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平安時代に書かれ、日本最古の物語ともいわれる『竹取物語』。作者未詳のこの歴史的作品を原作とし、スタジオジブリが2013年に公開した映画である。原案・監督・脚本を担当したのは、『火垂るの墓』や『おもひでぽろぽろ』など数々の名作を生み出してきた、日本を代表するアニメーション監督・高畑勲。1999年公開の『ホーホケキョ となりの山田くん』から約14年ぶりの監督作品であり、企画の立ち上げから完成までに約8年もの歳月をかけた渾身の作品。昔、ある山里に翁(地井武男)と妻の媼(宮本信子)が、2人で暮らしていた。ある日竹を取りに出かけた翁は、竹林のなかでひときわ明るく光輝くたけのこを見つける。そこにはなんと、手の平にのるほどの小さな姫君がいたのである。驚いた翁はさっそく姫君を手で包み、家に大切に連れて帰った。すると、その姫君はたちまち大きくなり、その日のうちに人間の赤ん坊の大きさに成長したのである。姫君(朝倉あき)の成長は驚くほど速く、半年も経たないうちにすっかり少女へと成長してしまったため、近所の子どもたちから「たけのこ」と呼ばれ、慕われるようになる。姫君にとって、ガキ大将の少年・捨丸(高良健吾)や仲間たちと遊び、ともに野山をかけまわる時間はこの上なく幸せな日々だった。しかし、翁はそんな姫君を高貴な姫君に育てあげるため、無理矢理都へ連れて行こうとするのだった…。
映画『ハウルの動く城』は、2004年11月20日より公開されたジブリ作品である。監督および脚本は宮崎駿が担当しており、イギリス作家のダイアナ・ウィン・ジョーンズが手掛けたファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作としている。魔女の呪いで老婆にされてしまった少女・ソフィーと魔法使い・ハウルとの共同生活は原作を忠実に再現し、その上で随所に宮崎駿流にアレンジを加えて描いている。主人公のハウルの声優には、「キムタク」の愛称で長く親しまれている木村拓哉が抜擢された。父親が遺した帽子屋でお針子として働く長女のソフィー(倍賞千恵子)。ある日、兵隊に絡まれていたところを金髪の美青年・ハウル(木村拓哉)に助けられる。しかし、ハウルに助けられたことにより、ハウルの心臓を狙っていた荒れ地の魔女(美輪明宏)に呪いをかけられ、90歳の醜い老婆の姿へと変えられてしまう。老婆の姿では帽子屋にいられないと思い街を出たソフィーは、カブが頭になっている不思議なかかしを助け、彼が引っ張ってきた動く城へと乗り込むのであった―。
スタジオジブリが制作し、2010年に公開した映画。脚本を宮崎駿が担当し、ジブリのアニメーターとして多くの作品を支えてきた米林宏昌が、初めて監督を務めた作品である。原作は、イギリスの作家メアリー・ノートンによる『小人の冒険シリーズ』の第1作目『床下の小人たち』。人間が住む屋敷の床下に、決して姿を見られないよう、隠れて暮らしている小人たちの暮らしが生き生きと描かれており、イギリスではカーネギー賞を受賞した名作のひとつとなっている。主題歌を演奏し、歌っているのは、フランスでハープ奏者としても活躍するアーティスト・セシル・コルベルであり、スタジオジブリ作品としては、初めて海外のアーティストが主題歌を手がけている。主人公・アリエッティの声には志田未来、屋敷で療養中の少年・翔の声には神木隆之介という、子役のころからその実力を発揮し続けてきた若手実力派俳優の2人が担当し、大きな話題を呼んだ。古いお屋敷の床下に14歳の少女・アリエッティ(志田未来)とその家族がひっそりと住んでいた。アリエッティたちは、屋敷の人々が使っている生活必需品や食べ物などを、ほんの少しだけ借りて使う、“借りぐらし”を送っている小人だった。決して人間には見つからないようにと、細心の注意を払っていたはずのアリエッティが、ある日、屋敷に療養に来ていた少年・翔(神木隆之介)に見つかってしまう…。
映画『魔女の宅急便』は、角野栄子が手掛けた児童書をもとに、アニメの巨匠・宮崎駿監督がアニメ映画化した作品である。映画は1989年に放映され、その後も金曜ロードショーやDVDなどで多くの人から親しまれた、ジブリアニメの代表作品のひとつ。親元から離れ、知らない町へと移り住んだ主人公・キキの、魔女として独り立ちしていく姿を描いている。主人公・キキの声優を高山みなみ、キキに興味を示している丸眼鏡の少年・トンボ役を山口勝平が担当。主題歌には荒井由実の楽曲の、「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」が採用された。13歳になった魔女の血を受け継ぐ少女・キキ(高山みなみ)は、しきたりによって魔女のいない町で修業を積むこととなる。田舎町の親元を離れ、大都会へとやってきたキキ。キキはパン屋「グーチョキパン店」の女将であるおソノ(戸田恵子)に気に入られ、居候させてもらいながら空を飛ぶ力を活かした「魔女の宅急便」を開業することに。魔女の修行とお手伝いに励む中、人力飛行機を作る夢を持つ少年・トンボ(山口勝平)と出会うのであった。
圧倒的ファンタジーな世界観×少年少女の出会いが視聴者の心をわし掴みにする、ジブリを代表する冒険活劇作品『天空の城ラピュタ』。公開は1986年8月2日で、監督は宮崎駿。少年パズー(田中真弓)は天空の城ラピュタの存在を証明しようとした父の想いを受け継ぎ、鉱山で働く少年。ある日、空から振ってきた少女シータ(横沢啓子)を助けた結果、シータを守るべく彼女が持つ飛行石を巡るトラブルに巻き込まれていく。鉱山で働く少年パズーは、父親が目にしたという天空の城ラピュタの実在をいつか自身で証明することを夢見ていた。ある日、空から降ってきた少女シータを助けたところ、少女を狙う空中海賊ドーラ一家に目をつけられシータとともに逃げ回ることに。政府の軍隊が駆け付けてきて助けてもらえるかと思いきや、彼らさえシータを捕えようとしていた。大逃亡の末、谷の廃坑へと落ちていったパズーたちは、シータが持つ謎の青い石のペンダントの力でなんとか命を落とすことを回避する。廃坑で老人ポム(常田富士男)と遭遇したパズーたちは、その青い石のペンダントが飛行石であることを教えてもらった。ラピュタと飛行石の関係とは? シータが執拗に狙われ続ける理由とは? ラピュタは本当に実在するのか? パズーとシータの天空の城ラピュタをめぐる大冒険活劇が、幕を開けるのであった。
2001年7月20日に公開されて以来、日本歴代興行収入第1位の記録を守り続けてきた日本最高峰の名作アニメーション映画『千と千尋の神隠し』。スタジオジブリ制作で、監督は宮崎駿。2020年6月26日より、全国372の劇場で再上映される。10歳の千尋(柊瑠美)は、すぐに親に甘えてしまう現代っ子気質な少女。神々の住む異界へと迷い込んでしまい、生きて元の世界に戻るため、湯屋「油屋」で必死に働く日々を過ごす。主人公の千尋は、簡単なことで卑屈になって親に甘えてしまう性格。一家そろって引っ越し先へ向かっていた最中、森の中のトンネルへと立ち寄り、無人の街へと迷い込んでしまった。お腹を空かしてしまった父親(内藤剛志)と母親(沢口靖子)が店先の食事を勝手に口にしてしまう中、夜がやってきて街には見たことのない怪物たちがあふれかえる。怖くなった千尋は父親と母親の元へ急ぐが、そこには豚に姿を変えられてしまった両親の姿が。両親も帰り道も失った千尋が出会ったのは、12歳の少年・ハク(入野自由)だった。「ついておいで」ハクにいわれ、元いた世界に戻るために湯婆婆(夏木マリ)のところで働くことを勧められる。そして魔女・湯婆婆が経営する湯屋「油屋」で必死に働く日々が幕を開けるのであった。
女子高生が猫になって、猫と結婚することに…!?『猫の恩返し』はスタジオジブリ制作、鈴木敏夫と高橋望が製作プロデューサーを務めた2002年公開の映画。第20回ゴールデングロス賞最優秀金賞、第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作品である。また作品の雰囲気にぴったりな、つじあやのによる主題歌「風になる」は、大人気の楽曲となった。金曜ロードショーでもたびたび放送され、幅広い世代に愛されるアニメーション作品となっている。主人公でラクロス部に所属する女子高生・吉岡ハル(池脇千鶴)が、車に轢かれかけた黒猫を助けたことから始まる、猫との不思議な交流を描くファンタジーアニメ。ある日ハルが黒猫を助けると、その猫は「ありがとう」と礼を述べ、二足歩行でその場を後にした。その日の夜中に猫王一行が現れ、助けた猫が「猫の国」の王子・ルーン(山田孝之)だったことが判明。翌日、大量のプレゼントを贈られ戸惑うハルに、王様の家来・ナトル(濱田マリ)は「猫王が王子とハルを結婚させたいと考えている」と告げる。「夜中に迎えに来る」といわれ困惑するハルは、謎の声に導かれて「猫の事務所」に赴き、猫の男爵・バロン(袴田吉彦)と体の大きな猫のムタ(渡辺哲)と出会う。そこに「猫の国」へのお迎えがやってきて…。果たしてハルは、ありがた迷惑な「恩返し」を乗り越え、日常に戻れるのだろうか?
「このへんな生きものは、まだ日本にいるのです。たぶん」1988年に公開され「スタジオジブリ」の宮崎駿が監督として手掛けた長編アニメーション映画第5作品目で昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー作品。田舎へ引っ越してきた一家の姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描いた物語。初夏のある日、小学生の草壁サツキと妹のメイは、母・靖子の療養のために父・タツオと一緒に大きなクスノキがある田舎に引っ越してきた。ボロボロの家に見たことのない黒いオバケが住んでおり…それは大人には見えないといい、人が住み始めるといつの間にかいなくなるという。しばらくして、メイがひとりで遊んでいると、庭で不思議な生き物を見つける。その生き物を追い、森へ入ると、そこには大きな生き物が寝転んでいた。その大きな生き物に名前を尋ねると、「トトロ」と答えたように、メイには聞こえた。トトロのことをサツキや父に話すメイだったが、信じてもらえず、怒り出す。そんなメイに父は「トトロはきっと森の主で、いつでも会えるわけではないのだ」と諭すのだった。
Webコミックサイト「くらげバンチ」で連載中の大人気ハートウォーミングコメディ『極主夫道』が、ついにNetflixでアニメ化!『極主夫道』は「漫画のアカデミー賞」と呼ばれ、アメリカで最も権威のある漫画賞とされるアイズナー賞を受賞した経験もある世界的な評価も高い漫画である。そんな『極主夫道』のアニメがNetflixで全世界同時配信! 世界に打って出る新感覚コメディアニメだ。龍の刺青を背中に背負いし極道がいた。ひと晩で2桁の数の事務所を潰したという伝説を持ち、その最凶ぶりから“不死身の龍”と呼ばれた男。その男は、忽然と裏社会から姿を消した。極道を震えあがらせる伝説だけを残して…。そして現在。不死身の龍と呼ばれた男・龍(津田健次郎)は専業主夫となっていた。お料理教室に通い、お弁当を作ってはデザイナーの妻・美久(伊藤静)に弁当を届ける日々。町内会に参加し、マメに節約して、勧誘の応対をする。どこにでもありふれた主夫の道が、元最凶極道の日常を彩る。