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2020/05/01
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『マクロスF』TVアニメや劇場版、メディアミックス作品の総まとめ! シェリルやランカが主役のスピンオフ作品も紹介!

マクロスF (フロンティア)が今すぐ観れる

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さまざまなメディアミックスで大成功を収めたテレビアニメ『マクロスF(フロンティア)』。前作『マクロス7』から13年の時を経て待望の新作テレビシリーズとしてスタートした本作は、シリーズに類を見ない大ヒット作として男女問わず多くの世代に愛される作品となりました。ここではその世界観やキャラクターと共に、楽曲やメディアミックス展開の魅力を余すところなくご紹介します。

目次

『マクロスF(フロンティア)』とは?

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マクロスシリーズは1982年に放送された初代『超時空要塞マクロス』から続く長寿シリーズです。

長年『機動戦士ガンダム』シリーズと共に日本のロボットアニメ文化を支えてきた中で、「音楽」「可変戦闘機(バルキリー)乗り」「三角関係」をストーリーの柱に人間関係、異種族闘争、そして恋愛に主軸を置いた独特の作風でファンを獲得していきました。

マクロスF』はシリーズ25周年を記念して製作された通算6作目。これまでのノウハウを活かしながらも随所に新たな試みを加えつつ、後の作品の礎となる歴史的作品になりました。様々な展開でファンを魅了してきた本作を、この機会におさらいしてみましょう。

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『マクロスF(フロンティア)』のあらすじ

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地球人とゼントラーディ星人の銀河間戦争が始まってから50年後の西暦2059年。戦争の終結と共に共存の道を歩むこととなった2種族は、荒廃した地球の再生を目指すと共に、外宇宙に種を広めつつ新たな故郷となる星を探す「銀河播種計画」が始動しました。

巨大な居住船を中心とした長距離移民船団の派遣です。都市機能をまるまる再現した船の中では、多くの民間人が地球となんら変わらない生活を送りながら、世代を跨いで新天地への到着を夢見ていました。

作品の舞台は第25次新マクロス級移民船団「マクロス・フロンティア」。ありのままの自然を再現したバイオプラント船アイランド1には1000万人もが生活し、独自の文化を形成しています。

そんなフロンティア船団へある日、第21次新マクロス級移民船団「マクロス・ギャラクシー」から“銀河の妖精”と歌われるトップアーティスト、シェリル・ノームが来訪します。銀河コンサートツアーの行程中であった彼女は、最後のステージ会場としてこの船団を訪れていました。

主人公・早乙女アルトは美星学園航宙科に通う、大空を夢見るパイロット候補生です。学生ながらも優秀な操縦テクニックを持つ彼は、友人であるミハエル・ブランやルカ・アンジェローニらと共に、シェリルのコンサートにおけるアクロバット飛行のパフォーマンス係を引き受けていました。

しかし、ミスでシェリルがステージから落下してしまうアクシデントが発生。アルトはギリギリのところで彼女を助けますが、それすらもステージ演出に変えてしまったシェリルのプロ意識に圧倒されます。

コンサートが白熱する中で、船団は謎の宇宙生物「ヴァジュラ」の襲撃を受けていました。避難命令が発令される中で会場から脱出したアルトは、街へ降り立ったヴァジュラと、民間軍事プロバイダー「S.M.S」の最新鋭バルキリー「VF-25 メサイアバルキリー」との交戦を目撃します。

しかし圧倒的な力を持つヴァジュラの前に、パイロットは奮戦むなしく命を落としてしまいます。敵が次に目を付けたのは、逃げ遅れて街を彷徨っていた少女ランカ・リーでした。

アルトは咄嗟に空っぽになったVF-25のコックピットへと飛び乗ります。2度と誰かが死ぬ瞬間を見ないため。自分が生き残るために。

『マクロスF』はアニメシリーズ以外のメディア展開も!

マクロスF』はマクロスシリーズでも屈指のメディアミックス作数を誇ります。テレビシリーズだけに収まらないマクロスFの展開を見ていきましょう。

劇場版『マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~/恋離飛翼~サヨナラノツバサ~』

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『マクロスF』には劇場版『マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』、劇場版『マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~』という2作の劇場版が存在します。前後編に分かれたこの2作の間では、TVアニメ版を原作として踏襲しつつも、新たな楽曲とシーンを再構成した、まったく別の物語が展開されました。

大きな変更点としては前編「虚空歌姫」において、歌姫シェリル・ノームにスパイ容疑が駆けられるということでしょうか。スパイ容疑を中心にサスペンス要素を加え、その後の展開や人間関係にも大きな変化が施されています。当然ながら「恋離飛翼」にもその展開は引き継がれて行き、TV版とは全く違うエンディングを迎えることになっています

ライブシーンもCGをふんだんに使用することでTV版のようなステージ演出から、どちらかと言えばMVに近いミュージカルチックな演出に。それによって新曲はもちろんですが、既存の楽曲の新たな魅力にも気づかせてくれます。

さらにはアルト、ランカ、シェリルの三角関係にも新たな決着が――と、TV版を観た人でも、観ていない人でも、同じく1つの作品として楽しめるのがシリーズを通しての劇場版マクロスの特徴と言えるでしょう。

劇場版『マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!』

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劇場版『マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!』は、前作『マクロス7』とのコラボレーション作品です。

直接クロスオーバーするわけではなく、ビデオテープに収録されていた「FIRE BOMBER(マクロス7の主人公・熱気バサラのバンド)」の記録映像をマクロスFのメンバーが視聴するという内容になっています。

マクロス7のダイジェスト映像をマクロス7メンバーのオーディオコメンタリー付きで視聴する、というイメージの作品です。

WEBアニメ『マックロッスfufonfia』

アニメと同時期にスタートしたWEB配信アニメです。

原作とは全く違う世界観・配役で「ゲームソフト制作会社S.M.S」におけるドタバタコメディが繰り広げられました。

ドラマCD『娘ドラ◎』

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2009年4月から順次リリースされたドラマCDのシリーズです。ドラ1~5までの5作がリリースされました。

ストーリーはすべて正史上の外伝としての位置にあり、キャラクターの過去話やアニメのエピソードから直接派生した話、あまりクローズアップされなかったサブキャラクター達の日常、はたまた完全な新作エピソードなど、ボリューム満点の仕様となっています。

コメディ色の強い話も多く、中では本編中で敵役となっているようなキャラクターが登場するものも

ファンであれば視聴必至の円盤です。

『マクロスF』のコミカライズ

ここからは『マクロスF』のコミカライズ作品を紹介します!

大人気を博した『マクロスF』は、本編のコミカライズの他にも様々なスピンオフ作品が描かれていきました

『マクロスF』漫画:青木ハヤト

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正当コミカライズ作品です。全5巻。

『マクロスF 超次空歌巫女ランカ』漫画:黒岩よしひろ

月刊コンプエースで短期連載されたパロディシリーズです。

ランカが歌による浄化の力でヴァジュラと直接戦うという、本編とは全く違うハチャメチャな伝記コメディとなっています。

『マクロスF 抱きしめて、銀河の果てまで。』漫画:水島空彦

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美星学園の学園生活にスポットを当てたスピンオフ作品です。

クランが教師として赴任してくるなど、独自の展開も見どころ。全1巻。

『マクロスF しーくれっとびじょんず』漫画:okiura

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こちらも登場人物たちの日常にスポットを当てたスピンオフ作品です。

『超生徒会長シェリル』漫画:げろたん

学園の生徒会長となったシェリルと他登場人物たちとのドタバタ4コマパロディです。

『マクロスF S.M.S☆物語』漫画:氷堂涼二

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S.M.Sの男性陣にスポットを当てた、ちょっと変わったテイストのスピンオフ作品です。

『シェリル ~キス・イン・ザ・ギャラクシー~』漫画:小山鹿梨子

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劇場版のにあわせて展開された、シェリル・ノームの視点で描かれる『マクロスF』です。

なんと少女コミック誌で連載されていたという、本作の視聴層の広さを伺わせる作品ですね。

小説版『マクロスF』著:小太刀右京

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小太刀右京著で公式ノベライズである「マクロスフロンティア」。「娘ドラ◎」に似たテイストの短編集である「マクロスF フロンティア・メモリーズ/フロンティア・ダイアリーズ」「劇場版マクロスF(上/下)」が発売されています。

短編集の方はアニメシリーズでは見られなかったキャラクターたちの一面やエピソードが見どころとなっています。

『マクロスF』のまとめ

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シリーズ6作目である『マクロスF』は、これまでのシリーズの物語を踏襲しながらもダブル歌姫、幾重にも紡がれる挿入歌、群像劇にも似た多くのキャラクター達の想いが交錯する物語と、新たな試み――まさしく新天地(フロンティア)を目指した意欲作でもありました。

相次ぐメディアミックス展開で様々なファンの期待に応えることで、さらに幅広いファン層を獲得し、男女年齢を問わず愛される作品へと成長。後のシリーズコンセプトに大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

総監督である河森正治さんも、本作のライブの熱狂を受けてエンターテイメントコンテンツの可能性を新たに認識し、劇場版マクロスFへの意欲へ繋げたと語っています。

2019年にもシェリル&ランカをテーマにしたフィギュアくじが販売されたなど、その作品・キャラクター人気は収まるところを知りません。動画配信サイトを利用すれば無料期間で一気に視聴することもできるので、未視聴の方はぜひ新天地へ旅立たれてみてはいかがでしょうか。

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