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動画配信サービスで配信している作品から編集部が厳選した注目作品の一覧です。
注目の映画、アニメ、ドラマがどこの動画配信サービスで配信されているかをチェックしてみよう。
『ReLIFE』は2016年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、ダメニートとなった27歳の青年がふとしたことで高校生活をやり直すことになる物語。原作は夜宵草の漫画であり、2013年から2018年まで漫画アプリ・comicoで連載されていた。アニメ版の制作はトムス・エンタテインメント。音楽はジャズミュージシャンである坪口昌恭が担当し、独特の世界観を作り上げている。またエンディングテーマは、2000年前後のJ-POPが毎話代わる代わる流れる仕組みとなっている。海崎新太(小野賢章)は2浪して大学に入り、就職活動がままならないため大学院に進み、その後就職するもわずか3ヶ月で退職してニートとなった男。再就職のあてもなく彷徨っていたところ、リライフ研究所の夜明了(木村良平)に声をかけられ、「高校生の身体となり、1年間の高校生活を送る実験」の被験者に選ばれる。酔った勢いで承諾した新太は、流されるままに二度目の高校生活へ突入。そこで出会った日代千鶴(茅野愛衣)、大神和臣(内田雄馬)、狩生玲奈(戸松遥)などと、戸惑いながらも青春を謳歌していく…。
K-POPのNo.1アイドル×アンチ第1号が同居生活!?NAVER TVで放送されAmazon Primeで配信された、韓国のテレビドラマ。K-POP界に君臨するNo.1男性アイドルと、そんな彼が大嫌いなアンチ第1号の女性が、ひょんなことから一緒にリアリティ番組に出演することになる! LINEマンガで日本版にリメイクしたWeb漫画も配信中。入社3年目にして、これといった功績も上げられていない雑誌記者・イ・グニョン(チェ・スヨン)。最近では雑用ばかり押しつけられていたが、ある日記者としてのチャンスが訪れる。なんとK-POPのNo.1男性アイドル・フジュン(チェ・テジュン)が出席するパーティーに、参加することになったのである。しかしそのパーティーで、フジュンからストーカー扱いされてしまう。頭に来たグニョンは、自分のハイヒールをフジュンに投げつけ、大喧嘩してしまうのだった。その喧嘩のせいで、グニョンは雑誌社をクビになり、人生がメチャクチャになってしまう。そこで、その腹いせにグニョンはフジュンのアンチ第1号となり、彼のファンたちと揉めごとを起こすようになる。ところがその出来事をきっかけに、グニョンに思わぬオファーが舞いこむ。それはなんとフジュンと一緒に、リアリティ同居番組に出演するというものだった!?
ギフテッドとは、先天的に高い知能を持つ子どものことである。映画『gifted/ギフテッド』は、天才的な頭脳を持つ少女と、そんな彼女を育てる叔父の物語。子どもを持つ親ならば、誰もが悩む子育てのこと。今作では、数学の天才というギフテッドを持つ少女を通じて、子どもを育てるということについて、普遍的で大切なことが描かれている。ただ泣けるだけでない、大切なことを物語から受け取ることができる、必見の映画だ。叔父のフランク(クリス・エヴァンス)と猫のフレッドと暮らすメアリー(マッケナ・グレイス)は、普通の学校に通う普通の少女。そう、誰もが思っていた。ある日、学校へとやってきたメアリーは数学で高い知能を発揮し、担任のボニー(ジェニー・スレイト)を驚かせる。それと同時に、ある疑問がボニーの頭をよぎる。「なぜこれほど天才的な頭脳を持つ少女が、普通の学校にいるのだろうか」と。学校とは才能を伸ばす場。しかし、メアリーの才能は明らかに学校の手にあまるものだった。ボニーは調べていくうちにあるひとつの真実にたどり着く。それは、メアリーの母親が天才数学者であり、すでに自殺していたということだった。
『復讐者に憐れみを』などで知られるパク・チャヌク監督が手掛けた、サスペンス映画。理由もわからず10年以上監禁されていた男の復讐劇を描いていく。日本の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』を原作としており、世界中で高い評価を受けている作品である。主演を務めたのは、『シュリ』などに出演する、チェ・ミンシク。復讐におぼれ、心の闇を爆発させる狂気的な演技から目が離せない。ごく普通の男・デス(チェ・ミンシク)は、正体不明の誰かに突然誘拐され、小さな部屋に閉じこめられる。そればかりか、愛する妻が何者かに殺され、自分が容疑者のひとりとして警察に追われていることを知るのだった。監禁生活中、デスは毎日のように体を鍛え、自分を監禁した犯人への復讐を誓う。それから15年後。突然解放されたデスは、寿司屋で働ている女性・ミド(カン・ヘジョン)に出会う。ミドに自分を監禁した犯人を探していることを話し、ふたりは協力して真犯人を追っていく。
ドラマ化もされた名作コミック『アダムス・ファミリー』の映画化作品。不気味な雰囲気を感じさせる作品だが、ストーリーはコミカルに作られており、老若男女が楽しめる映画となっている。そんな今作のメガホンをとったのは、『メイ・イン・ブラック』シリーズを手掛けたバリー・ソネンフェルド。テレビドラマ版を踏襲したダークな世界観を構築し、今作を大ヒットへと導いた。不気味な屋敷に住んでいるアダムス一家は、世間から見れば変わり者の集団だったが、彼ら自身は幸せな生活を送っていた。そんなある日、当主のゴメス(ラウル・ジュリア)は、かつて生き別れになってしまった兄・フェスターを見つけようとする。一方、アダムス一家の顧問弁護士・タリー(ダン・ヘダヤ)は、アビゲイル(エリザベス・ウィルソン)に借りた金を返すため、一家が持つ莫大な資産を狙っていた。そして、フェスターの姿がアビゲイルの息子・ゴードン(クリストファー・ロイド)にそっくりだと知り、アダムス一家の資産を乗っ取るための計画を思いつく。
ギャングやボクサーを主人公にした3つのストーリーが展開する、クエンティン・タランティーノ監督の代表作。3つのストーリーが複雑にからみ合っていく脚本が高く評価されており、その年のアカデミー賞では脚本賞に輝いている。今作で主演を務めたのは、『グリース』に出演したジョン・トラボルタ。そのほかにも、『ダイ・ハード』シリーズで知られるブルース・ウィリスや、タランティーノ監督作の常連俳優であるサミュエル・L・ジャクソンが出演している。ビンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)は、ギャングのボス・マーセルス(ビング・レイムス)を裏切った若者たちに報復するため、彼らの住むアパートに突入する。一方、ボクサーのブッチ(ブルース・ウィリス)は、マーセルスを裏切ったため、組織に追われていた。恋人のファビアン(マリア・デ・メディロス)と逃げようと考えるブッチだったが、親の形見である時計を家に忘れたことに気がつき…。
井上真央主演のヒューマンドラマ。毒母に翻弄されて追い詰められる子どもたちの姿を描く。2017年10月より放送。主人公のスクールカウンセラー・藍沢日向を井上真央が演じ、その恋人・本庄和彦に工藤阿須加が扮する。自殺する生徒の母・吉岡真紀子役の仲間由紀恵をはじめ、及川光博や白洲迅、新川優愛、羽場裕一、神尾佑、佐久間由衣ら豪華キャストが顔をそろえる。椿が丘高校のスクールカウンセラー・藍沢日向(井上真央)は、毒母の尚子(手塚理美)との関係に幼いころから悩んでいた。そんな彼女のもとには、毎日生徒や教師・大宮奈緒(新川優愛)らが相談に訪れる。不登校の1年生・吉岡圭吾(遠藤健慎)が気にかかる日向。仕事熱心な彼女は同僚教師から煙たがられながらも、轟木校長(羽場裕一)の了解を得て、圭吾の担任の霧島直樹(及川光博)とともに家庭訪問をおこなう。笑顔で迎えた圭吾に日向は、違和感を覚える。過干渉な圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)は、息子が学校でいじめを受けていたと話し、本人にはストレスがかからないよう学校側だけで調査するように依頼する。万引騒ぎを起こしたバスケ部マネージャーの増田希美香(山口まゆ)は、自分を顧みず男のもとへ走る母・麗美(青山倫子)に逆上して突き飛ばし、大けがをさせてしまう。そんななか、真紀子から圭吾が家出をしたという連絡が入り…。
Webマンガ原作。韓国歴代3位の大ヒットを記録した作品である。死後の世界を描いた儒教的な内容ながら、コミック的ハッタリにあふれたハイスピードアクションに、地獄を巡る壮大なアドベンチャー。それと同時に生前の罪を問う法廷劇や、どんでん返しのあるサスペンス要素まで、まさに盛りだくさんとしかいいようがないエンターテインメント作品である。ビル火災の現場。少女を抱えたまま背中から落下した消防士のキム・ジャホン(チャ・テヒョン)は目を覚ますと、誰かに呼ばれる声を耳にする。声のしたほうを見ると、火災現場には似つかわしくない、黒づくめの格好をした少女と青年がいた。それぞれドクチュン(キム・ヒャンギ)、ヘウォンメク(チュ・ジフン)と名乗るふたり組で、冥界の使者であった。冥界の法では、人間は死を迎えると49日以内に裁判を7回受けなければならず、すべてを無罪で通った者のみ新しい人生を始められるという。ドクチュンとヘウォンメクのふたりは、ジャホンを壮絶な最期を迎えた“貴人”として迎えに来たのだった。
2014年1月から4月まで放送されたテレビアニメ作品で、第3期にあたる。第1期の『咲-Saki-』は2009年4月から9月まで、第2期の『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』は2012年4月から7月まで放送された。原作は2006年から「ヤングガンガン」で連載されている、小林立の漫画『咲-Saki-』。麻雀の競技人口が多くなった架空の世界で、麻雀部に所属する女子高生たちが大会を通じてしのぎを削る。長野県大会の熾烈な戦いを制した宮永咲(植田佳奈)、原村和(小清水亜美)、片岡優希(釘宮理恵)、竹井久(伊藤静)、染谷まこ(白石涼子)。彼女たち清澄高校麻雀部のメンバーは、インターハイに出場するため東京へと向かう。泊まる予定の旅館に着くと、長野県大会決勝で戦った風越女子高校と龍門渕高校のメンバーが応援のために駆けつけてくれていた。また、鶴賀学園のメンバーも遅れて現地に来るという。清澄高校のメンバーは、知り合いばかりで緊張感のない空気に拍子抜けするのであった。翌日のインターハイの抽選会で清澄高校は、愛宕洋榎(松田颯水)率いる姫松高校、神代小蒔(早見沙織)率いる永水女子高校と同じ、強豪ひしめくブロックを引いてしまう。清澄高校は強豪校相手に、どのような戦いをしていくのか...!?
カート・ラッセルがサンタクロースを演じた、『クリスマス・クロニクル』の続編。前作から2年後の世界を舞台に、サンタと再会したケイトと、新キャラクター・ジャックの冒険が描かれる。魔法のような冒険から2年後。ケイト(ダービー・キャンプ)は心身ともに大人になっており、母・クレア(キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー)の恋人であるボブ(タイリース・ギブソン)に対して、複雑な感情を抱いていた。そんななかで迎えたクリスマスシーズン。ケイトは家族とともに旅行に行く。もちろんボブも一緒で、不満を感じたケイトは家族から逃げ出そうとする。ひとりで家に帰ろうとするケイトだったが、なぜかボブの息子・ジャック(ジャジル・ブルーノ)がついてきてしまう。ふたりは空港に向かうも、突如サンタの住む村に瞬間移動する。原因はわからなかったが、サンタクロース(カート・ラッセル)との再会に喜ぶケイト。しかし、その裏では、クリスマスを壊そうとしているベルスニッケル(ジュリアン・デニソン)の計画が進行しており…。
『クリスマス・クロニクル』は、サンタクロースのプレゼント配りを手伝うことになった兄妹の活躍を描く、クリスマス映画である。劇中に登場するサンタクロースは、世間のイメージとは異なる、ワイルドなキャラクターとして描かれた。そんなサンタクロースを演じたのは、アクション映画に多く出演しているカート・ラッセル。彼の演技により、貫禄と親しみやすさの両方を持った、まったく新しいサンタクロースが誕生した。クリスマスの夜。テディ(ジュダ・ルイス)とケイト(ダービー・キャンプ)の兄妹は、ふたりだけで留守番をしていた。そんなとき、ふたりの家にサンタクロース(カート・ラッセル)がやってくる。好奇心旺盛なケイトは、寝ていたテディを起こし、サンタのソリに忍びこんだ。プレゼントを配り終えたサンタはソリに戻ってくるが、ふたりの存在に気がつかず、そのままソリを浮かべてしまう。空中でふたりの存在に気がついたサンタは、びっくり仰天。ソリのコントロールを狂わせてしまい、プレゼントはバラバラに。このままでは夜の間にプレゼントを配れないと悟ったサンタは、テディとケイトにプレゼント配りの手伝いを強制するのだった。
『戦場のメリークリスマス』は、日本人監督である大島渚が手掛けた戦争映画である。日本軍の俘虜収容所で起きた事件を描き、国際的なミュージシャンであるデヴィッド・ボウイや、お笑い芸人のビートたけしが出演している。今作はストーリーだけでなく、坂本龍一が手掛けたテーマ曲も高く評価された。坂本龍一は映画本編にも出演しており、デヴィッド・ボウイ演じるセリアズに惹かれていく、難しい役どころを演じている。第2次世界大戦下のジャワ島。日本軍の俘虜になった軍人たちを収容する施設にて、暴行事件が発生する。日本軍のハラ(ビートたけし)と、日本語を話すイギリス軍人・ロレンス(トム・コンティ)は、協力して事態を収拾させた。ふたりは事件をきっかけに仲よくなるが、無線機を所持していたロレンスは頭の固い大尉・ヨノイ(坂本龍一)によって、独房に入れられてしまう。しかし、ヨノイは命令に従わないイギリス軍人・セリアズ(デヴィッド・ボウイ)に惹かれていき…。
「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部をアニメ化した作品。第3部に登場した空条承太郎の娘・徐倫を主人公に、スタンド使いたちとの戦いが描かれる。アニメーションは前作から引き続き、david productionが手掛けており、「ジョジョらしさ」を重視した独特な演出も健在だ。無実の罪で刑務所に収監された徐倫(ファイルーズあい)は、父親の空条承太郎(小野大輔)から奇妙なペンダントを譲り受ける。その中には「矢の破片」が入っており、矢で手を傷つけた徐倫はスタンド能力を身につけた。しかし、承太郎を嫌っていた徐倫はペンダントを捨て、別の囚人に拾われてしまう。その結果、刑務所内で別のスタンド使いが生まれ、徐倫に牙をむく。そんななか徐倫を刑務所から脱獄させるため、無敵のスタンド・スタープラチナを持つ承太郎が面会にやってくる。承太郎は徐倫が刑務所に入れられた本当の理由を話すのだが、すでに敵のスタンド使いによる攻撃が始まっていて…。
2019年7月から9月にかけて放送された、テレビアニメ作品。原作は2017年から「週刊ヤングマガジン」で連載されている、原作・岡本健太郎、漫画・さがら梨々による同名漫画である。女子高生が無人島で生き残るために、試行錯誤していく本格サバイバル作品だ。修学旅行へ向かう生徒たちを乗せた飛行機が、海に墜落。バラバラになった飛行機の破片にしがみつくことで助かったのは、鬼島ほまれ(M・A・O)、鈴森明日香(河野ひより)、天谷睦(安野希世乃)、九条紫音(和氣あず未)の4人の女子高生だった。周りには、ほかの生徒も救助の姿も見当たらない。炎天下の海の上で助けを待っている間、喉が渇く4人だが、水などは持ち合わせていない。焦りを覚える明日香、睦、紫音の3人をよそにほまれは生きている魚を捕まえ、着ている制服で魚を絞って生き血を飲み始めるのだった...。ほまれ以外の3人は助けも来ず、周りには何も見えない状況に気を落としていく。しかしほまれは冷静だった。彼女は過去に、何度も遭難した経験があるのだという。しばらくの間漂流していると無人島が見えてくる。経験豊富なほまれのアドバイスを聞き、無人島に向かって泳ぐもサメに追われる羽目に。命からがらなんとか無人島に到着したのだが、ここから長いサバイバル生活が始まっていく...。
エクストリーム・スポーツ、通称・Xスポーツは極限状況に挑む過酷なスポーツである。一歩間違えれば大怪我必至の、まさにエクストリーム(過激な)という名に相応しい存在だ。映画『X-ミッション』は、そんなXスポーツを題材にしたクライムアクション映画である。全編危険度MAXの極限スタントが炸裂する今作は、アドレナリンジャンキーなら必見のハイテンションアクション映画だ。エクストリーム・スポーツのバイカーであるジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)は、人類未踏の大地を踏破するという偉業を達成するも、そのときに親友を亡くしてしまう。やがて7年の月日が経ち、ユタはエクストリーム・スポーツ界から去り、FBI捜査官という立場にあった。そんなある日、謎の集団が絶対不可能な状況からダイヤモンドや大金を盗み出し、貧民街に散布するという事件が発生する。FBI捜査官としては未熟なユタだが、元エクストリーム・スポーツのバイカーとして、この事件が“オザキ8”と呼ばれるエクストリーム・スポーツ最大の試練に挑んでいることを看破する。やがてユタはこの謎の集団を追うため、“オザキ8”のひとつである大波の試練に挑む。
メルヘンの世界で大冒険!?安西信行の漫画『MÄR』をもとにしたテレビアニメ作品。メルヘンの世界に召喚されたごく普通の男子中学生が、個性豊かな仲間たちと出会いながら、一緒に大冒険を繰り広げる!原作コミックスは、小学館の「サンデーコミックス」から全15巻が刊行されている。中学2年生の虎水ギンタ(くまいもとこ)は、運動も勉強もパッとしない男の子。最近ずっと夢に出てくるメルヘンの世界に夢中で、周囲からはバカにされていた。ある日、登校したギンタが教室にいたところ、突如目の前に不思議な扉が出現する。その扉がメルヘンの世界につながっていると知ったギンタは、クラスメイトが見ている前で、扉の向こうへと旅立つのだった。そうしてメルヘンの世界に降り立ったギンタは、見たこともない生き物がいる光景にテンションを上げ、そこらへんを駆けまわる。そんななかで、彼は魔女ドロシー(中島沙樹)と出会い、彼女から魔力を持つアクセサリー・ÄRM(アーム)の存在を教えられる。ÄRMに興味津々なギンタを見たドロシーは、彼を利用できるのではないかと考える。そこで、ドロシーはギンタを連れて、レアなÄRMが隠されているとされる洞窟を探索することにする。ところが、探索の末に見つかったÄRMにふたりは驚がくする。なんとそれはバッボ(銀河万丈)と名乗る、しゃべるけん玉型のÄRMだったのである!
ひどい男にフラれて傷ついた女性に代わって、復讐をおこなう痛快ドラマ。普段は冴えない地味な主人公・落とし屋のマリコが、ターゲット好みの魅力的な女性に変身しては自分に惚れさせ、その後容赦なく地獄へと突き落としていくさまを描く。ぶっちゃけキャラでバラエティでも人気の夏菜が、マリコ役をパワフルに好演。マリコのバディ・ケンジを森永悠希、依頼者のユミを古畑星夏が演じるほか、浅香航大、雛形あきこらゲスト俳優が登場してドラマを盛り上げる。エリート男性のコウイチ(浅香航大)と、おしゃれなレストランでデートをしていたユミ(古畑星夏)。良い雰囲気のなか、母にコウイチを紹介したいとユミがいうと、彼はただの遊びだったと冷たくいい放つ。泣きながら歩いていたユミは、「スイートリベンジ 失恋の恨み晴らします」と書かれた看板に気づく。事務所を訪れると、調査員のケンジ(森永悠希)が喜んで迎え入れ、恋愛の達人・落とし屋として、キノコ好きの冴えない地味な女社長・マリコ(夏菜)を紹介する。数日後、ケンジはコウイチが複数の女性と付き合っていることを突き止める。するとマリコは、清楚な美女に大変身。彼女はターゲットの好きな女性がどんなタイプか仮説を立て、彼好みの姿に化けては恋の地獄に落とす達人だった。さっそくマリコは、コウイチの参加する異業種交流会に潜入するが…。
韓国で2012年に公開され、人気俳優・ソン・ジュンギがオオカミ少年役を演じることで大きな話題を呼んだ映画。ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』のヨンハ役で、多くのファンの心をつかんだソン・ジュンギが、まったくイメージの異なる役で新境地を開いた。オオカミからイメージされる荒々しさではなく、どこか寂しげで深く澄んだ眼差しのオオカミ少年の姿はとても印象的である。さらにオオカミ少年と出会い、次第に心を通わせていく病弱な少女・スニを演じるパク・ボヨンの純粋でかわいらしい笑顔にも、心惹かれていく。肺の病気のため、空気のきれいな田舎に引っ越してきた少女・スニ(パク・ボヨン)は、物置に潜んでいた少年(ソン・ジュンギ)と出会う。少年は汚れたボロボロの衣服をまとい、まるでオオカミのような姿で、スニたち家族をにらみつけた。言葉も話せず、意思の疎通もできないそのオオカミ少年のことを、最初は避けていたスニだったが、少しずつ興味を持ち、「チョルス」と名付けて世話をし始めるようになる。食事の作法や、歯の磨き方、文字の書き方など、人間らしい生活ができるように、チョルスに少しずついろいろなことを教えていくスニ。初めは強い警戒心を抱いていたチョルスも、スニや家族の優しさに包まれ、いつしか心を開き始めるのだが…。
2015年に韓国SBSで放送され、イケメン人気俳優のパク・ヒョンシクと、モデルとしても活躍しているソンジュンが共演することで大きな話題となったドラマ。アイドル歌手としても活躍するパク・ヒョンシクは、SBS演技大賞で優秀演技賞とニュースター賞を受賞するなど、今作の演技で俳優としても高く評価された。表向きはとても優雅で華やかな上流社会を舞台に、その裏に隠されたそれぞれの複雑な思いが描かれ、からみ合う人間関係から目が離せない。テジンパシフィックグループの末娘・ユナ(ユイ)は、韓国内でも有名な財閥の娘という身分を隠しながら、ユミン百貨店の食品売り場でアルバイトとして働いていた。財閥の娘という肩書きばかりが目立ち、自分の実力が正しく評価されないことに嫌気がさしていたのだ。さらに、グループの会長を務めるユナの父が、母・ヘス(コ・ドゥシム)のほかに愛人を作っていることも嫌だった。そして、長男・ギョンジュン(イ・サンウ)ばかりを溺愛し、何かにつけてユナのことを悪者にするヘスのことも嫌いだった。そんななか、ユナはヘスから見合いをするように命じられてしまう。反抗心むき出しのユナだったが、その見合い相手はユナが働いているユミン百貨店の本部長・チャンス(パク・ヒョンシク)だったのだ。
『Just Because!』は2017年10月から12月にかけて放送されたオリジナル・テレビアニメ作品で、高校生たちの恋愛模様を描いたストーリー。制作は後に『グレイプニル』『かげきしょうじょ!!』などを手掛けるPINE JAMで、今作が初のオリジナル作品となる。シリーズ構成・脚本は鴨志田一が務めており、音楽プロデュースは女性シンガーソングライターのやなぎなぎが担当している。高校3年生の泉瑛太(市川蒼)は、父の転勤によって神奈川の高校へと転校してきた。といっても、瑛太はもともと神奈川の中学に通っており、2年のときに父の転勤によって福岡へ転校。そして、今回4年ぶりに神奈川へ戻ってきたのである。瑛太は推薦によって進学する大学が既に決まっており、時期的にも3年の3学期ということでどのクラスにも属さず自習室登校という形になった。そのため新たな友人を積極的に作ろうとはしていなかったが、かつての親友・相馬陽斗(村田太志)、そして密かに想いを寄せていた夏目美緒(礒部花凜)と学内で再会。それをきっかけに、陽斗、美緒、瑛太それぞれの恋模様があらためて展開していく…。
『91Days』は2016年7月から放送されたオリジナル・テレビアニメ作品で、マフィア社会を題材にしたハードボイルド・アクション。制作は『デュラララ!!』シリーズや『夏目友人帳』シリーズをブレインズ・ベース時代から手掛け続け独立した朱夏で、今作が初のオリジナル作品となる。ストーリーは、マフィアに家族を惨殺された主人公が復讐を果たしていくというもの。オープニングテーマは「TK from 凛として時雨」の楽曲で、ハードな世界観をストレートに演出している。ある夜、ラグーザ一家にマフィアのヴァネッティ・ファミリーが押し入り、少年だったアンジェロ(朝井彩加)を残し、父・母・弟が殺害された。その後、アンジェロだけがなんとか生き延びて7年後、アヴィリオ・ブルーノ(近藤隆)と名を変え自堕落な生活をしているところへ、家族を殺害した犯人の名が書かれた手紙を受け取る。世は禁酒法の時代であり、酒の供給は密造酒で成り立っていたが、その密造酒を製造している親友のコルテオ(斉藤壮馬)とともに、アヴィリオはヴァネッティファミリーへと近づいていく。そして、ファミリーの中心人物であり、アヴィリオの復讐相手のひとりでもあるネロ(江口拓也)の信頼を勝ち取っていき…。
1年に一度、12時間だけすべての犯罪が許可される日に起きた、最悪の出来事を描いていくホラー映画。低予算で制作された作品ではあるが、奇抜な設定と家族をテーマにしたドラマ性が評価され、シリーズ化されるほどのヒットを記録した。近未来のアメリカ。治安の悪化を恐れた政府は、国民の不満を解消させる手段として、新しい法律・パージを制定した。これは1年に一度、12時間だけすべての犯罪を許可する法律で、パージに参加した者は殺人や強盗など、どんな行為をしても裁かれることはない。その結果、犯罪率は減少するが、ほとんどのアメリカ国民はパージの日を恐れ、自宅のセキュリティを強化していた。そして、今年もパージの日がやってくる。家族を守るため、外部の人間が侵入できないセキュリティを導入したジェームズ(イーサン・ホーク)は、今年もパージを乗り切ろうとしていた。しかし、息子のチャーリー(マックス・バークホルダー)が、パージ参加者たちに追われていたホームレス(エドウィン・ホッジ)を家に入れてしまう。参加者のターゲットになってしまったジェームズたちは、残り時間を乗り切ろうとするのだが…。
ゆかいな3人組が織りなす、新感覚学園コメディ!篠原健太の漫画『SKET DANCE』をもとにした、テレビアニメ作品。部活の助っ人から悩み相談、果ては裏庭の清掃まで、学園内のトラブルをすべて引き受ける学園生活支援部、通称「スケット団」の日常を描く!原作は、集英社発行の「週刊少年ジャンプ」で6年間にわたって連載された。開盟学園高校の学園生活支援部、通称「スケット団」。部活の助っ人から悩み相談、落とし物の捜索、裏庭の清掃まで、学園内のあらゆる問題を解決する集団である。だがほかの生徒たちからは単なる便利屋だと思われて、実際は全然依頼が来ない。そんなわけで、スケット団に所属する藤崎佑助(吉野裕行)、鬼塚一愛(白石涼子)、笛吹和義(杉田智和)の3人は、暇をもてあましていた。そんなある日、転校生の杉原哲平(阪口大助)がひとりでいるところを見つけた3人は、彼を気づかって声をかける。だが、そのまま彼を強引にスケット団に入れようとして逃げられてしまう。ところが、その直後に哲平がスケット団の部室にやってくる。しかも、彼は赤いペンキを全身にかぶっていた。彼がいうには、校舎裏で池を眺めていたところ、校舎内にいた何者かにペンキをかけられたらしい。いったい犯人は誰なのか。その目的は何なのか。真相を突き止めるため、佑助らスケット団は調査を始めるのだった…。
武井咲主演の、工業高校を舞台にした青春ドラマ。女子高受験に失敗して男だらけの明日香工業高校に入学した主人公・直が、恋に友情に奮闘しながら成長していく姿を描く。一生懸命なヒロインから元気をもらえる作品だ。生徒役には主演の武井咲をはじめ、松坂桃李、賀来賢人、永山絢斗、古川雄輝、剛力彩芽ら若手人気俳優が集結。勝村政信、白石美帆、笹野高史ら実力派キャストが脇を固める。第一志望の女子高に落ちてしまい、アスコーこと明日香工業高校に入学することとなった吉野直(武井咲)。周りは荒くれ者の男子ばかりで、新入生の女子はたった3人だけ。担任の大向徹(勝村政信)は事なかれ主義で、直はクラスメイトの玉木誠(賀来賢人)や竹内和也(永山絢斗)らともなじめずにいた。ひとり校舎の外に出た直のもとに、突然白いスーツ姿のホスト風の男が現れる。彼は元子役のアスコー生・横山有人(松坂桃李)だった。アスコーを勧めた祖父の冨士男(笹野高史)にも、つい反抗してしまう直。更衣室で初めて出会った女子生徒・相沢桃(剛力彩芽)からの、「工業高校は男選び放題」という言葉にも反発する。けがをした直が保健室に行くと、横山の姿があった。養護教諭の杉崎加奈子(白石美帆)は、ここは女子の避難所だからいつでもおいでと声をかける。帰り道で直は、普段とは違うやさしい顔で幼い弟妹におやつを食べさせている玉木を見かけ…。
福士蒼汰主演の純愛ラブストーリー。主人公・葵が幼なじみの初恋の女性・あかりと再会し、さまざまな葛藤を乗り越えて真実の恋に突き進んでいく姿を描く。ヒロイン・あかりを本田翼、恋のライバル・翔太を野村周平が演じるほか、陽気な友人・公平を演じる仲野太賀、あかりの父親役の小林薫、葵の勤務先の社長を演じる吉田羊ら豪華俳優が顔を揃える。2015年。東京の建築設計事務所に勤める三浦葵(福士蒼汰)のもとに、高校の親友・金沢公平(仲野太賀)から同窓会の連絡が入り、同じく高校の友人・蒼井翔太(野村周平)が葵を訪ねてくる。葵は初恋の相手・あかり(本田翼)との高校時代を思い出すのだった。2008年。富山の高校に通う葵とあかりは、互いの家を行き来するほど仲の良い幼なじみだった。水泳部の葵は最後の大会で勢いあまってフライングして失格となってしまうが、あかりはそんな彼に結構かっこよかったといって明るく励ます。転校生だった翔太は、失恋して橋から飛び降りようとしていた公平を葵と助けたことから親しくなる。あかりがモテる男子から告白されたことを聞いた葵は、焦りから心にもないことをいってあかりを傷つけてしまう。翔太は葵を学校のプールに呼び出し、あかりに思い切りぶつかっていくようにと背中を押すのだった。あかりを訪ね、謝って仲直りをした葵。そして、ふたりは花火大会に一緒に行く約束をするのだが…。
『殺戮の天使』は2018年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメで、探索型のサイコホラー作品。原作は星屑KRNKRNが開発したホラーゲームであり、Windows版をはじめ、スマホやNintendo Switch、PlayStation 4などで発売された。アニメ版の制作はJ.C.STAFFで、ホラー脚本家として著名な藤岡美暢がシリーズ構成を務めている。美しい作画と臨場感あふれる音楽には定評があり、オープニングテーマは遠藤正明が担当。あるビルのなかで目覚めた少女レイチェル・ガードナー(千菅春香)は、記憶が曖昧な状態だったがとにかく「外に出なければいけない」と思っていた。エレベーターでB6階へ下りたレイチェルは、そこでザック(岡本信彦)という大鎌を持った殺人鬼青年に襲われる。なんとかB5階に逃げ込んだレイチェルは、そこで自分の主治医だというダニー(櫻井孝宏)と出会う。しかし、このダニエルもまた異常者の空気を漂わせてくる。そこへザックが現れてダニーを大鎌で斬りつけ…!
『魔法戦隊マジレンジャー』は2005年2月から2006年2月にかけて放送された特撮ヒーロードラマで、スーパー戦隊シリーズの第29作となる。「魔法」をモチーフにしており、世界観は西洋ファンタジー路線。兄弟姉妹による5人戦隊であり、家族愛もひとつのテーマとなっている。メインライターは、後に『フレッシュプリキュア!』などのシリーズ構成を務める前川淳。Sister MAYOが歌う、軽快なエンディングテーマ「呪文降臨〜マジカル・フォース」も話題となった。小津家は長男の蒔人(伊藤友樹)、長女の芳香(別府あゆみ)、次女の麗(甲斐麻美)、次男の翼(松本寛也)、そして末っ子の魁(橋本淳)を母の深雪(渡辺梓)が支える仲のよい家族。ある日、この一家の前に謎の魔法陣が現れ、そこから恐ろしい怪人が飛び出した。逃げる子どもたちを守るように、深雪は変身してその怪人を撃退! そう、深雪は天空聖者から授かった魔法によって変身できる魔法使い・マジマザーだったのだ。そして、深雪は5人の子どもたちも魔法使いとして戦わなければならないと説明。ここに、地底冥府インフェルシアの怪人たちと戦う魔法戦隊マジレンジャーが誕生した…!
『エレファント・マン』などのカルト映画で知られるデヴィッド・リンチが、伝説的なSF小説を映画化した作品。CGがまだ発達していない80年代に製作された映画だが、特殊効果がふんだんに使われており、原作の世界観が再現されている。宇宙時代になくてはならない「スパイス」が産出される惑星・アラキスに、新しい支配者・レト(ユルゲン・プロフノウ)がやってくる。彼はアラキスに平和をもたらそうと、原住民族・フレーメンと交流していく。一方、アラキスの前支配者であるハルコンネン男爵(ケネス・マクミラン)は、アラキスの支配権を取り戻そうと、レトの暗殺計画を立てていた。レトも男爵の動きを察知しており、警備を固めるよう、部下に命令する。そんな緊迫した状況のなか、レトの息子であるポール(カイル・マクラクラン)に暗殺用の小型ドローンが忍び寄る。訓練を受けていたポールはドローンを止め、暗殺を回避するが、その間にも男爵の計画は進行しており…。
『エマニエル夫人』は、若妻の性生活をエロティックに描いていくフランス映画である。全編をとおしてヌード描写が多く、激しいベッドシーンもあるが、女性の美しさを強調するカメラワークと演出が高く評価された。主人公のエマニエルを演じたのは、オランダ人女優のシルビア・クリステル。今作が映画初主演だが、その美しさと演技力が高く評価され、80年代にはハリウッドでも活躍した。指先までエマニエルになりきった、艶やかな演技に注目だ。若くして外交官のジャン(ダニエル・サーキイ)と結婚したエマニエル(シルビア・クリステル)は、夫の赴任先であるバンコックに訪れていた。そんなある日、エマニエルはタイ在住の外国人が集まるパーティーに参加する。彼女たちは性に対して奔放で、夫以外の男性とも肉体関係を持っていた。夫を愛するエマニエルは、ほかの男に抱かれることに抵抗があったが、周囲の人間に感化され、性欲にブレーキがかからなくなっていく。
『ようこそ実力至上主義の教室へ』は2017年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、全国屈指の名門校で繰り広げられる学園サスペンス。原作は衣笠彰梧のライトノベルであり、2015年からMF文庫Jにて刊行されている。2016年からは一乃ゆゆの作画によってコミカライズもはじまっており、こちらは「月刊コミックアライブ」にて連載。アニメ版の制作はLercheで、監督は『乱歩奇譚 Game of Laplace』を手掛けた岸誠二、そして『TIGER & BUNNY』で知られる橋本裕之のW監督という体制をとっている。物語の舞台は、全国屈指の名門といわれる高度育成高等学校。そこは、入学すると卒業まで外へ出ることは許されない場所。しかし、学内に生活に必要なものや娯楽施設などはふんだんに揃っており、学生証カードに振り込まれたポイントで購入するシステムがとられていた。新入生は、入学早々10万ものポントが与えられ、ほとんどの学生は湯水のようにそのポイントを使っていったが、実はそこに大きな落とし穴があった。1年D組に入学した綾小路清隆(千葉翔也)は、その様子を冷静に見ながら、同じく我が道を行く隣席の堀北鈴音(鬼頭明里)とともに、激しいクラス間抗争に巻き込まれていくことに…。
「すみっコぐらし」のキャラたちが絵本の世界で大冒険!?サンエックスの人気キャラクター「すみっコぐらし」を主人公とする、劇場版アニメーション第1弾。とびだす絵本に吸いこまれた「すみっコぐらし」のキャラたちが、さまざまな絵本の世界を渡り歩きながら、ひとりぼっちのひよこのために奮闘する! アニメーション制作はファンワークス。とにかくすみっこにいることが大好きな「すみっコ」たち。寒いのが苦手なしろくま、恥ずかしがり屋のねこ、自分探し中のぺんぎんなど、いろいろなすみっコたちが今日もにぎやかに過ごしていた。そんななか、お腹が減ったすみっコたちは、いつものようにお気に入りのお店「喫茶すみっコ」にやってくる。それぞれメニューを選んで、料理が運ばれてくるのを待っていたところ、お店の地下室から大きな物音が聞こえてくる。気になったすみっコたちは地下室に向かうが、特に異変はなさそうである。ところが、地下室の片隅に落ちていたとびだす絵本が突然光り出し、すみっコたちは絵本の世界に吸いこまれてしまう。そうして彼らが入りこんだのが、桃太郎の世界。その世界の登場人物となったすみっコたちは、絵本の筋書きのとおりに動いていく。しかしそんなとき彼らの前に、ひとりぼっちのひよこが現れる。そこですみっコたちは、ひよこのおうちを探そうと奮闘し始めるのだった。
大人気アクションエンターテインメントとしての地位を不動のものとする、『HiGH&LOW』シリーズ。今や多くの人が熱狂する作品も、はじまりはひとつの深夜ドラマからだった。『HiGH&LOW シーズン1』は、深夜ドラマでありながら規格外のアクションと、熱き男たちがぶつかり合う物語で大きな話題となった作品。まさに『HiGH&LOW』の原点そのものである。伝説のチーム・ムゲンが解散して、長いときが経った。かつてムゲンが支配していた地域には、それぞれ5つのチームが頭角を現し、各チームの頭文字からとってSWORD地区と呼ばれていた。Sを司る山王連合会。そのNo.2であるヤマト(鈴木伸之)はある日、不良に追われている青年・チハル(佐藤大樹)を助ける。Oを司る鬼邪高校の転校生であるチハルは、上級生ともめごとを起こしてしまったのだ。もう鬼邪高校には戻れない。山王連合会への加入を懇願するチハル。しかし、このことがきっかけで、山王連合会と鬼邪高校は、抗争の火花を散らすことになる。やがてこの抗争は、山王連合会のリーダー・コブラ(岩田剛典)と、鬼邪高校の番長・村山良樹(山田裕貴)とのタイマンにまで発展する。
韓国発のスパイアクション超大作。北朝鮮の元エリート工作員という特異なキャラクターを主人公にした今作は、韓国版『ジェイソン・ボーン』ともいうべき、スリリングなスパイアクション映画となっている。主人公のチ・ドンチョル役を務めるのは、コン・ユ。韓国を代表する肉体派スターである彼ならではの、壮絶な格闘アクションが炸裂する。妻子を殺された北朝鮮のエリート工作員であるチ・ドンチョル(コン・ユ)は、復讐のため祖国を捨てて韓国へとやって来る。そんな彼を支援するのが、パク会長(ソン・ジェホ)である。元脱北者だが、今では成功し財界へ幅を利かせる大物となっていた。そんな彼が、ある日何者かによって殺害されてしまう。現場に居合わせたドンチョルは、襲いかかってきた犯人を退けるものの、パク会長殺しの容疑者として指名手配される。強大な陰謀に巻き込まれたドンチョルは、わずかな手がかりを頼りに、己のスキルを駆使して犯人探しに奔走する。
映画『リベリオン』は、革新的なSFアクション映画の金字塔である。感情を支配するディストピア社会を舞台にした今作は、閉塞感を打ち破る反逆の物語を描いている。また今作には代名詞ともいえる、二丁拳銃を用いた新感覚アクション「ガン=カタ」が登場する。「ガン=カタ」とは、銃と近接格闘を組み合わせた独自の戦闘術であり、統計に基づいた動きで一度に多数の敵を屠ることに特化している。銃を至近距離で扱うという視覚的なインパクトは強烈であり、後の作品に多大な影響を与えた。悲惨な戦争を経て、新たな都市国家・リブリアは二度と戦争を起こさぬよう、薬で感情を抑制することで新たな平和を実現した。ジョン・プレストン(クリスチャン・ベール)は、感情違反者を取り締まる特殊捜査官である。究極の戦闘術「ガン=カタ」を駆使する冷酷な捜査官であるジョンは、ある日薬の入った小瓶を割ってしまったことで、感情を抑制しないまま仕事へ出ることになる。そこで知ったのは、音楽の美しさに、朝焼けの美しさ。指先を撫でる壁の感覚に、子犬の愛らしさだった。冷酷な捜査官だったジョンは、感情を知ったことで最強の反逆者となってしまう。
『WORKING!!』は2010年4月から6月にかけて放送されたテレビアニメで、ファミリーレストランを舞台にしたドタバタコメディ作品。原作は高津カリノの漫画であり、2005年から2014年まで「ヤングガンガン」で連載されていた。アニメ版の制作はA-1 Picturesで、今作はアニメ第1期作品。これ以後、第2期の『WORKING'!!』、第3期の『WORKING!!!』も制作されている。主題歌はテクノユニット・パール兄弟のサエキけんぞう作詞による楽曲で、ドタバタ作風にピッタリとハマッている。北海道にある風変わりなファミリーレストラン・ワグナリアは、人手不足に悩んでいた。新たなアルバイトの採用を任された種島ぽぷら(阿澄佳奈)は、町中を駆けずり回るがなかなか見つけることができない。そして最後に声をかけた小鳥遊宗太(福山潤)が、ぽぷらの小柄な体型に魅力を感じてOKの返事。晴れてワグナリアで働くことになった宗太だが、乱暴でやる気のない女店長・白藤杏子(渡辺久美子)、なぜか日本刀を持ち歩いている轟八千代(喜多村英梨)、男性恐怖症の伊波まひる(藤田咲)など、超個性派ぞろいのスタッフたちに日々悩まされていくことに…。
いつだって大切な人ほどそばにいる——。韓国のテレビ局・KBSが制作したドラマ。食堂を営む母親に女手ひとつで育てられた3姉妹が、それぞれの悩みを抱えながら、強くたくましく生きていく。韓国で最高視聴率35.9%を記録した大ヒット作。スープ料理のソルロンタンを出す食堂を切り盛りするパク・ソンジャ(キム・ヘスク)は、女手ひとつで3姉妹を育ててきたたくましい母親。その姉妹たちも大人になり、さまざまな悩みを抱えるようになっていた。長女のミソン(ユソン)は、結婚して子どもを作り、共働きをしている。仕事に加えて、家事と子育てに大忙しで、姑との関係も悩んでいた。けれども、ソンジャのサポートもあって、なんとか日々をやり過ごしていた。次女のミリ(キム・ソヨン)は、大企業・ハンソンアパレルで部長を務めるキャリアウーマン。仕事に厳しいため、部下から「鬼部長」と見られていた。そんな彼女は、首席入社の新入社員のハン・テジュ(ホン・ジョンヒョン)と出会い、何度も衝突するなかで、次第にテジュに惹かれるようになっていく。そして、三女のミヘ(キム・ハギョン)は、売れない小説家。大学時代の同期がドラマの脚本賞を取ったことを聞いて奮起し、なんとか新作を書こうともがき苦しんでいた。そんな3姉妹のそれぞれの事情が交錯するなかで、心温まる家族の物語が紡がれていく。
『会長はメイド様!』は2010年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメで、メイド喫茶でアルバイトをする女子生徒会長を中心としたラブコメ作品。原作は藤原ヒロの漫画であり、2006年から2013年まで「LaLa」で連載されていた。アニメ版の制作はJ.C.STAFF。オープニングテーマを担当したのは、女性誌の元読者モデルでもあった水野佐彩。エンディングテーマは、ヴィジュアル系ロックバンドのheidi.が務めている。星華高校はもともと男子校だったこともあり、共学となった現在でも男子生徒の数が圧倒的に多く、女子はまだまだ肩身の狭い思いをしていた。そんななか、鮎沢美咲(藤村歩)は初の女子生徒会長となり、男子ばかりの生徒会を束ねながら、男子生徒からの不当な扱いに悩む女子生徒たちを日々助け回っていた。そんな勝ち気で腕っぷしも強い美咲だが、実は貧乏な家庭事情により、時給のいい「メイド喫茶」でアルバイトをしていたのだった。当然、ほかの生徒たちに知られないよう遠い隣町で働いていたのだが、あるとき校内一のモテ男・碓氷拓海(岡本信彦)にバイト中の姿を見られてしまい…。
『電脳コイル』は2007年5月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、MR技術が普及した電脳社会に生きる子どもたちの姿をコミカルに描いている。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『新世紀エヴァンゲリオン』などにアニメーターとして参加し、アニメファンのみならず業界内でも高い評価を得ている磯光雄が、原作・監督・脚本を務めている。アニメのほか、ノベライズやコミカライズもされており、未来に現実化するであろう最新テクノロジーが数多く登場する革命的なSF作品となっている。舞台は近未来の地方都市・大黒市。優れた電脳技術が一般社会に浸透し、インターネットへの接続はもちろん、MR技術による架空物体をも見ることができる「電脳メガネ」が子どもたちにも広く普及している世界。そこでは、電脳技術を駆使したペットなども当たり前となっていた。小学6年生のヤサコこと小此木優子(折笠富美子)は、金沢市からここ大黒市へと引っ越してきたが、その初日に電脳生物イリーガルに遭遇し、電脳犬のデンスケが異空間に迷い込んでしまう。それを、ひょんなことから優子と知り合っていたフミエこと橋本文恵(小島幸子)が救出。フミエは、ヤサコの祖母であるメガばあ(鈴木れい子)が組織するコイル電脳探偵局の一員だった。そして、ヤサコもその探偵局へ入ることになり…。
『東のエデン』は2009年4月から6月にかけて放送されたサスペンスアニメで、フジテレビのノイタミナ枠で放送されたオリジナル作品。原作は『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズで知られる神山健治。キャラクター原案は『ハチミツとクローバー』で著名な羽海野チカが務めており、独特の雰囲気作りにひと役買っている。コンセプトは「月9のドラマ枠を見る人が観られるようなアニメ」であり、「謎解き」と「携帯電話」がキーとなってストーリーが進んでいく。大学4年生の森美咲(早見沙織)は、サークル仲間たちとアメリカへ卒業旅行に来ていたが、ホワイトハウスの前で警備員とトラブルになる。そこへ、謎の全裸の青年(木村良平)が現れて咲を助ける。その青年、どうやら過去の記憶がまったくない様子。その青年はいったん咲と別れたが、事前に準備されていた数枚の偽造パスポートから「滝沢朗」という名を選び、その後再会した咲とともに日本へ戻ろうとする。朗は妙な携帯電話を所持しており、それはJUIZ(玉川砂記子)というコンシェルジュが内蔵された、特殊な装置・ノブレス携帯であった。電子マネーと引き換えにどんなことでも実現させるそのノブレス携帯を使い、朗は自分の記憶を探しはじめるが、そこへ同じノブレス携帯を持つ刑事・近藤勇誠(白熊寛嗣)が現れて…。
主演・山口智子、脚本・鎌田敏夫による、1994年放送の人気恋愛ドラマ。主題歌はマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」。第13回向田邦子賞受賞作品。山口智子演じるアパレル企業の社員・矢吹典子と、松下由樹演じる報道カメラマン・今井彩、柳葉敏郎演じる商社マン・新谷賢の親友3人が、恋に仕事に奮闘する姿を明るく切なく描いた名作。共演は仲村トオル、水野真紀、稲森いずみ、吉行和子、星由里子ほか。アパレル会社の企画部に勤務する矢吹典子(山口智子)。29歳の誕生日の朝、頭に10円ハゲがあることに気づいた彼女は、親友の今井彩(松下由樹)に電話して仕事のストレスを吐きだす。出勤途中にハイヒールのかかとが折れ、会議に遅刻した典子。提案した新ブランドが中止になった責任を上岡課長(大河内浩)から押しつけられ、パリコレ派遣の話はなくなり、ビアレストランへの出向を告げられる。そんな典子は、誕生日を一緒に祝うはずだった恋人の久保田(神保悟志)からも急な出張を理由に約束を断られる。しかし、彼が実は別の女と会っていたことを知ってしまう。どしゃ降りの雨のなか、フラれて落ちこむ典子。彩の家に行くと、もうひとりの親友・新谷賢(柳葉敏郎)が来て料理をしていた。食事に手をつけようとしない典子を、彩と賢が心配する。実は典子は、久保田の子を妊娠しているかもしれないと悩んでおり…。
『怪盗グルー』シリーズに登場し、主人公のグルー以上に人気になってしまったキャラクター・ミニオンズたちの活躍を描く、スピンオフ作品。ストーリーは『怪盗グルー』1作目よりも前となっており、グルーとミニオンズの出会いも描かれる。ミニオンズたちの声は、監督を務めているピエール・コフィンがみずから演じている。また、悪役であるスカーレットの声優には、『ゼロ・グラビティ』に出演するサンドラ・ブロックが起用され、ねちっこい性格の悪党をパワフルに演じた。魅力的な主人についていくことが目標のミニオンズは、主人にふさわしい悪党を探していた。しかし、都合のいい悪党が見つからず、ミニオンズは生きる気力を失ってしまう。そんななか状況を変えようと考えたケビン(ピエール・コフィン)は、仲間ふたりを連れて主人探しの旅に出る。フロリダでは悪党たちが集まり、ナンバーワンを決める大会が開催されていた。ケビンたちも悪党を見つけるため大会に訪れていたが、イギリスの女王になることを夢見る悪党・スカーレット(サンドラ・ブロック)に利用されてしまう。
ダニエル・クレイグ版ボンドを主人公とする、シリーズ第3作目。『007』シリーズはこれまでに20作以上が作られているが、今作はもっとも成功したジェームズ・ボンド映画として知られている。今作でボンドと戦う悪役を演じたのは、『ノーカントリー』に出演したハビエル・バルデム。執拗にMI6を潰そうとする、これまでにないほど凶悪なキャラクターを演じた。また、『007』シリーズおなじみのキャラクターであるQは、ベン・ウィショーが演じている。MI6に所属するスパイたちの情報が入ったハードディスクが盗まれる。ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、ハードディスクを盗んだ犯人・パトリス(オーラ・ラパス)を追うが、相棒のイヴ(ナオミ・ハリス)が放った銃弾が命中し、行方不明になってしまう。ボンドは死んだものとされ、イヴに命令を下したM(ジュディ・デンチ)は責任を問われる。そんななかMに恨みを持つシルヴァ(ハビエル・バルデム)が、MI6本部を爆破。この事件は世界中で報道され、国外で自堕落な生活を送っていたボンドをふるいたたせる。
日本でも大人気となった、ディズニーキャラクター・スティッチの初登場作品。今作に登場するスティッチは地球に来たばかりのエイリアンで、乱暴な面も目立つが、少しずつ地球になじんでいく姿が描かれる。地球から遠く離れた宇宙にて、悪の科学者・ジャンバ(デビッド・オグデン・スティアーズ)が裁判にかけられていた。彼は違法な実験を繰り返し、圧倒的なパワーを持つ凶暴な生命体・試作品626号(クリス・サンダース)を作り出すも、裁判の最中に逃げられてしまう。宇宙船から脱走し、地球へとやってきた626号は、友達のいない少女・リロ(ダヴェイ・チェイス)に犬と勘違いされる。626号を飼うことにしたリロは、スティッチと名づけ、家族に迎え入れた。しかし、スティッチは手がつけられないほど凶暴で、何度もトラブルを起こしてしまう。リロの姉・ナニ(ティア・カレル)は、そんなスティッチを好きになれなかった。一方、スティッチの生みの親であるジャンバは、相棒のプリークリー(ケヴィン・マクドナルド)とともに地球に到着。スティッチを捕まえるため、リロたちに近づいていく。
桐谷美玲主演の恋愛ドラマ。パティシエのヒロイン・美咲が、イケメン3兄弟と同居しながら恋に仕事に奮闘する姿をコミカルに描く。主人公の櫻井美咲を桐谷美玲、3兄弟の次男・柴崎夏向を山﨑賢人が演じるほか、長男・千秋に三浦翔平、三男・冬真に野村周平が扮する。菜々緒、吉田鋼太郎、大原櫻子、飯豊まりえ、浜野謙太ら豪華俳優が共演。自作のウェディングケーキを持って、一流ホテルの採用面接に乗りこんだパティシエの櫻井美咲(桐谷美玲)。しかし、人形の変テコなキス顔が失笑を買い、不採用となる。レストランで後輩の石川若葉(阿部純子)から、長年恋愛をしていないからだと指摘され落ちこむ美咲。トイレで泣いていたところ、ドアのカギが壊れて出られなくなってしまう。助けにきた店員は、初恋の人・柴崎千秋(三浦翔平)だった。近況を聞かれた美咲は、ホテル勤務で今は改装中で休みだとつい嘘をつく。それを聞いた千秋は、湘南の自分のレストランで住みこみで働かないかと彼女を誘う。湘南に来た美咲は、砂浜でサーファーの男(山﨑賢人)に写真を撮ってもらおうとしたのだが、転倒してしまう。男はずぶぬれの彼女を撮影して、さっさと去っていくのだった。柴崎家に着いた美咲は、三男の冬真(野村周平)と、砂浜で会った男に出会う。男は次男の夏向で、レストランのシェフだった。美咲は3人兄弟と共同生活を送ることになり…。
魔法使いの一家に生まれながらも、魔法が使えない少女・ミラベルの冒険を描く、ディズニー映画。ブロードウェイで活躍する、リン=マニュエル・ミランダが楽曲を提供し、ミュージカル映画としても楽しめるクオリティになっている。そんな今作のメガホンをとったのは、『ズートピア』を手掛けたバイロン・ハワードと、ジャレド・ブッシュのふたり。愉快なミュージカル作品ではあるが、大人にも響くメッセージ性の強いストーリーが展開する。コロンビアにある魔法の家では、子どもが成長すると、家から「ギフト」と呼ばれる魔法の力をプレゼントされる決まりがある。しかし、ミラベル(ステファニー・ベアトリス)だけは家からギフトがもらえず、家族の中で唯一魔法が使えなかった。そのため、ミラベルは少しだけ疎外感を抱きながら、家族とともに平穏な毎日を送っていた。そんなある日、ミラベルは家に危険が迫っていることを知る。家族は魔法の力が弱まってしまい、ミラベルだけが弱った家族を救える最後の希望だった。
心に闇を抱えた少年がついた小さな嘘が、SNSで国中に波及していく様子を描いたミュージカル映画。同名のブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品で、孤独を感じている人々の心に届くような、感動的なストーリーが展開する。木から落下し、腕を骨折してしまった少年・エヴァン(ベン・プラット)は、友達もほとんどおらず、セラピストの治療を受けていた。ある日、治療の一環として書いていた自分宛ての手紙を、精神状態が不安定な同級生・コナー(コルトン・ライアン)に取られてしまう。エヴァンはなんとか手紙を取り戻そうとするが、次の日からコナーは学校に来なかった。数日後、コナーが自殺したというニュースが学校中を駆けめぐる。動揺するエヴァンだったが、コナーの両親はエヴァンの書いた手紙を「自殺した息子の遺書」だと勘違いしていた。コナーの母・シンシア(エイミー・アダムス)は、エヴァンを息子の親友だと思いこむ。エヴァンはコナーとの関係を否定しようとするが、つい嘘の思い出を語ってしまうのだった。
『舟を編む』は2016年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、新たな辞書を編纂する様子を描いた青春ストーリー。原作は三浦しをんの小説であり、女性ファッション雑誌「CLASSY.」で連載されていた。2013年には石井裕也監督による、実写映画も公開されている。アニメ版の制作は『鋼殻のレギオス』などを手掛けたZEXCSで、監督は黒柳トシマサが務めている。岡崎体育が手掛ける、軽快なオープニングテーマも魅力的。玄武書房・辞書編集部に勤める荒木公平(金尾哲夫)は、定年を間近に控え、自分の後継者になれる人材を探していた。その業務は、『大渡海』と名づけた新しい辞書の編纂である。しかし気長で細かい作業を厭わず、言葉に耽溺するも溺れきらず、広い視野をも併せ持つ若者はなかなか見つからず、人材探しは難航していた。そんなとき、辞書編集部員の西岡正志(神谷浩史)が偶然出会った馬締光也(櫻井孝宏)のことを聞いた荒木は、馬締の鋭い言語感覚に魅了されてヘッドハンティング。営業ではパッとしなかった馬締が、辞書編集部において徐々にその才能を発揮していく…。
『好きっていいなよ。』は2012年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、主人公の高校生男女ふたりの恋愛模様を中心に描かれている。原作は葉月かなえの漫画であり、2008年から2017年まで「デザート」で連載されていた。アニメ版の制作は『シスター・プリンセス』『レンタルマギカ』などを手掛けたゼクシズで、監督・シリーズ構成は佐藤卓哉が務めている。オープニングテーマは岡崎律子、エンディングテーマはスネオヘアーと、作品にマッチした楽曲も人気が高い。高校2年生の橘めい(茅野愛衣)は、小学生のころに学校のウサギが死んだ原因を友人からなすりつけられたことから、他人を信用することも友だちを作ることもやめてしまった。16歳になった今でも、クラスメイトとは一切話すことなく、ひとり孤独に過ごしていた。そんななか、お調子者の中西健志(島﨑信長)がめいのスカートを引っ張ったことで、怒っためいは回し蹴りを見舞うが、これが隣にいた黒沢大和(櫻井孝宏)に当たってしまう。しかし、大和は逆にめいを「面白いコ」だと認識してアプローチしはじめる。人付き合いに不器用なめいと、学校一のモテ男である大和のラブストーリーの行方は果たして…!?
宇宙飛行士を目指す兄弟の物語!小山宙哉の漫画『宇宙兄弟』をもとにした、テレビアニメ作品。宇宙飛行士の弟を持つ兄が、子どものころの約束を守るため、自身も宇宙飛行士を目指して、次々と課される試練を乗り越えていく!原作は、講談社の週刊漫画雑誌「モーニング」で連載中。コミックスの累計発行部数は、2,500万部を突破した。2006年7月9日の夜、小学生の兄弟・南波六太(平田広明)と日々人(KENN)は、山の茂みで自然の音を録音して回っていた。そんななか、夜空に未確認飛行物体が突如現れ、光り輝きながら月へと向かっていく。それを目撃したふたりは、その飛行物体の謎を突き止めるため、将来宇宙飛行士になることを決意する。それから月日が流れ、2025年になった。日々人は約束どおり宇宙飛行士となり、NASAの月面着陸プロジェクトに参加することになった。一方、夢をあきらめ、自動車開発会社に就職した六太は、そのころ上司に頭突きしたことで、会社をクビにされ、実家に帰っていた。そんな六太の状況を知った日々人は、ふたりで未確認飛行物体を見たあの夜の録音テープを聞くように、六太にメールを送る。テープを聞いた六太は、兄弟で一緒に宇宙を目指すという夢を思い出す。こうして六太は一念発起して、宇宙飛行士になるべくJAXAの選抜試験を受けることを決めるのだった。
日本でも高い人気を誇っているコメディ映画『ホーム・アローン』シリーズの最新作。今作はシリーズ6作目であるが、過去作との関連性はほとんどない。主人公や泥棒も新キャラクターとなっており、過去作を知らなくても楽しめる作品となっている。主演を務めたのは、『ジョジョ・ラビット』で注目されたアーチー・イェーツ。劇中では憎たらしさすら感じさせる、いたずら好きの少年を演じた。東京への家族旅行が目前に迫っているマーサー一家の豪邸には、親戚たちが集合し、お祭り状態となっていた。そして旅行当日。家族は別々の飛行機で東京へと向かうが、息子のマックス(アーチー・イェーツ)を家に忘れてしまう。マックスが目を覚ますと、家の中には誰もおらず、自分が置いていかれたことを知る。口うるさい両親や兄弟がいなくなり、人生で初めて自由を手にしたマックスは大喜び。おもちゃを散らかし、お菓子を大量に食べるなど、やりたい放題だった。一方、マックスに大事な人形を盗まれたジェフ(ロブ・ディレイニー)は、一家の不在中に人形を盗み出そうと考えるのだが…。
2015年1月29日の夜明け前、モデル「雅子」は稀少がん闘病の末に旅立った。そのとき、夫である大岡大介は「夫婦として共に生きながら、モデルとしての雅子をほとんど知らないまま」だったことに気づく。自宅に積まれたままの「雅子」が登場した雑誌やビデオなどを片っ端から調べ、衝動のままに「雅子」を知る人々に、監督としてインタビューを重ねてゆく。数多くの関係者の言葉から、生涯プロフェッショナルのモデルとして貫き通した姿勢と、どんな時代も「身の丈の美しさ」を追求し続けた、一人の女性としての「雅子」の輪郭があらためて浮かび上がる。(C) 2019 Masako, mon ange.
今作は名作SF映画『猿の惑星』の前日譚であり、「なぜ地球が猿に支配されてしまったのか」が描かれる。ストーリー的には第1作目に相当するため、『猿の惑星』シリーズを知らなくても楽しめる作品となっている。主演は『スパイダーマン』シリーズに出演した、ジェームズ・フランコ。猿たちのボスとなるシーザーは、モーションアクターとして多くの作品に出演してきた、アンディ・サーキスが演じた。アルツハイマーの研究をしているウィル(ジェームズ・フランコ)は、チンパンジーで動物実験をおこない、治療薬を完成させる。しかし、薬が投与されたチンパンジーが暴走し、射殺されてしまう。その結果、研究自体が中断させられるのだった。落ちこむウィルだったが、チンパンジーが遺した子どもを引き取りシーザー(アンディ・サーキス)と名付け、育てることに決める。シーザーは母親よりも高い知能を持っており、人間の生活にも適応していく。それから数年後。幸せに暮らしていたシーザーは、人間に怪我を負わせてしまう。シーザーは凶暴な動物であるとみなされ、保護施設に収監されるのだった。
『アメリ』は世界中で大ヒットした、フランスのコメディ映画。他人と接するのが苦手な女性・アメリを主人公に、街の人たちとの関係や初恋を描いていく。アメリの視点から描かれる不思議な世界観が特徴で、美術的にも高い評価を受けている。主演を務めたオドレイ・トトゥは、今作をきっかけに大ブレイクし、近年はフランス国外の映画にも出演している。単なる「不思議ちゃん」ではない、魅力あふれるアメリのキャラクターに注目だ。人と話すことが苦手なアメリ(オドレイ・トトゥ)は、幼いころから学校にも行かず、ひとりで空想することが大好きだった。大人になってからも他者との距離感に悩んでおり、人生の中で友達と呼べる人はほとんどいない。そんなある日、自身が住んでいるアパートの一室から、小さな宝箱を発見する。それは、アメリが住むより前の住民が隠したものだった。アメリは顔も名前もわからない宝箱の持ち主を探すことに決め、その日からアメリの世界が大きく変わっていく。
福島県に実在するリゾート施設・スパリゾートハワイアンズを舞台に、新人フラガールたちの成長を描いていく、長編アニメ映画。主人公の声優には実写版『ゆるキャン△』で主演を務めた福原遥が起用され、山田裕貴やディーン・フジオカなど、実写映画で活躍する俳優も出演している。高校生の夏凪日羽(福原遥)は、進路に悩んでいた。そんなとき、フラガールだった姉・真理(早見沙織)のことを思い出し、スパリゾートハワイアンズで働くことを決める。フラの経験がほとんどない日羽だったが、なんとか採用試験を突破し、念願のフラガールへの道を歩みだす。しかし、現実は甘くなかった。同期は全員フラ経験者だったため、日羽だけがうまく踊れない。そればかりか同期たちと息が合わず、初ステージは残念な結果に終わってしまう。それでも諦めない日羽は、一人前のフラガールになるため、毎日特訓を重ねていく。同期たちとも少しずつ息が合うようになり、日羽はフラの楽しさを実感するが…。
『ドキドキ!プリキュア』は2013年2月から2014年1月にかけて放送されたテレビアニメ作品であり、変身ヒロインアニメ・プリキュアシリーズの10作目となる。制作は東映アニメーション。「愛」をメインテーマにしており、プリキュアたちは「みんなの笑顔を守るため」に戦っていく。それまでのプリキュアシリーズとは異なり、プリキュアメンバーが優等生タイプ揃いというのが大きな特徴。特に主人公は「勉強も運動も得意な生徒会長」という、斬新な設定となっている。悪の勢力・ジコチューに襲われたトランプ王国。王女であるマリー・アンジュ(今井由香)はキングジコチュー(大塚芳忠)を石化させるも、王国はジコチューの手に落ちてしまった。そして最後の戦士・ キュアソード(宮本佳那子)は人間界に送られた。一方、人間界では大貝第一中学校の面々が、東京クローバータワーへ社会見学に来ていた。生徒会長である相田マナ(生天目仁美)は、持ち前のお節介体質からあらゆる生徒の世話を焼いていたが、そこへジコチューが生み出した怪物が出現!マナはトランプ王国から来た妖精・シャルル(西原久美子)の願いを聞き入れて、キュアハートに変身! ここから、愛のプリキュアたちの活躍がはじまっていく…!
ムテキングが40年ぶりに帰ってくる!?1980年9月~1981年9月にかけて放送された、テレビアニメ『とんでも戦士ムテキング』(原作・タツノコプロ)のリブート版。ネオ・サンフランシスコに引っ越してきた少年が、ダンシングヒーロー「ムテキング」に変身し、歌とダンスでモンスターに立ち向かう!自由な雰囲気がただよう、海辺の近未来都市・ネオ・サンフランシスコ。その都市に引っ越してきた少年・ムテキ(真白健太朗)は、見るもの、聞くものすべてが新鮮で、都会のきらびやかな光景に圧倒されていた。そんなムテキが、屋外スクリーンで天才エンジニア兼起業家であるセオ(日野聡)のプレゼンを見ていたところ、DJ(江口拓也)と名乗る男に声をかけられる。独特な髪型をしたハイテンションなその男は、ムテキの名前を知ると急に興奮しだす。面倒に感じたムテキは、隙をついてその場を逃げだすのだった。その後、海辺のダイナーで食事をとることにしたムテキは、ローラースケートを履いたかわいい店員のアイダさん(高橋李依)と出会う。彼女に一目ぼれしたムテキは、彼女がすすめるままに、その夜フェスを見に行くことにする。ところが、そのフェスで人々を脅かすモンスターが現れる。その場に居合わせたムテキは、再会したDJの助けでダンシングヒーロー「ムテキング」に変身し、歌とダンスでモンスターと戦うことになる。
今作はアベンジャーズの一員で、弓を使うスーパーヒーロー・ホークアイを主人公としたドラマ作品だ。『アベンジャーズ』や『アイアンマン』と世界観を共有しており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降の時間軸が舞台となっている。ホークアイ役は過去作から引き続き、ジェレミー・レナーが演じた。今作から登場するケイト・ビショップ役には、『バンブルビー』に出演したヘイリー・スタインフェルドがキャスティングされている。人類滅亡の脅威から地球を救ったクリント・バートン(ジェレミー・レナー)は、家族と平穏な生活を送っていた。しかし、過去に身に着けていたローニンのスーツを、何者かが持っていることを知り、調査に乗り出す。ホークアイに憧れ、弓矢や武術を極めたケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)は、闇オークションの会場からローニンのスーツを盗む。スーツを着たまま悪人と戦うケイトだったが、まだ経験が浅く、ピンチに陥ってしまう。そこにローニンを追ってきたクリントがあらわれ、ケイトのピンチを救うのだった。
ドラマ『凛子さんはシてみたい』は、「めちゃコミック」でランキング1位を獲得し、さらに累計1,100万ダウンロードを記録した、藤田みおによる同名漫画が原作。才色兼備のウェディングプランナーを演じるのは、高田夏帆。同期のウェディングアドバイザーを演じるのは、ジャニーズグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太である。W主演の高田夏帆と戸塚祥太が繰り広げる、ちょっと変わった大人のうぶキュンラブストーリー。見た目も仕事も完璧な男女がいた。ウェディングプランナーの雨樹凛子(高田夏帆)と、ウェディングアドバイザーの上坂弦(戸塚祥太)だ。結婚式場で働く同期の2人には、それぞれ誰にもいえない秘密があった。それは、お互い27歳にして性体験がないことだ。そのコンプレックスを克服しようと、2人は「脱・未経験パートナー協定」を結び、約束どおり“はじめて”を経験することに…。ただ協定を結んだだけの中途半端な関係だった2人だが、少しずつお互いの気持ちに変化が…。
乙女ゲーム制作企業の女性社長が、無作法な美青年を理想の男性に育てようと奮闘する、『マイ・フェア・レディ』の男女逆転版ドラマ。主演予定だった深田恭子が病気療養のために降板したことから、比嘉愛未がピンチヒッターとして急遽抜擢され話題となった。比嘉が女社長・日高泉美、渡邊圭祐が残念な王子様・五十嵐航に扮し、恋模様を繰り広げる。副社長・光井倫久役のディーン・フジオカをはじめ、瀬戸利樹、徳永えり、船越英一郎ら実力派が共演。ベンチャー企業「ペガサス・インク」社長の日高泉美(比嘉愛未)。同僚だった光井倫久(ディーン・フジオカ)に誘われて4年前に起業し、自身の理想キャラであるケント様と恋に落ちる乙女ゲーム『ラブ・マイ・ペガサス』を見事ヒットさせる。自宅にはケント様グッズが並び、週に一度はゲームに没頭していた。そんななか泉美は、副社長の光井、スタッフの渡辺芽衣(徳永えり)、有栖川遼(瀬戸利樹)、小原マリ(佐野ひなこ)、織野洋一郎(谷恭輔)らに次回作の制作を任せ、資金調達に奔走する。水嶋十蔵(船越英一郎)が社長を務める「ランタン・ホールディングス」から出資を断られて、意気消沈する泉美。そんな彼女を、光井は飲みながら励ますのだった。帰り道、酔った泉美の前にいきなり空から男が舞い降りてくる。その男・五十嵐航(渡邊圭祐)の容姿は、なんと推しキャラ・ケント様にそっくりで…。
かつて幼なじみだった2人が、マネージャーと俳優になって恋愛関係に…!? 『つまり好きって言いたいんだけど、』は、円城寺マキによる同名漫画を原作としたテレビドラマ。主人公のマネージャーを演じるのは大原櫻子で、テレビ東京ドラマでは2年ぶりに主演を務める。共演には、テレビ東京ドラマ初出演の櫻井海音が抜擢された。冴島千歳(大原櫻子)は、小さいころにたくさん騙されたことがきっかけで、嘘が大っ嫌い。そんな千歳は小学校で非常勤講師として働いていたが、突如辞めさせられてしまう。その後、とあるきっかけで芸能事務所に就職することになり、人気急上昇中の若手俳優・藤代瀬那(櫻井海音)のマネージャーを担当することになる。瀬那は新人の千歳に嘘ばかりつく問題児で、嘘が嫌いな千歳は、瀬那に嫌気がさしていた。ある日、千歳のことを昔騙してばかりいた幼なじみが、実は瀬那だったことが発覚する! 嘘が嫌いなマネージャーと嘘つきな若手俳優による、禁断のラブストーリーが始まる!
女子短大生と女子小学生の、ゆるくてシュールな日常!KADOKAWAが発行する漫画雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載中の、漫画『苺ましまろ』をもとにしたテレビアニメ作品。20歳の女子短大生と4人の女子小学生たちが織りなす、なにげない日常のなかのシュールなひとコマを描く! 2005年にテレビアニメ版が放送されたほか、その後OVAが第1期・第2期合わせて全5巻発売された。20歳の短大生・伊藤伸恵(生天目仁美)は、ずぼらな性格でだらしない生活を送る女子。愛用のタバコが切れたものの、手持ちのお金がないため、しっかり者の小学生の妹・千佳(千葉紗子)にお小づかいを借りようと部屋を訪れる。ところが、部屋に入った伸恵が千佳とひとしきりじゃれていたら、千佳の幼なじみである松岡美羽(折笠富美子)が窓から飛びこんでくる。隣の家に住んでいる彼女は、いつものように屋根づたいでやってきたのである。そして、そこにさらに近所の女子小学生・桜木茉莉(川澄綾子)が加わり、部屋は一気ににぎやかになる。その後、無事千佳からお金を借りた伸恵がタバコを買いに行く一方、千佳たち3人は公園で遊ぶことにする。そんななか、千佳たちは明日が伸恵の誕生日だと気づく。いったい何をプレゼントしようかと悩む3人だったが、考えた挙句、紙ねん土で手作りの灰皿を作って、伸恵に渡そうと思いつくのだった。
『インデペンデンス・デイ』の興奮を覚えているだろうか? ホワイトハウスが吹き飛ぶ衝撃に、ウィル・スミスの軽快なセリフ回し。映画史に残る大統領の演説に、どこまでも熱い感涙の最終決戦。ハリウッドの破壊王・ローランド・エメリッヒの最高傑作と呼ばれる、SF映画史上最大の名作。あの『インデペンデンス・デイ』の興奮が再び帰ってきた。それが20年越しの待望の続編『インデペンデンス・デイ: リサージェンス』である。戦いは終わった。エイリアンとの存亡を賭けた独立記念日から、20年の月日が経った。エイリアンの技術を解析した人類は飛躍的に進歩し、太陽系の惑星にまで防衛基地を置いていた。備えは万全であり、もはや20年前のような悲劇はない。誰もがそう思っていた。だが、月面基地で異常事態が発生。それを新兵のジェイク・モリソン(リアム・ヘムズワース)が阻止する。一方、地上ではデイビッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)や、トーマス・J・ホイットモア(ビル・プルマン)など、かつての戦いを切り抜けた英雄たちが、新たな侵略の兆しを感じ取っていた。
巨大なセットの中で、生活を生中継されながら生きてきた男・トゥルーマンを描いた作品。「実は自分の日常が世界で放映されていた」というゾッとするような設定だが、主演のジム・キャリーの演技もあり、笑えて泣けるコメディ映画に仕上がっている。小さな島で平穏な生活を送っているトゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)は、生まれてから一度も島の外に出たことがなかった。ある日、死んだはずの父とそっくりな男を見かける。しかし、その男は誰かに連れ去られてしまい、真相を確かめることはできなかった。その日以降、トゥルーマンは自身の生活に奇妙な違和感を覚える。一方、島の外ではトゥルーマンの生活が生中継されており、人々は彼の日常を眺めていた。実はトゥルーマンが住んでいる島は巨大なセットで、トゥルーマンは生まれてからずっとテレビ番組『トゥルーマン・ショー』の主人公だったのだ。島の住民たちは全員俳優であり、その事実を知らないのはトゥルーマンだけだった。世界中の人々は今日もまた、なにも知らないトゥルーマンの生活を娯楽として消費するのだが、当のトゥルーマンは違和感に気がつきはじめる。
『マスク』はジム・キャリーとキャメロン・ディアスの出世作になった、コメディ映画である。不思議な仮面の力で、物理法則を無視した超人・マスクに変身できるようになった、銀行員をコミカルに描いていく。心優しい銀行員のスタンリー・イプキス(ジム・キャリー)は、接客した美女・ティナ(キャメロン・ディアス)に一目惚れする。しかし、スタンリーに彼女を誘う度胸はなく、笑顔をふりまくだけで終わってしまう。その日の夜。スタンリーは川の中から奇妙な仮面を拾い、家に持ち帰る。興味本位でその仮面を被ってみたところ、緑色の顔を持つ超人・マスクに変身するのだった。マスクはおとなしいスタンリーとは真逆の性格で、普段の彼にできないことをやってのける。仮面の力を知ったスタンリーは、怖いもの知らずなマスクに変身してティナにアプローチをする。しかし、仮面のパワーを知った悪人のドリアン(ピーター・グリーン)が、スタンリーを狙いはじめ…。
2006年にアメリカで公開された、ファンタジー・コメディ映画。ニューヨークに実在するアメリカ自然史博物館が舞台となり、夜になると館内の展示物たちが元気よくしゃべり、動き出すという奇想天外な発想が人気を呼んだ作品である。原作はミラン・トレンクが手掛けた絵本であり、子どもたちに夢を与えるファンタジー作品として高い人気を誇っている。主人公・ラリーを演じたベン・スティラーや、展示物のひとりを演じたロビン・ウィリアムズを始め、多くのコメディ作品でその才能を発揮してきた俳優陣が集結し、ユーモア要素もたっぷり含んだ映画となっている。思いつくままにいろいろな仕事をしてきたが、どれも失敗に終わり、妻・エリカ(キム・レイヴァー)とも離婚してしまった中年男のラリー(ベン・スティラー)。仕事も住居も定まらず、冴えない生活を送るラリーにとって、エリカが引き取ったひとり息子・ニック(ジェイク・チェリー)とたまに会えることだけが楽しみだった。しかしこのまま定職に就かなければ、ニックにも会えなくなってしまう…。一念発起したラリーは職業斡旋所へと向かい、そこで紹介された、アメリカ自然史博物館での夜間警備の仕事に就くことになった。さっそく仕事を始めた深夜、博物館内を見回っていたラリーは大きなティラノサウルスの骨格標本がなくなっているのを発見するのだった…。
誰が見ても仲が良く、幸せそうな純須夫婦には、ある問題があった…。原作は、萩原ケイクによる同名漫画。主人公の専業主婦を演じるのは、ドラマ『ホリデイラブ』で一躍有名になった松本まりか。仕事に熱心な旦那役を、池内博之が演じる。登場人物それぞれが抱える悩みや葛藤をリアルに描いた、大人の恋愛ストーリー。専業主婦の妻・純須純(松本まりか)は、ある悩みを抱えていた。仕事熱心な夫・純須武頼(池内博之)とは結婚8年目を迎えたが、5年もの間セックスレスだったのだ。子どもが欲しい純は、向き合ってくれない武頼に不満を抱いていた。満たされない純は、気持ちを変えるため8年ぶりに仕事を始め、職場の若手社員・真山(藤原季節)と出会う。そんななか武頼は同窓会の誘いがあり、高校時代の元カノ・沙織(酒井若菜)に再会する。ある日純は、武頼と沙織が楽しそうに2人で歩いているところを目撃してしまう。夫婦それぞれに訪れた新たな出会い、そして純須夫婦の溝はどんどん深くなっていく…!?
ウォルト・ディズニーが作り出した、世界で初めての長編アニメーション。映画史にとって、もっとも重要な作品のひとつであり、今作の成功はさまざまなアニメーション作品に多大な影響を与えた。いじわるな女王(ルシール・ラバーン)は、魔法の鏡に「世界で1番美しい人」を尋ねる。容姿に自信があった女王だったが、魔法の鏡は「白雪姫(アドリアナ・カセロッティ)」だと答えるのだった。見下していた義理の娘に負かされたことで、女王のプライドはズタズタになり、白雪姫を殺してしまおうと考える。女王は狩人(スチュアート・ブキャナン)に白雪姫の殺害を依頼するが、心優しい狩人は白雪姫に同情し、森の中へと逃がしてしまう。狩人は代わりに豚の心臓を女王に渡し、白雪姫の暗殺が成功したと嘘をつく。森へ逃げた白雪姫は、7人のこびとたちと幸せな生活を送っていた。しかし、女王は白雪姫が生きていることに気がついてしまう。今度は裏切りを避けるため、老婆に変身し、白雪姫に毒りんごを食べさせようとするのだった。
今作はカルト映画で有名な、ジョン・ウォーターズが手掛けた『ヘアスプレー』を原作とする、同名ミュージカルをもとにした映画である。『サタデー・ナイト・フィーバー』で知られるジョン・トラボルタが女装し、主人公の母親役を演じたことでも話題になった。主演を務めたのは、今作が映画デビュー作となったニッキー・ブロンスキー。ビッグサイズながらも、健気に努力する少女を演じている。共演にはクリストファー・ウォーケンや、ミシェル・ファイファーなどのベテラン俳優が名を連ねた。人種差別が色濃く残っている、60年代のボルチモア。ぽっちゃり体型の女の子・トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)は、憧れのテレビ番組に出演できるオーディションに参加しようとする。しかし、母親のエドナ(ジョン・トラボルタ)は太っていることを理由に、トレーシーの挑戦に反対。それでも諦めなかったトレーシーはオーディションを受けるが、やはり体型を理由に落選されてしまい…。
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じた、シリーズ第4作目。『007』シリーズとしては24作目になるが、ストーリーに直接関係があるのはダニエル・クレイグ版ボンドの3作品だけである。今作でボンドガールを演じているのは、『アデル、ブルーは熱い色』に出演したレア・セドゥと、『アレックス』で主演を務めたモニカ・ベルッチのふたり。また、権利関係で長い間登場していなかった組織・スペクターや、そのボスであるブロフェルドが登場する。信頼できる上司・M(ジュディ・デンチ)を亡くしたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女の遺言でメキシコにやってきていた。現地でテロを計画していたマルコ(アレサンドロ・クレモナ)を止めることに成功するが、騒ぎを起こしてしまったため、新任のM(レイフ・ファインズ)に注意されてしまう。Mはボンドを謹慎処分にするがボンドは命令を聞かず、ローマへと向かう。そして、秘密組織・スペクターの会議に潜入し、驚愕の真実を知るのだった。
『ハミルトン』などのミュージカル作品で知られる、リン=マヌエル・ミランダが監督を務めた映画。同名のミュージカルをもとにしており、実在した作曲家のジョナサン・ラーソンを主人公に、彼の半生を描いた物語となっている。主演を務めたのは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズに出演したアンドリュー・ガーフィールド。有名になる前のジョナサンを演じ、批評家からも高い評価を受けた。また、ヒロインは『シャフト』に出演した、アレクサンドラ・シップが演じている。レストランで働きながら、舞台の脚本や曲を書き続けているジョナサン(アンドリュー・ガーフィールド)は焦りを感じていた。ミュージカルを作ることは長年の夢だったが、なかなか芽が出ず、もう30歳になろうとしていたからだ。このまま夢を追いかけて大丈夫なのか? どんなに考えても解決策は思いつかず、時計の音だけが響いている。一方、ジョナサンの恋人であるスーザン(アレクサンドラ・シップ)は、ふたりの未来のため、現実的な道を模索していく…。
『恋する寄生虫』は、宿主に恋をさせる「寄生虫」が存在している世界を描いた恋愛映画である。奇想天外な設定が使用されているが、ゆったりとした時間の中で登場人物たちの成長を描いていく、人間ドラマの側面も持たせた作品だ。潔癖症によりまともな生活を送れていない高坂賢吾(林遣都)は、世界に復讐するべく、クリスマスイブの夜に日本中を混乱させるコンピュータウイルスを作っていた。そんなある日、和泉(井浦新)と名乗る謎の男がやってきて、賢吾にとある依頼をする。その内容とは、視線恐怖症の女子高生・佐薙ひじり(小松菜奈)の面倒を見ることだった。自分以外の人間を毛嫌いしている賢吾は依頼を拒否するが、和泉に脅迫されてしまう。断ることができなかった賢吾はひじりと出会い、自由奔放な彼女に振り回されていく。同じ時間を過ごすにつれて、社会になじめないふたりは互いに惹かれていくが、和泉からは「一線を越えるな」と注意される。そして、賢吾の中に湧きあがっているひじりへの想いが、脳の中に住んでいる寄生虫によるものだと知り…。
『ケータイ捜査官7』は、2008年4月から2009年3月にかけて放送された特撮テレビドラマ。玩具メーカーのWiZとアニメ制作会社・Production I.Gが手掛けており、実に21年ぶりにゴールデンタイム放送された特撮作品となった。世に蔓延るネットワーク犯罪を捜査する組織の物語で、人間と携帯電話型ロボットのコンビが活躍していく。オープニングテーマは島谷ひとみ。最終クールのエンディングは相川七瀬の1stシングル「夢見る少女じゃいられない」のリメイクバージョンが使われた。高校1年生の網島ケイタ(窪田正孝)は、何事に対しても無気力で、クラスメイトからは「空気くん」と呼ばれていた。そんなケイタが、転校前の高校で親友だったタツロー(佐野和真)と家出旅行をするつもりで出掛けたその道中で、工事作業用クレーンが暴走する現場に出くわす。そこでケイタが見たのは、滝本壮介(津田寛治)という男と携帯電話型のフォンブレイバー・セブン(河本邦弘)だった。ケイタは間一髪のところで壮介に助けられるが、逆に壮介がクレーンに傷つけられて死んでしまう。そして、ケイタは壮介の後を継ぎ、フォンブレイバー・セブンのバディとして、ネットワーク犯罪に立ち向かっていくことに…!
『東京レイヴンズ』は2013年10月から2014年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、陰陽師を目指す少年少女たちの学園陰陽ファンタジー。原作はあざの耕平のライトノベルであり、富士見ファンタジア文庫から書籍が刊行されている。アニメ版の制作は『ヤマノススメ』『アクエリオンEVOL』などを手掛けたエイトビットで、シリーズ構成は倉田英之が務めている。音楽スタッフは井内舞子、高瀬一矢などI've Soundの面々が名を連ね、オープニングテーマは黒崎真音が担当している。16歳の少年・土御門春虎(石川界人)は、大陰陽師である安倍晴明からつながる土御門家の分家出身。しかし、自分には素質がないと陰陽師になることを諦め、親友の阿刀冬児(木村良平)や北斗(金元寿子)らとごく普通の高校生活を送っていた。ところがある日、親戚で土御門の本家を継ぐ夏目(花澤香菜)と久々に再会したことから、春虎の運命は大きく変わっていく。突如現れた史上最年少で陰陽1種を取得した大連寺鈴鹿(佐倉綾音)が、夏目に挑戦状を突きつける。成り行きから戦いに巻き込まれた春虎は、そこから北斗の真実を知り、自らの宿命と向き合うようになっていく…。
『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』は2007年4月から9月にかけて放送されたオリジナルアニメで、「契約者」と呼ばれる超能力者たちの戦いを描いたSFバトルアクション。制作は『鋼の錬金術師』『桜蘭高校ホスト部』で名高いBONES。監督は岡村天斎が務め、『カウボーイビバップ』や『創聖のアクエリオン』などを手掛けた菅野よう子が音楽を担当している。架空の世界ではあるが、物語の舞台は東京。随所に実在する場所や建物が描かれ、人間の痛みや哀しみをリアルに表現している。そこは「本当の空」がない世界。10年前、東京に異常領域・地獄門(ヘルズ・ゲート)が現れ、「契約者」と呼ばれる超能力者たちが席巻しはじめた。そして、ゲートを巡って各国の諜報機関が争い続ける。そんな東京の街に、リ・シェンシュン(木内秀信)と名乗る留学生が海月荘に住みはじめる。リの周囲で巻き起こる、契約者たちの争い。実はリ自身もヘイというコードネームを持つ契約者で、イン(福圓美里)、マオ(沢木郁也)、ホァン(池田勝)とともにチームで動いていたのだった…。
『プラスティック・メモリーズ』は、2015年4月から6月にかけて放送されたオリジナルテレビアニメ作品。『STEINS;GATE』を手掛けたゲームシナリオライター・林直孝の原作であり、制作は動画工房。監督は『GJ部』などを手掛けた、藤原佳幸が務めている。アニメのほか、コミカライズやノベライズ、さらにはゲームへも展開。アンドロイドを扱った近未来SFものだが、「純愛」とともに「儚さ」や「切なさ」がストレートに表現された感動作となっている。舞台は、心を持つアンドロイドが実用化された世界。ギフティアと呼ばれるアンドロイドは、人間と見紛うばかりの高性能だったが、その寿命は約9年4ヶ月しかない。そのリミットを超えるとギフティアは人格崩壊を起こしてしまうため、寸前に機能停止させて回収する必要があった。そうした業務を請け負うSAI社に就職した水柿ツカサ(内匠靖明)は、少女型ギフティアのアイラ(雨宮天)をパートナーに、街中のギフティア回収に励んでいく。しかしギフティアの回収はオーナーである人間とギフティアの間にある、よき思い出を引き裂くことでもあり、そこには大きな悲しみも同居していた…。
『聖痕のクェイサー』は2010年1月から6月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、クェイサーと呼ばれる錬金士の戦いを描く学園伝奇アクション。原作・吉野弘幸、作画・佐藤健悦による漫画版は、2006年から2016年にかけて「チャンピオンRED」で連載されていた。女性からの授乳行為がエネルギーの源となる設定だが、成人指定はない。アニメ版の制作は、後に『魔乳秘剣帖』や『3D彼女 リアルガール』を手掛けるフッズエンタテインメント。監督は巨乳キャラクターの作画に定評のある、金子ひらくが務めている。聖ミハイロフ学園に通う織部まふゆ(藤村歩)と山辺燈(豊崎愛生)は、理事長だった山辺雄大(斧アツシ)が失踪してからというもの、クラスメイトから執拗にいやがらせされる状態が続いていた。そんな折、学園内で騒がれていた連続通り魔にまふゆが襲われるが、間一髪サーシャと呼ばれるアレクサンドル=ニコラエビッチ=ヘル(三瓶由布子)が助けに入る。サーシャは「鉄のクェイサー」であり、敵は伝説の秘宝なる「サルイ・スーの生神女」を狙う者たち。サーシャはシスターのテレサ=ベリア(茅原実里)から受ける授乳をエネルギーとし、敵のクェイサーと戦っていく…!
『GIANT KILLING』は2010年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、弱小プロサッカーチームを率いる監督を主人公とした物語。原作はツジトモによる漫画であり、2007年から「モーニング」にて連載。作中には、現存するクラブをもじったチームが多数登場している。アニメ版の制作はスタジオディーン。監督は、『ゼロの使い魔 〜三美姫の輪舞〜』などで知られる紅優が務めた。弱小プロサッカーチーム・ETUは、連戦連敗の流れを変えるため、ひとつの決断をした。それは、かつてETUのエースだった達海猛(関智一)を監督として招聘することだった。しかし、達海はエースながらあっさりとプレミアリーグに移籍したことで、サポーターから「裏切者」のレッテルを貼られていた。今も変わらずETUを応援する若いサポーターたちは、みなキャプテンの村越茂幸(置鮎龍太郎)を支持。ところが達海は監督就任早々、多くの若手をレギュラー候補生として登用。村越を外してキャプテンの座からも引きずり下ろすが、これには達海なりの考えがあった…。
『八月のシンデレラナイン』は2019年4月から7月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、野球に青春をかける女子高校生たちの姿を描いている。原作は、ゲーム会社・アカツキがKADOKAWAの協力を得て制作したスマートフォン用ゲームアプリ。アニメ版の制作はトムス・エンタテインメントで、『Go!プリンセスプリキュア』などを手掛けた田中仁がシリーズ構成を務めている。高校1年生の有原翼(西田望見)は、入学式でおこなわれた部活オリエンテーションの壇上にいきなり上がり、「女子硬式野球部」の設立を宣言。当然、直後に大目玉をくらうが、翼は幼なじみの河北智恵(井上ほの花)とともに「女子公式野球同好会」を立ち上げる。そんなとき、部活に迷っていた野崎夕姫(南早紀)と、引っ込み思案だが野球に興味を持つ宇喜多茜(花守ゆみり)が、そんな女子硬式野球同好会の見学会に参加。翼以外は全員素人という状態ながら、4人は野球の楽しさを肌で感じていく…。
恐怖のアナベル人形は、こうして生まれた。今や世界的人気を誇る、ホラー映画シリーズ「死霊館」ユニバース。その中でも特にアイコニックな存在として知られるのが、アナベル人形だ。そのアナベル人形は、なんと実在するのだった。映画『アナベル 死霊人形の誕生』は、アナベル人形が誕生した経緯を描いたスピンオフ作品である。アナベル人形のオリジンとして「死霊館」ユニバースを補完するだけでなく、完成度の高い恐怖が待ち受ける、至上のホラー作品となっている。12年前に娘を亡くしたという、人形師の夫婦・サミュエル(アンソニー・ラパリア)とエスター(ミランダ・オットー)。彼らの館に、6人の孤児の少女とシスター・シャーロット(ステファニー・シグマン)がやって来る。新しい環境に不安を募らせる足が不自由な少女・ジャニス(タリタ・ベイトマン)はある夜、「私を見つけて」と書かれたメモを発見する。メモに導かれるようにしてひとつの部屋にたどり着いたジャニス。彼女はそこで、白いドレスを身に纏った少女の人形を発見する。
オールタイムアクションレジェンド。その名もジャッキー・チェン。彼こそ、高い身体能力から繰り出されるカンフーと、我が身をかえりみぬ捨て身のスタントで映画史に名を残した伝説的なアクション俳優である。そんなジャッキー・チェンの、ハリウッド主演作にして大ヒット作品。それが『ラッシュアワー』だ。今作は香港警察の刑事とロサンゼルス市警の刑事が、バディを組むアクションコメディ映画。ジャッキー・チェンの相棒を務めるのは、コメディアンとして高い人気を誇るクリス・タッカーである。香港警察の刑事・リー警部(ジャッキー・チェン)は、類まれなる捜査能力を持つ敏腕刑事。ある日、在ロサンゼルス中国総領事であるハン(ツィ・マー)の娘・スー・ヤン(ジュリア・スー)が、誘拐される事件が発生する。ハンと旧知の仲であるリーは、事件解決のためにロサンゼルスへと向かう。一方、現地FBIのラス捜査官(マーク・ロルストン)はよそ者が捜査に参加することを嫌い、ロサンゼルス市警にリーの監視を依頼する。そこでロサンゼルス市警は、停職処分を受けている問題児の刑事・カーター(クリス・タッカー)にその仕事を押し付ける。
テロリストがホワイトハウスを完全占拠! 『エンド・オブ・ホワイトハウス』は、ホワイトハウスを舞台にした衝撃の密室アクションスリラーだ。監督は、『キング・アーサー』などでヒットを飛ばすアントワン・フークア。主演は人気アクション俳優の、ジェラルド・バトラーが務めた。マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、アメリカ合衆国大統領・ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)の警護を務めるシークレット・サービスの隊長である。ある雪の日、彼は不慮の事故で大統領夫人(アシュレイ・ジャッド)を死なせてしまう。仕事にミスはなかったといわれるものの、後悔の念に押しつぶされたマイク・バニングは、シークレット・サービスの仕事を辞め一線を退く。それから1年後。ホワイトハウスでは韓国のイ首相(ケオン・シム)とアッシャー大統領との会談が開かれていた。そこへ突如、アジア系の武装集団による襲撃が発生する。ホワイトハウスの警護へ駆けつけるシークレット・サービスだが、圧倒的な戦闘力を誇る武装集団はそれをすべて倒してしまう。やがてアメリカ合衆国は、ホワイトハウス陥落という未曾有の事態を迎える。テロリストに占拠され、死と硝煙の匂いが蔓延するホワイトハウス。しかし、そこには最強の元シークレット・サービスであるマイク・バニングがいた。
世界最高峰のアクションスター・ジェイソン・ステイサム。切れ味の鋭い見た目に、元アスリートの身体能力。そんな彼の代表作が、プロの運び屋の活躍を描いたアクション映画『トランスポーター』だ。過激なカーチェイスに銃撃戦、そしてアスリート級の身体能力を活かした格闘アクション。すべてがハイクオリティのアクション映画である『トランスポーター』は高い人気を博し、続編が登場した。スケールアップしたアクションに、過激になったストーリー。そしてなにより、さらに洗練されたジェイソン・ステイサムの存在感に注目だ。どんな依頼品も必ず届ける、プロの運び屋・フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)。危険のつきまとう仕事から引退を決意したフランクは心機一転、マイアミへと引っ越す。平穏を手に入れたフランクは、そこで連邦麻薬対策委員長のジェファーソン・ビリングス(マシュー・モディーン)から、息子のジャック(ハンター・クラリー)を送迎する仕事を頼まれる。なんてことない平穏な仕事。そう思ったのもつかの間、ジャックとともに来た病院で、謎のテロリストからの襲撃を受ける。
実写映画『デスノート the Last name』にてキラを追い詰め、残り23日の命となった名探偵L。今作はそんなLの人生最後の日々を描く、スピンオフ作品だ。原作とは異なる結末を迎えた、実写映画版『デスノート』のスピンオフであり、原作にはないオリジナルストーリーが展開する。Lを演じた松山ケンイチ以外にも、工藤夕貴や平泉成、高嶋政伸などの豪華キャストが起用された。また、『デスノート』本編からはリューク役の中村獅童、ミサ役の戸田恵梨香が出演している。キラを追い詰める作戦のなかで、名前を書いたら死ぬ「デスノート」にみずからの名前を書いたL(松山ケンイチ)。その結果、キラを倒すことに成功するが、Lの命は残り23日となってしまう。しかし彼は死を前にしても、世界中の事件を解決していた。そんななかバイオテロが起きたタイの村から逃げてきたBOY(福田響志)が、Lの前にあらわれる。過激派の環境保護団体「ブルーシップ」の存在を知ったLは、バイオテロから世界を守るため、人生最後の難事件に挑む。
21年にわたって放送された国民的大人気ドラマ『北の国から』の、スペシャル版最終章。田中邦衛演じる主人公・黒板五郎と、吉岡秀隆演じる息子・純、中嶋朋子演じる娘・螢の、愛あふれる人生の軌跡を描く。借金を抱えて富良野を去った純と、故郷に残った五郎と螢、息子・快のその後が綴られる。新キャストとして純の新たな恋人・結役の内田有紀、その夫・弘役の岸谷五朗が登場。シリーズおなじみの地井武男演じる和夫にも、スポットが当たるストーリーとなっている。和夫の娘婿・正彦役で、柳葉敏郎が出演する。4年前に亡くなった草太(岩城滉一)の借金を抱え、富良野にいられなくなった純(吉岡秀隆)と、螢(中嶋朋子)の夫・正吉(中澤佳仁)。父の五郎(田中邦衛)はひとりで暮らし、螢は看護婦をしながら息子の快(西村成忠)と町のアパートで暮らしている。快との時間が、五郎の生きがいだった。和夫(地井武男)の娘・すみえ(中島ひろ子)が妊娠し、恋人の清水正彦(柳葉敏郎)を連れて帰ってくる。正彦は、廃棄物だけで新居を建ててくれるようにと五郎に頼みこむ。そんなある日、純の元恋人のシュウ(宮沢りえ)が五郎のもとを訪れ、もうすぐ結婚することを告げる。五郎は純宛の手紙を彼女から預かった後、急激な強い腹痛に襲われるのだった。一方、純は羅臼で出会った高村結(内田有紀)に魅かれていく。ところが、実は結が人妻であるとわかり…。
父と子の深い絆を描き、日本中を感動の渦に巻きこんだ倉本聰脚本のドラマ『北の国から』の、スペシャル版第7作目。前作までと同様、田中邦衛が黒板五郎を、吉岡秀隆が息子の純を、中嶋朋子が娘の螢を演じる。有機農法のための炭焼きに励む五郎、恋人との間に距離ができはじめて苦悩する純、不倫相手と破局した螢ら、それぞれのドラマが交錯。中沢佳仁演じる黒板兄妹の幼なじみ・正吉と、岩城滉一扮するやんちゃな兄貴分・草太の存在が、大きくクローズアップされる展開となっている。宮沢りえ、地井武男、美保純らおなじみのキャストも登場する。根室で不倫相手と暮らす螢(中嶋朋子)のもとを、幼なじみの正吉(中澤佳仁)が訪ね、故郷・富良野の近況を話して聞かせる。父の五郎(田中邦衛)は有機農法の手助けをするために。炭焼きや堆肥作りに励んでいた。ごみ収集の仕事を続ける息子の純(吉岡秀隆)は、恋人・シュウ(宮沢りえ)の実家へあいさつに行くが、あまり歓迎されなかったことに落ちこむ。その後、シュウは無理やり実家に引き戻され、遠距離恋愛になってしまう。そんなある日、螢が和夫(地井武男)や離婚して富良野に戻った雪子(竹下景子)の前に現れ、五郎や純には内緒で金を貸してくれるようにと頼む。次々に断られてしまうなか、ただ1人草太(岩城滉一)は何も聞かず螢に金を貸してやるのだった。螢は草太にだけは本当の事情を打ち明け…。
アラフィフのヒロインが放つ、「雨宮リカ、28歳です」という衝撃的なセリフが視聴者の心をとらえた、人気サスペンスドラマ『リカ』の続編。原作は五十嵐貴久のサイコスリラー小説。主人公・リカの少女時代が描かれ、狂気の純愛モンスターがどのように誕生したのかが解き明かされる。前作でリカを演じた高岡早紀が、今作ではリカの実の母・麗美を熱演。双子の娘と狂気の愛の世界を生み出している。双子の娘である梨花に田辺桃子、結花に山口まゆが扮し、麗美の夫・武士を小田井涼平、住みこみ家政婦の花村幸子を福田麻由子、家庭教師の宗像忍を浅香航大が演じる。美しい洋館に住む裕福で完璧な雨宮一家は、開業医の夫・武士(小田井涼平)、美しい妻・麗美(高岡早紀)、賢く美しい双子の娘・梨花(田辺桃子)と結花(山口まゆ)の4人家族。しかし武士はいつも忙しく家を留守にしがちで、麗美はさびしい思いをしていた。姉の梨花はなんでも一番をとる秀才で、結花は優秀ながら姉を抜くことができずにいる。そんな雨宮家に住みこみの家政婦・花村幸子(福田麻由子)がやってくる。以前の家政婦は突然失踪して連絡がとれなくなっていた。家庭教師の医学生・宗像忍(浅香航大)に梨花は恋心を抱き、猛アタックする。結婚記念日に手料理を作って、夫の帰りを待つ麗美。しかし、夫の帰宅が仕事で遅くなると聞いた途端に態度が豹変し…。
SF界の巨匠にして伝説的な作家である、フィリップ・K・ディック。そんな彼の短編小説『調整班』がついに実写化! その映画こそが『アジャストメント』である。運命に抗う主人公・デヴィッド・ノリス役を、『ボーン』シリーズで知られるマット・デイモンが務めた。またデヴィッドと運命的な出会いを果たしたエリース・セラスを、『プラダを着た悪魔』で知られるエミリー・ブラントが熱演。デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は上院議員候補だったのだが、同窓会での写真が流出したことがきっかけで落選してしまう。失意の底にいるデヴィッドはある日、ダンサーのエリース(エミリー・ブラント)と出会う。やがて会社の役員となったデヴィッドはエリースと運命的な再会を果たすのだが、その直後に黒ずくめの組織に拉致されてしまう。彼らは「運命調整局」であり、世界の調和を保つために運命を意図的に操作している存在だった。「運命調整局」の計画では、デヴィッドとエリースとは再会しないはずだったという。しかし、彼女への気持ちを抑えられないデヴィッドは、運命に抗う行動を開始する。
CIA最高の腕を持つ伝説のスパイが、もし世界を裏切ったら。『デンジャラス・ラン』は戦慄のスパイアクションスリラーだ。世界36ヵ国から指名手配を受けた最強のスパイと、彼を護衛することになった新米スパイ。彼のいうことは真実か、それとも偽りか。『マルコムX』で知られるデンゼル・ワシントンと、『グリーン・ランタン』に出演したライアン・レイノルズが共演! 予想のつかないスリリングな展開に、真偽のわからぬ謎めいたストーリー。そしてなによりもド派手なアクションが、観る者の心を熱くする。新米エージェントであるマット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は、自身の待遇に不満を抱いていた。そんなある日、マットが管理するCIAの隠れ家・セーフハウスにひとりの男が収容される。その男を目にしたマットは驚愕し、目を見開く。その男こそ最強の戦闘術に、巧みな人心掌握術。そしてどんな状況も打破する、CIA最強のエージェント・トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)だった。しかし彼は悪に染まり、世界36ヵ国から指名手配を受け、10年間も逃亡していたのだ。セーフハウスでトビン・フロストの取り調べを続けていたCIAだが、突如謎の武装集団に襲撃を受ける。命からがら生き延びたマットとトビン・フロストは、奇妙な逃亡生活をはじめることになる。
『101回目のプロポーズ』で知られる野島伸司が脚本を務めた、恋愛ドラマ。1990年フジテレビ月9枠にて放送。主人公の地味なOL・与田圭子に中山美穂、相手役・野茂俊平に柳葉敏郎が扮し、切なくすれ違う純愛がユーモラスに繰り広げられる。和久井映見、相原勇、石黒賢、東幹久、原田貴和子ら豪華キャストが共演。与田圭子(中山美穂)は、大黒海苔営業所に勤める平凡なOL。ある朝、出勤時の満員電車で、スカートのファスナーが開いていたのを隣の男に見られ、笑われてしまう。その後も失敗を重ねた末やっと出社すると、本社から異動してきた仁科友美(和久井映見)を紹介される。不倫で異動になったと女子社員たちに噂された友美は怒りをぶつけるが、圭子はそんな彼女をやさしくなだめる。その夜、親友の落合妙子(相原勇)とビヤホールに行った圭子は、初恋の相手・瀬戸哲雄(東幹久)とばったり再会。朝の電車で圭子の隣にいた野茂俊平(柳葉敏郎)も友人の潮崎豊(石黒賢)と来ていたが、気づかないまますれ違う。豊と元同僚だった友美は、彼に友達を紹介してくれるように頼み、野茂の電話番号を手に入れる。そして、その番号を圭子にわたして付き合うように勧めるのだった。迷った末、野茂に電話する圭子。はじめはぎこちなかったものの、次第に打ち解けて会話がはずむように。その後、会う約束をしたふたりだったが…。
松嶋菜々子と福山雅治がダブル主演を務める、大人のためのコメディドラマ。2003年フジテレビ放送。テレビ局を舞台に、松嶋菜々子演じる視聴率で結果を出すことにすべてを懸けるチーフ・鷹宮真と、福山雅治演じる酒や女を愛するチャラいディレクター・永瀬洋海という正反対なふたりが、対立しながらも理解し合っていく姿をコミカルに描く。そのほか渡辺いっけい、八嶋智人、佐々木蔵之介、白石美帆、パパイヤ鈴木、深浦加奈子、児玉清ら実力派が顔をそろえる。UNNニュース記者として活躍していたスーパーキャリアウーマンの鷹宮真(松嶋菜々子)は、日本のJBCテレビに好待遇でヘッドハンティングされて帰国する。低視聴率に苦しむ看板ニュース番組のプロデューサーとなった真は、3か月で良い結果を出すことを宣言。そんな彼女の着任と同時に、バラエティ制作部から永瀬洋海(福山雅治)が異動してくる。問題を起こして異動になったと噂される彼は、実は真とは旧知の仲で、久しぶりの再会となった。厳しい方針に震え上がる社員たちを相手に真はさっそく面接をおこない、視聴率アップのために洋海が提案した「ミニスカ姿のお天気お姉さん」案を採用。しかし、洋海はお色気なしで白井雪乃(白石美帆)を選んで見事視聴率アップに成功する。一方、面接を欠席して取材に行った鶴巻(志賀廣太郎)に、真は冷酷にも解雇を告げ…。
1999年1月期にTBS系列で放送され、カルト的な人気を博したドラマ『ケイゾク』。1999年12月にはスペシャルドラマ『ケイゾク/特別篇 PHANTOM〜死を契約する呪いの樹』が放送され、この『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』はその続編として2000年3月に劇場公開された。また『ケイゾク』の設定や世界観は、その後のヒット作『SPEC』シリーズへと受け継がれている。“ケイゾク”とは迷宮入りした事件を捜査する、警視庁内にある架空の部署のことを指す。中谷美紀演じる柴田純は、東大出のキャリアとして配属され、渡部篤郎演じる真山徹は、左遷されてきたワケあり刑事である。柴田純(中谷美紀)は、定年間近の野々村光太郎(竜雷太)に代わり、警視庁捜査一課二係長に就任する。そこへやってきたのは、フランス語を話す奇妙な磯山早苗(津田延代)と、娘の章子(大河内奈々子)だった。早苗は、15年前に起きた第七神竜丸沈没事件の生存者で、犠牲者の娘・霧島七海(小雪)からの招待で小笠原諸島の孤島・厄神島に行くことになったという。二係にも同じ招待状が届いており、柴田と真山(渡部篤郎)、そして早苗の代理で章子が島へ向かうことに。島への船には彼らのほかに、事故の生存者も乗っており、いわくありげな招待客たちは七海の待つ島へと降り立った。
『ヴォイス〜命なき者の声〜』は2009年にフジテレビの月9枠で放送された、法医学をテーマにしたドラマだ。法医学の魅力と奥深さに惹かれていく医学生を演じるのは、永山瑛太、生田斗真、石原さとみ、遠藤雄弥、佐藤祐基の5人。彼らは、医大に入って4年目の冬、“失われた命を救う医学”に出会う。東凛大学に通う医学部4年の加地大己(永山瑛太)は、心臓外科学ゼミを志望していたが不合格になってしまう。大己が合格したのは、親友の石末亮介(生田斗真)も合格した法医学ゼミだった。納得のいかない大己は、法医学教室の教授・佐川文彦(時任三郎)を訪ね、不合格は間違いだと訴えるが、手続きが済んでしまっていた。心臓外科学ゼミを志望した理由を「心臓が最後の砦だと思ったから」と話す大己に対し、「亡くなった人の声に耳を傾ける医学があってもいいのではないか」と答える佐川教授。実は、佐川教授は大己に初めて会ったときに、法医学に向いていることを見抜き、引き抜いていたのだ。こうして法医学ゼミを受けることになった大己は、亮介、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤祐基)たちと、“失われた命を救う医学”を学んでいく。
『レッド・ノーティス』はドウェイン・ジョンソンとライアン・レイノルズが共演した、Netflixオリジナル映画である。ヒロイン役には『ワンダーウーマン』で主演を務めた、ガル・ガドットが起用されており、ハリウッドを代表するスターが集結した。名のある美術品を盗んでは、世界を驚かせているブース(ライアン・レイノルズ)は、クレオパトラの金の卵に目をつける。世界に3つしかない金の卵は厳重に保管されていたが、ブースは偽物とすり替えることに成功した。一方FBIのハートリー(ドウェイン・ジョンソン)は、金の卵が偽物であることに気がつき、怪しい動きをしていたブースを逮捕する。無事に金の卵を取り戻したハートリーだったが、協力者だったはずのビショップ(ガル・ガドット)の策略で、ブースの共犯者として逮捕されてしまう。同じ刑務所に収監されたブースとハートリーは、ふたりともビショップの計画どおりに動かされていたことを知る。ハートリーは無実を証明するため、ブースと協力して刑務所を脱獄しようとするのだった。
名作映画『ファンタジア』にて、ミッキーが主演を務めた『魔法使いの弟子』のエピソードから着想を得た作品。ストーリーは完全オリジナルとなっており、アニメ版『魔法使いの弟子』との関連はないが、アニメ版と同じくほうきに魔法をかけるシーンがある。主演は『ナショナル・トレジャー』シリーズに出演する、ニコラス・ケイジが務めた。彼は製作総指揮としても名を連ねており、企画の段階から今作に関わっている。学校行事でニューヨークにやってきていたデイヴは、魔法使いバルサザール(ニコラス・ケイジ)の店に迷いこむ。バルサザールはデイヴに「君はとても重要な魔法使いになる」と語り、さっそく修行をはじめようとする。しかしデイヴが誤って、封印された悪い魔法使いホルヴァート(アルフレッド・モリーナ)を解き放ってしまう。復活したホルヴァートはバルサザールと戦闘になり、ふたりとも壺の中に10年間囚われることになった。それから10年後。大人になっていたデイヴ(ジェイ・バルチェル)のもとに、10年の封印から解放されたホルヴァートがやってくる。ホルヴァートはふたたびデイヴに襲いかかるが、そこにバルサザールがやってきて…。
原作・脚本を倉本聰が務める、国民的ドラマ『北の国から』のスペシャルドラマ第5作目。フジテレビ放送。今作では、田中邦衛演じる愛情深い父・五郎と、巣立ちのときを迎えた吉岡秀隆演じる純と中嶋朋子演じる螢の子どもたちとの絆が、ドラマチックに描かれる。れいに想いを寄せながらも東京で少女・タマ子と一線を超えてしまう純と、まったく父のもとに帰らずに恋人の勇次に会いにいく螢。青春期の熱く切ない喜びや苦悩とともに、父と子の変わりゆく関係が丁寧に映し出される。タマ子役で裕木奈江が初出演。勇次役で緒形直人が再登場するほか、おなじみの地井武男、岩城滉一、横山めぐみ、竹下景子らも顔をそろえる。和夫(地井武男)に借りた小屋で暮らす黒板五郎(田中邦衛)は、丸太小屋作りに精を出していた。五郎は旭川で看護学校に通う娘の螢(中嶋朋子)が、来年春に地元に戻る日を心待ちにしていた。一方の螢は長いこと実家には帰らず、電車で富良野を通り過ぎては帯広の恋人・勇次(緒形直人)に会いに行っていた。正看の資格をとるために札幌の病院に勤めることを勇次から勧められた螢は、父の気持ちを思って悩む。東京のガソリンスタンドで働く純(吉岡秀隆)は、今も変わらずれい(横山めぐみ)を思っており、毎週土曜に互いの家で同じ映画を観て過ごしていた。しかし、ピザ配達員のタマ子(裕木奈江)と出会って体の関係を持つようになり…。
大人気ドラマシリーズ『北の国から』のスペシャルドラマ第4弾。原作・脚本は倉本聰。北海道の広大な大地を舞台に、父子3人の軌跡を丁寧に紡ぐ物語。今作では東京である事件を起こした長男の純が久しぶりに帰郷し、父の五郎と新たな関係を築いていく。また、娘・螢の初めての恋や、父を残して旭川へひとり旅立つ悲しみも大きな見所となっている。シリーズを通して主人公の五郎を田中邦衛、純を吉岡秀隆、螢を中嶋朋子が演じ、螢の恋人となる青年・勇次に緒形直人、東京で純が出会う少女・エリに洞口依子が扮する。横山めぐみ、竹下景子、地井武男、岩城滉一、美保純、布施博らおなじみの面々も登場する。五郎(田中邦衛)は、看護婦を目指して旭川で実習中の娘・螢(中嶋朋子)を毎朝早くに駅まで送り、夜遅くにまた迎えに行く生活を送っていた。螢は同じ電車に乗る予備校生の勇次(緒形直人)と初めての恋に落ち、思いを通わせるようになる。東京の純(吉岡秀隆)は、定時制高校に通いながら日中働いていたが、職場を3回も変えていた。バイクに乗り、髪を赤く染める彼を叔母の雪子(竹下景子)は心配する。そんな純だったが、父の泥の指跡がついた1万円札をお守りとしていつも大事に身に着けていた。あるとき、純はエリ(洞口依子)の口利きで400ccのバイクを破格で手に入れる。しかし、実はそのバイクが盗品だったことから事態は急転し…。
2002年にTBS系列で放映された、テレビドラマ『木更津キャッツアイ』。『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』は、2003年の『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』に続き、2006年に制作された映画第2弾。シリーズは今作で完結している。『池袋ウエストゲートパーク』で注目された宮藤官九郎が脚本を担当した。キャストはテレビシリーズからのおなじみのメンバーである岡田准一、櫻井翔、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史が揃い、古田新太、小日向文世、薬師丸ひろ子などが変わらず脇を固める。木更津に戻ったバンビ(櫻井翔)は、3年前に死んだぶっさん(岡田准一)の声を聞く。ケンカ別れしていたアニ(塚本高史)とマスター(佐藤隆太)を説得したバンビは、ぶっさんを甦らせるため、その願いを叶えようとする。ミニミニオジー(MCU)がマスターをしている「OZZY'S」に集まった3人は、ある物を作ろうと決心し、作業を開始する。ヤクザの山口(山口智充)やほかの大勢の人々の力を借りて、ついにそれは完成する。するとそこに現れたのはぶっさんではなく、自衛隊員となったうっちー(岡田義徳)とゾンビの野球チームだった…。
『サムライフラメンコ』は2013年10月から2014年3月にかけて放送されたオリジナルアニメで、なんの特殊能力もない男がヒーロー活動を通して成長していく姿を描いている。原作・制作は、『サムライチャンプルー』『神のみぞ知るセカイ』などを手掛けたマングローブ。監督は『夏目友人帳』『デュラララ!! 』で名高い大森貴弘が務めている。オープニングテーマは前期をSPYAIR、後期をFLOWが担当。ファッションモデルの羽佐間正義(増田俊樹)は、実は大の特撮ヒーローファン。そして従来の正義感の強さから、自らが正義の味方として世界の平和を守ることを決意。といっても、正義に超能力があるわけでも変身できるわけでもない。自作のコスチュームに身を包み、「サムライフラメンコ」と名乗って夜な夜な街の迷惑住人たちに注意して廻っていた。しかし、まるで弱い正義は逆に殴られたり蹴られたりと散々ななか、偶然知り合った警察官の後藤英徳(杉田智和)と懇意になっていく。そして、あるとき撮影された動画が評判となり、一躍有名人となったサムライフラメンコ。なんと正体を暴いた者に賞金が与えられることとなり…!
タイムトラベル映画『ビルとテッドの大冒険』の続編。未来からやってきたロボットに殺されたふたりが、ふたたび世界を救うまでをコメディタッチで描く。シリーズの代表的なキャラクターである、死神は今作から登場した。主演を務めたのは、キアヌ・リーブスとアレックス・ウィンターのふたり。死神は『ダイ・ハード2』に出演している、ウィリアム・サドラーが演じた。はるか未来の世界では、ビル(アレックス・ウィンター)とテッド(キアヌ・リーブス)のバンド、「ワイルド・スタリオンズ」の活躍により平和が実現していた。しかし、平和な世界に不満を抱いていたデ・ノモロス(ジョス・アックランド)は、ビルとテッドを殺そうと過去にロボットを送りこむ。一方、現在のビルとテッドは、世界を救う運命にありながらも、彼らの音楽は評価されていなかった。そんなとき、未来から自分たちとそっくりなロボットがやってくる。タイムトラベルした経験のあるふたりは、ロボットを未来の自分たちと思いこみ、いとも簡単に殺されてしまうのだった。
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