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専門学校生・福田さんと友人にまつわる日常のエピソードを綴るオムニバス 監督の福田さんに対する強い興味と信頼により制作されたオムニバス。“世界は監督の目を通すとどう見えるか”ではなく、“福田さんの目を通すとこう見える”を提示する。 岐阜県にあるマルチメディア専門学校2年生の福田さんは、ほんわかとした雰囲気と良いセンスと思いやりの持ち主。福田さんのもとに実家から蟹が届き、友達を呼んで蟹鍋をすることに(「日曜日」)。福田さんが友達の大事な茶碗を割ってしまう(「かけら」)。
近くて遠い人と人とのコミュニケーションを題材にしたヒューマンドラマ “超能力らしきもの”で出会った3人が離れた場所で会話するシーンは絶妙。それぞれのキャラクターと共に、空間の距離と時間の同時性が見事に伝わってくる。 冬の午後、クミは冗談半分である実験を遂行する。“離れていても特定の人の声が聞こえる超能力らしきもの”を自身が持っているようなので、仲間を探そうと思いついたのだ。すると、サツキとミノルという2人の男がやってきて、3人はその秘密を楽しむが…。
築50年のハイツムコリッタで暮らし始めた孤独な青年・山田。 底抜けに明るい住人たちに出会い、ささやかな幸せに包まれていく。 山田(松山ケンイチ)は、北陸の小さな街で、小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳。そして、お米が買える給料日を心から待ち望んでいた。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。 できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡秀隆)といった、なぜだかハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまい…。一緒にご飯を食べたり、笑ったり、そんな楽しい日々の中、ある日山田が北陸の町にやってきた「秘密」を住人たちに知られてしまい?。
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パパ活の取材を敢行した男が「本当のパパ」に喝を入れられるドラマ パパ活をきっかけに始まる、おじさん同士の奇妙なデートを描いている。松本花奈監督により、杉山ひこひこ、森啓一朗のおじさんコンビが魅力的に映し出されている。 ある日、売れない脚本家・倉本のもとにオリジナルのネットドラマの仕事が舞い込む。その題材はパパ活だという。どうにかこのチャンスを掴むべく、ひとまず取材の一環として倉本はパパ活アプリに登録する。そして、そのアプリで女子大生と知りあうが…。
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街角の奇妙なシチュエーションの中華食堂を舞台にしたホラードラマ 食堂の店主が赤ちゃんを抱えているというユニークなビジュアルが興味をそそる。一見コントのような笑える作品と思いきや…という展開を秘めた“赤ちゃんホラー”に注目だ。 ある食堂に入った1人の男。そこでは元気の良い店主が1人で切り盛りしていた。その店主は生まれたばかりの赤ちゃんを抱きながら仕事にいそしんでいた。お腹が空いて早く食事を食べたい男と、泣きわめく赤ちゃんに苦労させられる店主だったが…。
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時を越えた男がたどりついたのは?未来を孤独に生きる男を描いた短編SF 人類滅亡後の世界を舞台にしているがそのロケーションが見事で雰囲気たっぷり。1人で生存者を探す男とAIのやり取りが面白く、佐古真弓のAIの声も非常にマッチしている。 人類史上初の時間旅行に旅立った男。時を越えた彼がたどりついたのは、人類が滅亡した後の地球だった。それ以来、男は毎日人類の生き残りを探し歩くが見つからない。そんな男の孤独を埋めてくれるのは、人工知能が搭載された1台の機械だったが…。
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人形アニメーション作家・飯塚貴士が監督を務める、動物たちの紙人形劇 かわいらしい紙人形で脱力感満載の会話劇を描く。シュールな絵を彩るバウムアンドクーヘンの役者陣による語りと、監督が務める聞き手役の掛けあいが面白い。 大切なことは人それぞれ。そうあって良いはずなのに、そうはさせてくれないような世界に住む生き物たちが送る人生のこぼれ話。休み、遊び、仕事の、あなただけのトリニティを見つけて元気を取り戻し、現代社会を乗り越えていく時は今だ。
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入社面接は、会社と就活生のだましあい?面接に臨んだ男女の行方とは… 監督の船曳真珠は、ブラック企業が滅びるといいなあ、でもその前に人類が滅びちゃうかもなあと考えながら作ったという。誰もが経験する入社面接をシニカルに描出。 夏、とある男女が就活にいそしんでいた。暑くても我慢してリクルートスーツを羽織り、面接会場にやってくる。面接室に通されると、やる気のなさそうな面接官が鎮座していた。聞かれたことにはシミュレーションしたとおりに答えていくのだが…。
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おばあちゃんが入っているこたつにみんなが集まってきて団らんが始まる 本広克行が演出した舞台「FABRICA」の脚本を手掛けた高井浩子が監督。オーソドックスな物語を大胆な演出で紡ぐ意気込みを評価されている。高井映画常連の山崎美貴が出演。 こたつにあたって毎日英会話の勉強をしているおばあちゃん。何と、来年の春にニューヨークに行くつもりらしい。暖かいから入りなよ。そんなおばあちゃんの気持ちに寄り添うように、家族たちが集まってくる。こたつを囲んだ、冬の家族の物語がここにある。
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カルト宗教信者の元ソープ嬢ゲットのため、3人の男たちが死闘を繰り広げる 元ソープ嬢で、今は熱心なカルト宗教信者の女を主人公に、彼女の愛を勝ち取ろうと必死になる3人の男たち。彼女の一番大事なものは何なのか、必死になる姿に注目。 元ソープ嬢で、今は熱心なカルト宗教信者の女を好きになった3人の男たち。何とか彼女の気を引こうと、3人は彼女の一番大事なものは何かを探ろうとする。果たして、愛?金?それとも神か?3人は彼女の愛を勝ち取るために、死闘を繰り広げるが…。
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「ぱ」しかしゃべれなくなった妻と「ま」しかしゃべれなくなった夫の物語 『トラさん 僕が猫になったワケ』の筧昌也監督作品。なぜかよだれかけ×赤ちゃん言葉しか話せなくなっていた夫と妻。よだれかけ姿の2人のやり取りが何ともシュール。 二日酔いで起きた夫。すると、彼の首から不思議な「よだれかけ」がかかっていた。そして、何なぜか「ま」しか言葉が出ないことに気づく。やがて、妻も「ぱ」しか話せなくなっていた。平均的な家庭を築いてきた夫婦に今必要なものとは何なのか…?
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トランシーバーを通じて旧友と再会した2人の男の会話とは? 『南瓜とマヨネーズ』の冨永監督が描くシュールな世界。撮影現場で紛失したトランシーバーを発端に、奇妙なストーリーが展開していく。小気味良い音楽と役者の演技に注目。 とある映画の撮影現場。部下がトランシーバーを紛失し、沖合の岩礁を捜索していた2人の男。そんななか、落としたはずのトランシーバーから返信が…。それは、プロデューサーの旧友の声だった。トランシーバー越しに因縁の再会をした2人は会話をするが…。
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あの丘には「何か」がいる…。どす黒い感情が良からぬものを呼び寄せる短編ホラー 『女優霊』や『リング』などの脚本で知られる高橋洋の監督作。タイトルとなっている丘や金網、水滴などを観念的に恐怖に結びつける、まさにジャパニーズホラーだ。 理沙は幼い頃から魅入られているものがある。それは自宅から臨むことができる、奇妙な丘。彼女は丘に魅了されるあまり、異界との交感を試みた。一方、姉のかおりは、理沙の夫と共謀して妹を毒殺。だが夫は罪悪感にさいなまれ、理沙を蘇らせようとするが…。
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内田伸輝監督、家庭内で繰り広げられる暴力を描いたドラマ 夫からの暴力というプレッシャーに支配される妻の姿を生々しく描出。その緊迫感と家という檻に閉じ込められた妻の閉塞感に息が詰まりそうになること必至だ。 愉歌子は夫である勝にしつけをされていた。小さなことで愉歌子を責め、彼女の人格まで否定する勝。そして、愉歌子に対する減点が3つまで加算された時、しつけという名の体罰が始まる。夫からの暴力に服従せざるを得ない愉歌子だったが…。
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同じ女性を好きになってしまった2人の男を描いたショートドラマ バッティングセンターを舞台に気まずい関係に陥ってしまった2人の男の姿を描いている。何ともいえない空気感の中で繰り広げられる滑稽なやり取りに思わず笑ってしまう。 会社帰り、バッティングセンターで憂さ晴らしをする同僚の井上と坂下。そんななか、2人の同僚でもある女性社員・谷口と結婚することを井上は告白する。井上は坂下が谷口を好きだと知っていて、そんな彼女と結婚することに罪悪感を抱いていた。
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土曜日の午後。2人の教師と援交女子高生とその父、気まずい四者面談が始まる… 『泣く子はいねぇが』の新鋭・佐藤快磨監督による短編映画。青年団の永井秀樹やナイロン 100°Cの眼鏡太郎ら演劇畑の実力派が出演。後味の良いラストシーンが秀逸だ。 土曜日の午後。女子高生・亜美の援助交際が発覚。教師である佐々木と小林は亜美の自宅を訪れ、父・明広も同席する四者面談が始まる。教師に詰められるも挑発的な姿勢を崩さない亜美。頼りなさげな父は取り乱し、ついに亜美は家を飛びだして…。
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あの女性は俺に好意を持っているに違いない!そして男は暴走していく… 気になっている女性からの何気ないひと言が男を勘違いさせさせることはよくある話で、これは決して他人事ではない。突っ走る男を女が振り回す様子が、おかしくも痛々しい。 映像制作会社で働く拓海は、会社の同僚の葵のことがずっと好きなのだが、なかなか想いを伝えられないでいた。一方の葵は、拓也の仕事ぶりを少し頼りないと感じていた。ある徹夜明け、拓海と葵は同じ電車に乗り合わせる。2人は何気ない会話を続け…。
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かつて恋人同士だった2人の女性が再会し同じ時間を過ごそうとする一日を描いたドラマ 監督は映画のほか映像ディレクター、脚本家として活躍する加藤綾佳。『おんなのこきらい』で“かわいい”という名の毒を表現した監督が、女同士の切ないひと時を描く。 かつて同じ時間を一緒に過ごしていたあきとなつめ。ある日、結婚が決まったあきは、最後になつめに会うことにする。再会し、かつてのように2人きりの時間を楽しんでいたあきとなつめ。すると突然、あきはなつめにある提案を持ちかける…。
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男女の奇妙な動作が見えるあなたは、すでに呪われている!? サニーデイ・サービスのミュージックビデオなどを手掛ける川原康臣がメガホンを取っている。日常の異変を切り取った本作は、iPhoneで撮影する斬新な方法で作り上げた。 沼池さんの行く先々ではなぜか「男と女」が現れる。そして、沼池さんは、男女の奇妙な動作を目撃することに。なぜ、目の前でそんなことが起こっているのか、沼池さんは全く理解できない。一見普通に見える沼池さんだが、実は呪われているのだった。
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若い女の恋人を若い男に奪われた中年男を描いたドラマ 監督は『レトロの愛情』を代表作に持つ岡太地。年の差カップルと若い男の間で巻き起こる三角関係は緊迫感がありながらどこかシュール。予想外の展開はインパクト大。 年の離れたカップルのもとに、女を奪おうと若い男がやってきた。いい雰囲気でイチャつきだす女と若い男。それとは対照的に、女を奪われた中年男はイチャつく2人をただ黙って眺めるばかり。だが突然、中年男が2人に対して驚きの行動を起こす。
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お茶の先生の命日に巻き起こる、ある茶室の一幕を描いたドラマ 監督は『青天を衝け』など数々のドラマ制作に携わる副岡利武。侘び・寂びの世界で茶道をたしなむ人たちが、先生の命日に騒々しく巻き起こすドタバタ劇がユーモラス。 お茶の先生の命日に集まった3人の生徒たちを、先生のたった1人のばか息子が応対していた。だが、彼には自分に都合が悪くなると気絶するという特異体質があり、生徒を迎えたプレッシャーから気絶してしまう。さらには、生徒たちまでもめだしてしまい…。
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洗濯物が風で飛ばされたことから、関係が壊れていくカップルを描いたドラマ 『お城が見える』の小出豊監督が、ちょっとした勘違いとすれ違いから生じるカップルの破局を描いたショートストーリー。出演は『ナニカの断片』の高木公佑、照井健仁。 マンションで同棲生活を送るタクと西。2人は、ひょんなことからあるコトバが原因となり、ギクシャクしていた。そんななか、西は風に飛ばされた洗濯物を取りに部屋を出る。しかし、タクはそのことに気づかずに鍵をかけて外出してしまい…。
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母親を見送った葬式の日の夜。思い起こすのは、大切な記憶と感謝の念ばかり… 前触れもなく訪れた母親の死。現実を受け入れられない息子の、思い出をリフレインするごとにその死を受け入れていく姿が胸をつく。感謝の気持ちにたどりつく展開も感動的。 母親が急に亡くなった。つつがなく葬式を終えた准は、兄である紘一の車で自宅へと帰ってくる。彼は東京のワンルームで母を想う。頭に浮かんでくるのは、真夜中の煙草、テレビ、贈り物…。断片的なものばかりだけれど、どれも大切な記憶だった。
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監督不在の映画撮影クルー。切羽詰まった状況で、助監督がひねり出した答えとは… 撮影が始まろうというのにドタバタが勃発。スタッフたちが助監督に身勝手な要求をつきつけ、助監督が場当たり的に対応していくなか、ありえない事態に陥ってしまう。 映画を撮影すべく、その日の朝、スタッフとキャストがロケ地に集まってきた。だがいつまでたっても監督が姿を見せない。いら立つ空気のなか、出演女優がトイレに行きたいと言い出す。マネージャーが助監督にトイレの場所を訪ねてそこへ行ってみるが…。
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愛は、なぜいつも逃げ去っていくのか。3人の男女が三者三様の愛を語りあう短編映画 まるで演劇のような画面作り、芝居がかったせりふ、思い切ったカット割りが不思議な緩急を見せる。それぞれの主張をくみ取りながら、互いの関係性を連想するのも面白い。 3人の男女が愛について討論をする。男嫌いと噂されるが、同性への愛も否定する女。同性を愛することで自らの存在意義を見いだす女。愛の言葉をささやき、女にすがり、女を救おうとする男。それぞれが思う愛について、どうにか言葉を紡ぎ、形にしようとする。
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『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が日常に現れる“ナニカ”を描いた短編映画 上田慎一郎監督が「バウムちゃんねる映画祭SEASON1」上映作品として製作した短編オムニバス。日常生活の中で、突如として現れる奇妙な出来事に不思議と惹きつけられる。 日常生活の中で「アレは一体何だったんだろう…?」と思わせる不確かな“ナニカ”が描かれる。謎のサングラス集団を描いた「サングラス」、不思議なカップルの喧嘩を映し出す「炊飯器」、サラリーマンの気になる会話劇「ガゼルがパインツ」の3編を収録。
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愛情に飢えるが故に切実に生きざるを得なかった、ある男の受難 主演・廣末哲万の迫力の演技は必見。周囲と自身の問題の間に存在する隔絶やずれにいら立ち、迷いや不安を重ねていく主人公の変化に不穏さを感じずにいられない。 都会で生きることに見切りをつけ、実家に帰ってきた小島。新たな自分の生きる道を模索するも、答えはなかなか見つからない。その不満は自分を理解しない母親に向けられるようになった。そして外の世界との接触を遮断し、自己の殻にこもり始めるのだが…。
檀れいVS国仲涼子!2大女優が激突する壮絶嫉妬バトルが勃発! 1971年の傑作サスペンス映画を大胆なアレンジを加えてドラマ化。愛人に夫を奪われた妻と、夫と心中した末に生き残った愛人が、女のプライドを懸けた心理戦を繰り広げる。 野口姿津花は広告代理店に勤める夫・高史と結婚10年目の主婦。小さなすれ違いはあるものの、ささやかな幸せを守ることだけを考えて暮らしてきた。ところがある日、大阪に出張しているはずの高史が箱根の旅館で死亡したという知らせが入り…。
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明治、大正、昭和と、日本の近代化を推し進めた2人の男の志をたどる 時代を超えて富を継承し、その時代の発展に貢献し、社会へ還元するため尽力した三井八郎右衞門高棟と団琢磨。日本を思いやる志が大事業の成功へと導いた彼らの足跡を追う。 三井総領家第十三代当主・三井八郎右衛門高棟と彼を支えた団琢磨は、次々と大事業を成功させ、利益は惜しみなく国への献金や慈善事業に注ぎ、貧しい患者からは治療費を取らない三井慈善病院をも開院させた。だがそれは、不況が命を狙う過激な思想集団を生む。
性同一性障害に悩む高校生が、未来へ向け、自分の道を切り開いていくドラマ 監督の飯塚花笑がセクシャルマイノリティの現実に真正面から向きあった自伝ともいえるデビュー作。PFFアワード2011で審査員特別賞をはじめ、海外でも高評価を獲得。 性同一性障害の高校生・優。男として生きられないことに苦しむ優にとって、思いを寄せる真澄との手紙のやり取りは救いだった。だが、それをクラスメイトに読まれてしまう。嫌がらせを受けるようになった優は、女の自分を恨みながらも現実に向きあおうとする。
高校生の夏。ふとした思いつきが、取り返しのつかない事態を招いてしまう… 永野義弘監督が神戸芸術工科大学の卒業制作として撮影した作品。不穏な熱気が作中を冒し、登場人物たちを思わぬ行動にかき立てていく展開は緊張感たっぷりで目が離せない。 晃とカズは福岡県の高校2年生。口には出さないが、晃にとって不良性を持つカズは憧れの存在だった。カズには敵わないと思う晃は、自分より見劣りする存在を仲間に入れようとして、立花に目をつける。だが立花はストーカーでひったくりという危険人物だった。
友達以上恋人未満のような関係の高校生を描いた青春ラブストーリー 高校生の男女に流れる微妙で繊細な空気の描写、少しずつ近づく2人の距離など、勝又悠監督の計算し尽くされた演出がさえ渡る。前川桃子、宮野光輝の初々しい演技にも注目。 高校生のアズキと林。アズキは林に想いを寄せるが、林は彼女の想いに“気がつかないふり”をすることで、2人の微妙な関係は成立している。ある日、2人は学校をさぼって海を見にいく。覚悟を決めたアズキは林に告白する。林の反応はいつもの通りだったが…。
常軌を逸した女の復讐劇。だがその狂気の行動が、やがてブラックな笑いへと転化する 復讐に捕らわれた女性の行動は、実際に起こったらと想像すると身震いする。その一方で、視野狭窄故の滑稽さと、予想外の展開が呼び込む結末に笑いが込み上げてくる。 自殺した弟のために復讐しようとする女。弟が想いを寄せていた女とその交際相手の仲をこじらせるため、彼女は窃盗、器物破損。手紙偽造など、常軌を逸した行動を取る。今日も彼女は郵便局員のバイクを待ち、ポストやバイクの荷台から手紙を奪うのだが…。
気鋭の女性監督・天野千尋が手掛け、PFF入選を果たした中編ドラマ ネガティブな環境で育った女性が、自分を変えようと一歩を踏み出す姿を映し出す。母と娘の関係性を、女性ならではの洞察が光る見事な切り口で描いた作品だ。 左胸に人には言えない大きなあざがある女性・道子。彼女の母はそれを不幸の象徴だと考えていた。そんな母のネガティブな考えのもと育った道子は、女の子としての普通の幸せを手に入れるため、母親、コンプレックス、そして自分の血と向きあう。
世界の片隅でひっそりと湧いた、日常を少しだけ狂わせて、過ぎ去っていくだけの恋 庭月野議啓監督による、イチゴジャムのなまめかしい深紅の艶と女子大生の官能的妄想が甘くねっとり絡みあう描写は秀逸。ヒロインを務めた大木望の妄想ぶりにも注目。 ひとり暮らしの学生・枝里子の日課は、実家から届くイチゴでジャムを作ること。ある日、クラスメイトの遠藤にジャムをお裾分けした枝里子は、ジャムを指ですくって舐める遠藤の仕草に、ある種の衝動を覚える。以来、イチゴジャムは特別な感情に結びつき…。
不器用に生きる人々の絆と喪失、そして希望を描いたドラマ 東京造形大学絵画科に在学していた阿部綾織監督と高橋那月監督による共作。絶望のはざまに光を見いだすヒロインの強さが神々しい。PFFアワード2010審査員特別賞受賞。 友人の家に転がり込み、東京での生活を始めたハルヲ。雀荘「萩」で働くことになった彼女は、萩のオーナーで元カメラマンのマグチと出会う。マグチは重度の視覚障害を持っていた。ある日、マグチの愛人・アサコが現れ、ハルヲはその美しさに目を奪われる。
何をやっても駄目な青年が変化していく姿を描いたドラマ 不器用で独善的で嫌悪感をあおる強烈なキャラクターの主人公役を務める益田信弥の演技が好評。プライドだけは高い青年が成長できるのか、その行く末に注目だ。 就活のために上京し、寿司屋でアルバイトをしている山田君。電話番もできないくらい仕事ができないくせに無駄に自意識が高い彼は、OLの涼子に恋していた。田舎出身でサラリーマンに憧れる山田君は、そのコンプレックスから他者を攻撃し…。
姉を好き過ぎる弟の執着とは…。異様な緊張が継続するある家族の愛の姿 姉への異常な執着を持つ主人公を通し、日本社会の縮図ともいえる病んだ家族の姿を綴る。現代人特有の“見捨てられる不安”をスリリングに、ドキュメンタリータッチで描く。 自分の姉のことが大好きな26歳の弟・純。ある日、姉が結婚することになり、姉への異常な執着のあまり、ショックを受ける彼は、悲しみと見捨てられる不安のあまり、あろうことか走りだす母親の車と自分の首をロープでつなぎ、自殺を企てる。
夢と妄想を糧にして日々を生きる青年に起きた思わぬ騒動を描くコメディドラマ 妄想を支えに夢を追う青年が、厳しい現実を前にしてさらに妄想をこじらせていくさまが面白い。現実世界を生きる人の胸の内で、突飛でシニカルな展開がさく裂する。 親のすねをかじって暮らす空想癖のある青年。ある日突然、親の庇護を解かれてホームレスになってしまった。厳しい現実に直面した彼は、さらに空想を加速させて日常を過ごすようになる。だが次第に、青年の現実を脅かす事態が起こり始めて…。
第31回PFFアワード入選作品。少女の成長を描いた思春期ドラマ 難しい年頃の少女の心の機微を細やかに描いている。カメラが透明感まで切り抜いたかのような絵作りに注目。また、母親世代の女性の心にも間違いなく刺さる作品だ。 朝、母が仕事のために家を出て、夜にやっと帰ってくる。そして、台所に立つ母の背中に、娘はその日一日の話をする。ある夏の休日、寝ても寝ても寝足りなくて、ひたすらに眠る少女。そんな彼女がふとしたことから母の背中の大きさに気づく。
交錯する被害者と加害者、人間のどす黒い暗部を炙りだした衝撃作 PFFアワード2009入選、東京学生映画祭グランプリなど、高い評価を得た短編映画。監督は乃木坂46などのMVを手掛ける頃安祐良。原作・脚本はelePHANTMoonのマキタカズオミ。 かつて被害を受けた男が、客となって加害者が働く小さな飲食店を訪れる。理不尽な報復を開始した被害者は怒りを爆発させ、いつしか被害者は加害者になってしまう。被害者と加害者が逆転する不条理な状況は、やがて予想だにしない結末へと向かっていく。
さえない廃品回収の日々を送る男に恋の光が差した時… 監督は、短編『隕石とインポテンツ』がカンヌ映画祭・短編コンペティション部門に選出された佐々木想。脇の脇まで巧演者を揃えた力作で、確かなドラマ演出力も印象的。 さえない廃品回収業務の毎日を送っていた青年が、ある日ささやかな恋心を抱くようになった。一方、青年の周りには、世間的に負け組と思われる人々がうごめいていた。身寄りもなく亡くなっていく人さえいる。そんななか、青年は一縷の望みを胸に走りだす。
愛しい人との別れから始まる喪失の痛みや辛さを静かに綴る感動作 2008年PFFアワードに入選した岩永洋監督作。大切な人との時間は、亡くなった後もずっと続いていく。耐えがたい喪失の痛みを引き出すことを静かに綴っている。 日々の暮らしの中に亡き夫の存在を確かに感じる老婆。葬式を終え、身内や親族も帰ってしまった時から始まる1人の時間。それは、手足を失ってもその存在と痛みを感じる現象に似て、夫の存在感が彼女を支える。それはまた、耐えがたい喪失の痛みをも引き出す。
消費しまくり男とリサイクル男、対照的な2人の若者のガチンコバトルの行方は… 環境問題をテーマに、コミカルかつ娯楽性に富んだ物語が展開する。監督の1人・角田裕秋は現在ライフスタイル角田名義でギャグ漫画家としても活躍している。 地球温暖化なんてどこ吹く風。贅沢三昧で物を消費し続ける若者と、彼が放置するゴミ袋の中から、コーヒーの染みだらけのTシャツから食べかけのトーストまで、こまめに分別収集を続けるもう1人の若者。やがて、2人は真っ向から勝負をすることに。
小さな過ちをきっかけに、黄色い恐怖から追われる男を描いたサスペンスホラー ありふれた日常が一変し、問答無用で襲いかかる脅威の描写がすこぶるスリリング。ささいなきっかけが生み出す理不尽な恐怖展開は、現実でも起こりそうで身震いする。 路上で酔い潰れた女性を介抱した童貞男。彼女のアパートまで送っていくが、出来心でキスをしてしまう。さらに続きを、というところで突如、黄色い靴下の男が現れ、隙を見てその場を逃げだした。だがそれ以来、男は不穏な影につきまとわれるようになる。
将来に希望を見いだせない学生たちの不安と葛藤を真摯に捉えたドラマ 『兄友』の中島良が監督。学生たちが今の自分から脱却しようともがくほど社会とのゆがみの中で身動きが取れなくなる皮肉を描く。PFFアワード2007審査員特別賞受賞作。 虚無感にさいなまれた女子高生。そんな彼女の家庭教師をしながら、就活と仲間との「危険な遊び」から逃れられない大学生。そして、同級生いじめにも閉口しながら満たされない日々を過ごす高校生。絶望の極みに達しようとしたその時、彼らが選んだ行動とは…。
肺炎で入院することになったフリーターの男を描いたヒューマンドラマ 「残された時間はわずかしかない」と思い込むナルシスティックな主人公のキャラクターが観る者の心を掴んで離さない。主演も務めた井上真行監督の独特の世界観に注目。 世間は正月だというのに、肺炎で入院することになった25歳の青年。医師は即入院だと宣告し、彼は肺ガンなのではないかと疑い始める。その疑心はやがてピークに達し、自作の詩に興味を示した女子高生も彼の憂鬱な人生観に変化を来すまでには至らず…。
子供を持てば変われると信じ、暴走するヒロインの激情とゆがみを描いた問題作 思い立ったらなりふり構わず猛進する強烈なヒロインの姿を通して、きれいごとでは片付けられない人間の本能を鋭く描いた問題作。PFFアワード2007準グランプリ受賞作。 足が少し悪い美咲は、物事全てに納得がいかず、職場で注意されても足のせいにするばかり。友人が子供を産んで変わったと言うと、美咲は男友達全員に声をかけ、インターネットで相手を急募。勢いの止まらない彼女に、周囲はただただあぜんとするばかりで…。
「この世に生を受けることは幸せか?」という人間の本質的なテーマを問いかけるドラマ 臨月の少女とその母親が人目を避けて暮らす様子に、少年が見てはいけないものをのぞくように引きつけられていくさまがミステリアス。PFFアワード2007審査員特別賞受賞作。 雛がかえる。新しい生命の誕生。この祝福すべき出来事に、クラスの中で彼だけが納得できずにいた。彼はある日、廃屋の中でお腹の膨れた少女を発見する。むせかえるような暑さの中、彼女は脅えるように母にすがり、人目を避けひっそりと暮らしていたが…。
結婚を約束した女性が逃れられない淫欲のおきてに奪われるエロスドラマ 当時、圧倒的な透明感を放っていたセクシー女優・一之瀬すずが、伝統を守るために陵辱支配される女性を熱演。清らかな女性が汚されていく展開に思わず息をのむ。 結婚を前提に交際している恋人がいる一ノ瀬すず。幸せな日々を暮らしていたが、亡くなった両親が決めたという婚約者が上京してきて、村のしきたりで一ノ瀬家の娘は嫁ぎ先が定められているという。そして、抵抗するすずの華奢な体を力ずくで汚していき…。
互いの寂しさを埋めるようにむさぼりあう男女を描いたエロスドラマ 当時、抜群のプロポーションと美巨乳、ほかの人には醸し出せない妖艶さで人気を博していたセクシー女優・篠田あゆみが、無気力で自堕落なヒロインの愛と欲望を見事に体現。 無気力で怠惰に暮らす麻里。新聞勧誘の営業をしている創平は、1度断られている麻里の部屋を訪ねる。下着姿の麻里に欲情した創平は彼女を押し倒し、荒々しく襲いかかる。その日から創平は麻里の部屋に住みつき、欲望の赴くままにお互いをむさぼりあうが…。
悠斗と青山、結ばれたかに見えた2人は…。向理来主演による本格BL映画の第2弾 ピンク映画を中心に活躍する鬼才・山内大輔監督が手掛けた過激で生々しい男たちの愛憎劇。映画初出演のメンズポールダンサー・CIMAが見事な肉体美を披露する。 数多くの障害を乗り越えて結ばれた悠斗と青山だが、ある日青山は姿を消した。そんな悠斗の前に、青山の全てを知るという男・柴原が現れる。一方、悠斗のライバル・聖夜は、裏組織に追われた恋人・矢崎をかくまいながら、復讐の機会をうかがっていた…。
マイノリティな性に翻弄される美しき男たちの切なくも残酷な愛を描くBL映画第3弾 主演は女性向け映像作品で高い人気を誇る向理来。見事な肉体美と華麗なポールダンステクニックを持つCIMAが共演。山内大輔監督が刹那の快楽に溺れる男たちを巧みに演出。 柴原から任された店で流花が客を殺してしまい、悠斗と流花は身を隠すことに。そんな時ではあったが、2人だけの時間を過ごすこととなり、2人の関係はより深いものへとなっていく。そこで流花も悠斗と同じように青山と交換日記をしていたことを知る。
ヒロインと亡くなった恋人が織りなす異色のラブロマンスホラー 『きみはなにも悪くないよ』の岡元雄作監督が、亡き母を追悼すべく紡ぎ出した感動作。ヒロインと亡き恋人の霊の同棲生活を通して、死者との向きあい方を描いている。 恋人の光希をトラックの運転事故で亡くした美優。悲しみに暮れるなか、周囲で奇怪な現象が起き始め、やがて同僚が殺害される事件が発生。連続する死を案じ先輩の小西に相談した彼女は、次第に小西に惹かれるように。だがある日、突如、光希が姿を現し…。
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戦後、身を売って生き抜いていく娼婦たちを描いたエロスドラマ 北条麻妃に加えて、川上ゆうの共演で愛憎渦巻く物語を描く。作中で女の中のボスたる威厳と、娼婦としての色気の両方を放つ、北条麻紀の存在感が素晴らしい。 戦後の復興期。郊外にあるプレハブ小屋では娼婦たちが肩を寄せあって生きていた。訳ありで連れてこられた新入り・ゆうは、その美しさからたちまち人気を手に入れていく。そして、女たちを取り仕切るボス・マキのパトロンさえもとりこにしていく。
流れる川、燃える炎、波打つ海…。さまざまな動きと色彩が美しさを生み出す短編作品 4年にわたって撮影された「水」と「火」に関する映像で構成されたショートフィルム。美しさと力強さが交わることで生まれるコントラストに、魅了されずにはいられない。 「水」と「火」。対なるものでありながら、共に形に捕らわれない美しさや力強さにあふれている。静かに水が流れる川、踊るように燃え立つ炎、潮の満ち引きで揺れる海など…。目の前に広がるそれらが、見る人の心に、言葉にできない感情をわき立たせる。
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家庭教師が家を訪れるようになったことで少女の心に変化が生じていくさまを描くドラマ 新潟を舞台にした自主映画の制作・上映を手掛ける市民団体「にいがた映画塾」が制作。長岡インディーズムービーコンペティション2020で準グランプリを受賞。 父が亡くなって以降、一家の家事と祖母の介護を担ってきた17歳の彩香。唯一心を許せるのは同級生の親友・愛だけだった。そんななか、妹に勉強を教えるため大学院生の家庭教師が家を訪れるようになる。度々顔を合わせるうち、次第に彩香の心が揺れ始め…。
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ゲイの青年の淡い恋心が、戦争といううねりにかき消されていくさまを描いた青春ドラマ 監督は、『老ナルキソス』でゲイ老人の苦悩を描き、国内外の映画祭で高い評価を受けた東海林毅。長岡インディーズムービーコンペティション2020で監督賞を受賞。 1944年、第二次世界大戦末期の福岡。戦況が敗北必至となり、追い詰められた日本軍はついに学生たちを戦場へ送ることを決断。そんななか、徴兵検査の帰り道、ゲイであることを隠している寛二は、翌朝前線へと旅立つ友人に想いを告げるべきか苦悩する。
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ある日、ある女性が迎えるいくつかの別れを描いたショートドラマ 別れをテーマにした物語だが、全体に漂う緩い雰囲気のおかげで気を張らずに観ることができる。偶然が重なったことで導かれていく最後の結末は、重くのしかかってくる。 女性同士のカップル・ルカとナギ。ある日、ルカの部屋から恋人のナギが去ろうとしていた。そんな矢先、ルカの兄が悲しい知らせを持って訪れる。だがルカにとって、その日の別れはそれだけではなかった。彼女の心をえぐるように、さらなる別れが訪れ…。
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「平成」から「令和」へ、変わりゆく時代のはざなにたゆたう人々を描いたドラマ 2019年5月1日、日本の元号は「令和」となったが、時代が変わっても人々の抱える問題は変わらない。大小の悩みや希望を持つ登場人物たちを通して、人々の「今」を描く。 葛城航は妻と離婚し、川のある地元に帰ってきた。そこには妻子に逃げられた弟の湊がいた。その日、川には行方不明の夫の姿を捜す平成子、不倫関係にある梶修平と朝倉麦、暇を持て余す役者の昭本和夫と明石治らもいた。彼らが一堂に会した時、事件は発生する。
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ある夫婦の日常を通して綴る、“保活”=保育園活動に悩み苦しむ夫婦へ向けた応援歌 社会問題になるほどの切実さを持つ“保活”をテーマにした短編作品。娘への愛情を描写しつつ、その裏にある子育ての苦悩や夫婦の問題をシリアスに織り込んでいる。 葉菜は1歳の娘がいる育活中の妻。0歳児の時点で保育園に入れることができず、来年の入園を目指しているが、夫の勇輔はあまり協力的ではない。娘に対する想いや教育方針など、いろいろなものが食い違い、保活によって夫婦の関係が悪化していく。
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ハッピーバースデーの電話が紡ぐ不思議な出会いと人間ドラマを描いた短編映画 他人の誕生日を祝い続けていた無私の男が、自分自身の人生を顧みて葛藤する。奇妙な出会いを経て、自分の世界の主人公として生まれ変わろうとする心の変化が印象的。 河川敷でテント暮らしを余儀なくされているスズキ。そんな彼の日課は、誕生日を迎える友人や知人に祝福の電話をかけること。ある時、小説家志望の女が現れて、スズキを主人公にして物語を書くと告げる。こうして2人の奇妙な交流が始まったのだが…。
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奇妙なヘルメットをめぐり、謎の男と町の人々が交流するさまを描くヒューマンドラマ 『うさぎドロップ』のSABU監督の14作目となる長編映画。かぶると人生で最も幸福な瞬間を思い出せるヘルメットをめぐり、人々が交流する姿を描く。主演は永瀬正敏。 若者が都会に出て行き、活気を失った地方の町に、奇妙なヘルメットを持った神崎が現れた。ヘルメットの力で町は活気づき、町長は神崎に町にとどまり町を活性化するよう依頼。だが、神崎には謎めいた過去があり、誰も彼が町に来た本当の理由を知らなかった…。
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初秋。祖母と暮らす淳のナンハ゜塾に、友達に連れられた圭太か゛やってくる。愚直て゛相手の気持ちに鈍感て゛、女性とうまくコミュニケーションか゛とれない圭太は、花火大会のホ゜スター貼りのハ゛イトて゛出会った絵美に一目惚れする。ナンハ゜塾を終えて帰宅した淳は、ゆきのようすか゛おかしいことに気つ゛く。淳のことを認識て゛きないのた゛。一方、大学卒業後も就職することか゛て゛きす゛、ハ゛イト生活に追われていた楓は、高校の同級生、庸子と街て゛再会する。キャリアウーマンとして活躍する庸子に気後れしてしまった楓は、思わす゛漫画家になる夢を叶えたと嘘をついてしまう。さらに同し゛頃、女子高生の理恵は親友のかおりに頼まれこ゛とをしていた。それは登下校て゛見かけた他校の達也との関係を取り持ってほしいというものた゛った。ほのかに恋心を抱いているかおりのため、戸惑いなか゛らも理恵は達也のことを調へ゛始める。父親を亡くした達也は血のつなか゛っていない母親、真希とふたりきりて゛暮らしているらしく、関係はうまくいっていないようた゛った。各々の事情か゛交錯するなか、彼らは一緒に行こうとしていた花火大会の日をむかえる。(C)透明花火
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松沢環はミッション系お嬢様学校へ通い、幼馴染みの佐伯美鈴とは富裕層らしい日常を過ごしていた。しかし、父の会社が倒産し、バレエも辞めることになる。友人にも言えず、行き場のない想いを抱える環は、ふと聞こえてきた音の振動に吸い寄せられる。そこでは、新島マリアが和太鼓を叩いていた。その音は力強く豊かで彼女自身の心を表すようだった。声帯損傷で言葉を話せないが明るく、和太鼓を自分の言葉のように叩くマリア。マリアの積極的な誘いにより、いつしか心が動かされ、和太鼓部の扉を開いた環だったが……。紺野彩夏/久保田紗友/永瀬莉子/板垣瑞生/小西桜子/山之内すず/茅島みずき/吉田凜音/川津明日香/山本亜依
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せりふも音楽もない、映像だけで紡がれていく、孤独な少年と石の不思議な関係 2014年当時、16歳だった高校生監督・橋本将英による短編。多くを語ることなく、必要最小限の要素で感情の動きを伝えていく。静かで穏やか、けれど豊かな描写が心に響く。 すぐそばに川が流れている公園で暮らす少年。彼はある時、かたわらに置かれた小石の存在に気づいた。それ以来、少年は常にその小石を手にしながら行動し、公園と川との狭い空間を転々と行き来して過ごしていた。だがある時、小石が忽然と消えてしまう。
常にプラスで考えるヒロインの思考回路に「生」の意味を実感 施設育ち、死刑囚、認知症など、深刻な事態を重く受け止める観る者を、鮮やかに裏切っていく早川千絵監督作。常にプラスで考えるヒロインの前向きさに引き込まれる。 18歳になったやまめは、施設を出る直前に祖父母の存在を知る。ところが、祖父は死刑囚で祖母は認知症だった。そんな事実を彼女は驚きも落胆もせず受け入れる。祖母を介護する青年が録音する、街中の何気ない日常の音の愛おしさ、「生」への感謝を実感する。
喜々として細部に没頭!フェチなこだわりを持つ科捜研の職員をコミカルに描く短編映画 事件の裏側で奔走する科捜研の職員が持つ、情熱とフェチズムがコミカルに紡がれる。匂いから呼び起こされる記憶など、科学では解明できないものへの言及も興味深い。 警察の付属機関である科学捜査研究所、通称「科捜研」。部署ならではの技術や知識を駆使して難事件を解決する、かと思いきや。研究員たちは膨大な量の地道な作業に日々悲鳴を上げている。そんな科捜研に、こよなくガムテープを愛する男がいて…。
さびれた海辺の町から脱出し、移住を夢見る女の暮らしを描いたオフビートドラマ 英語習得と時給にこだわる主人公をはじめ、どこかずれている登場人物たちがちぐはぐな物語を紡ぐ。シュールでユーモラスだが、どこかシニカルな要素が観る者を引きつける。 災害と「爆発」によって海が汚染され、金持ちが海外へと高飛びした町。そんな町に住む女は、渡米するための資金を集めるため、独学で英語習得に精を出しつつ、監視人の目を盗んでは地元の海で「ネコムシ」と呼ばれる絶滅危惧動物の密猟をしていたが…。
女子高生が好きな男の子の唾液を追い求め、エロスに目覚めていく姿を描くドラマ 監督の中山剛平が実体験をもとに、少女の無意識の性的欲求が次第にエスカレートしていく姿を描く。内気な少女が大胆に少年の唾液を追い求めていくさまがなまめかしい。 咲紀はクラスで人気者のハンサムな智哉に好意を抱いている。そんな智哉と親しい咲紀の親友・亜紀は、彼を「クソナルシスト」呼ばわり。それでも咲紀は、智哉への気持ちを募らせていく。やがてその思いはどんどんエスカレートし、彼の唾液を求めるように…。
キスでゾンビ化していく人々たち!日本を舞台にしたゾンビスプラッター ゾンビ映画の傑作『サンゲリア』、『ゾンゲリア』を彷彿とさせるタイトルだが、ただのゾンビものにあらず。次々と予想外の脱力シチュエーションが巻き起こる。 ある夏の日。パンデミックが発生。それはキスをすることでゾンビになる恐ろしいパンデミックだった。それを念力先輩と呼ばれる男に熱弁する後輩の女。超能力で幽霊を払う男は、後輩に連れられるまま、ゾンビが増えつつある町を徘徊することになる。
亡き祖父の家を訪れた女性が家族との思い出を振り返るドラマ 静かな日常の風景と共に、せりふを排してノスタルジックな空気を描いている。家族の関係などを情景から想像させてくれる、日本人の心に訴えかける作品だ。 炎天下、田んぼ道を自転車で走る女性が町中の一軒家へやってくる。ボウリングをしている男性の写真やトロフィーがあちこちに飾られている家の中は無音だが、耳を澄ませば子供たちの声や料理を作る音が聞こえてくる。そこには懐かしい思い出が詰まっていた。
穏やかな仕事場を舞台に、ある女性の罪悪感や葛藤を描き出す心理劇 犯した過ちを認める勇気のなさによって、事態が悪化していく展開がスリリング。過去のトラウマから生じたゆがみや傷、汚れた姿を浮き上がらせていく描写に引き込まれる。 ある大道具会社でのこと。若い女性と老人が一緒に、穏やかな雰囲気のまま和気あいあいと作業をしていた。だがふとしたことで、女性は抱えていた歪んだ過去と、罪の意識を刺激される。葛藤に駆られているなか、彼女の周囲で小さな事件が起きて…。
ゴロンと寝て、バタンと倒れて、キューで動く。釜ヶ崎のホームレスに愛を込めて PFFアワード2015の審査員特別賞と神戸賞をはじめ、多くの学生映画祭で高い評価を得た人間ドラマ。ホームレスのリアルな日常、孤独や生き辛さを温かなまなざしで映し出す。 淀川の河川敷で、元日雇い労働者の佐々木さんが作ったブルーテントに同居している若者・あたる。空き缶回収に精を出して日銭を稼ぎ、あたるは生まれて初めて自由を知る。やがて魅力的な女性の出現により、あたるの世界は少し広がるのだが…。
エビしゅうまいみたいなぷりぷりの肌になって、私に見向きもしない男を見返す! 独特なせりふ回し、あっと驚く奇抜な小道具、かわいさと若さにあふれた演出など、枠にはまらない自由な発想が楽しい。「蒸す」ことへのこだわりにほのぼの。 エビしゅうまい店で働くカヨコは、ある男に恋をしていた。一方、男は失恋したことで傷を植えつけられたので、案山子となって自分を田んぼに植えつけることに。カヨコは、自分に振り向かない男にいつの間にか“植えつけられた”ものに気づき…。
変化を望まない青年の奮闘を虚構と現実を交錯させて描いた青春コメディ インディーズ映画の登竜門、田辺・弁慶映画祭で最高賞の弁慶グランプリを受賞した短編映画。過去と現在、虚構と現実が入り混じる巧みな編集と映像表現が秀逸だ。 アナログ人間のフミヤは、小学校からの友人3人と喫茶店に集っては四方山話を繰り広げる、変わらぬ日常を過ごしていた。やがてテレビのアナログ放送は終了し、就職活動、恋愛、スマホなど、フミヤは全てのことにおいて周囲から取り残されていることに気づく。
死んでもアイドルになってやる!幽霊として蘇った女子高生の復讐を描くホラーコメディ 自殺した少女の復讐劇をポップな語り口で描いた異色作。トラウマ満載ながら、どこまでも前向きな少女の姿が新鮮。「怨念」をキュートに歌ったデビュー曲が見どころだ。 女子高生のこはるは、幼少時に父親のDVにより両親が離婚し、母に育てられた。学校でいじめを受ける彼女の趣味はリストカット。ある日失恋し、ついにリストカットで死んでしまう。幽霊として蘇ったこはるは、自分を虐げた者たちへの復讐を開始する。
常に誰かに見られている…。引きこもり青年が謎のストーカーに脅えるサスペンス 映像・音への執着がすさまじく、ドアノック・ピンポン・学校のチャイムなど日常にあふれる音を駆使した演出も抜きん出ている。引きこもり青年の内面もしっかり描出。 会社を辞めた大島は、就職活動もせずに親からの仕送りだけで引きこもり生活を続けていた。ある夜、買い物をした帰りに大柄な男と肩がぶつかってしまう。男に追い回される大島だが、何とか逃げ切ることに成功。しかし、それは悪夢の前触れにすぎなかった。
最後の夏を迎えた高校サッカー部マネージャーとキャプテンの葛藤を描く青春ドラマ 試合に勝っても褒められず、負けて責められることもないマネージャーと、チームを背負って試合に臨むキャプテン。静かな闘志を持つ2人の思いを丁寧に描いている。 山王高校サッカー部でマネージャーをしている3年生の菜津。夏の大会に敗退したタイミングでマネージャーは引退するのが通例のなか、彼女は冬の選手権まで残ることを宣言する。だが、顧問からも部員からも必要とされていないことに気づいてしまい…。
田舎町で介護を続ける20代半ばの女性を描いたヒューマンドラマ 若くして大切な母親の介護を続ける女性の閉塞感を、脚本も手掛けた山内季子監督が手を洗うという行為で表現。介護から抜け出せない女性の健気な姿が観る者の胸を打つ。 田舎町のスーパーで魚をおろし続ける比富美。そんな彼女は、小さなアパートで寝たきりの母親を介護中。ある日、比富美は東京から戻った大輔と再会する。20代半ばで介護に縛られていた彼女は、心の奥深くに埋めていた希望の光に手を伸ばそうとするが…。
怪獣の遺骸が漂着した沿岸の町のさまざまな立場の人々を描く 怪獣災害の後の世界を舞台に、原子力や発電所や核のごみの対処法と、国の現実を問いかける。無策な政府、補助金目当ての住民、反対する主人公のさまざまな思いが交錯。 太平洋沖に現れた未知の怪獣は、自衛隊と米軍による作戦で活動を停止させることに成功。やがて、その遺骸が日本の沿岸に漂着する。怪獣を建屋で囲み観光名物にしようとする住民一派。だが、完全に死んでいるか確約できないと、主人公たちは反対し…。
27人の中学生たちと作り上げた、切なくもみずみずしい青春を描いた群像劇 現役の中学生と教師が、それぞれ生徒役と教師役を等身大で演じている。生徒たちの振る舞う姿、感情の揺らぎが純粋かつ素朴。素の中学生生活が追体験できることに感動。 夏休み前日、とある中学校の教室で「修学旅行の予定表」が破かれ捨てられるという小さな事件が起こった。一体誰がこんなことをしたのか、わからない。しかしこの出来事をきっかけに、クラスメイトの心がつながり、大きな輪となり広がっていく。
周りの人間全てが許せない男が、やがて孤独に至るまでを描くドラマ 監督の伊藤裕満が、家族や他人との距離の取り方が周囲とは異なる人間を主人公に制作。臨場感あふれるやり取りや、不意に発した言葉や沈黙が、観る者に暴力的に突き刺さる。 30歳を過ぎても働こうとしない主人公。恋人はいるものの付き合った途端に冷たくあたり、彼女を邪険に扱う。そのうえ、他人が話をしていようが悩み打ち明けようが耳を傾けず、全くの無関心。果たして、傍若無人に振る舞うこの男が行きつく先とは…。
児童養護施設に暮らす高校生の男女を描いたヒューマンラブストーリー 脚本も務めた平野朝美監督が人に観てもらうことを意識してドラマティックに撮り上げた感動作。川籠石駿平、北香那ら若手俳優たちが高校生の繊細な感情を切なく演じている。 とある児童養護施設。春樹は耳の不自由な少女・直を妹のように思いながら暮らしてきた。直以外には心を開かなかった春樹だったが、クラスメイトに誘われて始めた音楽にのめり込んでゆく。彼の世界が広がるにつれ、直は次第に距離を感じ始める。
それぞれに問題を抱えた人々の奇妙な同居生活を描いたドラマ すねに傷を持つ4人の男女が、共同生活を通して希望を見いだしていく。ロケ地である仙台の町並みが作品のゆったりとした空気、そしてどこか不安げな危機感を演出している。 ある日、見知らぬ女性と一夜を共にした青年・トモオ。彼は蒸発した父が借金と共に残した家に住んでいた。そんな彼の家に一夜を共にした女性・サチが転がり込んでくる。それをきっかけにサチの家の近くに住む少年と、トモオの同僚も住むことになるが…。
創作されたものに対して理解者がひとりもいなくても、私は人間を肯定する… 監督は、「最も哀れな人たちこそ最も世界を哀れむことができる」を突き詰めた結果、本作を制作。タイトルは、映画『天使にラブ・ソングを2』で使用された同名ゴスペル曲。 歌やアートで表現すること。それはきっと誰かに届いている。森で人知れず歌われる美しい歌。土手に放置された謎の立て看板。そんな「お願いされずに」存在するアートたちを見詰める人たちを見詰める。表現の喜びと不確かさに対する愛情が芽生えてくる。
ハイチ発の新型ウイルスにより増殖したゾンビを飼ってみたwww 世の中にあふれたゾンビたちと共に生きる日本人の生活を、日常的な視点でディテールたっぷりに描く。極端にシュールな設定を通して、生と死について洞察していく。 何の目標もなく、コンビニでアルバイトをする26歳のフリーターの青年は、ある晩女性にボコボコにされているゾンビに遭遇。青年はそのゾンビを家に連れ帰ることに。今やゾンビを飼うことは当たり前になっており、青年のちょっぴり癒やされる生活が始まる。
女の子の何気ない休日の一日をみずみずしい映像で描いた短編ドラマ 岩永洋監督が、天涯孤独の心情を詩的に綴る。普通の女の子の一日を切り取っただけの映像のようでありつつ、言葉のない一瞬から物語や彼女の境遇を想像させてくれる。 1人で休日を過ごす女の子の一日。朝、陽光に照らされて目を覚ました彼女は、そのまま2度寝を続ける。そして、やっと目を覚ました彼女は遅めの朝食を摂り、休日である今日の予定を考える。ふと思い立ち、彼女は両親の墓参りへと出かけていく。
夜の山道。ある小さな事故をきっかけに、恐怖の一夜が幕を開ける… 善意の塊のように見えたおじさんの独特な倫理観が、観る者の善悪の判断基準の根底をぐらつかせ恐怖へと誘う。メインキャスト3人のパワフルな演技に引き込まれる。 牛乳配達店に勤める胃弱で気弱な青年・ヨシオは、ある夜、山道を運転中に誤ってイヌをひいてしまう。ヨシオが瀕死のイヌを前にうろたえていると、通りがかりの地元のおじさんが助けてくれる。それが、ヨシオの人生観を覆す一夜の幕開けだった。
恥辱にまみれた男子の慟哭を凝縮した失恋ジェットコースタームービー 恋に悶え、妄想する日々を送っていた主人公。勇気を出し告白するも、悔しさと、恥ずかしさ、そして吐き気が彼を襲う。内向的男子の恥辱にまみれた疾走と慟哭を13分に凝縮。 ある朝、バス停にいた女子高生に一目惚れをした主人公。恋に悶え、妄想する日々を送る彼は歌を作り、憧れのあの子に渡すことに。勇気を振り絞り告白するも、悔しさと恥ずかしさと吐き気に襲われ、廃墟にたどりついた彼は、全てを体内から排除し…。
東日本大震災のひと月後に元彼が上京したことから巻き起こる出来事を描いたドラマ 監督はPFFアワード受賞経験のある川原康臣。脚本は『きをつけてね』の岡太地が担当。放射能汚染を懸念する元彼と、神農幸演じるヒロインの温度差を独特の切り口で描く。 ひと月前に東日本大震災を経験した明海。そこに放射能汚染を心配した元彼の正雄がやって来て、結婚して大阪で暮らそうと息まく。だが、明海は東京に残りバンド活動を続けると主張。2人の意見が平行線をたどるなか、奇妙な出来事が起こり…。
中年男との同居生活で他者とつながる術を学んでいく無口な女の子を描いたドラマ 弓場絢監督が主演も務め、中年男と女の子の曖昧な関係を活写。2人の関係性が明示されないまま始まる物語に驚かされる。監督が日常会話に挟み込んだ劇的なせりふにも注目。 アパートの玄関に立つ女性・ゆりこ。部屋からは「遠慮するな、入れ」と言う男の声。親子ほど歳の差もありそうな2人だが、血縁関係は無さそうで、恋人同士にも見えない。ゆりこをリコと呼ぶ“おやじ”との炊事と食事。共食という行為が親密さを育み…。
さえない高校生の正体は深夜ラジオの名物はがき職人!思春期男子の劣情を描く青春映画 趣味はラジオと自慰行為という童貞男子高校生の過剰な自意識や情けない現実、性欲を持て余す姿は、美しい青春とはほど遠いが、どこか愛おしく、最後は爆笑してしまう。 さえない男子高校生・ヒロト。彼の真の姿は、人気ラジオ番組の常連投稿者“三代目天津丼”だった。ヒロトは三代目天津丼を師と仰ぐ不良のマーシー、憧れの女子・アヤエと共にはがき職人クラブを結成するが、アヤエが三代目天津丼を凌ぐ常連リスナーになり…。
隠し事は、何ですか?ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。一人娘の小学4年生の姫。可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。それは……自分の仕事が『漫画家』であること。そして……姫の母親の行方のこと。可久士の後悔、姫の決意。父が娘にしていた愛と笑いの先にある“かくしごと”その箱がひとつひとつ紐解かれていく未来には――。後藤可久士:神谷浩史/後藤姫:高橋李依/十丸院五月:花江夏樹/志治仰:八代拓/墨田羅砂:安野希世乃/筧亜美:佐倉綾音/芥子駆:村瀬歩/六條一子:内田真礼/マリオ:浪川大輔/古武シルビア:小澤亜李/東御ひな:本渡楓/橘地莉子:和氣あず未/千田奈留:逢田梨香子
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竹宮ゆゆこのベストセラー小説をSABU監督が実写映画化した常識を覆す衝撃の愛の物語 W主演を務めた中川大志と石井杏奈が挑んだ鬼気迫るシーンに注目。多くの人が自分の境遇に苦しむ時代でも、愛は必ず絶望から救ってくれると、観る者に希望を与えてくれる。 どこにでもいる高校生の濱田清澄は、“学年一の嫌われ者”と呼ばれて孤立していた1年生の蔵本玻璃を、いじめの手から救い出そうとする。清澄は玻璃の愛らしさと心の美しさに気づき、玻璃は清澄に感謝と憧れの想いを抱き、2人は心の距離を縮めていくが…。
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キャバ嬢たちのセクシーバトルを描くエロスドラマの新章 華やかで壮絶な女たちの物語「嬢王夜曲」シリーズが新章に突入。セクシー女優界のトップランナー・希島あいり、キュート&グラマラスボディが魅力の逢見リカが共演。 ナンバーワンキャバ嬢のキヨミは、パートナーであるホスト・ミキヤの関心を引くため、彼女のヘルプだった新人のアイナを彼に篭絡させた上、風俗に落とす。はめられたと気づいたアイナは復讐代行者に頼んでキヨミを失脚させ、一躍店のトップに躍り出るが…。