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【新世紀エヴァンゲリヲン】は6社の動画配信サービスで配信中です。
定額見放題1社、レンタル5社です。ここでは配信されているサービスの詳細を紹介します。
※実際の配信状況は各VODサービスをご確認ください。
目次
伝説のメガヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。テレビ放送されたのは1995年とずいぶん以前のことのため、「聞いたことはあるけど、実は見たことがない」という方も多いのではないでしょうか。
「今さら誰かに聞くのも恥ずかしい」、「今から見はじめて追いつけるかな」……そんな風に考えてしまっているみなさん、ご安心ください。
『エヴァンゲリオンシリーズ』がスタートしたのは、全26話のテレビアニメ版の『新世紀エヴァンゲリオン』から。膨大なストーリーに思われる作品ですが、その気になれば1日で見てしまえる長さです。
20年以上経ってもなお古びないSFロマンの金字塔『エヴァシリーズ』のはじまりを、この機会にその目で確かめてください。
新世紀エヴァンゲリヲンが視聴できる6社の各サービス詳細です。
月額料金、無料期間、見放題本数の基本情報と各サービスのおすすめポイントが確認できます。
DMM TVのシリーズ本数:4本/6本
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新世紀エヴァンゲリヲンはU-NEXTで視聴可能です!
U-NEXTは最新映画や漫画のレンタルに使える、1,200円分ポイントを毎月貰えるので、レンタル作品でもお得に観ることが出来ます。
ポイントは無料お試し期間中でも貰えるので、作品次第で無料お試し期間にレンタル作品を無料で視聴することもできます!
また、U-NEXTは新作作品の配信がとても早いです!
DVDのレンタルよりも早い時期に、もしくはほぼ同時期に新作のテレビアニメやアニメ映画を配信しています。
人気作の場合、レンタルビデオショップでDVD入荷日に全部借りられてしまうこともありますが、U-NEXTならその心配はありません。もちろん、お店に足を運んで借りる必要もないため、非常に便利です。
レンタル作品には視聴期限が設けられています。レンタルから48時間後は、動画が観られなくなるパターンが多いため、それまでに視聴するようにしましょう。
ダウンロードだけして安心しないように注意が必要です!
視聴期限を過ぎてしまったレンタル作品をもう一度ダウンロードするには別途料金が発生してしまうのでご注意を!
U-NEXTのシリーズ本数:6本/6本
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新世紀エヴァンゲリヲンはバンダイチャンネルで視聴可能です!
バンダイチャンネルでは、非常に多くのアニメ作品のレンタル配信を行っています。
また、単話レンタルだけではなく、数話または全話まとめてのレンタルも可能です。
サンライズ、バンダイビジュアル系列のアニメを中心に、さまざまな作品が楽しめます。
なかでもガンダムシリーズなどのロボットアニメのラインナップが豊富で過去の作品すべてが視聴できるほか、劇場版などの関連作品もレンタル可能ですので、好きな作品の動画をまとめてレンタルできます。
シリーズものの作品となると、種類や派生作品も多く、どんな作品があるか分かりづらいということがありますが、ジャンルごとや50音順に検索できる機能があるので、見たい作品を探しやすいのもバンダイチャンネルのおすすめポイントです。
また、DVDが入手困難な30年以上も前に放送された作品もレンタルして視聴することができるので、昔からのロボットアニメファンでも懐かしい作品を見つけることができるはずです。
TVアニメシリーズのみならず、多くの劇場アニメ作品もレンタル可能で、アニメ作品限定の動画配信サービスだけあってラインナップは非常に豊富です。
また、単話レンタルだけではなく、数話または全話まとめてのレンタルも可能。
レンタルした作品はPCやスマートフォンで視聴できるほか、テレビでも見ることができるので大画面で迫力ある映像を楽しむのもおすすめです。
バンダイチャンネルのシリーズ本数:6本/6本
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新世紀エヴァンゲリヲンはmusic.jpで視聴可能です!
music.jpでは、アニメ作品のレンタル配信を行っています。
月額制のプレミアムコースに登録すると毎月付与されるポイントで、レンタル作品をお得に楽しむこともできます。
豊富なラインナップが魅力のアニメを視聴したいと思っている人は、このポイントを上手く利用することで、お得に楽しむことが可能です。
字幕版と吹替版も充実しており、観たい作品を、観たい形式で、観たいだけレンタルすることができます。
単品レンタルだけでなく、数話まとめてレンタルも可能で、お得に楽しむことができます。
サービスに加入するのを悩んでいる人でも、月額料金以上に動画を視聴できるポイントが貰えるので、新作が実質無料で視聴できると考えるとお得。
レンタルできる作品のラインナップも新作から名作までいろいろと揃っているので、試してみる価値ありです。
music.jpのシリーズ本数:6本/6本
新世紀エヴァンゲリヲンはAmazonプライムビデオ(Amazon Prime Video)で視聴可能です!
Amazonプライムビデオでは、アニメ作品のレンタル配信を行っています。
最新TVアニメシリーズから、懐かしのTVアニメシリーズ、大ヒットを記録した劇場アニメまで幅広いジャンルの作品を楽しむことができます。
見逃し配信されている最新話を無料配信を待たずに視聴したい場合や、プライムビデオの対象外である作品はレンタル購入することで楽しむことができます。
プライムビデオのアニメ作品の動画ラインナップは、見放題作品とレンタル作品合わせて700以上。最新作や大人気作品の配信も多く、アニメ好きでも満足できるサービス内容です。レンタルは全アニメ作品の半数程度ですが、100円から動画をレンタルできるのがうれしいところ。
シリーズアニメの1話だけ無料という場合も多いので、内容をチェックしてから借りることも可能です。アニメ好きなら入って損はないサービスです!
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Amazonプライムビデオのシリーズ本数:5本/6本
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新世紀エヴァンゲリヲンはNetflix(ネットフリックス)で視聴可能です!
Netflixで配信されている作品はすべて定額見放題となっています!
そのためNetflixでは、契約期間中はすべてのアニメを見放題で楽しむことができます。
アニメ作品のライナップはとても豊富で、ほかでは観ることができないNetflix制作のオリジナルアニメが独占配信されているほか、地上波で放送されたアニメや劇場で上映されたアニメの動画まで幅広くあります。
作品のライナップは、大人気漫画が原作のアニメから、地上波では放送できないコアなものまで幅広い作品を扱っており、これらの動画は契約期間中であれば何度でも楽しむことが可能です。
視聴できるアニメも毎月追加されていくので、さまざまなアニメジャンルの動画をたくさんの見比べたいという人におすすめです!
Netflix(ネットフリックス)のシリーズ本数:2本/6本
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6
ネタバレを含むレビューです。
最後の2話がまさかのセルフコンパッションと認知行動療法的内容のオンパレード。
これを子供達に伝えるためのアニメだったのか…
★★★★☆
当時、録画して大正解だった。ディテールの細かさに感動。カット割の演出、タイトルのレイアウト、全てが新鮮で最終回以外は傑作。
一回見ただけでは理解できないところが多いけど複数回見ることでやっと話の流れがわかった。
高校生くらいではじめて見たときは本当にわからなかったw
西暦2015年。第3新東京市に、さまざまな特殊能力を持つ“使徒”が襲来した。主人公・碇シンジは、人類が“使徒”に対抗する唯一の手段である人型決戦兵器エヴァンゲリオンの操縦者に抜擢されてしまう。今、人類の命運を掛けた戦いの火蓋が切って落とされる。果たして“使徒”の正体とは? 少年たちと人類の運命は?(C)カラー/Project Eva.
「逃げちゃダメだ!」など数多くの名ゼリフを生んで社会現象となったテレビアニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』。物議を醸した第弐拾五話と最終話の第弐拾六話をリメイクし、完全新作を制作。庵野秀明が総監督を務め、劇場版完結編として上映した作品。第12回日本アカデミー賞話題賞を受賞した。特務機関NERVと決裂した秘密結社ゼーレは、戦略自衛隊による攻撃をNERV本部に仕掛けた。ここから使徒ではなくヒト同志の戦いに移行していく。サードインパクトをヒトの手で発動させようと仕掛けるゼーレ、アダムとリリスの融合で人類の補完を遂行させようとする碇ゲンドウ、それを阻止しようとする葛城ミサト達の戦い。綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーそして、フィフスチルドレンとして登場した渚カヲル。彼らとの出会いや裏切りを経験し、碇シンジは何を望み、何を願うのか。
EVA世界の先端映像をREMIX!エッジの立った編集の切れ味を堪能せよ! “使徒”と呼称される謎の巨大物体の出現、その使徒に対抗すべく暗躍する、特務機関ネルフ。その戦いの中心となったのは14歳の少年、碇シンジ。 西暦2000年、南極大陸で行われた実験は、人類に壊滅的打撃を与えた。このカタストロフィを、人々はセカンド・インパクトと呼んだ。地球の地軸はねじ曲がり、世界人口は激減した。それから15年後、人類は再び試練の時を迎える。
『新世紀エヴァンゲリオン』を新たな設定とストーリーで再構築した『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズの第1章。 主人公の碇シンジがエヴァンゲリオンに乗ることへの苦悩や葛藤が主に描かれている。 舞台は大災害「セカンドインパクト」から15年。 地球に「使徒」という謎の巨大生命体が迫り来る。 14歳の少年・碇シンジは、唯一使徒と対抗できる「汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオン」に乗って、地球を救うために使徒と戦うことになる。 なんとか初号機を動かすことに成功するが、初めてエヴァンゲリオンに搭乗したシンジは使徒に対抗できずに気絶。 だがシンジを乗せたまま初号機は突如謎の暴走をし、使徒を圧倒的に追い込み勝利する。 重すぎる運命を背負わせられながらも、果敢に使徒と戦うシンジ。 NERV職員でシンジの世話役である葛城ミサトの指令のもと、サードインパクトを阻止するため使徒殲滅に励む。 そんな中で実行された「ヤシマ作戦」もシンジ、そして同僚でクラスメイトでもある綾波レイの活躍で見事成功する。 ちょうどその頃、月にある棺のなかから、のちにシンジに大きな影響を与え、エヴァや使徒を取り巻く真相を知る謎多き人物が目覚める…。
『ヱヴァンゲリオン』の新劇場版シリーズ『序』の続編。 エヴァ弍号機パイロットの式波・アスカ・ラングレーの来日や、謎のパイロットの真希波・マリ・イラストリアスの初登場と、新劇場版ならではの「オリジナル設定」でさらなる謎と様々なエヴァ考察を巻き起こした。 北極基地「ベタニアベース」でエヴァンゲリオン仮設五号機(パイロット:マリ)が「第3の使徒」を撃破するも、エヴァは自爆。 一方で、第3新東京市ではドイツから来日したアスカが、弍号機で「第7の死徒」を殲滅させた。 その後、北米から移送された参号機に、アスカ自らがパイロットとして志願。 起動実験で搭乗するも、参号機には使徒が寄生しており、突然参号機は暴走してしまう。 碇シンジは初号機で迎撃を命じられるも、アスカが搭乗しているために迎撃を拒否。これを機にシンジは特務機関「NERV」を離れてしまう。 程なくして最強の拒絶タイプ「第10の使徒」が来襲し、マリが乗る弍号機と綾波レイが駆る零号機で応戦するも太刀打ちできず、ついには誰も止めることが出来ない悲劇を呼びおこす…。
『序』『破』から続く『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの第3部。前作『破』における「第10の使徒」との戦いでエヴァ初号機を覚醒させ、使徒から綾波レイを救った碇シンジ。その14年後に目覚めた彼を待っていたのは、衝撃的な事実だった…。舞台は14年後。体を拘束された状態で目を覚ましたシンジは、自分に向けられた周囲の冷たい視線に動揺する。しかも、エヴァへの搭乗禁止を命じられ、綾波レイが見つからなかったこと、「ニアサードインパクト」を引き起こした危険人物扱いされていることを知る。自分の置かれた状況に困惑するシンジは、自ら接近して救いの手を差し伸べる少年、渚カヲルと親しくなる。そしてカヲルと冬月から14年前のある真実が語られる。絶望するシンジ。「第13号機で2本の槍を手にすれば世界を元に戻せる」とカヲルが諭すことで、ともに第13号機に乗り込む決意をするのだが、それが「フォースインパクト」を発動させる引き金になってしまう…。シンジたちは地球の危機を防ぐことができるのであろうか!?
2019年6月現在、上記5社で『エヴァンゲリオン』テレビアニメ版の動画を視聴することができます。『U-NEXT』『ビデオパス』『ビデオマーケット』『TSUTAYA TV/DISCAS』『Amazonプライムビデオ』作品ごとに都度課金することによって視聴できます。
それではさっそく、以下で『エヴァンゲリオン』を無料視聴するためのポイントを紹介していきます!
『エヴァンゲリオン』テレビアニメ版を楽しみたい方におすすめしたいサービスは「U-NEXT」です。
31日間の無料体験期間中は、約9万本の見放題作品が視聴可能ですが、『エヴァンゲリオン』は、見放題コンテンツではありません。
ですが、無料視聴できる方法があります!
『エヴァンゲリオン』は、1話216円。無料体験加入時にもらえる特典の600ポイントで2話分見ることができます。
その後、見放題会員になると毎月1,200ポイントもらえるのでそのポイントを使ってお得に楽しむことができますよ。
見放題コンテンツでの動画視聴が難しいとなると、手を出してしまいがちなのが違法な動画共有サービス。
以前までは違法サイトでアニメやドラマ、映画などを視聴することができましたが、近年は取り締まりも厳しくなり、その数は激減しました。
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しかし、動画配信サービスを利用すれば上記のような懸念は一切なく、アニメやドラマ、映画などを楽しむことができます。
違法サイトではなく、安心で快適な環境で視聴できる動画配信サービスを利用することをおすすめします。
『新世紀エヴァンゲリオン』は1995年から1996年にかけて放送されたテレビアニメ。庵野秀明監督の名を一躍有名にした作品でもあります。
未曾有の大災害「セカンドインパクト」で人類の半数が失われた世界で、「使徒」という謎の存在と「汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」に搭乗して戦う運命となった少年少女たち、そして彼らを取り巻く大人たちの人間模様を描いているSF作品です。
テレビアニメの放送期間は約半年間と短かったものの、本放送時から濃い内容と謎の多さが人気を呼び、放送終了後もテレビシリーズを原典とした映画版が複数制作されています。
2020年には制作がガイナックスからカラーに移行した劇場版新シリーズの完結編と見られる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開が予定されており、期待が高まります。
『新世紀エヴァンゲリオン』は、放送期間が短かったにも関わらず、多くのファンを生み出しました。それだけに愉しむべき点はたくさんあります。
これから『エヴァ』にふれるみなさんのために、テレビアニメ版の「ここを見てほしい!」というポイントを紹介します。
「汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」というのが、少年少女たちが操縦する「EVA」の正式名称。ロボットではありません。
そのEVAを動かせるのは、選ばれた14歳の少年少女だけ。思春期真っただ中の少年少女はEVAとシンクロ(同調)することでEVAを起動し、操縦するのです。
正体がわからない「使徒」という敵との戦闘は過酷で、各国の軍隊でさえ苦戦しています。シンジ・レイ・アスカの3人のEVAパイロットはときに協力し合い、ときに反発しながら戦いに臨んでいきます。
戦うことの是非、パイロット同士の関係性、大人たちの思惑、自分自身という存在……揺れ動く少年少女の心は葛藤を繰り返し、数々の経験の中で少しずつ、望むと望まざるとに関わらず変化していくのです。
その変化は「成長」と呼んで、はたしてよいものなのでしょうか。固唾をのみつつ見守らざるを得ません。
「使徒」とはもともとキリストの12人の弟子を指す言葉です。『新世紀エヴァンゲリオン』にはキリスト教に関連した語句が多数登場しますが、これもそのひとつです。
第1使徒から第17使徒まで存在し、各個体はみな天使の名前から名付けられています。
『エヴァ』に登場する使徒は、姿も大きさもさまざまな謎の生命体。第3使徒サキエルの出現から『エヴァ』のストーリーははじまります。
サキエルは細い腕を伸ばしてその手のひらから光線のような槍を打ち出します。EVAの頭部を掴み、動けないEVAの額に何度も何度も槍を突き刺す攻撃は視聴者をハラハラさせました。
顔のような仮面のような部分を持ち、これが「使徒」の象徴のように『エヴァ』のグッズにも使用されました。
ほか、正8面体の姿で光線を放つ第5使徒ラミエル、光る紐状の姿の第16使徒アルミサエルとの攻防は、中でも印象が強いものです。
『エヴァ』の見どころと言えばEVAと使徒の、巨大な物体同士の戦い。
それは「ゴジラ」や「ウルトラマン」などを見るときの興奮と共通します。全部で14体の使徒が襲来し、EVAと対峙します。
特にインパクトの強いEVAと使徒の戦いをご紹介しましょう。
第4使徒シャムシエルはキノコの傘の部分を海にいるエイに置き換えたような姿。
エイ部分の両脇から腕のような触手のようなものが伸び、鞭のように使って攻撃してきました。
頭頂部に目なのか目のような模様があります。それを顔と捉えるとても愛嬌がありますが、鞭の乱舞でEVA初号機を苦戦させました。
第10使徒サハクィエルは、使徒の中でも特に巨大でした。宇宙空間で発見され、自らの身体を少しずつちぎるように切り離して地球へ落下させ、ネルフ本部を壊滅させようとしたのです。
最後には全身を落下。それを零号機、初号機、弐号機の3機のEVAが協力して受けとめ、殲滅するシーンは見応えがあります。
『エヴァ』はテレビシリーズから劇場版最新作まで20年以上変わらないキャストでつくられています。
主人公・碇シンジ役の緒方恵美さんは、役への思い入れが強いことでも知られています。シンジは作中でずっと苦悩と葛藤し続ける少年。
その苦悩と葛藤をまるで自分のものとしたかのような迫真の絶叫は、視聴者の心理をえぐります。
惣流・アスカ・ラングレーの名セリフと言えば「あんたバカァ?!」ですが、このセリフを最も似合うのはやはり宮村優子さんの声です。気が強くプライドが高いけれど孤独とさみしさを抱えた少女の苛立ちと強がり、それが現れているのがこのセリフです。
そして、最も目を見張るのが林原めぐみさんです。クールビューティな少女・綾波レイ役で有名ですが、『エヴァ』では実は3役をこなしています。
シンジの母・碇ユイと、もうひとつのキャラは温泉ペンギンのペンペン。美少女から人間の言葉を喋らない動物まで演じてしまう芸達者振り。ぜひ本編でチェックしてください!
『エヴァ』を一度も見たことがないという方でも、主題歌の『残酷な天使のテーゼ』を聞いたことがある方は多いでしょう。
テレビアニメだけにとどまらず、ゲームやパチンコなど、さまざまな媒体から頻繁に聞こえてきます。カラオケでもたくさん歌われ、「残テ」の略称で親しまれています。
「残テ」が使用されたOPは曲のリズムに合わせてカット割りされ、小気味よく流れると同時に膨大な量の情報を伝えてきます。
『エヴァ』のほぼすべてがOPの1分30秒に詰め込まれていると言ってもいいくらいです。
EDは『FLY ME TO THE MOON』。もともとはジャズのスタンダード曲です。放送話ごとにスウィング・ジャズやテクノ、4ビートなどさまざまにアレンジされ、歌手も異なるヴァージョンが使用されました。
アレンジを聞けばその回の内容が思い出される人も多いのかもしれません。
『エヴァ』は「謎」が多く、しばしば「難解である」と評論されます。
「人類補完計画」という何らかの計画が一般市民の知らないところで進んでおり、訳がわからないままに主人公が連れてこられた秘密組織はその計画に沿って動いています。
ストーリーの根幹に関わる部分ですが、視聴者にはこれが何なのかは明かされず、ヒントが少しずつ与えられるだけです。
この難解さが『エヴァ』の人気の理由のひとつであり、「考察したくなる」理由でもあります。ヒントが散りばめられているだけに、人は謎について考えたくなるのです。
しかし最終話は、ようやくすべての謎が明かされるに違いないと思っていた視聴者の意表を突きました。
それまでのストーリーとは舞台がガラッと変わって主人公・碇シンジの内的宇宙を描き、そこにあったのは苦悩とその打開。
シンジは自らの状況を打開して祝福を受けますが、謎は解かれないまま。これが物議を醸したのでした。
『エヴァシリーズ』は、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』から始まりました。
これが放送中から盛り上がり、続いて2作の劇場版に制作されました。いわゆる「旧劇場版」です。これでテレビシリーズからはじまったストーリーは一旦完結します。
その後は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』で新しく展開されます。テレビシリーズ及び「旧劇場版」と「新劇場版」は似て非なるもの、別のストーリーなのです。
では、どの順番に見ればいいの?
「正しい順番」はありませんが、おすすめは『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビシリーズ)→『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』。これだけで『エヴァ』完結までのストーリーが最短で辿れます。
その後に新シリーズの『新劇場版』を公開順の『序』→『破』→『Q』と見るのが最もわかりやすいでしょう。
『エヴァ』はしばしば「衒学的」と評されるほど、広範な分野の学問の知識が詰まっています。
生物学、宗教学、物理学……中でも心理学はストーリーの核心に近いところにまで迫っています。
それが如実に表れているのは、シンジの心象風景としてしばしば登場する電車のシーンです。夕暮れの中を走るような薄暗い車内に、シンジと誰かが乗っています。
「誰か」はレイであることが多いようですが、アスカであったりほかの者であることもあります。
そこで行われる「誰か」との対話はシンジの内的葛藤なのですが、そこにある不安定さ、心許なさは見る者の心理をも不安にさせます。
また、サブタイトルにも心理学に関するワードが入っています。
「雨、逃げ出した後 Hedgehog's Dilemma」(第四話)、「死に至る病
Splitting of the Breast」(第拾六話)、「終わる世界 Do you love me?」(第弐拾伍話)など。
サブタイトルにも着目して見てみると、また新たな発見があるかもしれません。
使徒、襲来
第3新東京市に降り立った少年・碇シンジを出迎えたものは、人類の存在をも脅かす驚異--使徒と国連軍との激しい戦闘であった。シンジは葛城ミサトの手引きにより、特務機関ネルフの本部へと向かう。そこで再会した父・ゲンドウは、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンへの搭乗、及び使徒の殲滅をシンジに促すのだった。(C)カラー/Project Eva.
見知らぬ、天井
EVA初号機に搭乗したシンジは、使徒との激闘の末、生還する。ミサトに引き取られる事になったシンジ。知らない町、知らない人々。そして、ミサトのマンションで彼が見たものも、知らない天井でしかなかった。シンジの脳裏をかすめる使徒との激戦の追憶。その先に彼が見たものは--。(C)カラー/Project Eva.
鳴らない、電話
新しい中学校に転入したシンジは、友人を作れないでいた。彼がEVAのパイロットであるという事が発覚し、ざわめき立つクラスメイト。EVAと使徒との戦闘で負傷した妹を持つトウジとの対立。シンジの気持ちは誰にも理解されないのか。そんな中、新たな使徒の襲来を告げる警報が、第3新東京市の空に鳴り響く。(C)カラー/Project Eva.
雨、逃げ出した後
新たな環境に馴染めぬシンジは、現実から逃避するようにミサトの元から去ってしまう。第3新東京市を、あてどなく彷徨するシンジ。クラスメイトのケンスケとの出会いは一時の安らぎを与えたが、翌朝、ネルフの大人達により連れ戻される。彼を待っていたものは、厳しい現実と、他人としてのミサトの冷たい言葉だった。(C)カラー/Project Eva.
レイ、心のむこうに
感情を表に出さず、他人と必要以上の接触をしようとしない少女・綾波レイ。シンジは、自分よりも父に近い位置にいる彼女に興味を持ち接近するが、彼女はシンジに心を開こうとはしない。父を信頼できないと云う彼をレイは非難し、頬を叩く。そんな中、使徒が第3新東京市に迫っていた。(C)カラー/Project Eva.
決戦、第3新東京市
第伍使徒の放った加粒子砲の直撃を受け、死線を彷徨うシンジ。一方、攻守共にほぼ完璧と云える能力を有する使徒に対し、ミサトは日本全国の電力を総動員し、極大エネルギーの陽電子砲によって、射程外からの超長距離射撃で撃滅する「ヤシマ作戦」を立案、実行に移す。勝利確率8.7%の戦いが、今、始まる。(C)カラー/Project Eva.
人の造りしもの
ネルフのEVAに対抗し、日本重化学工業共同体は巨大人型自走兵器J.A.(JET ALONE)を建造。ミサトとリツコが出席した完成披露会場でJ.A.は、突如暴走を始める。動力源である原子炉の炉心融解の危機が迫る。ミサトは単独でJ.A.に乗り込み、プログラム消去のパスワードを入力しようとするが……。(C)カラー/Project Eva.
アスカ、来日
ミサトとシンジら4人は、EVA弐号機を搬送中の太平洋艦隊へ。そこには、セカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレーと、ミサトの元恋人の加持リョウジとの出会いが待っていた。強気で自己主張の強いアスカは、シンジをライバル視する。そこに第六使徒が来襲。アスカはシンジと共に弐号機に乗り込み、出撃するが--。(C)カラー/Project Eva.
瞬間、心、重ねて
弐号機が一刀両断した第七使徒は2体に分離再生し、EVAを倒す。N2爆雷によって足止めに成功するも、再侵攻は時間の問題だった。2体の使徒を倒すのは、両方の核に同時に荷重攻撃を加えるしかない。ミサトはシンジ、アスカのコンビネーションを完璧にすべく、ユニゾンの訓練を開始する。(C)カラー/Project Eva.
マグマダイバー
羽化前の第八使徒が浅間山の火口内で発見された。ネルフは使徒を生きたまま捕獲・回収する作戦、A-17を発令。3体のEVAのうち、唯一極地戦用特殊装備に対応可能な弐号機を駆り、アスカは火口へ降下する。だが、捕獲が終了したと思われた時、使徒が羽化を開始。灼熱のマグマの中で、アスカの孤独な戦いが始まった。(C)カラー/Project Eva.
静止した闇の中で
ある朝、第3新東京市は予期しない停電にみまわれ、都市機能は完全に停止した。ゲンドウと冬月は外部の人間による謀略と判断、マギとセントラルドグマの維持に奔走する。そこへ襲来する第九使徒。危機を察したシンジ達は、必死にネルフ本部へ向かう。そこで待っていたのは、ゲンドウが手動で待機させていたEVAだった。(C)カラー/Project Eva.
奇跡の価値は
大気圏外より自らを落下させて、ネルフ本部に直接攻撃を仕掛けようとする第拾使徒。本部で指揮を執ることになったミサトは、勝率0.00001%の作戦を提唱する。奇跡は起こしてこそ価値が出るもの、と言うミサトだが、リツコはそれを私的な復讐心だと指摘する。落下する第拾使徒、果たして奇跡は起こるのか?(C)カラー/Project Eva.
使徒、侵入
初めてネルフ内部に侵入した第拾壱使徒は、細菌サイズの微少なものだった。猛烈な勢いで進化しながら施設を汚染していく使徒。やがて使徒はマギシステムをハッキング、ネルフ本部の自爆を提訴する。リツコは使徒に対し、逆ハッキングで自滅促進プログラムを送ることを提案する。(C)カラー/Project Eva.
ゼーレ、魂の座
人類補完委員会の招集を受けたゲンドウは、本部に使徒が侵入したことを否定する。ネルフ本部では、パイロットと機体との相互互換試験が行われていた。しかし突然、零号機からシンジへの精神汚染が発生し、零号機は暴走してしまう。憎しみをぶつけるようにモニター室を殴る零号機。その目標はレイなのか、それとも……。(C)カラー/Project Eva.
嘘と沈黙
かつての恋人・加持に対し、ミサトは今も複雑な感情を抱いていた。父への思いと恋人の想いを整理しきれずに悩むミサトを、加持は優しく受け止める。だがミサトは、加持がネルフに所属していながらネルフを内偵していることを知っていた。加持はミサトをセントラルドグマへと導く。そこでミサトが目にしたものは……。(C)カラー/Project Eva.
死に至る病、そして
第拾弐使徒レリエルは、内部にディラックの海と呼ばれる虚数空間を持っていた。油断していたシンジは、初号機ごと使徒の内部に取り込まれてしまう。ミサト達は外部から救出を模索する。一方、シンジは生死の境目を漂いながら、もう一人の自分との自問自答を繰り返していた。果たしてシンジは生還できるのか?(C)カラー/Project Eva.
四人目の適格者
米国のネルフ第2支部はS2機関実験中のEVA四号機と共に消滅した。EVA参号機は日本のネルフ本部にて起動試験が行なわれる事となる。マルドゥック機関により、新たに選ばれる専属パイロット…フォースチルドレン。逡巡するミサト、何も知らないシンジ。そして“彼”は……。(C)カラー/Project Eva.
命の選択を
米国からEVA参号機が日本に到着、ミサト達は起動試験のため松代に向かう。シンジ、レイ、ヒカリそしてトウジはそれぞれの思いを胸に前日を過ごす。試験開始直後、参号機は暴走し、使徒に寄生されている事が判明する。ゲンドウは参号機を第拾参使徒と認定、シンジたちに殲滅を命じるのだった。(C)カラー/Project Eva.
男の戰い
ゲンドウの冷徹さに怒るシンジは、EVAを降りる決意を固める。第3新東京市を去ろうとするシンジ、その時襲来する第拾四使徒。それは圧倒的な力でネルフ本部を蹂躪し、迎撃する弐号機、零号機をも葬り去る。爆炎と悲鳴の中、シンジは一人の男と出会う。(C)カラー/Project Eva.
心のかたち 人のかたち
初号機とのシンクロ率が400%に達したシンジは、戦闘後もEVAから降りることはなかった。彼の肉体はLCLと融合してしまったのだ。自己との対話を続ける“彼”は何を願うのか? EVAに取り込まれたシンジを救出すべくリツコ達によるサルベージ作戦が計画される。(C)カラー/Project Eva.
ネルフ、誕生
ゲンドウの独断先行を憂慮するゼーレは、冬月を誘拐し詰問する。軟禁状態の中、冬月の脳裏にすべての始まりとも言える1999年のユイやゲンドウとの出会い、そして、2000年のセカンドインパクト、さらにネルフ誕生等、現在に至る出来事が走馬灯のように甦る。(C)カラー/Project Eva.
せめて、人間らしく
異常なまでのシンクロ率の低下を一番深刻に受け止めているのはアスカ自身だった。彼女の頭にフラッシュバックする幼き日の残酷なる記憶。自分の存在意義を賭し、使徒迎撃に出撃するアスカ。しかし、沈黙したままの弐号機に、そのプライドは完全に打ち砕かれる。(C)カラー/Project Eva.
涙
新たなる使徒の迎撃に出撃したレイは、肉体と精神を侵食されてしまう。その救出のため、ゲンドウは委員会の凍結命令を破り、初号機を起動させた。しかし、シンジもまた使徒によって侵食されそうになった。その時、レイは自分自身の意志によって、ある決断をする。(C)カラー/Project Eva.
最後のシ者
フィフスチルドレンとしてやってきた少年、渚カヲル。彼は、シンジに対し好意を示す。戸惑いながらもシンジは彼を唯一語り合える存在として意識する。しかし、カヲルはゼーレによって遣わされた存在であった。シンジは過酷な選択を迫られる。(C)カラー/Project Eva.
終わる世界
信じる者に裏切られ、全てを失ったシンジは、己の心の深淵を覗き込む。彼は、その深き闇の中で、自らの存在理由を自問する。果たして彼の心の舞台に現れしものは何か? 全てを拒絶し、自己の存在すら危うい少年に、救いの手はあるのか? 現実が、世界が、心の闇の中で急速に閉じてゆく……。(C)カラー/Project Eva.
世界の中心でアイを叫んだけもの
欠けたヒトの心を埋める。それが人類補完計画の真実なのか? シンジは自己の内宇宙を漂い、己の不安と向き合う。全ての世界は一人の少年の心が産み出した幻影なのか? 自己の安息を願う少年は、可能性の世界の存在を知る。心の旅の果てにシンジが見たモノとは?(C)カラー/Project Eva.
『エヴァ』の登場人物には、今までアニメにはないタイプのキャラクターが大勢います。いずれも個性的なキャラクターで、複雑なストーリーを動かしていきます。そのひとりひとりの特徴をご紹介します。
EVAの操縦者はいずれも14歳で、母親がいません。心理学では「魔の14歳」と呼ばれる非常に不安定な、そして発達段階で重要な時期の少年少女たちが、状況としても精神面でもギリギリのところで戦います。
EVA初号機パイロット。サードチルドレン。特務機関ネルフ司令・碇ゲンドウを父に持ちます。母・ユイはEVA開発に関わっていて、実験中の事故で亡くなっています。
非常にセンシティブで内向的な性格。アスカによると内罰的でもあります。他者との接触にやや怖れを抱く傾向がある一方、意志や正義感が強い少年です。
EVA零号機パイロット。ファーストチルドレン。赤い瞳が印象的な、謎の多い少女。過去の記録がすべて抹消されており、経歴も不明。
表情にも話し方にも感情の抑揚がなく、他者の感情の波にも左右されることがありません。しかし、ゲンドウの前でだけは笑顔を見せます。「人類補完計画」の謎につながるキーパーソンでもあります。
EVA弐号機パイロット。セカンドチルドレン。ドイツから来日して、日本ではシンジやミサト達と一緒に生活しています。
母はEVAの開発に関わっていて、実験中の事故で精神崩壊を来し、アスカを認識できなくなってしまいました。
それがアスカのトラウマとなり、彼女の自立心の強さにつながっていきます。
プライドと社交性が高い少女ですが、その性格はトラウマと表裏一体の脆いものです。その脆さからストーリー終盤では悲愴な運命に見舞われます。
正式名称は「国際連合直属非公開組織特務機関NERV」。使徒迎撃・殲滅をミッションとする国連直属の超法規的組織です。
本部は第3新東京市地下のジオフロントにあり、EVAを複数保有。最高司令官は碇ゲンドウ。
特務機関ネルフ戦術作戦部作戦局第一課課長。階級は一尉(第拾弐話で三佐に昇進)。
EVAパイロットたちの直属の上司で、シンジやアスカの保護者。使徒殲滅作戦時の戦闘指揮を執ります。
シンジが接触するはじめての「大人の女性」で、母・姉・友人・恋人など多面的な役割を果たします。
指揮官としては優秀ですが、性格が少々ガサツで私生活がだらしないのが玉にキズ。
特務機関ネルフ技術開発部所属。EVA開発総責任者であり、スーパーコンピューターシステムMAGIの管理をしています。
MAGIの開発者は母である赤木ナオコ。ミサトや加持リョウジとは大学時代に同級生でした。
いつも白衣姿で机にはコーヒーカップ。ヘビースモーカーでもあります。仕事はクールにこなしますが、
ネルフ司令のゲンドウと母娘2代で愛人関係にあり、情熱家の一面も。
特務機関ネルフ司令。碇シンジの父。
常にサングラスを着用していて、席に着いているときには机に肘をつき、顔の前で両手の指を組むポーズを取ります。
シンジが幼い頃に姿を消し、そのため、シンジとは交流がなく、親子として通じている部分が見当たりません。
目的のためには手段を選ばない冷淡なタイプで、ゼーレとは別に最終的な目標を持っていて、独善的に人類補完計画を進めていきます。
特務機関ネルフ副司令。もとは形而上生物学教授で、ゲンドウとユイはかつての教え子。
ゲンドウを理解し、その真意を知る唯一の人物です。ネルフでは実務を担当していますが、ゲンドウが不在のときは指揮を執ることもあります。
特務機関ネルフ本部技術開発部所属オペレーター。階級は二尉。リツコの直属の部下で、彼女に強く憧れ、「先輩」と呼んで慕っています。
オペレーターとしては優秀で、コンピューターウィルス型の使徒イロウルがMAGIに侵入したときには外部コンピューターから進化促進プログラムを送り込み、ネルフの危機を救いました。
特務機関ネルフ本部オペレーター。階級はマヤやシゲルと同じ二尉。眼鏡をかけていてやや童顔の青年です。
ミサトに好意を抱いており、ネルフよりもむしろミサト個人に忠誠心を持っている様子も見られます。
彼女の上官としての命令だけでなく、個人的な依頼を引き受けることも多く。機密情報へのアクセスなど特技を活かしながら危険なことをすることもあります。
特務機関ネルフ本部オペレーター。階級はマヤ、マコトと同じく二尉。肩までの長い髪が特徴の青年です。
主に通信と情報分析を担当していて、使徒殲滅作戦時はEVAのモニタリングと戦況のアナウンスをマヤ・マコトと分担。
EVAのパイロット搭乗から地上へ出て使徒と対面するまでのプロセスのモニタリングも行います。
作中で唯一、誰にも名前を呼ばれたことがない人物です。
特務機関ネルフ特殊監査部所属。階級は一尉。ミサト、リツコは大学時代の同級生で、葛城ミサトはかつての恋人でもあります。
前任地はネルフドイツ支部。アスカとともに来日し、そのままネルフ本部の所属となりました。
ドイツから来たのはアスカに随伴するだけでなく、「最初の使徒」アダムを運び込み、ゲンドウに渡すという重要な役を負ってのことでもありました。
太古から世界を裏から支配しているという秘密結社。もとは宗教団体で、最終目的は「人類補完計画」の完遂。
使徒に関する預言が記された「裏死海文書」をもとにシナリオを書き、それに沿ってネルフを操っています。
ゼーレの中心的存在として人類補完計画を指揮する人物です。常に目許が隠されており、素顔はわかりません。
ネルフ設立以前からゲンドウとはつながりがあり、信頼を置いていた様子。それゆえネルフ最高指揮官として使徒殲滅や人類補完計画の遂行などを任せていました。
しかし、計画が進行するにつれ、ゲンドウの思惑とゼーレの目論見との間にズレが出てきます。
それを危険視してネルフに送り込んだのが第17使徒だったのです。
EVA弐号機パイロット。フィフスチルドレン。EVAを操縦できなくなったアスカの代わりに人類補完委員会(メンバーはゼーレとほぼ同じ)からネルフへと送り込まれた少年です。
社交性が高く柔和な印象で見目も美しく、EVAとのシンクロ率を自由に操る能力を持ちます。
シンジに特に好意を見せ、シンジもまたカヲルに惹かれていて、2人の仲は深いものになりますが、その先には悲劇が待っていました。
正式名称は「第3東京市立第壱中学校」。山の中腹、ネルフの20番ゲート近くにある中学校。
シンジ、レイ、アスカが通っていて彼らはいずれも2年A組の生徒ですが、実は2年A組の生徒は全員がEVAのパイロット候補だったのです。
第壱中学校2年A組のシンジのクラスメイト。いつも黒いジャージ姿で、関西弁を話します。いくらか短気ですぐに手が出るタイプ。
シンジが初めてEVAに搭乗した戦闘に巻き込まれて妹が負傷し、そのために当初はシンジに敵対的でしたが、のちに大切な友人となります。
フォースチルドレンとしてEVAパイロットに選ばれ、妹をいい病院に転院させることを条件にEVA参号機に搭乗しますが、参号機には悲劇が待っていました。
第壱中学校2年A組のシンジのクラスメイト。いつもトウジと一緒にいて、ビデオカメラを手にしている眼鏡の少年です。
ミリタリーオタクでネルフや戦略自衛隊の装備に詳しい知識を持ちます。ネルフ職員である父が持つ情報を盗み見して、いち早くニュースを仕入れています。
自らがEVAパイロットになることを望み、第拾八話「命の選択を」では直接ミサトに会ってEVAのパイロットにしてほしいと頭を下げたほどです。
第壱中学校2年A組のシンジのクラスメイト。2年A組の学級委員長で、クラスメイトらからは名前ではなく「委員長」と呼ばれています。
左右のおさげとそばかすがチャームポイント。トウジに恋心を抱いていて、好意が裏返って口うるさくなってしまいます。
アスカと仲がよく、彼女のすすめでトウジのために弁当をつくる場面も。姉妹がいて、姉はコダマ、妹はノゾミという名前です。
『エヴァ』では「母親」がストーリー展開のキーとなっています。母親と思春期の少年少女との関係が、EVAとパイロットとの関係に類似あるいは影響します。
シンジとアスカの母親はそれぞれが搭乗するEVAの開発に関わっていました。
EVA初号機パイロット・碇シンジの母。ネルフ最高司令官・碇ゲンドウの妻。
EVA初号機の起動実験の際に事故で肉体が消滅、魂だけが初号機の中に取り込まれています。
ゲンドウ、冬月とは大学生時代に知り合っていて、当時からゲンドウとは交際していました。
間もなく結婚して、セカンドインパクトののちにシンジを出産します。人から好かれない性質のゲンドウでしたが、ユイとは相思相愛だったようです。
赤木リツコの母でスーパーコンピューターシステム「MAGI」の開発者。
MAGIは3基の独立した巨大コンピュータから成り、それぞれがメルキオール、バルタザール、カスパーの名を持っています。
ナオコはメルキオールには科学者としての自分、バルタザールには母としての自分、カスパーには女としての自分の人格を移植しました。
その3つの人格によってMAGIはものごとを協議・決定します。
EVA弐号機パイロット・惣流・アスカ・ラングレーの母。
EVA弐号機の開発に関わっていました。しかし接触実験の際に精神汚染に遭い、ユイと同じく魂の大部分をEVA弐号機に残してしまいます。
僅かにサルベージされた魂で生き残ったキョウコですが、人形をアスカと思い込んで常に抱き、それとともに首をつってしまいます。
アスカは母に自分を見てもらえなかったこと、母を自死でなくしたことがトラウマになっているのです。
『エヴァ』にはレギュラーではないけれど、たびたび登場する味のあるキャラクターや、単発での登場ですが重要な役まわりにあるキャラクターなどもいます。
この項ではそういった人物たちを紹介していきます。
正式名称は「BX293A PEN2」。見かけはイワトビペンギンによく似ていますが、ペンペンは新種の温泉ペンギンです。
作中では自発的に風呂に入るシーンが何度か見られます。ミサトの同居人(?)で、普段は冷蔵庫の中に住んでいます。
人間の言葉は話せませんが、新聞を読むなど言葉の意味は理解しているような素振りを見せます。ミサト同様にビールをよく飲みます。
日本重化学工業共同体代表。自社及び通産省、防衛庁が共同でEVAに対抗して開発したヒト型ロボット「JA」(ジェット・アローン)の開発責任者です。第七話にのみ登場。
JAの完成披露の場ではネルフへの対抗意識をあからさまにする演説をして、その場にいたリツコやミサトの怒りを誘いました。
しかし完成披露の現場でJAは暴走。自身では対応できず、最終的にはミサトに上役の許可なくJAの停止パスワードを教えます。
第3新東京市立第壱中学校2年A組の担任教師。
授業中にたびたびセカンドインパクトと当時の苦労話をはじめ、長々と話し続けます。
いつも同じ内容で、たびたび話すので生徒たちはもはや聞いてはいないのですが、それでも何度でも話します。
惣流氏であること以外、詳細は不明。
キョウコと結婚し、一人娘のアスカを設けますが、アスカとの交流は深いものではなかった様子。
EVA開発中の事故でキョウコが魂を失ってからはさらに疎遠になり、キョウコを捨てて別の女性と再婚。その後の消息も不明です。母の死後、アスカはとにかく「1人で生きて」きたのです。
EVA開発中の実験事故からサルベージされたキョウコが入院にしていた病院の医師。
アスカの父と懇意になり、結婚してアスカの義母となりました。アスカは表面上、親しく話していますが、実のところは義母を絶対的に拒否しています。
義母もそれをわかって、アスカと親しくなることを諦めてしまっていますが、親としての務めは放棄しておらず、ドイツから電話を寄越したりもします。
『エヴァ』と言えば使徒です。使徒が攻めてくることで『エヴァ』のストーリーははじまり、展開していきます。この項では謎の存在・使徒について、登場する1体ずつ解説していきます。
個体によってさまざまな姿を持つ謎の生命体。構成する要素の99.89%が人類と同じで、MAGIが「パターン青」と判断する独特の波長パターンを持っています。
なぜか1体ずつ順番に現れて、ネルフ本部を襲撃します。
セカンドインパクトの原因となった「光の巨人」。
第3~第17使徒を生み出す根源となったものです。南極大陸で発見され、その調査中に覚醒して謎の大爆発を起こしました。これがセカンドインパクトです。
ゼーレとゲンドウはアダムを利用しようとしており、卵の状態まで退化させようとしていましたが、何らかの手違いでセカンドインパクトは起こってしまったのでした。
ネルフ本部の最深部にあるターミナルドグマに磔にされている白い巨人。顔にはゼーレの意匠である7つの目の仮面がつけられ、下半身はなく、腰から無数の人間サイズの下半身が生えています。
地球上のすべての生命の源とされており、人類はその最終形態。EVAのうち唯一、初号機はリリスから生み出されたものだとされています。
セカンドインパクト以来、途絶えていた使徒の出現。15年ぶりに現れたのがサキエルであり、シンジが乗るEVA初号機がはじめて戦った使徒です。
くちばしを持った仮面のような頭部が身体の胸の辺りにあり、怒り肩で細い腕を持ちます。腕からは光の槍を発射し、EVA初号機とシンジを苦しめました。
イカのようなキノコのような姿の使徒。身体の両脇に触手のような腕を持ち、鞭のように振るいます。
腕はどんな材質のものも容易に切り裂き、EVA初号機は電源を供給するアンビリカルケーブルを切断され、窮地に追い込まれます。
ギリギリの窮地から繰り出された初号機の攻撃で弱点であるコアを直撃され、活動を停止。本体はほぼ無傷だったため、ネルフにより使徒のサンプルとして回収されました。
半透明の青色をした正8面体の姿の使徒。巨体でありながら宙に浮いて移動します。
本体下部からドリルを伸ばし地面を掘削してネルフ本部を攻撃します。また、身体の稜線から収束するように荷粒子砲を放つためEVAも近寄れません。
これに対抗するため、ミサトは巨大な陽電子砲を使うために日本全国から電力を徴用して、EVAの手で陽電子砲による超長距離射撃を行う「ヤシマ作戦」を立案、決戦に挑みました。
クジラのようなエイのような姿の使徒。
水中から現れ、ドイツからEVA弐号機を輸送中の艦隊を襲いますが、初登場のアスカが弐号機を駆って戦います。
しかし弐号機は海中に引きずり込まれ、戦況は不利に。
ミサトの作戦によって弐号機は救出、弐号機の手で開かれたガギエルの口内には戦艦2隻による零距離射撃が行われ、ようやく殲滅しました。
二足歩行で猫背のヒト型の使徒。分裂して2体になり、連携して攻撃してきます。
2体のうち一方が攻撃を受けて身体を真っ二つにされても、もう一方が無事ならすぐさま回復してしまいます。
手に鋭い爪を持ち、目からは光線を放ちます。EVA初号機と弐号機のユニゾン攻撃、即ちシンジとアスカの息を合わせた協力攻撃によって殲滅されました。
浅間山火口で発見された、人間の胎児のような姿の使徒。これはタコのような、生きてはいるが動かない状態のもので、ネルフは捕獲しようとEVA弐号機を派遣します。
しかし捕獲作戦中に蛹は羽化をはじめ、捕獲作戦は殲滅作戦に移行。
羽化後はカレイとエビとを混ぜたような姿になり、火山のマグマの中を自由に高速で泳ぎまわります。
素早い動きで弐号機を翻弄しましたが身体に冷却液を注入され、続く弐号機の攻撃で殲滅されました。
半球状の円盤のような身体に蜘蛛のような細長い4本の脚を持つ使徒。
身体には目のような模様が多数(実際に視力はない)。目の模様の部分から溶解液を滲出させて滴下させ、装甲車などを溶かして攻撃します。
折りしもネルフは何者かの工作によって停電中で、狙ったかのようなタイミングで出現。
電力が得られないネルフは人力でEVA3機を出撃させ、これを殲滅しました。
全使徒中、最大サイズ。衛星軌道上に現れた使徒です。
アメーバのようなシンメトリーの姿で、身体の一部を分裂させて爆弾のように地上に落下させます。落下ごとに軌道が修正され、攻撃の精度が上がっていきました。
最後は分裂させた一部ではなく、本体まるごとがネルフ本部を狙って落下。
EVA零号機、初号機、弐号機の3機がそれぞれ離れた地点で待機、連携して受けとめるという奇跡のようなことを行います。
見えざる敵とでも言うべき、微生物状の使徒。ナノマシンの集合体で、弱点となるものに遭遇しても異常な速度で弱点に対応できるよう進化します。
ネルフ本部のMAGIシステムをハッキングし、本部を自爆させようとしました。
MAGIの3基のコンピューターのうち、メルキオールとバルタザールを乗っ取ってしまいましたが、リツコ、マヤによって外部コンピューターからカスパーに送り込まれた自滅促進プログラムにより自滅しました。
宙に浮かぶ球体状の使徒で、球体の表面には白と黒の幾何学模様が見えます。
実は球体の下の地面にある「影」こそが本体。浮かんでいる球体の方が影なのです。
球体を攻撃されると本体(影)が素早く攻撃者の真下に移動し、本体の中に攻撃者を飲み込んでしまいます。
本体の中にあるのはディラックの海(虚数空間)。EVA初号機もその中に取り込まれ、活動限界を迎えるという窮地に陥ります。
粘菌状の使徒。生体に侵食して、その生体の能力を極限まで発揮させることができます。
長野県松代市で行われる起動実験のためにアメリカ支部から輸送されたEVA参号機のエントリープラグに侵入し、寄生状態となっていたところ、フォースチルドレンが搭乗し、参号機を起動。
その際に参号機を支配下に置き、取り押さえに出撃したEVA零号機、弐号機ともに一瞬にして返り討ちにしてしまいました。
四肢がはっきりしないずんぐりとした身体に帯状の腕を持った使徒。
宙を浮いて移動します。身体の前面にある仮面のような顔のような部分からは光線を発し、ネルフ本部を守る特殊装甲を瞬時に18層も破ってしまいました。
EVA弐号機の攻撃をものともせず、帯状の腕で両腕と首を切断してしまい、弐号機の動きを止めてしまいます。
また、零号機のN2爆雷での捨て身の攻撃さえ防ぎきって、とうとうネルフ本部に到達してしまいます。
巨大な光の鳥の姿をした使徒。衛星軌道上に現れ、可視波長のエネルギー波による精神攻撃を行います。
衛星軌道上から動くことがないアラエルをサハクィエルのような長距離攻撃ができる使徒と見てネルフは警戒。
アラエルのエネルギー波を浴びたEVA弐号機のコクピットでアスカはトラウマを刺激され、精神汚染が進んでついには生命維持に支障が出る状態にまで追いやられます。
二重らせんの光る輪の姿をした使徒。ときには輪を崩して紐状になって攻撃もしてきます。
アラエルに続き「人の心」に迫りって精神攻撃をし、バルディエルのようにあるものに侵食して、融合しようとします。
出撃したEVA零号機はアルミサエルに侵食され、パイロットのレイも体内に侵食されてしまいました。
人の姿をした使徒。EVA弐号機パイロット・フィフスチルドレンの渚カヲルがタブリスです。
第1使徒アダムの魂を人のかたちの肉体に宿した姿で、彼はゲンドウと決裂したゼーレによってネルフに送り込まれた「最後の使徒」です。
アラエル、アルミサエルに続き、「人の心」に迫る使徒であり、シンジに接触することで人の心を知ろうとしました。
しかし、結果としてそれはサードインパクトの引きがねとなったのでした。
渚カヲルの名セリフ「歌はいいね。(中略)リリンの生み出した文化の極みだよ」。
このセリフにも登場する「リリン」とは、実は人類のことです。
第25話でミサトが「人類=リリン=第18使徒」という言及をしています。
ユダヤ教の伝承においてはリリンとは、アダムと妻・リリスの間に生まれた悪魔の子を指します。
使徒、襲来
第3新東京市に降り立った少年・碇シンジを出迎えたものは、人類の存在をも脅かす驚異--使徒と国連軍との激しい戦闘であった。シンジは葛城ミサトの手引きにより、特務機関ネルフの本部へと向かう。そこで再会した父・ゲンドウは、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンへの搭乗、及び使徒の殲滅をシンジに促すのだった。(C)カラー/Project Eva.
見知らぬ、天井
EVA初号機に搭乗したシンジは、使徒との激闘の末、生還する。ミサトに引き取られる事になったシンジ。知らない町、知らない人々。そして、ミサトのマンションで彼が見たものも、知らない天井でしかなかった。シンジの脳裏をかすめる使徒との激戦の追憶。その先に彼が見たものは--。(C)カラー/Project Eva.
鳴らない、電話
新しい中学校に転入したシンジは、友人を作れないでいた。彼がEVAのパイロットであるという事が発覚し、ざわめき立つクラスメイト。EVAと使徒との戦闘で負傷した妹を持つトウジとの対立。シンジの気持ちは誰にも理解されないのか。そんな中、新たな使徒の襲来を告げる警報が、第3新東京市の空に鳴り響く。(C)カラー/Project Eva.
雨、逃げ出した後
新たな環境に馴染めぬシンジは、現実から逃避するようにミサトの元から去ってしまう。第3新東京市を、あてどなく彷徨するシンジ。クラスメイトのケンスケとの出会いは一時の安らぎを与えたが、翌朝、ネルフの大人達により連れ戻される。彼を待っていたものは、厳しい現実と、他人としてのミサトの冷たい言葉だった。(C)カラー/Project Eva.
レイ、心のむこうに
感情を表に出さず、他人と必要以上の接触をしようとしない少女・綾波レイ。シンジは、自分よりも父に近い位置にいる彼女に興味を持ち接近するが、彼女はシンジに心を開こうとはしない。父を信頼できないと云う彼をレイは非難し、頬を叩く。そんな中、使徒が第3新東京市に迫っていた。(C)カラー/Project Eva.
決戦、第3新東京市
第伍使徒の放った加粒子砲の直撃を受け、死線を彷徨うシンジ。一方、攻守共にほぼ完璧と云える能力を有する使徒に対し、ミサトは日本全国の電力を総動員し、極大エネルギーの陽電子砲によって、射程外からの超長距離射撃で撃滅する「ヤシマ作戦」を立案、実行に移す。勝利確率8.7%の戦いが、今、始まる。(C)カラー/Project Eva.
人の造りしもの
ネルフのEVAに対抗し、日本重化学工業共同体は巨大人型自走兵器J.A.(JET ALONE)を建造。ミサトとリツコが出席した完成披露会場でJ.A.は、突如暴走を始める。動力源である原子炉の炉心融解の危機が迫る。ミサトは単独でJ.A.に乗り込み、プログラム消去のパスワードを入力しようとするが……。(C)カラー/Project Eva.
アスカ、来日
ミサトとシンジら4人は、EVA弐号機を搬送中の太平洋艦隊へ。そこには、セカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレーと、ミサトの元恋人の加持リョウジとの出会いが待っていた。強気で自己主張の強いアスカは、シンジをライバル視する。そこに第六使徒が来襲。アスカはシンジと共に弐号機に乗り込み、出撃するが--。(C)カラー/Project Eva.
瞬間、心、重ねて
弐号機が一刀両断した第七使徒は2体に分離再生し、EVAを倒す。N2爆雷によって足止めに成功するも、再侵攻は時間の問題だった。2体の使徒を倒すのは、両方の核に同時に荷重攻撃を加えるしかない。ミサトはシンジ、アスカのコンビネーションを完璧にすべく、ユニゾンの訓練を開始する。(C)カラー/Project Eva.
マグマダイバー
羽化前の第八使徒が浅間山の火口内で発見された。ネルフは使徒を生きたまま捕獲・回収する作戦、A-17を発令。3体のEVAのうち、唯一極地戦用特殊装備に対応可能な弐号機を駆り、アスカは火口へ降下する。だが、捕獲が終了したと思われた時、使徒が羽化を開始。灼熱のマグマの中で、アスカの孤独な戦いが始まった。(C)カラー/Project Eva.
静止した闇の中で
ある朝、第3新東京市は予期しない停電にみまわれ、都市機能は完全に停止した。ゲンドウと冬月は外部の人間による謀略と判断、マギとセントラルドグマの維持に奔走する。そこへ襲来する第九使徒。危機を察したシンジ達は、必死にネルフ本部へ向かう。そこで待っていたのは、ゲンドウが手動で待機させていたEVAだった。(C)カラー/Project Eva.
奇跡の価値は
大気圏外より自らを落下させて、ネルフ本部に直接攻撃を仕掛けようとする第拾使徒。本部で指揮を執ることになったミサトは、勝率0.00001%の作戦を提唱する。奇跡は起こしてこそ価値が出るもの、と言うミサトだが、リツコはそれを私的な復讐心だと指摘する。落下する第拾使徒、果たして奇跡は起こるのか?(C)カラー/Project Eva.
使徒、侵入
初めてネルフ内部に侵入した第拾壱使徒は、細菌サイズの微少なものだった。猛烈な勢いで進化しながら施設を汚染していく使徒。やがて使徒はマギシステムをハッキング、ネルフ本部の自爆を提訴する。リツコは使徒に対し、逆ハッキングで自滅促進プログラムを送ることを提案する。(C)カラー/Project Eva.
ゼーレ、魂の座
人類補完委員会の招集を受けたゲンドウは、本部に使徒が侵入したことを否定する。ネルフ本部では、パイロットと機体との相互互換試験が行われていた。しかし突然、零号機からシンジへの精神汚染が発生し、零号機は暴走してしまう。憎しみをぶつけるようにモニター室を殴る零号機。その目標はレイなのか、それとも……。(C)カラー/Project Eva.
嘘と沈黙
かつての恋人・加持に対し、ミサトは今も複雑な感情を抱いていた。父への思いと恋人の想いを整理しきれずに悩むミサトを、加持は優しく受け止める。だがミサトは、加持がネルフに所属していながらネルフを内偵していることを知っていた。加持はミサトをセントラルドグマへと導く。そこでミサトが目にしたものは……。(C)カラー/Project Eva.
死に至る病、そして
第拾弐使徒レリエルは、内部にディラックの海と呼ばれる虚数空間を持っていた。油断していたシンジは、初号機ごと使徒の内部に取り込まれてしまう。ミサト達は外部から救出を模索する。一方、シンジは生死の境目を漂いながら、もう一人の自分との自問自答を繰り返していた。果たしてシンジは生還できるのか?(C)カラー/Project Eva.
四人目の適格者
米国のネルフ第2支部はS2機関実験中のEVA四号機と共に消滅した。EVA参号機は日本のネルフ本部にて起動試験が行なわれる事となる。マルドゥック機関により、新たに選ばれる専属パイロット…フォースチルドレン。逡巡するミサト、何も知らないシンジ。そして“彼”は……。(C)カラー/Project Eva.
命の選択を
米国からEVA参号機が日本に到着、ミサト達は起動試験のため松代に向かう。シンジ、レイ、ヒカリそしてトウジはそれぞれの思いを胸に前日を過ごす。試験開始直後、参号機は暴走し、使徒に寄生されている事が判明する。ゲンドウは参号機を第拾参使徒と認定、シンジたちに殲滅を命じるのだった。(C)カラー/Project Eva.
男の戰い
ゲンドウの冷徹さに怒るシンジは、EVAを降りる決意を固める。第3新東京市を去ろうとするシンジ、その時襲来する第拾四使徒。それは圧倒的な力でネルフ本部を蹂躪し、迎撃する弐号機、零号機をも葬り去る。爆炎と悲鳴の中、シンジは一人の男と出会う。(C)カラー/Project Eva.
心のかたち 人のかたち
初号機とのシンクロ率が400%に達したシンジは、戦闘後もEVAから降りることはなかった。彼の肉体はLCLと融合してしまったのだ。自己との対話を続ける“彼”は何を願うのか? EVAに取り込まれたシンジを救出すべくリツコ達によるサルベージ作戦が計画される。(C)カラー/Project Eva.
ネルフ、誕生
ゲンドウの独断先行を憂慮するゼーレは、冬月を誘拐し詰問する。軟禁状態の中、冬月の脳裏にすべての始まりとも言える1999年のユイやゲンドウとの出会い、そして、2000年のセカンドインパクト、さらにネルフ誕生等、現在に至る出来事が走馬灯のように甦る。(C)カラー/Project Eva.
せめて、人間らしく
異常なまでのシンクロ率の低下を一番深刻に受け止めているのはアスカ自身だった。彼女の頭にフラッシュバックする幼き日の残酷なる記憶。自分の存在意義を賭し、使徒迎撃に出撃するアスカ。しかし、沈黙したままの弐号機に、そのプライドは完全に打ち砕かれる。(C)カラー/Project Eva.
涙
新たなる使徒の迎撃に出撃したレイは、肉体と精神を侵食されてしまう。その救出のため、ゲンドウは委員会の凍結命令を破り、初号機を起動させた。しかし、シンジもまた使徒によって侵食されそうになった。その時、レイは自分自身の意志によって、ある決断をする。(C)カラー/Project Eva.
最後のシ者
フィフスチルドレンとしてやってきた少年、渚カヲル。彼は、シンジに対し好意を示す。戸惑いながらもシンジは彼を唯一語り合える存在として意識する。しかし、カヲルはゼーレによって遣わされた存在であった。シンジは過酷な選択を迫られる。(C)カラー/Project Eva.
終わる世界
信じる者に裏切られ、全てを失ったシンジは、己の心の深淵を覗き込む。彼は、その深き闇の中で、自らの存在理由を自問する。果たして彼の心の舞台に現れしものは何か? 全てを拒絶し、自己の存在すら危うい少年に、救いの手はあるのか? 現実が、世界が、心の闇の中で急速に閉じてゆく……。(C)カラー/Project Eva.
世界の中心でアイを叫んだけもの
欠けたヒトの心を埋める。それが人類補完計画の真実なのか? シンジは自己の内宇宙を漂い、己の不安と向き合う。全ての世界は一人の少年の心が産み出した幻影なのか? 自己の安息を願う少年は、可能性の世界の存在を知る。心の旅の果てにシンジが見たモノとは?(C)カラー/Project Eva.
地球人とゼントラーディ星人の銀河間戦争が始まってから50年後の西暦2059年。戦争の終結とともに共存の道を歩むこととなった2種族は、荒廃した地球の再生を目指すとともに、外宇宙に種を広めつつ新たな故郷となる星を探す「銀河播種計画」が始動しました。巨大な居住船を中心とした長距離移民船団の派遣です。都市機能をまるまる再現した船の中では、多くの民間人が地球となんら変わらない生活を送りながら、世代を跨いで新天地への到着を夢見ていました。作品の舞台は第25次新マクロス級移民船団「マクロス・フロンティア」。ありのままの自然を再現したバイオプラント船アイランド1には1,000万人もが生活し、独自の文化を形成しています。そんなフロンティア船団へある日、第21次新マクロス級移民船団「マクロス・ギャラクシー」から“銀河の妖精”と謳われるトップアーティスト、シェリル・ノームが来訪します。銀河コンサートツアーの行程中であった彼女は、最後のステージ会場としてこの船団を訪れていました。主人公・早乙女アルトは美星学園航宙科に通う、大空を夢見るパイロット候補生です。学生ながらも優秀な操縦テクニックを持つ彼は、友人であるミハエル・ブランやルカ・アンジェローニらとともに、シェリルのコンサートにおけるアクロバット飛行のパフォーマンス係を引き受けていました。しかし、ミスでシェリルがステージから落下してしまうアクシデントが発生。アルトはギリギリのところで彼女を助けますが、それすらもステージ演出に変えてしまったシェリルのプロ意識に圧倒されます。コンサートが白熱する中で、船団は謎の宇宙生物「ヴァジュラ」の襲撃を受けていました。避難命令が発令される中で会場から脱出したアルトは、街へ降り立ったヴァジュラと、民間軍事プロバイダー「S.M.S」の最新鋭バルキリー「VF-25 メサイアバルキリー」との交戦を目撃します。しかし圧倒的な力を持つヴァジュラの前に、パイロットは奮戦むなしく命を落としてしまいます。敵が次に目を付けたのは、逃げ遅れて街を彷徨っていた少女ランカ・リーでした。アルトは咄嗟に空っぽになったVF-25のコックピットへと飛び乗ります。二度と誰かが死ぬ瞬間を見ないため。自分が生き残るために。
舞台は獣人が地上を支配し、人間が地下に隠れ住むことになった地球。地下に隠れ住む穴掘り少年・シモンはまだその運命に気づいていなかった…。感動のシナリオと豪快かつ大迫力のロボットバトルで、幅広い層に愛される2000年代を代表するロボットアニメ活劇。2007年放送。さまざまな謎や敵に、気合いと仲間を武器に立ち向かう!ジーハ村の少年穴掘りシモン(柿原徹也)は、採掘の途中で謎のドリルと大きな顔面型のロボットを掘りあてる。そんなある日、村の天井が崩れ、巨大なロボットとそれを追った少女・ヨーコ(井上麻里奈)が地上から落ちてくる。シモンと兄貴分のカミナ(小西克幸)は、ヨーコとともに見つけたばかりの謎のドリルと顔面型ロボで敵を打ち倒し地上へと飛び出す。獣人の支配から逃れて、明るい地上の生活を取り戻すため、ヨーコの仲間たちと「大グレン団」を結成し、獣人の本拠地へ攻め込む決意をするシモン。果たして、地上を支配する螺旋王の目的は何なのか、そしてシモンが見つけたドリルに秘められた力とは何なのか…?
多発するレイバー(ロボット)犯罪に、対応するために結成された「警視庁警部特科車両二課(通称・特車二課)」に所属するメンバーの活動を描いた、ギャグありシリアスありのアニメ。「週刊少年サンデー」で連載された、ゆうきまさみの漫画『機動警察パトレイバー』をテレビアニメ化。放送が開始されたのは1989年10月。すでにOVA、劇場版で高評価を得ており、ファンにとって待望のテレビアニメ化だった。原作はヘッドギア。これはゆうきまさみの意向によって、結成されたグループである。メンバーは原案・原作をゆうきまさみ、キャラクターデザインを高田明美、脚本・構成を伊藤和典、監督を押井守が務める。今作品では押井も、脚本を手がけている。泉野明巡査(冨永みーな)は、特車二課がある基地を訪れていた。レイバー操縦者のテストを受けるためである。しかし特車二課に配属された新型レイバー・イングラムが何者かによって強奪された。現場に居合わせた泉野明巡査は、イングラムを取り戻すべく、原付バイクで追跡を開始。途中、取り締まりしていたパトカーに乗り換えるも、強奪犯が乗るレイバー運搬用の車両をぶつけられ、大破させられる。だが、野明巡査は諦めなかった。
その再生を破壊する…!歪んだままの世界に対しガンダムが再び戦いを挑む第2期 第1期から4年後を舞台に、新生ソレスタルビーイングの戦いを描く。進化したガンダムのバトルだけでなく、一般人である沙慈にもスポットを当てるなどドラマ部分も深化。 ソレスタルビーイングと国連軍の決戦から4年。世界は地球連邦としてまとまったように見えたが、その裏では特殊部隊アロウズによる弾圧が横行していた。刹那はアロウズに捕えられた沙慈を救出。ソレスタルビーイングに合流し、再び世界と戦う決意をする…。
果たして世界から戦争はなくすことは可能なのだろうか? そんな疑問を突き詰めていったのが、『機動戦士ガンダム00』である。2007年10月よりファーストシーズンが放送された今作は、従来の宇宙世紀とはまた別の世界。西暦2307年を舞台に、ガンダムがすべての戦争に武力介入するというストーリーが視聴者に衝撃を与えた。西暦2307年。宇宙太陽光発電と軌道エレベーターが実現した世界。しかしその恩恵を受けられるのは3つの大国のみで、小国間では貧困と紛争に喘いでいた。そんなある日、大国AEUが新型モビルスーツの演習をおこなっていたところ、空より飛来した謎のモビルスーツから襲撃される。GUNDAMと刻印された謎のモビルスーツは、現行の技術力をはるかに凌駕する性能でAEUのモビルスーツを撃破する。同じころまた別の2機のガンダムが、宇宙ステーションを狙った凶悪なテロを圧倒的な性能で制圧していた。やがて世界に向けて、ソレスタルビーイングと名乗る組織がひとつの声明を発表する。「世界中のあらゆる武力紛争にガンダムで介入し、戦争を根絶する」と。そのガンダムを操るパイロットこそ刹那(宮野真守)、ロックオン(三木眞一郎)、アレルヤ(吉野裕行)、ティエリア(神谷浩史)。4人の若者だった…。
『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』は地球の人間であるナチュラルと、コロニーに住む遺伝子操作された人間であるコーディネイターとの争いを描いた物語である。人型ロボット兵器を中心とした激しいバトルだけでなく、国や人種の争いまで表現した複雑な人間模様がリアルに表現されている。今作はもととなる『機動戦士ガンダムSEED』 のテレビシリーズ放送開始から、10周年にあたる2011年に制作が発表されたリバイバル作品で、テレビシリーズの内容をもとに、新たな音楽に新作カットなどを加えて再編集された。地球とコロニー勢力との戦争が続くなか、キラ・ヤマト(保志総一朗)は中立国・オーブのコロニーで暮らしていた。しかしこのコロニーでは地球連合軍の新型兵器が開発されており、それが原因で敵国であるザフトの襲撃を受けてしまう。争いに巻き込まれたキラは、ザフトと地球連合軍が戦っている現場に遭遇する。その争いのなかキラは、敵兵として旧友であるアスラン・ザラ(石田彰)に再会した。その後キラは、地球連合軍の新型機動兵器であるストライクガンダムに乗ることになる。それによりキラは望まない争いのなかに、身を投じていくことになってしまうのだった…。
少年少女が己の命を賭け未知の侵略者“フェストゥム”と戦うオリジナルロボットアニメ XEBEC制作のオリジナルアニメ。脚本は山野辺一記、冲方丁が担当。搭乗すれば同化現象という危険が伴うロボット兵器・ファフナーで戦う少年たちの葛藤とその戦いを描く。 日本の片隅に浮かぶ竜宮島に、ある日突然、不思議な声が響き渡った。「あなたはそこにいますか…」そしてその瞬間、謎の敵によって竜宮島は襲撃される。島に暮らす少年・真壁一騎は、兵器・ファフナーに乗り込み、戦うことを決意するのだった。
C.E.70…。ザフトと地球連合の戦いは熾烈を極め、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後に停戦条約が締結された。だがこの停戦条約によってナチュラルとコーディネイターの争いの火種が消えたわけではなかった。その戦乱の中、シン・アスカは地球連合軍のオーブ侵攻に巻き込まれ、眼前で両親と妹を失う。唯一の形見、妹の携帯電話を握り締め悲しみにくれる中、頭上をこの戦争の元凶である「モビルスーツガンダム」が飛び去っていく。オーブを去った彼は、プラントへと渡る。そして、C.E.73。彼はザフトの戦士になっていた…。
ダカス星の帝王ゾアは、宇宙の母源ともいうべき超エネルギー“ボルテックス”を自由に操り、宇宙を征服しようと企んでいた。コマダー星をはじめ数々の星の文明を破壊したダガス軍団の猛威はついに地球に迫り、コズモ博士と001を連れ去ってしまう。残されたサイボーグ戦士たちは、帝王ゾアを倒し、博士と001を救出すべくダカス星へと向かう。
オンボロ空手道場を営む流竜馬に目をつけ、その力を試すべく三人の刺客を送り込む早乙女。その鬼神の如き戦いぶりを見て、竜馬こそがゲッターロボのパイロットにふさわしいと確信した早乙女は、竜馬の不意をつき麻酔銃で彼を眠らせ、研究所へ連れ帰る。やがて目覚めた竜馬が目にしたものは、伝説の生物・鬼の死体だった!(C)2004永井豪・石川賢/ダイナミック企画・新早乙女研究所
エンタメの現場(劇場・スタジアム・ライブハウスなど)へ、年間約100回通うライター・ 編集者。 スポーツでは、サッカーJリーグ、プロ野球、高校野球、大相撲、プロレスなど。 舞台では、大人計画、ブス会*、イキウメ、劇団☆新感線界隈をウォッチ。鑑賞作品は、 脚本家と演出家でチョイスしています。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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