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林家正雀が2016年9月19日なかの芸能小劇場で披露した悲しくもロマンティックな怪談噺 故・林家彦六師匠の弟子で、その怪談噺・芝居噺の継承者としても知られる林家正雀による怪談噺。歴代の大真打たちが得意とし、映画化やドラマ化もされた大ネタ。 若い浪人の萩原新三郎は、ひょんなことから旗本の娘・お露と知りあい親しくなる。お露は牡丹燈籠を手に毎晩新三郎のもとへやって来るが、その正体は亡霊だった。日増しにやつれていく新三郎を心配し、和尚は魔よけのお札を家中に貼るよう言いつけるのだが…。
2016年に国立演芸場で行われた第44回円生百席より、三遊亭鳳楽「安産」をお届け 昭和の大名人、六代目圓生の初の孫弟子である落語界の重鎮・三遊亭鳳楽が、圓生が残した百席の「安産」に挑戦。短い噺ながら、風格漂う鳳楽の小気味良い話芸を堪能できる。 亭主に子供ができたと告げる女房。驚いた亭主は誰の子供か、男か女か、女房に聞き、さらにいつ生まれるんだと落ち着かない。いよいよ臨月になり、女房が産気づき、産婆のところへ急行する亭主。慣れた様子の産婆は落ち着いているものの、亭主は大騒ぎで…。
三遊亭鳳楽が、持ちネタが豊富な大師匠・圓生が記録に残した百席の足跡をたどる第44回 圓生が残した百席に挑戦する、落語界の重鎮・三遊亭鳳楽が独演会で「おかふい」を披露。“止め名”になっているという「三遊亭圓生」襲名を目指す鳳楽の高座を堪能。 万屋右兵衛という質屋の番頭・金兵衛は堅い人物だったが、若気の至りで友達に誘われ、遊所で性病を移され、鼻がもげてしまった。旦那の右兵衛は、嫁をもらうなら江戸一番の女性がいいと決めていた。ある日、浅草に願掛けをした帰りにきれいな女性と出会う。
落語界の重鎮・三遊亭鳳楽が、百席に挑戦する独演会で「紺屋高尾」を演じる 圓生存命中に真打が内定していた唯一の孫弟子・鳳楽。歌舞伎役者のような風格と気品ある色気が漂う高座で定評がある鳳楽が、古典落語「紺屋高尾」を披露する。 紺屋で働く染物職人・久蔵は真面目に仕事に精を出していたが、ある時を境に寝込んでしまった。心配する親方・六兵衛が訪ねてみると、吉原の花魁道中を見にいった時に高尾太夫を目にして舞い上がるのだが、手に届かないと知って絶望的になってしまったようだ。
金原亭馬治の独演会から、「囲碁」をテーマにした演目をお届け 江戸落語の粋を今に伝える正統派・金原亭馬治。古今亭一門の十八番として知られる「柳田格之進」を、メリハリの利いたテンポと巧みな人物描写で聞かせてくれる。 元彦根藩士の柳田格之進は、生来の正直さが災いして浪人となり、江戸で娘のおきぬと暮らしている。碁会所で万屋源兵衛という碁敵と出会った格之進は、意気投合して碁や酒を楽しむように。そんなある日、対局中に源兵衛の手元にあった五十両が紛失して…。
金原亭馬治の独演会「馬治丹精会」から、囲碁をテーマにした高座 2015年真打となった金原亭馬治が2016年に披露した演目。碁が大好きな2人の旦那が、ひょんなことから喧嘩してしまい、仲直りができないさまを柔らかみのある口調で描写。 近所に住む近江屋と相模屋の大旦那は囲碁友達。2人は毎日一緒に碁を打って楽しんでいた。ある日、近江屋の旦那が待ったなしの勝負をしようと発案。相模屋の旦那も承知するが、途中で近江屋の旦那が「待った」をしてもらいたくなり大喧嘩になってしまう。
メリハリの利いたテンポでファンを魅了している落語家・金原亭馬治の高座 昔ながらの落語を追求する金原亭一門で2015年に真打となった馬治。大師匠や師匠の落語を引き継ぎ、余計な入れごとは極力せずに語り込む馬治の怪談話は秀逸。 根津の清水谷に萩原新三郎という若い美男の浪人が住んでいた。そこへ、毎夜毎夜、若い娘のお露と女中・お米が通って来る。人相見の白翁堂勇斎が新三郎宅をのぞくと、新三郎と語らう2人は骸骨だった。白翁堂の助言で新三郎が調べると、お露とお米は幽霊で…。
古典落語のレパートリーの広さと演出、人情噺に定評のある三遊亭鳳楽の高座 昭和の大名人、故・六代目、三遊亭圓生の初の孫弟子であり、圓生直伝の話芸を学んだ噺家・三遊亭鳳楽。幅広いファン層から支持されている鳳楽の滑稽噺を収録。 道楽の末、勘当中の大家の若旦那は、出入りの大工・熊五郎宅の2階に居候の身。何もせず食べては寝ての繰り返しのため、女房にせっつかれた熊五郎は、若旦那に湯屋への奉公を勧める。“女湯”のある湯屋への奉公と聞いた若旦那は身を乗り出し…。
昭和の大名人、故・六代目圓生の初の孫弟子である三遊亭鳳楽による古典演目 圓生に最も愛され、圓生直伝の話芸を学んだ噺家・三遊亭鳳楽が、2015年3月19日国立演芸場で披露した高座。江戸から明治時代にかけて広まった素人舞台を題材にした噺。 ある店の店員や商人たちで、素人芝居をすることに。演目は「天竺徳兵衛」の「忍術譲りの場」で、もめないようにくじ引きで役が決められた。ところがいざ迎えた当日、ガマガエル役に当たった伊勢屋の若旦那が仮病を使って休んでしまい…。
圓生に最も愛され、直伝の話芸を学んだ噺家・三遊亭鳳楽による高座 落語史にその名を残す昭和の大名人、故・六代目圓生の初の孫弟子である三遊亭鳳楽が、圓生も得意とした人情噺を披露。2015年3月19日国立演芸場での高座を収録。 奈良の名物といえばシカ。シカはかつて神獣とされており、うっかり殺そうものなら厳しく罰せられた。ある早朝、豆腐屋の主が表へ出ると、大きなイヌがおからを食べていた。追い払おうと薪を投げると命中するが、近寄ってみるとそれはイヌではなくシカで…。
“豚一家”が日本全国を食べ尽くすフード・エンターテイメントの札幌編 大泉洋、戸次重幸、HTBの高橋春花、室岡里美ら豚一家が札幌の飲食店を応援。多彩なグルメを堪能しつつ、文房具や額装の世界も掘り下げる。思い出のあのお店も訪問。 札幌の飲食店を応援すべく、豚一家がグルメ三昧。その前に、戸次の第2子出産報告!NACSメンバーも知らなかった秘話とは!?和食の名店がプロデュースするスープカレー店や札幌の老舗文房具店・大丸藤井セントラル、シャモ料理店など、さまざまなお店を訪ねる。
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ヒラリー・クリントン元国務長官の知られざる素顔に迫るインタビュー 女性の権利や仕事と子育ての両立、孫の存在やプライベートの過ごし方など、気になる事柄をインタビュー。政治家、ヒラリー・クリントンとはまた違った彼女の一面に迫る。 オバマ政権で国務長官を務め、2016年の大統領選挙ではアメリカ史上初の女性大統領候補となったヒラリー・クリントン。彼女が政治家ではなく1人の女性として、各方面で活躍する女性たちからの質問に回答。さまざまなテーマについてトークを繰り広げる。
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元関取の三遊亭歌武蔵が「第53回歌武蔵・扇好二人会」で披露した高座 話術のセンスで引き込む斬新で珍しい演出の古典落語で人気を集めている三遊亭歌武蔵。師匠・圓歌の明るさをそのまま引き継いだ彼のお茶目な愛らしい落語を堪能できる。 奈良、春日大社の神の使いとされる鹿は、たとえ過失でもこれを殺した者は、男なら死罪で女子供なら石による生き埋め。まだ夜が明けないうちに起き出した豆腐屋の六兵衛は、家の外で大事な商売物を食べていた春日の神鹿を泥棒犬と見間違えて死なせてしまい…。
元関取の三遊亭歌武蔵の高座より、上方落語「尻餅」を収録 爆笑系のパワーとお茶目な愛らしさを持つ三遊亭歌武蔵の独自の語り口で聴き手を引き込んで離さない。大晦日だというのに、餠屋も頼めない貧乏夫婦が“餅つき”に大奮闘。 亭主が甲斐性なしで、大晦日だというのに餠屋も頼めない貧乏所帯。女房は近所の手前、せめて音だけでもさせてほしいと文句を言う。そこで亭主は自作自演で景気良く餠屋に餠をつかせている芝居をしようと言い出す。嫌がるかみさんの尻を叩きだす。
立川流真打の落語家・立川談慶が、師匠・立川談志の得意演目「幽女買い」を披露 “遊女買い”をもじった演目タイトルをはじめ、いろいろな言葉があの世のものに変わっている。陰気な死後の世界で、生前の明るさを振りまく男と周囲とのギャップが面白い。 病で死んだ男は、どこかわからない暗い場所にいた。さらに死んだはずの知人と出会い、ここが死後の世界・冥土だと知る。打ち解けた2人は一杯ひっかけようと、新吉原ならぬ死吉原へと繰り出した。そこである幽女に誘われて、店に入っていくのだが…。
古典落語の代表作「井戸の茶碗」を、立川談慶が愉快かつ滑稽に演じてみせる 事態が大事になってあたふたするさまから最後のオチに至るまで、とにかく楽しい人情噺。登場人物が善人ばかりで、その実直な振る舞いを聞いているだけで心地いい。 正直者なくず屋の男は、ある日、粗末だが品のいい娘に呼び止められた。浪人宅に招き入れられ、仏像を200文で買い取ることに。仏像をかごに入れて歩いていると、ある邸宅の若い家来が現れ、仏像を300文で買っていった。家来が買った仏像を洗っていると…。
昭和の大名人・古今亭志ん生の流れを今に伝える金原亭馬生の高座 地味ながら端正で所作の美しさが光る落語でファンを魅了している金原亭馬生。“くすぐり”に頼ることなく、“はなし”をしっかり語り込む馬生の技量を堪能できる。 季節の変わり目に着物のお披露目をする移り替え。いつもならひいきの旦那に費用を出してもらうが、品川宿の女郎屋のおそめは若い芸妓に人気を奪われ、費用の見通しが立たなくなる。みっともないと思ったおそめは、本屋の金蔵と色恋沙汰の心中を企てるが…。
古今亭志ん生の流れを今に伝える金原亭馬生の高座より「安兵衛狐」を収録 長屋に住む2人の男が谷中の墓地に行ったことから、2人は人間ではない“物の怪”を女房に迎えてしまう。幽霊の女房と狐の女房の話から最後のオチまでテンポ良く進む。 同じ長屋の連中に行先を聞かれ、萩見物のつもりが「墓を見にいく」と言ってしまった源兵衛。谷中の墓地で女性の墓の前で酒を飲んでいると、卒塔婆が倒れ骨がむき出しに。気の毒に思った源兵衛が酒をかけて供養すると、その夜女の幽霊がお礼に訪ねてきて…。
きらびやかな着物と客いじりで人気の古今亭寿輔によるブラックコメディ落語 強烈な存在感を放つ落語家・古今亭寿輔が2018年6月19日に池袋演芸場で行った寄席より、演目「自殺狂」をお届け。哀愁たっぷりのモノローグ、小道具や小細工にも注目。 ある作家がスランプに陥る。編集者からはベストセラーを期待されるが、アイデアが底を突いてしまった作家は、ついに自殺をしようと思いつく。そうすれば話題になって本が売れるだろうと、さまざまな方法で自殺を試みるも、ことごとく失敗し…。
趣向を凝らした落語会で人気を集める桂竹千代の一席をお届け 大学院で古代日本文学を専攻した若手落語家・桂竹千代。2017年12月12日に内幸町ホールで開催した師匠・桂竹丸との初の親子会より、演目「反対俥」を収録。 ある晩、1人の男が上野駅に向かおうと、人力車に乗り込む。だが、スピードがあまりに遅く、その上車夫は心臓病だと話す。終列車が迫るなか、困った男は人力車を降り、若くて威勢のいい別の車屋を捕まえる。だが、今度はものすごい速さで…。
果たしてその指輪の行く先は…。人気の若手落語家・桂竹千代による創作落語 恋人と別れた後、自分と相手の名前が入っている指輪をどうするか。その行く末が狂気じみていながらも滑稽で面白い。まさかのオチでさらに大笑いすること必至。 サオリという恋人に、5年の交際を経てプロポーズをした男。しかし彼女にすげなく断られてしまう。80万円もした名前入りの指輪を用意したのに、無駄になってしまったことに耐えられない。彼は悩んだ末、指輪をするにふさわしい別の“サオリ”を探し始める。
人気落語家・桂竹千代が、桂三枝作の演目「生まれ変わり」を披露する あの世で生まれ変わりを望む男が、あれこれと希望を聞かれて答えていく。そのやり取りの細やかさと、その理由に感心させられながらも、最後のオチについ笑わされてしまう。 気がつくと暗いところにいた男。戸惑っているとどこからか人がやってきて、ここはあの世だと告げた。男はこんなひどいことがあるかと嘆くが、なんでも生まれ変わり用の申し込みカウンターがあるとのこと。それを聞いた男は喜び勇んで駆けつけるが…。
雰囲気満点の落語家・古今亭菊之丞による聞き応え十分な人情噺 世の中を舐め切っていて遊んでばかりいたお金持ちの若旦那が勘当されてしまい、行き詰まってしまうというストーリー。菊之丞が味わい深く、じっくりと聞かせる。 遊んでばかりの大店の若旦那・徳さんがとうとう勘当されてしまう。吉原の女がいつでも引き受けて面倒を見てくれる、と思っていたが実際には愛想を尽かされお払い箱となってしまった。色々と嫌になってきた徳さんは吾妻橋から身を投げようとする。
静岡県出身の人気者2人による落語会より、入船亭扇遊の高座「天狗裁き」を収録 2018年に文部科学大臣賞、2019年に紫綬褒章受章を受賞した入船亭扇遊が披露した上方落語。男が眠っているところを起こされ、見てもいない夢の内容を問われて騒動に。 眠っていた八五郎は女房に起こされ「どんな夢を見ていたの?」と尋ねられる。八五郎は「夢なんか見ていない」と言うのだが、女房は納得せず、ついに夫婦喧嘩に発展。隣人の六さんが仲裁に入ってなんとか収めるのだが、六さんも夢の内容を知りたがり…。
柳家小さんが2017年5月21日渋谷文化総合センターで披露した高座をお届け 29歳の若さで真打に昇進し、古くから落語ファンに愛されてきた当代・柳家小さんの2017年独演会での高座。何度も飛び出す関西の方言「うんつく」に笑いがこぼれる。 「宵越しの銭を持たない」がモットーの江戸っ子2人が、まとまった銭が入ったからと遊山旅に出ることに。途中、茶屋で酒をガブガブと飲んだ1人は頭が痛くなってしまう。近くに造り酒屋があるというので、うまい酒で飲み直そうと酒屋を訪ねるが…。
古くからの落語ファンに愛されてきた当代・柳家小さんの独演会での高座 29歳の若さで真打に昇進し、落語家のほかテレビドラマなどでも活躍している柳家小さん。2017年5月21日渋谷文化総合センター伝承ホールで披露した高座を収録。 仙台の鼠屋という宿に泊まることにした旅人。そこは腰の立たない主と子供の2人だけでやっている粗末な宿だった。元は向かいの宿・虎屋の主だったが追い出されたという話を聞いた旅人は、自分は彫刻職人の甚五郎だと名乗り、ネズミを彫ってやることにする。
2016年に文化庁芸術祭新人賞を受賞した若手真打・柳家東三楼による「不動坊」 1999年に柳家権太楼に入門し、古典落語のほか新作落語、海外公演など、落語新時代を切り開く柳家東三楼。2017年7月23日牛込神楽坂ホールで披露したコミカルな復讐噺。 長屋でやもめ暮らしをしている利吉にある縁談が持ちかけられる。相手は講釈師であった亭主を亡くしたお滝で、夫の葬儀のために背負った借金を立て替えてくれる人と縁づきたいという。お滝に惚れていた利吉は、ふたつ返事でお滝を嫁に取ることにするが…。
若手真打・柳家東三楼が文化庁芸術祭新人賞受賞を記念して行った独演会より「寝床」 1999年に柳家権太楼に入門し、落語を英語に翻訳・翻案して海外公演を行うなど、精力的に活動している柳家東三楼。2017年7月23日牛込神楽坂ホールでの高座。 浄瑠璃を人に聞かせたがるが、語りが下手な大家の旦那。浄瑠璃の会を開こうと支度をするが、長屋の人々はあれこれと理由をつけてみな欠席。怒った旦那は店子たちに退去を迫り、店の者には暇を出すと言い出す。観念した店子たちは浄瑠璃を聞くことにするが…。
5代目三遊亭円楽の弟子・三遊亭楽之介が披露する艶笑落語 ひょうひょうとした芸風が持ち味の噺家・三遊亭楽之介。円楽の秘蔵っ子は、今や円楽一門会の副会長を務める。古典落語「紙入れ」で、その実力を遺憾なく発揮する。 小間物屋の新吉は、得意先のおかみさんから、旦那が留守の夜に遊びきてくれという誘惑めいた手紙を受け取った。悩んだ末に得意先を訪ねた新吉は、酒を勧められ悪酔いした末に床を共にしてしまう。そこへ、帰らないはずの旦那が突然帰ってきて…。
ひょうひょうとした芸風が持ち味で、噺家らしい雰囲気を持つ三遊亭楽之介の高座 ベテラン噺家らしい古典落語でファンを魅了している三遊亭楽之介。古典落語の形が崩れていくなか、円楽一門会の重鎮・楽之介の味わい深い高座を楽しめる。 按摩の梅喜は、目が見えないことを弟にばかにされて帰ってくる。悔しがる梅喜を、女房のお竹は励ます。梅喜は翌日から薬師様に目が見えるようにと願掛けを始める。願掛けを始めて21日目の満願の日、梅喜の願いは叶い、目は見えるようになるが…。
2017年2月24日にお江戸上野広小路亭で披露された三遊亭楽之介の「禁酒番屋」をお届け 酒を売りたい酒屋と屋敷への酒の持ち込みを取り締まる門番の攻防が描かれる「禁酒番屋」。滑稽噺をひょうひょうとした芸風が持ち味の三遊亭楽之介が名調子で披露する。 ある藩の宴の席で、武芸のことで口論となった侍同士が酔った勢いで真剣勝負となる。1人は斬られて死に、1人は酔いが覚めて同輩を殺したことを後悔し、切腹してしまう。一度に2人も家来を失った殿様は、全て酒が悪いとし、禁酒の命令を出すが…。
軽妙なマクラ噺に定評がある桂扇生の独演会より「そば清」を収録 池袋演芸場にて年に3回行っている独演会のうち、2017年10月27日の高座をお届け。落語「蛇含草」の登場人物と主題になる食べ物を大きく改変した演目を披露する。 そば屋にいる客連中は、見慣れない男が大量のそばを食べているの見て、そばを20枚食べられるか、という賭けを持ちかける。男は20枚を平らげ賭け金をもらっていく。翌日、そば30枚の賭けをするが、やはり男は平らげた。実はこの男、大食いで有名な人物で…。
2017年10月27日に池袋演芸場で行われた桂扇生独演会より「愛宕山」をお届け 山登りをする京都の旦那と大阪出身の太鼓持ちの面白おかしいやり取りが見どころの古典「愛宕山」。軽妙なマクラ噺に定評があるベテラン真打・桂扇生が、名人芸を披露する。 京都の祇園町で働く太鼓持ちの一八と繁八。春先のこと、旦那と舞妓らと共に愛宕山へ野駆けに行くことになった2人は、見栄を張って弁当などの荷物を全て持つことになる。初めは威勢良く登っていた一八と繁八だったが、慣れない山道に四苦八苦してしまい…。
ベテラン真打・桂扇生の高座から、身内の切腹騒動を演じる「やんま久次」をお届け ぐれてしまった旗本の次男坊の荒れた描写がいかにも憎々しい。同時に、切腹を命じられてからの命乞いの様子と、その後の振る舞いに、次男坊の素の姿が見えてくる。 旗本・青木久之進の弟に久次郎という男がいた。次男坊故に身を崩し、背中一面に大やんまの刺青を入れて、“やんま久次”と呼ばれている。ある時、悪い仲間にそそのかされて自分の屋敷へ金をゆすりに向かう。だが剣術の師匠である侍も屋敷に現れて…。
全国各地の落語会で活躍する人気者・入船亭扇辰の独演会から「田能久」をお届け 「国立演芸場・花形落語会」など、数々の受賞歴を誇る入船亭扇辰。柔らかで落ち着いた雰囲気と端正な口調、繊細な演技力が魅力の入船亭扇辰が名作「田能久」を披露する。 阿波の国田能村の百姓・久兵衛は大の芝居好き。趣味が高じて一座を組み、あちこち興行して回っていた。そんなある日、伊予の宇和島で興行中に母親が急病との知らせが届く。急いで田能村へ戻る久兵衛は、化け物が出るという峠で夜を明かすことになり…。
実力派落語家・むかし家今松の高座より、古典落語2席をお届け 渋い芸風で根強いファンを数多く持つむかし家今松が2016年に国立演芸場で行った独演会より、「鮑のし」「夏の医者」を収録。いぶし銀の味わいを堪能できる。 【収録内容】おめでたい男・甚兵衛は、大家の息子の結婚祝いとしてアワビを持っていくが、縁起が悪いと拒否されてしまう(「鮑のし」)、ある村に住む医者が、食当たりで倒れた農夫の往診に向かうが、その道中で大蛇に飲み込まれてしまう(「夏の医者」)。
渋い芸風の実力派落語家・むかし家今松による演目「唐茄子屋政談」をお届け 商売に慣れていない若旦那の、行商に行く方々でのやり取りや騒動が愉快に語られる。「情けは人のためならず」という言葉そのものな人情噺に、心が温かくなってくる。 大店の若旦那が、道楽が過ぎて勘当されてしまった。誰からも愛想を尽かされ、もはやこれまでと身投げしようとしたところを、通りがかった叔父に止められる。助けられた若旦那は心を入れ替え、叔父のもとで働きだした。だが天秤棒を担いで行商に出たものの…。
とにかく面白いと評判の柳家小せんが古典落語をアレンジ! 古典落語「野ざらし」に小せんオリジナル部分を付け加えた「夜鷹の野ざらし」。本人の出身地である横浜での寄席ではリラックスムードが漂い、語り口は非常に心地良い。 太鼓持ちの茂八は、芸者衆たちと一緒にひいき客である商家の若旦那に連れられて屋形船に乗り、木津川から船で沖へ出て魚釣りをすることになった。すると、若旦那が「一番大きな魚を釣った者にはその寸法に応じたお金をやる。一寸、一円だ」と言い出した。
“うまくて面白い”噺家・柳家小せん。恒例の独演会「横濱小せん会」の模様をお届け 初代落語協会大喜利王に輝く実力派・柳家小せんは、音楽ユニット・三K辰文舎のメンバーとしても活動中。大岡政談もののひとつである痛快な一席「三方一両損」を披露する。 3両入りの財布を拾った江戸っ子の金太郎。落とし主は大工の吉五郎とわかり届けにいくが、吉五郎も江戸っ子、一度落とした金は受け取らないと意地を張る。一方、金太郎も金が欲しくて届けたのではないという。どちらも譲らず、大岡越前守に訴え出ることに。
名人といわれる噺家たちが演じてきた「たがや」を柳家小せんが演じる 平成22年に真打に昇進して、五代目を襲名してから、注目され続けている柳家小せん。古典の「たがや」を生き生きと丁寧に落語素人にもわかりやすく演じている。 花火大会の日。大勢の人でごったがえす両国橋。そんななか、馬に乗り、お供を連れた侍が通りかかった。反対側からやってきたのは道具箱を担いだたが屋だ。たが屋は振り回され、道具箱を落っことしてしまう。その途端、たがが弾けて侍の笠をはじき飛ばした。
支給された現金で商売を始める武士たちが悪戦苦闘するストーリー 大注目の落語家・古今亭菊之丞が苦闘する士族を描いた「素人鰻」を演じる。歴史上に起きた事象をモチーフとしたストーリーで、文化的な面から見ても価値の高い噺だ。 明治維新後、秩禄処分のため、武士たちは慣れない商売を始めることになった。ある旗本は女房、娘と一緒に鰻屋を開業する。ところが、どこまでいっても士族の商法で、まともに調理することもできない。そんな時、腕は確かだが酒癖が悪い板前に出会う。
注目の噺家で、江戸や明治を感じさせる古今亭菊之丞の古典落語 六代目三遊亭圓生の十八番であった「淀五郎」。独演会のチケットはすぐに売り切れてしまう大人気の古今亭菊之丞が、演技力が問われるといわれる演目を見事に演じ切る。 「忠臣蔵」で大星由良之助と高師の二役を演じることになった四代目市川団蔵。しかし、塩冶判官を演じさせたら並ぶものがないといわれていた紀の国屋・沢村宗十郎が急病で倒れてしまった。そんななか、団蔵のひと声で、宗十郎の弟子の淀五郎に白羽の矢が立つ。
2016年11月19日に野田市文化会館大ホールで披露された鈴々舎馬風の「親子酒」をお届け 酒好きの父と息子が織り成す酔っ払い同士の掛けあいが楽しい「親子酒」。落語協会会長や落語協会最高顧問を歴任する大御所・鈴々舎馬風が贈る笑い満載の一席をご堪能あれ。 ある商家の大店に揃って酒好きの親子がいた。酒癖の悪い息子を心配した父親は、息子と一緒に酒をやめることに。親子2人の禁酒生活が始まるが、酒以外に楽しみがない父親は酒が欲しくてたまらなくなる。そんなある日、父親はつい酒に手を出してしまい…。
古典落語の王道をゆく柳家燕弥が2016年に披露した高座「壺算」 抱腹絶倒の面白さで観客を魅了する真打・柳家燕弥。壺を買いにいったドジな主人公と買い物上手な兄貴分が、軽妙な話術で瀬戸物屋を丸め込むやり取りが見どころ。 水壺が割れてしまい、二荷入りの水がめを買いたい主人公の吉公。買い物が下手な吉公を心配した女房は、買い物上手な兄貴分の徳さんに協力を求める。快く引き受けた徳さんだが、瀬戸物屋で彼が目をつけたのはなぜか一荷入りの水がめだった。
柳家燕弥が柳家さん助とのふたり会で披露した古典落語の大ネタ 柳家さん喬、柳家権太楼のもとで実力をつけた、落語家・柳家燕弥による2016年12月17日お江戸日本橋亭での高座。ぐうたら亭主とおかみさんの絆に心温まる人情噺だ。 大工の熊五郎は、腕はいいが大酒飲みで遊び好き。ある日、隠居の葬式で盛大に酔っ払い、吉原に寄ってようやく帰宅した熊五郎に、かみさんの堪忍袋の緒が切れ、息子を連れて家を出て行ってしまう。離縁された熊五郎は、吉原の女郎を後妻に迎えるのだが…。
演芸通をもうならせる玉川奈々福が2016年5月3日国立演芸場で披露した浪曲 2015年に急逝した浪曲師・国本武春の最後のプロデュース企画。義理と人情、男気や忠義、霊験、恋愛など、人間のさまざまな感情を玉川奈々福がソウルフルに歌い上げる。 浪花節が大好きな浪太郎は、ひょんなことから“万年前座”を務める師匠に入門してしまう。すぐに高座に上げられる浪太郎だが、持ちネタは数少ない。すると、浪太郎潰しが始まり、彼の前に高座に上がった人たちが浪太郎の持ちネタを全てやってしまう。
東京六大学各校出身の噺家による落語会に慶應義塾大学出身・立川談慶が登場! 師匠である立川談志が得意とした「幽女買い」を弟子である談慶が演じる。太助が死んだはずの男に出くわして困惑しつつも、意気投合して遊びだすというストーリーだ。 暗いところを歩いていた太助。すると、3カ月前に死んだはずの源さんに出くわす。通夜の時、太助は「こんな助兵衛で女郎買いの好きなやつはいねぇ」などと、散々源さんの悪口を言っていた。死んでも体があるうちは聞こえているんだ、と源さんは言う。
弟子の三遊亭白鳥の作った「シンデレラ伝説」を円丈師匠が高座にかける! 落語会のトップを走り続けてきた三遊亭円丈が50周年を記念して、2015年2月18日に日本橋劇場で開催した「芸道50年記念 円丈新作祭」前編の模様を堪能できる。 金坊が父親に昔話をせがむので、「桃太郎」の話をし始めた。すると金坊は外国の話がいいと言い、「シンデレラ」をリクエスト。シンデレラが3人姉妹であることを金坊から教えられた父親は、自信たっぷりに違う話を語り始めてしまう(「シンデレラ伝説」)。
三遊亭円丈が50周年を記念して開催した「芸道50年記念 円丈新作祭」の後編 自由な発想で新作落語の世界に革命を起こし、若手落語家たちをも魅了し続けている円丈が「寄席沈没」を、愛弟子・三遊亭白鳥が「スーパー寿限無」を披露する。 各地の寄席の床にブラックホールが出現し、全て消えてしまう「寄席沈没」。白鳥が、かつて円丈が演じた「新寿限無」を超えようと作った、駄じゃれにこだわった噺「スーパー寿限無」。師弟の落語が爆笑を巻き起こし、師の50周年は盛り上がった。
威勢の良さが映える大岡政談「三方一両損」をベテラン落語家・入船亭扇辰が演じる 大金の落とし主と拾い主、さらにそれぞれの家主も加わったひと悶着を勢い良く描写。啖呵の応酬が気持ち良く、大岡越前の仲裁による落としどころ、その後のオチも楽しい。 左官の金太郎が3両入った財布を拾う。書きつけに大工の吉五郎の名があり、長屋まで届けに出向いた。ところが吉五郎は、一度落とした金だからもう自分のものじゃないと突っ返してくる。受け取れ受け取れないと揉みあいになり、ついには奉行所で裁く羽目に…。
アメリカの大家族の賑やかで愉快な生活風景に密着したドキュメンタリー 初の女児誕生となるか、それとも14人目の男児誕生か、家族だけでなく観る者全てが興味津々。家族愛にあふれたシュワント家の生活が、幸せな気持ちにさせてくれる。 アメリカ・ミシガン州に暮らすシュワント家は、子供が13人。上は25歳から下は2歳まで全員が男の子で、家の中は毎日大騒動。そして現在、母・カテリのおなかには14人目の赤ちゃんがいる。父・ジェイと13人の息子が見守るなか、カテリは出産の時を迎える。
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真実の恋を求める若者たちが30日間の旅で運命の相手を探すリアリティ番組 仲介人の見立てでマッチングされ、旅に出た若者たち。ミッションを通して急接近するカップルもいれば、心が離れるカップルも…。人間性が露わになっていく展開にドキドキ。 プロの仲介人が、恋愛に迷う男女を独自にマッチングし、それぞれにアメリカを巡る30日間の旅行をプレゼント。変わったフードツアーやヤギの世話、ストリートアートなど、さまざまな指令を通して、男女の本性が明らかに。カップル成立となるのはどのペアだ!?
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プロの霊媒師、トーマス・ジョンが導く人生が変わるドライブ 病気を克服した女性やキャリアに悩む女性、亡き兄に助けられた男性など、人々が抱える悩みはさまざま。そんな人たちの心のわだかまりが解けていく様子に注目。 有名人を顧客に持つプロの霊媒師、トーマス・ジョンがタクシー運転手に扮装し、乗車した客たちを勝手に霊視していく。死者からのメッセージを受信し、乗客の知られざる過去を次々に言い当てるトーマスにより、車内は驚きと笑い、感動の涙にあふれていく。
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全国から投稿されてきた封印恐怖映像を収めたシリーズ第50弾後編 撮影中に問題が発生し、お蔵入りとなったテレビ番組、マニア向けに販売されるはずの盗撮映像など、忌まわしい映像を収録。失踪した関係者を救うためジョン氏が立ち上がる。 ディレクター夏目氏が送ってきた映像。そこには身の毛もよだつ恐怖が映し出されていた。それが玉置たちを襲う恐怖の始まりで…(「心霊スポット案内人3」)。霊媒師・ボンディエ氏が、“K”こと片山の正体を今解き明かす(「心霊スポット案内人4」)ほか。
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博多から西九州に向け4路線を走る783系リゾート特急「ハウステンボス」の前面展望 建設中の九州新幹線・新鳥栖駅の様子や、佐賀平野の複線区間での高速走行、のんびりと走る佐世保線など、緩急ある車窓が魅力。多彩な特急列車とのすれ違いも見どころ。 佐世保行き「みどり」を併結した特急「ハウステンボス・みどり5号」は、博多を出ると鹿児島本線を南下し、鳥栖から長崎本線へ。肥前山口からは単線の佐世保線を進み、早岐駅で後部の「みどり」を分割して大村線に入線し、終点のハウステンボスに到着する。
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博多と大分を結ぶ振子特急「ソニック」が変化に富んだ九州北部の都市間を疾走 他路線との並走や分岐、2010年に開業した新宮中央駅の様子など、都市部からのんびりとした田園風景に変わっていく車窓が魅力。振子特急ならではの軽快な走りも心地よい。 博多駅を出発した885系特急「ソニック」は、まずは鹿児島本線で北九州市へ向かい、小倉駅からは日豊本線へ。中津駅から大分県に入り、宇佐駅の先でかつての難所・立石峠をトンネルで難なく抜け、別府からは別府湾を快走。高架化完了目前の大分駅に到着する。
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幻想的な薄雪の世界と心地良いサウンドサプリメントが心を癒やす 初冬の薄っすらとした雪景色から伝わるひんやりとした温度感と静寂の世界が、日々のストレスの解消、免疫力アップにつながる。心身を癒やすBGMはリラックス効果大。 万葉集にも詠まれた、四季を通してさまざまな自然を満喫できる里山、栃木・三毳山の薄雪の静かなる世界。山全体を彩る紅葉の季節が終わり、幻想的な薄雪の世界が広がる。時間が止まったかのような静寂に包まれる三毳山の映像とBGMが紡ぐ贅沢な時間を堪能。
リチャード・ハモンドがアメリカを象徴するさまざまな仕事を短期間でマスター! 配信専用番組『The Grand Tour』の異端児、リチャード・ハモンドが、未経験の上、ストレスや危険を伴う仕事に挑戦。英国育ちの彼が“アメリカ流”についていけるのか注目。 挑戦する仕事は、スタントマン、コメディアン、タクシーの運転手、ロデオ、レースのピットクルー、ハーレムの理髪店、カウボーイなどさまざま。ヘマをするとしゃれでは済まない事態となることもあり、場合によっては“テキトーキャラ”を封印する。
たけすぃ&くりがさまざまなことを実戦検証していくパチスロバラエティ第2弾 長きにわたり人気を博してきた人気番組が、充電期間を経て再スタート。パチスロのことを知らなくても、付き合いの長いMC2人による漫才のようなトークを楽しめる。 パチスロライターのたけすぃ(射駒タケシ)とくりが、「継続率シナリオをアイコン色を隠して予想しながら打つと楽しさは倍増するのか」や「ディレクターの希望でセイクリッドセブンの“甘さ”」などを検証する。果たしてどのような結論となるのか…。
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数少ない女流三味線漫談家・立花家橘之助による「俗曲 浮世節」をお届け 2017年に二代目を襲名し、82年ぶりの名跡復活を果たした立花家橘之助。その翌年の高座とあって、粋な歌声も三味線の腕前も抜群。乗りに乗った浮世節を堪能できる。 寄席演芸のひとつとして知られる浮世節は、明治期に活躍した初代立花家橘之助が創始者とされる。浄瑠璃や流行歌などさまざまな音曲を取りあわせて、三味線を弾きながら演じていくもの。そんな浮世節を、時代を経て二代目立花家橘之助が朗々と披露する。
三遊亭とん馬の高座より、2018年7月6日池袋演芸場で披露した「替わり目」 1994年に真打に昇進し、英語や中国語で落語を演じるなど、独自の活動を続けている3代目三遊亭とん馬。見事な酔っ払いぶりや食べ物のおいしそうな描写が見どころだ。 酒をしこたま飲んで泥酔し、大声を上げながら帰ってきた男。女房がやっとこさ家に引っ張り込むが、とぼけたことを言い続け、酒を持ってこいとねだる始末。つまみが欲しいと女房におでんを買いに行かせ待っていると、外でうどん屋の声が聞こえてきて…。
伝統を守る正統派、3代目三遊亭とん馬の得意ネタをお届け 英語や中国語で落語を演じる活動を続けている3代目三遊亭とん馬が、 2018年7月9日に池袋演芸場で行った公演より「稽古屋」を収録。インテリ落語家の一席をお楽しみあれ。 ある男がご隠居のもとを訪れ、女にもてるにはどうすればいいかと尋ねる。男前でもなく、金も持っていない男の様子を見たご隠居は、芸事を習うよう勧める。早速音曲の師匠を訪ねた男は、「すりばち」という唄を練習するよう言われるのだが…。
師匠・三代目三遊亭圓歌譲りの爆笑漫談で人気を集める三遊亭歌司の高座 江戸時代の三遊亭圓朝作の怪談として有名な「江島屋」を、三遊亭歌司が披露。ユーモラスな歌司が、ひたすら復讐のために生きる老婆の絶望感を見事に表現している。 下総国大貫村に美しい娘がおり、それを名主の息子が見染めて嫁に迎えることになる。ところが、芝の江島屋という古着屋で用意した婚礼衣装はまやかしもので、そのことがきっかけで娘は身を投げて死んでしまう。ひとり娘を失った老婆は店に呪いをかけ…。
昭和33年入門の大御所・三遊亭圓輔が見せる抱腹絶倒の名人落語 88歳にして現役ばりばりの大師匠、いぶし銀の落語家・三遊亭圓輔。隣人の話を聞いた男が人骨を釣りにいくという古典落語「野ざらし」は、圓輔の得意ネタだ。 釣り道楽の尾形清十郎が野ざらしのどくろを回向してやったら、美しい娘がお礼にきたという。その話を聞いた隣の八五郎はうらやましくなり、釣り竿を借りて向島へ。葦の間に骨を見つけた八五郎は、酒をかけて回向すると、自分の家を教えて長屋に帰るが…。
昭和33年入門の大御所・三遊亭圓輔が2018年6月20日池袋演芸場で披露した「船徳」 80歳を過ぎてもなお高座に上がり、人々を魅了し続けている三遊亭圓輔。船頭見習いの徳があっちへふらふら、こっちへふらふらと川を渡る描写が笑いを誘う。 親に勘当され、船宿に居候している若旦那の徳兵衛は、船頭になりたいと親方に申し出る。親方は仕事の大変さを並べるが徳兵衛は食い下がり、船頭の仲間入りをすることに。ある夏の日、ほかの船頭たちが出払ってしまったところへ、馴染みの客がやって来て…。
テレビやラジオでお馴染みの落語家・古今亭志ん輔がたっぷり魅せます、聞かせます! 昭和の名人・古今亭志ん朝の継承者として落語界をけん引する古今亭志ん輔。恒例の「志ん輔の会」から、古典落語の名手と呼ぶにふさわしい実力を発揮した「三十石」を収録。 京都見物を終えて伏見街道を南へ向かう喜六と清八。土産物の伏見人形を買った2人は、三十石船の船着き場・寺田屋の浜へとやってきた。船宿の番頭をからかいながら、いよいよ乗船。船は下っていくが、乗客の1人が50両入りの胴巻がないことに気づき…。
タレント・松尾貴史が、怪しい小魔術師となって高座で手品を披露する! 落語の高座に立つ松尾貴史が、派手ではない文字通りの小魔術で、会場の視線を自分の手元に集中させる姿に感嘆。落語も演劇もできて、手品までこなせる多才ぶりを味わえる。 役者たちが集まって落語や演芸などを披露する“「ごらく亭」の夏休み”。その第9回公演で、松尾貴史は落語ではなく“小魔術”と称する手品を披露。怪しげな風貌で現れた彼が、いかにもな話術と振る舞いを交えながら、小さな驚きを体験させてくれる。
2017年2月8日に横浜にぎわい座で披露された春風亭一朝の「宿屋の富」をお届け 亡き五代目春風亭柳朝の一番弟子として1968年に入門した春風亭一朝が、見せ場の多い上方落語「宿屋の富」を“イキ”が良くて切れがある当代随一の名調子で披露する。 ある宿に大金持ちを自称する男が泊めてくれとやってくる。家には奉公人が大勢いて、あちこちに大金を貸しているという男の話を信じた主人は、大変な金持ちだと感心し、「宿屋だけではやっていけないので、“富の札”を1枚買ってくれ」と男に頼みこみ…。
江戸前の名調子で披露した春風亭一朝の高座より、「短命」を収録 五代目春風亭柳朝の一番弟子として1968年に入門した江戸前噺家・春風亭一朝が、2017年に行った高座。「夫の命を縮める女性」というテーマで展開する、ひがみ丸出しの話。 植木職人の八五郎が出入りする伊勢屋の一人娘の婿養子が続けて3人死んだ。不思議に思い、横町の隠居に聞きに来た八五郎。隠居が伊勢屋の店の様子と夫婦仲を聞くと、3人の婿養子との夫婦仲は常に良かったという。これを聞いた隠居は「原因はそれ」と断言し…。
5代目三遊亭圓遊の高座より、2017年5月17日日本橋劇場での「野ざらし」をお届け 丸い眼鏡としゃれでお馴染みの5代目三遊亭圓遊が、国立劇場の会場50周年を記念した寄席で披露した高座。コミカルな釣りのシーンや八五郎の「サイサイ節」が見もの。 ある夜、長屋に住む八五郎の耳に、隣の部屋から若い女の声が聞こえてくる。隣人は女嫌いの浪人・清十郎で、怪しんだ八五郎は翌日、清十郎にあの女は誰かと問う。清十郎ははぐらかすが観念し、昨日釣りに行った際に野ざらしの頭蓋骨を見つけたと話し始め…。
重鎮・5代目三遊亭圓遊の年に一度の独演会より演目「なめる」をお届け 2017年5月17日、日本橋劇場にて収録。強度の近眼を逆手に取って丸眼鏡スタイルで売り出し、独特の際どいしゃれで知られる三遊亭圓遊が、艶笑噺を披露する。 今年18歳になるお屋敷のお嬢さんが、あらぬところに大きなおできができてしまった。医者がいうには、4歳年上の男に舐めてもらえば直るという。そこで、お嬢さんは女中と一緒に毎日のように芝居を見にいき、該当する男を物色するのだった。
2017年6月7日、成城ホールでの立川こしらの演目「松竹梅」をお届け 奇想天外な“こしらワールド”がさく裂することで知られる立川こしらの高座。談志の孫弟子初の真打であり、異色の風貌や着物で観客を圧倒するこしらが独自ギャグを連発。 町内の松さん、竹さん、梅さんという縁起のいい名前の三人組が出入り先のお店のお嬢さまの婚礼に招かれた。トリオは結婚式に招かれるのは初めてで、席上どうしたらいいのか全くわからず、隠居に相談することに。隠居は余興をやることを勧める。
今後の落語界を担う注目のホープ・鈴々舎馬るこの独演会 2017年に真打に昇進した鈴々舎馬るこが、二ツ目として行った最後の高座より「牛ほめ」「鴻池の犬」をお届け。馬るこならではのオリジナリティのあるアレンジに注目。 【収録内容】周りからばかにされている与太郎の株を上げようと、父親は佐兵衛おじさんの建て直した家を褒めにいくよう言いつける(「牛ほめ」)、鴻池善右衛門の手代・太兵衛は、商家で飼われていた1匹の黒いイヌをもらってくるが…(「鴻池の犬」)。
鈴々舎馬るこによる、二ツ目として最後の高座となった独演会 これからの落語界のトップを走る1人で、2017年に真打に昇進した鈴々舎馬るこ。古典落語にオリジナルアレンジをすることで知られる馬るこが「大工調べ」「平林」を披露。 【収録内容】家賃を払えず大工道具を大家に押さえられた与太郎のために棟梁の政五郎が大家と交渉をする(「大工調べ」)、商家の丁稚・定吉が店主から、医師の平林邸に手紙を届けて返事をもらってくるように頼まれるが、行き先を忘れてしまう(「平林」)。
鈴々舎馬るこの高座より、真打昇進披露公演「宗悦殺し」を収録 次の時代を担う爆笑王・鈴々舎馬るこが、2017年6月に成城ホールで行った高座。高座が狭く感じるほどの巨体で独自のアレンジを加えながら爆笑と陰惨が入り乱れる展開に。 安永2年12月20日、鍼医の皆川宗悦は小日向服部坂に住む小普請組、深見新左衛門宅へ借金の取り立てにいく。だが、激昂した新左衛門は宗悦を斬り殺してしまう。死骸の処分を命じられた家来・三右衛門は、故郷である羽生へ向かうのだが…。
2017年9月22日、池袋演芸場で行われた柳家小里ん独演会から「お見立て」をお届け 人間国宝・5代目柳家小さんに入門、国立演芸場花形新人大賞、芸術祭賞ほか多くの賞を受賞している柳家小里んの高座。花魁に入れ揚げた客が一杯食わされる廓噺の代表作だ。 富農・杢兵衛は喜瀬川花魁に惚れぬき、妓楼に通い詰めていたが、喜瀬川は次第に嫌気が差してきた。ある夜、また杢兵衛がやってきたので妓夫(男性店員)の喜助に「病気で入院したので会えない」と伝えるよう頼んだ。すると、杢兵衛は見舞いにいくと言いだす。
柳家小里んが、色町の夫婦のいざこざと、イヌも食わないやり取りを語る “お直し”とは、遊郭で客が時間を延長して遊ぶこと。客がお直しをするたび嫉妬に駆られる夫と、客が帰ってからの女房とのやり取りが楽しく、オチもたまらなく面白い。 ある遊郭での話。客のつかない花魁が、客引きの男に慰められているうちにいい仲になった。遊郭の主人にも認められて、2人はめでたく夫婦になる。揃って働くうちに金が貯まってくるが、魔の差した夫は博打に手を出し、金をすっかりなくしてしまう…。
マルチに活躍するタレント・松尾貴史による落語の高座をお届け 芸能活動からエッセイスト、カレーショップ経営など多彩な活動で知られる松尾貴史。2017年3月1日に行った「桂かい枝 松尾貴史 ふたり会」より、「看板のピン」を収録。 サイコロ賭場で胴元になった親分。だが、ピンの目が出たサイコロがざるの外に転がってしまい、博徒たちは全員ピンの目に賭ける。すると親分は「これは看板(見せかけ)のピン」だと話し、本当のサイは5だと言う。ざるを上げると、その通り5の目で…。
芸能活動からカレーショップの経営まで、多才を極める松尾貴史が落語の高座を披露 演芸に造詣が深い松尾貴史と桂かい枝のふたり会から、松尾貴史が披露した「一文笛」を収録。作者である桂米朝の型を体に染み込ませた本寸法の落語はお見事のひと言。 貧乏な子供を哀れに思った腕利きのスリ・秀は、駄菓子屋から一文笛を盗み、子供の懐にこっそり入れた。ところが、子供は駄菓子屋のばばあに捕まって大騒ぎに。怒り心頭に発した武士の父親から、出て行けと言われた子供は、井戸に身を投げてしまい…。
2017年6月29日に日本橋劇場で披露した三遊亭圓橘の「稲川」をお届け 弟子の三遊亭朝橘(橘也改め)の真打昇進披露公演で、三遊亭圓橘が披露した力士の出世物語「稲川」。出世した弟子への想いにあふれた演目内容と語り口が心に染みる。 大阪の力士・稲川は東京の大相撲に出て活躍するが、人気は出ず、贔屓もつかなかったので大阪に帰ろうと思っていた。そんななか、乞食が稲川の贔屓になりたいと言って、そばを持ってくる。その乞食は、稲川に竹の皮に包んだそばと汚い茶碗を差しだし…。
75歳のベテラン落語家・柳家小満んが人情噺「黒雲のお辰」を披露する 領主のために賄賂を集める村人、困った人を見たら放っておけないすりの元締めなど、善人ばかりの噺に心が温かくなる。お辰を前にした大岡越前の粋な裁きも聞きどころ。 ある村での話。お人よしな領主を見かねた村人たちは、賄賂の足しにしてもらおうと村人から金を集める。新兵衛が江戸にある領主の屋敷まで運ぶことになったが、その道中、金を巾着切りに取られてしまった。途方に暮れていると、黒雲のお辰という女が現れて…。
古典落語の珍しい演目を披露することも魅力のひとつの大ベテラン・柳家小満んの独演会 八代目桂文楽の艶っぽさと、五代目柳家小さんの滑稽の両方を受け継いだ粋な噺家・柳家小満ん。2016年の独演会から、文楽の十八番だった名作「富久」を収録。 浅草に住むほう間の久蔵は、酒癖が悪く贔屓の客をしくじってばかり。そんななか、年の瀬で借金取りに追われていた久蔵は、なけなしの金で富札を買ってしまう。その夜、しくじった旦那の家が火事だと知った久蔵は、出入りを許されるかと急いで駆けつけるが…。
ベテラン落語家・柳家小満んが、古典落語の珍しい演目「裸の嫁入り」を披露 何も持たずに身ひとつで嫁にくるとことを“裸の嫁入り”という。仲人の大家の気持ちや、それをくんだ再婚の嫁の振る舞いなどに人情を感じられ、オチに至る流れも秀逸。 ある長屋の大家が、店子の八五郎に嫁を紹介することに。ただ彼女は旦那を亡くしていて、嫁ぐのは2度目だいう。夏冬のものはあるが裸同然だという大家の言葉どおり、嫁は長襦袢姿で行火と渋団扇だけを持ってやってきた。そして婚礼の席が設けられるが…。
次代の柳家を背負って立つ古典落語の王道をゆく人気者の「ふたり會」でのさん助の高座 落語ならではの滑稽な状況の中で交わされる、会話の妙が楽しい演目「だくだく」。家財道具を一切売ってしまった男と、粋な泥棒の軽快な掛けあいに笑いがこぼれる。 引っ越しをした男は、前の長屋で未払いの家賃を工面するため家財道具の一切を古道具屋に売ってしまっていた。男は新居の壁、床、天井一面に白い紙を貼り、画家に豪華な家具や日用品、そして眠る猫を細密に描いてもらう。ある泥棒が、この部屋をのぞき…。
次代の柳家を背負って立つ噺家・柳家さん助が「御神酒徳利」を演じる 2016年12月17日、お江戸日本橋亭にて収録。2015年3月に10人同時に真打に昇進した中の2人、さん助と燕弥。「ふたり會」で、古典落語の王道をゆく柳家さん助の高座を収録。 旅籠・刈豆屋では、年末の大掃除が始まった。家宝の御神酒徳利を盗られでもしたらたいへんだと、かよい番頭の善六が水瓶のなかに沈める。その後、刈豆屋では御神酒徳利がなくなったと騒ぎになるが、善六はその隠し場所をすっかり忘れていた。
落語芸術協会の二ツ目落語家・桂宮治の独演会から「強情灸」をお届け 落語芸術協会若手ユニット「成金」のメンバーとして活動し、2021年に真打昇進予定の実力派・桂宮治。意地っ張りな江戸っ子のやせ我慢を、パワフルに聞かせてくれる。 よく効くが熱いことで有名な灸を据えてきたという男。その話を聞いていた短気な江戸っ子は、やたらに熱かったと自慢する男が癪に障り、片腕をまくるともぐさを山のように乗せて火をつけた。ちっとも熱くないと、よせばいいのにうちわで扇ぎ始めて…。
2021年に真打昇進が決定!勢いに乗る桂宮治が古典落語「蜘蛛駕籠」を演じる 2016年1月29日、内幸町ホールにて収録された高座。2008年2月に桂伸治に入門した宮治は、2021年に香盤では5人抜きの抜てき真打となる。これは29年ぶりの快挙だ。 夕暮れ時に雲助2人が客待ちしているのだが一向に客が現れない。それというのも1人の新人があまりにもポンコツだからだ。兄貴が用を足しにいっている間に、客を捕まえるのだが、その客はすぐ横にある茶店の主。店主は、まだ顔を覚えていないのかと憤慨する。
2016年1月29日に内幸町ホールで行われた桂宮治独演会より「らくだ」をお届け 落語協会の二ツ目によって結成された人気ユニットのメンバーでもあり、真打昇進目前の実力派・桂宮治が、大ネタである「らくだ」をライブ感あふれる語り口で披露する。 ある長屋に大酒飲みの乱暴者で、“らくだ”というあだ名の大男がいた。近所の連中から嫌われていたその男の兄貴分が、らくだの長屋を訪ねると、食い物の毒にあたって死んでいた。兄貴分は通りすがりの屑屋を呼び止めて、香典を集めてくるように言うが…。
“談志の孫弟子初の真打”として名を馳せる立川こしらの高座 従来の落語家の枠にとらわれることなく、映像やウェブメディアなど多ジャンルに渡り活動を続ける立川こしら。落語ファンを魅了するひょうひょうとした語り口に注目。 夜鷹そばとも呼ばれた、二八そばの屋台。そこに調子のいい男が1人やってきて、待って食う間中、歯の浮くような世辞を並べ立てる。食い終わると、そばの勘定をごまかしてすーっと行ってしまう。これを見ていた男は、自身も同じことをしようと目論むが…。
昨今の落語ブームをけん引する“ストーリー作りの天才”立川こしらの高座を収録 2016年11月19日、お江戸日本橋亭にて行われた立川こしらのトーク&ライブ「こしらの集い」。古典落語「ねずみ穴」をもとに、こしららしさを詰めた「鼠穴saga」をお届け。 父が亡くなり、残された兄弟は父の残した田畑を二等分した。兄は土地を金に換え、それを元手に江戸で大きな店を構えるように。一方、弟は遊びで散財し、全て使い果たしてしまう。困った弟は兄を頼ってやってくるが、兄が貸した金は微々たるものだった。
超大作落語「真景累ヶ淵」もついに完結!第七段の前編をお届け 2015年4月16日国立演芸場にて収録された古今亭志ん輔の高座。桂歌丸は第七段まで語れることで知られるが、志ん輔が改めて独自の演出を加えて全段口演に挑戦。 惣右衛門の息子・惣次郎と、水海道の麹屋で女中のお隅とは馴染みで仲睦まじくしていた。2人が大生郷の天神前の宇治の里に来ると、お隅に惚れた安田一角が惣次郎に因縁をつける。そこへ、相撲取りの花車が助けに入り安田一味を追い払った。
ついに惣吉は兄の敵・安田一角を討つ!古今亭志ん輔の長編「真景累ヶ淵」が終演 落語の中興の祖といわれ、新作落語を数多く創作した三遊亭圓朝作の「真景累ヶ淵」。人間の色と欲、そしてさまざまな因縁が複雑に絡みあった一大怪談巨編が決着。 人を殺めて金を奪った新吉とお賤は塚崎の観音堂に逃げ込んだ。そこで、年老いた尼僧に出会う。その尼こそ、お賤の母のお熊、惣吉の母を殺した犯人で、さらに新吉とお賤が腹違いの兄妹だと言う。狂気にかられた新吉は、尼の持っていた鎌でお賤を斬り殺す。
落語界のプリンス・三遊亭王楽の独演会から、「居残り佐平次」をお届け 五代目三遊亭円楽の最後の弟子である三遊亭王楽。映画『幕末太陽傳』の原作としても知られる古典落語「居残り佐平次」を、独特の味つけで聞かせてくれる。 飲み屋で佐平次という男と意気投合した3人組は、1円の割り前で品川で遊ぼうと誘われ、揃って品川へ繰り出す。大見世で酒や料理、芸者を上げての大騒ぎ。とても1円では収まらないはずが、佐平次は「後は任せて」と言うだけで一向に帰る様子もなく…。
金原亭馬の助が2016年11月、恒例の独演会で披露した「花見の仇討ち」 10代目馬生の弟子として、むかし家今松、五街道雲助と共に江戸落語の粋を継承する噺家・金原亭馬の助。予定が狂いあたふたする3人と、何も知らない侍のやり取りが楽しい。 花見の見物人を驚かせようと、長屋の4人組は仇討ち狂言を思いつく。見事な桜の下、仇役の前に巡礼兄弟が現れて仇討ちが始まり、六部が割って入るという段取りだ。翌日、六部役が親戚に三味線と太鼓を借りに行くと、叔父は六が本当に巡礼へ行くと思い込み…。
江戸落語の粋を継承する噺家・金原亭馬の助が古典落語の名作を披露 田舎でしくじった弟が都会で成功する兄を頼って上京するが、兄に相手にされず一念発起して兄を見返すという人情噺「ねずみ穴」。金原亭馬の助が大ネタをじっくり聞かせる。 遺産を遊びで使い果たした竹次郎は、江戸の兄を訪ねて借金を頼む。兄は快く応じてくれたが、包みの中には3文しか入っていなかった。その3文を元手に商売を始めた竹次郎は、10年後、蔵持ちの大旦那に成り上がる。竹次郎は借りを返そうと兄のもとを訪ねるが…。
古今亭志ん輔の高座より、「真景累ヶ淵」第一段から第五段までのあらすじ紹介 2015年4月16日、国立演芸場にて収録。夏になると必ず高座にかかる三遊亭圓朝作の怪談噺。メインである第六段に至る内容を把握しておくと、一層引き込まれる。 鍼医・皆川宗悦は金貸しもしていて、ある寒い日、小普請組・深見新左衛門宅へ借金の取り立てにいった。大酒の飲みの新左衛門は、やはり一杯やっていた。宗悦が返済を迫ると口論になり、新左衛門はその気はなかったのだが宗悦を斬り殺してしまう。
古今亭志ん輔による、夏の落語には欠かせない怪談噺「真景累ヶ淵」の第六段の前編 多くの落語家が演じ、歌舞伎化や映画化もされている定番作品。そのクライマックス部分を、古今亭志ん輔が独自の演出を加えて披露。怖さと切なさ、はかなさに酔いしれる。 お累の産んだ子供は、新五郎に生き写しだった。お累にも嫌気が差していた新吉は、名主・惣右衛門の妾・お賤と密通するようになり、さらに赤子に煮え湯をかけて殺してしまう。お累も後を追うように自害した。その晩、お賤のもとにお累の幽霊が現れて…。
古今亭志ん輔の高座より、怪談噺「真景累ヶ淵」第六段の後編をお届け 夏になると必ず高座にかかる三遊亭圓朝作の怪談噺のメインである第六段を、落語協会理事を務める志ん輔が披露。真景累ヶ淵は大作で、第七弾まで演じられる噺家は希少。 新吉はお賤に頼まれて名主の惣右衛門を殺害する。それを知った甚蔵がお賤をゆするように。お賤は新吉をたきつけ、新吉は甚蔵に聖天山に金を埋めたと嘘をついて、2人は聖天山に向かう。隙を見て甚蔵を崖から突き落とすが、甚蔵は反撃に出る。