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軽妙なマクラ噺に定評がある桂扇生の独演会より「そば清」を収録 池袋演芸場にて年に3回行っている独演会のうち、2017年10月27日の高座をお届け。落語「蛇含草」の登場人物と主題になる食べ物を大きく改変した演目を披露する。 そば屋にいる客連中は、見慣れない男が大量のそばを食べているの見て、そばを20枚食べられるか、という賭けを持ちかける。男は20枚を平らげ賭け金をもらっていく。翌日、そば30枚の賭けをするが、やはり男は平らげた。実はこの男、大食いで有名な人物で…。
2017年10月27日に池袋演芸場で行われた桂扇生独演会より「愛宕山」をお届け 山登りをする京都の旦那と大阪出身の太鼓持ちの面白おかしいやり取りが見どころの古典「愛宕山」。軽妙なマクラ噺に定評があるベテラン真打・桂扇生が、名人芸を披露する。 京都の祇園町で働く太鼓持ちの一八と繁八。春先のこと、旦那と舞妓らと共に愛宕山へ野駆けに行くことになった2人は、見栄を張って弁当などの荷物を全て持つことになる。初めは威勢良く登っていた一八と繁八だったが、慣れない山道に四苦八苦してしまい…。
ベテラン真打・桂扇生の高座から、身内の切腹騒動を演じる「やんま久次」をお届け ぐれてしまった旗本の次男坊の荒れた描写がいかにも憎々しい。同時に、切腹を命じられてからの命乞いの様子と、その後の振る舞いに、次男坊の素の姿が見えてくる。 旗本・青木久之進の弟に久次郎という男がいた。次男坊故に身を崩し、背中一面に大やんまの刺青を入れて、“やんま久次”と呼ばれている。ある時、悪い仲間にそそのかされて自分の屋敷へ金をゆすりに向かう。だが剣術の師匠である侍も屋敷に現れて…。
全国各地の落語会で活躍する人気者・入船亭扇辰の独演会から「田能久」をお届け 「国立演芸場・花形落語会」など、数々の受賞歴を誇る入船亭扇辰。柔らかで落ち着いた雰囲気と端正な口調、繊細な演技力が魅力の入船亭扇辰が名作「田能久」を披露する。 阿波の国田能村の百姓・久兵衛は大の芝居好き。趣味が高じて一座を組み、あちこち興行して回っていた。そんなある日、伊予の宇和島で興行中に母親が急病との知らせが届く。急いで田能村へ戻る久兵衛は、化け物が出るという峠で夜を明かすことになり…。
実力派落語家・むかし家今松の高座より、古典落語2席をお届け 渋い芸風で根強いファンを数多く持つむかし家今松が2016年に国立演芸場で行った独演会より、「鮑のし」「夏の医者」を収録。いぶし銀の味わいを堪能できる。 【収録内容】おめでたい男・甚兵衛は、大家の息子の結婚祝いとしてアワビを持っていくが、縁起が悪いと拒否されてしまう(「鮑のし」)、ある村に住む医者が、食当たりで倒れた農夫の往診に向かうが、その道中で大蛇に飲み込まれてしまう(「夏の医者」)。
渋い芸風の実力派落語家・むかし家今松による演目「唐茄子屋政談」をお届け 商売に慣れていない若旦那の、行商に行く方々でのやり取りや騒動が愉快に語られる。「情けは人のためならず」という言葉そのものな人情噺に、心が温かくなってくる。 大店の若旦那が、道楽が過ぎて勘当されてしまった。誰からも愛想を尽かされ、もはやこれまでと身投げしようとしたところを、通りがかった叔父に止められる。助けられた若旦那は心を入れ替え、叔父のもとで働きだした。だが天秤棒を担いで行商に出たものの…。
とにかく面白いと評判の柳家小せんが古典落語をアレンジ! 古典落語「野ざらし」に小せんオリジナル部分を付け加えた「夜鷹の野ざらし」。本人の出身地である横浜での寄席ではリラックスムードが漂い、語り口は非常に心地良い。 太鼓持ちの茂八は、芸者衆たちと一緒にひいき客である商家の若旦那に連れられて屋形船に乗り、木津川から船で沖へ出て魚釣りをすることになった。すると、若旦那が「一番大きな魚を釣った者にはその寸法に応じたお金をやる。一寸、一円だ」と言い出した。
“うまくて面白い”噺家・柳家小せん。恒例の独演会「横濱小せん会」の模様をお届け 初代落語協会大喜利王に輝く実力派・柳家小せんは、音楽ユニット・三K辰文舎のメンバーとしても活動中。大岡政談もののひとつである痛快な一席「三方一両損」を披露する。 3両入りの財布を拾った江戸っ子の金太郎。落とし主は大工の吉五郎とわかり届けにいくが、吉五郎も江戸っ子、一度落とした金は受け取らないと意地を張る。一方、金太郎も金が欲しくて届けたのではないという。どちらも譲らず、大岡越前守に訴え出ることに。
名人といわれる噺家たちが演じてきた「たがや」を柳家小せんが演じる 平成22年に真打に昇進して、五代目を襲名してから、注目され続けている柳家小せん。古典の「たがや」を生き生きと丁寧に落語素人にもわかりやすく演じている。 花火大会の日。大勢の人でごったがえす両国橋。そんななか、馬に乗り、お供を連れた侍が通りかかった。反対側からやってきたのは道具箱を担いだたが屋だ。たが屋は振り回され、道具箱を落っことしてしまう。その途端、たがが弾けて侍の笠をはじき飛ばした。
支給された現金で商売を始める武士たちが悪戦苦闘するストーリー 大注目の落語家・古今亭菊之丞が苦闘する士族を描いた「素人鰻」を演じる。歴史上に起きた事象をモチーフとしたストーリーで、文化的な面から見ても価値の高い噺だ。 明治維新後、秩禄処分のため、武士たちは慣れない商売を始めることになった。ある旗本は女房、娘と一緒に鰻屋を開業する。ところが、どこまでいっても士族の商法で、まともに調理することもできない。そんな時、腕は確かだが酒癖が悪い板前に出会う。
注目の噺家で、江戸や明治を感じさせる古今亭菊之丞の古典落語 六代目三遊亭圓生の十八番であった「淀五郎」。独演会のチケットはすぐに売り切れてしまう大人気の古今亭菊之丞が、演技力が問われるといわれる演目を見事に演じ切る。 「忠臣蔵」で大星由良之助と高師の二役を演じることになった四代目市川団蔵。しかし、塩冶判官を演じさせたら並ぶものがないといわれていた紀の国屋・沢村宗十郎が急病で倒れてしまった。そんななか、団蔵のひと声で、宗十郎の弟子の淀五郎に白羽の矢が立つ。
2016年11月19日に野田市文化会館大ホールで披露された鈴々舎馬風の「親子酒」をお届け 酒好きの父と息子が織り成す酔っ払い同士の掛けあいが楽しい「親子酒」。落語協会会長や落語協会最高顧問を歴任する大御所・鈴々舎馬風が贈る笑い満載の一席をご堪能あれ。 ある商家の大店に揃って酒好きの親子がいた。酒癖の悪い息子を心配した父親は、息子と一緒に酒をやめることに。親子2人の禁酒生活が始まるが、酒以外に楽しみがない父親は酒が欲しくてたまらなくなる。そんなある日、父親はつい酒に手を出してしまい…。
古典落語の王道をゆく柳家燕弥が2016年に披露した高座「壺算」 抱腹絶倒の面白さで観客を魅了する真打・柳家燕弥。壺を買いにいったドジな主人公と買い物上手な兄貴分が、軽妙な話術で瀬戸物屋を丸め込むやり取りが見どころ。 水壺が割れてしまい、二荷入りの水がめを買いたい主人公の吉公。買い物が下手な吉公を心配した女房は、買い物上手な兄貴分の徳さんに協力を求める。快く引き受けた徳さんだが、瀬戸物屋で彼が目をつけたのはなぜか一荷入りの水がめだった。
柳家燕弥が柳家さん助とのふたり会で披露した古典落語の大ネタ 柳家さん喬、柳家権太楼のもとで実力をつけた、落語家・柳家燕弥による2016年12月17日お江戸日本橋亭での高座。ぐうたら亭主とおかみさんの絆に心温まる人情噺だ。 大工の熊五郎は、腕はいいが大酒飲みで遊び好き。ある日、隠居の葬式で盛大に酔っ払い、吉原に寄ってようやく帰宅した熊五郎に、かみさんの堪忍袋の緒が切れ、息子を連れて家を出て行ってしまう。離縁された熊五郎は、吉原の女郎を後妻に迎えるのだが…。
演芸通をもうならせる玉川奈々福が2016年5月3日国立演芸場で披露した浪曲 2015年に急逝した浪曲師・国本武春の最後のプロデュース企画。義理と人情、男気や忠義、霊験、恋愛など、人間のさまざまな感情を玉川奈々福がソウルフルに歌い上げる。 浪花節が大好きな浪太郎は、ひょんなことから“万年前座”を務める師匠に入門してしまう。すぐに高座に上げられる浪太郎だが、持ちネタは数少ない。すると、浪太郎潰しが始まり、彼の前に高座に上がった人たちが浪太郎の持ちネタを全てやってしまう。
東京六大学各校出身の噺家による落語会に慶應義塾大学出身・立川談慶が登場! 師匠である立川談志が得意とした「幽女買い」を弟子である談慶が演じる。太助が死んだはずの男に出くわして困惑しつつも、意気投合して遊びだすというストーリーだ。 暗いところを歩いていた太助。すると、3カ月前に死んだはずの源さんに出くわす。通夜の時、太助は「こんな助兵衛で女郎買いの好きなやつはいねぇ」などと、散々源さんの悪口を言っていた。死んでも体があるうちは聞こえているんだ、と源さんは言う。
弟子の三遊亭白鳥の作った「シンデレラ伝説」を円丈師匠が高座にかける! 落語会のトップを走り続けてきた三遊亭円丈が50周年を記念して、2015年2月18日に日本橋劇場で開催した「芸道50年記念 円丈新作祭」前編の模様を堪能できる。 金坊が父親に昔話をせがむので、「桃太郎」の話をし始めた。すると金坊は外国の話がいいと言い、「シンデレラ」をリクエスト。シンデレラが3人姉妹であることを金坊から教えられた父親は、自信たっぷりに違う話を語り始めてしまう(「シンデレラ伝説」)。
三遊亭円丈が50周年を記念して開催した「芸道50年記念 円丈新作祭」の後編 自由な発想で新作落語の世界に革命を起こし、若手落語家たちをも魅了し続けている円丈が「寄席沈没」を、愛弟子・三遊亭白鳥が「スーパー寿限無」を披露する。 各地の寄席の床にブラックホールが出現し、全て消えてしまう「寄席沈没」。白鳥が、かつて円丈が演じた「新寿限無」を超えようと作った、駄じゃれにこだわった噺「スーパー寿限無」。師弟の落語が爆笑を巻き起こし、師の50周年は盛り上がった。
威勢の良さが映える大岡政談「三方一両損」をベテラン落語家・入船亭扇辰が演じる 大金の落とし主と拾い主、さらにそれぞれの家主も加わったひと悶着を勢い良く描写。啖呵の応酬が気持ち良く、大岡越前の仲裁による落としどころ、その後のオチも楽しい。 左官の金太郎が3両入った財布を拾う。書きつけに大工の吉五郎の名があり、長屋まで届けに出向いた。ところが吉五郎は、一度落とした金だからもう自分のものじゃないと突っ返してくる。受け取れ受け取れないと揉みあいになり、ついには奉行所で裁く羽目に…。
アメリカの大家族の賑やかで愉快な生活風景に密着したドキュメンタリー 初の女児誕生となるか、それとも14人目の男児誕生か、家族だけでなく観る者全てが興味津々。家族愛にあふれたシュワント家の生活が、幸せな気持ちにさせてくれる。 アメリカ・ミシガン州に暮らすシュワント家は、子供が13人。上は25歳から下は2歳まで全員が男の子で、家の中は毎日大騒動。そして現在、母・カテリのおなかには14人目の赤ちゃんがいる。父・ジェイと13人の息子が見守るなか、カテリは出産の時を迎える。
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真実の恋を求める若者たちが30日間の旅で運命の相手を探すリアリティ番組 仲介人の見立てでマッチングされ、旅に出た若者たち。ミッションを通して急接近するカップルもいれば、心が離れるカップルも…。人間性が露わになっていく展開にドキドキ。 プロの仲介人が、恋愛に迷う男女を独自にマッチングし、それぞれにアメリカを巡る30日間の旅行をプレゼント。変わったフードツアーやヤギの世話、ストリートアートなど、さまざまな指令を通して、男女の本性が明らかに。カップル成立となるのはどのペアだ!?
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プロの霊媒師、トーマス・ジョンが導く人生が変わるドライブ 病気を克服した女性やキャリアに悩む女性、亡き兄に助けられた男性など、人々が抱える悩みはさまざま。そんな人たちの心のわだかまりが解けていく様子に注目。 有名人を顧客に持つプロの霊媒師、トーマス・ジョンがタクシー運転手に扮装し、乗車した客たちを勝手に霊視していく。死者からのメッセージを受信し、乗客の知られざる過去を次々に言い当てるトーマスにより、車内は驚きと笑い、感動の涙にあふれていく。
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撮影中に問題が発生し、お蔵入りとなったテレビ番組の映像。マニア向けに販売されるはずだった、盗撮映像。そこには、数々の<心霊・怪奇・残酷・犯罪・狂気>が映し出されていた。そして関係者の一部は、怪奇現象や行方不明・変死を遂げたという…。「封印映像」は、そういった世に出ることのなかった忌まわしい映像を再編集・追加取材を加えて収録した衝撃の映像集である。【心霊スポット案内人3】ディレクター夏目氏が送ってきた映像。それが玉置たちを襲う恐怖の始まりだった・・・【心霊スポット案内人4】救世主現る!霊媒師ボンディエ氏が謎を解く!Kこと片山の正体が今解き明かされる!【自殺の名所】カップルが山で遭遇した首吊り死体。謎のマークが意味するモノとは!?【暗黒の走者 後編】失踪した田中を救うためジョン氏が立ち上がる!封印映像史上もっとも危険な戦いが始まる!(C) 2020 AT ENTERTAINMENT
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博多から西九州に向け4路線を走る783系リゾート特急「ハウステンボス」の前面展望 建設中の九州新幹線・新鳥栖駅の様子や、佐賀平野の複線区間での高速走行、のんびりと走る佐世保線など、緩急ある車窓が魅力。多彩な特急列車とのすれ違いも見どころ。 佐世保行き「みどり」を併結した特急「ハウステンボス・みどり5号」は、博多を出ると鹿児島本線を南下し、鳥栖から長崎本線へ。肥前山口からは単線の佐世保線を進み、早岐駅で後部の「みどり」を分割して大村線に入線し、終点のハウステンボスに到着する。
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博多と大分を結ぶ振子特急「ソニック」が変化に富んだ九州北部の都市間を疾走 他路線との並走や分岐、2010年に開業した新宮中央駅の様子など、都市部からのんびりとした田園風景に変わっていく車窓が魅力。振子特急ならではの軽快な走りも心地よい。 博多駅を出発した885系特急「ソニック」は、まずは鹿児島本線で北九州市へ向かい、小倉駅からは日豊本線へ。中津駅から大分県に入り、宇佐駅の先でかつての難所・立石峠をトンネルで難なく抜け、別府からは別府湾を快走。高架化完了目前の大分駅に到着する。
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幻想的な薄雪の世界と心地良いサウンドサプリメントが心を癒やす 初冬の薄っすらとした雪景色から伝わるひんやりとした温度感と静寂の世界が、日々のストレスの解消、免疫力アップにつながる。心身を癒やすBGMはリラックス効果大。 万葉集にも詠まれた、四季を通してさまざまな自然を満喫できる里山、栃木・三毳山の薄雪の静かなる世界。山全体を彩る紅葉の季節が終わり、幻想的な薄雪の世界が広がる。時間が止まったかのような静寂に包まれる三毳山の映像とBGMが紡ぐ贅沢な時間を堪能。
リチャード・ハモンドがアメリカを象徴するさまざまな仕事を短期間でマスター! 配信専用番組『The Grand Tour』の異端児、リチャード・ハモンドが、未経験の上、ストレスや危険を伴う仕事に挑戦。英国育ちの彼が“アメリカ流”についていけるのか注目。 挑戦する仕事は、スタントマン、コメディアン、タクシーの運転手、ロデオ、レースのピットクルー、ハーレムの理髪店、カウボーイなどさまざま。ヘマをするとしゃれでは済まない事態となることもあり、場合によっては“テキトーキャラ”を封印する。
たけすぃ&くりがさまざまなことを実戦検証していくパチスロバラエティ第2弾 長きにわたり人気を博してきた人気番組が、充電期間を経て再スタート。パチスロのことを知らなくても、付き合いの長いMC2人による漫才のようなトークを楽しめる。 パチスロライターのたけすぃ(射駒タケシ)とくりが、「継続率シナリオをアイコン色を隠して予想しながら打つと楽しさは倍増するのか」や「ディレクターの希望でセイクリッドセブンの“甘さ”」などを検証する。果たしてどのような結論となるのか…。
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数少ない女流三味線漫談家・立花家橘之助による「俗曲 浮世節」をお届け 2017年に二代目を襲名し、82年ぶりの名跡復活を果たした立花家橘之助。その翌年の高座とあって、粋な歌声も三味線の腕前も抜群。乗りに乗った浮世節を堪能できる。 寄席演芸のひとつとして知られる浮世節は、明治期に活躍した初代立花家橘之助が創始者とされる。浄瑠璃や流行歌などさまざまな音曲を取りあわせて、三味線を弾きながら演じていくもの。そんな浮世節を、時代を経て二代目立花家橘之助が朗々と披露する。
三遊亭とん馬の高座より、2018年7月6日池袋演芸場で披露した「替わり目」 1994年に真打に昇進し、英語や中国語で落語を演じるなど、独自の活動を続けている3代目三遊亭とん馬。見事な酔っ払いぶりや食べ物のおいしそうな描写が見どころだ。 酒をしこたま飲んで泥酔し、大声を上げながら帰ってきた男。女房がやっとこさ家に引っ張り込むが、とぼけたことを言い続け、酒を持ってこいとねだる始末。つまみが欲しいと女房におでんを買いに行かせ待っていると、外でうどん屋の声が聞こえてきて…。
伝統を守る正統派、3代目三遊亭とん馬の得意ネタをお届け 英語や中国語で落語を演じる活動を続けている3代目三遊亭とん馬が、 2018年7月9日に池袋演芸場で行った公演より「稽古屋」を収録。インテリ落語家の一席をお楽しみあれ。 ある男がご隠居のもとを訪れ、女にもてるにはどうすればいいかと尋ねる。男前でもなく、金も持っていない男の様子を見たご隠居は、芸事を習うよう勧める。早速音曲の師匠を訪ねた男は、「すりばち」という唄を練習するよう言われるのだが…。
師匠・三代目三遊亭圓歌譲りの爆笑漫談で人気を集める三遊亭歌司の高座 江戸時代の三遊亭圓朝作の怪談として有名な「江島屋」を、三遊亭歌司が披露。ユーモラスな歌司が、ひたすら復讐のために生きる老婆の絶望感を見事に表現している。 下総国大貫村に美しい娘がおり、それを名主の息子が見染めて嫁に迎えることになる。ところが、芝の江島屋という古着屋で用意した婚礼衣装はまやかしもので、そのことがきっかけで娘は身を投げて死んでしまう。ひとり娘を失った老婆は店に呪いをかけ…。
昭和33年入門の大御所・三遊亭圓輔が見せる抱腹絶倒の名人落語 88歳にして現役ばりばりの大師匠、いぶし銀の落語家・三遊亭圓輔。隣人の話を聞いた男が人骨を釣りにいくという古典落語「野ざらし」は、圓輔の得意ネタだ。 釣り道楽の尾形清十郎が野ざらしのどくろを回向してやったら、美しい娘がお礼にきたという。その話を聞いた隣の八五郎はうらやましくなり、釣り竿を借りて向島へ。葦の間に骨を見つけた八五郎は、酒をかけて回向すると、自分の家を教えて長屋に帰るが…。
昭和33年入門の大御所・三遊亭圓輔が2018年6月20日池袋演芸場で披露した「船徳」 80歳を過ぎてもなお高座に上がり、人々を魅了し続けている三遊亭圓輔。船頭見習いの徳があっちへふらふら、こっちへふらふらと川を渡る描写が笑いを誘う。 親に勘当され、船宿に居候している若旦那の徳兵衛は、船頭になりたいと親方に申し出る。親方は仕事の大変さを並べるが徳兵衛は食い下がり、船頭の仲間入りをすることに。ある夏の日、ほかの船頭たちが出払ってしまったところへ、馴染みの客がやって来て…。
テレビやラジオでお馴染みの落語家・古今亭志ん輔がたっぷり魅せます、聞かせます! 昭和の名人・古今亭志ん朝の継承者として落語界をけん引する古今亭志ん輔。恒例の「志ん輔の会」から、古典落語の名手と呼ぶにふさわしい実力を発揮した「三十石」を収録。 京都見物を終えて伏見街道を南へ向かう喜六と清八。土産物の伏見人形を買った2人は、三十石船の船着き場・寺田屋の浜へとやってきた。船宿の番頭をからかいながら、いよいよ乗船。船は下っていくが、乗客の1人が50両入りの胴巻がないことに気づき…。
タレント・松尾貴史が、怪しい小魔術師となって高座で手品を披露する! 落語の高座に立つ松尾貴史が、派手ではない文字通りの小魔術で、会場の視線を自分の手元に集中させる姿に感嘆。落語も演劇もできて、手品までこなせる多才ぶりを味わえる。 役者たちが集まって落語や演芸などを披露する“「ごらく亭」の夏休み”。その第9回公演で、松尾貴史は落語ではなく“小魔術”と称する手品を披露。怪しげな風貌で現れた彼が、いかにもな話術と振る舞いを交えながら、小さな驚きを体験させてくれる。
2017年2月8日に横浜にぎわい座で披露された春風亭一朝の「宿屋の富」をお届け 亡き五代目春風亭柳朝の一番弟子として1968年に入門した春風亭一朝が、見せ場の多い上方落語「宿屋の富」を“イキ”が良くて切れがある当代随一の名調子で披露する。 ある宿に大金持ちを自称する男が泊めてくれとやってくる。家には奉公人が大勢いて、あちこちに大金を貸しているという男の話を信じた主人は、大変な金持ちだと感心し、「宿屋だけではやっていけないので、“富の札”を1枚買ってくれ」と男に頼みこみ…。
江戸前の名調子で披露した春風亭一朝の高座より、「短命」を収録 五代目春風亭柳朝の一番弟子として1968年に入門した江戸前噺家・春風亭一朝が、2017年に行った高座。「夫の命を縮める女性」というテーマで展開する、ひがみ丸出しの話。 植木職人の八五郎が出入りする伊勢屋の一人娘の婿養子が続けて3人死んだ。不思議に思い、横町の隠居に聞きに来た八五郎。隠居が伊勢屋の店の様子と夫婦仲を聞くと、3人の婿養子との夫婦仲は常に良かったという。これを聞いた隠居は「原因はそれ」と断言し…。
5代目三遊亭圓遊の高座より、2017年5月17日日本橋劇場での「野ざらし」をお届け 丸い眼鏡としゃれでお馴染みの5代目三遊亭圓遊が、国立劇場の会場50周年を記念した寄席で披露した高座。コミカルな釣りのシーンや八五郎の「サイサイ節」が見もの。 ある夜、長屋に住む八五郎の耳に、隣の部屋から若い女の声が聞こえてくる。隣人は女嫌いの浪人・清十郎で、怪しんだ八五郎は翌日、清十郎にあの女は誰かと問う。清十郎ははぐらかすが観念し、昨日釣りに行った際に野ざらしの頭蓋骨を見つけたと話し始め…。
重鎮・5代目三遊亭圓遊の年に一度の独演会より演目「なめる」をお届け 2017年5月17日、日本橋劇場にて収録。強度の近眼を逆手に取って丸眼鏡スタイルで売り出し、独特の際どいしゃれで知られる三遊亭圓遊が、艶笑噺を披露する。 今年18歳になるお屋敷のお嬢さんが、あらぬところに大きなおできができてしまった。医者がいうには、4歳年上の男に舐めてもらえば直るという。そこで、お嬢さんは女中と一緒に毎日のように芝居を見にいき、該当する男を物色するのだった。
2017年6月7日、成城ホールでの立川こしらの演目「松竹梅」をお届け 奇想天外な“こしらワールド”がさく裂することで知られる立川こしらの高座。談志の孫弟子初の真打であり、異色の風貌や着物で観客を圧倒するこしらが独自ギャグを連発。 町内の松さん、竹さん、梅さんという縁起のいい名前の三人組が出入り先のお店のお嬢さまの婚礼に招かれた。トリオは結婚式に招かれるのは初めてで、席上どうしたらいいのか全くわからず、隠居に相談することに。隠居は余興をやることを勧める。
今後の落語界を担う注目のホープ・鈴々舎馬るこの独演会 2017年に真打に昇進した鈴々舎馬るこが、二ツ目として行った最後の高座より「牛ほめ」「鴻池の犬」をお届け。馬るこならではのオリジナリティのあるアレンジに注目。 【収録内容】周りからばかにされている与太郎の株を上げようと、父親は佐兵衛おじさんの建て直した家を褒めにいくよう言いつける(「牛ほめ」)、鴻池善右衛門の手代・太兵衛は、商家で飼われていた1匹の黒いイヌをもらってくるが…(「鴻池の犬」)。
鈴々舎馬るこによる、二ツ目として最後の高座となった独演会 これからの落語界のトップを走る1人で、2017年に真打に昇進した鈴々舎馬るこ。古典落語にオリジナルアレンジをすることで知られる馬るこが「大工調べ」「平林」を披露。 【収録内容】家賃を払えず大工道具を大家に押さえられた与太郎のために棟梁の政五郎が大家と交渉をする(「大工調べ」)、商家の丁稚・定吉が店主から、医師の平林邸に手紙を届けて返事をもらってくるように頼まれるが、行き先を忘れてしまう(「平林」)。
鈴々舎馬るこの高座より、真打昇進披露公演「宗悦殺し」を収録 次の時代を担う爆笑王・鈴々舎馬るこが、2017年6月に成城ホールで行った高座。高座が狭く感じるほどの巨体で独自のアレンジを加えながら爆笑と陰惨が入り乱れる展開に。 安永2年12月20日、鍼医の皆川宗悦は小日向服部坂に住む小普請組、深見新左衛門宅へ借金の取り立てにいく。だが、激昂した新左衛門は宗悦を斬り殺してしまう。死骸の処分を命じられた家来・三右衛門は、故郷である羽生へ向かうのだが…。
2017年9月22日、池袋演芸場で行われた柳家小里ん独演会から「お見立て」をお届け 人間国宝・5代目柳家小さんに入門、国立演芸場花形新人大賞、芸術祭賞ほか多くの賞を受賞している柳家小里んの高座。花魁に入れ揚げた客が一杯食わされる廓噺の代表作だ。 富農・杢兵衛は喜瀬川花魁に惚れぬき、妓楼に通い詰めていたが、喜瀬川は次第に嫌気が差してきた。ある夜、また杢兵衛がやってきたので妓夫(男性店員)の喜助に「病気で入院したので会えない」と伝えるよう頼んだ。すると、杢兵衛は見舞いにいくと言いだす。
柳家小里んが、色町の夫婦のいざこざと、イヌも食わないやり取りを語る “お直し”とは、遊郭で客が時間を延長して遊ぶこと。客がお直しをするたび嫉妬に駆られる夫と、客が帰ってからの女房とのやり取りが楽しく、オチもたまらなく面白い。 ある遊郭での話。客のつかない花魁が、客引きの男に慰められているうちにいい仲になった。遊郭の主人にも認められて、2人はめでたく夫婦になる。揃って働くうちに金が貯まってくるが、魔の差した夫は博打に手を出し、金をすっかりなくしてしまう…。
マルチに活躍するタレント・松尾貴史による落語の高座をお届け 芸能活動からエッセイスト、カレーショップ経営など多彩な活動で知られる松尾貴史。2017年3月1日に行った「桂かい枝 松尾貴史 ふたり会」より、「看板のピン」を収録。 サイコロ賭場で胴元になった親分。だが、ピンの目が出たサイコロがざるの外に転がってしまい、博徒たちは全員ピンの目に賭ける。すると親分は「これは看板(見せかけ)のピン」だと話し、本当のサイは5だと言う。ざるを上げると、その通り5の目で…。
芸能活動からカレーショップの経営まで、多才を極める松尾貴史が落語の高座を披露 演芸に造詣が深い松尾貴史と桂かい枝のふたり会から、松尾貴史が披露した「一文笛」を収録。作者である桂米朝の型を体に染み込ませた本寸法の落語はお見事のひと言。 貧乏な子供を哀れに思った腕利きのスリ・秀は、駄菓子屋から一文笛を盗み、子供の懐にこっそり入れた。ところが、子供は駄菓子屋のばばあに捕まって大騒ぎに。怒り心頭に発した武士の父親から、出て行けと言われた子供は、井戸に身を投げてしまい…。
2017年6月29日に日本橋劇場で披露した三遊亭圓橘の「稲川」をお届け 弟子の三遊亭朝橘(橘也改め)の真打昇進披露公演で、三遊亭圓橘が披露した力士の出世物語「稲川」。出世した弟子への想いにあふれた演目内容と語り口が心に染みる。 大阪の力士・稲川は東京の大相撲に出て活躍するが、人気は出ず、贔屓もつかなかったので大阪に帰ろうと思っていた。そんななか、乞食が稲川の贔屓になりたいと言って、そばを持ってくる。その乞食は、稲川に竹の皮に包んだそばと汚い茶碗を差しだし…。
75歳のベテラン落語家・柳家小満んが人情噺「黒雲のお辰」を披露する 領主のために賄賂を集める村人、困った人を見たら放っておけないすりの元締めなど、善人ばかりの噺に心が温かくなる。お辰を前にした大岡越前の粋な裁きも聞きどころ。 ある村での話。お人よしな領主を見かねた村人たちは、賄賂の足しにしてもらおうと村人から金を集める。新兵衛が江戸にある領主の屋敷まで運ぶことになったが、その道中、金を巾着切りに取られてしまった。途方に暮れていると、黒雲のお辰という女が現れて…。
古典落語の珍しい演目を披露することも魅力のひとつの大ベテラン・柳家小満んの独演会 八代目桂文楽の艶っぽさと、五代目柳家小さんの滑稽の両方を受け継いだ粋な噺家・柳家小満ん。2016年の独演会から、文楽の十八番だった名作「富久」を収録。 浅草に住むほう間の久蔵は、酒癖が悪く贔屓の客をしくじってばかり。そんななか、年の瀬で借金取りに追われていた久蔵は、なけなしの金で富札を買ってしまう。その夜、しくじった旦那の家が火事だと知った久蔵は、出入りを許されるかと急いで駆けつけるが…。
ベテラン落語家・柳家小満んが、古典落語の珍しい演目「裸の嫁入り」を披露 何も持たずに身ひとつで嫁にくるとことを“裸の嫁入り”という。仲人の大家の気持ちや、それをくんだ再婚の嫁の振る舞いなどに人情を感じられ、オチに至る流れも秀逸。 ある長屋の大家が、店子の八五郎に嫁を紹介することに。ただ彼女は旦那を亡くしていて、嫁ぐのは2度目だいう。夏冬のものはあるが裸同然だという大家の言葉どおり、嫁は長襦袢姿で行火と渋団扇だけを持ってやってきた。そして婚礼の席が設けられるが…。
次代の柳家を背負って立つ古典落語の王道をゆく人気者の「ふたり會」でのさん助の高座 落語ならではの滑稽な状況の中で交わされる、会話の妙が楽しい演目「だくだく」。家財道具を一切売ってしまった男と、粋な泥棒の軽快な掛けあいに笑いがこぼれる。 引っ越しをした男は、前の長屋で未払いの家賃を工面するため家財道具の一切を古道具屋に売ってしまっていた。男は新居の壁、床、天井一面に白い紙を貼り、画家に豪華な家具や日用品、そして眠る猫を細密に描いてもらう。ある泥棒が、この部屋をのぞき…。
次代の柳家を背負って立つ噺家・柳家さん助が「御神酒徳利」を演じる 2016年12月17日、お江戸日本橋亭にて収録。2015年3月に10人同時に真打に昇進した中の2人、さん助と燕弥。「ふたり會」で、古典落語の王道をゆく柳家さん助の高座を収録。 旅籠・刈豆屋では、年末の大掃除が始まった。家宝の御神酒徳利を盗られでもしたらたいへんだと、かよい番頭の善六が水瓶のなかに沈める。その後、刈豆屋では御神酒徳利がなくなったと騒ぎになるが、善六はその隠し場所をすっかり忘れていた。
落語芸術協会の二ツ目落語家・桂宮治の独演会から「強情灸」をお届け 落語芸術協会若手ユニット「成金」のメンバーとして活動し、2021年に真打昇進予定の実力派・桂宮治。意地っ張りな江戸っ子のやせ我慢を、パワフルに聞かせてくれる。 よく効くが熱いことで有名な灸を据えてきたという男。その話を聞いていた短気な江戸っ子は、やたらに熱かったと自慢する男が癪に障り、片腕をまくるともぐさを山のように乗せて火をつけた。ちっとも熱くないと、よせばいいのにうちわで扇ぎ始めて…。
2021年に真打昇進が決定!勢いに乗る桂宮治が古典落語「蜘蛛駕籠」を演じる 2016年1月29日、内幸町ホールにて収録された高座。2008年2月に桂伸治に入門した宮治は、2021年に香盤では5人抜きの抜てき真打となる。これは29年ぶりの快挙だ。 夕暮れ時に雲助2人が客待ちしているのだが一向に客が現れない。それというのも1人の新人があまりにもポンコツだからだ。兄貴が用を足しにいっている間に、客を捕まえるのだが、その客はすぐ横にある茶店の主。店主は、まだ顔を覚えていないのかと憤慨する。
2016年1月29日に内幸町ホールで行われた桂宮治独演会より「らくだ」をお届け 落語協会の二ツ目によって結成された人気ユニットのメンバーでもあり、真打昇進目前の実力派・桂宮治が、大ネタである「らくだ」をライブ感あふれる語り口で披露する。 ある長屋に大酒飲みの乱暴者で、“らくだ”というあだ名の大男がいた。近所の連中から嫌われていたその男の兄貴分が、らくだの長屋を訪ねると、食い物の毒にあたって死んでいた。兄貴分は通りすがりの屑屋を呼び止めて、香典を集めてくるように言うが…。
“談志の孫弟子初の真打”として名を馳せる立川こしらの高座 従来の落語家の枠にとらわれることなく、映像やウェブメディアなど多ジャンルに渡り活動を続ける立川こしら。落語ファンを魅了するひょうひょうとした語り口に注目。 夜鷹そばとも呼ばれた、二八そばの屋台。そこに調子のいい男が1人やってきて、待って食う間中、歯の浮くような世辞を並べ立てる。食い終わると、そばの勘定をごまかしてすーっと行ってしまう。これを見ていた男は、自身も同じことをしようと目論むが…。
昨今の落語ブームをけん引する“ストーリー作りの天才”立川こしらの高座を収録 2016年11月19日、お江戸日本橋亭にて行われた立川こしらのトーク&ライブ「こしらの集い」。古典落語「ねずみ穴」をもとに、こしららしさを詰めた「鼠穴saga」をお届け。 父が亡くなり、残された兄弟は父の残した田畑を二等分した。兄は土地を金に換え、それを元手に江戸で大きな店を構えるように。一方、弟は遊びで散財し、全て使い果たしてしまう。困った弟は兄を頼ってやってくるが、兄が貸した金は微々たるものだった。
超大作落語「真景累ヶ淵」もついに完結!第七段の前編をお届け 2015年4月16日国立演芸場にて収録された古今亭志ん輔の高座。桂歌丸は第七段まで語れることで知られるが、志ん輔が改めて独自の演出を加えて全段口演に挑戦。 惣右衛門の息子・惣次郎と、水海道の麹屋で女中のお隅とは馴染みで仲睦まじくしていた。2人が大生郷の天神前の宇治の里に来ると、お隅に惚れた安田一角が惣次郎に因縁をつける。そこへ、相撲取りの花車が助けに入り安田一味を追い払った。
ついに惣吉は兄の敵・安田一角を討つ!古今亭志ん輔の長編「真景累ヶ淵」が終演 落語の中興の祖といわれ、新作落語を数多く創作した三遊亭圓朝作の「真景累ヶ淵」。人間の色と欲、そしてさまざまな因縁が複雑に絡みあった一大怪談巨編が決着。 人を殺めて金を奪った新吉とお賤は塚崎の観音堂に逃げ込んだ。そこで、年老いた尼僧に出会う。その尼こそ、お賤の母のお熊、惣吉の母を殺した犯人で、さらに新吉とお賤が腹違いの兄妹だと言う。狂気にかられた新吉は、尼の持っていた鎌でお賤を斬り殺す。
落語界のプリンス・三遊亭王楽の独演会から、「居残り佐平次」をお届け 五代目三遊亭円楽の最後の弟子である三遊亭王楽。映画『幕末太陽傳』の原作としても知られる古典落語「居残り佐平次」を、独特の味つけで聞かせてくれる。 飲み屋で佐平次という男と意気投合した3人組は、1円の割り前で品川で遊ぼうと誘われ、揃って品川へ繰り出す。大見世で酒や料理、芸者を上げての大騒ぎ。とても1円では収まらないはずが、佐平次は「後は任せて」と言うだけで一向に帰る様子もなく…。
金原亭馬の助が2016年11月、恒例の独演会で披露した「花見の仇討ち」 10代目馬生の弟子として、むかし家今松、五街道雲助と共に江戸落語の粋を継承する噺家・金原亭馬の助。予定が狂いあたふたする3人と、何も知らない侍のやり取りが楽しい。 花見の見物人を驚かせようと、長屋の4人組は仇討ち狂言を思いつく。見事な桜の下、仇役の前に巡礼兄弟が現れて仇討ちが始まり、六部が割って入るという段取りだ。翌日、六部役が親戚に三味線と太鼓を借りに行くと、叔父は六が本当に巡礼へ行くと思い込み…。
江戸落語の粋を継承する噺家・金原亭馬の助が古典落語の名作を披露 田舎でしくじった弟が都会で成功する兄を頼って上京するが、兄に相手にされず一念発起して兄を見返すという人情噺「ねずみ穴」。金原亭馬の助が大ネタをじっくり聞かせる。 遺産を遊びで使い果たした竹次郎は、江戸の兄を訪ねて借金を頼む。兄は快く応じてくれたが、包みの中には3文しか入っていなかった。その3文を元手に商売を始めた竹次郎は、10年後、蔵持ちの大旦那に成り上がる。竹次郎は借りを返そうと兄のもとを訪ねるが…。
古今亭志ん輔の高座より、「真景累ヶ淵」第一段から第五段までのあらすじ紹介 2015年4月16日、国立演芸場にて収録。夏になると必ず高座にかかる三遊亭圓朝作の怪談噺。メインである第六段に至る内容を把握しておくと、一層引き込まれる。 鍼医・皆川宗悦は金貸しもしていて、ある寒い日、小普請組・深見新左衛門宅へ借金の取り立てにいった。大酒の飲みの新左衛門は、やはり一杯やっていた。宗悦が返済を迫ると口論になり、新左衛門はその気はなかったのだが宗悦を斬り殺してしまう。
古今亭志ん輔による、夏の落語には欠かせない怪談噺「真景累ヶ淵」の第六段の前編 多くの落語家が演じ、歌舞伎化や映画化もされている定番作品。そのクライマックス部分を、古今亭志ん輔が独自の演出を加えて披露。怖さと切なさ、はかなさに酔いしれる。 お累の産んだ子供は、新五郎に生き写しだった。お累にも嫌気が差していた新吉は、名主・惣右衛門の妾・お賤と密通するようになり、さらに赤子に煮え湯をかけて殺してしまう。お累も後を追うように自害した。その晩、お賤のもとにお累の幽霊が現れて…。
古今亭志ん輔の高座より、怪談噺「真景累ヶ淵」第六段の後編をお届け 夏になると必ず高座にかかる三遊亭圓朝作の怪談噺のメインである第六段を、落語協会理事を務める志ん輔が披露。真景累ヶ淵は大作で、第七弾まで演じられる噺家は希少。 新吉はお賤に頼まれて名主の惣右衛門を殺害する。それを知った甚蔵がお賤をゆするように。お賤は新吉をたきつけ、新吉は甚蔵に聖天山に金を埋めたと嘘をついて、2人は聖天山に向かう。隙を見て甚蔵を崖から突き落とすが、甚蔵は反撃に出る。
多くのスロッターを魅了したゴッド凱旋を徹底的に打つ! 設定もモードも関係ないPGG、SGGの現れ時。また、明らかにモードが上がっている状態での高揚感。そんなゴッド凱旋ならではのわくわくするポイントが盛りだくさん。 パチスロ機の宿命である「撤去日」が目前に迫った「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」。初代ミリオンゴッドの流れをくんでおり、圧倒的な爆発力が多くのスロッターたちを魅了してきた。番組では射駒タケシ、中武一日二膳、松真ユウ、松本バッチが実戦を行う。
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立川左談次の弟子・立川左平次の高座より、演目「権兵衛狸」を楽しめる 2018年3月27日、紀尾井ホールにて収録。真打昇進披露落語会8カ月間の自主興行全4回の披露目で2千人を動員した人気噺家・立川左平次がほのぼのとした「権兵衛狸」を披露。 百姓の傍ら髪結床を営む権兵衛。夕方になると野良仕事を終えた村の者が集まってきて、さながら社交場と化す。夜も更けて、みんなを帰して床に就いた権兵衛は、「ご〜んべ〜」と雨戸を叩く物音を聞き、戸を開けるが誰もいない。翌夜も雨戸を叩かれ…。
桜並木と一面に広がる菜の花に感動!美しい花景色に癒やされる 淡いピンクの思川桜と黄色い菜の花が広がる光景が春の風物詩となっている栃木で収録。優しいメロディがよりリラックスさせ、ストレスの解消や免疫力アップなどにつながる。 栃木県の小山市で生まれ、同市の花に指定された桜・思川桜。昭和29年、十月桜の突然変異として発見されて以来、園芸新種として増やされ、現在では思川の堤防をはじめ、同地の各地で見られるようになった。そして、一面の菜の花の輝きに息をのむ。
「雷蔵八百夜」を続ける実力派・春雨や雷蔵が、お江戸日本橋亭で行った独演会 古典落語や「長寿を目指して」というテーマのお婆さん落語に意欲的に取り組む人気の噺家・春雨や雷蔵。お馴染みのお江戸日本橋亭で廓噺の傑作「明烏」を披露する。 日向屋半兵衛の息子・時次郎は、品行方正で堅過ぎる真面目な男。跡継ぎとしてこれからの世間付き合いができるだろうかと心配している半兵衛は、町内の札付きの遊び人・源兵衛と太助を指南役として、時次郎に吉原遊びを経験させることに。
2019年3月24日に国立演芸場で行われた金原亭伯楽落語会より「寝床」をお届け 自分の“義太夫節”を聞かせたい大旦那と長屋の人々とのひと悶着を語る笑噺「寝床」。古今亭一門の名人・金原亭伯楽が、目が覚めるような笑いにあふれた一席を披露する。 義太夫好きな大旦那はすぐ人に語りたがるが、とても聞いていられるものではなかった。大旦那が義太夫の会を催し、長屋の連中を呼ぶが、誰もがあれこれ理由をつけてやってこない。腹を立てた大旦那は店の者に暇を出し、長屋の連中を借家から追い出そうとし…。
親がかわいい子供のことを思う人情噺を金原亭伯楽が演じる 2019年3月24日、国立演芸場にて収録された金原亭伯楽の「藪入り」。久しぶりに会う子供のことを考えて、そわそわしてしまう親と、あっけらかんとした子供を見事に演じる。 奉公に出した熊さんの息子・亀吉が明日帰ってくる。熊さんは明日息子に会えると思うと、なかなか寝つけない。温かいご飯やおかずを食べさせたい、色々な場所に連れていきたいと頭の中は忙しい。待ち切れない熊さんは早朝家の前の掃除を始めたりする。
2016年5月27日、内幸町ホールでの三遊亭鬼丸の高座から「抜け雀」を収録 FM NACK5の人気番組「GOGOMONZ(ゴゴモンズ)」のパーソナリティとしても活躍する三遊亭鬼丸。「タロ人会」は「名人会」のもじりで、そんなユニークな鬼丸の噺がさえわたる。 小田原の宿に汚れた着物の男が現れ、しばらく滞在するという。金は十分にあるから内金を預けてよいと申し出るので、安心して泊めることに。しかし、酒を飲んでは寝てばかりの男に宿の夫婦は勘定が払えるのか心配になる。すると、男は衝立に画を描くと言い…。
ラジオの人気パーソナリティとしても活躍する三遊亭鬼丸の高座 2010年に真打に昇進、彩の国落語大賞受賞など活躍を続ける三遊亭鬼丸が「5升飲んでも酔わない酒豪」の使用人の噺を披露。小遣い欲しさに盃を飲み干すシーンが楽しい。 訪問先の主人に酒を勧められた近江屋の旦那は、外に下男を待たせていたため誘いを断る。だが、下男の久造は五升も飲む大酒飲みだと口を滑らせてしまったことから、本当に飲めるかどうか賭けをする羽目に。小遣い欲しさに久造はご馳走になることにするが…。
お笑いコンビ・ロケット団が新宿末廣亭で開催した第88回定期ライブ前編をお届け スパイスの利いた時事漫才が持ち味のロケット弾が、テレビではなかなかお目にかかることのできない際どいネタで笑わせる。ポカスカジャンの歌ネタにも爆笑必至。 漫才協会所属の人気お笑いコンビ・ロケット団が、2018年1月19日に開催した恒例ライブを映像化。ロケット団が攻めた時事漫才を披露するほか、音ネタを得意とするお笑いグループ・ポカスカジャンがゲスト出演し、賑やかな歌ネタで会場を沸かせる。
新宿末広亭で定期的に行っている漫才コンビ・ロケット団の「定例集会」第88回後編 笑ってためになる時事ネタを盛り込んだ漫才が持ち味のロケット団。2011年に、師匠のおぼん・こぼんより先に真打に昇進した。テレビでは観られない過激ネタがさく裂。 出演はロケット団のほか、定例集会常連のカントリーズ、キラーコンテンツなど。そしてゲストはポカスカジャンだ。アイス「ガリガリ君」のCMソングでお馴染みのコミックバンド・ポカスカジャンが、世界各国の音楽を取り入れた曲・ネタを披露する。
助けてもらった狸の恩返しは借金を帳消しにすること!隅田川馬石が演じる 真打昇進に伴い、5代目古今亭志ん生のかつての名前を継いだ隅田川馬石。今回の演目は、2018年12月に内幸町ホールで収録された「狸札」。圧倒的な聞き心地だ。 八五郎は子供たちからいじめられていた子狸を助けた。すると、その子狸が礼を言うために八五郎のところにやってきた。助けられたのだから、恩返しをしなければならないと親狸から諭されたのだ。翌日、越後の縮み屋が勘定を取りにくる予定になっており…。
落語界のホープ・隅田川馬石が冬の夜回りを面白おかしく演じる。 2018年12月22日内幸町ホールにて行われた隅田川馬石と春風亭百栄の高座より隅田川馬石「二番煎じ」を収録。登場人物は愛すべき人たちばかりで、聴くほどに心温まる。 番太郎は酔って寝てしまったり、寒いので夜回りをさぼってしまったりすることが多い。そこで町内の旦那たちが集まって、夜回りをすることになった。それを見守る町役人もいる。ある寒い夜、月番が大勢でなく二手に分かれて夜回りをしようと持ちかけた。
2018年6月30日に行われた神楽坂落語まつり牛込落語会より「品川心中」をお届け 品川の遊郭を舞台にした廓噺「品川心中」を三遊亭金馬が披露。昭和の落語ブームを背負って立ち、86歳にして現役噺家の大御所が、観客を魅了する珠玉の話芸を見せる。 品川の遊郭で長年最上位の遊女として客の相手をしていたお染。しかし年には勝てず、客も減り、金の工面ができなくなったお染はいっそ死のうと考える。だが、金に困って1人で死んだとあれば笑いものになってしまう。そこで、お染は心中相手を探し始めるが…。
漫才協会の四天王の一角、宮田陽・昇の爆笑必至の漫才! 2001年、宮田章司一門に入門。2004年、第3回漫才新人大賞の優秀賞を受賞した宮田陽・昇。芸のレベルの高さは折り紙付きで、各寄席を爆笑の渦に巻き込んでいく。 2018年5月、東京大神宮で行われた宮田陽・昇の独演会。一組目は漫才協会の後輩であるいち・もく・さんがネタや歌を披露する。続いて、陽・昇の漫才。時事ネタを取り込みながら、会場を大いに盛り上げていく。仲入後は発泡スチロールのできたくんが登場する。
“漫才協会の四天王”の一角と呼ばれるコンビ、宮田陽・昇による独演会の後編 毎月さまざまな出演者が笑いを生み出す東京大神宮十七日寄席は、宮田陽・昇の出演はもうお馴染み。安定の面白さで、飽きさせないネタと応酬に何度見ても笑ってしまう。 数々の受賞歴を持ち、「笑点」をはじめとしたテレビの演芸番組でもひっぱりだこな漫才コンビ、宮田陽・昇。2018年5月17日に東京大神宮で行われたこの独演会も早々に満員御礼。その人気を裏切らない、熱気と爆笑に包まれた舞台を存分に楽しめる。
正統派古典落語の当代一の人気者・柳家さん喬の高座より「寝床」をお届け 素人義太夫を聞く会に呼ばれた店子らが、参加を断るためにあれこれ言いわけを考える古典落語「寝床」。柔らかく力強い、柳のようにしなやかな柳家さん喬の語り口は絶品だ。 義太夫に凝っている大店の旦那。本人は腕前に自信を持っているが、聞かされる方にとっては苦痛極まりない。今日もその義太夫を聞かせようと、旦那は番頭に聞き手を集めさせる。ところが、呼ばれた店子たちは何かと理由をつけては断る者ばかりで…。
子供たちが料理の力で地球を守る!NHK Eテレの子供向け料理・食育番組 ユーモアたっぷりのアニメと、歌ありダンスありの実写料理パートで構成。2代目クックルンが料理を作ったり、必殺技で食材にまつわる怪人から地球を守ったりと大活躍。 地球にやって来た宇宙人のミトンと友達になったイチゴ、ハッサクの姉弟。クラスメイトのアオイと「キッチン戦隊クックルン」に変身する能力を手に入れ、悪の軍団・ダークイーターズに立ち向かう。そんなある日、ミトンがさらわれてしまい…。
楽しく、仲良く、料理をしながら料理と食材について学ぶNHK Eテレの子供向け食育番組 3人の子供たちが、食材にまつわる怪人を倒すため、料理のこつや食材についてを学んでいくという食育番組。今回は新しいキャラクターが登場し、ミトンの秘密が明らかに。 イチゴ、ハッサクの姉弟と友達のアオイは、悪の軍団・ダークイーターズから地球を守る「キッチン戦隊クックルン」。そんな彼らの前に、ミトンの友達を名乗る謎の宇宙人・バジルが現れる。さらには、ミールという宇宙人も現れる。彼女たちの正体とは…。
料理のこつから食材の知識を学べる子供向け料理・食育番組のベストセレクション クックルンとなった3人の仲間たちの活躍を凝縮した2015年度・2016年度シリーズのベストセレクション。ユーモアたっぷりのアニメと歌やダンスありの実写料理パートで構成。 ミトンとミールのふるさと、ツール星は絶体絶命の危機にあった。ひとりツール星に戻っていったミールを助けようと、クックルンとミトンはツール星に向かうことに。3人の仲間たちが料理を作ってパワーチャージし、友達パワーで奇跡を起こそうとするが…。
2017年1月8日お江戸日本橋亭にて行われた独演会「全楽GO!」より「文七元結」を収録 風貌は現代的だが、昔ながらの気骨と気配りの精神を持つ三遊亭全楽が、人情噺の代表格を演じる。「文七元結」は難しい一題とされ、これができれば一人前ともいわれる。 無類のばくち好きが高じて、借金を抱えている左官の長兵衛は、今日も身ぐるみをはがされて帰宅。すると、女房のお兼が泣いており、娘のお久がいなくなったと言う。実はお久は、長兵衛の借金を肩代わりするため、女郎屋の女将のところに身を寄せていた。
真打・三遊亭全楽が、お正月によく演じられる定番演目「初天神」を披露 三遊亭全楽の持ち味であるはつらつとした語り口が、父親と息子のやり取りをより愉快にさせる。落語家によって変化が見られるオチも、全楽節が利いていて楽しい。 天神様へお参りに行こうとした男が、出かけるところに女房に捕まり、息子も連れていけと頼まれる。道中で何かをねだらないように言い含め、渋々ながら息子を連れて歩き出す。息子は最初こそおとなしくしていたものの、やがてあれこれとねだり始めて…。
年末の演目として有名な「芝浜」を、春雨や雷蔵の高座でお届け! 現代の老人問題を斬る十八番「お婆さん落語」で注目を集める春雨や雷蔵。実力派中堅落語家として高い評価を受けている彼の会場を引き込む熱演、笑いで包む名調子に注目。 怠け者で酒好きの魚屋は、仕入れに行った芝浜の魚河岸で大金入りの財布を拾う。そして、飲めや食えやの大騒ぎをした揚げ句、酔い潰れて眠ってしまう。翌朝、女房は「財布など夢で、そんな大金は手にしていない」と言い、魚河岸に行くように急かされ…。
新作落語を得意とする春風亭百栄が高座で古典の滑稽噺「鼻ほしい」を披露 2017年3月12日に収録。聞き終わった後「来なきゃ良かった」と思うことは、3回に1回くらいしかありません、と自虐する春風亭百栄が、自身が愛する古典落語を演じる。 ひょんなことで鼻が欠け、言葉が鼻に抜けてしまうようになった浪人。長屋で手習いの先生をすることになったが、教え子は先生が何を言っているのかわからず、ばかにする始末。落ち込む浪人に妻は、気晴らしに旅行に出かけることを勧める。
マッシュルームカットがトレードマークの春風亭百栄が演目「船越くん」をお届け 春風亭百栄と三遊亭萬橘による「百萬演」の第4弾。「船越くん」は春風亭百栄が得意とする演目のひとつで、観客の想像をはるかに超えるマジックで笑いを巻き起こす。 設定は、誰もがよく知るサスペンスドラマ。かつて恋人同士だった男女を断崖に呼び出した、まるで刑事のような船越くん。颯爽と現れた彼によって、円満に別れたはずの2人は、次々と身に覚えのないことを告げられる。さらに、片平さんまで登場し…。
立川談志が認めた実力派の真打・立川生志の高座から演目「お菊の皿」をお届け 古典落語が噺家のセンスで生まれ変わる好例ともいうべき演目。日本の怪談でも特に有名なお菊さんが、まるでスターやアイドルのように扱われていく展開が面白い。 番長の皿屋敷に出る幽霊、お菊さんの悲しい話を聞いた男たち。一度お目にかかろうと幽霊の出る井戸に足を運び、その姿に彼らは魅入られてしまった。何度となく足を運ぶうちに噂が広まり、いつしかお菊さんの井戸の周りは見物客で騒がしくなってしまう。
記録はあるが内容までは伝わっていない演目「屁臭最中」に、実力派・桂かい枝が挑む 桂かい枝が落語作家・小佐田定雄と組み、題名だけが残っている明治27年の演目を復活させた。恋愛ものの噺で、現代にも通じる笑いとかわいらしさが盛り込まれている。 長く語り継がれている古典落語がある一方で、陽の目を見ずに埋もれていった噺も多く存在する。そんな一度は滅んだ、故・桂米朝いわく“古墳落語”を掘り起こし、落語家・桂かい枝が披露。そのひとつである「屁臭最中」を現代でも通じる恋愛風味にしてお届け。
英語落語でこれまで20か国以上で公演を行ってきた桂かい枝の独演会 古典落語に独自の解釈を加えた高座が大人気の桂かい枝の新たな挑戦「復活古墳落語」より「どうらんの幸助」を披露。喧嘩の仲裁をしご馳走する幸助のお人好しぶりに注目。 芝居や浄瑠璃など世間の娯楽は全然わからない“胴乱の幸助”は、喧嘩の仲裁を道楽にしている。喧嘩を見つけると説教し仲直りさせ、ご馳走するのが楽しくて仕方がない幸助。そんな幸助のタダ酒にありつこうと、2人組がわざと喧嘩のふりを始めるのだが…。
俳優・風間杜夫が、横浜にぎわい座で情感豊かに披露した高座「粗忽長屋」 ベテラン俳優・風間杜夫が古典落語の中でも難しいとされる「粗忽長屋」を披露。「死んだ熊さん」と「生きている熊さん」2人の粗忽者の掛けあいが見どころ。 粗忽長屋に住む八五郎は浅草観音詣でに来た際、道端に人だかりを見つける。身元不明の行き倒れが出たと聞き、人ごみの股の下を潜って最前列まで到着した彼は、死体を見てびっくり。それは、今朝も会った同じ長屋に住む兄弟分の熊五郎だった…。