菅田将暉出演おすすめ映画25選【若手演技派俳優のトップランナー】

菅田将暉プロフィール

菅田将暉はトップコートに所属する俳優・歌手です。
1993年2月21日生まれの大阪府箕面市出身。
本名は菅生大将(すごうたいしょう)。

2008年に「第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でファイナリスト12人に選出され、その圧倒的な存在感からトップコートに所属し、芸能界入りを果たします。

翌年2009年より仮面ライダーシリーズ第11作目となる『仮面ライダーW』の主人公に抜擢され、テレビ連続ドラマ初出演にして初主演を果たしました。

デビュー直後はアイドル的な仕事が多かったものの、映画『共喰い』での迫真の演技が高く評価され、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も勢いのある若手演技派俳優として活躍中です。

そして今や俳優業だけでなく、ラジオのパーソナリティやアーティストとして紅白歌合戦に出場するなど幅広い分野で才能を開花させています。

『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(2010年)初出演にして初主演のデビュー作！

【あらすじ】

『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』は仮面ライダーWと仮面ライダーディケイドの始まりと終わりを描いた特撮ヒーロー映画です。

世界の破壊者となった門矢士(井上正大)こと仮面ライダーディケイド。彼は本来の使命を紅渡から宣告され、次々と現れる歴代ライダーたちを倒していくことに。

一方で、鳴海探偵事務所を営む仮面ライダーWの翔太郎(桐山漣)とフィリップ(菅田将暉)のもとに「亡き姉を見つけて欲しい」という奇妙な依頼が舞い込みます。

そして混乱するふたりの前に、この世を去ったはずの探偵・鳴海荘吉(吉川晃司)が突然現れ、仮面ライダーWの誕生秘話が徐々に明かされていくのでした。

『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の見どころ①大戦へと収束する三部作構成

本作は『仮面ライダーディケイド完結編』『仮面ライダーW ビギンズナイト』『MOVIE大戦2010』へと収束する三部構成で展開。

ディケイドとWが共演するクロスオーバーが斬新です。平成仮面ライダー10周年プロジェクトの最後を締めくくるのにふさわしい位置づけとなりました。

『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の見どころ②迫力満点のアクションシーン

スーパーショッカーの戦場へと迷い込んだディケイドとWがそれぞれの運命と向き合い、最終決戦の幕が上がる集大成『MOVIE大戦2010』のアクションシーンは必見！

主演の桐山漣、菅田将暉扮する仮面ライダーWと、井上正大扮する仮面ライダーディケイドの2大ライダーたちによる白熱バトルが楽しめます。

『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の見どころ③吉川晃司との共演

『仮面ライダーW ビギンズナイト』で亡くなったはずの私立探偵・鳴海荘吉こと仮面ライダースカル役を演じた吉川晃司との共演も大きな見どころです。

そのほか岬ユリコ・電波人間タックル役の広瀬アリスや、紅渡役の瀬戸康史をはじめ、名だたる俳優陣が花を添えています。

『共喰い』(2013年)演技派菅田将暉が評価された代表作

【あらすじ】

『共喰い』は男子高生の遠馬を中心に暴力と性を題材にした社会派映画です。

昭和最後の夏。暴力的な父・円(光石研)の血をひく高校生・遠馬(菅田将暉)。

悪質な性癖を持つ父に辟易する遠馬ですが、彼のなかの忌むべき血が疼き「いつか自分も同じことをするのではないか」と恐れるように…。

やがて遠馬は円の愛人である琴子(篠原友希子)や恋人の千種(木下美咲)との間で起こる性と暴力に翻弄されます。

人間の奥に潜む深い闇が照らし出された豊穣な作品です。

『共喰い』の見どころ①菅田将暉の体当たりな演技

目を背けたくなるような過激な場面でも抜群の存在感を放つ菅田将暉の体当たりな演技に脱帽です。

デビュー直後はアイドル路線が強かった彼でしたが、本作によって見事にそのイメージを覆しました。

暴力的な性癖を持つ父とその血を継ぐ息子の物語であり、そんな男たちに翻弄される女たちの物語であることも再認識させられます。

『共喰い』の見どころ②強烈に残る生々しさ

同名小説を忠実に再現した雄々しい性表現と、遠馬の苦悩を感じる生々しさがとても強烈です。メガホンを取った青山真治いわく「ここまでリアリティのある性描写がなされた作品は珍しい」とのこと。

本作で遠馬役を演じた菅田将暉は「作中のようなできごとは体験していないものの、遠馬の苦しみはすごく理解できた」と語っていました。彼が演じた濡れ場のシーンから、役者としての意気込みがひしひしと伝わります。

『共喰い』の見どころ③原作にはないオリジナルの結末

原作の世界観やストーリーを忠実に再現したうえでラストにはちょっと驚くオリジナルシーンが盛り込まれています。

このオリジナルのシーンが盛り込まれたことにより、単に「性と暴力」を題材にしているだけでなく、昭和最後の夏という時代を反映した奥行きのある作品となりました。

『男子高校生の日常』(2013年)最強のおバカトリオが暴れまくる！

【あらすじ】

『男子高校生の日常』は華のない学園生活を送る男子トリオを描いた青春コメディ映画です。

「ガンガンONLINE」に掲載され2012年にテレビアニメ化した山内泰延の人気ギャグ漫画を『アフロ田中』の松居大悟監督が実写映画化しました。

華のない最強バカであるタダクニ(菅田将暉)、ヨシタケ(野村周平)、ヒデノリ(吉沢亮)男子高校生3人の日常をシュールに描いています。

高校時代の思い出を懐かしく振り返ったり、共感したりできるような作風が特長です。

『男子高校生の日常』の見どころ①キャラ立ちしすぎなおバカトリオ

ツッコミ役のタダクニ(菅田将暉)をはじめ、リーダー格でボケ担当のヒデノリ(吉沢亮)や、何事もオーバーリアクションなヨシタケ(野村周平)など、個性が強すぎるトリオのキャラクターに不思議と愛着が湧きます。

『男子高校生の日常』の見どころ②羨ましいほどの仲良しぶり

華のない男子校で些細なことでもドタバタを起こす彼らの仲睦まじい様子が丁寧に描かれています。

行き当たりばったりな彼らの行動が、ときに思いもよらない展開を生むことも！

『男子高校生の日常』の見どころ③抱腹絶倒シーンの数々

缶蹴りや勇者ごっこ、一発芸など、ある種のくだらないことに全力投球なおバカトリオたちに思わず吹き出してしまいます。

なかでもタダクニ扮する菅田将暉のミニスカ姿は必見！　思春期特有の若気の至りが垣間見える瞬間です。

『陽だまりの彼女』(2013年)男性にも観て欲しい泣けるラブロマンス！

【あらすじ】

『陽だまりの彼女』は新人営業マンの浩介とかつての幼なじみ・真緒との恋を描いた恋愛ファンタジー映画です。

『ボーナス・トラック』『金曜のバカ』などの越谷オサムのベストセラー小説を実写化した待望作。

いじめられっ子だった幼なじみと再会した浩介(松本潤)が、魅力的な女性に変わった真緒(上野樹里)と切なく温かい奇跡を生みだします。

ちなみに菅田将暉は本作で浩介の弟・翔太を演じた功績を称えられ、第6回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞しました。

『陽だまりの彼女』の見どころ①10年ぶりの運命的な再会

広告代理店に勤める新人営業マンの浩介(松本潤)は、営業先である女性用下着メーカーで、中学時代の初恋相手だった真緒(上野樹里)と運命的な再会を果たします。

10年ぶりに再燃する微笑ましい恋模様に胸キュン必至です。

『陽だまりの彼女』の見どころ②真緒が抱える秘密

再会をきっかけに浩介(松本潤)と真緒(上野樹里)の恋は加速し、やがてふたりは恋仲に。

ところが、真緒には誰にも知られてはいけない“ある秘密”を抱えており、ふたりの前に大きな転機が訪れます。

『陽だまりの彼女』の見どころ③切なくて温かいラスト

社会人となった主人公たちの現在と、中学時代の過去を交錯させながら描くラブストーリーは、切なくもどこか温かい気持ちになれるハートフルなラストを迎えます。

『そこのみにて光輝く』(2014年)愛を捨てた男と愛を諦めた女の恋の行方とは？

【あらすじ】

『そこのみにて光輝く』は底辺に生きる家族の痛みを描いた恋愛映画です。

自ら命を絶った伝説の作家・佐藤泰志が遺した長編小説を実写映画化し、話題を呼んだ作品。

愛を捨てた男・達夫(綾野剛)と愛を諦めた女・千夏(池脇千鶴)が出会い、互いに惹かれ合うもちょっとしたことがきっかけで衝突してしまいます。

彼らを取り巻く造園業を営む中島(高橋和也)をはじめ、日雇いで働く拓児(菅田将暉)たちによる壮絶な行方にも注目です。

『そこのみにて光輝く』の見どころ①身悶えする壮絶な展開

事故の記憶に苦しみ、無為な日々をぼんやりと送る達夫(綾野剛)。バラック小屋のような拓児(菅田将暉)の家で姉の千夏(池脇千鶴)と出会い、やがてふたりは惹かれ合います。

貧しい生活で暮らす何気ない男女の恋から一転、絶望の淵から視線を投げかけられるような悲劇が彼らを襲います。

『そこのみにて光輝く』の見どころ②各世代の演技派俳優が集結

主演を務めた綾野剛、池脇千鶴をはじめ、格差社会の実相を色濃く映し出した菅田将暉のストイックな演技力に注目。

無邪気さと粗暴さを併せ持つ難しい役柄を魅力的に演じています。

『そこのみにて光輝く』の見どころ③光が氾濫する海辺のラストシーン

函館の街を舞台に、橙色の光が差し込む海辺のラストシーンは必見！

全編にわたって曇天が多い本作ですが、ラストシーンでは達夫(綾野剛)と千夏(池脇千鶴)が美しい曙光に照らされ、かすかな希望を感じさせる展開を迎えます。

『海月姫』(2014年)菅田将暉の美しすぎる女装姿に注目！

【あらすじ】

『海月姫』は男子禁制のアパートに暮らすオタク女子たちを描いたラブコメ映画です。『東京タラレバ娘』で有名な東村アキコのベストセラーコミックを実写化した異色作！

さまざまなオタク女子が集う男子禁制のアパート「天水館」。そんな天水館に住むクラゲオタク・倉下月海(能年玲奈)を含む“尼～ず”に、土地再開発によるアパート取り壊しの危機が訪れます。

ピンチのなか月海はひょんなことから女装男子の蔵之介(菅田将暉)と出会い、ともにファッションブランドを立ち上げ天水館を買い取ることを決意しました。

『海月姫』の見どころ①個性豊かすぎるオタク女子たち

「おしゃれな人間は敵」「人生に男はいらない」をモットーに生きる強烈なオタク女子・尼～ず(あま～ず)による異色の群像劇が見どころ。

「すぐ準備されたし！出陣じゃー！」と号令をかける三国志オタクのまやや(太田莉菜)のシーンは爆笑ものです。

『海月姫』の見どころ②菅田将暉の美しすぎる女装

月海(能年玲奈)が出会った女装美男子・鯉淵蔵之介を菅田将暉が熱演し、女性顔負けの美しさで話題を呼びました。

女性的な美しさをまといつつ、男性的なカッコよさを魅せる複雑な役を驚くほど丹念に作り上げています。

『海月姫』の見どころ③不器用で甘酸っぱい恋模様

コメディ色が強い『海月姫』ですが、ヒロインの月海と蔵之介、修との恋の三角関係に胸キュンが止まりません。

あか抜けない月海が、蔵之介のメイクでどんどん可愛く変身する姿も見ごたえたっぷりです。

『チョコリエッタ』(2015年)名作『道』に捧げたオマージュ映画！

【あらすじ】

『チョコリエッタ』は先輩と少女による不思議なひと夏の旅を描いた青春映画です。『せかいのおわり』『火星のカノン』の風間志織監督が、名作『道』をリスペクトして制作した意欲作となっています。

母から「チョコリエッタ」と呼ばれ、愛犬ジュリエッタと姉妹のように育てられた知世子(森川葵)。母の事故死と愛犬の死をきっかけに生きる希望を失った彼女は進路希望書に「犬になりたい」と記します。

そんな犬になりたい女子高生知世子と映画好きの先輩・正宗(菅田将暉)が、ひょんなことから映画を撮ることに。ふたりはカメラを片手に“ここじゃないどこか”を求めて旅に出ます。

『チョコリエッタ』の見どころ①10代の危うさを描いたロードムービー

犬になりたい不思議系女子高生と、誰かを殺したかった変わり者の青年。

誰しも一度は体験したことがある漠然とした青春の暗部がリアルに描写されています。

『チョコリエッタ』の見どころ②感性豊かな若手俳優によるフレッシュな名演技

本作で主演を務めた森川葵と菅田将暉によるフレッシュな名演技が楽しめます。

「Seventeen」の専属モデルで瑞々しい存在感を放つ森川葵と、次々と話題作に出演し、めざましい活躍ぶりをみせる菅田将暉。ふたりの真っ直ぐな演技のぶつかり合いに魅了されることでしょう。

『チョコリエッタ』の見どころ③空想と現実が入り混じる世界観

映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の『道』をさまざまな角度から取り上げながらも、東日本大震災を彷彿とさせるリアリティが入り混じる不思議な世界観が魅力。

約10年の構想を経て制作した風間志織監督の並々ならぬ思いが込められています。

『暗殺教室』(2015年)エンドのE組vs最強の超生物殺せんせー

【あらすじ】

『暗殺教室』は落ちこぼれ生徒である3年E組と殺せんせーの奇妙な青春を描いたブラックコメディ映画です。

進学校・椚ヶ丘中学校で寄せ集められた落ちこぼれクラス・エンドのE組。そこへ突然防衛省の人間と、異様な姿をした謎の生物が現れました。

その異様な生物はなんとマッハ20で宙を飛び、月の7割を破壊して三日月の状態にしてしまった危険な存在だったのです。

そして彼は「来年3月までに自分を殺さなければ、地球ごと破壊する」と宣言したうえでE組の担任教師を志願します。

“殺せんせー”暗殺を命じられたE組は、さまざまな試練を乗り越え奮闘しますが…。

『暗殺教室』の見どころ①再現度が高いフルCGの殺せんせー

本作にとって重要なキャラクターである謎の超生物・殺せんせーの再現度の高さに注目。

原作コミックからそのまま飛び出たような独特な質感と、最大の特徴である触手の動きがかなりリアルに再現されています。

ちなみに殺せんせーの声を担当したのは嵐の二宮和也です。キャラクター独自の奇妙な存在感を声だけで表現しているのは「さすが！」としかいいようがありません。

『暗殺教室』の見どころ②一風変わったエンタメアクション

地球上最強レベルの殺せんせー(二宮和也)を暗殺するため奮闘する生徒たち。

銃やナイフなど、あらゆる武器を手に激しく攻防するド迫力の戦闘シーンが豊富です。

『暗殺教室』の見どころ③予想を裏切るラストに涙

何事も規格外な殺せんせー(二宮和也)に振り回されながらも、生徒たちそれぞれに共感できるドラマに感涙。

自分の弱さや過去と向き合うE組が徐々に変化していく様子は見逃せません。

『明烏 あけがらす』(2015年)前代未聞のシチュエーションコメディ！

【あらすじ】

『明烏』は借金返済に追われるホストと頼りにならない仲間たちを描いた青春コメディ映画です。『勇者ヨシヒコ』シリーズや『アオイホノオ』を手掛けた福田雄一監督によるシチュエーションコメディ。

場末のホストクラブを舞台に、借金返済に追われる最下位ホストのナオキ(菅田将暉)をはじめ、頼りにならない同僚ホストたちと取り立て屋の12時間に及ぶ攻防がコミカルに描かれています。

主要キャストには城田優、松下優也、ムロツヨシ、吉岡里帆が出演しています。

『明烏』の見どころ①俳優陣によるインパクト抜群のギャグ

コメディ色がかなり強い本作では、主演の菅田将暉をはじめ城田優やムロツヨシ、ヒロインに吉岡里帆など名だたる俳優陣が出演。

彼らの振り切ったギャグや顔芸は、プロ根性としか言いようがありません。

『明烏』の見どころ②鬼気迫る怒涛の展開！

地獄の現実から目覚めたナオキ(菅田将暉)が、取り立て屋に追われながらもどうにかして画策する様子がとても愉快。

とにかく初っ端から怒涛の展開であり、登場人物の弾け方が凄まじいです。

『明烏』の見どころ③爆笑後のラストはまさかの感動

終始コミカルな視点で描かれるも、最後には人生観を問うような感動のラストが待ち受けています。

視聴後は、ここまで笑って泣ける映画は近年で珍しいのではないかと感じてしまうほど！

『ピース オブ ケイク』(2015年)大キライな彼と大恋愛!?

【あらすじ】

『ピース オブ ケイク』は失敗続きの志乃がバイトの店長と波乱な恋をする恋愛映画です。

流されるままに生きてきた恋ベタ女子・梅宮志乃(多部未華子)。彼女は心機一転しようと家を引っ越し、ビデオ屋のバイトをはじめることに。

そこで出会った店長であり隣人の京志郎(綾野剛)に恋をするも波乱の幕開けとなり…。

20代から30代女性の支持を集めたジョージ朝倉の同名コミックをもとに、田口トモロヲ監督が実写映画化しました。

『ピースオブケイク』の見どころ①主要キャストによる熱演

波乱なカップルを演じた多部未華子と綾野剛に並んで見逃せないのは、本作で初めてのオネエ役に挑戦した松坂桃李と、キスシーン初挑戦の菅田将暉です。

松坂桃李は志乃の良き理解者・天ちゃんとして数々の恋愛名言を残しました。

また、本作から初キスに挑戦した菅田将暉の酔っぱらいながら志乃に甘える様子はとてもキュートです。

『ピースオブケイク』の見どころ②色気感じる大人のキスシーン

本作では多部未華子扮する恋愛体質の志乃と、綾野剛扮する年上の店長・京志郎との際どいラブシーンが多め。

とくにキスシーンでは大人の色っぽい雰囲気が漂います。

『ピースオブケイク』の見どころ③キレイ事ばかりじゃない恋模様

原作は女性マンガですが、決してご都合主義な展開ではない志乃(多部未華子)のリアルな恋模様が特長です。

楽しいばかりが恋ではなく、好きだからこそ避けては通れない苦しみが彼女を悩ませます。

『ピンクとグレー』(2016年)NEWS加藤シゲアキの処女作を行定勲が実写化！

【あらすじ】

『ピンクとグレー』は芸能界を夢見る真吾と大貴を中心に描いた青春サスペンス映画です。

9歳の頃大阪から横浜のマンションに引っ越した河田大貴(菅田将暉)。彼は同じマンションに住む同級生・白木真吾(中島裕翔)、石川沙理(夏帆)と仲を深め、ともに青春を謳歌します。

やがて真吾と大貴は芸能界に興味を抱きはじめ、ルームシェアをはじめることに。真吾は一気にスターの道を切り開きますが、その一方で大貴は思うような結果を得られないままで…。

巧妙な展開と演出の素晴らしさに度肝を抜く作品となっています。

『ピンクとグレー』の見どころ①ごっちとりばちゃんの友情

冒頭では少年時代の“ごっち”こと白木真吾(中島裕翔)と、“りばちゃん”こと河田大貴(菅田将暉)との何気ない学生生活が印象的。

一緒に通学して放課後は曲を作り、AVを観て興奮したりと、男子学生らしい日常の風景がとても自然体で、男の友情を育む貴重な時間が垣間見えます。

『ピンクとグレー』の見どころ②亀裂が生じる3人の関係性

ともに芸能界を夢見て奮闘していくごっちとりばちゃん。

順調にスターへの階段を登りはじめたごっちに対して、まったく売れないりばちゃんとの関係は徐々に悪化し、次第にサリー(夏帆)を巻き込み亀裂が生じます。

『ピンクとグレー』の見どころ③開始62分後の仕掛け

NEWSのメンバーで活躍する加藤シゲアキの小説を大胆にアレンジした本作では、開幕62分後から思いもよらない衝撃が走ります。

『ディストラクション・ベイビーズ』(2016年)走る狂気！ 菅田将暉の怪演に息をのむ！

【あらすじ】

『ディストラクション・ベイビーズ』は愛媛県を舞台に、若者たちの狂気と欲望を描いたバイオレンスアクション映画です。

『NINIFUNI』『イエローキッド』の真利子哲也監督が手掛けた狂気の群像劇。『桐島、部活やめるってよ』などの喜安浩平がともに脚本を手掛けています。

暴力に憑りつかれた主人公・芦原泰良(柳楽優弥)は、繁華街でケンカに明け暮れる日々を送っていました。そこへ高校生の北原裕也(菅田将暉)が泰良に興味を持ち、ともに数々の暴力沙汰を起こしていきます。

『ディストラクション・ベイビーズ』の見どころ①菅田将暉の恐るべき怪演

本作は暴力的なシーンが多い過激な展開が特徴。

小松菜奈扮する那奈の顔面を、菅田将暉扮する裕也が本気で叩くシーンはまさに怪演といえます。

『ディストラクション・ベイビーズ』の見どころ②誰にも止められない泰良の凶暴性

柳楽優弥演じる泰良は、路上で会う見知らぬ人にも容赦なく襲いかかり、内なる破壊衝動を抑えきれずにボコボコにしてしまいます。

その暴力には理由もなく意味もありません。ひたすら生の暴力を取り上げる映画は他にはないでしょう。

『ディストラクション・ベイビーズ』の見どころ③キャバ嬢那奈の反撃

泰良(柳楽優弥)と裕也(菅田将暉)が意気投合し、暴力沙汰で世間から注目を浴びた頃、キャバクラ嬢の那奈(小松菜奈)が乗っていた車を取り上げそのまま拉致することに。

拘束され彼らに同行する羽目になった彼女が、一世一代の反撃に出るシーンは必見。このシーンに対し菅田将暉は「人生で一番痛かった」と語っています。

『二重生活』(2016年)理由なき尾行をはじめた大学院生

【あらすじ】

『二重生活』は心理学専攻の大学院生・白石珠が目的のない尾行をはじめるサスペンス映画です。

『愛の渦』『火花』などの門脇麦を主演に、小池真理子の同名小説をもとに映画化したサスペンスものです。

哲学修士論文を模索する日々を過ごしていた白石珠(門脇麦)。そんななか彼女は篠原教授(リリー・フランキー)の勧めによって隣人を理由もなく尾行することに。

乗り気ではない珠でしたが、徐々に尾行の楽しさを見出すようになり、ついに禁断の人間模様をのぞきこんでしまいます。

『二重生活』の見どころ①恋人・卓也との関係

大学院生の白石珠(門脇麦)はゲームデザイナーの恋人・鈴木卓也(菅田将暉)と同棲しており、ささやかながらも幸せな日々を送っていました。

しかし、珠の尾行生活がきっかけで、ふたりの距離がどんどん離れていきます。

『二重生活』の見どころ②妻子持ちの隣人・史郎の二重性

篠原教授(リリー・フランキー)の勧めによって「哲学的な尾行」をはじめた珠(門脇麦)。

尾行対象者Aとして珠から尾行されることになる石坂史郎(長谷川博己)の二重性が生々しく表現されています。

『二重生活』の見どころ③対象者Aとの禁断の接触シーン

対象者Aこと石坂史郎(長谷川博己)の尾行がエスカレートする珠(門脇麦)。

禁断の世界へと足を踏み入れた彼女が修羅場を迎える展開は緊張が走ります。

『セトウツミ』(2016年)単純に見えて実は奥深いふたりの会話劇

【あらすじ】

『セトウツミ』は高校の同級生である瀬戸と内海が河原の階段でたわいもない話をする青春映画です。

暇を持て余した天然ボケの瀬戸小吉(菅田将暉)と、クールなツッコミ役の内海想(池松壮亮)が放課後にくだらないトークで明け暮れる会話劇となっています。

関西に住む男子高校生ふたりが、放課後に無駄話をするだけという異色さと斬新さで話題になりました。

ときにプロの漫才師のような掛け合いや、関西特有のまくし立てるような会話劇にも注目してみてください。

『セトウツミ』の見どころ①他の追随を許さない無駄話

友人とカラオケに行ったり、塾通いで勉強に猛進したりと学生それぞれ過ごし方があるのは当然のこと。

そんななか、本作の主人公である瀬戸(菅田将暉)と内海(池松壮亮)はまさかの川辺で喋るだけ！

しかし、一見たわいのない彼らの会話を覗いてみることで、なぜかクセになってしまうおもしろさがあります。

『セトウツミ』の見どころ②菅田将暉と池松壮亮の秀逸すぎるテンポ

会話が重要となる本作では、W主演の菅田将暉と池松壮亮の秀でた演技力がとにかく際立ちます。

ふたりがただ喋るだけという一見退屈そうに思える展開ですが、これがなかなか侮れません。

すべて彼らのアドリブでは？　と疑うほどナチュラルな会話を繰り出し、漫才師顔負けのテンポの良さは素晴らしいとしかいいようがありません。

『セトウツミ』の見どころ③中条あやみが肉食系女子に!?

ひたすら無駄話を繰り広げる瀬戸(菅田将暉)と内海(池松壮亮)を夢中にさせるのが、マドンナのあざと女子・樫村一期(中条あやみ)。

おしとやかで上品な印象の彼女ですが、意外にも恋愛には積極的な肉食系女子です。

『何者』(2016年)就活でもがく5人の青春群像劇

【あらすじ】

『何者』は就職活動対策のために集まる5人の大学生を描いた青春群像劇映画です。『桐島、部活やめるってよ』の原作者・朝井リョウの直木賞受賞作を三浦大輔が実写化しました。

拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。5人は理香と隆良の部屋を借り、「就活対策本部」として定期的に集まるようになります。

彼らは恋愛や友情を育みつつも、それぞれの苦悩にぶつかり、徐々に衝突が起こりはじめて…。

『何者』の見どころ①就活生特有の苦悩がリアル

不況な世の中を生きる現代の大学生最後の試練となる過酷な就職活動。

自分が何者であるかを模索しながら奮闘していく拓人(佐藤健)たちの姿は経験者から見るとかなりリアリティを感じるでしょう。

『何者』の見どころ②拓人と瑞月の切ない恋模様

有村架純扮するいつも朗らかで実直な瑞月と、佐藤健扮する観察能力が鋭く人を分析するのが得意な拓人。

次第に彼らは就活を通してお互いを意識し合う関係になりますが、これがなかなか一筋縄ではいきません。

『何者』の見どころ③就活対策本部メンバー5人の成長

しっかり者で意識高い系女子・理香(二階堂ふみ)のアイデアで発足した「就活対策本部」のメンバー5人。

就活を通して自分と向き合い続けた彼らの成長が本作一の見どころとなっています。

『溺れるナイフ』(2016年)一生に一度の激しい恋

【あらすじ】

『溺れるナイフ』は都会から来た少女の夏芽と自由奔放なコウとの青春を描いた恋愛映画です。

東京から田舎にある浮雲町へ越してきた人気モデルの望月夏芽(小松菜奈)。新生活に馴染めずうんざりしていた彼女は、自由に激しく生きるコウこと長谷川航一朗(菅田将暉)と恋に落ちます。

そしてふたりは自然と付き合うようになり、浮雲町で充実した日々を送っていました。しかし、そんなふたりを切り裂くようなある事件が起きて…。

『溺れるナイフ』の見どころ①一筋縄ではいかない波乱の恋愛

物語の序盤では都会育ちの美少女・夏芽(小松菜奈)と、田舎のガキ大将コウ(菅田将暉)。

ふたりは順調に愛を育みますが、本作のうえでも重要な「ある事件」によってふたりの愛に亀裂が生じます。

決して順風満帆とはいえない彼らの一世一代の大恋愛だからこそ魅力があるのです。

『溺れるナイフ』の見どころ②鮮烈に残る海ダイブ

何もない田舎町で退屈していた夏芽(小松菜奈)を楽しませようとコウ(菅田将暉)がともに海へ飛び込むシーンは必見。

抵抗する夏芽に「この町のもんは全部俺の好きにしてええんじゃ」と強引に巻き込むコウの無邪気さが垣間見える瞬間です。

『溺れるナイフ』の見どころ③超絶ヤバイと絶賛のキスシーン

純粋無垢な夏芽(小松菜奈)とコウ(菅田将暉)によるキスシーンは身悶えするほど美しく、心を揺さぶられる名場面となっています。

『キセキ-あの日のソビト-』(2017年)GReeeeN誕生秘話を描いた奇跡の実話！

【あらすじ】

『キセキ-あの日のソビト-』は音楽を諦めた兄と音楽に惹かれる弟を描いた青春映画です。

メタルバンドのボーカル・ジン(松坂桃李)と医大を目指す受験生・ヒデ(菅田将暉)。音楽を半ば諦めかけていた兄のジンに対し、弟のヒデは歯科医師を志すも父の意に反して音楽の世界にのめり込みます。

歯科医師と歌手活動を両立させた伝説のアーティスト・GReeeeNの実話をもとに制作された青春群像劇です。

何かに挑戦するすべての人に観て欲しい感動秘話となっています。

『キセキ-あの日のソビト-』の見どころ①微笑ましい青年たちの日常

「未熟」を表す言葉として訳される「GReeeeN」。

その青さが垣間見えるヒデ(菅田将暉)たちの生き生きとした日常は注目して欲しいポイントのひとつです。

『キセキ-あの日のソビト-』の見どころ②ジンとヒデの固い絆

ロッカースタイルの兄・ジン(松坂桃李)と、歯医者を目指すも音楽に魅了され引き寄せられていく弟のヒデ(菅田将暉)。

受験生であるヒデは親の望みに報いようと努力するも、自分なりの生き方を模索します。そんなヒデの人生を後押ししようと立ち上がるジンの兄弟愛に涙が止まりません。

『キセキ-あの日のソビト-』の見どころ③本家に劣らない挿入歌

ジン(松坂桃李)とヒデ(菅田将暉)を筆頭に、avi(横浜流星)、92(成田凌)、SOH(杉野遥亮)が『キセキ』を含む名曲を劇中で披露する様子は必見。

彼らの堂々とした歌声に本家のGReeeeNが「同じエネルギーを感じる」と絶賛したようです。

『帝一の國』(2017年)野心に溺れるエリート男子高生たちの闘争

【あらすじ】

『帝一の國』は海帝高校で生徒会長になるため奮闘する男子高校生たちを描いた青春コメディ映画です。

総理大臣になり自分の国を築くことを夢見る野心家の赤場帝一(菅田将暉)。そのためには内閣入りが約束される超名門海帝高校の生徒会長になること。

そんな帝一の前に立ちはだかるのは、生徒会長候補の東郷菊馬(野村周平)、大鷹弾(竹内涼真)、榊原光明(志尊淳)の一筋縄ではいかない強者だらけ。彼らエリート男子による過酷な派閥争いがはじまります。

『帝一の國』の見どころ①学園×派閥抗争が融合した異色のコメディ

本作で描かれるのは、エリートしかいない超名門の海帝高校で繰り広げられる激しい派閥抗争がメイン。自らの野望を叶えるため生徒会長を目指す帝一(菅田将暉)もそのひとりです。

これまでありそうでなかった異色ジャンルだけに、どんな展開が待ち受けているのかワクワクします。

『帝一の國』の見どころ②原作から飛び出たような俳優陣

本作の見どころはなんといっても俳優陣の卓越した演技力です。キャスティングは主人公の菅田将暉をはじめ、野村周平や竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳が起用されています。

まるで原作からそのまま飛び出してきたかのような完璧すぎる演技に、原作ファンもさぞ喜んだことでしょう。

『帝一の國』の見どころ③帝一と菊馬が殴り合いのケンカを勃発

随所から原作へのリスペクトを感じる本作。そのなかでも唯一映画オリジナルである帝一(菅田将暉)と菊馬(野村周平)が殴り合いのケンカになるシーンが盛り込まれています。

これは原作を知る人も知らない人でも楽しめる見せ場といっていいでしょう。

『銀魂』(2017年)超豪華キャスト陣が集う待望の実写化

【あらすじ】

『銀魂』は万事屋を営む坂田銀時とその仲間たちの気ままな日々を描いた時代劇コメディ映画です。

「週刊少年ジャンプ」の名物作『銀魂』待望の実写作品であり、超絶豪華キャスト陣が起用されたことで当時話題となりました。

江戸のかぶき町で便利屋「万事屋銀ちゃん」を営む天パでぐうたらな青年・銀時(小栗旬)と、実直なツッコミ担当新八(菅田将暉)に、身体能力が高い風変わりな神楽(橋本環奈)の3人が繰り広げるドタバタ劇が特長です。

『銀魂』の見どころ①福田雄一監督によるパロディ＆アドリブ

ギャグのオンパレードである本作では、『勇者ヨシヒコ』シリーズを手掛けた福田雄一監督ならではのアドリブネタやパロディが上乗せされています。

全編通して笑いっぱなしになるのは避けられません。

『銀魂』の見どころ②夢のような配役

主人公の銀さんこと坂田銀時を演じた小栗旬をはじめ、ツッコミ担当新八役の菅田将暉や、奔放なヒロイン神楽役を橋本環奈が演じ話題になりました。

そのほか「真選組」実写のクオリティが高いと評判の柳楽優弥や吉沢亮など、挙げればきりがないほど夢のような配役となっています。

『銀魂』の見どころ③シリアスな展開とのギャップ

基本的には下ネタありパロディありのギャグ色強めのコメディですが、終盤になるにつれてシリアスな展開へと一転。

普段のノリでは考えられないような感動的なエピソードに心をグッと掴まれます。

『あゝ、荒野』(2017年)魂が躍動する惨烈なボクシング

【あらすじ】

『あゝ、荒野』は母を憎む新次と対人恐怖症のバリカンを描いた青春映画です。1950年代に活躍した寺山修司の最初で最後の小説をもとに、『二重生活』の岸善幸がメガホンをとり再構築して実写映画化しました。

2021年の東京、新宿。オリンピックを終えた日本は、社会奉仕プログラムの一環として若者を徴兵する制度を確立。

混沌とした社会のなかで孤独に飢える新次(菅田将暉)と、韓国から日本へ渡ったバリカン健二(ヤン・イクチュン)がプロボクサーとしてたくましく生きる姿を描いています。

『あゝ、荒野』の見どころ①極限まで作り上げた肉体

本作では菅田将暉扮する粗暴な新次が限界まで鍛え上げた肉体美に注目。

常に直情的でなりふり構わず暴力的な彼がボクサーという道に進むため駆け抜ける姿は観ていてとても美しいものがあります。

それと同時に、ここまでストイックに役作りに励んだ菅田将暉にも感服です。

『あゝ、荒野』の見どころ②不器用で内気なバリカン

少年院あがりの粗暴な新次(菅田将暉)とは正反対のバリカンことヤン・イクチュン扮する健二の個性も本作のうえでは非常に需要。

彼は荒んだ家庭で育ち、吃音と赤面対人恐怖症からの生きづらさを克服するためボクサーとして励みます。

個性も年齢も異なるふたりがともに励まし合い高め合う姿は感涙必至です。

『あゝ、荒野』の見どころ③魂と魂がぶつかり合うボクシングシーン

本作最大の見どころはなんといっても新次(菅田将暉)と健二(ヤン・イクチュン)によるプロさながらのボクシングシーンでしょう。

互いの魂をぶつけ合うような惨烈さは、観るものすべてを圧倒させます。

『火花』(2017年)笑いに人生を賭けたふたりの師弟愛

【あらすじ】

『火花』は売れたい芸人の徳永と異端の天才・神谷の奇妙な師弟関係を描いた青春映画です。お笑い芸人ピースの又吉直樹が執筆した第153回芥川賞受賞作『火花』を板尾創路が実写化した意欲作。

漫才の世界に憧れ身を投じた徳永(菅田将暉)と、先輩芸人の神谷(桐谷健太)。ふたりは花火大会の舞台で電撃的な出会いを果たし、徳永の一方的な願いから、神谷の伝記を書くという条件で師弟関係を築きます。

厳しい漫才の世界に身を置き、夢と現実の狭間で葛藤する青年たちに笑い、最後は涙する青春ものです。

『火花』の見どころ①神谷が放つ名言

夢にまで見た漫才の世界に飛び込んだものの、思うような結果が出ず苦しむ徳永(菅田将暉)。そんな彼に対し、先輩芸人である神谷(桐谷健太)は「誰ひとり無駄じゃない」とつぶやきます。

ふたりは厳しい世界をともに生きる同志だからこそ分かり合えるのでしょう。答えのない世界に飛び込む苦悩や葛藤を救うような名言です。

『火花』の見どころ②才能と現実に立ち向かう徳永と神谷

誰よりも漫才を愛し、笑いの才能を求めさまよう徳永(菅田将暉)。そんな笑いの才能を持つ神谷(桐谷健太)の人間性溢れる魅力に惹かれ、気づけば毎日のように一緒に過ごすことになります。

漫才師というシビアな世界に身を投じたふたりが、己の才能と現実に向き合いながら模索していく姿にしびれます。

『火花』の見どころ③一発本番で撮影した生漫才

菅田将暉扮する徳永と、現役お笑い芸人・川谷修士扮する相方・山下のコンビ「スパークス」が見せるラスト漫才は必見。

なんと彼らは本番さながらの緊迫した空気のなか、一発本番で舞台に立ったようです。

『となりの怪物くん』(2018年)がり勉と問題児による風変わりな恋愛

【あらすじ】

『となりの怪物くん』はがり勉女子高生の雫と風変わりな問題児・ハルの恋を描いた青春恋愛映画です。

「デザート」連載後、テレビアニメ化が実現した人気少女コミックをもとに実写映画化した本作。勉強第一で恋愛未経験の女子高生・雫(土屋太鳳)と、周囲から恐れられる問題児・ハルこと吉田春(菅田将暉)の恋愛模様が描かれています。

そんな雫とハルを取り巻くあさ子(池田エライザ)、ササヤン(佐野岳)、千づる(浜辺美波)たちの淡い恋模様にも注目してみてください。

『となりの怪物くん』の見どころ①ハルの二面性

無邪気さと凶暴性を併せ持つ風変わりな問題児・ハル。

些細なできごとから乱闘騒ぎを起こしては周囲から孤立していく彼ですが、大好きな雫の前では少年のように人懐っこい笑顔を見せるという二面性を菅田将暉が見事に体現しています。

『となりの怪物くん』の見どころ②恋より勉学優先のヒロイン

直情的なハル(菅田将暉)とはちがい、どんなときでも理性を失わず常に勉学を優先させる雫(土屋太鳳)。

少女マンガらしからぬ珍しいヒロイン像ですが、彼女を知れば知るほど愛着がわき、気づけば応援したくなるほどの魅力があります。

『となりの怪物くん』の見どころ③主役を取り巻く個性的なキャラ

雫(土屋太鳳)とハル(菅田将暉)をはじめ、本作に無くてはならない登場人物が多数存在します。

ハルとは恋の敵役になる山口賢二(山田裕貴)や、いつも朗らかなササヤンこと佐々原宗平(佐野岳)、美少女ゆえ友達がいない夏目あさ子(池田エライザ)など、主役はもちろん彼らの群像劇にも魅了されるはず！

『生きてるだけで、愛。』(2018年)エモーショナルな世界へようこそ

【あらすじ】

『生きてるだけで、愛。』は引きこもり状態の寧子とゴシップライターの津奈木を描いた恋愛映画です。

鬱の影響で引きこもり状態で生活する寧子(趣里)。平穏な生活すらままならない寧子は、自意識に振り回され自分自身すらコントロールできないという生きづらさのなかで苦悩します。

そんな寧子と長年同棲しながらゴシップ記事の執筆に明け暮れる津奈木(菅田将暉)。そこへ突然津奈木の元カノ・安堂(仲里依紗)が現れ、寧子の日常が脅かされます。

『生きてるだけで、愛。』の見どころ①寧子に宿る心のざらつき

鬱による過眠症で家にこもりがちな寧子(趣里)。そんな彼女のもとに突然現れた津奈木の元カノである安堂の存在が、次第に寧子を追い込むことになります。

繊細な危うさを持つ寧子の心のざらつきが手にとるように伝わる描写に脱帽です。

『生きてるだけで、愛。』の見どころ②エモーショナルな世界観

本作が映すすべての世界はそこで生きる人物だけでなく、街の風景や寧子と津奈木が住む部屋の細部にまでエモーショナルな世界観が広がっています。

それはまるで寧子の生きづらさを表現しているかのようです。

『生きてるだけで、愛。』の見どころ③躍動する寧子と津奈木

視聴後に誰もが絶賛するであろうことは、主演を務めた趣里と菅田将暉による躍動感あふれる演技です。

奇跡といっても過言ではないほどハマリ役なふたりが、ラストで感情を爆発させるシーンは視聴者に強烈なインパクトを与えます。

『アルキメデスの大戦』(2019年)戦艦建造阻止に奔走する天才数学者

【あらすじ】

『アルキメデスの大戦』は戦争を止めようとした天才数学者の奮闘を描いた歴史映画です。

『ドラゴン桜』で一世を風靡した三田紀房の同名コミックを原作にした歴史超大作。監督は『永遠の0』から再び第二次世界大戦を題材に描く山崎貴です。

物語の舞台となるはアメリカとの対立が激化した1930年代の日本。軍部による巨大な陰謀に数学で立ち向かう青年・櫂直(菅田将暉)を中心に、巨大戦艦大和の建造計画をめぐる壮大な攻防戦がはじまります。

『アルキメデスの大戦』の見どころ①圧倒的なスケールと重厚感

日本とアメリカの対立が激化した第二次世界大戦前の1930年代。超大型戦艦「大和」の建造計画に大きな期待を寄せる推進派に待ったをかけた山本五十六(舘ひろし)。

鬼気迫る物々しい空気感を圧倒的なスケールと重厚感によって際立たせています。

『アルキメデスの大戦』の見どころ②天才数学者と海軍少尉の異色な名コンビ

菅田将暉扮する櫂とともに大和の建造計画阻止に奮闘する海軍少尉・田中正二郎を柄本佑が熱演しています。

バディになった当初はお互いに衝突し合うも次第に信頼関係が生まれ、最後は同志としてともに奔走する姿は胸熱です。

『アルキメデスの大戦』の見どころ③脇を固める大御所俳優陣

主人公・櫂を演じた菅田将暉の脇を固めたのは日本の映画界を牽引してきた名優たちばかり。

山本五十六役を演じるため頭を丸坊主にした舘ひろしや、戦艦長門の船長役を務めた小日向文世、計画阻止派と対立する嶋田繁太郎役を橋爪功が演じています。

『糸』(2020年)中島みゆきが歌う珠玉の名曲がついに映画化！

【あらすじ】

『糸』は平成元年生まれの漣と葵が奇跡の糸を手繰り寄せ再会する恋愛映画。中島みゆき珠玉の名曲『糸』をもとに描かれる壮大なラブストーリーです。

平成元年に生まれてきた高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)。雄大な北海道で育ったふたりは13歳のときに出会い、初恋をします。

しかし、そんなふたりの幸せもつかの間、葵は突然蓮の前から姿を消し、行方が分からなくなってしまって…。

ふたりの男女が紆余曲折を経て、平成最後の年に再会するまでの軌跡が描かれています。

『糸』の見どころ①菅田将暉×小松菜奈の共演再び！

本作でW主演となった菅田将暉と小松菜奈。

『溺れるナイフ』でも恋人役を演じていただけに、彼らのナチュラルな演技に拍車がかかっています。

『糸』の見どころ②壮大なロケーションの数々

漣と葵が出会った北海道から、東京、沖縄、シンガポールと移り変わるロケーションは必見。

ふたりの「めぐり逢い」は日本と世界を結び、壮大な愛の物語を織りなしています。

『糸』の見どころ③絡み合う人間模様

葵と離れ離れになった後、北海道でチーズ工房に勤める漣。

やがて彼は勤務先にいる先輩・桐野香(榮倉奈々)に惹かれ、その一方で葵はファンドマネージャーの水島大介(片寄涼太)に惹かれていき、複雑な人間関係に発展するのです。

漣と葵をはじめ、最終的には誰と誰が結ばれるのかとても気になる展開になっています。

菅田将暉出演おすすめ映画まとめ

『仮面ライダーW』で俳優デビュー後、『共喰い』を皮切りに体当たりの演技が評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞を含む数々の賞を総なめにした菅田将暉。

翌年公開予定の『キネマの神様』や『花束みたいな恋をした』にも出演し、その勢いは留まることを知りません！

作品に対する思いの強さと躍動感ある彼の演技は、今後も多くの人に感動や希望を与えることでしょう。