「シザーハンズ」・「アリス・イン・ワンダーランド」などの作品で知られる鬼才ティム・バートンの監督最新作「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」が2017年2月3日から日本で劇場公開されます。ランサム・リグズの全米で300万部以上を売り上げたベストセラーの原作をティム・バートンがどのようなファンタジックな映像に仕上げたのか、注目が集まっています。
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のあらすじ
フロリダで生まれ育った少年のジェイクは、周囲の人たちと馴染めずに孤独な日々を過ごしていました。けれども、彼の祖父だけはジェイクの唯一の理解者として優しく接してくれました。
しかし、ある日そんな優しかった祖父が謎めいた死を遂げてしまいます。そして、ジェイクは祖父の遺言に従って小さな島を訪れ、森の奥へと進みます。そこで古めかしい屋敷を発見します。その屋敷には、美しくミステリアスな女性のミス・ペレグリンと、空に浮かぶ少女や、透明人間の少年など、不思議な子供たちが一緒に暮らしていました。
奇妙な子供たちと謎の多いミス・ペレグリンに最初は戸惑うジェイクですが、しだいに彼らと心を通わせるようになり、ジェイク自身も自分の中にある力に目覚めていきます。
しかし、屋敷を狙う脅威がジェイクたちに迫りつつあるのでした・・・。
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のキャスト
映画のキーパーソンであるミス・ペレグリン役はフランス出身の女優、エヴァ・グリーンが演じています。「007 カジノ・ロワイヤル」でボンドガールを演じたことでも知られるエヴァ・グリーンは、「ダーク・シャドウ」に続いて2度目のティム・バートン作品への出演となります。
主人公のジェイクを演じるのは、「ヒューゴの不思議な発明」や「エンダーのゲーム」などの作品に出演してきたエイサ・バターフィールドです。そして、ジェイクと心を通わせる空気を自在に操る少女のエマには「マレフィセント」のエラ・パーネルが抜擢されています。
また、ジェイクたちを狙う敵のバロン役は、「パルプ・フィクション」や「スター・ウォーズ」シリーズなどの作品に出演してきた名優のサミュエル・L・ジャクソンが演じます。
ティム・バートンらしい映像世界
ティム・バートン監督というと、これまでにも首なし騎士やハサミ人間などの奇妙なキャラクターが登場する映画を作り上げてきました。
そんなティム・バートンが監督するということもあり、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」にも不思議なキャラクターが登場します。例えばミス・ペレグリンは、ペレグリン=はやぶさの意味が示す通りに、はやぶさに変身する能力を持っています。
そして、屋敷に住むのは透明人間や不思議な力を持つ少年たちばかりです。
彼らは後頭部に口を持っていたり、植物を成長させたり、おもちゃに命を吹き込んだりできます。
こうした不思議な能力を持つ登場人物たちは、一見すると不気味にも見えますが、ティム・バートンはこうした奇妙なキャラクターに愛着を沸かせる工夫をするので、その演出にも期待です。
また、空気を自在に操る少女のエマが空中に浮かび、木の上の巣から落ちたリスの子供を返してあげる場面の浮遊感や、水中でエマが空気の塊を発射するという神秘的な場面ではティム・バートンらしい映像センスが発揮されています。
そして、映画の舞台となるミス・ペレグリンの屋敷も時代を感じさせる重厚なデザインで、映画のミステリアスな雰囲気を演出してくれます。
まとめ
映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」には、ティム・バートンの過去の作品にも負けないようなユニークなキャラクターが登場します。
また、ティム・バートンらしいファンタジックな映像センスを発揮しているところにも注目です。
参考元
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