『進撃の巨人』アニ・レオンハートは女型の巨人!? その伏線と女型の巨人の目的を考察！

「進撃の巨人」アニ・レオンハートの正体は、女型の巨人だった！

エレンを攫おうとした「女型の巨人」は壁の中の兵団内にいる者だ、という疑惑が囁かれました。そしてその正体は、エレンの104期訓令兵団の同期、後に憲兵団に入団したアニ・レオンハートでした。

女型の巨人である事を見抜かれた原因？アニ・レオンハートの心の優しさ

アニが女型の巨人である事が見抜かれる前に、所々でアニが女型の巨人である、という伏線がはられています。一体、何故正体がバレてしまったのかその経緯を追ってみました。

「ライナー…どうする？」（第7話「小さな刃」より）

5年前の悲劇が再び繰り返され、超大型巨人により壁に穴が開けられてしまいます。エレン達104期生の初陣となりましたが、エレンが巨人化の能力を有している事実が判明した重要な場面でもあります。

その戦いの最中、普段は特に話もしないライナーに向けてアニが発した言葉がこのセリフです。直接、女型の巨人に繋がる伏線ではありませんが、ライナー、ベルトルトと何かしらの繋がりがある事が分かる場面となります。

第9話「心臓の鼓動が聞こえる」でジャンに言ったセリフ

エレンが巨人化して他の無垢の巨人達を襲う姿を目の当たりにしたジャンが、巨人化したエレンと気が付かず倒そうと提案した際に「例えばあの巨人が味方になる可能性があるとしたらどう？」とすかさずアニが言います。

これは、マーレの戦士としての使命である「座標」の可能性があった為、殺さないよう止めたと考えられます。女型の巨人とは直接結びつきませんが、座標を狙っているという含みを持たせた場面になります。

何かに感づいたアルミン（第21話「開門」より）

エレンが巨人だと判明した戦いの後、ハンジが捕らえた2体の無垢の巨人が、何者かによって殺されるという事件が発生します。巨人の秘密を知られたくない存在によって殺されたとすればその人物が女型の巨人となります。

その犯人を捜す為、全員の立体起動装置を調べる場面があり、アニとアルミンがそこで自分の立体起動装置を前にしながら会話をするのですが、アルミンの視線がアニの立体起動装置を捉えている場面が描かれています。

後に分かる事ですが、アニが持っていた立体起動装置は死んだマルコのものでした。一緒に整備した時に覚えていた小さな傷により、アルミンはその事に気が付きます。アニは難を逃れますが、後に重要な伏線となります。

「死に急ぎ野郎の仇をとってくれ！」（第23話「女型の巨人」より）

第57回壁外調査において、エレン奪還作戦の為、女型の巨人となり調査兵団を追うアニとジャン、アルミン、ライナーが対決する場面にて、攻撃を仕掛けたジャンの危機をアルミンがこのセリフを吐いて救います。

「死に急ぎ野郎」とは104期訓練兵時代にエレンにつけられたあだ名であり、同時に女型の巨人は104期生の中にいるという裏付けにもなりました。アニと女型の巨人とは直接結びつきませんが、重要な場面となりました。

アニが呟いた「ごめんなさい」の意味とは？

トロスト区での戦いの後、仲間達や街の人々の無残な死体を前にアニが茫然と「ごめんなさい」と謝る場面が描かれています。そんなアニにライナーが「早く弔ってやれ」と肩を叩きます。

物語の流れとしては、素直に助けてあげられなくて申し訳ないという言葉に聞こえますが、アニが女型の巨人であるという事実が分かった上で考えると、自分が犯してしまった罪に悔いているように聞こえてきます。

マーレの戦士としての使命を果たす為とはいえ、人の命を無残に奪った現実を目の当たりにしたアニにとって、途方もない罪悪感がこみ上げたのではないでしょうか。

アニが女型の巨人だと見破られた理由とは？

アニが女型の巨人であると正体を突き止めたのはアルミンです。アルミンの推理によると、女型の巨人となり得る人物は、兵団内そして第104期生の中におり、2体の無垢の巨人を殺した犯人である可能性があると話しました。

第57回壁外調査において、女型の巨人はアルミンを殺さずにフードを脱がせ、わざわざ顔を確認した事、アルミンが言った「死に急ぎ野郎」に反応した事、そして死んだマルコの立体起動装置を持っていたという事実。

これらからアルミンは、アニが女型の巨人である事に辿り着きます。

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女型の巨人の特徴や、その目的とは？

アニが巨人化した姿である「女型の巨人」。その特徴や目的は一体なんなのでしょうか？

女型の巨人は足技が強烈！無垢の巨人を呼ぶ能力も？

大きさは14m級。知性を持つ巨人であり、細見で丸みを帯びた女性らしい体型をしています。高い戦闘力を持ち、身のこなしは他の巨人を遥かに凌ぎます。人を捕食せず、叩きつけたり、踏みつぶしたりという方法で戦います。

人間の状態のアニは父に教えられた強烈な足技が特技でしたが、巨人化した状態でもやはり蹴りなどの足技にアニらしさを見ることができます。

また鎧の巨人のように、身体の一部を硬質化する能力を持ち「叫び」によって、無垢の巨人を呼び寄せる能力も持ち合わせています。これにより壁が壊された時も無垢の巨人を呼び寄せ、街を襲わせたとアルミンは推測しています。

女型の巨人の目的は？

女型の巨人であるアニはライナーやベルトルトと同じく、マーレから送り込まれた存在でした。アニがマーレから送り込まれた本来の目的は、パラディ島の人類（壁の中の人達）を絶滅させる事でしたが、自分達同様に知性の巨人となるエレンが「座標」だと判明した時点で、座標を故郷に持ち帰るという目的にシフトしました。

しかしそれは失敗し、アニは追跡を逃れるために硬質化した水晶の中に入り「冬眠」のような状態になってしまいます。

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アニ＝女型の巨人は今後どうなる!?

第34話「戦士は眠る」において闘いに敗れたアニは、硬い水晶で身体を覆い全て沈黙を守ったまま兵団の地下室に幽閉されています。この事は、兵団内において極秘事項とされています。

現在も結晶体のまま幽閉されていると推測されますが、詳細については物語上でまだ触れられておらず、実際は謎とされています。ネット上では、沢山の推測が飛び交っているようで、水晶体から出ているという噂もあります。

自分の意志で水晶体から出られるとされており、顎の巨人の力を使えば結晶体が砕ける事が判明しました。ヒストリアやエレンに喰わせたのでは？という見解もありましたが、第106話で結晶体のアニが再登場しています。

現在は、パラディ島の闘いも終わりを迎え、ジークとエレンが手を組んで行動している状況ですが、アニは未だ兵団の地下牢で結晶体になったままです。アルミンが結晶体のアニに対して語りかけている場面も描かれました。

結晶体も砕ける事が判明したので、今後アニが再び登場する可能性はかなり高いのではないでしょうか。作者の諌山創氏は「役目を終えたキャラクターは死亡する」という事を明らかにしました。

未だ女型の巨人の能力を持ったまま結晶体で眠るアニは、今後の展開において何らかの重要な役割を持ち、再び登場する事が予想されます。巨人の能力者が集結するのでは？という推測も出ており、今後の展開が期待されます。

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