アルミン・アルレルトは『進撃の巨人』において重要キャラクターに位置付けられており、とくに巨人との戦いで活躍する姿が見られます。ここではアルミンについて、プロフィールや性格など基本的な情報から、超大型巨人の力を継承したあとやアニとの関係などをまとめました。アルミンのことをもっと知りたい人はぜひチェックしてもらい、よりアルミンのことを詳しくなってください。
【進撃の巨人】アルミンはどんなキャラクター?
出典:amazon『進撃の巨人』の主人公・エレンの幼なじみとして登場するアルミン・アルレルトは、作中で重要な位置づけがされており、数々の戦いで勝利を呼び込む策略家として描かれています。
アルミンがいなければ物語が進まないと言われているほどで、どれほどの影響力を持っているのかは、ファンの誰もが理解しているのではないでしょうか。
ここではアルミンのプロフィールや性格をはじめとした、様々な魅力について触れていきます。
よりアルミンのことを知りたいという人、『進撃の巨人』の秘密や魅力を知りたいという人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
アルミンのプロフィール
名前:アルミン・アルレルト
誕生日:11月3日
年齢:15歳
出身:ウォール・マリア南端シガンシナ区
身長:163cm
体重:55kg
所属:調査兵団
アルミン・アルレルトは主人公であるエレンやミカサと同じシガンシナ区出身で、中性的な容姿を持っているのが特徴的なキャラクター。
積極果敢な2人と比べて大人しい性格をしているアルミンは、幼少期こそいじめられっ子として過ごしますが、成長すると調査兵団の一員として活躍していきます。
誰よりも優れた観察眼や閃きを持っており、その卓越した頭脳を調査兵団の団長エルヴィン・スミスが高く評価しているほど。
数々の戦いにおいて、アルミンの戦略がなければ勝利を収めることができなかったと言われるほどで、物語上欠かせない重要な人物の1人となっています。
誕生日は多くのファンが祝った
公式企画で実施された人気キャラ投票では、10位・6位・8位という結果を得ており、高い人気を獲得しているアルミン。
物語に欠かせないだけでなく、小柄な身長や中性的な容姿が「かわいい」と評判で、ツイッターなどSNSではアルミンの誕生日を盛大に祝う様子が見られます。
手書きイラストや画像で盛り上げる人がいれば、ケーキを手作りしてフィギュアの並べて投稿するなど、様々な祝福で賑わっていました。
「#アルミン生誕祭」でツイッターを覗けば、その盛り上がりに感化されるだけでなく、アルミンがどれほど愛されているのかも分かるはずです。
アルミンの性別は?
出典:amazonアルミンは中性的な容姿を持っていますが、プロフィール上は男性です。
しかし見た目だけでなく言動からも、男らしさを感じない様子が見られるため、当初は女性と勘違いされたこともあるアルミン。
作中の活躍やエレンたちとの会話を見れば、アルミンが男性なのは一目瞭然でしょう。
ただかっこよさよりもかわいらしさの印象がとても強いため、アルミンの性別がしばしば勘違いされることも珍しくありません。
女の子説も浮上したアルミン
アルミンの性別は明らかに男性ではあるものの、そのなかで「女の子説」が浮上したことがあります。
原作第53話において、クリスタに変装したアルミンが相手からセクハラまがいの行為を受け、トラウマ化する様子が描かれていました。
この部分だけでは噂された程度にとどまっており、大きく疑われるきっかけになったのは、作者から「ミカサと一番仲がいい女子はアルミン」と明言されたことでした。
ファンの間で混乱が起きてしまうことになり、これによって「性別:アルミン」が誕生しては、しばしば女の子として扱われることが珍しくありません。
エレンの外の世界を教えたのはアルミン
エレンが調査兵団に興味を持つようになったのは「外の世界」に興味を持ったためで、これはアルミンの知識が発端となっていました。
アルミンは様々な知識を持っており、海の存在を確かめたいなど好奇心が旺盛で、壁の内側での生活に疑問を持っていたほど。
外の世界に関する興味によっていじめられた経緯がありますが、それでも「自分は正しい」と頑なに意見を曲げない強さを持っています。
その様子を見てエレンはアルミンの言葉を信じるようになり、ミカサを交えて3人で一緒に遊ぶ機会が増えるようになっていくのでした。
アルミンの性格について
出典:amazon『進撃の巨人』では果敢に巨人たちに挑む兵士たちの姿が描かれていますが、そのなかでアルミンはどちらかと言えば、恐れや恐怖の感情が強くなっています。
しかしそのなかでも頭脳をフル回転させて、巨人を倒すための手立てや作戦を考えており、人類の勝利に貢献しているのも事実。
ここではアルミンの性格について迫っていき、どういったキャラクターなのかについて、より深くふれていくことにします。
自分に自信を持てない精神的な弱さがある
幼なじみであるエレンとミカサに比べて、アルミンは守ってもらう立場が多かった過去があり、戦場に出ても自分自身に自信を持てない様子が強く見られます。
積極性に欠けているのはアルミン本人も自覚しており、勝利を収めたあとでも最良の選択ができたのではないかなど、自責の念に囚われる部分が垣間見えるほど。
また、エレンとミカサに守られてきたということもあって、2人の足手まといになっているのではないかと考えることもあり、精神的な弱さが随所で窺えます。
強い信念と好奇心を持っている
精神的な弱さが見られる一方で、アルミンには自分が正しいと思ったことを決して曲げない強さがあり、同時に外の世界への強い好奇心を見せています。
幼いころにいじめられたときは、暴力を受けながらも自分が間違っていると認めないだけでなく、「言い返せないから暴力を振るう」と自分の正しさを主張していました。
巨人との戦いにおいては弱さや脆さが露見しているものの、自身の考えや主張については正しいと思ったことを貫き通す強さを持っています。
決して弱いだけのキャラクターではなく、やがて場数をこなしていくことによって、心身ともに成長して強くなっていくアルミンの姿は見逃せません。
アルミンの役割と実力
出典:amazon『進撃の巨人』では人類と巨人の迫力ある戦いが見どころですが、アルミンに関しては戦闘よりも頭脳戦において真価を発揮している様子が描かれています。
性格からも戦闘向きではないことが窺えますが、作中においてアルミンはどのような役割を担っており、どのような働きを見せているのでしょうか。
アルミンが巨人とどうやって戦ってきたのかを詳しく見ていくことで、与えられた役割や物語において欠かせないと言われる理由について紹介していきます。
格闘の成績は低い
『進撃の巨人』序盤では訓練兵団時代のアルミンたちが描かれていますが、エレンとミカサは上位10名に選ばれているのに対して、アルミンは上位にはいません。
格闘模擬試験での合格は奇跡的と本人も語っており、アルミンの心優しい性格も相まってか、格闘能力は誰よりも低いことが窺えます。
ただ成績が悪いと言っても、他のキャラクターと比べて格闘能力が低いというだけであるため、自衛程度であれば難なくこなしている様子が見られます。
非常にかしこい頭脳派
格闘能力が低い一方で、アルミンは持ち前の頭脳を活かして座学でトップの成績を修めています。
新兵ながら前線に配置されると、的確な状況判断能力などで活路を見出しては、窮地を脱するだけでなく状況を打破する作戦を立てることが珍しくありません。
仲間たちもアルミンの頭脳に救われてきたことを自覚しており、深く信頼していると同時に指示を仰ぐ様子が描かれています。
ただ自分に自信を持てない部分は相変わらずであるため、どうしても決断するまでに時間がかかってしまうという弱さも垣間見えるのは否めません。
「ゲスミン」と呼ばれることも
ファンの間ではアルミンをしばしば「ゲスミン」と称していますが、これは作中で見せた表情が大きく影響しています。
ベルトルトに対して、彼がアニに好意を寄せていると分析すると、捕らえたアニは拷問を受けていると口にしたとたん、ベルトルトは冷静さを欠いてしまうことに。
状況を優位に立つためとはいえ、かつての仲間を利用してまで打破しようとする姿勢は仕方がないと言えるでしょう。
自身も自覚していたのかもしれませんが、あまりに心優しいアルミンからかけ離れていたため、ファンたちも「ゲスミン」と言わざるを得ない恐ろしい表情を見せています。
アルミンの過去とは?
出典:amazonアルミンの性格や実力などについて触れてきましたが、ここでどのような幼少期を過ごしてきたのか、過去について触れていくことにしましょう。
どのようなキャラクターなのかを知っていくためにも、アルミンの過去を押さえることは必須ですので、重要なポイントをまとめてみました。
エレンと同じシガンシナ区で育つ
幼少期のアルミンは、エレンとミカサの3人で一緒に遊んでいた幼なじみの関係で、ウォール・マリア南端のシガンシナ区出身です。
いつもエレンの行動に振り回されては、ミカサがそれを抑制するといった日常が多く、たまにアルミンが積極的にエレンをリードすることも。
行動的で活発な2人対して、どちらかと言えば本を読んで穏やかな日々を過ごす方が多いアルミンですが、3人一緒に遊んでいる時の表情は生き生きとしています。
いじめられっ子だったアルミン
幼いアルミンはいじめられっ子として過ごしてきた側面があり、エレンとミカサが助けに現れるというシーンが印象的なものになっています。
アルミンがいじめられるきっかけになっているのは、本で読んで知った「外の世界」が原因で、異端児のような扱いを受けていました。
しかしそのなかでもアルミンは決して考えを曲げることはなく、むしろ言葉で攻撃をしては、相手に非を認めさせようとするほど。
そしてエレンとミカサに助けられたあとも、自分の力で立ち上がろうとする姿があり、いじめには屈しないという強い姿勢を見せています。
両親が憲兵に殺された過去を持つ
原作とアニメ版ではアルミンの両親に関する設定が異なっていますが、両方を照らし合わせると、どうやら憲兵に殺されてしまったことが見えてきます。
アルミンが外の世界に興味を持ったのは1冊の本がきっかけで、これは祖父が持っていた本とされており、そこに壁の外の世界に関する記述がありました。
そしてアニメ版ではアルミンの両親が気球に乗って壁の外に出ようとする様子が描かれており、のちにキャラクター名鑑でも憲兵によって殺害されたことが判明。
また原作に登場する祖父についても、王政による口減らし作戦によって死亡することになり、アルミンの両親たちは憲兵や王政によって殺されたことが分かります。
そのため、アルミンは王政や憲兵に対する不満や憤りを抱えており、訓練兵団時代のライナーとベルトルトたちとの会話でも、その様子を窺うことができます。
アルミン黒幕説?いったいどういうこと?
出典:amazon『進撃の巨人』は先の読めない展開や張り巡らされた伏線などが話題を呼び、今や人気漫画のトップに君臨する作品となっています。
国内外問わず多くの人が夢中になっており、そのなかでファンたちは考察を展開させるなど、話題に尽きないところも魅力になっています。
しかし考察のなかに「アルミンは黒幕ではないのか」という説が唱えられるようにもなり、この話題について大きく盛り上がったことがありました。
なぜ主人公であるエレンに近いアルミンが黒幕として扱われるようになったのか、その経緯や内容、真相について迫っていくことにしましょう。
序盤では黒幕の噂もあった
アルミンが黒幕ではないかという説が唱えられた理由には、様々な理由があります。
これは『進撃の巨人』が始まった初期からあった考察で、アルミンに似た巨人が登場したことによって、「アルミン黒幕説」が加速していくのでした。
内容や真相については後述していくことにして、他にもアルミン黒幕説には様々な根拠が挙げられますが、原作50話にして黒幕説は否定されます。
それでは黒幕説の根拠となった部分について、1つずつ見ていくことしましょう。
黒幕説の根拠1:誰よりも頭が良かった
まずアルミンが黒幕として扱われるようになったのは、作中の誰よりも「頭が良かった」ことが理由になります。
訓練兵団卒業生の成績上位者の誰よりも状況を理解し、打破するために必要な行動を考えて抜くことができるため、誰よりも卓越した頭脳を持っているのが分かるでしょう。
このような頭の良い人物が裏で手を引いているのはよくあることですので、アルミンが黒幕として扱われるのも無理がないと言えます。
黒幕説の根拠2:アルミンに似た巨人の登場
そもそも「アルミン黒幕説」が浮上するきっかけになったのは、原作第2話に登場している、エレンの母親を喰った巨人の見た目にあります。
「カルライーター」と呼ばれている巨人は、金髪の髪色を持つ特徴的な外見を持っているため、これがアルミンと似ていることから黒幕説が過熱していくことに。
このことからアルミンは、鎧の巨人や超大型巨人、女型の巨人たちと同じ勢力ではないかと考察されますが、エレンが座標の力に目覚めたシーンで否定されてしまいます。
実際にカルライーターの正体はダイナ・フリッツであり、彼女はエレンの父親であるグリシャと結婚したフリッツ王家の末裔でした。
黒幕説の根拠3:「ゲスミン」で見せる表情
アルミンの黒幕説を根拠づけてしまった理由として、随所に見せる「ゲスミン」の表情が悪人っぽいというものがあります。
アニやベルトルトを陥れるための作戦でゲスミンを見ることができますが、しかしこれはアルミンの中にある良心との葛藤が表れているもので、黒幕説を決定づけるものとしては弱いものとされていました。
たしかに表情だけ見れば、ゲスミンの表情は悪役キャラクターそのものではあるものの、結局カルライーターの死亡によって黒幕説は破綻していくことになります。
黒幕説4:アニメのナレーション
アニメ版『進撃の巨人』では、導入や次回予告のナレーションをアルミン役の井上麻里奈さんが担当しており、ここでもアルミン黒幕説が囁かれるのでした。
ナレーションは物語を俯瞰する語り手であるため、アルミンが担当したことによって物語の全貌を知っている=黒幕側からのナレーションという導きがされます。
しかし一方で最終回までアルミンが生存している=できごとの回想という方程式も成り立つため、根拠としては乏しいと言えるでしょう。
また、アニメ版に関しては原作者である諌山創が積極的に提案をしていることで知られていますので、ナレーションにアルミンを選んだのも作者側の意向と考えられます。
主人公であるエレンではなくアルミンを意図的に選んだ理由が存在するかもしれませんが、他の理由でアルミンの黒幕説を否定してしまっているため、やはり根拠とはなりえないのかもしれません。
アルミンと超大型巨人の関係について
出典:amazonウォール・マリア最終奪還作戦において、調査兵団は巨人勢力とかつてないほどの大激戦を繰り広げることになります。
やがて人類が巨人に勝利し、ウォール・マリアを奪還することに成功しますが、そこでアルミンの身に重大な危機が迫ることになるのでした。
ここではウォール・マリア最終奪還作戦におけるアルミンの様子から、超大型巨人との関係性についてまとめていくことにします。
アルミンの作戦でベルトルトに勝利
シガンシナ区での戦いにおいて、調査兵団は超大型巨人による侵攻を食い止めることができず、頼みの綱であるエレンですらまったく歯が立ちませんでした。
しかしアルミンは、超大型巨人最大の武器である熱波を放つと肉体がやせ細ってしまうという弱点を見抜き、消耗戦に持っていきます。
アルミンの思惑通りにことが運び、ベルトルトは周囲に誰も敵がいないとゆだんするなど、彼の隙を作ることに成功。
すかさずエレンはベルトルトを取り押さえることに成功しましたが、同時に自分を犠牲にして黒焦げになってしまったアルミンを見つけてしまいます。
超大型巨人の力を継承する
超大型巨人の攻撃によって全身を焼かれてしまったアルミンでしたが、辛うじて息をしていたものの、生死の境をさまよう危険な状態にありました。
リヴァイが駆けつけると、巨人化の薬を打って巨人化したアルミンにベルトルトを食わせて存命させようとしますが、同時に致命傷を負ったエルヴィンを連れてきたフロックも現れることに。
これによってリヴァイはエルヴィンに巨人化の薬を打とうとしますが、最終的にはアルミンに打つことを選択して、無事にアルミンは生きながらえるのでした。
しかし同時にアルミンは超大型巨人の力を継承することになり、どうしてエルヴィンではなく自分が生かされたのかなど、悩みに苦しんでいくようにもなります。
巨人の力の影響で記憶障害になってしまう
巨人の力を継承した者は、それまでの記憶も同時に引き継いでいくという特質を持っており、アルミンもまたベルトルトの記憶を見ることになります。
またエレンの記憶からも明らかにされていますが、巨人化の薬を打たれると一時的な記憶障害を起こすため、アルミンは目を覚ました瞬間に直前の記憶を失います。
しかしアルミンに関しては、ベルトルトの意識が強く働いている様子が見られ、水晶体のなかに閉じこもっているアニとの会話で窺うことができます。
出入り禁止のエリアにいるところをヒッチに見つかった瞬間、アルミンとは思えないような驚きかたをしているため、どうやら単なる記憶障害ではない可能性もあるでしょう。
まるでベルトルトの意識と同化しているかのような反応ぶりで、その後もベルトルトの意識したような発動がアルミンの口から語られています。
アルミンの巨人化の姿には耳がない
原作106話では、アルミンが始めて超大型巨人の姿になって登場する様子が描かれていますが、違和感を覚えるようなデザインとなっています。
ベルトルトと比べて大きくやせ細っているだけでなく、アルミンの超大型巨人には耳がないという特徴が印象に残るばかり。
これはアルミンとベルトルトとの間で、身体能力の差があるためなのかもしれません。
また他の巨人たちと耳の形状を比べると、丸型やとがっているなど特徴が異なっているため、伏線となっている可能性が十分にあるだけに注目です。
アルミンの余命は?
出典:amazonアルミンは超大型巨人との戦いで生死をさまよいますが、ベルトルトから超大型巨人の力を継承して、なんとか生きながらえることになります。
しかし巨人化能力を宿している人間には「寿命」が短くなってしまうという性質があるため、エレンを含めた巨人能力者たちの生存期間について語られました。
ここでは巨人化能力を持つ人間の寿命と、アルミンの残りの寿命をまとめていきます。
巨人の力を持つ人物の寿命は決まっている
ウォール・マリアを奪還したあと、エレンは記憶の深いところを見ますが、そこで巨人化能力を宿した者は「寿命が13年になる」という設定が明らかになります。
エレンやライナー、ジークといった巨人化能力者たちは、いずれも13年という短い年月しか過ごせず、これは「ユミルの呪い」と呼ばれています。
ユミル・フリッツが始祖の巨人の力を手に入れて、13年で命を落としたことが由来となっていますが、大きな力には相応のデメリットが存在することが判明するのでした。
シガンシナ区奪還後の寿命は13年
ウォール・マリアを奪還すると同時に、アルミンはベルトルトから超大型巨人の力を継承したため、この時点でアルミンの残りの寿命は13年となってしまいます。
またエレンに関しては、最初にシガンシナ区を脱出する際にグリシャから力を継承しているため、残り8年の命しかない計算に。
確実な死が着実に迫ってきているなか、ライナーたちマーレ陣営は寿命が迫ると後継者探しに奔走し、強大な力を確実に継承していることが分かります。
マーレ編開始時点では3年が経過
原作第91話からはウォール・マリアでの戦いから3年が経過しており、これによってアルミンやエレンたちの寿命が3年分消費されていることに。
アルミンは残り10年になりますが、エレンについては5年しか残されておらず、壁の外の世界にある大国・マーレとの戦いに挑むのでした。
実家の地下室で壁の外の世界の真実を知ったエレンは、外は自由ではなかったことを知り、そこから自由を求めて戦っていく様子が描かれています。
そこでアルミンやミカサはどのように行動していくのか、エレンが自由を求めて戦っていく様子など、引き続き見逃せない展開の連続で必見です。
アルミンとアニの関係とは?好意を寄せてるって本当?
出典:amazonアルミンは『進撃の巨人』において重要なキャラクターと位置づけられており、それだけに様々な考察が展開されています。
そのなかで水晶体に閉じこもったアニとの関係が注目されていますが、どのような内容で議論をされているのでしょうか。
アルミンはアニのことが好きなのではないかという考察など、2人の関係について迫っていくことにします。
アニはアルミンを殺さなかった
アルミンとアニの関係を語るにあたって外せないのが、調査兵団に入団した初期の壁外遠征における部分となります。
女型の巨人になったアニはエレンを捕獲するために行動しますが、その道中でアルミンは女型の巨人から攻撃を受けてしまい、窮地に立たされてしまうことに。
女型の巨人であるアニは攻撃した相手がエレンではなくアルミンであることを確認すると、そのまま本来の目的を達成すべく再び行動していくのでした。
アルミンに情を寄せた理由は?
このときの疑問は、なぜアニはアルミンを殺さなかったのかということ。
他の兵士たちは容赦なく殺していったのに対して、アルミンについては戦闘不能にした程度で済ませていたのには謎であるばかり。
しかしこの疑問は、アニが同期のアルミンに情を寄せていたのではないかと推測でき、壁外からやってきたアニはライナーに迫られて同期のマルコを殺したことが大きく影響していると見ることができます。
アニにとって壁内人類は敵であるものの、訓練兵として同じ苦楽を共有してきた過去から、後悔するできごとだったのかもしれません。
アニはアルミンに好意を寄せていた?
アルミンを殺せなかったもう一つの理由としては、少年誌特有の恋愛感情が影響していた可能性もあるでしょう。
アルミンはクールに振る舞っていたアニに対して「優しいね」と評しており、この言葉を受けてアニはうろたえていました。
また女型の巨人を捕獲する作戦でも、「アニは僕にとって悪い人になるね」と言われており、アルミンの印象を良くしたいという想いから誘いに乗ったと見ることもできます。
アルミンに惹かれていたから手を出さなかったという理由は、想像の範囲を脱することができませんが、2人の関係をより気になるものへと昇華させてしまうばかりです。
水晶体のアニに語りかけるアルミン
アニの視点からは情や恋愛感情などが見えてきますが、対してアルミンから見たアニはどういったものでしょうか?
超大型巨人の力を継承したアルミンは、水晶体のなかに閉じこもるアニの前に立っており、彼女に話しかけるように言葉をかけています。
本来であれば進入禁止のエリアであり、それも2度の行き来をしていることから、アルミンになにか特別な感情が働いている可能性が窺えるでしょう。
さらには一部始終をヒッチに見られており、アルミンは赤面しながら慌てている様子が描かれています。
そのときのアルミンは「やましいことは考えていない」と反論していますが、性格と年齢を考えると、アニに対する特別な感情を抱いているとも見ることができます。
【進撃の巨人】アルミンの名言・名場面!印象に残るシーンを紹介!
出典:amazonここまでアルミンに関する考察などに触れてきましたが、巨人との戦いで大きな功績を残していることが分かるでしょう。
戦闘では参謀役として活躍しているアルミンですが、そのなかで数々の名言や名場面が残されており、より魅力的なキャラクターへと昇華しています。
そこで『進撃の巨人』において、アルミンの名言や名場面をいくつかピックアップしてみましたので、どのようなシーンがあるのかチェックしてみてください。
「何も捨てることができない人には 何も変えることはできないだろう」
調査兵団による女型の巨人捕獲作戦で、アルミンは団長であるエルヴィンの考えを理解することになり、同時に彼が持つ状況の理解力を窺うことができます。
側に居合わせていたジャンは、作戦内容を知っていれば犠牲が少なかったのではないかと考えますが、アルミンはすぐさまその意見を否定することに。
エルヴィンが人類全体を考えていること、変革のためには犠牲が必要であり、大切なものであっても切り捨てることができる人だと考えます。
このセリフからアルミンも犠牲を伴う必要性について理解するようになり、巨人との戦いにおいても、何かを犠牲にしながら戦っていく様子が描かれています。
「僕の命と他に何を捨てればいい?」
ライナーとベルトルトによってエレンが拉致されてしまい、アルミンやミカサたち104期生たちは彼らを追っていきます。
しかし鎧の巨人の防御力の高さでどうすることもできず、アルミンは必死になって思考を巡らせると、アニを引き合いに出すのでした。
アニが拷問を受けているというデマを語ると、ベルトルトは激昂して切りかかろうとしますが、アルミンの思惑通りにことが運んでエレンの奪還に成功します。
このときに見せた表情がアルミンとは思えないほどの黒い表情で、ファンから「ゲスミン」と呼ばれるきっかけになった名場面とされています。
「僕が殺した人はきっと優しい人だったんだろうな…僕なんかよりずっと人間らしい人だった…」
エレン奪還後、調査兵団の立場が危ぶまれるようになると、中央憲兵との対立が明確になっていき、やがて人類同士の戦いへと発展していきます。
アルミンもまた中央憲兵との戦いを強いられることになり、ジャンが銃で撃たれそうになると、とっさの判断で相手を撃ち抜くのでした。
中央憲兵が引き金を引くことをためらったのに対して、アルミンは躊躇なく引いたため、アルミンは相手の方が人間らしいと自責の念に囚われてしまうことに。
ジャンは助けてくれた事実をすかさずフォローしているものの、やはり優しい心を持っているアルミンは、どうしても後悔の気持ちを拭えずにいる様子が見てとれます。
「これが…君の見た景色なんだね ベルトルト」
作中で初めて超大型巨人の力を使ったアルミンは、マーレの街を襲撃して攻撃した状況を見下ろしながら、このセリフを残しています。
敵だったとはいえ同じ仲間として過ごしていたベルトルトを想っている様子や、アルミンの性格が如実に表れている場面で、切なさを感じてしまうばかり。
中央憲兵に向けて引き金を引いてしまったこと、さらには敵対するマーレの民間人を無差別に攻撃したなど、段々とアルミンの手が血に染まっていく様子が如実に窺えます。
【進撃の巨人】アルミンのまとめ
出典:amazon『進撃の巨人』における重要なキャラクターであるアルミン・アルレルトについて、プロフィールから様々な考察、名言などをまとめました。
中性的な容姿でかわいらしいイメージが強かった初期ですが、物語が進むにつれて黒い部分や自責の念に押される様子が見られ、見ていてつらさを感じてしまうばかり。
残酷な世界のなかに生きる唯一の良心と言っても過言ではありませんが、超大型巨人の力を継承したアルミンは、いったいどこへと向かっていくのでしょうか。
先の読めない展開が連続する『進撃の巨人』で、アルミンはどのように活躍するのか。
これからも楽しみであるだけでなく、アルミンの行動に注目したいばかりです。
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