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人も希望も、森に消えた…。『バイオハザード』の製作陣が贈るスプラッターホラー 逃げ場のない殺りくの森に襲われる「クライモリ」シリーズの現代版リメーク。オリジナル版の脚本家、アラン・B・マッケルロイが再び参加し、容赦のない恐怖を植え付ける。 キャンプを楽しむため、友人5人と共にバージニア州の小さな町を訪れたジェン。自然歩道を満喫する一行だったが、コースを外れて森の奥で迷子になってしまう。仲間内で言い争いになりかけたその時、突如倒木が転がり落ちてきて、1人が頭を潰されてしまい…。
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波乱の幕末に鞍馬天狗出没!東千代之介主演の『鞍馬天狗』シリーズ第2弾 端正な容姿と華麗な身のこなしで人気を得た時代劇スター・東千代之介が鞍馬天狗をさっそうと好演。鞍馬天狗が薄幸の少年を助け、新撰組・近藤勇と対決する大活躍を見せる。 京の町で角兵衛獅子を舞う杉作とお新は、稼ぎの財布をなくしてしまう。困り果てた2人の前に覆面姿の優しい武士が現れ、彼らに小銭を与える。杉作たちの親分である長七は、その武士が鞍馬天狗だと気づき、松月院に行って礼を述べるが、そこに新撰組が現れ…。
シングルマザーに降りかかった思わぬハプニングを描くハートウォーミングコメディ 『天使にラブ・ソングを…』のウーピー・ゴールドバーグが主演を務め、底抜けに明るいシングルマザーを好演。ユーモアと温かさが詰まった物語に思わずほろり。 黒人のシングルマザー、サラ。精子バンクからの提供を受けて生まれた娘・ゾーラの父親は何と白人で、中古車販売店を経営するプレイボーイのハルがその人物だった。突然成立した親子関係に、最初はギクシャクして喧嘩も絶えなかった3人だが…。
祖国奪還に生きた南宋時代の幻の英雄・シンキシツの戦いを描く戦国時代劇アクション 実在の将軍であり、詩人、学者、政治家でもあった英雄・シンキシツ(辛弃疾)の生きざまを、迫力の戦闘シーンと共に描く。主演は『少林寺 十八の羅漢』のシェー・ミャオ。 1160年代、金王朝のワンヤンリョウは南宋への侵攻を計画する。宋を愛する武人・シンキシツは、金の横暴と宋各地への侵略に対し、奪われた土地を奪還すべく武装蜂起をする。戦いのなか、シンキシツは旧友のカスイが守る泰安城に向かうが、入城を拒絶され…。
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12人の監督と豪華キャストの共演による12本のオムニバス映画 『新聞記者』の藤井道人監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『Red』の三島有紀子監督と9人の監督が集結。出演は横浜流星、松本穂香、富司純子、藤原季節など。 喪失感を抱えたまま生きている男の前に、突然1人の女性・アンナが現れた。ふたりは時空を超えて旅に出る(「名もなき一篇・アンナ」)。幼少時代を過ごした家の上にそびえ建つホテルの中で、女は自分の部屋が見つけられないでいた(「流民」)ほか。
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横浜流星主演。「今」を生きる全ての人たちにささげる再生の物語 監督は、映画『新聞記者』で一躍脚光を浴びた藤井道人。ヒロインは、中国人モデルで歌手のロン・モンロウ。日本語と外国語の会話が一層ファンタジックな様相を醸し出す。 喪失感を抱え、退屈な日々を送っている男の前に1人の女性・アンナが現れる。男は、不思議な雰囲気をまとうアンナと時空を超えた旅に出ることに。誰もいない景色の中で、2人はゆったりとした時間を過ごし、ゆったりとした会話を続けるが…。
中国人シェフの若者が不思議な一夜を過ごすショートドラマ 中国人の主人公を務めた小野翔平の若さを感じる演技もさることながら、そんな彼を導くかのような窪塚洋介の存在感が圧倒的だ。2人が乗る船の背景に流れる景色も美しい。 中華街でシェフとして働いているシンは、周りの流れに追いつかなければいけないと焦っていた。そうして彼は無理をして酒を飲み、腕時計を衝動買いする。その後、シンは気がつけば釣り船の上にいた。そこには見知らぬ1人の男も乗りあわせており…。
洋館のホテルで自分の部屋を探す女性を描いたショートドラマ 女性監督・志自岐希生のおしゃれでアーティスティックな映像が印象的な作品。石橋静河がホテルの部屋を求めて彷徨う物語は、考察することも楽しませてくれる。 ある日、1人の女性がかつて幼少期を過ごした家が建っていた場所へやってくる。しかし、その場所はホテルになってしまっていた。そこに泊まることにした彼女は、フロントで鍵を受け取る。その時、「どの部屋も同じだよ」と言われて自分の部屋を探すが…。
父親との確執と予期せぬ恋人の妊娠の間で思い悩む青年の葛藤を描くドラマ 『あの群青の向こうへ』の廣賢一郎監督が、詩人・田村隆一の「帰途」という詩から着想を得た物語を紡ぐ。主演は『花と雨』の笠松将。共演は円井わん、渡辺いっけい。 料理人として働いていた青年・熙舜(フィスン)は念願の料理人研修留学を控えていたが、ある日、都合の良い関係だと思っていた女・佳奈から妊娠を告げられる。父親との間に確執があった彼は、佳奈と真剣に向きあうことも、父親になる決心もつけられず…。
『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が「共有」をテーマに描いた短編映画 ソニー・ピクチャーズによるクリエイター支援プロジェクト「DIVOC-12」の一作。富司純子と藤原季節をキャストに迎え、不安定な時代にもがく人々を描写する。 ポスティングのパートと年金で細々と生きる75歳の冬海。ある日、海での散歩の途中、東北弁を話す優しい青年・歩と出会い、ある仕事に誘われる。怪しいと思いつつも報酬に惹かれて引き受ける冬海。お金と安心を得るため、2人は背徳的な仕事へと車を走らせる。
他者の“価値”を決める遊びに興じる少女たちを描いたドラマ 山嵜晋平監督が苦くて切ない2人の高校生の青春を巧みに描写。季節を重ねて自らの価値を見詰め直すヒロインを演じた蒔田彩珠と中村守里のみずみずしい演技にも注目。 高校生の夏希と冬美は、ポラロイドでスナップを撮って遊んでいた。気に入った写真は部屋に飾り、嫌いな同級生の写真には低額をつけ、川に流してストレスを発散していた。ある日、冬美は高橋との2ショット写真を夏希に見せ、嬉しそうな表情を浮かべるが…。
孤独な女性と少年の運命が交錯する“共有”をテーマにしたヒューマンドラマ 齋藤栄美監督による人間のふとした優しさや温もりを感じられるストーリーは秀逸。ヒロインを務めた中村ゆり、母を捜す少年を演じた高田万作の繊細な演技に注目。 寄せては返す波の音。潮風の匂い。海沿いのスナックの扉を緊張した様子で叩く少年・海斗。海斗は1度も会ったことのない母親を捜しにきていた。海斗は現れた女性・真実の生活ぶりに戸惑う。一方、真実は突然の出会いに困惑しながらも、海斗を受け入れていく。
何かを忘れたまま、外の世界から隔離された施設で暮らす女性を描くドラマ 『イニシエーション・ラブ』の前田敦子が、他人と関わらない共同生活から飛び出した女性を好演。最小限のせりふで紡がれる、“共有”をテーマにしたストーリーが展開。 ストレスで眠れなくなった人々が生活する“睡眠倶楽部”で暮らす透子。外部と隔離された施設での生活にも慣れ、安心して眠れるようになった透子は、入居前のことを忘れかけていた。ある日、裏庭で一輪の花を見つけた透子は、ここから出ようと思い立つ。
上田慎一郎監督、ある女性の半生を映画の発展になぞらえるようにして描く短編映画 映画愛にあふれた映像と演出で、1人の人生模様が綴られていく。モノクロからカラーまで、さまざまな映画のワンシーンをつないだような構成はノスタルジーを感じさせる。 とあるミニシアターのロビー。映画の上映開始を待つ中学生・カケルは、壁に貼られた「閉館のお知らせ」を見詰めていた。そこに見知らぬ女性スタッフ・ユメミが現れる。映画監督志望のカケルに、彼女は映画にまつわる波乱万丈な半生を語り始める。
大人になりたい2人の少女の冒険と成長を描いた短編ファンタジーミュージカル 立場も境遇も違う2人の少女が、魔法をきっかけに、それぞれ抱えるものを顧みる姿が微笑ましい。周囲の人たちを巻き込みながら歌い踊るシーンは高揚感を覚える。 イギリスに住む見習い魔女のニーナ。一人前の魔女になるため、彼女は日本のある湖に咲く薬草の花を採ってくる試練を与えられる。人間に魔女だと悟られないように日本へやってきたニーナだったが、魔法を使っているところを家出少女・めぐに見られてしまう。
ホームセンターを舞台に、清野菜名がゾンビ相手に暴れまくるDIYホラーアクション! 『今日から俺は!!』などの実力派女優・清野菜名が激しいアクションを披露。高い身体能力を持つ清野菜名が、ゾンビを血祭りにあげる勇ましい姿と女優魂を見せつける。 元空手部で男勝りな性格のマリは、ひょんなことからデート中に彼氏にふられてしまう。そんなある日、落ち込みながらホームセンターでバイトをしていたマリに、友人から合コンの誘いが。大チャンスに気合を入れるマリだが、突如ソンビが店内に侵入し…。
芸能界を夢見る少女たちの理想と現実が交錯する不思議なショートドラマ 自分と向きあう物語。落ち着いた雰囲気の喫茶店を舞台にした静かで妖しげなやり取りが魅力的。現実と非現実があやふやになっていく演出も見ていて面白い。 ある小さな喫茶店の片隅で、2人の女の子が向かいあって座っている。モデルとしてファッション誌の表紙を飾るナオは、つまらなそうにパフェを食べるミオに、自分が女優デビューすることを打ち明けた。きらびやかな世界への憧れと現実を前にした2人は…。
思春期の繊細で残酷な恋と性。海辺に暮らす少女と少年のもどかしくも切ない青春ドラマ 人気漫画家・浅野いにおの原作を『ソラニン』以来11年ぶりに映画化。オーディションで選ばれた主演の石川瑠華と青木柚がハードな性愛表現に挑み、思春期の中学生役を好演。 海辺の田舎町に暮らす中学2年生の小梅は、憧れの三崎先輩に手ひどいふられ方をして自棄になり、同級生の磯辺と衝動的に初体験を済ませる。その後も体の関係を繰り返す2人は、ただの友達には戻れない恋人同士でもない、曖昧で奇妙な付き合いを続けていたが…。
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在日外国人の生き辛い現実を、共に暮らす現代日本へ問いかける 在日外国人の立場から見た日本、次第に記憶を失っていく母国。アイデンティティや家族の記憶を失ってまで日本人になろうとする主人公の本当の幸せは何かを考えさせられる。 日本人に「化ける」ための違法薬物「タヌキ」。ベトナムから出稼ぎに来たタンヤは、舌に貼ると顔や言語が日本人化するこの薬で日本人・藤田多恵として理想的な仕事を得て生活し始める。だが、次第に薬の副作用が現れ、母国の記憶を失っていく。
人には言えない秘密の相談から始まった高校生たちの行方を描く青春ドラマ 他人の性に興味津々な女子高生をヒロインに、「変態」から始まった高校生たちの甘酸っぱい青春を描くドラマ。出演は『斬、』の前田隆成。PFFアワード2020入選作。 ある日、同級生の男子高生・馬場から、「ブラジャーを貸してほしい」と何やら変態めいた相談をされた女子高生の相川。頼まれたら断れない性格の彼女は、この誰にも言えない彼の秘密の相談に協力することに。そんな2人はやがて仲を深めていくが…。
家庭に問題を抱え、居場所を見いだせない中学生の男女が向かった先とは… PFFアワード2019準グランプリ受賞。大人の世界に振り回される孤独な子供たちの感情に丁寧に寄り添っている。中学生の危うくはかない胸中を子供目線で描き出す。 それぞれに家庭の問題を抱え、家族とそりが合わない中学生の里佳子と航汰。家庭にも町にも居場所がない2人は自然と友達になる。たとえ雨が降っても家には居辛い2人は、やがて河川敷という場所を見つける。そして、2人はある決意のもとに歩み出す。
子供の目に映る、銭湯の摩訶不思議な世界を描くショートアニメ 独特なタッチの画、せりふがなくやや不安をあおる音楽のみでストーリーは進行。大浴場の扉を開けると湯気の向こうに広がる非日常的で奇妙な世界を子供の目線で綴る。 小さな女の子が母親に連れられて銭湯にやってきた。女湯に入ると、女性たちが黙々と体を洗っている。女の子にとって、それは見慣れぬ不気味な光景でもあった。湯船に浸かり、今度は母親とサウナに入る。中の女性は一様にぐったりしていて…。
クマの生活から、さまざまな感覚を想像させる詩的なアニメーション 不安定なママと2人で森に暮らすクマのぬいぐるみの生活を通し、幸せだったこと、痛みを感じたこと、忘れたいことなど、さまざまな感覚を連想させる不思議な感覚に浸る。 不安定なママと森に暮らす、クマのぬいぐるみ。たとえ傷つけられても、何度でも一緒に食事をし、腕の中に戻る家族にしかわからない感覚がある。断片的に描かれるクマの生活が、幸せや痛み、なぜ受け入れられようとするのかなど、さまざまな感覚を想像させる。
みずみずしい言葉がちりばめられた、新感覚の友情ドラマ PFFアワード2019入選作品。実存と虚構のはざまで人間の本質を追究する金子由里奈監督の手腕がさえる。印象的な言葉と映像は、観る者を不思議な世界に引き込んでいく。 コンビニで夜勤をする奏子は植物になりたいと願っている。ある日、植物園で画を描いている少年・航と出会う。奏子にとって航は幼くはあったが2人には奇妙な絆が芽生えていく。やがて航には根っこが生えてしまう。それでも人間関係を超えた友情を保ち続け…。
人間の生と死、輪廻転生、出会いと別れを見詰めるSF的寓話 「プールから生まれた純粋無垢な生命体が人間に育てられる」という異色の設定に引き込まれる。出演は『トータスの旅』の木村知貴ほか。PFFアワード2018入選作。 トウキョウ3区の9号プールから少女が生まれ、プールの管理人・ソノダはその少女・エンと7カ月暮らすことに。一方、大阪でゲストハウスを営む園田章は穏やかに過ごしていたが、夫・滋流は行方不明、さらに妊娠中の彼女はつわりがひどく、花を主食にしていた。
仕事や人間関係に疲れ切った現代女性の心の再生を描くドラマ 会社での人間関係に疲れてしまったヒロインが、田舎で心をリセットするさまを静かなタッチで描き出す。富士山麓の美しい景色も見どころ。PFFアワード2018入選作。 周囲との人間関係に疲弊した蛍は、富士山の麓にある母の実家でしばらく過ごすことに。今は誰も住んでいない家の庭を無心で手入れしながら、彼女は最近自分に起きた出来事を振り返る。美しい自然の中、自らと向きあった女性の1カ月を描く。
夜の小学校を舞台に、年老いた男と少年の交流を描くドラマ 監督は『アボカドの固さ』の城真也。早稲田大学での是枝裕和監督の授業から誕生した本作は、恐怖と優しさが入り混じり不思議な味わいをもたらす。PFFアワード2017入選作。 最新のセキュリティシステムが導入されたことで、小学校の警備員の職を解雇された男。だが、この男は夜な夜な学校へ忍び込もうとする。そんなある晩、少年が忘れ物を取りにひっそりと静まり返った夜の学校を訪れる。そこで、彼は老人と出会うが…。
卒業制作のテーマを探す主人公を監督自身が演じたシュールなコメディ 藤田千秋監督はじめ、監督の家族や友人たちが本人役で出演。おかしな人物も多数登場し、監督のユニークな感性が随所に見え隠れする。PFFアワード2017審査員特別賞受賞作。 卒業制作がさっぱりはかどらず、母親から家業を継げと言われた大学生の千秋。その重圧を感じさせる言葉に憂鬱な気持ちになるなか、旧友の北斗と再会する。やがて、ののしりたくなるほど嫌でつまらない日々を過ごすうち、千秋の心は揺れ始める。
共同保育によって育てられた監督が自らの人生を振り返るドキュメンタリー 当時23歳のシングルマザーの母が始めた実践的共同保育で育った加納土監督が、軽やかな語り口で新しい家族の形を問いかける。PFFアワード2017審査員特別賞受賞。 1995年に監督の母・加納穂子が始めた共同保育「沈没家族」では、さまざまな若者が寄りあい、共同生活を送りながら子育てに奮闘した。大学生になった監督が、当時の保育人や一緒に生活した人たちに会い、母の想い、そして不在だった父の姿を追いかける。
ソフィア・コッポラ監督が初めてオペラ演出を手掛けた舞台を映像化 衣装、舞台美術もそれぞれの分野で活躍する一流のスタッフが務め、華やかな舞台を演出。女性監督が演出した、女性をとりこにするラブストーリーの豪奢な世界観に感激する。 フランス・パリの社交界。高級娼婦のヴィオレッタは、そこで数々の裕福な男たちをとりこにしてきた。ある日、彼女は社交界で青年・アルフレードと出会う。彼から求愛された彼女はついに真実の愛を見つける。しかし、そんな2人の関係を引き裂こうとされ…。
1人の女の子の視線で、学校の休み時間を切り取ったショートアニメ 一部しか焦点の合わない映像とゆがんだ音響によって、学校の休み時間という当たり前の日常を生きることの居心地の悪さを表現している。PFFアワード2016の入選作品。 チャイムが鳴り、休み時間が始まる。徐々に教室はざわつき始め、生徒たちはめいめいに自分の居場所に集まっていく。黒板の前に立つ女の子。誰かが誰かの誕生日を祝って歌っている。机の上にきれいに置かれた教科書とノート。そして私は机に落書きを始める。
応援に青春をささげる高校生たちの熱き勇姿が胸を打つドラマ 渡邉聡監督による昭和の特撮への愛を感じさせるエフェクトと演出に注目。“応援界のドン”を凌駕すべく、主人公が粉骨砕身で応援スキルを磨く熱いストーリーが展開する。 3年生と2年生がそれぞれ1人ずつしかいない舞蹴高校応援団の今後の活動は、3人の新入生にかかっていた。だが、彼らは肉体労働のバイトやバンドの練習で団の活動に参加しないくせ者揃い。しかし、その新入生の1人・シドウにはある野望があり…。
小笠原諸島の雄大な海や山を背景に、理由なき凶行を描いたヒューマンサスペンス 矢川健吾が監督を務めたPFFアワード2014審査員特別賞を受賞。島特有の閉ざされた空気を捉えながら、物語は急転し、観る者を混乱させながらラストカットまで疾走する。 小笠原諸島の父島にある観光客向けホテル・ホライズンに1人の新人従業員がやってくる。彼は豊かな自然に囲まれた一見のどかに見える日常の裏に、閉鎖的な環境から生まれる陰鬱な人間関係を垣間見る。それは人知れず、陰惨な事件の萌芽の温床となっていた。
片目の小さなキャラクターを主人公に描く、想像と創造が連なる不思議なアニメーション 斎藤俊介監督が“安らかな安定”と“不安な自由”をテーマに独創的な世界を描いたアニメ。優しいタッチの不思議な世界が観る者を引き込んでいく。PFFアワード2014入選作。 奇妙な形の植物や動物、模様の描かれた空、紫色の雲。見知らぬ世界で目覚めた主人公は、やがてその一部となるべく姿を変えられてしまう。奥へと進むにつれ、そこがどんな場所なのか理解し始めた主人公は、そこにとどまるべきか、戻るべきかの決断を迫られる。
長く厳しい冬が過ぎるまで心を冬眠させる兄弟の姿を映し出す人間ドラマ 岡真太郎が移ろう季節を映しながら、生きる力を蓄える兄弟の交流を描いたPFFアワード2014入選作品。冬眠中の熊のように春を待つ、傷ついた人間の姿を静かに映し出す。 多摩丘陵に暮らす兄と弟。両親の死後、2人は生家である団地に戻り、2人きりの生活を営んでいた。そんななか、兄の恋人が浮気相手との旅行中に事故死し、それが原因で兄は失声症となる。季節は冬となり、弟は声を失った兄の回復を待つが…。
生きる目的のない男が、生きる意義を見いだそうとひた走る青春活劇 香港のスラム街を参考に作ったという解体場は、作品の殺伐した雰囲気がリアルに伝わってくる。PFFアワード2013審査員特別賞、ジェムストーン賞、観客賞(神戸)受賞作。 不衛生な小屋で、牛や豚、鶏などの食肉を解体する青年・メジマ。生きる目的のないこのメジマとは対照的に、幸福な人生を貪欲に求めて、仲間から慕われている中国人青年のリー。肉食、性欲、弱肉強食。倫理はぶっとばして「生」の根源を見詰めていく。
ささやかに、幸せに暮らす女子大生が悪意の存在によって“世界”を発見する人間ドラマ 青石太郎監督が日常に潜む悪意と希望を描いたPFFアワード2012日本映画ペンクラブ賞受賞作。凡庸な日常から一歩踏み出すことの小さな輝きをリアルかつ丁寧な演出で見せる。 20歳の大学生・笹野さつきは、トレーラー運転手の父と団地で2人暮らし。親子の関係も良好で、彼氏もいる。ある日、さつきは清掃アルバイトの仕事先で“事件”を目撃してしまう。さつきは自分の日常はそれほど平和ではないのかもしれないと不安を抱き…。
ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反抗作戦に打って出た。アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…?
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今作は何度も映画化されている人気ヒーロー・バットマンのリブート作である。過去作の設定はすべてリセットされており、ヒーロー活動をスタートさせて2年目のバットマンが描かれた。今作でバットマンを苦しめるヴィランとなるのは、なぞなぞを使う猟奇的な犯罪者・リドラー。過去にはコメディアンのジム・キャリーが演じた役柄でもあり、今作では『それでも夜は明ける』などに出演した、ポール・ダノが演じている。何者かに両親を殺され、悪党たちへの復讐を使ったブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)。彼はバットマンとして、夜のゴッサム・シティで暗躍しており、多くの犯罪者を捕らえてきた。そんなブルースに、連続殺人鬼・リドラー(ポール・ダノ)からの挑戦状が届く。リドラーはゴッサム市長(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)や、検事(ピーター・サースガード)などの有力者たちを次々と殺害。ブルースはリドラーの殺しを止めるため、彼が出してくるなぞなぞに挑んでいく。
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ピアニストのサムと作家のタスカーは、ユーモアと文化をこよなく愛する20年来のパートナー。ところが、タスカーが抱えた病が、かけがえのないふたりの思い出と、添い遂げるはずの未来を消し去ろうとしていた。大切な愛のために、それぞれが決めた覚悟とは──。 ■監督:ハリー・マックイーン■脚本:ハリー・マックイーン (C)2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.
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現代の夫婦に潜むゲス不倫問題に一歩踏み込んで描いたドラマ 何かと話題になる不倫問題について、大胆かつ笑いを取り入れて切り込む。セクシー女優・美谷朱里が体を張って不倫描写に挑戦し、臨場感と背徳感がたっぷりだ。 クローゼットやビジネスホテルと、世間を騒がせる人妻の不倫。白川亜里沙と博之は結婚5年目の賃貸マンション住まいの夫婦。2人は子供なしの共働きで、マイホームの購入を夢見るDINKS夫婦だった。そんななか、博之はセックスのマンネリ化に不満だったが…。
“朝鮮戦争の天王山”となった戦いを圧巻のスケールで描く戦争アクション 朝鮮戦争末期に米軍と中国軍が激突した歴史的事実である“金剛川の戦い”を映画化。中国人民志願軍の歩兵や砲兵、米軍爆撃機操縦士などの視点から重層的に戦争が描かれる。 1950年、朝鮮戦争が勃発。北朝鮮援護のため出兵した中国人民志願軍は、アメリカを中心とする国連軍を相手に苦戦を強いられていた。中国軍は戦場に部隊を送るため、金剛川にかけた木造の橋を渡ろうとするが、米空軍爆撃機の襲撃を受け、進軍を妨害され…。
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伝説の秘宝を探し出せ!謎解きと冒険が展開するサバイバルアドベンチャー 中国のベストセラー作家・天下霸唱の「鬼吹灯」シリーズを迫力のVFXで映像化。侵入者を拒むように襲いかかるトラップや、やがて明かされる真実にわくわくさせられる。 死後に骨が赤くなり転生できない病を先祖代々受けたフー・バーイーは、スン教授から、病から解放されるには「首無し山」に生える「九死還魂草」が必要だと聞き、探金官と山に向かう。そこでは恐怖の仕掛けや断崖絶壁、肉食蠅の襲撃などが待ち受けていた。
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人間と妖怪の激しい戦いを描くバトルアクション・ファンタジー 人間と人間に化ける妖怪が共存した時代を舞台に、妖怪退治の使命に燃えた人間たちと妖怪たちがし烈な戦いを展開。激しいアクションが見どころのファンタジーだ。 妖怪退治の修練を積んだ集団・天師閣が妖魔の窮奇を倒し、世は平和を取り戻した。だが数年後、ある村で多数の人が魂を奪われ殺されるという怪事件が発生。事件が妖怪の仕業だと考えた皇太子は、天師閣の生き残りである天放と若霊に妖怪退治を依頼するが…。
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砂漠にある謎多き国を舞台に繰り広げられる、時空を超えた冒険ファンタジー さまざまな危険に巻き込まれる盗掘者をチョン・ジュオ、フーホー・アンチー、ワン・ジアシー、ガオ・ハイロンが好演。未知の生物に襲われる息を飲む展開に引き込まれる。 千年前、病に侵された西摩国の王・呼律邪は延命の儀式を王后と将軍に中断され、さらに地下宮殿に封印され、国も一夜にして滅んだ。それから千年がたち、先祖から代々盗掘をなりわいとする丁彦昌らが西摩国の地下宮殿に足を踏み入れるが…。
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内向的な少年が人捜しの旅を通して世界の広さに気づいていく青春ロードムービー 監督は『ポンチョに夜明けの風はらませて』の廣原暁。PFFアワード2010審査員特別賞を受賞したほか、バンクーバー国際映画祭など、世界各地の映画祭で高評価を獲得。 母親と2人で暮らす高校1年生のユウタはある日、学校から帰る途中、興味本位でホームレスの男からかばんを盗んでしまう。翌朝、かばんを返しに行くと、その男が死んでいるのを発見。ユウタはそのかばんをホームレスの家族に届けるため、旅に出るが…。
カルトムービー『鉄男』を全編英語で製作し、塚本晋也監督の監修のもとでリマスター 世界中の映画監督・クリエイターたちに衝撃を与えた本作。リマスターにより高精細・高解像を究極まで高め、色彩の鮮やかさと強度を向上させた極彩世界は圧巻。 東京の外資系企業に勤めるアメリカ人・アンソニーは妻と息子・トムと暮らしていた。ある日、トムが車にひかれて息絶え、妻は逆上。しかし、アンソニーは冷静に努めようとしていた。夫婦間には溝が生まれ、ストレスを抱えたアンソニーの体に変化が起こる。
舞台はギネス登録もされた最恐お化け屋敷。伝説の禁断ホラーがリマスターされて復活 監督は日本ホラー界の巨匠・清水崇。実在の巨大お化け屋敷を原案に、閉じ込められた男女が体験する地獄の一夜を描く。恐怖描写はもちろん、謎解き要素もあり見応えがある。 ある遊園地の巨大なお化け屋敷で行方不明になった少女・ユキ。10年後の雨の夜、彼女は突然帰ってきた。ケンをはじめとした仲間たちは、痙攣する彼女を病院へと連れていく。だがたどりついた病院は姿を変え、まるで巨大廃墟のような不気味な空間に変貌する。
子供は親の見栄の道具?いびつな親子関係をホラーテイストで描く切り絵アニメーション お互いを利用しあう親子関係を風刺した短編作品。切り絵で描かれた絵柄は、かわいらしさと同時に薄気味悪さをにじませる。こんな親子があるのかと、背筋が寒くなってくる。 ケイコは親の期待を一身に背負ったエリート小学生。良い成績を取るケイコは、母親にとって自慢の娘だ。一方でケイコも、そんな母親を自慢している。勉強のできる娘と、その母親。一見、普通の親子関係に見えるが、どこか奇妙なところがあって…。
家族を成り立たせるものとは?娘の優しい嘘から始まった家族ごっこを描くドラマ 母のために偽りの家族を作る妹と、その計画に乗れない兄の心を丁寧に筆致。人気声優・寿美菜子のデビュー前の主演作品。PFFアワード2008審査員特別賞、企画賞受賞。 高校生の文子の母は、夫に先立たれ、記憶と精神に障害を抱えていた。ある日、兄の徹が働くリサイクルショップの経営者・康治を、母が「お父さん」と呼んだことから、文子は康冶に母の夫として振る舞うように頼み、康治を加えた4人による生活が始まるが…。
激しい風音に紛れる声に導かれながら、ひたすら西へと向かう男を描いた短編アニメ ドローイングやパペットを交え、カットごとに手法が変わるアニメーション表現が不思議な雰囲気を醸し出す。緻密に作り込まれた映像と世界観に目を奪われてしまう。 砂塵が吹きすさぶ褐色の世界。西の大陸を目指して旅をする男が行き倒れ、ある村で世話になることに。村の近くには塩湖があり、世話になっている家の親子は塩の作り手だった。だが最近は塩の湖が干上がり、大地から塩が噴き出すようになったという。
忍び寄る何者かの正体は?クリーチャーとの奇妙な邂逅を音楽家たちが全力で表現する 水本博之監督自ら造形したクリーチャー、それに負けない個性を振りまく登場人物たちが魅力的。可能な限り好きに振る舞ってもらったという、素の演技に惹きつけられる。 東京で何かが起こっているらしい。そんなことは露も気にせず、あるミュージシャン仲間の2人は、キーボードを持ち歩くバイカーと意気投合。彼らは揃って海へと向かう。この時はまだ、背後に異様な影が迫っていることに気づいていなかった…。
彼女とのデートの行く末は?運命のいたずらに翻弄される男の風変わりなラブサスペンス やることなすことにつまずいて、災難ばかりの青年が見せるリアクションが楽しい。相手の女性に気遣いながら、不穏な運命に立ち向かう姿はつい応援したくなる。 あるパーティで1人の女性と出会った青年。連絡先を手に入れ、後日彼女とのデートにこぎつける。待ち合わせ場所へ向かうと、先に到着していた彼女がナンパされていた。その場は何とか切り抜けるが、2人は立て続けにさまざまな災難に襲われてしまう。
恋人との久々の再会。そして予期せぬ別れ。若い男女のすれ違いを描いた短編ドラマ 身振り手振りも交えた舞台劇のような手法で、登場人物たちの背景や複雑な胸の内を描いていく。2人のやり取りの描写、その果てに迎えるラストに感動させられる。 アパートで女性と同棲をしている男。家を空けていた彼が久しぶりにアパートへ戻ると、待っていたのは何もない部屋。同棲相手の女性は、部屋で掃除機をかけていた。話を聞けば、彼女は別の男と過ごすことにし、引っ越しの最中だというのだが…。
実写とアニメの融合。アニメ史に残る衝撃の映像を生み出した、湯浅政明の初長編監督作 実写と3DCGと2D、あらゆる表現が融合した映像が斬新で、アニメ作品のなかでは類を見ない。吉本興業のお笑い芸人たちが声優に挑戦する、そのリアルな大阪感も味わい深い。 初恋の幼馴染・みょんちゃんと再会し、彼女が姉と営む焼き鳥屋に招待された西。しかしそこに現れた借金取りのヤクザによって西は殺されてしまう。現世に未練たっぷりの西は神様に逆らって現世に戻ることに成功するが、今度はクジラに飲み込まれてしまい…?
返還前の香港を舞台に、初恋をテーマに描いた二つの青春ラブストーリー 『ブエノスアイレス』のウォン・カーウァイ監督が初プロデュース。「現在進行形の純愛」と「過去の初恋に決着をつける」物語を金城武とカレン・モクの主演で鮮烈に描く。 夜間清掃員の青年が夢遊病の少女に恋をした。彼は少女と夜の街を歩き回るが、少女は目覚めると何も覚えておらず…。妻子持ちの雑貨屋店主・ヤッピンの前に、かつて結婚目前で捨てた彼女が現れた。彼女は店に現れては何も言わずコーラを飲んで帰っていくが…。
巨匠、セルジオ・レオーネがユダヤ系ギャングたちの友情と裏切りを描いた壮大なドラマ セルジオ・レオーネの遺作となった3時間半を超える超大作。レオーネの重厚な演出、モリコーネのノスタルジックな音楽、俳優陣の名演が相まったギャング映画の金字塔だ。 1920年代初頭のニューヨーク。ユダヤ系移民の少年、ヌードルスとマックスは仲間たちと禁酒法を利用して荒稼ぎしていた。だが地元のチンピラとのいざこざから、ヌードルスは殺人を犯し服役することに。時は過ぎ、出所したヌードルスは裏社会に舞い戻るが…。
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魚河岸で働く粋で陽気なお祭り野郎が繰り広げる人情ドラマ 松方弘樹主演。東京の下町を舞台に、日本三大祭りの一つ・浅草三社祭をめぐる恋物語を涙とアクション満載で描く。監督・脚本は『トラック野郎』シリーズの鈴木則文。 築地魚河岸で働く勝男は無類のお祭り好きで、祭りと聞けばみこしを担ぎに日本全国どこでも駆けつける。ある日、不治の病に侵された売れっ子ストリッパー・久美と出会った勝男は、久美にみこしを担がせて、最後の楽しい思い出を作ってやろうとするが…。
空手の真髄は“力”だ!プロ空手の創設者・大塚剛の戦いを描いた格闘アクション 必要なものは力だけであるという“プロ空手”の創立者・大塚剛と最強を求める男たちの姿をドキュメンタリー風に活写。過激な修行シーンや格闘描写など、衝撃映像が連続。 大塚剛の手によって創設された“プロ空手”。創設以来、大塚剛を倒した者は誰もいない。打倒大塚剛を目的にし、プロ空手ジムで修行と鍛錬を積む所属選手たち。大塚剛は日本に敵なし、と世界各地を渡り歩き、各地で武闘者の果たし合いを続けていく。
福生と横須賀を舞台に、喧嘩と性に明け暮れるスケバンを描くドラマ 強烈なロックビートに乗せて描く男女の激しいストーリーが展開。ハスキーボイスで一世を風靡した歌手・内藤やす子が映画初出演。脚本は『最後の忠臣蔵』の田中陽造ほか。 スケバンの耀子はギタリストの貢と愛しあっていたが、耀子の喧嘩に巻き込まれた貢が左手の小指を切り落とされてしまう。相手のスケバンを殺し服役していた耀子は、出所後福生に戻る。歌手の朝子から、貢が横須賀で暴れていたと聞いた耀子は横須賀へ向かう。
求める極意は!?絶対不敗の道を模索する合気道の祖・植芝盛平の戦いを描く実録格闘映画 矢吹二郎(千葉治郎)が柔術の達人・植芝盛平を演じ、腕を磨くなかで武道の厳しさと強烈さが描かれる。クライマックスでは、兄・千葉真一演じる空手家と死闘を繰り広げる。 幼い頃から修行に打ち込み、起倒流柔術を身につけていた植芝盛平は、北海道の開拓団団長となる。修行を続けていた盛平だったが、ある日、土木請負事業北海組の用心棒に敗れてしまう。それ以来、彼は武道を極めようと北辰一刀流の達人のもとで腕を磨き…。
任侠の血筋を引いた学生が極道を相手に暴れまわる青春アクション 腕力、度胸、正義感に満ちた一匹狼の学生が、仲間たちと共に暴力団と対峙する姿は痛快。学ラン姿の渡瀬恒彦と着流しの菅原文太で新旧ヤクザを対象的に描いていて面白い。 侠客だった祖父を持つ大学生・島崎角太郎は、一人前の男になるため旅に出ることに。祖父の兄弟分・浅田親分の元を訪ねるが、浅田一家はすっかり寂れてしまっていた。ある日、角太郎は不良学生グループをのしたことから、彼らのボスに祭り上げられる。
色仕掛けに仕込み太刀と、あらゆる手段で悪党たちを相手取る『妖艶毒婦伝』の第3弾 復讐に駆られる娘が、奥義の回転斬りを駆使して、悪徳家老に迫る展開は痛快そのもの。黒幕の悪行を記した書をめぐって繰り広げられる、追いつ追われつの攻防もスリリング。 沼田藩江戸詰家老・田代重太夫は御用商人と結託して私腹を肥やしていた。大納戸役・真壁主計は彼に諌言するも、逆に脅され、真壁一家は死に追いやられる。甲源一刀流秘伝の使い手である娘・お勝は復讐を決意。だが田代も彼女を捕らえようと仕向けていて…。
縄張り争いの大喧嘩に巻き込まれた一匹おおかみの流れ者を描いた任侠娯楽 鶴田浩二、高倉健に続く東映アクション路線の第3のエースとして注目された梅宮辰夫が主演を務め、義理人情に熱い男を好演。ヒロインの桑野みゆきが一人二役に挑戦。 浅草雷門一家の菊川栄次郎が須崎一家の親分を斬ってから5年。出所した栄次郎は、恋人・おけいがいるという小田浜の町にたどりつき、偶然黒金一家の半次を石田屋一家から助けたことから黒金一家に客分として迎えられる。だが、卑劣なのは黒金の親分の方で…。
強靭な肉体と鋭い頭脳を持つ若き産業スパイの活躍を描くスパイアクション 梅宮辰夫主演。ドキュメンタリータッチの演出と、電話盗聴、読唇術、超小型テープ、X線カメラなど、スパイ道具が随所に使用されており緊迫感を盛り上げる。 産業スパイの木暮は、日進コンツェルンの沢田から、ライバル会社が発明した新型エンジンの設計機密を探るよう依頼される。だが、沢田の本当の目的は、機密をもとに傘下である建設会社社長の椅子を狙うことだった。汚いやり方に怒った木暮は復讐を開始する。
妖艶な美女が復讐の牙で男たちを地獄へ落とすエロス時代劇シリーズ第1弾 殺陣などのアクションもさることながら、情け無用の拷問や残酷シーンに目を見張る。敵を追い詰め、自分自身や愛する男が受けた仕打ちをそのままやり返す展開がすさまじい。 夜鷹の子として生まれ育った美しい娘・お百。浪人・新九郎の男らしさに惚れ込み、彼と仲間たちが計画する金塊強奪に加担した。襲撃は成功するも、裏切り者によって彼女たちは捕らえられる。新九郎は首を落とされ、お百は犯された上に佐渡へ流されてしまう。
若人たちの青春期を描いた石原慎太郎の原作小説を実写化したドラマ 岡崎二朗、三田佳子、千葉真一、石坂浩二ら名優たちの若き日の活躍を見ることができる。1960年代の若者たちの価値観や暮らしぶりは、今見ると新鮮に映る。 大学入試に失敗して浪人生活を送る西条十郎は、予備校をサボって友人とドライブに行く。その最中、建築雑誌を出版する会社の社長・三島房子の娘・雪子と礼子が乗るスポーツカーや、S大の重量挙げ選手・辰巳の車と衝突事故を起こしてしまう。
赤紙1枚で召集された年齢も職業も異なる補充兵たちを描いた悲喜劇 瀬川昌治監督が補充兵たちの同じ釜の飯を食う生活の中で起こる悲喜こもごもや友情を、笑いとユーモアを交えて描写。江原真二郎が主演を務め、山城新伍ら豪華俳優陣が共演。 中部第三三九部隊に駆り集められた補充兵たち。大学出の中林、十文字組の大親分・兵頭、サーカス出身の二枚目・豊川など、年令も職業も異なるが、この日からは同じ釜の飯を食う同期の桜の二等兵。ある日、中林のところに女から手紙が届き…。
ものぐさな若者が一本足剣法で大暴れする時代劇コメディ 『次郎長三国志』の名匠・マキノ雅弘監督が坂本九を主演に迎え、昭和4年に製作された『刀を抜いて』を再映画化。当時大人気だった九ちゃんが歌って暴れて恋をする。 侠客を志し、幡随院長兵衛の子分となった三五郎。長兵衛は吉原一の花魁・高窓太夫の所へ通う水野十郎左の鼻を明かすべく、三五郎に小遣いを持たせて張りあわせる。高窓はおっちょこちょいだが純な三五郎にぞっこんとなり、十郎左は三五郎を脅すが…。
「黄金孔雀城」の姉妹編となる新シリーズ3部作の最終作 因縁の相手との攻防を経て、戦いは最終局面に。六勇士たちは盗賊団を討伐するため、西国への旅を続ける。爆発する火山を間近にして展開するクライマックスは迫力満点。 雲切玄蕃と竜王のわなによって、渚と小百合、そして誠丸の三人は猛火に包まれた。だが鉄丸が敵陣へと飛び込み、太刀を振るう。すると太刀から七色の虹が放たれ、猛火をかき消す水となって降り注いだ。それを機に太郎丸らの軍勢が雲切勢へと切り込んでいく。
孔雀の羽に導かれた仲間たちと正義の戦いを繰り広げるシリーズ第1弾 北村寿夫原作による「新諸国物語」から1編を実写化。「南総里見八犬伝」のように仲間が徐々に集い、力を合わせて戦う展開が子供たちに人気を博した名作だ。 戦乱で荒らされた都大路。貧しい避難民の群れの中を行く若い落ち武者・太郎丸は孔雀老人と出会う。老人は若者の手で平和を築けという言葉と孔雀の羽を残して姿を消す。その出会いに新たな希望を見いだした太郎丸は、盗賊・風魔の虎丸と相対するが…。
黄金孔雀城の遺児たちの数奇な運命と復讐を描く痛快時代劇第2部 北村寿夫原作のNHKラジオ連続放送劇を映画化。孔雀の羽に結ばれた若者たちが、正義の奇跡を呼ぶため、敢然と桃ノ木城防衛に立ち上がる。里見浩太朗、山城新伍ほか出演。 危機に陥った鉄丸・花代・風丸・熊丸。だが、渚が熊丸から預かった孔雀の羽の奇跡により4人は窮地を脱し、それぞれの目的のために一度別れることに。一方、古墳の地下で対峙した太郎丸と虎丸だったが、互いの思いが一致したことを知り、ついに手を握りあう。
父の敵を討つため、町娘が狂人を装って悪に敢然と立ち向かう! 健気な町娘・お美津に美空ひばり、お美津を助ける兄に高田浩吉が扮する。佐々木康監督がひばりの魅力を大いに引き出した意欲作で、ひばり十八番の歌と踊りも見逃せない。 田沼二代にわたる悪政で世の中が乱れ切っていたので、老中首席となった松平越中守定信が奢侈禁止令を発した。近江屋・お美津はそんな令など無視していたが、父の五兵衛が不慮の急死を遂げると様相が変わる。五兵衛の死にはある陰謀が絡んでいるようで…。
一心太助の末裔のサラリーマンが奮闘する熱血コメディ 中村嘉葎雄の熱血サラリーマンぶりも良いが、渥美清の周囲をかき乱す社長の役柄が笑える。沢島忠監督が初めて手掛けた現代劇で、時代劇との違いを見比べても面白い。 元祖の一心太助から数えて23代目、一心屋鮮魚店の当主である青年サラリーマン・石井太助。彼に魚屋稼業を継ぐつもりはなく、葵食品に勤務していた。そんなある日、社長がアメリカの電子計算機を購入し、葵食品に一大革命がもたらされたが…。
中村錦之助が森の石松を熱演!時代劇と現代劇をミックスした奇想天外な痛快娯楽作 「森の石松」の世界に入り込んだ舞台演出家が、森の石松となり、筋書きとは違う旅に出る異色作。強きをくじき、弱きを助けるヤクザ者・森の石松を中村錦之助が熱演。 新進演出家の石井は、「森の石松」の舞台稽古で意のままにならぬ役者たちに業を煮やし、あおるように酒を飲み、寝込んでしまう。名前を呼ばれ、美しい清水港の浜辺で目を覚ました石井は、自分が片目の潰れたヤクザ者・森の石松になったことを知り…。
家督継承争いで益満休之助と牧仲太郎が対峙する『南国太平記』の続編 本シリーズはこの後2本製作されるが、片岡千恵蔵主演作は本作まで。物語はいよいよ佳境に入り、片岡が一人二役を演じた益満休之助と牧仲太郎が一騎打ちとなる。 牧仲太郎の祈祷所を襲った八郎太と小太郎の安否を気使いながら大阪蔵屋敷の調所を訪れた七瀬と綱手の母子は、そこで八郎太の死を知る。同席した牧の姿に逆上した七瀬は懐剣を振るうも取り押さえられて自害。一方、益満休之助は牧の行方を探っていた。
シリーズ第3弾。幕末の薩摩を舞台に、呪文に秘められた島津家家督相続の騒動を描く 島津家の血と剣にまみれた奇怪なお家騒動を、東映時代劇の青春スター総出演で描いた冒険活劇。側室の陰謀に果敢に挑む薩摩藩士・仙波小太郎役を里見浩太朗が演じる。 島津斉興の側室・お由羅は、斉興が嫡男の斉彬に家督を譲ろうとしないのを幸いに、わが子を世継ぎにしようと兵道家牧の呪法で斉彬ら父子の人命調伏を実行。斉彬の子が死亡し、それを牧の仕業と考えた仙波小太郎は、お由羅派の黒幕のもとに間者を潜入させる。
真田十勇士の活躍を奇想天外なトリックとスピーディなタッチで描いた忍術娯楽 里見浩太朗が猿飛佐助、山城新伍が霧隠才蔵に扮し、変幻自在の忍術で大暴れ。野望の将・徳川家康を北竜二が演じるほか、林彰太郎や花房錦一ら東映青春スターが総出演。 太閤・秀吉亡き後、徳川家康は日本全土をわがものにしようと、大阪城内へ忍者・鬼頭赤雲斉を忍ばせ、様子を探らせていた。豊臣家の頼みは、九度山に住む大軍師・真田幸村一党。豊臣秀頼は真田幸村の出馬を求め、腹臣・木村重成を九度山へ向かわせるが…。
「異色捕物」シリーズ第1弾。片岡千恵蔵が、江戸を騒がせる奇怪な事件を次々と解明 岡本綺堂の小説を映画化した、サスペンス色あふれるオムニバス時代劇。テンポ良く謎解きが進み、物語展開に飽きがこない。東千代之介や鶴田浩二など共演陣の名演も楽しい。 酒問屋・津の国屋の養女・おきよが首をくくった。その後、彼女を見たという怪事件が続発。さらに津の国屋で不幸が起こり…(「第一の謎」)。真庭念流道場の主が殺された。彼の妻や門下生は亡霊の仕業だと主張し、半七は首をかしげる(「第二の謎」)。
「暴れん坊」シリーズ2作目。東千代之介、中村錦之助、中村賀津雄の黄金トリオが活躍 あらぬ噂が噂を呼び、本人とはかけ離れた優れた人物像に仕立て上げられた末に、ずっこけキャラが登場しての騒動には否でも期待がかかる。ラストの立ち回りは爽快。 ある日、泰助は、若く英邁な主君・松平長門守知宣から初の国入りを控えて国詰めを命じられた。典本泰助が来るという知らせは、直ちに国表に伝わり、若葉城は大騒ぎとなる。泰助のことなどほとんど知らない家老・山治右衛門老が、泰助を絶賛していたからだ。
江戸八百八丁の町火消・野狐三次に扮した東千代之介のさっそうとした魅力が光る時代劇 村上元三の原作を『快傑黒頭巾(1958)』の松村昌治監督が映画化。ラストで判明する、泣かせるどんでん返しが胸に染みる。ヒロインは“東映のシンデレラ”丘さとみ。 三次は、死んだ親父・宗七のよしみで町火消「に組」の初五郎に引きとられた。そんな三次にはおきぬという幼馴染みがおり、彼女には旗本・尾形玄蕃との縁談が持ち上がっていた。ある日、火事が発生し、駆けつけた「に組」と定火消の一隊がトラブルになる。
花の上州血煙り音頭。直参崩れの渡世人・りゃんこの弥太郎が天下無双の大暴れ! 名匠・マキノ雅弘監督の職人芸がさえわたる股旅映画の傑作。さっそうとした男ぶりの錦之助、可憐なヒロイン・丘さとみ、軽妙なコメディリリーフ・千秋実ら俳優陣も充実。 遠くに浅間山を仰ぐ上州松井田の宿。旅烏のりゃんこの弥太郎が草鞋を脱いだ貸元・虎太郎は、ヤクザ渡世の親分衆の中でもよくできた男だった。その虎太郎の娘・お雪は、どこか並みの旅人と違う気品を漂わす弥太郎に、いつしか胸を騒がすようになっていた。
悪女に手玉にされる純情男の悲憤を描いた古典歌舞伎を題材にした時代劇 巨匠・内田吐夢監督の重厚な演出、依田義賢が手掛けた緻密な構成の脚本に引きつけられる。主演の片岡千恵蔵の立ち回りはもちろん、2代目・水谷八重子の悪女ぶりにも注目。 百姓・次兵衞夫婦の手で育てられた捨て玉の次郎左衞門は、機屋で財をなしたもののあざが災いして女には縁がなく、たまの見合い話も全て失敗に終わった。幾度目かの見合いの帰り、吉原の大門をくぐった次郎左衞門は、遊女・玉鶴の情けを受けるが…。
花のお江戸を舞台に青年剣士が悪事をくじくコメディ時代劇 東千代之介のキャラクター性と色男ぶりが前面に押し出された、笑いあり剣劇ありの作品となっている。きっぷの良い主人公の活躍が痛快で、最後まで楽しませてくれる。 金と力があり余るお人好しの色男・獏太郎は、ある日地獄道場のごろつき共をやっつける。それから獏太郎の宿の前には連日うら若き乙女たちが押しかけるようになった。これに金井判五郎ら御家人崩れの4人組が目をつけ、獏太郎をある料亭におびき寄せるが…。
山手樹一郎の原作を市川右太衛門主演で実写化した時代劇 正義を貫こうとする浪人たちと、それに協力する町民たちの活躍を松村昌治監督が人情味豊かに描く。時の権力に立ち向かう勧善懲悪の作風で、後味はすっきり。 浪人がちまたにあふれる天保の頃、南町奉行・矢部駿河守は策謀により失脚する。駿河守の腹心・山川忠介も自ら職を退き、浪人市場に身を投じた1人だった。忠介は新奉行となった甲斐守の不正を暴くべく、浪人に身を落としてひそかにその時期を待っていた。
市井に飛び出した十一万石の若殿様と、彼を慕うお姫様の恋模様を描く恋愛時代劇 窮地に陥った姫と、それを救った訳ありな若侍のラブロマンス。胸がときめく展開から、迫力ある殺陣やお家騒動まで、物語は多岐にわたる。全てが収束するラストは必見。 浅草の盛り場にある小屋の舞台裏で太鼓を叩く若い男・千代三郎。彼は松平家の次男坊で、家の定めた縁談を嫌って市井に飛び出していた。ある時、舞台に美しいお姫様と、人相の悪い浪人たちが雪崩れ込んでくる。千代三郎は姫を救い、その場を逃げだすが…。
『沓掛時次郎 遊侠一匹』の加藤泰監督が中村錦之助主演で描いた股旅映画 加藤泰がローアングルなど自らの作風を確立した意欲作。中村錦之助が化粧をせずに素顔をさらし、従来の東映時代劇とは一味違う生き生きとした演技を見せる。 若い頃、生まれ故郷を売ったヤクザが、流れ流れて再び故郷に戻ってきたが、村人たちの冷たい目に反発、自暴自棄に陥っていく。ところがこのはぐれ者を、前科者のヤクザや出戻り娘ら陽の当たらぬ場所に住む人々が暖かく受け入れ、彼は再生への道を歩み出す。
訳あり浪人と武家娘たちの旅路を描いた加藤泰監督作品 主人公たちが進んでいく江戸までの道のりで箱根の絶景も楽しめる時代劇。物語終盤で市川右太衛門たちが見せる切った張ったの大立ち回りは、迫力満点の格好良さだ。 ある日、浪人・比良雪太郎は松江という武家娘と出会う。彼女に何か事情があるとにらんだ雪太郎は松江の頼みを聞き入れ、江戸まで偽装夫婦として付き添うこととなる。彼女にスリを働いた吉松も連れ、3人が箱根八里の道のりを歩んでいくと…。
佐賀を舞台にした怪猫伝を、化け猫スターの元祖・鈴木澄子が演じる怪談物語 乗り移る人間を変え、どこへ逃げても現れる化け猫のしつこさには驚くばかり。化け猫騒動に乗じて、お家乗っ取りを画策する人間同士の醜い争いは見るに堪えない。 佐賀藩主・鍋島家の囲碁の師匠を勤める竜造寺又七郎は、対局中に藩主肥前守の怒りを買って斬り殺されてしまう。又七郎の母・秋篠は鍋島家を呪いながら自害。秋篠の霊が又七郎の愛猫に乗り移り、その怪猫が又七郎の亡霊と共に肥前守の前に現れる。
戦国時代に生きる孤独な青年剣士をめぐる3つの恋と野望を描くロマン大作 柴田錬三郎の小説を佐々木康監督、主演・中村錦之助のコンビで映画化。若き剣士の宿命をドラマティックに描く。丘さとみ、大川恵子、桜町弘子ら女優陣の好演ぶりにも注目。 関ケ原の合戦で徳川が勝利を収めたその裏には、伊能盛政の大阪方に対する裏切りがあった。父の行為を許せない盛政の子・主馬之介は、父の殺害を決意する。一方、家康に暗殺を謀られ狂乱した盛政は、天守閣に火を放ち、主馬之介に出生の秘密を語るのだった。
尾張の大うつけで終わるか、天下を取るか…。織田信長の半生を描いた壮大な時代劇 野性味あふれる青年期の織田信長を中村錦之助が好演。クライマックスの桶狭間の戦いまで、テンポの良い演出で見せる。月形龍之介ら黄金期の時代劇スターが共演。 父・信虎を亡くした16歳の信長。尾張の周囲には今川や武田ら戦国の群雄が割拠し、妻・濃姫の父である斉藤道三もその1人だった。会談を迫る道三に対し素知らぬ顔を通す信長は、天下統一の野望を尾張の大うつけの仮面で隠し、その時がくるのを待っていた。
幕末史上に悲壮な歴史を刻んだ二本松少年隊の実話をベースに少年たちの奮戦ぶりを綴る 浪曲界の巨匠たちの口演のもとに描かれる珠玉の浪曲映画。追い詰められた会津藩内で血気盛んとなる子供たちが痛々し過ぎる。官軍の隊長・松下五郎役を里見浩太朗が演じる。 奥羽同盟は、兵力、武器において威力を誇る官軍には歯が立たなかった。ついに会津若松藩のみが天然の要害を頼みに激しい攻防戦を繰り返すことに。藩内には女、子供しか残っていないが出兵年齢には制限がある。そこで少年隊長・立野敬四郎が進言し…。
勤皇派と新選組がぶつかりあう維新前夜、人々を救うため鞍馬天狗が京都を駆ける! 新選組の荒々しい剣戟のなか、東千代之介演じる鞍馬天狗が見せる華麗な身のこなしが見もの。殺陣シーンも迫力満点。その勇姿に見惚れる祇園芸妓の恋心も切ない。 勤王の志士と新選組が対立する幕末の京都。新選組の一味が勤王党の名をかたり、勤王派の御用商人・呉服商増田屋から3000両を奪った。その行く手に突如、黒服面の武士・鞍馬天狗が現れる。新選組の連中は色めき立つが、それは彼らばかりではなく…。
「天狗」と呼ばれる痛快浪人の活躍を描いた娯楽時代劇 市川右太衛門、花柳小菊の艶麗コンビをはじめ、澤村國太郎、月丘千秋ら豪華キャストが共演している。恋あり戦いあり、そして陰謀ありのエンターテイメント作。 江戸幕府に不満が高まりつつある慶応3年。貧窮組と呼ばれる一団の騒乱に巻き込まれたお萬は、天狗と名乗る男に助けられる。彼、青井鬼太郎にお萬はひそかな胸のうずきを覚える。だが、彼はある事情から与力の佐川剛造という男に追われる身となっていた。
不忠不義の汚名を帯びて主家を追われた男女。そんな2人を襲う悲劇を描いた時代劇 忠臣蔵の外伝ともいえる物語で、赤穂事件から外れてしまった男の悲劇の連鎖が綴られる。武士の誇りを捨て切れない男のあがきと、その末に迎えるラストに涙がこぼれる。 浅野内匠頭が刃傷に及んだ赤穂事件。その際、早野勘平とお軽はささいな原因から浅野家を追放された。勘平はお軽の実家で猟師となるも、汚名をそそぐ機会を待ち望んでいた。後日、彼は内匠頭石碑建立の話を聞き、お軽の父・与市兵衛に金策を頼むのだが…。
男度胸の長ドス嵐!東千代之介主演、山手樹一郎の原作小説を映画化した時代劇 侍の世界の虚偽と矛盾に反抗した青年武士が、遊侠の群れに身を投じながらも、ひたすら真実一路を生き抜こうとする姿を描く。主演の東千代之介が初めてのヤクザ役を演じる。 甲州の峠道を進む股旅烏“やらずの勘八”。勘八は6年前までは直参旗本・織部主膳の息子であったが、美濃部の派閥争いに巻き込まれ、武家社会の醜さに愛想を尽かし家を出たのだった。甲州勝沼宿では勝沼三右衛門と獅子鼻新兵衛の両親分が縄張りを争っていた。
7万石の御家騒動に巻き込まれた若き名君は変わり果てた姿となるが… 東千代之介扮する名君に、御家の横領をたくらむ叔父たちにより、次々と悲劇が降りかかる。それぞれに特技を持つ名君の仲間により、一発逆転するラストに溜飲が下がる。 野州喜連川7万石の当主・英直は、その若さにもかかわらず領民の尊敬を一心に集める名君であった。しかし、御家の横領をたくらむ叔父の喜連川節叟とその息子・周馬により、命さえ狙われるようになる。ある日、節叟一派の計略により、英直は階段から転落する。
幕末の京都に出回る怪文書をめぐり、新選組を相手に鞍馬天狗が大活躍! 銀幕スター・東千代之介が初めて鞍馬天狗を演じた作品。鞍馬天狗と新選組がしのぎを削りあうアクションは迫力満点。さまざまな事情が絡まりあうストーリーも見応えあり。 佐幕と倒幕の戦いが続く京都。倉田典膳こと鞍馬天狗は、勤皇倒幕のため日夜戦っていた。そんななか、勤王志士の動静を知らせる「天狗廻状」という怪文書が出回る。打倒天狗にはやる新選組はすぐ行動に出る。一方、天狗はその廻状の出どころを探していた。
火事場をめぐる陰謀に敢然と挑む火消し屋の活躍と恋を描く痛快時代劇 『はやぶさ奉行』の大川橋蔵と『純愛物語』の中原ひとみが初共演。橋蔵扮する男気あふれる旗本火消しが胸のすく啖呵を切り、暴利をむさぼる悪徳商人たちと対決する。 役人と結託して油を買い占めた油問屋の山崎屋が、邪魔な油商をつぶそうと武蔵屋の倉庫に火をつけた。町火消し「に組」の長次が捜査に乗り出すなか、鳴り渡る鐘の音に火事場に駆けつけると、そこは山崎屋の油倉庫だった。だが、彼が蹴倒した油樽は空っぽで…。
動乱の幕末期を舞台に、己の正義を信じて戦う旗本の剣戟、苦難、恋を描いた時代劇 勤皇と佐幕の異なる信義を持つ男たちが、死力を尽くしてぶつかりあう殺陣シーンは迫力満点。時代の大きなうねりのなか、ひと時の安らぎを誘うロマンスにも胸を打たれる。 時は幕末。正木弥九郎は幕府の不備を正すべく、大阪天満与力・大塩平八郎の門下になった。しかし平八郎の倒幕を目論む挙兵に反対し、江戸へ戻ることに。その道中、大塩平八郎の乱が起こる。弥九郎は尊王の師・一丸一斎が投獄されたと知り、救出を決意する。