松本清張の原作でこれまでに幾度も映像化されてきた名作を武井咲主演でドラマ化した『黒革の手帖』を紹介します。銀行の金を横領した原口元子が夜の銀座の女王へと登りつめる、このドラマでは主人公を演じる武井咲の演技が注目を集めています。
大女優たちが演じてきた“原口元子”
松本清張原作の「黒革の手帖」はこれまでにも幾度も映像化されてきて、山本陽子、大谷直子、浅野ゆう子が主人公の原口元子を演じてきました。
その中でも、話題になったのが米倉涼子が原口元子を演じた2004年版の『黒革の手帖』でした。
野心溢れる元子を好演した米倉涼子は、この作品で女優としてのキャラクターを確立して、その後は『ドクターX~外科医・大門未知子~』で主演をつとめるなど、活躍の幅を広げます。
このように歴代名女優たちが演じてきた元子を、歴代最年少の若さで武井咲が演じるのが2017年版の『黒革の手帖』となります。
ドラマ『黒革の手帖』のあらすじ
出典:amazon父が死んだ後に母が背負ってしまった借金を相続するはめになった原口元子は、昼間は東林銀行世田谷北支店で派遣社員としてこつこつと働いてしました。
一方で、元子は借金を自力で返済するために昼間の仕事とは別に、夜は銀座のクラブ「燭台」でホステスとして働く日々が続きます。
元子は昼と夜の仕事を掛け持ちして、ついに母の借金を全額返済することができました。
ある日、クラブ「燭台」の常連客だったクリニック院長・楢林謙治が元子の美しい容姿に目をつけて、たちまち元子を気に入るようになります。
そして、楢林や「燭台」のママ・叡子にゴルフに連れられた元子は、そこで、大手予備校の理事長・橋田常雄や衆議院議員の秘書・安島富夫という大物たちと出会います。
元子は、橋田に気に入られるためにしたたかな芝居をうつのでしたが…。
悪女元子を好演する武井咲
出典:amazon一見すると純粋そうな元子ですが、この世界でのし上がるために銀行から1億8000万円の大金を横領する行動に出ます。
そして、脱税の片棒を担いでいたことをバラすと銀行職員を脅して、横領の事実をもみ消しをはかります。
この元子を演じるのは武井咲ですが、最初は平凡な銀行職員だったのに、大金を目にするとギラギラとしてくる表情のメリハリがあるところが良いです。
また、橋田に取り入るためには、ピュアでか弱い女性を演じる一方で、銀行職員を脅迫する場面では、悪女キャラ全開で啖呵を切る場面も印象的です。
天使のような表情も見せれば、悪魔のような表情も見せるこの武井咲の表現の豊かさが元子というキャラクターを生き生きしたものにしています。
武井咲の美貌とファッションの着こなし
出典:amazon『黒革の手帖』では武井咲の演技面だけでなくて、武井咲の美貌へも絶賛の声が寄せられています。
元子は銀行職員から横領した大金を元手に、銀座のクラブ「カルネ」のママになります。
元から武井咲は化粧っ気がなくても華やかな顔立ちをしていますが、銀座のママらしい濃いメイクが彼女の派手な顔立ちを引き立てます。
また、銀座のママとして艶やかな白い着物姿も武井咲に似合っていて、一つ一つの仕草も品があるところも素晴らしいです。
他にも、銀行職員たちを脅す場面では、黒いハイヒールに黒いコート着て颯爽と着こなし、モデルらしいスタイリッシュさがあります。
この作品では武井咲の美貌やファッションも注目を集めています。
武井咲主演『黒革の手帖』(2017年放送)まとめ
出典:amazon歴代名女優たちが演じたきた原口元子役を、最年少で演じる武井咲は華やかな美しさに加えて、迫力のある演技を見せて実力のあるところを示しました。
武井の好演もあり『黒革の手帖』は視聴率も好調に推移しました。
2017年放送のドラマ『黒革の手帖』をぜひお楽しみください。
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