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小さくも不思議な出来事が次々と巻き起こるファジーな物語 少し天然で純粋、夢を持ったヒロインを立花あんなが好演。大人になると忘れてしまいそうな素直に何かを信じる気持ちを思い出させてくれるストーリーに引き込まれる。 どこにでもいる田舎の女子高生・雅実夏。文化祭当日、遅刻ぎりぎりで駅に向かうが定期が見当たらず、ふと魔が差して駅員室で事情聴取を受けることに。すると、実夏は自身のことを“○○”、今から文化祭で“○○○”を起こさないといけないと言い…。
車いすダンスに挑戦することになった少女たちと、仲間たちとの友情を描くドラマ 夢を絶たれた主人公が、1人の少女との出会いを機に奮起していく姿を描く。少女たちの夢にかけるひたむきさと仲間を思う気持ちが胸を打つ。出演は神谷えりな、月野もあ。 HIPHOP大会の地区予選を1カ月後に控え、日々練習に励んでいた風花、舞、和美の3人。だが、風花が事故に遭い全治2カ月となってしまう。踊れないもどかしさから3人の友情もこじれ、絶望する風花。そんななか、彼女は生まれた時から車椅子生活の爽子に出会う。
愛する者を失った者たちが、葛藤しながらもやがて再生していく姿を描いた人間ドラマ 窪田美沙が本格的に女優を目指して渾身の演技で挑み、アイドルとはまた違った魅力を見せている。監督の熱烈オファーに応じた具志堅用高が、人間味あふれる父親を好演。 父子家庭で育った舞子は、母親代わりの姉の死を前に、この半年時が止まったかのような日々を過ごしていた。漁師の父が家にこもるようになった一方で、姉の婚約者はこの地で懸命に海の男になろうとしていた。舞子は、やがてそんな彼に恋心を抱くようになり…。
夢と将来に思い悩むヤンキー女子の苦悩と友情、青春模様を描いたアクションムービー アイドル集団・仮面女子のメンバーが昭和的ヤンキーに扮して大暴れ。迫力あるアクションシーンはもちろん、自分の将来を思い悩む思春期特有の繊細な姿に目を奪われる。 喧嘩なら地域最強と名高い亀山高校の3年生・鳳城ツバキ。彼女はある時、桜川高校の女番長・龍源寺とその一味がカツアゲをしているところに遭遇。被害に遭った同じ高校の1年生・文子を助ける。その後、文子はツバキに弟子入りを申し込んできて…。
ヒロインが同い年の継母とぶつかりながら、互いに成長していく姿を描いたドラマ 感情をぶつけあうほどの問題を抱えた家族にも、何気ない日常が存在するさまを淡々と描く。演技未経験の窪田美沙が難役に挑んでいる。共演は神谷えりな、山中アラタ。 町工場を営む父親と2人暮らしの杏奈。ある日突然、父が再婚すると言い出す。しかも、彼が連れて来た再婚相手・真希は、杏奈と同じ年だった。疑心暗鬼の杏奈と家族になろうとする真希。性格が異なる2人と父親の3人に、すれ違いと葛藤の日々が訪れる。
女子高生の日常から飛び出すためのささやかな“大冒険”を描いた青春ドラマ 脚本も務めた清水匡監督が、最強の地下アイドル・仮面女子のメンバーをかわいらしく、格好良く撮り上げている。女子高生ならではの心情を描いたストーリーにも注目。 卒業を間近に控えた女子高生のアサミ、ハルナ、アキエ、ユーコたちは卒業旅行の旅費のため、放課後の教室でコンビニ強盗の計画を立て始める。遊びなのか本気なのか、次第にそれぞれの思惑が見え始め、さらには不登校のナツが現れたことで事態は混乱していく。
主人公の向坂伸行(玉森裕太)は、高校時代に大好きだった「フェアリーゲーム」という本について何気なくネットを検索していたところ、“レインツリーの国”というブログを見つける。そこに書いてある感想に共鳴した伸行は、管理人のひとみ(西内まりや)にメールを送る。数日後、奇跡的にひとみから返信が届き、パソコンを通じて2人は繋がる。伸行は、ひとみに「直接会いたい」というが、彼女はどうしても会えないと言う。頑なに会うのを拒む彼女には、伸行に言い出せない秘密があった…。玉森裕太(Kis-My-Ft2)/西内まりや/麻生祐未/大杉漣/高畑淳子
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夜の世界で生きる男と女の欲望を描くセクシードラマの第2弾 ホストの誘惑に溺れる女たちの光と影を描く『夜王伝説』シリーズの続編。前作を上回る濃厚なセックス描写と残酷なストーリーが展開。主演は人気セクシー女優・神納花。 新人ホスト・エイトは客のヤスヨをソープに落ちるまで貢がせる。支配人・乙矢はエイトにパトロンの桐絵を紹介するが、体を重ねた2人はそのまま心中してしまう。だが、何事もなかったかのように振る舞うヤスヨは、今度は乙矢に貢ぎ始め…。
セクシー女優8人の共演で無慈悲な実験の行方を描くドラマ お笑い芸人・カジが手掛けた同名舞台を映画化。加藤あやの、あべみかこ、山岸逢花、AIKA、本庄鈴、つぼみ、栄川乃亜、久留木玲が実験動物と研究員役を熱演。 無機質な研究所の一室に、人間と同じ姿をした5匹の実験用動物が集められる。自分たちを人間だと主張する彼女たちに課せられた最後の実験、それは安楽死だった。だが、その中には本物の人間が紛れており、研究員の中にはその関係者がいた。
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法律で裁けない悪人に制裁を下すテロリストたちを描いたサスペンス映画。共感を呼ぶストーリーが話題になった同名漫画の映画化作品で、SNSが生活の中心になった現代社会に警鐘を鳴らす作品である。テロリストたちのリーダー・ゲイツを演じたのは、演技派俳優の生田斗真。今作では悲惨な過去を持つゲイツを、悲壮感たっぷりに演じている。そんなゲイツを追うエリート刑事役には、戸田恵梨香が抜擢された。また、鈴木亮平や荒川良々、濱田岳など、個性派俳優がテロリスト役で出演している。覆面をつけた「シンブンシ」と呼ばれる男が、ネット上にあらわれる。シンブンシはSNSで誹謗中傷をくり返す男や悪徳企業に制裁を下し、ネット上ではヒーローのようなあつかいを受けていた。そんなシンブンシを追うサイバー犯罪対策課の刑事・吉野絵里香(戸田恵梨香)は、少ない情報から居場所を突き止めようとする。しかし、巧妙な手口を使ったシンブンシに翻弄されてしまい、尻尾をつかむことができず…。
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たまたま同じ場所を選んだ自殺志願の3人が言葉を交わし、生と向きあう物語 福山功起監督が女子高生の淡く、整合性のない、揺れる青春の1ページを描写。立花あんなが“心”のいらないヒロインを好演。ロケ地である真鶴の美しい景観にも注目。 有島心は、家族や友人との関係に悩む高校3年生。辛い、悲しい、と感じる“心”なんてなくなってほしいと願っていた。「死にたい」という気持ちを思い描いた心は、人生最後の場所に家族との思い出の海を選ぶ。しかし、そこに1人の男が割り込んできて…。
祖母と孫娘、戦後と今。時を超え、桜の花びらと共に紡がれるラブストーリー 『縁 〜The Bride of Izumo〜』の脚本を手掛けた樋口隆則が監督を務め、現代を生きるアイドル・仮面女子と日本の古典的なテーマを融合させた意欲作。川村虹花が初主演。 医学部の受験に失敗した大病院の跡継ぎ娘・アヤカ。高校卒業の前日、思いを寄せる同級生・ケンジに色違いの御守りを渡そうと彼を待っていると、突然現れたヤクザ風の男たちに追われるケンジを目撃してしまう。アヤカはケンジを慰めようとするが…。
満腹になると頭が良くなる女子高生が難事件に挑む青春ミステリー 地下アイドル・仮面女子の月野もあが演技初挑戦で主演を務め、新たな一面を披露。探偵ものでありながら、恋心や友情がキーになっている奥行きのあるストーリー。 何よりも食べることが大好きな高校1年生のクウコ。彼女には、満腹になるとIQがアップする能力があった。ある日、同級生の翔太から「行方不明になっている妹を捜してほしい」という依頼が舞い込み、クウコは友人のツナと共に捜索を開始するが…。
女子高生のへなちょこヒーローの活躍を描くハイテンションドラマ 窪田美沙扮する主人公が危ない悪党たちに及び腰で立ち向かう姿がキュートでユーモラス。イメージを覆すキャラクターに挑戦した立花あんなや坂本舞菜の演技にも注目。 教師の進路相談にむかつき、ヒーローになる決意をした比呂。だが思うようにはいかず、通販で変身用の武器やコスチュームを買い込む。ある日、万引き犯を目撃した比呂は、サマータイムエンジェルに変身し立ち向かうも、いきなりピンチに陥ってしまい…。
対照的な2人のヤクザが極道社会で成り上がっていく姿を描く波乱万丈の極道ドラマ 若手実力派俳優・石田法嗣と古舘佑太郎がW主演。共演に石倉三郎、窪塚俊介ら従来の任侠ドラマの型を破ったキャストが顔を揃え、王道の抗争劇に新鮮味を加えている。 清州に代々君臨する須藤組。その清州の都市再開発利権に目をつけた神保組との間で小さな火種が生じていた。須藤組組長・須藤和馬と神保組組長・神保との間で会席の場が設けられたが、話しあいは物別れに終わる。そんななか、須藤が何者かに命を狙われ…。
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片岡千恵蔵主演の「次郎長」シリーズ第1弾。清水次郎長の波乱に満ちた生涯を描く 東海道にその名を馳せる遊侠・清水次郎長が旅を続けるなか、次々と災難や非道の数々が降りかかる。自らの信条を胸に、ひるむことなく立ち向かっていく姿がりりしい。 森の五郎を斬って逃げた山梨の周太郎。次郎長は子分たちを引き連れ、国太郎を捕らえるべく追っていた。だが黒駒の勝蔵の差し金で、猿屋勘助は周太郎を逃がそうと画策する。仁義にもとるその非道ぶりに次郎長は怒り、周太郎共々切り捨ててしまう。
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清水次郎長一家の荒神山乗り込みまでを痛快に描いた「任侠」シリーズ第2弾 『任侠清水港』に続いて片岡千恵蔵が清水次郎長を演じ、中村錦之助、大川橋蔵、市川右太衛門らが共演した東映オールスター映画。荒神山での大乱闘は見応え満点。 子分である増川の伯父を殺害し、女房のおしまをかどわかした3人組を追って、清水次郎長が祭りで賑わう秋葉神社に乗り込んだ。あと1歩のところで彼らに逃げられた次郎長一家は安五郎のもとを訪れるが、安五郎は3人組とはすでに杯を水に返したとうそぶき…。
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片岡千恵蔵、市川右太衛門を筆頭に空前の大スターたちが共演する任侠シリーズ第3弾 巨匠・松田定次監督が、飢饉にあえぐ上州の民衆を救うべく、清水一家と国定一家が悪代官一派を叩き斬る大決戦を描く。雄渾な人間の葛藤と痛快な大立ち回りに感動する。 清水の次郎長一家は、密告により謀反の嫌疑をかけられ、信州へ向かう。一方、上州では百姓たちが娘を年貢の代わりに差し出すほどの凶作に苦しんでいた。国定忠治は百姓を救おうと、米を買いつけるために信州入りし、賭場荒らしで資金を稼いでいたが…。
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尾道を舞台とした広島抗争がついに終結。任侠大河ドラマの第46弾 内田組と大場一家の因縁は、話し合いの末、直接わびを入れようとしていた江崎本人が暗殺されたことから、氷室・田村・斎藤が広島の狂犬と対立することに。 西日本睦会副会長・江崎の1件で尾道の長老・内田健一と対峙する氷室と田村。話し合いの末、江崎本人が直接わびを入れようとするが、刑務所から出所したばかりの斎藤と岡村組の南田に暗殺されてしまう。責任を感じた氷室と田村はケジメを取ろうとするが…。
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清水の次郎長が荒神山の縄張り争いをめぐり、ドスと度胸で不正を阻む痛快娯楽時代劇 片岡千恵蔵を筆頭に、市川右太衛門、中村錦之助など、東映時代劇全盛期のオールスター共演で贈るアクション巨編。松田定次監督の『任侠中仙道』に続くシリーズ最終編。 次郎長が開く花会に出るため、妻子と清水を訪れた仁吉。すると兄弟分の長吉が宿を訪れ、仁吉の義父に縄張りを奪われたと言う。仁吉は安濃へ向かい義父に縄張りを返すよう頼み込むが、義父は甲州の黒駒の勝蔵を後ろ盾に拒否。そこで仁吉はある決心を固める。
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大利根河原に意地と度胸の血煙が上がる!豪華スター共演による娯楽時代劇巨編 大前田英五郎、清水次郎長、国定忠治ら、侠客たちが活躍する痛快無類の剣と仁義の一大ドラマが展開。市川右太衛門、中村錦之助、片岡千恵蔵ほか、時代劇スターが総出演。 利根川を挟んで対立する飯岡助五郎一家と新興の笹川繁蔵一家。繁蔵一家に執拗な嫌がらせを繰り返してきた助五郎一家だったが、国定忠治が間に入り、強引に手打ち式を行う。しかし、助五郎はこれを無視し、繁蔵一家への嫌がらせを繰り返し…。
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四代目会長・佐藤の襲撃犯が明らかに。そして加納が動きだす 千原せいじ、木村一八共演の「泣けるヤクザ」シリーズ最終章。本作から極道ドラマよろしく、骨太なストーリーが展開。小沢和義演じる鬼木についても深掘りする。 松尾は、加納の動機を探るため、入院中の鈴木を訪ねた。鈴木は、門脇が竹下会長と結託して親である四代目会長の佐藤を殺したと語る。加納は息子・雄大と賢太が知っている場所にかくまわれていたが、松尾に殺したと報告したモリモトが賢太の目の前に現れ…。
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闇金に群がる狂気じみた人間関係を描いたハードボイルドドラマ第2弾 コロナの持続化給付金やベンチャーへの投資など、2021年の時流に沿った要素を通して金に狂った人々を描く。舞台となった大阪の町並みはなかなか味があって良い雰囲気。 闇金の仕事にやっと慣れ始めた杉村春生は、貸しつけた客と連絡が取れなくなったり、回収に手こずったりと悪戦苦闘していた。一方、杉村が以前勤めていた工場が差し押さえられ、小林恵は新たな職場の過酷な労働環境に精神がむしばまれていた。
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両親の突然の決定により、運命の歯車が回りだす。「りぼん」に連載された同名の少女マンガを原作とした、アニメシリーズの劇場版。1994年より放送されたテレビシリーズの、前日譚にあたる。声の出演は國府田マリ子、置鮎龍太郎、山崎和佳奈など。國府田はオープニング・エンディング曲、挿入歌の歌唱も担当している。同シリーズは2018年に桜井日奈子・吉沢亮の主演で実写化されている。高校生の松浦遊(置鮎龍太郎)はある日突然、両親から衝撃的な決定を告げられる。ふたりは離婚し、ハワイで出会った小石川夫妻とパートナーを交換して、それぞれ再婚するというのだ。しかも、小石川家には娘の光希(國府田マリ子)がおり、それぞれ子どもからみた親子関係や名字が変わらないように、合計6人で一緒に暮らすのだという。両親の決定にすぐには納得できない遊は、両親と3人でドライブに行こうという誘いを断り、ひとりで出かける。そこで、ひとり熱心に練習するテニス少女を目にした遊は、彼女に次第に惹かれていく自分に気づく。彼女が去ったあと、「M・K」と書かれたリストバンドが残されていたのだった。
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『本日は、お日柄もよく』登山から帰ってきた中年サラリーマンの佐久間昇(岡村隆史)と男子学生の浅田弘樹(豆原一成)。2人は自宅で怪我の手当をしてあげた若者に“理想の親子”だと羨ましがられるが「こいつは僕の娘にずっと付きまとってるストーカー」だと冷たく言い放つ昇。『同度のカノン』病院へ入院することになり、沈んだ顔で病室のベッドに横たわる正彦(海宝直人)。そこへ友人の義正(亜生)が見舞いにやってくる。終始友達同士の何気ない会話が続くが…。『やさしい人』一瞬の出来事で植物人間となってしまった女性(倉科カナ)。絶望という闇の中を彷徨い、醒めることのない悪夢は次第に醜い怒りを増幅させていく。そんなある日の午後二時、寝たきりの彼女に異変が起こる。『真夜中』薄暗いバーのカウンターで飲んでいる、芸歴13年目のお笑いコンビ“ユリイカ”の久保(じろう)と担当マネージャーの花岡(小池徹平)。一時期人気を誇るも今は仕事が激減し、人のせいにしてばかりいる久保に花岡は業を煮やして激しい口論となる。『まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい』小さなカフェを一人で切り盛りする店主のしおり(白石聖)。そこへ同じく近所で服屋を営む本田さん(後藤淳平)が閉店間際に入ってくる。残っていた手作りミルクレープを注文し会話を楽しむ二人だったが、実は“好きなひと”がいると告白する本田さん。『戦湯〜SENTO?』ある銭湯に現れた、二人の男──。なぜかウエスタンな格好で番台のおばちゃんに偉そうな態度をとり、脱衣所や浴場でも我がもの顔で振る舞う常連客の男(秋山竜次)にもう一人の強面で寡黙な男(般若)はとうとうしびれを切らし始める…。さぁ、前代未聞の戦湯ラップバトルの始まりだ!『とある家のこと』実家で母の遺品整理をしている姉の伸子(山崎静代)と妹の葵(松井玲奈)の間には、険悪なムードが漂っていた。二人は性格も好きなものもすべてが正反対で、今日も激しい口論を始める。お互いをののしり合い、「あんたが生まれる前からあんたのことが嫌い」と言い放つ伸子。『バックヤードにて』スーパーの店長らしき女性・ミク(水川あさみ)に万引きが見つかり、バックヤードで問い詰められる主婦のサナエ(近藤春菜)。出来心だと言い張るが、バッグからは高価な金品や骨董品が次々と出てくる。岡村隆史/豆原一成/海宝直人/亜生
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売れない女優の目を通して、女性に“あるべき姿”を求める社会への皮肉を描いたドラマ 4人の若手映画監督がそれぞれの手法で描いた物語をひとつの長編として仕上げた。『飢えたライオン』の松林うららが主演・プロデューサーを務める。共演は伊藤沙莉ほか。 オーディションとアルバイトに明け暮れる売れない女優・マチ子。弟に彼女を紹介されたことを契機に、自分の在り方を考えるようになる。ある日、彼女は久々に友人たちと再会。仕事や男性のことを話しあううち、次第に隠されていたものが露わになっていき…。
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それぞれ異なるコンセプトにサスペンス要素を加えて描くオムニバスホラー 『わろてんか』の堀田真由が初主演を務めた『呪いうつり』と、『この世界の片隅に』の松本穂香主演による『ワルツ』を収録。観る者を狂気に誘い込む展開に息をのむ。 母を亡くした寂しさを埋められない真梨は、父の恋人・麻美を受け入れようとするが、麻美が家に来ると不思議な現象が起こるようになり…(『呪いうつり』)。モキュメンタリー映画の撮影中、メイキング担当の陽子は常にカメラを回していたが…(『ワルツ』)。
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累計発行部数570万部を突破した河原和音による少女コミック『先生!』を、恋愛映画の名手・三木孝浩がメガホンをとり実写映画化! 2017年公開。広瀬すずが教師に恋する高校生を演じ、生徒から思いを寄せられるぶっきらぼうな教師役を生田斗真が演じている。ほかにも比嘉愛未、竜星涼、森川葵、中村倫也らが出演している。島田響(広瀬すず)はまだ恋を知らない普通の高校2年生。クラスメイトで同じ弓道部の千草恵(森川葵)と川合浩介(竜星涼)らとつるみながら、平凡な毎日を過ごしていた。そんな響には、高校に入学してから無意識に目で追いかけてしまう人物がいた。それは世界史の教師・伊藤貢作(生田斗真)だった。伊藤は口数が少なく不愛想で、髪もボサボサ。しかし、響はひょんなことから伊藤に家まで送ってもらったり、勉強を教えてもらううちに伊藤への恋心を自覚するのであった。そしてある日、響は抑えきれなくなった思いを伊藤に告白する…。
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明日なき惑星…その名は、地球。最後の希望…その艦は、ヤマト。人類最後の希望を乗せて…宇宙戦艦ヤマト、発進!外宇宙に突如現れた正体不明の敵・ガミラスが、地球への侵攻を開始した。世界各国は全戦力を結集して防衛にあたったが、全軍、壊滅。ガミラスによって投下された無数の遊星爆弾で、人類の大半は死滅してしまった。それから5年後、2199年。地球は、遊星爆弾の放射能で汚染され、いまや滅亡の時を迎えようとしていた。わずかに生き残った人々は地下へ逃れ、絶望の中で暮らしている。その中には、かつて地球軍のエース・パイロットとして戦った古代進の姿もあった。古代は、ガミラスの攻撃で家族を失った哀しみから立ち直ることができず、軍を退いていたのである。 そんなある日、地球に未確認物体が落下してきた。 ■監督:山崎貴■プロデューサー:東信弘/山田康裕/石丸彰彦/安藤親広■脚本:佐藤嗣麻子■音楽:佐藤直紀/スティーヴン・タイラー ■原作:西崎義展 (C)2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト 製作委員会
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東京郊外の街、天鵞絨(ビロード)町。この街には「ビロードウェイ」と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にする劇団員の聖地がある。そこに、かつての栄光を失った、借金まみれのボロ劇団があった。劇団を潰さないために提示された条件は2つ。年内に、かつてと同じく春・夏・秋・冬の4ユニット分の劇団員を集めること。4公演、すべてを成功させること。まずは1カ月後に迫った、新生春組の旗揚げ公演。千秋楽までに満席にするため、たった1人の劇団員・佐久間咲也は立ち上がるー!
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バブル景気で急成長を遂げる総合商社に二人の新人がやってきた。ひとりは絵画取引を担当する秋子(久野真紀子/現 クノ真季子)。そしてもうひとりは巨体の警備員・富士丸(松重豊)。元力士の富士丸は兄弟子とその愛人を殺害。しかし精神鑑定の結果無罪宣告されていた要注意人物だった。秋子が慣れない仕事に追われる日々の中,警備室では目を覆うばかりの惨劇が始まっていた。恐怖の一夜を支配する警備員の影が迫る!松重豊/久野真紀子(現 クノ真季子)
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ピュアなのにセクシー!色白スレンダー美女・船岡咲のイメージ えくぼがチャーミングな明るい笑顔と華奢な肢体が可憐な“さきっちょ”。少女のようなみずみずしさと、ふとした瞬間に見せる大人の表情のギャップが癖になりそう! 週刊プレイボーイの「ちっぱい番付」で横綱に選ばれた船岡咲。デビューから15年、グラビアのほか女優業もこなし、ますます精力的に活躍している“さきっちょ”が、大人の色気でセクシー衣装を着こなして、現在の彼女ならではの魅力を披露する。
今、セーラー戦士たちに新たなる力が宿る――25年ぶりに制作された劇場版2部作の後編 淡い恋を育んできたちびうさとエリオスの、恋の行く末から目が離せない。セーラームーンたちがエターナル化によって見せる新たな姿と力、その活躍も必見! 10人のセーラー戦士が集結するも、デッド・ムーンの女王・ネヘレニアの圧倒的な力を前に苦戦。タキシード仮面の強い心に勇気づけられたうさぎは、仲間たちと力を合わせ、新たな姿・エターナルセーラームーンとなり、エターナル化した全戦士が再び立ち上がる。
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「はだか拳」で戦う女の子たちを描く娯楽エンターテイメント 「ピンキー×アクション」をテーマに、女性が見ても楽しめるストーリーが展開。『葵ちゃんはやらせてくれない』の小槙まこと人気セクシー女優・天使もえが共演。 自警団に襲われたあきらは、「はだか拳」の使い手・鉄子に救われる。とらわれた彼氏を助けるため、自らも「はだか拳」を覚えようとするあきらだったが、それは性行為で相手を絶頂死に至らしめる拳法だった。守るべきは彼氏か処女か、あきらは葛藤するが…。
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3つの“愛”それぞれが絡みあい暴走する青春ラブストーリー ミュージックビデオなども手掛ける頃安祐良監督が、自身の妄想から生まれた物語を映像化。野田裕貴、根岸絵美、ハマカワフミエの3人が想いを暴走させる男女を好演。 高校2年生の聡は、塾のアルバイト講師の大学生・美由紀に恋をしている。美由紀は毎日体にあざを作って教室にやってくる。彼氏からの暴力を疑う聡は、「次の模試で100点取ったら先生を助けていいですか?」と美由紀に告げ、猛勉強を開始する。
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「キラキラな恋がしたい!」大学生活に、心を踊らせる都留たまき。 しかし、彼女が恋に落ちたのは《空》だった!? 高校時代、バレーボール一筋で頑張ってきた都留たまき。大学では、「キラキラな恋がしたい!」と長崎から上京するも、入学早々オールラウンドサークルの体験入部中にグライダーを傷つけてしまい、空飛ぶ部活“体育会航空部”の雑用係をすることに。思い描いていたキャンパスライフとはかけ離れた環境に、最初は不満を抱いていたが、主将である倉持の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がる空の美しさに魅了されていく。 たまきは過去の苦い思い出から“体育会”を避けていた。 しかし、飛び立つたびに「もっと上手くなりたい」と空の世界に夢中になっていく。 気づけば、目標に向かってともに励む先輩の空知や同期との間にも、 固い絆が生まれていくのであった。 そこには確かに彼女の求める“充実した大学生活“が存在していた。 様々な人の想いを乗せて、たまきは大空を翔ける。 その先に待つ、過去のトラウマやライバルとの出会い、そして突然の別れ。 果たして、《空》に恋した彼女たちは曇り空を抜け、奇跡の上昇気流(ブルーサーマル)に出会うことはできるのか?。
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話題作にサブキャストとして出演してきた、俳優・ムロツヨシの映画初主演作。心優しい神父を主人公に、父と娘の絆を描いたストーリーが展開する。普段はコメディリリーフを演じることが多いムロツヨシだが、今作ではユーモアを残しつつも、観客の感動を誘うシリアスな演技を披露した。生活のため、ガソリンスタンドでアルバイトをしている神父・御堂一男(ムロツヨシ)は、娘のひかり(中田乃愛)とふたりで幸せな生活を送っていた。しかしある年のクリスマスに、ひかりが突然気を失ってしまう。すぐに病院に運ばれたが、ひかりは「白血病」と診断される。さらに、実の娘だと思っていたひかりは、妻の江津子(奈緒)と別の男との間にできた子どもだった。衝撃的な事実を知った一男だが、自分のことよりも、ひかりの治療を優先する。ひかりは一時的に回復するが、完治にはいたらず、治すためには適合するドナーが必要だった。一男は周囲の人間に頼みこみ、ドナー登録をしてもらうが、適合者は現れない。最後の策として、一男は適合する確率の高い、ひかりの実の父親を探しはじめる。
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『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は、結婚5年目の漫画家夫婦が辿る不倫の顛末が描かれた映画だ。主人公の人気漫画家・早川佐和子を演じるのは、映画やテレビなどで独特の存在感を放つ女優・黒木華。もとは佐和子が憧れていた漫画家で、今は自分の作品が描けずアシスタントに甘んじている夫・俊夫を、柄本佑がユーモアたっぷりに演じている。そのほかに奈緒や金子大地、風吹ジュンらが脇を固める。漫画家・早川佐和子(黒木華)は、アシスタントをしている夫・俊夫(柄本佑)と担当編集者・桜田千佳(奈緒)の不倫を疑っている。折りしも母親がケガをしたという連絡が入り、佐和子は俊夫の車で実家に戻る。ひとり暮らしの母・真由美(風吹ジュン)は、ふたりがしばらく一緒に暮らしてくれることを喜ぶ。車がないと成り立たない田舎での生活。佐和子は運転免許を取るべく、教習所に通い始める。家事は俊夫と母に任せ、夜は家で新作漫画のネームを描き、昼間は俊夫の送り迎えで教習所に通う日々。ある日こっそり佐和子のネームを見てしまった俊夫は、まるで自分たちの現実を写したかのような不倫が描かれていることに驚きを隠せない。さらにそこには若い教習所の先生が描かれていて…。
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たった一人の家族だった祖母が亡くなり、メイクアップアーティストになる夢にも破れ、東京から富山へと帰ってきた音更結子。祖母の遺影がピンボケだったことに悔しい思いをした結子は、町役場で働く幼なじみの星野一郎から頼まれた、お年寄りの遺影写真を撮る仕事を引き受ける。初めは皆「縁起でもない」と嫌がったが、思い出の場所で写真を撮るという企画に変えると、たちまち人気を呼ぶ。ところが、あるひとの思い出が嘘だったとわかり、その後も謎に包まれた夫婦や、過去の秘密を抱えた男性からの依頼が舞い込む。怒って笑って時に涙しながら成長してゆく結子の毎日は、想像もしなかったドラマを奏でてゆく──。深川麻衣/高良健吾/香里奈/井浦新/吉行和子
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俺を警察に売ったやつを許さねえ!元組長が執念の追及で密告者をあぶり出す! 安藤昇主演でハードボイルドタッチに描くサスペンスアクション。「喜劇列車」シリーズなど、コメディ色が強い瀬川昌治監督が、シリアスな作風でも才能を見せつける。 元・相良組の組長・相良は8年の刑期を終えて出所し、古巣の銀座に姿を現した。8年前、土地ブローカーの塚本を、部下の花村・井沢らと殺害したのだが、その直後、何者かに狙撃された上、警察に密告されたのだ。相良は、殺しを依頼した大場を問い詰める。
鶴田浩二が二枚目を封印して凶悪な殺人犯役に挑んだ反体制暴力映画 鶴田浩二が眉なし、全身刀傷だらけの悪役に初挑戦した異色作。男臭い囚人たちの脱獄劇が、けれん味たっぷりの演出で展開。宍戸錠、ひし美ゆり子ら共演陣の顔触れも豪華。 明治36年。北海常こと友時常次は20人の仲間と共に釧路集治監から三池集治監に移された。そこは囚人たちから生きては帰れぬ地獄と恐れられる監獄だった。そして、凶悪な囚人の中でも特に凶暴な北海常が三池集治監に移されたのは、やむにやまれぬ事情があった。
個性豊かな博徒群像を軽快なタッチで捉えた「着流しヤクザ」の新シリーズ第1作 男の意志と仁義、涙と笑いを盛り込んだストーリーに引き込まれる。度胸と気風の良い旅修行中の渡世人を、鶴田浩二が好演。命知らずの無頼博徒が繰り広げる大決闘に注目。 大正中期、上州前橋。旅修行中の渡世人・山田角太郎は、見知らぬ老ヤクザ・南部鉄五郎を刺客の手から助け、喘息持ちの彼の頼みで金沢まで同行することに。鉄五郎は、かつて殺してしまった親分の娘に自身が敵であることを名乗るために金沢に向かっていて…。
鶴田浩二の人気曲を映画化した第3弾。仁義に生きるヤクザを描いた任侠作品 鶴田浩二が演じる男気あふれる昔ながらの任侠ぶり、その仕草にしびれる。殴り込みの前に流れるテーマ曲「日蔭者」の哀愁漂う曲調が、鶴田の色気をさらに引き立てる。 日中戦争に出征した松尾一家の鉄太郎は、傷を負ったことで日本に帰還する。一家の親分・万蔵は病床にあり、そんななか、松尾一家の中では問題が山積みとなっていた。鉄太郎の力量を買っている万蔵は、戻ってきたばかりの彼にもめ事の解決を頼む。
賞金稼ぎたちが息詰まる決闘を繰り広げる劇画調時代劇シリーズ第3弾 医者でありながら賞金稼ぎでもある主人公に扮した若山富三郎が、一振り5人、逆手に変えてまた3人と、豪快な殺陣を披露。天知茂、大木実ら豪華キャストの共演にも注目。 甲州黒戸金山より江戸へ送られる黄金百二十貫が、盗賊に奪われる。必死の捜索にもかかわらず黄金の行方は知れず。幕府は賞金稼ぎとして名高い医者・錣市兵ヱに奪還を依頼する。報酬は黄金十貫、期限は5日。市兵ヱは単身賞金稼ぎの群がる甲州路に乗り込み…。
エネルギッシュに破廉恥に獲物を漁るピチピチ娘たちを描く痛快娯楽映画 万博で賑わう大阪を舞台に、ズベ公3人組がヤクザと対抗しながら恋に金稼ぎに大奮闘。ズベ公を演じる夏純子、大原麗子、市地洋子の70年代ファッションにも注目。 大勢の人で賑わう大阪・万国博の会場にまかり出た3人のズベ公・美奈、ハツエ、サチ子は、豊満な体と美貌を武器に見物客をカモり大儲けしていた。万博で女手不足のバー街に目をつけた3人は、やさぐれグループのメンバーを動員してバー荒らしを計画するが…。
東映プログラムピクチャーの名手・小沢茂弘監督による任侠大作 高倉健、藤純子、若山富三郎、鶴田浩二ら東映オールスターが集結。我慢に我慢を重ねた主人公の怒りが爆発し、ラストの殴り込みに至る任侠映画の醍醐味を味わえる。 明治末期。新刑法制定の頃、浅草荒政一家の親分・政五郎は引退を表明し、跡目を3人の幹部のいずれかに譲ることを決意する。政五郎は本家の跡目相続と同時に、3人を分家させ縄張りをわけ与えるが、ほかの一家との争いも絡み、血で血を洗う抗争に発展していく。
誠の任侠道を貫く男たちの厳しくも切ない生きざまを描いた任侠ドラマ 菅原文太、伊吹吾郎、若山富三郎が共演。悪辣な二代目と、先代の想いを継ぐ男たちが衝突し、一家一門を割った大抗争に発展。こらえ続けた怒りが爆発するラストは壮絶。 大正末期、東京の吉原に一家を構える博徒一家の親分が引退することになった。先代は昔ながらの任侠道を守ってきたが、二代目は利と名誉を優先し、あくどい事業に手を染める。直次たち一家の若衆と、元博徒の牧師たちは、縄張り内の窮状を憂い立ち上がる。
組織からはみ出した愚連隊の意地を痛快に描く任侠アクション 『現代やくざ』シリーズでひと際存在感を放った菅原文太の暴れっぷりは本作でも健在。主人公が仲間の死に怒り狂い、敵に向かって乗り込んでいく王道の筋書に胸が高鳴る。 与太者の勝又五郎は、北見秀男らと組んで、ユスリ、タカリ、組織の上前をはねたりしながら新宿の街で次第にのし上がっていった。勝又は、ある組織から敵対組織のシマで暴れるよう依頼され、荒らし回るが、ヤクザ同士の思惑から、結局放り出されてしまう。
討たねば討たれる、殺さねば殺される…。大奥で巻き起こる三姉妹の愛憎物語 華やかな大奥で巻き起こる抗争を描いたシリーズ第3弾。大奥三姉妹に佐久間良子、淡島千景、大原麗子、十一代将軍・家斉に田村高広を配した豪華なキャスティングだ。 十一代将軍・家斉は、お褥辞退をした御台所に代わり若年寄・浅岡の部屋子お阿紀を望んだ。お阿紀は浅岡の義妹で、浅岡は野心を膨らませる。お阿紀を気に入った家斉はほかの愛妾を遠ざけてしまい、事態を重く見た大年寄・松島、若年寄・藤尾らは激しく憤り…。
命知らずの極道が痛快にのし上がる姿を描いた「前科者」シリーズ第2弾 1作目と同様に監督・小沢茂弘、脚本・笠原和夫がタッグを組む。若山富三郎のコミカルな演技が物語に笑いを生み、血なまぐさいだけではない作品に仕上げている。 石工の木口竜兵は代貸しの組員を手に掛けて前科者となった。刑務所から出所した彼は獄中で知りあったヤスと香典荒らしをしていたが、浅草四天王親分衆の1人、神谷に見破られてしまう。そして、ヤスが捕らわれてしまったことで神谷組に乗り込むが…。
伊豆温泉町の支配を企てる悪徳一家人の代貸が力を合わせ闘いを挑む 梅宮辰夫、若山富三郎、鶴田浩二が3つの組の代貸に扮し、男の友情と侠気を演じ悪に挑む。迫力あるアクションシーン、白木マリ、山城新伍ほか豪華共演者たちにも注目。 大陸での兵役を終え、伊豆・平津港に帰郷した2人の男・大室と船越。彼らは反目しあう渡世人一家のそれぞれの代貸だった。平津の中西一家と湯の沢の石黒一家は滝ヶ瀬温泉の利権をめぐって敵対していた。中西による妨害行為を機に、双方に流血騒ぎが起こり…。
若山富三郎扮する浪人・しころ市兵衛が颯爽と活躍する「賞金稼ぎ」シリーズ第2弾 工藤栄一監督が息つく暇もないほどのスリルと迫力で描いた娯楽時代劇。前作『賞金稼ぎ』で八方破れの活躍を見せた若山富三郎が、再び無敵超人・市兵衛に扮して暴れまくる。 しころ市兵衛のもとへ領主・大関佐渡守に対し一揆を起こした野洲黒羽領榎村の百姓・新八たちが訪れる。必死の助力願に市兵衛たちは、野州へ乗り込んだ。翌朝、降伏を強要する敵の軍使の陣笠を賞金稼ぎの朝海が射抜いたことから、戦いの火蓋が切られる。
父と弟を謀殺された娘が、復讐の鬼と化して旗本の命を狙う時代劇 中川信夫監督による『妖艶毒婦伝』シリーズ第2弾。復讐に燃えながら人斬りの喜びに目覚めていく主人公と、主人公を恐れながらも悪の本性を隠さない敵の人物描写が壮絶。 甲府勤番頭・塩崎嘉門は、己の野望のためには手段を選ばない男。ある時、甲源一刀流道場主・真壁弥兵衛に悪事を叱られ、露呈を恐れた塩崎は弥兵衛を殺す。さらに娘のお勝を犯し、牢に押し込め、江戸へ帰参した。お勝は怒りに燃え、塩崎への復讐を誓う。
軍人や御用ヤクザばかりが羽振りを利かす横須賀を、ドスと手榴弾でぶっ壊す! 『前科者』シリーズ第3弾。若山富三郎が血気盛んに大暴れを繰り広げる痛快娯楽作。敵対する組織との攻防の末、仲間を次々と殺された主人公が猛り狂うラストに意気高揚。 昭和初期、岩木松吉が10年の刑を終えて出所。松吉は、昔の仲間である中井組の中井光男を頼って横須賀にやってきたが中井は殺され、組は解散、中井の妹は料理屋の女中になっていた。中井のシマは島中組が仕切り、背後で海軍機関の赤心会が糸を引いていた。
渡世に命を懸ける男たちの哀歓を雄大なスケールで描いた任侠映画 高倉健、鶴田浩二、若山富三郎、藤純子、水野久美など、東映任侠映画のオールスターが集結。大正末期の浅草を舞台に、任侠の男たちが義理の嵐に身を委ね、命を懸ける。 大正末期、浅草三社一家の親分・三田政之助が何者かに闇討ちされた。犯人は背中に大蛇の刺青を背負った渡世人だったという。若者頭の菊野仙三が二代目を継ぐなか、刑務所から出所したばかりの三社一家の代貸・稲垣長吉は、親分の敵を求めて旅に出るのだが…。
鶴田浩二、丹波哲郎、梅宮辰夫という三大スターが競演した現代任侠巨編 250団体、5千人を率いる最大組織のボスとして真の任侠道を貫き、組織を守り抜いた鉄の男の壮絶な生きざまを実録タッチに描出。監督は任侠映画の名手・佐伯清。 昭和27年、極道の世界では関西の藤政組と関東の大嶋組が、日本を二分する形で対立していた。そんなある日、藤政組組長の政五郎が刺客の凶弾に倒れる。東西が対立するのは好ましくないと主張していた政五郎は、大嶋組のヒットマンに狙われたのだ。
裏切りと謀略が渦巻く暗黒街を殺し屋がライフル銃ひとつで渡り歩くハードボイルド作品 鶴田浩二主演による「暗黒街」シリーズ第2弾。繰り返される裏切りと報復、殺し屋としての仕留め方、冷徹な一方でふと垣間見せる人間味など、緩急交えた展開にしびれる。 一匹狼の殺し屋・相良徹は、雇い主だった花輪の裏切りで投獄された。刑期を終えた彼はすぐさま花輪に復讐を果たすが、立ち去る際、1人の少年に見られていることに気づかなかった。徹は新しい雇い主に、麻薬販売の競争相手を殺害するよう依頼されるが…。
盃を交わした兄弟同士が渡世のおきてのために殺しあう任侠アクション 梅宮辰夫、待田京介、高倉健ら『暗黒街大通り』で共演した3人のスターが揃う。非常な渡世のおきてと運命に翻弄される男たちのシリアスなストーリーに息をのむ。 渡世人の竜次郎は綱島一家の綱島剛平に命じられ、渡世の義理で明石一家の親分・喜之助を叩き切る。明石一家の吉岡良吉は竜次郎を敵として狙うがそれを果たさず、逆に竜次に惹かれていく。そんななか、綱島一家の明石一家に対する迫害は厳しさが増していき…。
井上梅次監督、ビッグスター共演によるハードボイルドギャング巨編 主演の3兄弟役の高倉健、梅宮辰夫、待田京介のみならず、悪役も東映のお馴染みの顔触れが揃い踏み。復讐に燃える男たちの生きざまとアクションが男心をくすぐる。 3兄弟・鉄也、銀二郎、健三は子供の頃に博徒であった父を失い、その原因となった中万組と愚連隊の抗争の手打ち式に子供ながらに乗り込んだ。その不敵な面構えは、親分衆たちの目を引いた。それから十数年後、一人前になった3兄弟が東京に姿を現す。
五味川純平の原作小説を実写化した、野望を抱く男女のドラマ 佐久間良子と天知茂が共演し、欲望をむき出しにしてのし上がろうとする男女を描く。若き佐久間良子の色気とニヒルな天知茂の演技が、ドロドロの物語に上品さを加えている。 百子の家族は親戚にだまされて財産を奪われ、彼女を残して死んでしまった。ひとりぼっちになった彼女は洋裁店で働きながら、復讐の機会をうかがっていたが、そんな折に若き野心家・千種に出会う。百子に魅了された彼は、その復讐心に興味を抱いて手を貸す。
村田英雄が主演を務めた、男の友情と意気地を描いた任侠ドラマ 北島三郎や長門裕之、そして友情出演の鶴田浩二が脇を固める。ヤクザ同士の利権争いの模様や、その後の妨害工作など、ハラハラする展開をマキノ雅弘監督が映し出す。 天丸組親分・登喜蔵は逃走中の旅がらす・菊次郎を助ける。そんな折、鉄道建設の請負入札が行われる。一番高い入札をした登喜蔵は国を思う気持ちを関西鉄道の若月課長に買われ、賄賂を使う竹部組を抑えて勝つ。しかし、熊蔵は竹部組の妨害を恐れ…。
庶民の英雄・金さんが、大悪人を相手に颯爽と暴れまくる娯楽時代劇 片岡千恵蔵の十八番「判官」シリーズの1作。威勢の良い啖呵と遠山桜の刺青で大悪人を裁くさまが痛快。金さんに首ったけのお景を丘さとみ、お半を木暮実千代が演じる。 贋造小判が氾濫し、御禁制品が抜け荷買いされ、加賀百万石では陰謀と罪悪が渦巻いていた。遠山家では金さんの父が抜け荷買い一味と通じていたと疑われ、長崎奉行の地位を追われてしまう。金さんは真相を確かめるべく、孔雀長屋のお景、丑松をお供に動きだす。
昭和の大スター・美空ひばりが女優としての魅力を十二分に発揮した感動大作 政略に翻弄され数奇の運命をたどる千姫を演じた美空ひばりの劇的名演技に圧倒される。豊臣秀頼役の中村錦之助、時代劇初出演となる高倉健が秀頼の家臣・片桐隼人を好演。 幼くして政略結婚の犠牲となり、豊臣秀頼に嫁いだ徳川家康の孫・千姫。愛する夫・秀頼は、大阪城落城と共に23歳の若さで自決。千姫はその秀頼を追って果てようとしたが、家康の命を受けた坂崎出羽守によって猛火に包まれた城から救出され…。
五代将軍綱吉の世を舞台に、名絃「山彦」が巻き起こす剣と恋を描いた痛快時代劇 吉川英治の原作を『たつまき奉行』の名匠・マキノ雅弘監督が映画化。大川橋蔵が二役を演じ、爽快な敵討ちに恋にと豪華絢爛な元禄絵巻を展開。共演に大川恵子、丘さとみ。 名絃“山彦”を望む大老柳沢の申し出を断ったため、父親が不慮の最期を遂げたという娘が、壇ノ浦の戦いに敗れ伊那平家村に暮らす一族の嫁に迎え入れられた。朝敵を討つ機会を待っていた伊那平氏の小源太は、この話を聞きその鋒先を柳沢に向け江戸に入るが…。
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新たな殺陣に挑み、芸の道に身をささげる殺陣師・段平の苦闘を描いた芸道映画 長谷川幸延の原作を黒澤明が脚色し、映画化。段平が無学の悲しさからリアリズムの精神を掴めぬままに師匠と決別し、悲劇に遭いながらも殺陣に没頭する姿に涙する。 新しい時代の芸風を舞台に表現して演劇界に新境地を拓き、新国劇の基礎を築いた沢田正二郎と、新時代の波に取り残されながらも芸道一筋に生きる段平。2人の美しい師弟愛を軸に、段平の妻・お春の至純の愛を通じて芸道芸術に生きる人々の真剣な姿が描かれる。
第二次大戦末期の沖縄。戦列に加わり、はかなく散っていった学生たちを映した戦争映画 映画『ひめゆりの塔』の姉妹編とも呼ばれる作品。日本の勝利を信じて出兵した学生たちが、最前線の悲惨さに心を折られ、絶望に飲まれていくさまが無慈悲に描かれる。 昭和20年3月の沖縄。本島はアメリカ軍に取り囲まれ、戦況は最終局面にあった。追い詰められたなかで、女学生は臨時看護婦として野戦病院へ、中学生たちは現地動員の兵として戦列に立つ。だが壊滅状態に追いこめられるにつれ、学生らの精神も摩耗していった。
櫛木理宇の同名ミステリー小説を映画化。阿部サダヲが連続殺人犯役を、岡田健史が孤独に真実に迫る大学生役を演じた。2022年5月公開。三流大学に通い、孤独で鬱屈した日々を送る筧井雅也(岡田健史)。ある日、中学時代に知り合ったパン屋の主人・榛村大和(阿部サダヲ)から手紙を受け取る。榛村は現在、少年少女24人の連続殺人犯として死刑判決を受けているのだ。決まった時間に仕込み、開店するパン屋の仕事と同じように、決まった手順で決まった拷問をおこない、計画的に犯行を繰り返していたのだという。面会に訪れた雅也に榛村は、立件・起訴された9件の殺人事件のうち最後の1件について、冤罪だと主張する。刑務所から動けず弁護士も信頼できない自分の代わりに、真犯人を見つけてほしいと雅也に頼んできた。中学時代に榛村から受けた恩や、捜査の進展を榛村に褒めてもらえる嬉しさもあり、雅也は最後の殺人事件の真犯人を独自に調査しはじめる。捜査中に何度も出会う髪の長い怪しい男(岩田剛典)の正体とは? 最後の殺人事件の真犯人とは、一体誰なのか? 稀代の心理ミステリーが幕を開ける。
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彼女のために長髪同盟を破り、髪を切ることにした男子高校生の成長譚 彼女に自分のどこが嫌か聞くと「髪」と言われ、長髪同盟を破ることにした男子高校生。とぼけた人たちが、ふと見せる笑み、困惑、怒り、そして涙。さまざまな感情が凝縮。 「僕のどこがイヤ?」と聞いたら、愛しの彼女は「髪」と言った。ならばと、長髪同盟を破り、髪を切ることを決意した男子高校生。彼の思いに、とぼけた人間たちが笑みを見せ、困惑や怒りの感情を抱き、涙する。そんな素晴らしい瞬間が凝縮されたコメディ。
兄に激しい執着心を抱く妹の愛情の行方を描いた兄妹愛ドラマ 自主制作映画に伴う「暗いイメージ」を払拭する意味も込め、監督の天野千尋がアブノーマルなテーマにユーモアを交え、ポップな映画に仕立てた。PFFアワード2011入選作。 嫌な顔ひとつせず引きこもりの兄の世話をし、大らかに見守りながらも自立を促すしっかり者の妹。そんなある日、久方ぶりに外に出た兄に、すぐさま意中の女性ができる。この瞬間、妹の心に兄の裏切りに対する怒りと、交際相手に対する猛烈な嫉妬心が生まれ…。
就職活動に苦戦する女性の日常をユーモラスに描いたドラマ 監督は『恋とさよならとハワイ』の松村真吾。悲喜こもごもある日常の中で、女性が可憐に輝く姿に観る者は共感し、エールを送りたくなる。PFFアワード2009入選作。 いいことなんて何ひとつない日々。「働かなくては」というストレスに押しつぶされそうになりながら、就職活動に精を出す28歳の純子。今日もまた、新たな就職口の面接へと出かけていく。そんな風にして、彼女は毎日をひたむきに生きている。
主人公と街、そして人との結びつきを優しいまなざしで描いた短編映画 父親の再婚話を聞かされた主人公の心の揺らぎを、彼女が生きる街の風景を捉えた繊細な映像美と共に映し出した珠玉の人間ドラマ。PFFアワード2008の入選作品。 妻に先立たれた父親が単身赴任中のため、姉と2人暮らしをしている女子高生の陽(ハル)。ある日、彼女は父親の再婚話を聞かされる。父親のためにマフラーを編み続けていた陽は、衝動的にマフラーをほどく。そのかたわらには、陽を見詰める姉の姿があった。
突然やって来た外国人との異文化コミュニケーションを軽快に描いたドラマ 監督は『くらやみ祭の小川さん』の浅野晋康。主演の服部竜三郎の演技が高評価を獲得。PFFアワード2006入選作。日本アカデミー賞ノミネートの撮影監督・月永雄太も参加。 ある日、ユウジのもとに外国人のニコルが訪ねてくる。彼は妹・ナオミの留学時代の友達で、カナダから彼女に会いに来たと言う。ユウジが外国人の来訪に困惑するなか、ナオミが帰宅。彼女はニコルとの再会を喜ぶが、ニコルは突然ナオミに愛の告白を始め…。
中学3年生の息子と初めて同居生活をすることになった中年男の物語 学生時代の恋人との間にできた子供、しかも中学3年生になって初めて一緒に暮らすという父子のぎこちなさがリアル。そんななかでもうかがえる、血縁故の絆が胸に染みる。 1人の男が車を走らせる。向かう先には、中学生になった息子がいた。彼は男が学生時代に付き合っていた恋人との間に生まれた子供で、身寄りを亡くし、血のつながった父と暮らすことになった。弾まない会話、ぎこちない素振りで、2人の同居生活が幕を開ける。
元仕事仲間の奇妙な遺書に導かれて進む、男女2人の不思議なドライブ旅 不思議な遺書の内容を追いながら、行く先々で見て、聞いて、感じたものをスタイリッシュに描いていく。音楽と映像のハーモニーが絶妙で、見ていて心地良くなってくる。 入院中の糸井から、元仕事仲間の男女2人に送られた遺書。その内容は、するべき行動を細かく指示するもので、読んだ2人には何を意味しているのか理解できなかった。結局、彼らは指示の通りに旅を始める。どこにたどりつくのかもわからないまま…。
PFFアワード第28回審査員特別賞受賞、1台のバスに乗りあわせた人々を描いたドラマ 押井守や深作健太作品に関わり、乃木坂46のMVなどの透明感のある映像で定評のある湯浅弘章が監督を務める。川井憲次が作曲した劇中のフルート曲も必聴だ。 放課後、出産間近の母親が入院する病院へ見舞いに通う少女。病院を脱走し、別れた妻に会うために道を尋ねる老人。同級生から万引きを強要される、いじめられている少年。そんな3人が同じバスに乗りあわせた、ある夏の午後の出来事を描く。
ダム開発によって父と故郷の村が沈んでしまった娘の孤独と愛を描いたドラマ 不幸な境遇によって孤独を抱える女性の愛を、児玉和土監督が日本独特のエロスも取り入れながら描写。ヒロインを務めた柳有美の憂いを帯びた表情に引き込まれる。 1週間前にためた湯船に浸かる。うがいの水量は50mL。1日に飲む水は600mL。ダム開発によって故郷を失い、ダム決壊事故で父を失ってしまった女性は水を使うたびに失われた命を思う。やがて、それは彼女の足かせとなり、体の機能まで乗っ取っていく。
PFFアワード第30回入選作品、3人の共同生活を描いたロードムービー 初対面同士の男の会話劇かと思いきや、一転して男たちが旅を繰り広げる展開が面白い。追い詰められている状況だが、なぜかのんきな空気感のギャップも良い。 食わせ者のKと人見知りのN。そんな2人が同居している家に自己中のTが参入することになった。3人はまるでボードゲームの駒のように日常空間を広げていく。しかしある日、その中の1人が突如家からいなくなり、想定外の旅を始めることになる。
水木しげるを作る女性人形作家・えりも。その制作活動に密着! 人形作家・えりもの制作活動を追ったドキュメンタリー。人形の制作風景のみならず、悩みや不安を吐露する姿などを捉え、彼女の人間的魅力に触れさせてくれる。 人形作家という特殊な職業に就いている23歳の女の子・えりも。大(Oh!)水木しげる展より、等身大の水木しげる人形の制作を依頼された彼女の日々の出来事や水木しげる本人との会話、人形の制作風景が全編彼女自身のナレーションで進行していく。
怪人と看護師VS変態ストーカー男!?謎の怪人と看護師の奇妙な交流を描いたコメディ インディーズ映画界で活躍する小林でび監督が、脚本・出演ほかを務めたデビュー作にしてPFFアワード2005入選作。怪人の奇妙な設定と看護士のとぼけたキャラが楽しい。 勤務が終わって晴れ晴れした顔で家に帰る看護師の女性が、部屋のドアの前で会ったのは血まみれの怪人。救急車を呼ぼうとする女性を振り切り、逃げようとする怪人・シニミズハカセは、女性に誘われ、なぜか家にあがることになる。すると、突然電話が鳴り…。
PFFアワード第27回審査員特別賞受賞作。虐げられた子供たちが反旗を翻す! 主演の2人の子供たちの演技が見事。特に父から異常な愛情を向けられる少年役・角田紳太朗の表情が良い。彼らを取り巻く鬱屈とした環境の描き方も異常ながらリアルだ。 東京都鹿骨に住んでいる小学5年生の唯生と幼馴染みの彩。唯生は自分に異常に執着する父親と、それに気づかないようにしている母の3人暮らし。一方、母と2人暮らしの彩は、男好きの母親から疎まれている。家に居づらい2人は、一緒にある遊びをしていて…。
娘に迫る危ない義父…。石川真吾監督が衝撃の実話をもとに描いた問題作 石川真吾監督が鉄やガラス片を食べて精神病院に入院した女性の実話をもとに描いたPFFアワード2005入選作。心の安らぎを失った少女の突き刺さるような心の叫びを描き出す。 母親が実家へ帰ってしまい、義父と2人で暮らすことになった女子高生の佐代子。その日から義父は佐代子を観察し、食事している姿を写真に撮り、変質的に佐代子を追い回すようになった。義父は佐代子に「おとうさん」と呼んでほしいなどと言い、関係を迫り…。
記憶喪失になった兄と身重の妹との関係を不可思議な感覚で描いたドラマ 『寝てるときだけ、あいしてる。』の川原康臣監督が、記憶を失くした兄とその妹を軸に、絶望を抱えて生きる人々とわずかな希望を描く。PFFアワード2005 審査員特別賞受賞。 行方不明だった兄が、ある日突然1人で暮らす妹のもとに帰って来た。だが、兄は自分がこの家に住んでいたことさえもうろ覚えで、全ての記憶が曖昧だった。さらに、覚えたことをすぐ忘れてしまう症状まである。妹は何とか兄の記憶を取り戻そうとするが…。
料理ができ上がっていく過程をテンポ良く描いたドラマティック・レシピストーリー ヒロインが音楽に合わせて踊りながらロールキャベツを作る姿が楽しい。監督は本作が初監督作となる熊谷まどか。PFFアワード2005 ベスト・エンタテインメント賞受賞。 アル中気味でダラダラと過ごしているレイコ。ある日、彼氏のヒロシが家に来ることに。料理上手なレイコは、ヒロシのために大好物のロールキャベツを作り始める。大張り切りのレイコは足りない材料を買いに出かけるが、戻って来た彼女を待っていたのは…。
危ない出会いをした3人の奇妙な交流を描いた青春ドラマ ひょんなことから行動を共にすることとなった3人それぞれが、お互いを支えとしながら心に抱えていたことと向きあい、自身の力で解決していく姿が観る者の胸を打つ。 ピッキングをして、あちこちの家に入っては盗みを繰り返している2人組の男。ある日、2人がピッキングに入った家を物色していると、その家に住む女の子がトイレで倒れているのを発見する。彼女は終わりかけのゲームのような恋に傷ついた女子大生で…。
青春は一度限り…ではない?ループする日々を生きる高校生を描く'80年代風学園ドラマ 同じことを永遠に繰り返す漫画の中の登場人物たち。そのことに気づいてしまった主人公は…。ユニークな世界観が観る者を引き込む。PFFアワード2004 企画賞、観客賞受賞。 漫画を描く4人の女子高生。漫画の主人公・しのぶは、藤原先輩に一目惚れした高校生2年生だ。しのぶは仲良しの玉ちゃんと楽しいことだらけの高校生活を満喫していた。そして春。しのぶは藤原先輩に告白できないまま、先輩は卒業してしまうはずだったが…。
廃墟のような病室に閉じ込められた2人の男女を描いたドラマ なぜ閉じ込められているのか、2人は何者なのか、などの説明は一切なく、ミステリアスな展開に引き込まれる。女の力を借りて無気力な男が心の殻を破るまでの心情に注目。 廃墟のような病室で女は目を覚ます。彼女はベッドの下に不思議なギプスを付けた男・ツブロが倒れているのを見つけてひきずり出す。女は病室のドアを開けようとするがビクともせず、助けを呼んでも返事はない。女は一生懸命外に出ようとするが…。
これは現実なのか、夢なのか。男女のカップルは曖昧な世界を彷徨う 2004年PFFアワードの審査員特別賞受賞作。美しい新緑の映像、役者が体全体を使って表現した躍動感が観る者を刺激。動揺する胸中を、浮世離れした出来事で象徴的に描出。 レストランで食事をするカップル。店を出て、これから遊園地に出かけようとしたその時、いきなり通行人に車をぶつけてしまう。しかし、2人は車を止めようともせず、そのまま走り去る。ひき逃げしたことに動揺していたのか、道に迷ってしまう。
ずっと一緒にいるために誰かを殺そう。カップルは重大な秘密を共有したはずだったが… 2003年PFFアワードで審査員特別賞を受賞。脚本・演出はさまざまな感情を喚起させるように工夫されている。ほんわかした雰囲気を漂わせつつ、どんでん返しもしっかり。 成田空港に向かう電車の乗換駅で、若い男が若い女に声をかける。「空港に元彼を見送りに行く」というその女は、自分と元彼・キクチの思い出を話し始める。引きこもりだったキクチは女と出会って外出するようになったが、女はずっと一緒にいてほしくて…。
人生で一番幸せだった時間。今感じている光は、現実なのか幻覚なのか? 湯浅弘章監督が、人生の光と影、生と死、出会いと別れ、善と悪が作り出す“流れ”を表現。せりふがなく、幻想的なものとショッキングなものの温度差でイメージを具現化。 闇の中で目を覚ます男。今、自分がいる時間や空間の境界線は曖昧だが、幼い日のある夏の記憶が鮮明に蘇り、彼の思考はそこに向かって流れていく。母が自分を置いて出て行った日、8ミリカメラを拾った彼は、近所のバレエ教室に通う少女と出会う。
なかなか理解されませんが、俺の彼女は最高です。不器用で真っすぐな愛を描くドラマ ある人にとってはどこがいいのか全くわからなくても、自分にとっては最高の恋人。その“最高”の部分を巧みに表現した佳作。PFFアワード2003 音楽賞受賞。 AV女優・なお美と同棲しているAV監督・浅野。ある日、会ったこともなかった弟(?)が現れ、一緒に暮らすことに。ひと言もしゃべらない弟だったが、なぜかなお美は気に入ったらしく、弟も彼女に心を許すように。そんななか、撮影現場である事件が起こり…。
亀渕裕監督がユニークな映像表現で少女たちの何気ない日常を描いた人間ドラマ 亀渕裕監督が自由で大胆、個性あふれる映像表現で、生き生きとした女子の魅力と感情、彼女たちの切ない物語を描き出す。PFFアワード2002で審査員特別賞と音楽賞を受賞。 幼馴染みの品川、青山、琴村、川瀬は、店長のいない貸しスタジオで一緒にアルバイトをしている。単純に仲が良いとは言えないが、同じ部分を確かめあうのでなく、違う部分を出しあう不思議な友情でつながっていた。しかし、別れは突然、やってきた。
恋する者の格好悪さと切実さという普遍を伝える玉野真一監督の短編 ストーリーでもイメージでもテーマでもなく、ある種の衝動を正直に映像化した作品。人を好きになったものの、感情や性欲をどう捉え、放出していくかをユーモラスに伝える。 街中の階段を、坂道を、ただただ転げ落ちていく男。転げ続けた先には、1人の女が立っていた(「よっちゃんロシア」)。真夏の墓地である墓石の前でエールを送る主人公。「行け行け、アキヤマ〜」と叫び続ける理由とは?(「残りもの」)。
昭和20年代を舞台に、「日本人らしさとは?」を描いたドラマ 妻の死、不思議な力を手にした息子、赤い鳥居…。オカルト作品を思わせる作りから、「日本人とは?」というテーマへと巧みにつなげていく。PFFアワード2002入選作品。 昭和20年代後半。妻を亡くし、息子に國男と暮らす杉田には悩みがあった。妻の死を機に、常識では考えられない変化が國男に起こり始めたのだ。医者に診せるが、悪いところは見つからない。医者が帰った後、杉田は見るはずのない景色を次々と目の当たりにする。
恋人を独占したいと願う女性が壊れていくさまを描いたドラマ 愛情と嫉妬の振り幅についていけず精神の均衡を失っていく女性を山下征志監督がリアルに描写。ヒロイン・かないまりこの熱演は、物語の夢と現実の境目がわからなくなる。 ファッションデザイナーのアシスタント・浦山ユキコは、留学のために語学学校に通っていた。そして、男性教師と関係を持つように。奥手なユキコだが、貧欲な“センセイ”によって心身共に変わり始める。ある日、ユキコは“センセイ”に呼び出されるが…。
お互いの中に共通する深い虚無感を見つけた男女の行き着いた場所とは? 藤川佳三監督が乾いた視線を保ちながら、ロケーションや細部の音にまでこだわり描いた人間の虚無感と絶望。死のイメージ映像が生のしたたかさを鮮やかに浮かび上がらせる。 長い道のりをさまよい歩く少女は、気づけば人気のないニュータウンにいた。そこへ、保護観察員だと名乗る男が声をかけ車に乗せる。男は団地の管理人で、乱暴目的で女性に声をかけるのを日課にしていた。男と少女はお互いの中に共通する深い虚無感を見つけ…。
治ることのない傷を心身に負った夫婦の再生を描いたヒューマンドラマ 古本恭一監督が「子供の死、失明、夫婦の危機」というシリアスなテーマを、重過ぎず、暗過ぎず、明るい応援風でもなく、誠実に多くの人の心に染みる作品に仕上げている。 タクシー運転手・島は交通事故で幼い2人の娘を奪われた。車を運転していた妻は視力を失ってしまう。妻の退院の前日、図書館の職員を名乗る男性から「本を返却してほしい」という電話が入る。島がその本を探しだすと、中から数字を羅列したメモが出てきて…。
別れた恋人との関係を見詰め直そうと、1本の映画制作に乗り出した男を描くドラマ 監督は『恋するけだもの』の白石晃士と近藤太。恋愛をテーマにしていると見せながら、真実を追究する意味と残酷さを巧妙に描く。PFFアワード1999準グランプリ受賞作。 映画監督を志す町田は、新品のビデオカメラを回しながら恋人の夕希子がいるかもしれない見知らぬ男の部屋へ向かう。結局2人は別れてしまうが、大本の原因は自分にあったのではないかと考えた町田は、2人の関係を見詰め直すべく1本の映画を作ろうとする。