アカデミー賞のオスカー獲得記録を塗り替えた不朽の名作『ゴッドファーザー』シリーズの魅力について紹介します。マフィア映画でありながらも、テーマは「家族愛」という一度観ただけでは理解しにくいストーリーも、シリーズごとにキャスト紹介や製作エピソードなども含めて徹底解説します!
「権力という孤独 愛という哀しみ 男という生き方」。
これは、『ゴッドファーザー』の有名なキャッチコピーです。
この映画はマフィアという裏社会でしか生きられなかったうドン・コルレオーネの男の悲哀と家族愛を重厚に描いた名作です。
『ゴッドファーザー』、続編の『ゴッドファーザー2』においてアカデミー作品賞を受賞しており、同シリーズで受賞を果たしたのは唯一この映画だけということからも、その評価は時代を経てもまったく揺るぎません。
練り上げられたシナリオ、最高のキャスティング、哀愁を帯びた音楽、様々な映画的要素が群を抜いて表現されている作品となっています。
3シリーズごとにストーリを追って、その魅力をご紹介します。
『ゴッドファーザー』の名言

『ゴッドファーザー』名言①「アメリカはいい国です」
この作品の有名な冒頭のセリフです。これは皮肉でしょうか。
当時のイタリア移民たちは不当な差別を受けていたため、民族で固まって自衛し生活をしていました。
彼らは差別している側とは真逆のアンダーグラウンドでしか生きられなかったという歴史的背景があります。
イタリア人の葬儀屋にとって、平等とは言い難い法律で裁かれた娘の敵への復讐を、ドンに依頼するところから物語ははじまります。
静かに話を聞いていたドンは、葬儀屋が違法な頼みごとを金銭で片づけようとしたことに対して侮蔑だと言い放ち、作品が開始されてから約5分後に漸く立ち上がります。
ドンが動いたことに呼応して長男のソニー、養子のトムも動きはじめます。
今までの張りつめ続けた空気は、ドンが動いたことによって急に流れ出します。ドンが動けばみなが動きます。
暴力シーンを用いたわけではないのに、私たちはコッポラ監督により、ドン・コルレオーネの威厳と迫力をオープニングで瞬時に叩き込まれることになります。
『ゴッドファーザー』名言②「ビジネスだよ、ソニー、計算ずくだ」
父ヴィトーが襲撃された後に、豪胆で短気なアンダーボス、ソニーは皆殺しを提案します。
しかし、相談役のトムによって冷静になるように説得されます。
その会議の最中に、一番物静かで堅気だったマイケルが殺人をおこなうと言い出したときのセリフです。
ソニー「感情に走っているのはよっぽどこいつのほうだぜ」
マイケル「ビジネスだよ、ソニー、計算ずくだ」
彼は表面に出さないだけで情に薄いわけではなく、ファミリーに対する愛は深いものを持っています。
ただ、父ヴィトーとは異なり、アメリカで生まれアメリカの教育を受けた大学生です。
当然、アメリカの合理主義思想が叩き込まれています。
父親の敵討ちに対しても、感情とは別の部分でファミリーにとっての損得を計算しています。
それはビジネスのリーダーとして必要な資質です。
しかし、今後これが大きな悲劇を生み出していくところが、この映画作品のシリーズにおける見どころのひとつです!
『ゴッドファーザー2』の名言

父ヴィトーの物語は、生い立ちは不幸であるものの、恵まれた仲間や自身の資質から、どん底からのし上がっていくサクセスストーリとなっています。
一方の息子マイケルのストーリーは、ファミリーを守るためにおこなわれる彼の合理的考えと孤独感、苦悩などが盛り込まれています。
この2つのストーリーを対比させることにより、本作品は物語に厚みを出すことに成功しています。
そして『ゴッドファーザー PART II』では、息子のマイケルが父親から聞いた言葉を大事にして、彼の遺志を継いでファミリーのためにどんどんと狂気に走っていく様が描かれています。
『ゴッドファーザー2』名言③「周りのものの立場になって考えてみろと。そうすればかなりのことが見えてくる」「友達とは親しくしろ。敵とはもっと親しくしろ」
これらは父の残した言葉として、マイケルが語ったセリフです。
ドンの威厳を引き継ぎ、徹底的な合理主義により裏切りや敵に対して異常なまでに冷酷になっていくマイケル。
ファミリーのためにおこなってきたことなのに、結果ファミリーは減り続けるという、ドンとしての苦悩を見事に表現している言葉です。
『ゴッドファーザー』シリーズの名言まとめ

マフィア映画であり、ファミリー映画であり、歴史映画でもある稀有な作品
『ゴッドファーザー』のシリーズについて、いくつかの項目にわけて解説してきました。
公開から何十年も経っているのにもかかわらず、何度も再放送される理由がおわかりいただけましたか?
この映画の感想を聞かれたら「マフィア映画」と答える人もいれば、「ファミリー映画」と答える人、そして「歴史映画」と答える人がいるのも思わずうなずけます。
『ゴッドファーザー』シリーズは登場人物が多く、ストーリーが少々複雑ですので、一度観てすべてを理解できるという作品ではありません。
観れば観るほど新たな発見に出会い、自分が見た年齢によっても違った感想がもてる作品ともいえるでしょう!
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