋の家賃を払うと言った時はプロヒーローになった直後にも関わらず大量の資金を用意していました。
クセーノ博士に援助してもらっているのか、はたまた親が資産家だったのか…。
現在はS級14位! プロヒーローとしては順風満帆
サイタマに及ばないまでも、他のプロヒーローと比較しても別格の強さを持っていたジェノスはヒーロー認定試験を受けると瞬く間にプロヒーロー最高位であるS級のランクを与えられました(序列は最下位の17位スタート)。
なおアニメ版ではジェノスの実力に関しては進化の家の事件の時からヒーロー協会が目をつけていたという改変が加えられ、よりジェノスのS級待遇でのヒーローデビューに説得力が加えられています。
ヒーローとしての活動はというと、自身でも痛感しているように深海王やゴウケツなどに代表されるサイボーグゆえに痛みへの恐怖がないことによる大ダメージを負いがちで、強敵への敗北こそ目立ちますが、それでもなお余りある数の怪人を駆逐しており、その存在感はすぐにファンクラブが結成されるほどです。
そのためヒーローランクも着々と上がっており、深海王戦後の村田版6巻ではS級16位、9巻ではS級14位になっています。
しかしながら、当の本人はサイタマから出されたS級10位以内に入れという課題を間に受けて目指しているため、とくに今のランクに感慨を感じている様子はありませんでしたが(ちなみに原作者のONE氏曰く「ジェノスはS級でも強い方」だそうです)。
そんなジェノスの活躍に関しては「U-NEXT」で視聴することが可能ですので、気になった方はぜひご覧になってください!
『ワンパンマン』ジェノスと関わりのある人物達
出典:amazonここからはジェノスと関わりのある人物たちについてご説明していきます。
当のジェノスは師と崇めるサイタマと恩人のクセーノ博士以外は積極的に関わりを持とうとはしないため、必然的に他の人物と絡む時もサイタマが理由であることが多めです。
サイタマ
出典:amazon言わずもがな、ジェノスが師として尊敬する最強のヒーローです。
当初こそジェノスが押掛女房気味に弟子入りを志願したものの、紆余曲折あってサイタマと正式な師弟関係を結んでからは、次第にサイタマからも的確なアドバイスをもらえるようになったりと、良好な関係を築いています。
また、押しかけ女房と言いましたが、実際に食器洗いやトイレ掃除など、サイタマ宅での家事をジェノスがしている描写があり、その表現はあながち間違いではないかもしれません。
クセーノ博士
ジェノスのもう1人の恩師であり、彼をサイボーグに改造した張本人です。
パーツが壊れるたびにジェノスの強化改造をしているのですが、ひどい時では強化したその日中に大破することもあるにも関わらずジェノスの修理に応じるという、サイタマとは別の意味での超人です。
S級3位・シルバーファング
出典:amazonジェノスと同じくサイタマの真の実力を知る数少ない人物の1人です。
村田版17巻などの描写を見る限り、バング(シルバーファング)の実力を認めているにはいるのですが、サイタマやクセーノ博士相手の時と比べて物腰が砕けており、同僚のヒーローと言う認識を持っていないように見受けられます。
S級7位・"地上最強の男"キング
出典:amazon師匠サイタマのゲーム仲間です。
サイタマとは違いジェノスはキングの真実を知らないため、彼を戦力的にアテにして困らせることがあります。
B級1位・地獄のフブキ
出典:amazonサイタマとジェノスを自身の派閥、新フブキ組に入ったことにしているエスパーのヒーローです。
ジェノスは事前に彼女の派閥や新人潰しなどについて知っていました。
暗殺者・音速のソニック
出典:amazonサイタマに付きまとっていたため、ジェノスとともに戦闘に発展した忍者です。
ジェノスと互角の戦いを繰り広げたことから、彼もS級相当の実力を誇ります。
S級9位・駆動騎士
サイボーグらしき外見を持つS級ヒーローです。
ジェノスに対して"あること"を警告し、2019年9月現在行方不明となっていますが、果たして…?
『ワンパンマン』ジェノスの名言や印象的な台詞など
出典:amazonここからはジェノスの印象的な台詞をご紹介していきます。
漫画版、アニメ版の双方で印象に残る台詞となっていますので、気になった方はぜひ該当箇所を見返してみてください!
「焼却」(村田版1巻など)
出典:amazonジェノスが敵に対して広範囲に渡る火炎放射攻撃を仕掛ける時に言う台詞で、度々登場します。
自身もサイボーグであるため、場所によっては遠慮なく360度死角なく放てるのが強みです。
「俺が先生の強さに近づけるイメージが全く湧かない」(村田版3巻など)
出典:amazonサイタマとの模擬戦で、彼の底知れなさを痛感した時に溢れた台詞です。
『ワンパンマン』は何度も大きすぎる存在に打ちのめされたジェノスが、必死に食らいついていく物語でもあることの象徴でもあります。
「なるほど…やってみます」(村田版3巻など)
サイタマの(適当な)課題を真に受けた時の台詞で、彼の生真面目さがよく現れています。
「それが先生の進む道だと言うのなら、俺は何も口を出しません」(村田版5巻など)
出典:amazon市民から誤解を受けようともなお、他のヒーローたちの名誉を守ったサイタマへの心情です。
この後にジェノスは、サイタマが追い詰められヒーローとして活動できなくなった場合のことを案じていました。
「先生は誰とも組まない。誰とも対立しない。ランキングなど見ていない。だが不思議と強者を引き寄せる。なぜなら、強いから」(村田版9巻など)
出典:amazon戦いで傷つけることなく、フブキがサイタマの強さに彼のグループに入りたがっているのを見て出てきた心情です。
この台詞には、サイタマのヒーローとしての在り方を客観的に捉えた要素が詰め込まれています。
「奴らと戦うとはそういうことだ」(村田版17巻など)
出典:amazonムカデ長老との戦闘時に、圧倒的な戦力差にも関わらず奮起して言い放った台詞で、ジェノス屈指の名場面の一つです。
残念ながらまたしても大破の憂き目にあったものの、油断していた今までと違い全力を出し切った末の敗北には彼の成長が見て取れます。
「先生の戦いは俺に道を示してくれる。強さの象徴、目指すべき場所だ…。俺もそこへ行く」(村田版17巻など)
前述のサイタマの強さの果てしなさを痛感していた台詞と違い、彼の確固たる決意が感じられます。
アニメ第2期もちょうどこの話のタイミングで終わっていますので、ジェノスにとってはターニングポイント的な台詞になるのではないでしょうか。
以上、ここまでご紹介してきた名台詞はすでにアニメ化もされていますので、先ほどご紹介した「U-NEXT」から視聴していただくことが可能です!
『ワンパンマン』ジェノスについて考察!ONE版を踏まえて今後の展開予想も
出典:amazonここからはジェノスに関する一歩踏み込んだ考察に関して展開していきます。
劇中で名言されている確度の高いものから憶測の域を出ない内容まで玉石混淆ですが、よりジェノスの深みについて考えるのではないかと思いますので、ぜひご一緒に考えを巡らせてみてください!
ジェノスの宿敵、暴走サイボーグの正体は?
おそらく今後訪れるであろうジェノスをメインとしたストーリーラインに関して言及すると、故郷を滅ぼした復讐の対象である暴走サイボーグとの激突は想像に固くないでしょう。
奇しくもヒーロー協会から「鬼サイボーグ」と自身が宿敵を呼ぶ時の名称と似たヒーローネームを与えられたジェノスですが、果たして彼らが会合した時に何が起こるのでしょうか?
この暴走サイボーグの正体に関しては劇中ではまだ判明しておりませんが、僅かな情報として村田版7巻などではS級9位の駆動騎士がジェノスに「メタルナイトはお前の敵だ」との警告を発しています。
また、村田版3巻や18巻などでは"組織"なる団体所属のサイボーグ(ロボット?)が登場しました。
特に18巻登場のG5はメタルナイトのパーツを「貴重なサンプル」として回収していましたので、ますます関連性が伺えます。
ONE版では「ネオヒーローズ」なる新組織からの勧誘を受ける
2019年9月現在、ワンパンマンの原作であるONE版ではすでに怪人協会編が終了しておりその先の展開が描かれているのですが、怪人協会との戦いで表面化したヒーロー協会への内外からの不信感は、新たなヒーロー組織であるネオヒーローズの発足にまで至っています。
そして、ネオヒーローズはヒーロー協会所属のプロヒーローの引き抜きも行っており、その中にはなんと一部S級ヒーローも含まれるのです(メンバーは童帝、金属バット、クロビカリ)。
ジェノスも自身の強さの伸び代に限界を感じていた時にネオヒーローズに誘われて、一時は組織を変えるのも手なのではないかと悩んでいました。
しかしながら、それをサイタマに打ち明け、一緒に移籍する話を持ちかけたところ「めんどくさいから嫌だ」と即答され、ジェノス「先生がそう言うなら!」と即座に話を蹴るという、『ワンパンマン』らしい展開になりました。
村田版でこのくだりがどうなるのかはまだ不明ですが、ONE版からより多くの要素が付け加えられることも多々あるだけに、もう一悶着ほどあるかもしれませんね。
アニメ版EDの歌詞はジェノス目線?
アニメ第1期ではEDテーマを「機動戦士ガンダム」シリーズなどでお馴染みの森口博子さんが歌う「星より先に見つけてあげる」が彩りましたが、この歌詞が「ジェノスからサイタマ目線などでは?」とする考察がなされています。
確かに歌詞を見ると「大好きなひとが強くって心配」「私にだけは弱みを見せてね」とあり、劇中で周りから真の実力を中々認識されないサイタマに対するジェノスの心情と重なる部分があります。
とすると、やたら乙女チックな歌詞になってしまいますが、それはそれとしてOPがサイタマを歌った曲なら、EDはジェノスの心情描写とすると収まりはいいのではないでしょうか。
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