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2019/01/21
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【色褪せない魅力】16年半ぶりのゲリラCDリリースを果たしたHi-STANDARDとは

10月5日、全国のCDショップにあるパンクバンドの新譜が並びました。バンドの名前はHi-STANDARD(通称ハイスタ)。90年代に全国で精力的にライブ活動を行い、多くのファンを魅了したハイスタですが2000年に惜しまれながらも活動を休止。2011年に活動を再開し、歓喜した人は数知れず。待望の新譜発売はなんと事前告知一切なし。にも関わらず発売初週で13.6万枚をセールス、オリコン首位に輝きました。

Hi-STANDARDのかっこよさはその精神にある

1991年結成のパンクバンド

「ハイスタ」の愛称で知られるHi-STANDARDが誕生したのは遡ること25年前、1991年夏のことでした。

当初4名でスタートしたハイスタですが、翌年に現在同様ベース・ボーカルを務める難波章浩、ギター・ボーカルの横山健、ドラムの恒岡章から成る3ピース体制に。
 
彼らの伝説は高円寺の小さなライブハウスから始まります。その後、自ら企画したライブを中心にイベントにも多数参加するなど精力的に活動し、ファンを獲得。海外アーティストの来日公演でオープニングアクトを務め、着実に実力をつけていきます。
 

アンチメジャーのメジャーバンド

95年に発売された初のフルアルバム(ミニアルバムに次ぐセカンドアルバム)『GROWING UP』は海外盤も合わせると70万枚を超える売り上げを記録。

97年発売のサードアルバム『ANGRY FIST』ではオリコン初登場4位に輝きます。同年、音楽フェス「AIR JAM97」を主催し、15000人を熱狂させました。

99年発売の『MAKING THE ROAD』国内外合わせて100万枚以上売り上げるという快挙を成し遂げました。

ミリオンヒットを達成しているアーティストはもちろんハイスタだけではありません。しかし、それでも強調します。ハイスタのミリオンヒットが唯一無二の功績であることを。

彼らの活動は一貫して「アンチメジャー」。テレビ出演もほぼなし、タイアップは一切せず、最小限のプロモーション活動でこの偉業を成し遂げたのです。この姿勢は今回のゲリラリリースにも見ることができるでしょう。

SNS全盛の現代、ハイスタの徹底した非大衆性にロマンを感じる人も多いのではないでしょうか。

ゲリラリリースはなぜ成功したか

16年の時が流れてもハイスタはハイスタだった!

10月に発売されたハイスタのニューシングル、『Another Starting Line』は発売初日に5万枚近くを売り上げ、同日に新譜を発売した今をときめく星野源、SEKAI NO OWARIをおさえてオリコン1位に輝きました。

16年半ぶりの新譜に全国のファンが歓喜した結果がこの好セールスを生んだわけですが、ハイスタが「アンチメジャー」なのは前述のとおり。今回のCD発売も全くプロモーションを行いませんでした。

ハイスタを愛する全ての人が生んだ奇跡

16年半ぶりにハイスタの新譜が並んだあの日、たまたまショップで見かけた往年のファンは目を疑ったことでしょう。その驚きは瞬く間にSNSで拡散され、多くの人が店舗に足を運びました。

通販なし、配信なしのこの音源はCDショップに出向いて買わない限り手に入れることができなかったのです。その勢いは店頭から在庫がなくなってしまった店舗もあったことからも分かるようにすさまじいものでした。

実際、ショップ店員やレーベルのスタッフなど今回のCDリリースを事前に知っていた人はそれなりにいたはず。

簡単に情報が広まるネット時代を逆行するかのようにハイスタの新譜の詳細が世間に知れ渡ることは発売当日までありませんでした。

この尊さは筆舌に尽くしがたいものがあります。

リリースに関わった人全てがハイスタの信念に敬意を表し、尊重した結果、今ではなかなか得難くなった本当の意味でのサプライズを成功させたというわけです。


参考元

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